JP3140353B2 - 可動コネクタ - Google Patents

可動コネクタ

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JP3140353B2
JP3140353B2 JP07321773A JP32177395A JP3140353B2 JP 3140353 B2 JP3140353 B2 JP 3140353B2 JP 07321773 A JP07321773 A JP 07321773A JP 32177395 A JP32177395 A JP 32177395A JP 3140353 B2 JP3140353 B2 JP 3140353B2
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • H01R13/74Means for mounting coupling parts in openings of a panel
    • H01R13/748Means for mounting coupling parts in openings of a panel using one or more screws
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グが被取付体に対して移動自在に取り付けられる可動コ
ネクタに関するもので、更に詳述すると、例えば、自動
車におけるワイヤハーネスとインストルメントパネル内
の計器類との電気接続に使用される雄、雌コネクタの嵌
合を自動化する際、いずれか一方のコネクタを可動構造
とすることによって、嵌合時のコネクタ相互間のずれが
吸収されて、コネクタ相互の接続を容易にする可動コネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可動コネクタとして、例えば実公
平5−27814号公報に開示のものを図6、図7に示
して説明すると、この可動コネクタ11は、矩形体状に
形成したコネクタハウジング12の内部に複数の端子収
容室16を設けた雄型コネクタとして構成されたもので
ある。コネクタハウジング12の基端側には、リング状
のばね部材17と、該ばね部材17内に配置した略棒状
の弾性片14とが各側壁面に対応して突設され、また各
ばね部材17の両側には前記コネクタハウジング12の
角部より突出したガイドフランジ18が設けられてい
る。そして、コネクタハウジング12は、図7に示すよ
うに、前記ばね部材17、弾性片14およびガイドフラ
ンジ18が、インストルメントパネル13の開口部15
の周縁に装備した支持溝20内に嵌入されることによ
り、インストルメントパネル13に保持されると共に、
コネクタ移動に応じた所定部位のばね部材17および弾
性片14が弾性変形し可動されるものである。なお、前
記ばね部材17の幅W1 、弾性片14の板厚T1 、ガイ
ドフランジ18の板厚T2 は、いずれも支持溝20の溝
幅Lよりも小さく設定されている。
【0003】前記各部についてさらに詳述すると、ばね
部材17は、外周面が支持溝20の内底面に当接するこ
とによってコネクタハウジング12を、開口部15の中
心に向けて付勢するように外径が設定され、弾性片14
は、先端が支持溝20の一方の内側面に当接することに
よってコネクタハウジング12を支持溝20の他方の内
側面側に押し付けるように傾斜して設けられている。ま
た、前記ガイドフランジ18は、弾性片14およびばね
部材17が弾性変形した際に支持溝20から抜け出すこ
とのないように該支持溝20内に遊嵌される部材で、コ
ネクタハウジング12からの突出寸法が前記ばね部材1
7よりも小さく設定されている。
【0004】そして、インストルメントパネル13に装
着された可動コネクタ11は、自動組立装置が該インス
トルメントパネル13を車体に組み付ける際、図7に示
すように、インストルメントパネル13を矢印(イ)方
向に移動させることにより、車体側に既に固定装備され
ているワイヤハーネス側の雌コネクタ19と嵌合するも
のである。なお、雌コネクタ19の、前記コネクタハウ
ジング12が嵌入する嵌合部19aの開口端には、前記
コネクタハウジング12を該嵌合部19a内に導入する
ためのテーパ面19bが形成されている。
【0005】前記のとおり構成された可動コネクタ11
は、仮に、コネクタ嵌合時にコネクタ相互の軸線がずれ
ていた場合、すなわち、図7に示すように、雌コネクタ
19の軸線C1 がコネクタハウジング12の軸線Cに対
