JP4687591B2 - 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法 - Google Patents

印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4687591B2
JP4687591B2 JP2006187956A JP2006187956A JP4687591B2 JP 4687591 B2 JP4687591 B2 JP 4687591B2 JP 2006187956 A JP2006187956 A JP 2006187956A JP 2006187956 A JP2006187956 A JP 2006187956A JP 4687591 B2 JP4687591 B2 JP 4687591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
printing
usable
print head
dots
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006187956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006347176A (ja
Inventor
敏雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006187956A priority Critical patent/JP4687591B2/ja
Publication of JP2006347176A publication Critical patent/JP2006347176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687591B2 publication Critical patent/JP4687591B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

本発明は、ファクシミリ装置や複写機、OA機器のプリンタなどの印刷装置などに係り、特に、複数色の液体インクの微粒子を印刷用紙(記録材、媒体)上に吐出して所定の文字や画像を描画するようにした、いわゆるインクジェット方式の印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法に関するものである。
係るインクジェット方式を採用したプリンタ(以下、「インクジェットプリンタ」と称す)は、一般に安価でかつ高品質のカラー印刷物が容易に得られることから、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの普及に伴い、オフィスのみならず一般ユーザにも広く普及してきている。
このようなインクジェットプリンタは、一般に、インクカートリッジと印字ヘッドが一体的に備えられたキャリッジなどと称される移動体が印刷媒体(用紙)上をその紙送り方向の左右に往復しながらその印字ヘッドのノズルから液体インクの粒子をドット状に吐出(噴射)することで、印刷用紙上に所定の文字や画像を描画して所望の印刷物を作成するようになっている。そして、このキャリッジに黒色(ブラック)を含めた4色(イエロー、マゼンタ、シアン)のインクカートリッジと各色ごとの印字ヘッドを備えることで、モノクロ印刷のみならず、各色を組み合わせたフルカラー印刷も容易に行えるようになっている(さらに、これら各色に、ライトシアンやライトマゼンタなどを加えた6色や7色、あるいは8色のものも実用化されている)。
また、このようにキャリッジ上の印字ヘッドを紙送り方向の左右(印刷用紙の幅方向)に往復させながら印刷を実行するようにしたタイプのインクジェットプリンタでは、1ページ全体をきれいに印刷するために印字ヘッドを数十回から100回以上も往復動させる必要があるため、他の方式の印刷装置、例えば、複写機などのような電子写真技術を用いたレーザープリンタなどに比べて大幅に印刷時間が係るといった欠点がある。
これに対し、印刷用紙の幅と同じ寸法の長尺の印字ヘッドを配置してキャリッジを使用しないタイプのインクジェットプリンタでは、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に移動させる必要がなく、いわゆる1パスでの印刷が可能となるため、前記レーザープリンタと同様な高速な印刷が可能となる。また、印字ヘッドを搭載するキャリッジやこれを移動させるための駆動系などが不要となるため、プリンタ筐体の小型・軽量化が可能となり、さらに静粛性も大幅に向上するといった利点も有している。なお、前者方式のインクジェットプリンタを一般に「マルチパス型プリンタ」、後者方式のインクジェットプリンタを一般に「ラインヘッド型プリンタ」と呼んでいる。
ところで、このようなインクジェットプリンタに不可欠な印字ヘッドは、直径が10〜70μm程度の微細なノズルを一定の間隔を隔てて直列、または印刷方向に多段に配設してなるものであるため、製造誤差によって一部のノズルのインクの吐出方向が傾いてしまったり、ノズルの位置が理想位置とはずれた位置に配置されてしまい、そのノズルで形成されるドットが目標点よりもずれてしまうといった、いわゆる「飛行曲がり現象」を発生してしまうことがある。
この結果、その不良ノズル部分に相当する印刷部分に、いわゆる「バンディング(スジ)現象」と称される印刷不良が発生して、印刷品質を著しく低下させてしまうことがある。すなわち、「飛行曲がり現象」が発生すると隣接ドット間の距離が不均一となり、隣接ドット間の距離が長い部分には「白スジ(印刷用紙が白色の場合)」が発生し、隣接ドット間の距離が短い部分には、「濃いスジ」が発生する。
特に、このようなバンディング現象は、前述したような「マルチパス型プリンタ」の場合よりも、印字ヘッドが固定(1パス印刷)で、かつノズルの数がマルチパス型プリンタよりも格段に多い「ラインヘッド型プリンタ」のほうに顕著に発生し易い(マルチパス型プリンタでは、印字ヘッドを何回も往復させることを利用して白スジを目立たなくする技術がある)。
そのため、このような「バンディング現象」による一種の印刷不良を防止するために、印字ヘッドの製造技術の向上や設計改良などといった、いわゆるハード的な部分での研究開発が鋭意進められているが、製造コストや印刷品質、技術面などから100%「バンディング現象」が発生しない印字ヘッドを提供するのは困難となっている。
そこで、現状では前記のようなハード的な部分での改良に加え、以下に示すような印刷制御といった、いわゆるソフト的な手法を用いてこのような「バンディング現象」を低減するような技術が併用されている。
例えば、以下に示す特許文献1や特許文献2などでは、ノズルのばらつきやインクの不吐出に対処するために、濃度が薄い部分にはシェーディング補正技術を用いてヘッドのばらつきの対処を行い、濃度が濃い部分については他の色を用いて代用してバンディングやばらつきが目立たないように設定している。
また、以下の特許文献3などでは、それぞれ複数の吐出孔が配列された第1の吐出孔アレーと第2の吐出孔アレーとが設けられたインクジェット記録ヘッドを用い、いずれかのアレーに不良の吐出孔が発生したときは、他方のアレーの吐出孔を代用することで吐出不良によるバンディング現象を回避するようにした手法が開示されている。
特開2002−19101号公報 特開2003−136702号公報 特開平8−174805号公報
しかしながら、前記特許文献1や2などのように他の色を用いてバンディング現象やばつきを低減する手法では、処理を施した部分の色相が変わってしまうことから、カラー写真画像印刷のように高画質・高品質が要求される印刷には適さない。
また、濃度が濃い部分について、不吐出ノズルの情報を左右に振り分けるなどによって「白スジ現象」を回避する方法は、これを前述した「飛行曲がり現象」に適用した場合には、白スジは低減可能であるが、濃度が濃い部分には依然としてバンディングが残ってしまうという問題がある。
さらに、特許文献3などの手法では、吐出不良によるバンディング現象を回避することは可能であるが、前記のように「飛行曲がり現象」によるバンディング現象を回避することはできない。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、特に、飛行曲がり現象によるバンディングを解消または殆ど目立たなくすることができる新規な印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラムならびに画像処理方法を提供するものである。
〔形態1〕前記課題を解決するために形態1の印刷装置は、
印刷に用いる媒体に複数のドットを印字する印刷装置であって、前記ドットを形成するための印字エレメントが、前記媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドと、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、当該印字ヘッド制御手段で制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって、各印字エレメント列のなかから飛行曲がりがない正常な印字エレメント、または飛行曲がり現象が発生していてもその量が最も小さい印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択して使用することができるため、飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
ここで、本形態でいう「印字エレメント」とは、インクジェット方式の印字ヘッドにあっては、インクを吐出するための各「ノズル」に相当し、また、熱昇華型の印字ヘッドにあっては、塗料を昇華させるための各「加熱素子」に相当するものである(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「列方向の印字エレメント」とは、1列の印字エレメントを構成する印字エレメントだけで所定の解像度のドット(印刷物)が印字可能なものをいう(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「使用可能印字エレメント」とは、印刷実行に際して常にドットを印字する印字エレメントだけでなく、印刷データの内容によってはドットが印字されない印字エレメントもあるため、そのような後者の印字エレメントをも含む概念である(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「列方向」とは、印字エレメントの各列の印字エレメント配列方向をいい、「行方向」とは、ラインヘッド型印字ヘッドの場合は、いわゆる紙送り方向、マルチパス型印字ヘッドの場合は、前記列方向と直交する方向をいうものとする(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「バンディング現象」とは、「飛行曲がり現象」によって発生する「白スジ」や「濃いスジ」などの印刷不良のことをいうものとする(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「飛行曲がり現象」とは、前述したように単なる一部の印字エレメントの不吐出現象とは異なり、インクは吐出するものの、その一部の印字エレメントの吐出方向が傾くなどしてドットが目標位置よりずれて形成されてしまう現象をいう(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「白スジ」とは、「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも広くなる現象が行方向に連続的に発生して印刷媒体の下地の色がスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいい、また、「濃いスジ」とは、同じく「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも短くなる現象が行方向に連続的に発生して印刷媒体の下地の色が見えなくなったり、あるいはドット間の距離が短くなることによって相対的に濃く見えたり、さらには、ずれて形成されたドットの一部が正常なドットと重なり合ってその重なり合った部分が濃いスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいうものとする(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
