JPH1041671A - ノイズ吸収装置 - Google Patents
ノイズ吸収装置Info
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- JPH1041671A JPH1041671A JP8191070A JP19107096A JPH1041671A JP H1041671 A JPH1041671 A JP H1041671A JP 8191070 A JP8191070 A JP 8191070A JP 19107096 A JP19107096 A JP 19107096A JP H1041671 A JPH1041671 A JP H1041671A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H1/0007—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network of radio frequency interference filters
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
- H05K9/0066—Constructional details of transient suppressor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェライトで閉磁路を構成してケーブルのノ
イズを吸収するノイズ吸収装置を、ケーブル挟持片の弾
性力を利用してケーブルに固定する場合に、ケーブルの
径寸法の相違により適切な挟持力を得ることが難しくな
る。 【解決手段】 フェライト1A,1Bを内装支持したカ
バー2A,2Bにはそれぞれ開口部23の内径方向にそ
の一部が突出位置されるケーブル挟持片4が一体に設け
られ、これらケーブル挟持片は少なくとも中間部42の
板厚方向がケーブルの径方向(開口部23の径方向)に
向けられてその板厚方向に弾性変形可能に構成される。
ケーブル挟持片4は板厚方向に弾性変形されるため、ケ
ーブル挟持片の弾性変形量に大きなものが得られ、径寸
法が異なるケーブル5,5Aに対するノイズ吸収装置の
固定が可能になる。
イズを吸収するノイズ吸収装置を、ケーブル挟持片の弾
性力を利用してケーブルに固定する場合に、ケーブルの
径寸法の相違により適切な挟持力を得ることが難しくな
る。 【解決手段】 フェライト1A,1Bを内装支持したカ
バー2A,2Bにはそれぞれ開口部23の内径方向にそ
の一部が突出位置されるケーブル挟持片4が一体に設け
られ、これらケーブル挟持片は少なくとも中間部42の
板厚方向がケーブルの径方向(開口部23の径方向)に
向けられてその板厚方向に弾性変形可能に構成される。
ケーブル挟持片4は板厚方向に弾性変形されるため、ケ
ーブル挟持片の弾性変形量に大きなものが得られ、径寸
法が異なるケーブル5,5Aに対するノイズ吸収装置の
固定が可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブルで伝送され
る信号に重畳されるノイズを吸収するために用いるノイ
ズ吸収装置に関し、特にケーブルを包囲するようにフェ
ライトにより閉磁路を形成してノイズ吸収を行う装置に
関する。
る信号に重畳されるノイズを吸収するために用いるノイ
ズ吸収装置に関し、特にケーブルを包囲するようにフェ
ライトにより閉磁路を形成してノイズ吸収を行う装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等のデジタル信号を取り扱
う電子機器では、ケーブルを通して伝送される信号にノ
イズが重畳されて機器内に侵入されると、機器の誤動作
を生じる原因となる。このため、近年では各種のノイズ
吸収装置が提案されており、例えば、半径方向に分割さ
れた一対のフェライトをケーブルを挿むようにして配置
し、これらのフェライトでケーブルを包囲する閉磁路を
構成することでケーブルを伝送されるノイズを吸収し、
機器内へのノイズの侵入を防止するものが提案されてい
る。
う電子機器では、ケーブルを通して伝送される信号にノ
イズが重畳されて機器内に侵入されると、機器の誤動作
を生じる原因となる。このため、近年では各種のノイズ
吸収装置が提案されており、例えば、半径方向に分割さ
れた一対のフェライトをケーブルを挿むようにして配置
し、これらのフェライトでケーブルを包囲する閉磁路を