し嵌合方向と直交方向にずれ(図では、ずれ量がL1 )
ていた場合、設計上では、前記ばね部材17の径方向の
弾性変形によってこのずれを吸収することが可能とされ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際上では、
雌コネクタ19の軸線C1 がコネクタハウジング12の
軸線Cに対し嵌合方向と直交する方向にずれていた場
合、そのずれを円滑に吸収できないことがあり、最悪の
場合には、コネクタハウジングの破損等を招く虞があっ
た。その理由は、コネクタ相互間に軸線C、C1 のずれ
が生じていると、コネクタ同士の嵌合初期に、前記テー
パ面19bからの反力で、軸線Cと直交方向の力Fがコ
ネクタハウジング12の先端部Pに作用することにな
る。このため、コネクタハウジング12は、図8に示す
ように、一部弾性片14の付勢力に打ち勝って矢印
(ロ)方向に回転した傾斜状態にされ、前記雌コネクタ
19から受ける嵌合方向の押圧力F1 が、前記支持溝2
0の側面に当接しているばね部材17の一部(図で矢印
(ハ)で示すばね部材17)に曲げ荷重として集中する
ことによる。
【0007】すなわち、曲げ荷重の集中作用によってば
ね部材17本来の径方向の弾性変形性能が損なわれ、コ
ネクタハウジング12のずれ吸収方向への移動が充分に
作用しなくなって、結果的に、雌コネクタ19の押圧力
がもとでコネクタ11、19相互に破損を生じる虞があ
った。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、コネ
クタ同士の嵌合時に軸線ずれが生じていてもコネクタハ
ウジングを傾斜状態にさせないで嵌合を良好にできる可
動コネクタを提供し、もって、自動化に好適となること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る可動コネクタは、コネクタハウジングが
被取付体(インストルメントパネル)に可動に取り付け
られる可動コネクタであって、前記コネクタハウジング
の後端よりコネクタ嵌合方向に沿って突出したフランジ
装着部と、前記フランジ装着部に外嵌し且つ前記コネク
タハウジングのコネクタ嵌合方向への所定範囲内での移
動を許容する筒状部と該筒状部よりコネクタ嵌合方向と
直交する外方向に張り出したフランジ部とを有するイン
ナーフランジと、前記インナーフランジが遊嵌状態に挿
通され且つインストルメントパネルに固設して前記フラ
ンジ部を摺動自在に挟持するアウターフランジと、前記
インナーフランジと前記アウターフランジとの間に配置
し、前記筒状部が嵌入される第1の部位と該第1の部位
よりコネクタ嵌合方向に延伸し前記フランジ装着部が嵌
入される第2の部位とを有する弾性体とを具備したこと
を特徴とするものである。
【0009】あるいは、前記弾性体が、硬質樹脂材料か
らなる前記インナーフランジの筒状部の外周を覆う軟質
樹脂材料のスポンジ材により前記インナーフランジと一
体の略筒状に形成されることを特徴とするものである。
【0010】あるいは、前記インナーフランジの筒状部
および前記フランジ装着部が角筒状に設けられ、相互の
嵌合によって前記インナーフランジと前記コネクタハウ
ジングとの間の相対回転が防止されることを特徴とする
ものである。
【0011】そして、コネクタハウジングおよびインナ
ーフランジは、インナーフランジの筒状部およびコネク
タハウジングのフランジ装着部がともに角筒状に設けら
れて相互に嵌合しているので、相対回転が防止されると
ともに両部材間の軸線ずれやコネクタハウジングの傾斜
が阻止され、相対偏倚方向がコネクタ嵌合方向のみに限
定される。また、インナーフランジは、被取付体と該被
取付体に固設されるアウターフランジとによりフランジ
部が摺動自在に挟持されているので、偏倚方向が被取付
面に沿う方向のみに限定される。したがって、相手コネ
クタとの嵌合時に、相手コネクタから受ける嵌合方向と
直交する方向の力に起因した、コネクタハウジングの傾
きが確実に防止できる。
【0012】しかも、可動する側のコネクタと相手コネ
クタとの軸線が相互にずれていて、コネクタ嵌合時に可
動側のコネクタハウジングの先端部に相手コネクタから
嵌合方向と直交する方向の力が作用した時に、インナー
フランジの筒状部とアウターフランジとの間に配置され
た弾性体の第1の部位が弾性変形することで、その力の
衝撃を緩和しつつ、その力の作用を速やかに被取付面に
沿う変位に変換して、コネクタ相互の軸線ずれを吸収で
きる。