〔形態2〕また、形態2の印刷装置は、
形態1に記載の印刷装置において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
本形態においては、印字エレメントでドット形成したパターンをプリントして、その結果を利用して、行ごとに使用可能印字エレメントを選択するための情報を生成する。
これによって、各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
ここで、「印字ヘッドの解像度」とは、印字ヘッドが印刷方向と直交するように配設されている場合はその印字エレメントピッチ(ノズル間距離)をいい、印字ヘッドが印刷方向に対して傾いて配設されている場合は、印刷方向から見たその印字エレメントピッチ(ノズル間距離)をいうものとする(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
〔形態3〕また、形態3の印刷装置は、
形態1に記載の印刷装置において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、各ドット行ごとに最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
〔形態4〕また、形態4の印刷装置は、
形態2または3に記載の印刷装置において、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とするものである。
これによって、ドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。
〔形態5〕また、形態5の印刷装置は、
形態1〜4のいずれか1の印刷装置において、前記印字ヘッドは、前記媒体の幅分の長さを有し、前記媒体の幅方向に移動することなく1走査での印刷を可能とするラインヘッド型の印字ヘッドであることを特徴とするものである。
これによって、前述したように、いわゆる1パスで印刷が終了するラインヘッド型の印字ヘッドを用いた場合に特に発生し易いバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
〔形態6〕また、形態6の印刷装置は、
形態1〜4のいずれか1に記載の印刷装置において、前記印字ヘッドは、前記媒体の幅よりも短い長さを有し、前記媒体の幅方向に往復動するマルチパス型の印字ヘッドであることを特徴とするものである。
前述したバンディング現象は、ラインヘッド型の印字ヘッドの場合に顕著にみられるが、マルチパス型の印字ヘッドの場合でも発生する。従って、前記形態1〜4のいずれかに記載の技術をマルチパス型の印字ヘッドの場合に適用すれば、マルチパス型の印字ヘッドで発生したバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
また、マルチパス型の印字ヘッドの場合は、印字ヘッドの走査を繰り返すなどの工夫を施すことで、前記のようなバンディング現象を回避することが可能であるが、前記形態1〜4の技術を適用すれば、印字ヘッドを同じ箇所を何度も走査させる必要がなくなるため、より効率的な印刷処理を実現することが可能となる。
〔形態7〕また、形態7の印刷プログラムは、
ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷プログラムであって、コンピュータを、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって、前記形態1と同様に飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態8〕また、形態8の印刷プログラムは、
形態7の印刷プログラムにおいて、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態2と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、前記形態7と同様に、現在市場に出回っている殆どの印刷装置に備えられたコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態9〕また、形態9の印刷プログラムは、
形態7に記載の印刷プログラムにおいて、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態3と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、前記形態7と同様に、現在市場に出回っている殆どの印刷装置に備えられたコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態10〕また、形態10の印刷プログラムは、
形態8または9の印刷プログラムにおいて、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とするものである。
これによって、前記形態4と同様にドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。また、前記形態7と同様に、現在市場に出回っている殆どの印刷装置に備えられたコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態11〕また、形態11のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
形態7〜10のいずれかに記載の印刷プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態7〜10のいずれかに記載の印刷プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態12〕また、形態12の印刷方法は、
ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷方法であって、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、当該印字ヘッド制御ステップで制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷ステップと、を含むことを特徴とするものである。
なお、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップは、ハードウェア構成の中のCPU、出力装置、及び記憶装置を用いて選択し、当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップは、同じくCPUで制御し、当該印字ヘッド制御ステップで制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷ステップは、出力装置で行うことができる。
これによって、前記形態1と同様に飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
〔形態13〕また、形態13の印刷方法は、
形態12に記載の印刷方法において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップを含む、ことを特徴とするものである。
これによって、前記形態2と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
〔形態14〕また、形態14の印刷方法は、
形態12に記載の印刷方法において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップを含むことを特徴とするものである。
これによって、前記形態3と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能前記印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
〔形態15〕また、形態15の印刷方法は、
形態13または14のいずれかに記載の印刷方法において、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップが前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップは、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とする。
これによって、前記形態4と同様にドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。
〔形態16〕また、形態16の画像処理装置は、
ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理装置であって、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態1と同様に飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
また、出力装置と独立して実現可能となるため、既存の出力装置を大きく改変することなく実現できる。さらに、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
なお、「画像処理装置」の「画像」とは、狭義の画像ではなく、文書・写真も含めて印刷される画像(ページ)のことをいう。
〔形態17〕また、形態17の画像処理装置は、
形態16に記載の画像処理装置において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態2と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、出力装置と独立して実現可能となるため、既存の出力装置を大きく改変することなく実現できる。さらに、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態18〕また、形態18の画像処理装置は、
形態16に記載の画像処理装置において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態3と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、出力装置と独立して実現可能となるため、既存の出力装置を大きく改変することなく実現できる。さらに、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態19〕また、形態19の画像処理装置は、
形態17または18に記載の画像処理装置において、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とするものである。
これによって、前記形態4と同様にドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。
