JP4691965B2 - ドット位置検出装置及びドット位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents
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Description
ノズル特性の均一化は、加工精度やノズルの生産性との関係により制限される。このため、特にノズル特性に高い均一性が求められる場合、実際のノズル特性のばらつきを測定し、測定の結果得られたばらつきを画像処理によって補正することが考えられる。このような技術においては、ノズル特性のばらつきを正確に測定することが重要である。
また、特許文献2の発明は、重心位置の算出にかかる計算量が多いという課題がある。すなわち、重心位置は、一般的に円形のテンプレートとのマッチングによって行われる。テンプレートマッチングは、ドットの大きさが分からないとき、さまざまな径及び大きさの円形テンプレートとドットとをマッチングする。このため、1つのドットの重心の算出に比較的時間がかかることになる。
このように多くのドットを測定する必要があるノズル特性の測定にあっては、ヘッド全体のノズル特性を測定するためには、1つのドットについての位置や位置ずれの検出にかかる時間は短いほど望ましい。
このような発明によれば、画像の濃度や特性に対応したしきい値を設定することができ、ドットの位置を正確に判断することができる。
また、本発明のドット位置検出装置は、前記ドット位置算出手段が、前記ドット位置予測手段によって予測されたドット位置に基づいて、前記画像におけるドットの半径をさらに算出することを特徴とする。
このような発明によれば、ドットにかかるより詳細なデータを取得することができ、ドットの位置をより正確に検出することができる。
このような発明によれば、二方向からドットの位置を計測し、この結果を合わせてドットの重心を比較的簡易に算出することができる。
このような発明によれば、ドットの粗密等の状態や形状に応じてドットの位置をより正確に算出可能な方向を選択することができる。
このような発明によれば、算出されたドット位置の精度をより高め、ドット位置をより正確に算出することができる。
このような発明によれば、ドットの理想位置を比較的簡単、かつ短時間で算出することができる。
このような発明によれば、理想直線を自動的、かつ簡易に設定することができる。
また、本発明のドット位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、インクジェットプリンタのドット位置を検出するドット位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、インクジェットプリンタで形成された画像におけるドット位置を予測するドット位置予測ステップと、前記ドット位置予測ステップにおいて予測されたドット位置に基づいて、前記画像におけるドットの位置を算出するドット位置算出ステップと、前記ドット位置算出ステップにおいて算出されたドットの位置に基づいて、ドットが形成されるべき理想位置を算出する理想位置算出ステップと、
前記ドット位置算出ステップにおいて算出されたドットの位置と、前記理想位置算出ステップにおいて算出されたドットの理想位置とのずれ量を算出するドット位置ずれ量算出ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のドット位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、前記理想位置算出ステップが、前記ドット位置算出ステップにおいて算出されたドットの位置に基づいてドットを通る直線を近似して算出するステップと、算出された直線の傾きの平均を傾きとする理想直線を算出するステップと、を含み、算出された理想直線上をドットの理想位置とすることを特徴とする。
なお、本実施形態のドット位置検出装置は、汎用PCとして構成されるものに限定されるものではない。例えば、図2(b)のように、プリンタとして構成してもよい。図2(b)に示したプリンタは、ハードウェア構成として、PCと同様に、USB103、CPU105、メモリ107を備えている。また、プリンタは、インクジェット方式であればインクを噴出するノズルが多数設けられたノズルヘッド119、用紙を搬送する機械的構成である搬送メカ部121、プリンタ動作に必要なプログラム等を記憶するためのROM123を備えている。