【0013】また、コネクタ相互の嵌合方向に沿った押
圧力に対し、フランジ装着部が嵌入し、インナーフラン
ジの筒状部とコネクタハウジングとの互いに対向する端
面間の隙間に配置される弾性体の第2の部位が弾性変形
することによって、押圧力に対する衝撃の発生を防止さ
れる。また、軟質樹脂材料による弾性体と硬質樹脂材料
によるインナーフランジとの一体形成は、2色成形法を
利用することによって比較的に容易に製作できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可動コネクタ
の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図3は本発明に係る可動コネクタの一実施形態
を示したもので、図1は可動コネクタの被取付体への取
付け状態を示す縦断面図、図2は可動コネクタの分解斜
視図、図3は可動コネクタの分解状態の縦断面図であ
る。この実施形態での可動コネクタ21は、被取付体と
なる自動車のインストルメントパネル23に装備される
計器、あるいは、その他の電気機器等と一体化し、且つ
インストルメントパネル23に可動に取り付けられて、
車体側のワイヤハーネスに接続した雌コネクタ25と結
合する雄コネクタとして設けられており、この雄コネク
タを構成する、合成樹脂からなるコネクタハウジング2
7の先端周縁にはテーパ面28が形成されて、該コネク
タハウジング27を雌コネクタ25の嵌合部26に嵌入
させる際の案内面とされている。
【0015】そして、この可動コネクタ21は、インス
トルメントパネル23上の被取付面22に対し、コネク
タハウジング27を一定の範囲内で可動に取り付けるた
めの手段を備えている。この手段は、前記コネクタハウ
ジング27に一体形成されたフランジ装着部31と、該
フランジ装着部31に外嵌するインナーフランジ36
と、該インナーフランジ36を被取付面22に取り付け
るアウターフランジ38と、前記インナーフランジ36
と前記アウターフランジ38との間に介在する第1の部
位40と前記インナーフランジ36と前記コネクタハウ
ジング27との間に介在する第2の部位42とを有する
弾性体44とから構成されている。
【0016】ここに、前記フランジ装着部31は、前記
の雌雄コネクタ21、25の相互によるコネクタ嵌合方
向(図1の上下方向)に沿って延出したかのようにコネ
クタハウジング27の後端より突出した4角筒状に形成
され、その先端側には、前記コネクタハウジング27
の、前記インナーフランジ36からの抜けを防止するた
めの弾性係止片46が、4角筒状を構成する各片毎に装
備されている。
【0017】前記インナーフランジ36は、前記フラン
ジ装着部31に摺動自在に外嵌して前記コネクタハウジ
ング27のコネクタ嵌合方向と直交する方向への動きを
規制する一方でコネクタ嵌合方向への所定の範囲内での
動きは許容する横断面形状が4角形の筒状部34と、該
筒状部34の基端側からコネクタ嵌合方向と直交する外
方向に張り出したフランジ部35とを有した構成からな
る。前記筒状部34とフランジ装着部31との嵌合は、
それぞれが4角形状であるため、相互間の回り止めをす
る役割も果たす。
【0018】前記アウターフランジ38は前記インナー
フランジ36が遊嵌状態に挿通されると共に、図2にも
示すように、ねじ部材48によってインストルメントパ
ネル23に固設されるもので、インストルメントパネル
23に固設される際にアウターフランジ38側に形成し
た凹部49にインナーフランジ36のフランジ部35を
収容し、且つ前記フランジ部35を該アウターフランジ
38とインストルメントパネル23とで挟持すること
で、該フランジ部35の表面をインストルメントパネル
23の被取付面22に密着させた状態でコネクタ嵌合方
向と直交する方向、すなわち、被取付面22の表面に沿
った方向(図1の左右方向)にのみ所定の範囲内で移動
自在にしている。
【0019】前記弾性体44の第1の部位40には、前
記インナーフランジ36の筒状部34が嵌入されると共
に、前記第1の部位40は、前記筒状部34と前記アウ
ターフランジ38との間の隙間を埋めるように配置され
て、前記インナーフランジ36が許容される移動範囲の
中心に位置するように該インナーフランジ36を付勢す
る。また、前記弾性体44の第2の部位42は、前記第
1の部位40よりコネクタ嵌合方向に延伸して該第2の
部位42に前記フランジ装着部31が嵌入されると共
に、前記筒状部34とコネクタハウジング27との互い