また、出力装置と独立して実現可能となるため、既存の出力装置を大きく改変することなく実現できる。さらに、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態20〕また、形態20の画像処理プログラムは、
ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理プログラムであって、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって、前記形態1と同様に飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態21〕また、形態21の画像処理プログラムは、
形態20に記載の画像処理プログラムにおいて、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態2と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態22〕また、形態22の画像処理プログラムは、
形態20に記載の画像処理プログラムにおいて、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備えたことを特徴とするものである。
これによって、前記形態3と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態23〕また、形態23の画像処理プログラムは、
形態21または22に記載の画像処理プログラムにおいて、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とするものである。
これによって、前記形態4と同様にドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態24〕また、形態24のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
形態20〜23のいずれかに記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態20〜23のいずれかに記載の画像処理プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態25〕また、形態25の画像処理方法は、
ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理方法であって、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、を含むことを特徴とするものである。
なお、当該印字ヘッドの前記行方向の行ごとに、前記行方向においては前記媒体の同一とみなせる位置にドットを印字できるよう構成された印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップは、ハードウェア構成の中のCPU、出力装置、及び記憶装置を用いて選択し、当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップは、同じくCPUで制御し、当該印字ヘッド制御ステップで制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷ステップは、出力装置で行うことができる。
これによって、前記形態1と同様に飛行曲がり現象による「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
〔形態26〕また、形態26の画像処理方法は、
形態25に記載の画像処理方法において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップを含む、ことを特徴とするものである。
これによって、前記形態2と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
〔形態27〕また、形態27の画像処理方法は、
形態25に記載の画像処理方法において、前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記行方向の行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップを含むことを特徴とするものである。
これによって、前記形態3と同様に各ドット行ごとに飛行曲がり量が少ない最適な使用可能印字エレメントを容易かつ正確に選択することができる。
〔形態28〕また、形態28の画像処理方法は、
形態26または27に記載の画像処理方法において、前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップが前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップは、使用ドットサイズごとに前記印字エレメントについての情報を生成することを特徴とするものである。
これによって、前記形態4と同様にドットサイズ(吐出量)によって異なる不良特性に対応して、最適な使用可能印字エレメントを組み合わせて選択することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1〜図18は、本発明の印刷装置100および印刷プログラム、印刷方法、画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する第1の実施の形態を示したものである。
なお、以下の説明においては、ドットを形成するための印字エレメントとしてノズルを用い、印字ヘッドが媒体に対して相対的に移動する方向である行方向を印刷方向、行方向に略直交する列方向を主走査方向としている。
図1は、本発明に係る印刷装置100の第1の実施の形態を示した機能ブロック図である。
図示するように、この印刷装置100は、複数のノズルを備えた印字ヘッド200と、印刷に供する多値の画像データを取得する画像データ取得手段10と、この画像データ取得手段10で取得した画像データをN値(N≧2)化してN値化データを生成するN値化データ生成手段12と、このN値化データ生成手段12で生成したN値化データから印刷用データを生成する印刷データ生成手段14と、この印刷データ生成手段14で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行するインクジェット方式の印刷手段16と、前記印字ヘッド200のノズル特性を取得するノズル特性取得手段18と、このノズル特性取得手段18で取得されたノズル情報に基づいてノズルを選択するため選択情報を生成する選択情報生成手段19と、選択情報生成手段で生成された選択情報に基づいて使用可能ノズルを選択するノズル選択手段20と、このノズル選択手段20で選択された使用可能ノズルのみが使用されるように前記印字ヘッド200を制御する印字ヘッド制御手段22と、から主に構成されており、以下、これら各構成要素について詳述する。
先ず、本発明に適用される印字ヘッド200について説明する。
図3は、この印字ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図、図4は、その部分拡大側面図である。
同図に示すように、この印字ヘッド200は、いわゆるラインヘッド型のプリンタに用いられる印刷用紙の紙幅方向に延びる長尺構造をしており、ブラック(K)インクを専用に吐出するノズルNが複数個(図では18個まで表示)、所定の間隔を隔てて主走査方向に直線状に配列された一対のノズル列(ノズルモジュール)A、Bが印刷方向前後に組み合わされた構造となっている。
そして、カラー印刷を行う印字ヘッド200の場合は、さらにイエロー(Y)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたイエローノズル列と、マゼンタ(M)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたマゼンタノズル列と、シアン(M)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたシアンノズル列といったさらに3組のノズル列が印刷方向(副走査方向)に重なるように一体的に配列して構成されている。
すなわち、モノクロ画像を目的とする印字ヘッド200の場合は、図3に示すように一組のブラック(K)ノズル列A、Bのみからなり、また、カラー画像をターゲットとする印字ヘッド200の場合は、さらにイエロー、マゼンダ、シアン各色ごとにそれぞれ一組のノズル列が備えられた構造となっている。
そして、図4は、このノズル列A、Bのうちの一方のノズル列Aを側面から示したものであり、左から6番目のノズルN6が飛行曲がり現象を起こしてそのノズルN6からインクが斜め方向に吐出されてその隣りの正常なノズルN7の近傍にドットが印字(インク着弾)されてしまっている状態を示している。
従って、このノズル列Aのみを用いて印刷を実行すると、図5に示すように飛行曲がりを発生していない状態では、いずれのドットも規定の印字位置に印字されるのに対し(理想的なドットパターン)、図6に示すように例えば左から6番目のノズルN6が飛行曲がり現象を起こしていると、そのドット印字位置が目的とする印字位置から距離aだけその隣りの正常なノズルN7側にずれて印字されてそのノズルN6近傍のライン上にバンディング現象が発生する結果となる。
なお、図4および図6では、1つのノズルNのみが飛行曲がり現象を起こしている例を示したが、後述するように実際の印字ヘッド200は、その殆どのノズルNが、あらゆる方向に多少なりとも飛行曲がり現象を起こしているのが通常であり、以下の説明では、特にノズルの配列方向(主走査方向)にのみ飛行曲がり現象を起こしている例を示す。 次に、画像データ取得手段10は、この印刷装置100と繋がったパソコン(PC)やプリンタサーバなどの印刷指示装置(図示せず)から送られてくる印刷に供する多値(M値)のカラー画像データをネットワークなどを介して取得したり、あるいは図示しないスキャナやCD−ROMドライブなどの画像(データ)読込装置などから直接読み込んで取得する機能を提供するようになっており、さらに取得した多値のカラー画像データが多値のRGBデータ、例えば1画素あたり各色(R、G、B)ごとの階調(輝度値)が8ビット、256階調(0〜255)で表現される画像データであれば、これを色変換処理して前記印字ヘッド200の各インクに対応する多値のCMYK(4色の場合)データに変換する機能も同時に発揮するようになっている。
次に、N値化データ生成手段12は、この画像データ取得手段10で取得された多値の画像データをN値化してN値の画像データを生成する機能を提供するようになっている。
具体的には、前記画像データ取得手段10で取得された画像データのそれぞれの画素の画素値(濃度値)が8ビット、256階調で特定されており、これを階調:N=4として4値化する場合は、図7のドット・階調変換テーブル300に示すように、3つの閾値を用いてそれぞれの画素の画素値を4つに分類するようになっている。
図7のドット・階調変換テーブル300の右欄は、多値の画素値を階調:N=4として4値化する場合の閾値とそれぞれの画素値との関係を示したものである。
すなわち、このドット・階調変換テーブル300によれば、多値の画像データのそれぞれの画素の画素値(輝度値)が8ビット(0〜255)で特定される場合、「42(第1閾値)」、「126(第2閾値)」、「210(第3閾値)」といった3つの閾値を用い、画素値が「211〜255」の場合は、階調値=1(輝度「255」)、画素値が「127〜210」の場合は、階調値=2(輝度「170」)、画素値が「43〜126」の場合は、階調値=3(輝度85「168」)、画素値が「0〜42」の場合は、階調値=4(輝度「0」)として4値化するようになっている。