構成することでケーブルを伝送されるノイズを吸収し、
機器内へのノイズの侵入を防止するものが提案されてい
る。
【0003】ところで、この種のノイズ吸収装置は、そ
の雑音吸収効果を高めるためには、ケーブルの長さ方向
の所定位置に固定支持させることが好ましい。すなわ
ち、この種のノイズ吸収装置を実際に用いる場合には、
ケーブルに対してノイズ吸収効果が最も顕著な位置を実
験等によって求め、その上でこのケーブル上の位置にノ
イズ吸収装置を固定することが必要とされる。このた
め、従来においては、ノイズ吸収装置をケーブルに対し
て固定するための構成が設けられている。
の雑音吸収効果を高めるためには、ケーブルの長さ方向
の所定位置に固定支持させることが好ましい。すなわ
ち、この種のノイズ吸収装置を実際に用いる場合には、
ケーブルに対してノイズ吸収効果が最も顕著な位置を実
験等によって求め、その上でこのケーブル上の位置にノ
イズ吸収装置を固定することが必要とされる。このた
め、従来においては、ノイズ吸収装置をケーブルに対し
て固定するための構成が設けられている。
【0004】例えば、実開昭63−39997号公報に
記載されているものは、一対のフェライトをそれぞれ支
持するためのカバーに設けられているケーブル挿通用の
開口の内縁に突起を設けておき、カバーを閉じて両フェ
ライトを結合させたときに、前記突起がケーブルの外被
に当接し、あるいは外被に食い込んでその固定を行うも
のである。しかしながら、この構成では突起が固定的に
設けられているため、ケーブルの径寸法が小さい場合に
は突起がケーブル外被に当接されず、あるいは食い込ま
ない場合があり、またケーブル径寸法が大きくて外被の
剛性が高い場合にはカバーを閉じることができなくなる
場合がある。
記載されているものは、一対のフェライトをそれぞれ支
持するためのカバーに設けられているケーブル挿通用の
開口の内縁に突起を設けておき、カバーを閉じて両フェ
ライトを結合させたときに、前記突起がケーブルの外被
に当接し、あるいは外被に食い込んでその固定を行うも
のである。しかしながら、この構成では突起が固定的に
設けられているため、ケーブルの径寸法が小さい場合に
は突起がケーブル外被に当接されず、あるいは食い込ま
ない場合があり、またケーブル径寸法が大きくて外被の
剛性が高い場合にはカバーを閉じることができなくなる
場合がある。
【0005】このような問題に対処するための技術とし
て、特開平3−267395号公報の技術では、カバー
の開口部に向けて端部が突出されたケーブル押え片を対
向するように設け、これらケーブル押え片の端部により
ケーブルの外被を押圧することでケーブルを挟み込んで
固定支持を行う構成が提案されている。この技術では、
ケーブル押え片の端部が径方向に撓むことで径寸法が異
なるケーブルに対してもノイズ吸収装置の固定が可能で
あることが示されている。
て、特開平3−267395号公報の技術では、カバー
の開口部に向けて端部が突出されたケーブル押え片を対
向するように設け、これらケーブル押え片の端部により
ケーブルの外被を押圧することでケーブルを挟み込んで
固定支持を行う構成が提案されている。この技術では、
ケーブル押え片の端部が径方向に撓むことで径寸法が異
なるケーブルに対してもノイズ吸収装置の固定が可能で
あることが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に開示された技術は、ケーブル押え片はその基端部が
カバーに固定され、ケーブルに当接されるその端部が開
口部に突出された片持支持構造であり、しかもその板厚
方向がケーブルの挿通方向と同一方向に向けられた構成
とされている。このため、ケーブルを挟持してケーブル
押え片が径方向に撓ませられたときには、ケーブル押え
片はその面と平行な方向、すなわち板厚方向と垂直な方
向に弾性変形されることになる。このため、ケーブル押
え片における弾性変形の程度には限界があり、径寸法が
顕著に相違される種々のケーブルに対応させることは難
しい。この場合、弾性変形の程度を大きくするために例
えばケーブル押え片の幅寸法を小さくすると、挟持力が
低減されてノイズ吸収装置の固定支持力が低下されてし
まう。したがって、ケーブルの径寸法が相違する種々の
ケーブルを十分な挟持力で固定支持することが難しいと
いう問題が生じることになる。
報に開示された技術は、ケーブル押え片はその基端部が
カバーに固定され、ケーブルに当接されるその端部が開
口部に突出された片持支持構造であり、しかもその板厚