に対向する端面36a、27a間の隙間を埋めるように
配置されて、コネクタ同士の嵌合操作時にコネクタハウ
ジング27に加わるコネクタ嵌合方向の押圧力を弾性変
形によって吸収する。
【0020】そして、前記の第1の部位40および第2
の部位42は、軟質樹脂材料としたスポンジ材の樹脂成
形により単一の弾性体44を構成している。さらに、本
実施形態では、前記弾性体44は、2色成形法によっ
て、硬質樹脂材料で形成されるインナーフランジ36の
筒状部34の外周を覆う略筒状に成形されて、該筒状部
34と一体形成されている。
【0021】各部が前記構成による可動コネクタ21
は、弾性体44が一体化したインナーフランジ36の筒
状部34を、アウターフランジ38の中央部に透設した
貫通孔50(図2、3参照)に挿通した状態で、前記筒
状部34内に、コネクタハウジング27のフランジ装着
部31および弾性係止片46を嵌入させて、インナーフ
ランジ36とアウターフランジ38とコネクタハウジン
グ27との一体化を図り、その後、前記アウターフラン
ジ38のねじ止め部52をインストルメントパネル23
にねじ止めすることで、コネクタハウジング27がイン
ストルメントパネル23に対して可動に取り付けられた
状態になる。そして、前記インストルメントパネル23
を図1の矢印(ニ)で示すように、雌コネクタ25が固
定装備されている車体側に押し込んで、インストルメン
トパネル23の車体への組み付けを行えば、前記可動コ
ネクタ21が雌コネクタ25に嵌合されることになる。
【0022】この嵌合操作時において、コネクタハウジ
ング27に突出形成されたフランジ装着部31とインナ
ーフランジ36との嵌合が、これらコネクタハウジング
27とインナーフランジ36との間の相対偏倚方向を、
コネクタ嵌合方向のみに限定し、コネクタ嵌合方向と直
交する方向への相対偏倚やコネクタハウジング27の傾
斜を阻止する。一方、前記インナーフランジ36のフラ
ンジ部35を被取付面22に拘束するアウターフランジ
38が、前記インナーフランジ36の偏倚方向を被取付
面22に沿う方向のみに限定する。したがって、この可
動コネクタ21は、雌コネクタ25との嵌合時、仮にコ
ネクタ嵌合方向と直交する方向の力が作用しても、被取
付面22に対するコネクタハウジング27の偏倚方向が
所定方向のみに規制されるため、取付け姿勢に傾きが生
じない。
【0023】しかも、図1に示すように、コネクタ嵌合
時に可動コネクタ21と雌コネクタ25との間で軸線ず
れが生じていた場合、可動コネクタ21はコネクタハウ
ジング27のテーパ面28が雌コネクタ25の嵌合部2
6の先端に衝突して、コネクタ嵌合方向と直交する方向
の力が作用するが、このとき、図4に示すように、前記
筒状部34と前記アウターフランジ38との間に位置す
る第1の部位40が部分的に弾性変形することで、その
力が作用する衝撃を緩和しつつ、その力を速やかに被取
付面22に沿う偏倚量に変換しコネクタハウジング27
を移動させ、コネクタ相互の位置ずれを吸収する。ま
た、コネクタ嵌合方向に沿う押圧力に対しても、図4に
示すように、前記インナーフランジ36の筒状部34と
コネクタハウジング27との間の互いに対向する端面間
に位置する第2の部位42が部分的に弾性変形すること
で、その力に対する衝撃の発生を防止する。
【0024】そして、インストルメントパネル23は、
図5に示すように、コネクタ相互の嵌合が完了した後に
は、これら第1の部位40および第2の部位42の弾性
変形を回復させるように車体側に取り付けられる。した
がって、この可動コネクタ21は、相手コネクタとの間
に軸線ずれが生じていても大きな衝撃を生じさせること
なく、しかも、位置ずれを吸収でき、また、嵌合時の衝
撃による破損の発生を防止して円滑かつ確実な嵌合を実
現することができる。
【0025】また、前記実施形態では、2色成形を利用
して弾性体44をインナーフランジ36に一体成形する
こととしているため、構成部品点数の増加を抑制して、
可動コネクタ21の組立性が向上できると共に、製造コ
ストの低減が図れる。
【0026】また、前記実施形態では、前記インナーフ
ランジ36の筒状部34および前記フランジ装着部31
が角筒状をなし、相互の嵌合によって、これらインナー
フランジ36とコネクタハウジング27との間の相対回
転が防止されるため、特別に回り止め用の手段を装備す
る必要がなく、コネクタハウジング27やインナーフラ
ンジ36の構造を単純化することができる。
【0027】なお、前記実施形態では、第1の部位40