そして、印刷データ生成手段14は、このようにして各画素ごとにN値化されたN値化データの各画素ごとに、対応するドットを設定してインクジェット方式の印刷手段16において利用される印刷用のデータを生成する機能を提供するようになっている。
図7のドット・階調変換テーブル300の左欄は、この印刷データ生成手段14で行われるN値化データの各画素の画素値とドットサイズとの関係を示した参照図である。
図の例では、「階調:N=4」の4値化とし、画素値として「濃度値」を選択した場合、「階調値=1」の場合のドットサイズは「ドットなし」、「階調値=2」の場合のドットサイズは、ドットの面積が最も小さい「小ドット」、「階調値=3」の場合のドットサイズは、小ドットよりやや大きい「中ドット」、「階調値=4」の場合のドットサイズは、ドットの面積が最も広い「大ドット」にそれぞれ変換されるようになっている。なお、この画素値として「濃度値」を採用する場合は、この「輝度値」とは逆の関係のドットにそれぞれ変換されるようになっている。
印刷手段16は、印刷媒体(用紙)Sまたは印字ヘッド200の一方、あるいは双方を移動させながら前記印字ヘッド200に形成された前記ノズル列A、Bからインクをそれぞれドット状に噴射して前記印刷媒体S上に多数のドットからなる所定の画像を形成するようにしたインクジェット方式のプリンタであり、前述した印字ヘッド200の他に、この印字ヘッド200を印刷媒体S上をその幅方向に往復移動させる図示しない印字ヘッド送り機構(マルチパス型の場合)、前記印刷媒体Sを移動させるための図示しない紙送り機構、前記印刷用データや印字ヘッド制御手段22などに基づいて印字ヘッド200のインクの吐出を制御する図示しない印字ヘッドコントローラ機構などの公知の構成要素から構成されている。
次に、ノズル特性取得手段18は、この印字ヘッド200のノズル特性を取得する機能を提供するものであり、その具体例については後に詳述するが、前記印刷手段16および印字ヘッド200の各ノズル列A、BのすべてのノズルNを用いて実際に印字(ドット形成)し、その印字結果をノズル選択手段20に示す機能を提供するようになっている。なお、このノズル特性取得手段10には、さらに図示しないノズル特性記憶部、またはノズル特性検出部が備えられており、このノズル特性記憶部に予め記憶された前記印字ヘッド200の特性情報を読み出してきたり、あるいはノズル検出部で検出された前記印字ヘッド200の特性情報を読み出すことで必要な時期に前記印字ヘッド200のノズル特性情報を容易に取得できるようになっている。
ここでノズル特性記憶部18は、例えば、前記印字ヘッド200の製造時、あるい印刷装置100(印刷手段16)への組み込み時などに行われた印字ヘッドノズル特性試験結果を書き込んだ読み出し自在なROMやRAMなどの記憶手段から構成され、また、印字ヘッド特性検出部は、使用後にその印字ヘッド200の特性が変化した場合に対応するために定期的にあるいは所定の時期にスキャナ手段などの光学的印刷結果読み取り手段など利用してその印字ヘッド200による印刷結果からその印字ヘッド200の特性を検査してその検査結果を前記ノズル特性記憶部のデータと共に、あるいはそのデータに上書きなどして保存するようになっている。なお、この印字ヘッド200の特性は、製造段階である程度固定されてしまい、インク詰まりなどによる吐出不良を除けば製造後に変化することは比較的稀であると考えられている。
選択情報生成手段19は、このノズル特性取得手段18で取得されたノズル情報のなかから、使用可能ノズルを選択するために必要な選択情報を生成する。この具体的な選択方法については後に詳述する。
ノズル選択手段20は、この選択情報生成手段19で生成された選択情報に基づいて、前記印字ヘッド200の各ノズル列のノズルのうち、それぞれ印刷方向前後に位置するノズル行ごとに、いずれか1つのノズルを使用可能ノズルとして選択する機能を提供するようになっており、その具体例については後に詳述する。
そして、印字ヘッド制御手段22は、前記印刷手段16によって印刷が行われる際に、このノズル選択手段20で選択された使用可能ノズルのみが使用されるように前記印字ヘッド200(印刷手段16)を制御するようになっている。
ここで、この印刷装置100は、印刷のための各種制御や前記画像データ取得手段10、N値化データ生成手段12、印刷データ生成手段14、印刷手段16、ノズル特性取得手段18、ノズル選択手段20、印字ヘッド制御手段22などをソフトウェア上で実現するためのコンピュータシステムを備えており、そのハードウェア構成は、図2に示すように、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)60と、主記憶装置(Main Storage)を構成するRAM(Random Access Memory)62と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)64との間をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture)バス等からなる各種内外バス68で接続すると共に、このバス68に入出力インターフェース(I/F)66を介して、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置(Secondary Storage)70や、印刷手段16やCRT、LCDモニター等の出力装置72、操作パネルやマウス、キーボード、スキャナなどの入力装置74、および図示しない印刷指示装置などと通信するためのネットワークMなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラム、あるいは、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などの記憶媒体を介して、またはインターネットなどの通信ネットワークMを介して記憶装置70にインストールされた各種専用のコンピュータプログラムを同じくRAM62にロードし、そのRAM62にロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各手段の各機能をソフトウェア上で実現できるようになっている。
次に、このような構成をした印刷装置100を用いた印刷処理の流れの一例を図8および図9のフローチャート図を主に参照しながら説明する。
図8は、この印刷装置100における印刷処理の全体の流れを示したものである。
図示するように、先ずこの印刷装置100は、電源投入後、印刷処理のための所定の初期動作が終了したならば、最初のステップS100に移行して、パソコンやプリンタサーバなどの図示しない印刷指示端末が接続されている場合は、前記画像データ取得手段10がその印刷指示端末から明示的な印刷指示があるかどうかを監視し、印刷指示があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行してその印刷指示端末から印刷指示と共に、印刷対象となる多値(M値)の画像データが送られてきたかどうかを判断する。
この結果、所定時間経っても所定の画像データが送られてこないと判断したとき(No)は、そのまま処理を終了することになるが、所定時間内に所定の画像データが送られてきたと判断したとき(Yes)は、次のステップ104に移行する。
ステップS104では、送られてきた画像データを前記N値化データ生成手段12によってN値化して図7のドット・階調変換テーブル300に示したように4値のN値化データを生成する。なお、このとき前記印字ヘッド200がカラー印字可能で、かつ前記画像データ取得手段10で取得した画像データが多値のRGBデータであるときは、前述したようにこれを所定の変換アルゴリズムに基づいて使用インクに対応した多値のCMYK(ライトマゼンタおよびライトシアンを含む)データに変換してから、その多値のCMYKデータをN値化処理することになる。
次に、このようにして所定のN値化データが生成されたならば、次のステップS106に移行して図7のドット・階調変換テーブル300に示すようにそれぞれの画素ごとに対応するサイズのドットを割り当てて印刷データを生成した後、次のステップS108に移行して本発明の特徴部分である使用ノズル選択処理に移行する。
そして、この使用ノズル選択処理を経て実際に使用可能なノズルが選択されたならば、最後のステップS110に移行して、その使用可能ノズルが決定された印字ヘッド200を用いて前記ステップS106で生成された印刷データに基づいて印刷を実行することになる。
図9は、このステップS108における使用可能ノズルの選択(決定)処理のためのノズル特性情報生成の流れの一例を示したものである。
先ず、最初のステップS200において前記印字ヘッド200を構成する一組のノズル列A、BのすべてのノズルNを用いて図10に示すようにすべて同じ大きさのドットパターン(テストパターン)をノズル列A、Bが分離、観察できるように印刷する(図10の例は、各ノズル列A、Bのそれぞれ11個のノズルから同じサイズのドットが形成された状態を示したものである)。
次に、このようにして印字ヘッド200のドットパターン印字処理が終了したならば、次のステップS202に移行してこのドットパターン印字に基づいて使用可能ノズル選択方法を決定し、最後にステップS110に移行して選択された使用可能ノズルを使用して前記印刷データを印刷処理することになる。
図11〜図15は、使用可能ノズルの選択方法の一例をそれぞれ示したものである。なお、以下の説明においては、選択情報生成手段19が、使用可能ノズルに関する情報を生成し、ノズル選択手段20が、生成された情報に基づいて使用可能ノズルを選択するものとする。
図11および図12は、第1の使用可能ノズル選択方法(ノズル選択方法A)の一例を示したものである。
図示するように、この第1の使用可能ノズル選択方法は、先ずノズル列AまたはBの左端に位置するドットを基準として、そのノズル列方向にその印字ヘッド200の解像度に対応した同ピッチの仮想解像度ラインLを想定する。
すなわち、前記印字ヘッド200の解像度(ノズル間ピッチ(ターゲットピッチ))が720dpiであるときは、35μm(1インチ(2.54cm)/720=0.0035(cm)=35μm)間隔ごとに印刷方向に仮想解像度ラインLを想定する。
そして、このようにして同ピッチの仮想解像度ラインLを想定したならば、各仮想解像度ラインLごと、すなわち印刷方向前後に位置する各ドット行ごとに、その仮想解像度ラインL上に近接しているほうのドットを最適ドットとして選択する。
図11の例では、ノズル列Aの左端のドット「A1」を基準に仮想解像度ラインLを形成していることから、最初の仮想解像度ラインL1に対応するドット行では、ノズル列Aの左端のドット「A1」が選択され、次の仮想解像度ラインL2に対応するドット行では、ノズル列B側のドット「B2」のほうがその仮想解像度ラインL2に近いことからドット「B2」の対応するノズルが、また、次の仮想解像度ラインL3に対応するドット行では、ノズル列A側のドット「A3」のほうがその仮想解像度ラインL3に近いことからドット「A3」の対応するノズルがそれぞれ最適ドットとして選択される。
そして、このようにして各仮想解像度ラインLごとに最適なドットを選択した場合、図11の例では、例えば「A1」、「B2」、「A3」、「A4」、「B5」、「B6」、「A7」、「A8」、「A9」、「B10」、「A11」のドットが選択されてこれらのドットに対応するノズルが使用可能ノズルとして選択されることになる。
このとき、誤差として、選択されたドットと仮想解像度ラインLの距離を積算する。図11の例では、「A1」は基準なので誤差0μm、以降、例えば「B2」は1.5μm、「A3」は1.5μm、「A4」は2μm、「B5」は0.5μm、「B6」は1μm、「A7」は0.5μm、「A8」は1μm、「A9」は2.5μm、「B10」は0.5μm、「A11」は1μmであったとすると、誤差は11μmである。