ドット解析部205には、解析画像入力部201から解析画像を取り込むと共に、しきい値設定部203が設定したしきい値が取り込まれる。そして、図4に示すように、ドット位置予測部305が画像データからドットのおおよその位置を予測する(S401)。また、ドット重心位置計算部307は、しきい値を使ってドットの重心位置とドットの径を計測する(S402)。理想位置計算部309は、ドット重心位置計算部307によって計測されたドット位置から理想着弾位置を推測する(S403)。
次に、以上述べたドット解析部205によってなされる処理を、ドット中心位置予測、ドット重心位置計算、理想位置計算、位置ずれ計算の順により詳細に説明する。
(1)ドット中心位置予測
図5は、本実施形態のドット中心予測の処理を説明するための図である。図5に示すように、ドット位置予測部305は、入力された画像データの輝度を、列方向(図中にxで示す)に積算する。また、同様に、輝度を行方向(図中にy方向で示す)に積算する。積算された輝度を、図中に積算輝度として示す。
ドット位置予測部305は、x方向及びy方向の積算輝度から極小点の位置を検出する。そして、この位置を通る直線(図中にlx、lyとして示す)を列方向、行方向の各々について仮想的に設定し、直線lxとlyとの交点をドット位置であると予測する。本実施形態では、以降、予測されたドット位置の座標を(x1,y1)、(x2,y2)、…(xn,ym)と記す。
しきい値thを設定したことにより、本実施形態のドット位置検出装置は、極小点の値の検出に対する外乱等の影響を抑え、極小点の位置、つまりドット位置をより正確に検出することができる。
図6は、以上述べた処理の手順をより具体的に説明するためのフローチャートである。図示するように、ドット位置予測部305は、積算輝度値をx方向、y方向の各々について求める。具体的には、画像データの列方向(x方向)、行方向(y方向)の各々について、輝度のヒストグラムを作成する(S601)。続いて、列方向のヒストグラムから検出された最小点の座標(x方向のみの座標)を全てファイルPx[W]に保存する。また、同様に、行方向のヒストグラムから検出された最小点の座標(y方向のみの座標)を全てファイルPy[H]に保存する(S603)。
(2)ドット重心位置計算
次に、本実施形態のドット位置検出装置のドット重心位置計算部307で行われる処理を説明する。ドット重心位置計算部307は、予想された座標を通り、かつ直交する2直線に沿ってドットの濃度を検出することによってドットの外縁を判定する。この際、ドット重心位置計算部307は、画像の特性等によって直交する2直線の傾きを任意に設定することができる。
dx1=(x1−x0)/2 …(式1)
dy1=(y1−y0)/2 …(式2)
R1=√2((x1−x0)+(y1−y0))/4 …(式3)
また、ドット重心位置計算部307は、直線lxに沿って画像の輝度データをr個取得する。そして、取得されたr個のデータのうち、輝度のしきい値th以下の輝度を示す輝度データを抽出し、抽出された輝度データがドット上で取得されたものとみなす。つまり、直線lyに沿う輝度データの取得において、しきい値th以下の輝度データの取得が開始される点(x0,y0)の測定後、しきい値th以下の輝度データが取得されなくなる点(x1,y1)までの測定距離がドットの外縁から外縁に相当する。
dx2=(x1−x0)/2 …(式4)
dy2=(y0−y1)/2 …(式5)
R2=√2((x1−x0)+(y0−y1))/4 …(式6)
以上の計算によって得られた値を用い、ドットdの重心(Xo,Yo)及びドットdの半径(Ro)は、以下の式により求められる。
Yo=Yi+dy1+dy2
Ro=(R1+R2)/2
以上述べた演算は、複数回行うことによってさらにドットの重心の精度を高めることができる。すなわち、ドット重心位置計算部307は、ドット位置予測部305によって予測されたドット位置に基づいてドットの位置を算出する。そして、算出されたドットの位置を予測されたドットの位置に置き換えてドット位置を算出してもよい。また、以上の処理においては、ドット間のデータを線形補完などの手法で補完すると重心の計算精度を高めることができる。
ドット重心位置計算部307は、以上述べた処理で得られた得られるdx、dy、ドットdの重心座標、ドット半径Rをn×m個のドットの全てについて算出し、結果を保存する。結果の保存のため、ドット重心位置計算部307は、情報バッファPt[n][m]を作成する。情報バッファPt[n][m]とは、各ドットについて、少なくとも以下の情報を格納するバッファである。
ドット半径 R Pt[I][j].R
位置ズレ量(dx、dy) Pt[I][j].dx、Pt[I][j].dy