および第2の部位42を一体構造としたが、それぞれを
別体の弾性部材としてもよい。また、弾性体44をイン
ナーフランジ36と一体形成する構成としたが、弾性体
44がインナーフランジ36と別体であっても良い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明による可動コ
ネクタによれば、コネクタハウジングに突出形成したフ
ランジ装着部とインナーフランジとの嵌合が、これらコ
ネクタハウジングとインナーフランジとの間の相対偏倚
方向をコネクタ嵌合方向のみに限定するので、コネクタ
嵌合方向と直交する方向への相対偏倚やコネクタハウジ
ングの傾斜を防止する。また、前記インナーフランジを
拘束するアウターフランジは、該インナーフランジの偏
倚方向をコネクタ嵌合方向と直交する方向のみに限定す
る。したがって、本発明による可動コネクタは、コネク
タ嵌合時に仮にコネクタ間に相対的な軸線ずれが生じて
いても、相手コネクタから受ける嵌合方向と直交する方
向の力を、被取付面に沿う偏倚量に変換してコネクタハ
ウジングを所定範囲内で移動させることができるので、
コネクタ相互の位置ずれを吸収して嵌合を良好に行うこ
とができる。しかも、嵌合時に生じる大きな衝撃力も吸
収するので、自動化に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の可動コネクタの被取付体
への取付け状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の可動コネクタの分解斜視図である。
【図3】図1の可動コネクタの分解した状態での縦断面
図である。
【図4】可動コネクタの嵌合開始時の作用を示す縦断面
図である。
【図5】可動コネクタの嵌合完了状態を示す縦断面図で
ある。
【図6】従来の可動コネクタの斜視図である。
【図7】図6に示した可動コネクタの取付け構造を示す
断面図である。
【図8】従来の可動コネクタの問題点の説明図である。
【符号の説明】
21 可動コネクタ 23 インストルメントパネル(被取付体) 25 雌コネクタ 27 コネクタハウジング 28 テーパ面 31 フランジ装着部 34 筒状部 35 フランジ部 36 インナーフランジ 38 アウターフランジ 40 第1の部位 42 第2の部位 44 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/631 H01R 13/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングが被取付体(インス
    トルメントパネル)に可動に取り付けられる可動コネク
    タであって、 前記コネクタハウジングの後端よりコネクタ嵌合方向に
    沿って突出したフランジ装着部と、 前記フランジ装着部に外嵌し且つ前記コネクタハウジン
    グのコネクタ嵌合方向への所定範囲内での移動を許容す
    る筒状部と該筒状部よりコネクタ嵌合方向と直交する外
    方向に張り出したフランジ部とを有するインナーフラン
    ジと、 前記インナーフランジが遊嵌状態に挿通され且つインス
    トルメントパネルに固設して前記フランジ部を摺動自在
    に挟持するアウターフランジと、 前記インナーフランジと前記アウターフランジとの間に
    配置し、前記筒状部が嵌入される第1の部位と該第1の
    部位よりコネクタ嵌合方向に延伸し前記フランジ装着部
    が嵌入される第2の部位とを有する弾性体とを具備した
    ことを特徴とする可動コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体が、硬質樹脂材料からなる前
    記インナーフランジの筒状部の外周を覆う軟質樹脂材料
    のスポンジ材により前記インナーフランジと一体の略筒
    状に形成されることを特徴とする請求項1記載の可動コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記インナーフランジの筒状部および前
    記フランジ装着部が角筒状に設けられ、相互の嵌合によ
    って前記インナーフランジと前記コネクタハウジングと
    の間の相対回転が防止されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の可動コネクタ。
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