また、図12は、ノズル列Bの左端のドット「B1」を基準に仮想解像度ラインLを形成したものであり、この図12の例では、例えば、「B1」、「A2」、「A3」、「B4」、「B5」、「B6」、「B7」、「B8」、「A9」、「B10」、「A11」のドットが選択されてこれらのドットに対応するノズルが使用可能ノズルとして選択されることになる。
こちらの誤差は、「B1」は基準なので誤差0μm、以降、例えば「A2」は1.5μm、「A3」は2μm、「B4」は1μm、「B5」は4μm、「B6」は2.5μm、「B7」は1μm、「B8」は0μm、「A9」は1μm、「B10」は3μm、「A11」は2.5μmであったとすると、誤差は18.5μmである。
以上より、「A1」を基準にした方が誤差が小さいので、「A1」、「B2」、「A3」、「A4」、「B5」、「B6」、「A7」、「A8」、「A9」、「B10」、「A11」のドットが選択されてこれらのドットに対応するノズルが使用可能ノズルとして選択されることになる。
一方、図13〜図15は、第2の使用可能ノズル選択方法(ノズル選択方法B)を示したものである。
この第2の使用可能ノズル選択方法は、前記図11および図12と同様に、先ずノズル列AまたはBの左端に位置するドットを基準として、図14に示すように、この基準となる最初のドット「A1」から始めて、ノズル配列方向に各ノズル行ごとに所定距離(min)以上かつ所定距離(max)以下の範囲にあるドットを順次ツリー状に(階層的に)追加していく。
そして、このようにツリー状に追加していく際に、ドット間距離の解像度(ターゲットピッチ:例えば720dpiでは35μm)からのずれの絶対値を誤差として、ツリー状に積算していき、DPマッチングと同様に、誤差の積算が閾値を超えたパスはそこまでとする。
図15は、このようにして誤差をツリー状に積算した一例を示したものであり、同図では6μm×アーク数(ツリーの深さ)を閾値にしている。
そして、このように各ドットをツリー状に追加していき、右端の最後のドットまでツリーが作成されたパスのなかから誤差が最も少ないパスを構成する各ドットに対応するノズルを使用可能ノズルとして選択することになる。
図15の例では、「A1」−「A2」−「B3」のパスが、基準ドットから2段目で閾値(6×2=12)を超えてしまったため、このパスが最初に選択肢から漏れてしまったことを示している。また、「B1」−「A2」−「B3」−「B4」のパスが、基準ドットから3段目で閾値(6×3=18)に達してしまったため、このパスも選択肢から漏れてしまったことを示している。また、残りのパスのうち、「A1」−「B2」−「A3」−「B4」−「B5」−「B6」−「A7」−「A8」−「A9」−「B10」−「A11」のパスが積算誤差「16」μmで最良のパスであった。
従って、図15の例では、このパスを構成する各ドットに対応するノズルが使用可能ノズルとして選択されることになる。
このような使用可能ノズル選択方法AおよびBに対して、ステップS202で使用可能ノズルの具体的な選択方法が決定されたならば、図9のフローに戻って、次の判断ステップS204に移行し、ノズル選択方法Aが選択されたとき(Yes)は、ステップS206側に移行してノズル選択方法Aで使用可能ノズルを選択し、ノズル選択方法Bが選択されたとき(No)は、ステップS208側に移行してノズル選択方法Bで使用可能ノズルを選択した後、最後のステップS210に移行してその選択されたノズル選択方法によって選択されたノズルを使用選択可能ノズルとして決定することになる。
このように本発明は、所定解像度のノズル列を2組揃え、それら各ノズル列のうち、飛行曲がり現象が発生していないノズルまたは飛行曲がり量が小さいほうのノズルを使用可能ノズルとして選択して使用するようにしたため、飛行曲がり現象が殆ど解消され、飛行曲がり現象に起因する「白スジ」や「濃いスジ」といったバンディング現象を解消または殆ど目立たなくすることができる。
なお、本実施の形態では、2組のノズル列を用いた例で説明したが、このノズル列は2組以上あればよく、一般にその数は多ければ多いほどより効果的に飛行曲がり現象によるバンディング現象を低減することができる。
また、本実施の形態に係る印刷装置100は、前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの印刷装置に対応し、印字ヘッド200は、同印刷装置の印字ヘッドに対応するものである。また、本実施の形態に係る画像データ取得手段10、N値化データ生成手段12、印刷データ生成手段14、印刷手段16は、前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの画像データ取得手段、N値化データ生成手段、印刷データ生成手段、印刷手段にそれぞれ対応し、本実施の形態に係るノズル特性取得手段18、ノズル選択手段20、印字ヘッド制御手段22は、同じく前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの印字エレメント特性取得手段、印字エレメント選択手段、印字ヘッド制御手段にそれぞれ対応するものである。また、図8のステップS100、ステップS102は、前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの印刷装置の画像データ取得手段に対応し、図8のステップS104は、同じく形態1などの印刷装置のN値化データ生成手段に対応し、図8のステップS106は、同じく形態1などの印刷装置の印刷データ生成手段に対応するものである。また、図8のステップS108および図9のフローは、同じく形態1などの印字エレメント選択手段などに対応し、図8のステップS110は、同じく形態1などの印刷手段に対応するものである。
また、本発明の特徴は、既存の印字ヘッド200および印刷手段16や、画像データの取得から印刷データの生成に至るまでの一連の処理そのものには殆ど手を加えることなく、その印字ヘッドのノズル特性から飛行曲がり量に応じて最適なノズルを選択して使用するようにしたため、印字ヘッド200や印刷手段16ならびにデータ処理手段として特に専用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインクジェット方式の印字ヘッド200や印刷手段16、ならびにデータ処理手段などをそのまま活用することが可能である。
従って、本発明の印刷装置100から印字ヘッド200と印刷手段16とを分離すれば、その機能はパソコンなどの汎用の情報処理装置(画像処理装置)のみで実現することも可能となり、さらに、画像データ取得手段10やN値化データ生成手段12、印刷データ生成手段14などのデータ処理手段も切り離して他の情報処理装置に委ねれば、より高速な処理が実現可能となる。
また、本発明は飛行曲がり現象のみならず、インクの吐出方向は垂直(正常)であるもののノズルの形成位置が正規の位置よりもずれている結果、形成されるドットが飛行曲がり現象と同じ結果となる場合にも全く同様に適用できることは勿論である。
また、本発明の印刷装置100は、ラインヘッド型のインクジェットプリンタのみならず、マルチパス型のインクジェットプリンタにも適用可能である。
図16は、ラインヘッド型のインクジェットプリンタとマルチパス型のインクジェットプリンタとによるそれぞれの印刷方式を示したものである。
同図(A)に示すように、矩形状の印刷用紙Sの幅方向を画像データのX方向、長手方向を画像データのY方向とした場合、ラインヘッド型のインクジェットプリンタでは、同図(B)に示すように、印字ヘッド200がその印刷用紙Sの紙幅分の長さを有しており、この印字ヘッド200を固定し、この印字ヘッド200に対して前記印刷用紙SをY方向に移動させることでいわゆる1パス(動作)で印刷を完了するようにしている。なお、いわゆるフラットベット式のスキャナのように印刷用紙Sを固定し、印字ヘッド200側をそのY方向に移動させたり、あるいは両方をそれぞれ反対方向に移動させながら印刷を行うことも場合も可能である。これに対し、マルチパス型のインクジェットプリンタは、同図(C)に示すように、紙幅分の長さに比べてはるかに短い印字ヘッド200をX方向と直交する方向(Y方向)に位置させ、これをX方向に何度も往復動させながら印刷用紙Sを所定のピッチずつY方向に移動させることで印刷を実行するようにしている。従って、後者のマルチパス型のインクジェットプリンタの場合は、前者のラインヘッド型のインクジェットプリンタに比べて印刷時間がかかるといった欠点がある反面、用意するノズル(列)の数、すなわち無駄になるノズルの数が減るため、より経済的に本発明の効果を得ることが可能となる。
また、本実施の形態ではインクをドット状に吐出して印刷を行うインクジェットプリンタを例に説明したが、本発明は、印字機構がライン状に並んだ形態の印字ヘッドを用いた他の印刷装置、例えば熱転写プリンタまたは感熱式プリンタなどと称されるサーマルヘッドプリンタについても適用可能である。
また、図3では、印字ヘッド200に設けられた各ノズル列A、Bは、その印字ヘッド200の長手方向に直線状にノズルNが連続した形態となっているが、図17に示すように、これら各ノズル列A、Bをそれぞれ複数の短尺のノズルユニット50a、50b、...50nで構成し、これらをそれぞれ印字ヘッド200の移動方向の前後に配列するように構成しても良い。
特に、このように各ノズル列A、Bごとに複数の短尺のノズルユニット50a、50b、...50nで構成すれば、長尺のノズルユニットで構成する場合に比べて大幅に歩留まりが向上する。
また、前述した本発明の印刷装置100を実現するための、各手段は既存の殆どの印刷装置に組み込まれたコンピュータシステムを用いたソフトウェア上で実現することが可能であり、そのコンピュータプログラムは、予め半導体ROMに記憶させた状態で製品中に組み込んだり、インターネットなどのネットワークを介して配信する他、図18に示すようにCD−ROMやDVD−ROM、FDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体Rを介することによって所望するユーザなどに対して容易に提供することが可能となる。
次に、図19〜図23は、本発明の印刷装置100および印刷プログラム、印刷方法、画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法に関する第2の実施の形態を示したものである。
図19は、本発明に係る印刷装置100の第2の実施の形態を示す機能ブロック図である。
図示するように、この印刷装置100は、複数のノズル(印字エレメント)を備えた印字ヘッド200と、印刷に供する多値の画像データを取得する画像データ取得手段10と、この画像データ取得手段10で取得した画像データをN値(N≧2)化してN値化データを生成するN値化データ生成手段12と、このN値化データ生成手段12で生成したN値化データから印刷用データを生成する印刷データ生成手段14と、この印刷データ生成手段14で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行するインクジェット方式の印刷手段16と、前記印字ヘッド200のノズル特性に基づいて各ドットごとにノズルテーブルを作成するノズルテーブル作成手段17と、このノズルテーブル作成手段17で作成されたノズルテーブルに基づいてノズルを選択するため選択情報を生成する選択情報生成手段19と、選択情報生成手段19で生成された選択情報に基づいて使用可能ノズルを選択するノズル選択手段20と、このノズル選択手段20で選択された使用可能ノズルのみが使用されるように前記印字ヘッド200を制御する印字ヘッド制御手段22と、から主に構成されている。
このうち、印字ヘッド200、画像データ取得手段10と、N値化データ生成手段12、印刷データ生成手段14、印刷手段16、印字ヘッド制御手段22の構成およびその機能は、前記第1の実施の形態における印刷装置100と同様であるため、その説明は割愛し、主にノズルテーブル作成手段17およびノズル選択手段20について説明する。