図8は、以上述べたドット重心位置計算部307でなされる処理を示したフローチャートである。図8のフローチャートによれば、以上の処理は、具体的には以下のように行われる。すなわち、ドット重心位置計算部307は、先ず、情報バッファPt[n][m]を作成する(S801)。そして、座標(x,y)を設定し、カウントx及びカウントyの値を0に初期化する(S802)。
次に、ドット重心位置計算部307は、情報バッファPt[n][m]に得られた重心の座標と半径とを保存する(S804)。さらに、ステップ802で0に設定されたカウントxをカウントアップし(S805)、カウントxがnに達したか否か判断する(S806)。この判断の結果、カウントxがnに達していない場合(S806:No)、ドット重心位置計算部307は、カウントアップされたxの位置にあるドットの重心の計算をする。
次に、ドット重心位置計算部307は、取得されたデータのうち、輝度がしきい値th以下のデータをドット上で取得されたデータとみなし、しきい値th以下の値が取得される距離を測定する。そして、測定された距離を持つ弦の中心位置(X1,Y1)及び弦の半分の長さR1を算出する(S904)。そして、後にドットの重心位置の算出に使用されるdx1、dy1の値を算出する(S905)。
次に、ドット重心位置計算部307は、取得されたデータのうち、輝度がしきい値th以下のデータをドット上で取得されたデータとみなし、しきい値th以下の値が取得される距離を測定する。そして、測定された距離を持つ弦の中心位置(X2,Y2)及び弦の半分の長さR2を算出する(S908)。そして、後にドットの重心位置の算出に使用されるdx2、dy2の値を算出する(S909)。
(3)理想位置計算
次に、本実施形態のドット位置検出装置の理想位置計算部309で行われる処理を説明する。図10は、本実施形態の理想ドット位置の表し方を説明するための図である。本実施形態では、図示するように、ドットの配置を、ドットを通って、かつ直交する2方向の直線群で示す。本実施形態では、この直線群を各々理想直線と記す。図10に示した理想直線同士の交点は、噴出されたインクの理想的な着弾位置を示す。ドットの理想的な配置とは、ドットが極力等間隔で、かつ理想直線上に配列された状態をいう。また、理想直線は、各々一次式の傾きや切片を使って以下のように表される。
Yi=Ax・X+Bx(k)
ただし、Bx(k)=Y0+Px・k
k列目の理想直線
Xi=Ay・Y+By(k)
ただし、By(k)=X0+Py・k
図11は、ドットを通る理想直線の傾きと切片との求め方を説明するための図である。本実施形態では、実際に配置されたドットの各行、各列に基づき、各ドット中心を通る直線を最少二乗法等を使った近似式によって求める。求められた直線を、図中に直線X、直線Yとして示す。なお、直線Xは行方向に延びる直線を示し、直線Yは、列方向に延びる直線を示す。理想位置計算部309は、得られた直線X、直線Yの各々について、傾きと切片とを算出する。そして、算出された複数の直線の傾きの平均値(Ax、Ay)と、切片間の距離についての平均値(Px、Py)を算出する。
L行目の理想直線Yi
Y=Ax_ave・X+Bx(L)
(但し、Bx(L)=Y0+Bx_ave・L)
この直線と、ドット中心座標(x,y)の誤差:Errは、
Err=Ax_ave・x+Bx(L)−y
また、理想直線Xiとの線形最少二乗誤差は、以下の式によって算出できる。
X=Ay_ave・Y+By(L)
(但し、By(L)=X0+By_ave・L)
この直線と、ドット中心座標(x,y)の誤差:Errは、
Err=Ay_ave・y+By(L)−x
本実施形態では、以上の式によってn×m個の全ドットの2乗誤差の総和(Sum)を最小にする初期切片X0、Y0を求めている。
また、理想位置計算部309は、カウンタxがnに達している場合(S1509:Yes)、行方向に配置されたドットの処理に移行する。そして、行をカウントするカウンタyを0にセットする(S1510)。さらに、情報バッファPt[n][m]から1行分のn個のドットのデータを取得する(S1511)。そして、各ドットの重心の座標から線形最少二乗法を使って各ドットの重心を通るものと近似される直線の傾き及び切片を算出する(S1512)。
図16及び17は、図14に示したステップS1403の処理を説明するためのフローチャートであって、ドットの水平方向について行われる処理を示している。本実施形態では、図示を省くが、ドットの垂直方向について行われるS1404の処理のフローチャートは、図16及び17のフローチャート中に記したY0→X0、dy→dxに変更することによって得ることができる。