方向がケーブルの挿通方向と同一方向に向けられた構成
とされている。このため、ケーブルを挟持してケーブル
押え片が径方向に撓ませられたときには、ケーブル押え
片はその面と平行な方向、すなわち板厚方向と垂直な方
向に弾性変形されることになる。このため、ケーブル押
え片における弾性変形の程度には限界があり、径寸法が
顕著に相違される種々のケーブルに対応させることは難
しい。この場合、弾性変形の程度を大きくするために例
えばケーブル押え片の幅寸法を小さくすると、挟持力が
低減されてノイズ吸収装置の固定支持力が低下されてし
まう。したがって、ケーブルの径寸法が相違する種々の
ケーブルを十分な挟持力で固定支持することが難しいと
いう問題が生じることになる。
【0007】本発明の目的は、ケーブルの径寸法が相違
する種々のケーブルに対しても十分な挟持力を得てケー
ブルへの固定支持力を高めることができるノイズ吸収装
置を提供することにある。
する種々のケーブルに対しても十分な挟持力を得てケー
ブルへの固定支持力を高めることができるノイズ吸収装
置を提供することにある。
【0008】本発明は、ケーブルを挟むように互いに密
接状態で対向位置される一対のフェライトと、これらの
フェライトを覆う一対のカバーとを備え、カバー間には
ケーブルを挿通させる開口部が設けられてなるノイズ吸
収装置において、カバーにはそれぞれ開口部の内径方向
にその一部が突出位置されるケーブル挟持片が一体に設
けられており、これらケーブル挟持片はその板厚方向が
ケーブルの径方向に向けられ、その板厚方向の弾性変形
力によりケーブルを挟持することを特徴とする。この場
合、ケーブル挟持片は、カバーの軸方向の一方の端面か
ら同軸方向に突出され、その両端部においてカバーに固
定され、その中間部が開口部の内径方向に突出された構
成とされる。また、この場合、中間部はケーブルの内径
方向に開口されてその底部が外径方向に突出されるU字
型部として構成されることが好ましい。
接状態で対向位置される一対のフェライトと、これらの
フェライトを覆う一対のカバーとを備え、カバー間には
ケーブルを挿通させる開口部が設けられてなるノイズ吸
収装置において、カバーにはそれぞれ開口部の内径方向
にその一部が突出位置されるケーブル挟持片が一体に設
けられており、これらケーブル挟持片はその板厚方向が
ケーブルの径方向に向けられ、その板厚方向の弾性変形
力によりケーブルを挟持することを特徴とする。この場
合、ケーブル挟持片は、カバーの軸方向の一方の端面か
ら同軸方向に突出され、その両端部においてカバーに固
定され、その中間部が開口部の内径方向に突出された構
成とされる。また、この場合、中間部はケーブルの内径
方向に開口されてその底部が外径方向に突出されるU字
型部として構成されることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は部分分解斜視図、図2
はその組み立て状態の斜視図である。また、図3(a)
〜(c)は図2の平面図とそのAA線、BB線の各断面
図である。これらの図において、1A,1Bはそれぞれ
半円筒状に形成された対をなすフェライト、2A,2B
はこれらのフェライト1A,1Bをそれぞれ内装支持し
てノイズ吸収を行うケーブルに固定支持させるためのほ
ぼ半円筒容器状に形成されたカバーである。前記フェラ
イト1A,1Bは両者の内周面間にケーブルを挟むよう
にしてそれぞれの直径位置にある平坦面11が互いに対
向して密接されることでケーブルを包囲する閉磁路を形
成し、ケーブルを伝送される信号に重畳されるノイズを
吸収することができる。このノイズ吸収動作について
は、既に広く知られているために、ここではその説明は
省略する。また、前記各フェライト1A,1Bは、前記
カバー2A,2Bにそれぞれ内装支持されるために、そ
の筒軸方向の両端面には、外周面に沿った位置に筒軸方
向に突出された支持用突起12が形成されている。な
お、この支持用突起12はその外周面側がテーパ状とさ
れており、後述するように前記カバー2A,2Bへの装
着および支持が容易に行い得るようになっている。
図面を参照して説明する。図1は部分分解斜視図、図2
はその組み立て状態の斜視図である。また、図3(a)
〜(c)は図2の平面図とそのAA線、BB線の各断面
図である。これらの図において、1A,1Bはそれぞれ
半円筒状に形成された対をなすフェライト、2A,2B
はこれらのフェライト1A,1Bをそれぞれ内装支持し
てノイズ吸収を行うケーブルに固定支持させるためのほ