先ず、ノズルテーブル作成手段17は、前記印字ヘッド200のノズル特性に基づいて、各ドットサイズごとに使用可能なノズルを記述した複数の使用可能ノズルテーブルを作成する機能を提供するようになっている。
すなわち、前記第1の実施の形態では、飛行曲がり量はドットサイズに関係なく個々のノズルごとに一定であるとの前提の元、ドットサイズについては特に考慮することなく使用可能ノズルを選択して決定するようにしたものであるが、実際には、その飛行曲がり量は、ドットサイズによっても異なるケースがあり、本実施の形態はさらにドットサイズをも考慮して最適な使用可能ノズルを選択するようにしたものである。
そのために、先ず本実施の形態ではノズルテーブル作成手段17によって個々のドットサイズごとに使用可能ノズルを選択し、それを使用可能ノズルテーブルとして記憶装置内に読み書き自在に記憶させておくようにしたものである。
そして、本実施の形態で使用可能なドットサイズが、前記のように「ドットなし」を除く3種類(「大」、「中」、「小」)から構成されるものであるときは、各ドットサイズごとに前記実施の形態で説明したようなノズル選択方法を用いて選択し、ぞれぞれを使用可能ノズルテーブルに記録しておく。例えば、使用可能ノズルテーブルA(17a)には、「小ドット」で印字した場合に最良のノズルの組み合わせを、また、使用可能ノズルテーブルB(17b)には、「中ドット」で印字した場合に最良のノズルの組み合わせを、また、使用可能ノズルテーブルC(17c)には、「大ドット」で印字した場合に最良のノズルの組み合わせをそれぞれ記録しておくことになる。
次に、ノズル選択手段20は、前記印刷データ生成手段14で生成された印刷データの各画素に対応するドットサイズを求め、前記ノズルテーブル作成手段17で作成された各
使用可能ノズルテーブルのなかからそのドットサイズに対応した使用可能ノズルテーブルを抽出し、その使用可能ノズルテーブルの内容に従ってその画素に対応するノズルを選択するようになっている。
例えば、ある画素に対応するドットサイズが「中ドット」であるときは、その画素のドットに対応するノズル行をその画素アドレスから求めると共に、「中ドット」のノズル組み合わせを記述した使用可能ノズルテーブルB(17b)を参照し、その使用可能ノズルテーブルB(17b)のなかに記述されたノズル行のうちの一方のノズルをその画素に対応するドットの使用可能ノズルとして順次選択するようになっている。
図20は、本実施の形態に係る印刷処理の流れの一例を示したフローチャート図であり、この図を主に参照しながら本実施の形態を説明する。なお、特に明記しない限り、その他の前提や構成は前記第1の実施の形態と同様である。
図示するように、先ずこの印刷装置100は、電源投入後、印刷処理のための所定の初期動作が終了したならば、最初のステップS300に移行して、パソコンなどの印刷指示端末が接続されている場合は、前記画像データ取得手段16がその印刷指示端末から明示的な印刷指示があるかどうかを監視し、印刷指示があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS302に移行してその印刷指示端末から印刷指示と共に、印刷処理対象となる画像データが送られてきたかどうかを判断する。
この結果、対象となる画像データが送られてこないと判断したとき(No)は、そのまま処理を終了することになるが、その画像データが送られてきたと判断したとき(Yes)は、次のステップ304に移行し、その画像データをN値化処理してN値化データを生成してから次のステップS306に移行して図7に示すようなドット・階調変換テーブル300に基づいてそのN値化データから印刷データを生成する。
そして、このようにして各画素に所定のドットを割り当てた印刷用のデータを生成したならば、次のステップS308に移行してその印字ヘッド200に対応した各ドットごとのノズルテーブルが既に存在するか否かを判定し、存在すると判断した場合(Yes)は1つ先のステップS312までジャンプすることになるが、未だ作成されていないと判断した場合(No)は次のステップS310に移行して各ドットごとの使用可能ノズルテーブルを作成する。
図21は、このステップS310における各ドットごとの使用可能ノズルテーブルを作成処理の流れの一例を示したものである。
先ず、最初のステップS400において、前記印字ヘッド200で印字可能なドットサイズ、すなわち前記印刷データ生成手段14で用いられている複数のドットサイズのうち、いずれか1サイズのドットサイズを決定したならば、次のステップS402に移行して、そのドットサイズのみによって図10に示すように前記印字ヘッド200のすべてのノズルを用いてドットパターン(テストパターン)を印字する。
そして、前記図9のフローと同様に、次のステップS404〜ステップS410に移行して使用可能ノズル選択方法を決定し、ステップS412においてそのドットサイズに対応する使用可能ノズルテーブルを作成する。
そして、このようにして少なくとも1つの使用可能ノズルテーブルが作成されたならば、最後のステップS414に移行してすべてのドットサイズについて使用可能ノズルテーブルが作成されたか否かを判断し、すべてのドットサイズについて使用可能ノズルテーブルが作成されていると判断したとき(Yes)は、そのまま処理を終了するとになるが、反対にすべてのドットサイズについて使用可能ノズルテーブルが作成されていないと判断したとき(No)は、最初のステップS400に戻って他のすべてのドットサイズについて同様の使用可能ノズルテーブルを作成ことになる。
そして、図20のステップS310においてこのような使用可能ノズルテーブル作成処理が終了したならば、次のステップS312に移行して使用ノズル選択処理が行われて各ドットごとに最適なノズルが選択された後、最後のステップS314に移行してその選択されたノズルを用いて印刷処理を実行して処理を終了することになる。
図22は、このステップS312における使用ノズル選択処理の流れの一例を示したものである。
先ず、最初のステップS500において、各画素ごとにその階調値(N値)に応じて所定サイズのドットが割り当てられた印刷データを取得したならば、次のステップS502において、各ドットサイズごとの使用可能ノズルテーブルを取得する。
次に、ステップS504に移行してその印刷データの最初の画素(例えば、印刷データの左上の画素)を最初の注目画素として決定し、次のステップS506において、その注目画素のドットサイズを抽出する。
次に、このようにして注目画素の決定およびドットサイズの抽出処理が終了したならば、次のステップS508に移行して、先に取得した使用可能ノズルテーブルを参照し注目画素のドットサイズに対応したノズル列を決定する。
例えば、印刷データの左上の画素のドットサイズが「小ドット」であったとすると、その「小ドット」の使用可能ノズルテーブルを参照し、左上、すなわちアドレス0の画素のドットに対応する使用可能ノズルは、ノズル列Aであることが分かるので、この注目画素はノズルAで印字することを決定する。
そして、このようにして注目画素の使用可能ノズル列を決定したならば、最後のステップS512に移行して残りすべての画素に対して同様にして使用可能ノズルを決定したならば、その印刷データを印刷ヘッド制御手段22に渡し、印刷ヘッド制御手段22がその印刷データに基づいて印刷手段16によって印刷を実行することで処理を終了することになる。
このように、本実施の形態では前記第1の実施の形態の方法に加え、さらにドットサイズによって異なる飛行曲がり量も考慮して使用可能ノズルを選択するようにしたことから、前記第1の実施の形態に比較してやや情報処理量が増えるものの、より効果的にバンディング現象を低減することが可能となる。
図23は、印刷データの各画素のアドレスとドットサイズから、使用可能ノズルを決定するための使用可能ノズルテーブル400の一例を示したものである。この例では、図19のようにドットサイズごとに使用可能ノズルテーブルを持つ場合とは異なり、ドットサイズもテーブル内に含んだ1つの使用可能ノズルテーブルとして構成している。
同図左欄の最上段の左から16桁の数字は、2進数によって各画素のアドレス(カウンタ)を示したものであり、同欄の破線で区切った右側の8桁の数字は2進数によって各画素のドットサイズを示したものである。例えば、同図左欄の最上段の画素は、アドレスが「0000 0000 0000 0000」であって、ドットサイズが「0000 0001」(小ドット)であることを示している。なお、図の例では、ドットサイズが「ドットなし」を含む4種類であり、「0000 0000」が「ドットなし」を、「0000 0010」が「中ドット」を、「0000 0011」が「大ドット」をそれぞれ示している。
図23の右欄は、アドレスとドットサイズが記録された各画素ごとに使用可能ノズル列に関するデータを対応させたものである。
例えば、最左端の画素において小ドットが抽出された場合、アドレスが「0000 0000 0000 0000」であって、ドットサイズが「0000 0001」(小ドット)で使用可能ノズルテーブル400の左欄を参照した結果、すなわちアドレスとドットサイズを複合した値「1」で使用可能ノズルテーブル400の左欄を参照した結果、対応する右欄から、その画素のドットに対応する使用可能ノズルは、ノズル列A側を示す「0000 0001」=「1」となる。なお、図の例では、ノズル列識別子「0000 0010」=「2」はノズル列Bであることを示し、ノズル列識別子「0000 0011」=「3」はノズル列Cであることを示している。
そして、本実施の形態においても前記第1の実施の形態と同様に、従来から既存のインクジェット方式の印字ヘッド200や印刷手段16などをそのまま活用することができる。
従って、図19の構成から印字ヘッド200と印刷手段16などを分離すれば、その機能はパソコンなどの汎用の情報処理装置(画像処理装置)のみで実現することも可能となる。
また、本発明は飛行曲がり現象のみならず、インクの吐出方向は垂直(正常)であるもののノズルの形成位置が正規の位置よりもずれている結果、形成されるドットが飛行曲がり現象と同じ結果となる場合にも全く同様に適用できることは勿論である。
また、本実施の形態も、ラインヘッド型のインクジェットプリンタのみならず、マルチパス型のインクジェットプリンタにも適用可能である。
また、本実施の形態における、ノズルテーブル作成手段17は、前記第1の実施の形態におけるノズル特性取得手段18および前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態4などに対応し、印字ヘッド200は、前記第1の実施の形態における印刷装置の印字ヘッドに対応するものである。また、本実施の形態に係る画像データ取得手段10、N値化データ生成手段12、印刷データ生成手段14、印刷手段16は、前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの画像データ取得手段、N値化データ生成手段、印刷データ生成手段、印刷手段にそれぞれ対応し、本実施の形態に係るノズル特性取得手段18、ノズル選択手段20、印字ヘッド制御手段22は、同じく前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの印字エレメント特性取得手段、印字エレメント選択手段、印字ヘッド制御手段にそれぞれ対応するものである。また、図20のステップS300、ステップS302は、前記発明を解決するための手段の欄に記載された形態1などの印刷装置の画像データ取得手段に対応し、図20のステップS304は、同じく形態1などの印刷装置のN値化データ生成手段に対応し、図20のステップS306は、同じく形態1などの印刷装置の印刷データ生成手段に対応するものである。また、図20のステップS308、S310、S312および図21、図22のフローは、同じく形態1などの印字エレメント選択手段などに対応し、図20のステップS314は、同じく形態1などの印刷手段に対応するものである。