次に、理想位置計算部309は、線形二乗誤差の総和Sumを算出する(S1602)。この算出については、図17を用いて後に説明する。総和Sumの算出後、理想位置計算部309は、座標Y0を所定の増分値dyだけ増加させる(S1603)。また、算出された総和Sumを総和PreSumとする(S1606)。そして、増加された新たなY0を使って線形二乗誤差の総和Sumを算出する(S1605)。さらに、ステップS1605で算出された総和Sumと先に算出された総和Sumとの差分dsを求め(S1606)、差分dsの絶対値を予め設定されたしきい値THと比較する(S1607)。
差分dsがしきい値THよりも小さい場合(S1607:Yes)、理想直線Yiの初期切片が適正な値であるとして処理を終了する。また、差分dsがしきい値THよりも大きい場合(S1607:No)、差分dsが負であるか否か判断する(S1608)。差分dsが負である場合(S1608:Yes)、再度初期切片Y0を増加させて総和Sumを算出する。また、差分dsが正である場合(S1608:No)、増加分dyに−0.8程度を乗じることによってdyの増加方向を変更し(S1609)、再度初期切片Y0を増加させて総和Sumを算出する。
y=Ax_ave・x+Bx
ただし、Bx=Yo+Bx_ave・x
x列目の理想直線とドットの重心の座標(Xo,Yo)との誤差Errは、以下のように表される。
次に、理想位置計算部309は、カウンタxを1つカウントアップする(S1704)。そして、カウントアップ後のカウンタxがnに達したか否か判断し(S1705)、達していない場合には次のドットについての処理を実行する(S1705:No)。また、カウンタxがnに達した場合には(S1705:Yes)、カウンタyをカウントアップする(S1706)。そして、カウンタyがmに達したか否か判断する(S1707)。
次に、本実施形態のドット位置検出装置の位置ずれ計算部311で行われる処理を説明する。図18(a)、(b)、(c)は、位置ずれ計算の手法を説明するための図であって、(a)は実際のドットの配置を示す。また、図18(b)は、(a)に示したドット上に破線で示す理想直線を重ねて示した図であって、理想直線の交点が理想的な着弾位置を示す。また、図18(c)は、本実施形態でいうドットの位置ずれの定義を説明するための図である。
図18(c)に示したように、ドットdは、重心点Prを中心にした半径Rの円として形成される。理想直線Xi、理想直線Yiは、ドットd上の点Piで交差しており、重心点Prと点Piとの相違のx成分をdx、y成分をdyと記す。位置ずれ計算部311は、理想直線Xi、理想直線Yiの交点と重心点とのズレ量を全ドットについて計算する。この計算は、以下のようにして行われる。
y=Ax_ave・x+Bx(i)
(Bx(i)=Y0+Bx_ave・i)
x=Ay_ave・y+Byj
(By(j)=X0+By_ave・j)より、
x=(Ay_ave・Bx(i)+By(j))/(1−Ay_ave・Ax_ave)
したがって、位置ズレ量dx,dyは、以下のように求まる。
Pt[i][j].dy=y−Pt[i][j].y
以上の計算式によって算出されたずれ量は、例えば、以下の形式の出力データとして出力される。
ドット位置(m,n):(ずれ量(dx,dy),ドット径
(0,0):(0,1),12
(0,1):(0,2),12
(0,2):(0,1),12
(0,3):(0,1),12
・
・
・
(n,m):(−1,0),12
図19は、位置ずれ計算部311で行われる処理を説明するためのフローチャートである。位置ずれ計算部311は、行をカウントするカウンタx、列をカウントするカウンタyをそれぞれ0に設定する(S1901)。そして、情報バッファPt[n][m]に保存されている重心の座標を使って理想直線の交点との相違、すなわち位置ずれ量を算出する(S1902)。そして、カウンタxをカウントアップし(S1903)、カウンタxがnに達したか否か判断する(S1904)。
205 ドット解析部
207 結果出力部、209 入力装置、211 出力装置、
305 ドット位置予測部、307 ドット重心位置計算部、309 理想位置計算部
311 位置ズレ計算部、313 出力部
Claims (9)
- インクジェットプリンタのドット位置を検出するドット位置検出装置であって、
インクジェットプリンタで形成された画像におけるドット位置を予測するドット位置予
測手段と、
前記ドット位置予測手段によって予測されたドット位置に基づいて、前記画像における
ドットの位置を算出するドット位置算出手段と、
前記ドット位置算出手段によって算出されたドットの位置に基づいて、ドットが形成さ
れるべき理想位置を算出する理想位置算出手段と、
前記ドット位置算出手段によって算出されたドットの位置と、前記理想位置算出手段に
よって算出されたドットの理想位置とのずれ量を算出するドット位置ずれ量算出手段と、
を備え、
前記ドット位置予測手段は、前記画像における第1の方向について輝度の値のヒストグ
ラムを作成すると共に該ヒストグラムの極小点を通る第1の直線を求め、
前記第1の方向と直交する第2の方向について輝度の値のヒストグラムを作成すると共
に該ヒストグラムの極小点を通る第2の直線を求め、
前記第1の直線と前記第2の直線との交点をドットの位置であると予測することを特徴
とするドット位置検出装置。 - 前記ドット位置予測手段が画像中のドットとドットが無い領域とを輝度にかかる情報に
基づいて判断すると共に、ドットとドットが無い領域とを判断するための輝度にかかるし
きい値を設定するしきい値設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のドット位
置検出装置。 - 前記ドット位置算出手段は、前記ドット位置予測手段によって予測されたドット位置に
基づいて、前記画像におけるドットの半径をさらに算出することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のドット位置検出装置。 - 前記ドット位置算出手段は、前記ドット位置予測手段によって予測されたドット位置を
含む領域の輝度にかかるデータを互いに直交する二方向について取得することによってド
ットの範囲を計測し、計測された範囲からドットの重心点を算出することを特徴とする請
求項1から3のいずれか1項に記載のドット位置検出装置。 - 前記ドット位置算出手段は、予測されたドット位置を含む領域の輝度にかかるデータを
画像に対する水平方向と垂直方向、水平方向と垂直方向とに対して傾きを持った二方向の
少なくとも一方について取得することを特徴とする請求項4に記載のドット位置検出装置
。 - 前記ドット位置算出手段は、算出されたドットの位置を、前記ドット位置予測手段によ
って予測されたドット位置に置き換えて、さらに前記画像におけるドット位置を算出する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のドット位置検出装置。 - 前記理想位置算出手段は、前記ドット位置算出手段によって算出されたドットの位置に
基づいてドットを通る直線を近似して算出し、
算出された直線の傾きの平均を傾きとする理想直線を算出し、算出された理想直線上を
ドットの理想位置とすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドット
位置検出装置。 - 前記理想位置算出手段は、前記理想直線とドットの形成領域上で設定された軸との交点
から理想直線の設定開始位置を求めることを特徴とする請求項7に記載のドット位置検出
装置。 - インクジェットプリンタのドット位置を検出するドット位置検出方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムであって、
インクジェットプリンタで形成された画像におけるドット位置を予測するドット位置予
測ステップと、
前記ドット位置予測ステップにおいて予測されたドット位置に基づいて、前記画像にお
けるドットの位置を算出するドット位置算出ステップと、
前記ドット位置算出ステップによって算出されたドットの位置に基づいて、ドットが形
成されるべき理想位置を算出する理想位置算出ステップと、
前記ドット位置算出ステップによって算出されたドットの位置と、前記理想位置算出ス
テップによって算出されたドットの理想位置とのずれ量を算出するドット位置ずれ量算出
ステップと、を含み、
前記ドット位置予測ステップは、
前記画像における第1の方向について輝度の値のヒストグラムを作成すると共に該ヒス
トグラムの極小点を通る第1の直線を求め、
前記第1の方向と直交する第2の方向について輝度の値のヒストグラムを作成すると共
に該ヒストグラムの極小点を通る第2の直線を求め、
前記第1の直線と前記第2の直線との交点をドットの位置であると予測することを特徴
とするドット位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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