ぼ半円筒容器状に形成されたカバーである。前記フェラ
イト1A,1Bは両者の内周面間にケーブルを挟むよう
にしてそれぞれの直径位置にある平坦面11が互いに対
向して密接されることでケーブルを包囲する閉磁路を形
成し、ケーブルを伝送される信号に重畳されるノイズを
吸収することができる。このノイズ吸収動作について
は、既に広く知られているために、ここではその説明は
省略する。また、前記各フェライト1A,1Bは、前記
カバー2A,2Bにそれぞれ内装支持されるために、そ
の筒軸方向の両端面には、外周面に沿った位置に筒軸方
向に突出された支持用突起12が形成されている。な
お、この支持用突起12はその外周面側がテーパ状とさ
れており、後述するように前記カバー2A,2Bへの装
着および支持が容易に行い得るようになっている。
【0010】一方、前記カバー2A,2Bは、それぞれ
の一側部において一対の連結片21により一体的に連結
された状態で樹脂成形されており、この連結片21にお
ける可撓性によって両カバーは径方向に開閉可能とさ
れ、閉じたときには両カバーで円筒容器が構成され、さ
らに両カバー2A,2Bの半円状の内縁部22によって
この円筒容器の両端面にそれぞれ開口部23(図5,図
6参照)が形成される。また、前記カバーのうち、一方
のカバー2Aの他側部には矢尻状をした一対の係合突部
24が円筒面の接線方向に突出され、他方のカバー2B
の他側部には前記各係合突部24が挿通された状態に係
合される一対の係合穴部25が形成されている。
の一側部において一対の連結片21により一体的に連結
された状態で樹脂成形されており、この連結片21にお
ける可撓性によって両カバーは径方向に開閉可能とさ
れ、閉じたときには両カバーで円筒容器が構成され、さ
らに両カバー2A,2Bの半円状の内縁部22によって
この円筒容器の両端面にそれぞれ開口部23(図5,図
6参照)が形成される。また、前記カバーのうち、一方
のカバー2Aの他側部には矢尻状をした一対の係合突部
24が円筒面の接線方向に突出され、他方のカバー2B
の他側部には前記各係合突部24が挿通された状態に係
合される一対の係合穴部25が形成されている。
【0011】さらに、前記各カバー2A,2Bの筒軸方
向の両端部の内面には、外周側から内周側に向けての円
周一部領域を幾分厚肉に形成するとともに、この厚肉部
に外側から中心方向に向けて支持用溝26が開設されて
おり、この支持用溝26によって径方向の段部26aが
形成されている。そして、この段部26aは前記フェラ
イト1A,1Bの両端面に設けられた支持用突起12が
嵌合可能とされている。また、前記カバーのうち、ここ
では一方のカバー2Aの内面には、その周縁にそって矩
形のリブ状に形成したスプリング枠27が設けられてお
り、このスプリング枠には、図1に示すように、矩形に
曲げ形成した線バネ3が内装されるように構成されてい
る。
向の両端部の内面には、外周側から内周側に向けての円
周一部領域を幾分厚肉に形成するとともに、この厚肉部
に外側から中心方向に向けて支持用溝26が開設されて
おり、この支持用溝26によって径方向の段部26aが
形成されている。そして、この段部26aは前記フェラ
イト1A,1Bの両端面に設けられた支持用突起12が
嵌合可能とされている。また、前記カバーのうち、ここ
では一方のカバー2Aの内面には、その周縁にそって矩
形のリブ状に形成したスプリング枠27が設けられてお
り、このスプリング枠には、図1に示すように、矩形に
曲げ形成した線バネ3が内装されるように構成されてい
る。
【0012】さらに、前記各カバー2A,2Bの筒軸方
向の一方の端面には、図4(a),(b)にその側面図
とCC線断面図を示すように、それぞれケーブル挟持片
4がそれぞれの径方向の両端部41において当該一端面
に固定支持されている。このケーブル挟持片4は、その
中間部42は各カバー2A,2Bの前記一端面とは微小
の間隙をもって延長されており、かつこの中間部42は
内径方向に開口を向け、外径方向に底部を突出させたU
字型部として構成され、このU字型部42の開口縁部が
前記両カバーで構成される開口部23内に突出位置され
ている。また、このU字型部42の対向間隔は、使用が
予定されているケーブルの径寸法よりも十分小さくされ
ており、さらに少なくともこの中間部42の幅寸法であ
る筒軸方向の長さや、その板厚寸法は、後述するように
適切な挟持力を得ることが可能な寸法に設定されてい
る。また、前記中間部42の表面には、断面がテーパ状
に盛り上げられたリブ43が一体に形成されている。
向の一方の端面には、図4(a),(b)にその側面図
とCC線断面図を示すように、それぞれケーブル挟持片
4がそれぞれの径方向の両端部41において当該一端面
に固定支持されている。このケーブル挟持片4は、その
中間部42は各カバー2A,2Bの前記一端面とは微小
の間隙をもって延長されており、かつこの中間部42は
内径方向に開口を向け、外径方向に底部を突出させたU
字型部として構成され、このU字型部42の開口縁部が
前記両カバーで構成される開口部23内に突出位置され
ている。また、このU字型部42の対向間隔は、使用が
予定されているケーブルの径寸法よりも十分小さくされ
ており、さらに少なくともこの中間部42の幅寸法であ
る筒軸方向の長さや、その板厚寸法は、後述するように
適切な挟持力を得ることが可能な寸法に設定されてい
る。また、前記中間部42の表面には、断面がテーパ状
に盛り上げられたリブ43が一体に形成されている。
【0013】この構成のノイズ吸収装置では、フェライ
ト1A,1Bはそれぞれカバー2A,2Bに内装され
る。この内装に際しては、単にフェライト1A,1Bを
その円筒面側をカバー2A,2Bに向けてカバー内に押
し込めばよい。これにより、フェライト1A,1Bに設
けられた支持用突起12がそのテーパ面形状によって支
持用溝26の段部26aを乗り越え、乗り越えたところ
でこの段部26aに係合する。これにより、フェライト
1A,1Bはその筒軸方向の両端部においてそれぞれ支
持用突起12と段部26aとの係合によりフェライト1
A,1Bがカバー2A,2Bから脱落されることが防止
される。また、このフェライトの支持に際しては、一方
のカバー2Aでは、フェライト1Aを押し込む前にスプ
リング3をカバー2Aの内部に載置する。スプリング3
はスプリング枠27内に載置され、その両側辺において
スプリング枠27によって位置が規制される。また、こ
の状態ではスプリング3は平面状態にあるため、その中
間辺部は円筒面であるカバー2Aの内面から浮いた状態
とされる。そして、このスプリング3の上からフェライ
ト1Aをカバー2Aに押し込んで前記した支持を行うこ
とで、スプリング3はフェライト1Aによって外径方向
に撓ませられ、その抗力としての弾性力によって逆にフ
ェライト1Aは平坦面方向に付勢される。
ト1A,1Bはそれぞれカバー2A,2Bに内装され
る。この内装に際しては、単にフェライト1A,1Bを
その円筒面側をカバー2A,2Bに向けてカバー内に押
し込めばよい。これにより、フェライト1A,1Bに設
けられた支持用突起12がそのテーパ面形状によって支
持用溝26の段部26aを乗り越え、乗り越えたところ
でこの段部26aに係合する。これにより、フェライト
1A,1Bはその筒軸方向の両端部においてそれぞれ支
持用突起12と段部26aとの係合によりフェライト1
A,1Bがカバー2A,2Bから脱落されることが防止
される。また、このフェライトの支持に際しては、一方
のカバー2Aでは、フェライト1Aを押し込む前にスプ
リング3をカバー2Aの内部に載置する。スプリング3
はスプリング枠27内に載置され、その両側辺において
スプリング枠27によって位置が規制される。また、こ
の状態ではスプリング3は平面状態にあるため、その中
間辺部は円筒面であるカバー2Aの内面から浮いた状態
とされる。そして、このスプリング3の上からフェライ
ト1Aをカバー2Aに押し込んで前記した支持を行うこ
とで、スプリング3はフェライト1Aによって外径方向
に撓ませられ、その抗力としての弾性力によって逆にフ
ェライト1Aは平坦面方向に付勢される。
【0014】したがって、図5に示すように、このノイ
ズ吸収装置の各フェライト1A,1Bの内周面ないしカ
バー2A,2Bの開口部23にわたってケーブル5を挿
通させた状態で、両カバー2A,2B間の連結片21を
曲げ変形させて両カバー2A,2Bを合わせると、係合
突部24と係合穴部25との係合により両カバー2A,
2Bは対向状態で一体的に結合され、前記したような円
筒容器として構成され、前記ケーブル5はその開口部2
3内を挿通される。そして、この状態では前記スプリン
グ3の付勢力によって一方のカバー2A内のフェライト
1Aは他方のフェライト1Bに向けて付勢され、両フェ
ライト1A,1Bの平坦面11が互いに当接される。こ
れにより、両フェライト1A,1Bでケーブル5を包囲
する閉磁路が構成され、ケーブル5におけるノイズを吸
収することが可能となる。
ズ吸収装置の各フェライト1A,1Bの内周面ないしカ
バー2A,2Bの開口部23にわたってケーブル5を挿
通させた状態で、両カバー2A,2B間の連結片21を
曲げ変形させて両カバー2A,2Bを合わせると、係合
突部24と係合穴部25との係合により両カバー2A,
2Bは対向状態で一体的に結合され、前記したような円
筒容器として構成され、前記ケーブル5はその開口部2
3内を挿通される。そして、この状態では前記スプリン
グ3の付勢力によって一方のカバー2A内のフェライト
1Aは他方のフェライト1Bに向けて付勢され、両フェ
ライト1A,1Bの平坦面11が互いに当接される。こ
れにより、両フェライト1A,1Bでケーブル5を包囲
する閉磁路が構成され、ケーブル5におけるノイズを吸
収することが可能となる。
【0015】そして、各カバー2A,2Bの各ケーブル
挟持片4は、図6(a)のように、それぞれのU字型部
42の間にケーブル5を挟持し、この挟持力によってケ
ーブル5に対してノイズ吸収装置を固定する。この場
合、ケーブル挟持片4は全体として外径方向に弾性変形
するとともに、U字型部42はケーブル5の径寸法に対
応して対向幅が拡大されるように弾性変形される。した
がって、図6(b)のように、大径のケーブル5Aの場
合には、その弾性変形の度合いが大きくなるため、U字
型部42は対向間隔が大きく開いた状態でケーブル5A
を挟持する。これにより、ケーブルの径寸法にかかわら
ずノイズ吸収装置の固定が可能となる。
挟持片4は、図6(a)のように、それぞれのU字型部
42の間にケーブル5を挟持し、この挟持力によってケ
ーブル5に対してノイズ吸収装置を固定する。この場
合、ケーブル挟持片4は全体として外径方向に弾性変形
するとともに、U字型部42はケーブル5の径寸法に対
応して対向幅が拡大されるように弾性変形される。した
がって、図6(b)のように、大径のケーブル5Aの場
合には、その弾性変形の度合いが大きくなるため、U字
型部42は対向間隔が大きく開いた状態でケーブル5A
を挟持する。これにより、ケーブルの径寸法にかかわら
ずノイズ吸収装置の固定が可能となる。
【0016】このとき、ケーブル挟持片4のU字型部4
2はカバー2A,2Bの各端面から離間されているため
にカバーに対して独立して変形可能であり、しかもその
径方向および対向幅方向の弾性変形はケーブル挟持片4
の板厚方向であるために、その幅寸法にかかわらず容易
となる。そして、この場合にケーブル挟持片4の板厚を
大きくすれば、大きな挟持力を得ることが可能になる。
これにより、ケーブル挟持片4の弾性変形の範囲が大き
くでき、小径から大径までの種々のケーブルへの確実な
固定が可能となる一方で、ケーブル挟持片4による大き
な挟持力を得ることができ、ケーブルに対する固定の信
頼性が高められる。
2はカバー2A,2Bの各端面から離間されているため
にカバーに対して独立して変形可能であり、しかもその
径方向および対向幅方向の弾性変形はケーブル挟持片4
の板厚方向であるために、その幅寸法にかかわらず容易
となる。そして、この場合にケーブル挟持片4の板厚を
大きくすれば、大きな挟持力を得ることが可能になる。
これにより、ケーブル挟持片4の弾性変形の範囲が大き
くでき、小径から大径までの種々のケーブルへの確実な
固定が可能となる一方で、ケーブル挟持片4による大き
な挟持力を得ることができ、ケーブルに対する固定の信
頼性が高められる。
【0017】また、ケーブル挟持片4の中間部42の表
面に設けたリブ43がケーブル5の外被に食い込むこと
で、ケーブル5に対する固定力をさらに高めることも可
能となる。さらに、この実施形態では、ケーブル挟持片
4はカバーの端部の筒軸方向外側に位置しているため、
各カバー2A,2Bにおいてはカバーの筒軸方向の全長
にわたってそれぞれフェライト1A,1Bが内装できる
ため、前記した特開平3−267395号公報のように
カバー内にケーブル押え片を設けたものに比較して、カ
バーの外形寸法に対して筒軸長が長いフェライトを使用
することができ、その分ノイズ吸収効果を高め、小型で
かつノイズ吸収効果の高いノイズ吸収装置を得ることが
可能となる。
面に設けたリブ43がケーブル5の外被に食い込むこと
で、ケーブル5に対する固定力をさらに高めることも可
能となる。さらに、この実施形態では、ケーブル挟持片
4はカバーの端部の筒軸方向外側に位置しているため、
各カバー2A,2Bにおいてはカバーの筒軸方向の全長
にわたってそれぞれフェライト1A,1Bが内装できる
ため、前記した特開平3−267395号公報のように
カバー内にケーブル押え片を設けたものに比較して、カ
バーの外形寸法に対して筒軸長が長いフェライトを使用
することができ、その分ノイズ吸収効果を高め、小型で
かつノイズ吸収効果の高いノイズ吸収装置を得ることが
可能となる。
【0018】また、この実施形態ではフェライト1A,
1Bに支持用突起12を設け、カバー2A,2Bに支持
用溝26およびその段部26aを設けているため、フェ
ライトに支持用の凹部を設ける場合に比較してフェライ
トの成形が容易となり、かつ成形されるフェライトの寸
法精度が高められ、カバーに対する内装位置精度を高め
ることが可能となる。また、これに伴い、カバーには支
持用溝を形成すればよいため、カバーを一体成形する場
合に支持用溝と段部を抜き型により容易に成形すること
が可能となる。さらに、両フェライト1A,1Bを密接
させるためのスプリング3に線バネを曲げ加工したもの
を用いているため、板バネを用いるものに比較して低コ
スト化、軽量化が期待できる。なお、線バネの長さや曲
げ形状を任意に設計でき、そのバネ力、すなわちフェラ
イトの当接力を任意に変更、調整することも可能とな
り、この調整は板バネの場合に比較して極めて容易に行
うことができる。
1Bに支持用突起12を設け、カバー2A,2Bに支持
用溝26およびその段部26aを設けているため、フェ
ライトに支持用の凹部を設ける場合に比較してフェライ
トの成形が容易となり、かつ成形されるフェライトの寸
法精度が高められ、カバーに対する内装位置精度を高め
ることが可能となる。また、これに伴い、カバーには支
持用溝を形成すればよいため、カバーを一体成形する場
合に支持用溝と段部を抜き型により容易に成形すること
が可能となる。さらに、両フェライト1A,1Bを密接
させるためのスプリング3に線バネを曲げ加工したもの
を用いているため、板バネを用いるものに比較して低コ
スト化、軽量化が期待できる。なお、線バネの長さや曲
げ形状を任意に設計でき、そのバネ力、すなわちフェラ
イトの当接力を任意に変更、調整することも可能とな
り、この調整は板バネの場合に比較して極めて容易に行
うことができる。
【0019】ここで、本発明においては、ケーブル挟持
片の中間部としてのU字型部はV字型であっても、ある
いは円弧状、例えば半円状であってもよく、要は径方向
に変形可能でかつ対向する一対の壁部として構成されて
いればよい。また、この中間部と両端部との境界部は実
施形態のように曲面状に形成されていために、異なる径
寸法のケーブルを挟持する際にケーブル挟持片がケーブ
ル径に追従して弾性変形される上で好ましい。さらに、
ケーブル挟持片の両端部と中央部の板厚を相違させ、あ
るいは連続的に変化させた構成とすることで、ケーブル
の挟持力としてさらに好ましい状態が構成できる。
片の中間部としてのU字型部はV字型であっても、ある
いは円弧状、例えば半円状であってもよく、要は径方向
に変形可能でかつ対向する一対の壁部として構成されて
いればよい。また、この中間部と両端部との境界部は実
施形態のように曲面状に形成されていために、異なる径
寸法のケーブルを挟持する際にケーブル挟持片がケーブ
ル径に追従して弾性変形される上で好ましい。さらに、
ケーブル挟持片の両端部と中央部の板厚を相違させ、あ
るいは連続的に変化させた構成とすることで、ケーブル
の挟持力としてさらに好ましい状態が構成できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フェライ
トを内装支持したカバーにはそれぞれ開口部の内径方向
にその一部が突出位置されるケーブル挟持片が一体に設
けられており、これらケーブル挟持片はその板厚方向が
ケーブルの径方向に向けられ、その板厚方向の弾性変形
力によりケーブルを挟持する構成とされているので、ケ
ーブル挟持片の弾性変形量に大きなものが得られ、径寸
法が異なるケーブル対するノイズ吸収装置の固定が可能
になるとともに、ケーブル挟持片の板厚や幅寸法を適宜
に設定することで大きな弾性変形力による挟持力を得る
ことかでき、信頼性の高いノイズ吸収装置の固定が実現
できる。さらに、ケーブル挟持片がカバーの外部に設け
られることで、フェライトの軸方向寸法が拡大でき、小
型でかつノイズ吸収効果の高いノイズ吸収装置を得るこ
とができる。
トを内装支持したカバーにはそれぞれ開口部の内径方向
にその一部が突出位置されるケーブル挟持片が一体に設
けられており、これらケーブル挟持片はその板厚方向が
ケーブルの径方向に向けられ、その板厚方向の弾性変形
力によりケーブルを挟持する構成とされているので、ケ
ーブル挟持片の弾性変形量に大きなものが得られ、径寸
法が異なるケーブル対するノイズ吸収装置の固定が可能
になるとともに、ケーブル挟持片の板厚や幅寸法を適宜
に設定することで大きな弾性変形力による挟持力を得る
ことかでき、信頼性の高いノイズ吸収装置の固定が実現
できる。さらに、ケーブル挟持片がカバーの外部に設け
られることで、フェライトの軸方向寸法が拡大でき、小
型でかつノイズ吸収効果の高いノイズ吸収装置を得るこ
とができる。
【図1】本発明の実施形態の部分分解斜視図である。
【図2】図1の組み立て状態の斜視図である。
【図3】図2の平面図とそのAA線、BB線の断面図で
ある。
ある。
【図4】ケーブル挟持片を説明するための側面図とその
CC線断面図である。
CC線断面図である。
【図5】ケーブルに固定した状態を示す斜視図である。
【図6】ケーブル挟持片の動作を説明するための側面図
である。
である。
1A,1B フェライト 2A,2B カバー 3 スプリング 4 ケーブル挟持片 5,5A ケーブル 12 支持用突起 21 連結片 23 開口部 24 係合突部 25 係合穴部 41 両端部 42 中間部 43 リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーブルを挟むように互いに密接状態で
対向位置される一対のフェライトと、これらのフェライ
トを覆う一対のカバーとを備え、前記カバー間には前記
ケーブルを挿通させる開口部が設けられてなるノイズ吸
収装置において、前記カバーにはそれぞれ前記開口部の
内径方向にその一部が突出位置されるケーブル挟持片が
一体に設けられ、これらケーブル挟持片はその板厚方向
が前記ケーブルの径方向に向けられ、その板厚方向の弾
性変形力により前記ケーブルを挟持することを特徴とす
るノイズ吸収装置。 - 【請求項2】 ケーブル挟持片は、カバーの軸方向の一
方の端面から同軸方向に突出され、その両端部において
カバーに固定され、その中間部が前記開口部の内径方向
に突出されてなる請求項1のノイズ吸収装置。 - 【請求項3】 中間部はケーブルの内径方向に開口され
てその底部が外径方向に突出されるU字型部として構成
されてなる請求項2のノイズ吸収装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP08191070A JP3126922B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | ノイズ吸収装置 |
TW086109043A TW374290B (en) | 1996-07-19 | 1997-06-27 | Noise absorbing apparatus |
US08/885,362 US5942964A (en) | 1996-07-19 | 1997-06-30 | Noise absorbing apparatus |
DE19730108A DE19730108C2 (de) | 1996-07-19 | 1997-07-14 | Vorrichtung zur Rauschdämpfung |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1041671A true JPH1041671A (ja) | 1998-02-13 |
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TW (1) | TW374290B (ja) |
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1997
- 1997-06-27 TW TW086109043A patent/TW374290B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-06-30 US US08/885,362 patent/US5942964A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-14 DE DE19730108A patent/DE19730108C2/de not_active Expired - Fee Related
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