ここで、前記のように1つの印刷物においてドットサイズを打ち分ける技術自体は、従来公知の技術であり、特に印刷速度と印刷画質を高いバランスで実現する印刷物を得る際に多用されている技術である。つまり、ドットサイズを小さくすることによって高画質が得られる一方、ドットサイズを小さくすると機械精度に高度な性能が要求され、また、小さなドットでベタ画像を形成するためには多くのドットを打つ必要がある。そこで、高詳細な画像部分はドットサイズを小さくし、ベタ画像部分はドットサイズを大きくするなどといったドットサイズ打ち分け技術を利用することによって印刷速度と画質を高いバランスで実現するものである。
なお、このようにドットサイズの打ち分けを実現する技術的方法としては、例えば、印字ヘッドにピエゾ素子(piezo actuator)を使用した方式の場合は、その
ピエゾ素子に加える電圧を変えてインクの吐出量をコントロールすることで容易に実現可能となっている。
また、本発明および通常の印字ヘッド200によって打ち分けられるドットのサイズとしては、図7に示したように、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」、「ドットなし」の4パターンが一般的であり、その面積比も例えば、サイズ「小」のドットを「1」としたときに、「中」ドットは「2(倍)」、「大」ドットは「3(倍)」となっているが、そのドットサイズの種類は、これに限定されるものでなく、さらに細かく8パターンに分類する方法も提案されている。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、これら実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係る印刷装置の第1の実施の形態を示す機能ブロック図である。 本発明に係る印刷装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明に係る印字ヘッドの構造を示す部分拡大底面図である。 本発明に係る印字ヘッドの構造を示す部分拡大側面図である。 飛行曲がり現象が発生しない理想的なドットパターンの一例を示す概念図である。 1つのノズルの飛行曲がり現象によって形成されるドットパターンの一例を示す概念図である。 画素値とN値(階調)およびN値(階調)とドットサイズとの関係を示した変換テーブルの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る印刷処理の流れを示すフローチャート図である。 第1の実施の形態に係る使用可能ノズル選択処理の流れを示すフローチャート図である。 印字ヘッドのドットパターン(テストパターン)の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る使用ノズル選択方法の一例を示す概念図である。 第1の実施の形態に係る使用ノズル選択方法の一例を示す概念図である。 第2の実施の形態に係る使用ノズル選択方法の一例を示す概念図である。 第2の実施の形態に係る使用ノズル選択方法の一例を示す概念図である。 第2の実施の形態に係る使用ノズル選択方法の一例を示す概念図である。 マルチパス型のインクジェットプリンタとラインヘッド型のインクジェットプリンタとによる印刷方式の違いを示す説明図である。 印字ヘッドの構造の他の例を示す概念図である。 本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例を示す概念図である。 本発明に係る印刷装置の第2の実施の形態を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 第2の実施の形態に係る使用可能ノズル選択処理の流れを示すフローチャート図である。 第2の実施の形態に係る使用可能ノズル列の割り当て処理の流れを示すフローチャート図である。 第2の実施の形態に係る使用可能ノズルテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
100…印刷装置、200…印字ヘッド、300…ドット・階調変換テーブル、400…使用可能ノズルテーブル、10…画像データ取得手段、12…N値化データ生成手段、14…印刷データ生成手段、16…印刷データ生成手段、17…ノズルテーブル作成手段、18…ノズル特性取得手段、19…選択情報生成手段、20…ノズル選択手段(印字エレメント選択手段)、22…印字ヘッド制御手段、60…CPU、62…RAM、64…ROM、66…インターフェース、70…記憶装置、72…出力装置、74…入力装置、A、B…ノズル列、S…印刷媒体(用紙)、N…ノズル、R…記録媒体、L…仮想解像度ライン

Claims (12)

  1. 印刷に用いる媒体に複数のドットを印字する印刷装置であって、
    前記ドットを形成するための印字エレメントが、前記媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドと、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    当該印字ヘッド制御手段で制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷手段と
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備え、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷に用いる媒体に複数のドットを印字する印刷装置であって、
    前記ドットを形成するための印字エレメントが、前記媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドと、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    当該印字ヘッド制御手段で制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備え、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷装置。
  3. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷装置に備えられるコンピュータのための印刷プログラムであって、
    コンピュータを、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段と、して機能させ、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷プログラム。
  4. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷装置に備えられるコンピュータのための印刷プログラムであって、
    コンピュータを、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段と、して機能させ、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷プログラム。
  5. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッド印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷方法であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、
    当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、
    当該印字ヘッド制御ステップで制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷ステップと、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップと、を含み
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップで前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップでは、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択ステップでは、前記選択情報生成ステップにおいて生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷方法。
  6. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッド印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷方法であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、
    当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、
    当該印字ヘッド制御ステップで制御された印字ヘッドを用いて印刷を実行する印刷ステップと、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップと、を含み、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップで前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップでは、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択ステップでは、前記選択情報生成ステップにおいて生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする印刷方法。
  7. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理装置であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備え、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理装置。
  8. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理装置であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段を備え、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理装置。
  9. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する印刷装置に備えられるコンピュータのための画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段と、して機能させ、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理プログラム。
  10. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する印刷装置に備えられるコンピュータのための画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択手段と、
    当該印字エレメント選択手段で選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御手段と、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成手段と、して機能させ、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択手段が前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成手段は、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択手段は、前記選択情報生成手段によって生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理プログラム。
  11. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理方法であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、
    当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上に最も近接するドットに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップと、を含み、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップで前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップでは、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択ステップでは、前記選択情報生成ステップにおいて生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理方法。
  12. ドットを形成するための印字エレメントが、印刷に用いる媒体に対して相対的に移動する方向である行方向、及び前記行方向に略直交する列方向にそれぞれ複数個配設され、前記行方向に並ぶ前記印字エレメントが該行において前記媒体の同一の位置を目標位置としてドットを印字可能な印字ヘッドを用いて画像を形成する画像処理方法であって、
    当該印字ヘッドの前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、前記媒体の前記目標位置にドットを印字可能な複数の前記印字エレメントのなかからいずれか1つの印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメント選択ステップと、
    当該印字エレメント選択ステップで選択された使用可能印字エレメントのみが使用されるように前記印字ヘッドを制御する印字ヘッド制御ステップと、
    前記印字ヘッドの前記列方向の印字エレメントを用いてドットを形成したパターンのなかからいずれか1つのドットを基準とし、その印字ヘッドの解像度に合わせて前記列方向に同ピッチの仮想解像度ラインを想定し、前記印字エレメントが並ぶ行ごとに、各仮想解像度ライン上からのずれ量の絶対値を求めると共に、当該各ドットの絶対値を前記列方向にツリー状に組み合わせ、その合計絶対値が最も小さくなるドットの組み合わせに対応する印字エレメントを使用可能印字エレメントとして選択するための情報を生成する選択情報生成ステップと、を含み、
    前記印字ヘッドの各印字エレメントがそれぞれサイズの異なるドットを印字可能とし、前記印字エレメント選択ステップで前記印字ヘッドのなかから各ドットサイズごとに使用可能印字エレメントを選択できるように、前記選択情報生成ステップでは、前記印字エレメントについての情報として、各画素のアドレスと、ドットサイズと、使用可能印字エレメントとして選択する印字エレメントとを対応付けた使用可能ノズルテーブルを生成し、
    前記印字エレメント選択ステップでは、前記選択情報生成ステップにおいて生成された前記使用可能ノズルテーブルを基に、前記使用可能印字エレメントを選択することを特徴とする画像処理方法。
JP2006187956A 2005-02-28 2006-07-07 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法 Expired - Fee Related JP4687591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006187956A JP4687591B2 (ja) 2005-02-28 2006-07-07 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005052595 2005-02-28
JP2005052595 2005-02-28
JP2006187956A JP4687591B2 (ja) 2005-02-28 2006-07-07 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005315156A Division JP2006264303A (ja) 2005-02-28 2005-10-28 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006347176A JP2006347176A (ja) 2006-12-28
JP4687591B2 true JP4687591B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=37643492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006187956A Expired - Fee Related JP4687591B2 (ja) 2005-02-28 2006-07-07 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687591B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106488A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Canon Inc インクジェット記録方法及びその装置
JPH11334047A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Konica Corp ライン型インクジェットプリンタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106488A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Canon Inc インクジェット記録方法及びその装置
JPH11334047A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Konica Corp ライン型インクジェットプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006347176A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736766B2 (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4428362B2 (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および印刷制御装置、印刷制御プログラム、印刷制御方法ならびに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4487894B2 (ja) 印刷装置
JP4419947B2 (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP4311389B2 (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2007098937A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法、および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4678299B2 (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2006248215A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2007083704A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4434112B2 (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法
JP2006224419A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法、および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2006130904A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および印刷データ生成装置、印刷データ生成プログラム、印刷データ生成方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体。
JP2006315411A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP4501826B2 (ja) 印刷装置
JP2006264303A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4552824B2 (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2006182023A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2006212907A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP4687591B2 (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、ならびに画像処理方法
JP2007008176A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2006247918A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2006212792A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法、および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体。
JP2006231915A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2007038435A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法、および印刷データ生成装置、印刷データ生成プログラム、印刷データ生成方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2007008174A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees