JP5082924B2 - 可動型コネクタ - Google Patents

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    • H01R12/52Fixed connections for rigid printed circuits or like structures connecting to other rigid printed circuits or like structures

Description

本出願は可動型コネクタに関し、特に、基板と基板の電気接続が複数個のコネクタで行われる場合に使用される可動型コネクタに関する。
従来、回路部品を実装するプリント回路基板の各電子部品に電気を供給するための電源回路は、回路基板の端部近傍に集約して設けられることが多い。このような電源回路は、基板の外部から供給される比較的高い電圧を、各電子部品(各素子)が必要とする低電圧に降圧して各電子部品に供給していた。ところが近年、回路基板に実装される電子部品が必要とする電圧が下がると共に、電子部品が必要とする電流値が増大する傾向にある。この状況では、基板の1箇所に電源回路を集約して各電子部品に集中給電する方式では、電源回路から電子部品に電流が供給される回路が長くなり、途中で電圧が降下してしまうという問題があった。
この対策として、回路基板上で電源を必要とする部品の近くにそれぞれ小型、高速応答型の電源を配置する分散給電方式が主流になりつつある。このような分散給電方式では、基板上の小型の電源回路までの電流経路は長くなるが、流れる電流の電圧値が高いので電圧降下の影響が小さい。また、小型の電源回路で降圧してから電子部品までの低電圧の電流経路を短くできることから、各電源回路から電子部品に電流が供給されるまでの回路における電圧降下の影響を低減できた。
更に近年、製品の小型化に伴って回路基板のサイズが小型化される一方で、回路基板上の電子部品の数は増大する傾向にあり、回路基板の小型/高密度実装化が進行している。これに伴い、電子部品はマザーボードと呼ばれる親基板上に実装し、電源回路はドーターボードと呼ばれる子基板上に実装して、両方の基板を電気コネクタで接続する方法が一般に採用されるようになってきている。
このような親基板と子基板を使用する場合でも、電源回路を子基板上の1箇所に集約して設け、多数のピンを備えたコネクタで電源を子基板から親基板上の電子部品に供給することはできるが、これでは前述のような電圧降下の問題点が発生する。そこで、図1(a)、(b)に示すように、子基板1の上に電源回路2を親基盤4の上の電子部品5の配置に対応させて分散して配置し、多数のコネクタ3を使用して各電源回路2から親基板4に電源を供給する分散電源方式が採用されている。
このような、子基板1の上に電源回路2を分散して配置し、複数のコネクタ3を使用して各電源回路2から親基板4の上にある電子部品5に電源を供給する分散電源方式では、電子部品5の近くに電源回路2を配置する原則は守れる。ところが、この形態では複数のコネクタ3を使用しているために、複数のコネクタ3の取付交差により、複数のコネクタ3の全てが正確に嵌合せず、無理に嵌合させるとコネクタ3に不良が発生するという問題点があった。
これを図2を用いて説明する。親基板4と子基板1のそれぞれに複数個設けたコネクタ3が正しく嵌合するためには、親基板4と子基板1とを重ね合わせた際にそれぞれのコネクタ3の座標が一致している必要がある。図2(a)、(b)は親基板4と子基板1の基板に対する各コネクタ3の座標を示しているが、それぞれの座標には公差がある。それぞれの基板の図の右下を基準点とした場合、親基板4にあるコネクタ3の座標は、(Xm1±α、Ym1±α)で表される。公差±αは基板上にパターンを形成する際の公差±Aと、パターンにコネクタ3を搭載する際の公差±Bの組み合わせ、すなわち、公差±α=(±A±B)となる。また、基板4の形状にも当然公差±βが存在する。
そして、公差は何れも0.1mmオーダーであるが、複数のコネクタ3の間には、最悪の場合、各交差の最大値の和が公差となって現れる。従って、このような場合には親基板4と子基板1とに設けられた複数のコネクタ3が、親基板4と子基板1の位置を調整するだけではうまく嵌合しなくなる。
このような問題点に対して、嵌合させる一方のコネクタを他方のコネクタに対して移動できるようにした可動型コネクタが特許文献1〜3に開示されている。特許文献1に開示の可動型コネクタは、固定ハウジングと可動ハウジングとからなり、固定ハウジングのバネの可動範囲内で可動ハウジングが移動可能になっている。回路基板上の回路パターンとコネクタとの電気的な接続は、可動ハウジングの底面に設けられた接続端子(コンタクト)のバネ性を利用してコネクタを回路パターンに押し付けることによって達成している。
また、特許文献2に開示の電気コネクタは、回路基板上の固定部材とハウジングに横方向のみに移動可能なようにスライド機構が設けられたものである。更に、特許文献3に開示の電気コネクタは、コネクタソケットとコネクタプラグのうち、コネクタプラグが固定部と可動部で構成されたものである。コネクタプラグの固定部は4方向に突起が設けられており、それを可動部の孔に差し込むことにより固定部と可動部が組み立てられるようになっている。固定部の外形と可動部の内形との間の隙間が可動部の移動範囲であり、可動部の端子は移動しても固定部との電気接続を保てるように幅広く作られている。更に、固定部の端子は組立前の状態では下方に突出しており、組立後に可動部が固定部に対して上下動しても電気接続が保てるようになっている。
特開2002−329556号公報(図2、図6) 特開2005−166302号公報(図3〜図5) 特開2005−005096号公報(図8〜図16)
しかしながら、特許文献1に開示の可動型コネクタは多数のコンタクトを備えるものであり、コンタクトがバネ性を持つために細くて長く、電気抵抗が大きいので、大きな電流を流すのには向いていないという課題がある。また、特許文献2に開示の電気コネクタも多数のコンタクトを備えるものであり、嵌合時の上下の基板の各種公差を吸収することが目的ではないため、上下の基板を複数のコネクタで接続する用途には向いていないという課題がある。更に、特許文献3に記載の電気コネクタは、プリント基板間を接続するものであるが、特許文献1に開示のコネクタと同様に、端子が細くて長く、電気抵抗が大きいので、大きな電流を流すのには向いていないという課題がある。
本出願の目的は、2つの基板を電気的に中継するコネクタであって、中継する基板上にコネクタが複数個設けられていた場合でも、それぞれのコネクタ間の取付公差を吸収することができると共に、構造が簡単で、且つ大きな電流を流すことができる可動型コネクタを提供することである。
この可動型コネクタは、2枚の回路基板を電気的に接続する雄雌のコネクタからなる可動型コネクタであって、雌コネクタが、上部に開口を備え、下部に設けられたリード端子によって一方の基板に固定される筒状のハウジング、ハウジングの内寸よりも小さな外寸を備えてハウジング内に収容され、開口内に露出する先端部に受入穴を備えてハウジング内を移動可能な可動側電極、及びハウジングと可動側電極の間に介装され、ハウジングが一方の基板に取り付けられた状態で可動側電極を付勢して、可動側電極を一方の基板上に設けられた回路パターンに電気的に接触させる弾性体とから構成され、雄コネクタが、基部が他方の基板に固定され、先端部に可動側電極の受入穴に嵌合する突起を備えた固定側電極から構成され、ハウジングが円筒状であり、可動側電極、及び固定側電極はその断面が円形であり、受入穴が円錐台状の凹部であり、固定側電極はバネ性を備えた複数の導電性金属突起から構成されており、各突起は、受入穴に挿入されるにつれて接近して、嵌合状態となった時に、受入穴の形状に対応する円錐台形状になる可動型コネクタである。
一方の基板に実装される固定側電極に対して、他方の基板上をコネクタの取付公差に対応する距離だけ移動可能な可動側電極を有する可動型コネクタは構造が簡単であり、2つの基板を複数個所で中継するように設けられていた場合でも、それぞれのコネクタ間の取付公差を可動側電極の移動によって吸収することができると共に、且つ大きな電流を流すことができるという効果がある。
以下、添付図面を用いて本出願における最良の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図3(a)は第1の実施例の可動型コネクタ10の雌コネクタ10Fの構成を示すものである。雌コネクタ10Fは、ハウジング11、可動側電極12、及び弾性体13から構成される。第1の実施例のハウジング11は、開口11Aを備えた小径部11Bと、小径部11Bより内寸が拡大された大径部11Cを備えた円筒状をしている。大径部11Cの下端部には複数本のリード端子11Dが設けられている。親基板4のハウジング11の取付部位には回路パターン6のランド部6Aが設けられており、このランド部6Aの周囲にハウジング11の取付孔4Aが設けられている。ハウジング11は、そのリード端子11Dが親基板4に設けられた取付孔4Aに挿入されて親基板4の上に固定される。
可動側電極12は導電性材料で構成されており、頂面に受入穴12Aが設けられた小径部12Bと、小径部12Bより外形が拡大された大径部12Cから構成される円柱状をしている。可動側電極12はハウジング11の内部に収容されるので、可動側電極12の小径部12Bの外寸はハウジング11の小径部11Bの内寸より所定寸法だけ小さく、大径部12Cの外寸はハウジング11の大径部11Cの内寸より同じ所定寸法だけ小さい。受入穴12Aは、テーパ面12Tとこのテーパ面12Tに連続する円筒部12Dとから構成される。
弾性体13はリング状をしており、スポンジやゴム等から構成される。弾性体13の外径は可動側電極12の大径部12Cの外径と略同じである。弾性体13は可動側電極12の小径部12Bの外側に通され、大径部12Cの頂面に置かれる。雌コネクタ10Fは、親基板4の上にあるランド部6Aの上にまず可動側電極12が載置され、次に弾性体13が可動側電極12の小径部12Bの外側に通されて、大径部12Cの頂面に置かれる。この状態で、ハウジング11が被せられて親基板4の上に取り付けられ、図3(b)に示す状態になる。ハウジング11のリード端子11Dが親基板4に半田付けされて固定された状態では、図3(c)に示すように、弾性体13が圧縮状態になり、可動側電極12の底面を基板4に押し付けて接触させる。
図3(b)には以上のように構成された雌コネクタ10Fと、これに嵌合させる雄コネクタ10Mが示してある。雄コネクタ10Mは導電性材料で構成され、子基板1に取り付けられる基部14Aと、基部14Aの上に突設された突起14Bを備えた固定側電極14である。第1の実施例では、基部14Aは雌コネクタ10Fの可動側電極12の小径部12Bと同程度の直径を備えた円柱状をしている。また、突起14Bは、雌コネクタ10Fの可動側電極12の受入穴12Aにある円筒部12Dに嵌合する形状となっている。
図3(c)に示すように、雌コネクタ10Fが親基板4に取り付けられた状態では、ハウジング11と可動側電極12の中心軸を合わせた状態で、可動側電極12の小径部12Bの外周部とハウジング11の小径部11Bの内周部との間に隙間Sが存在する。可動側電極12の大径部12Cの外周部とハウジング11の大径部11Cの内周部との間の隙間は、この隙間S以上であれば良い。この隙間Sは、基板に取り付けられるコネクタの取付公差以上の値としてある。
図4(a)は、図3(b)に示した第1の実施例の雌コネクタ10Fと雄コネクタ10Mの嵌合前の状態を示すものである。ここでは、子基板1と親基板4との間に複数の可動型コネクタ10があり、或る1つの可動型コネクタ10の雄コネクタ10Mと雌コネクタ10Fの位置を合わせたところ、他の稼動型コネクタ10の雄コネクタ10Mが、雌コネクタ10Fに対して最大公差ずれた場合を考える。なお、雄コネクタ10Mは、子基板1の表層パターン7に直接半田付けされているものとする。
雄コネクタ10Mが雌コネクタ10Fに対してずれた状態で子基板1が親基板4に接近すると、図4(b)に示すように、固定側電極14の突起14Bの先端部が、可動側電極12の受入穴12Aのテーパ面12Tに当接する。この状態で子基板1が親基板4に更に接近すると、固定側電極14の突起14Bの先端部が可動側電極12の受入穴12Aのテーパ面12Tを押し、この結果、可動側電極12が矢印Xで示す方向に移動する。そして、子基板1が親基板4に取り付けられた状態になると、可動側電極12は、ハウジング11の内部で固定側電極14の直下、即ち、正しい嵌合位置まで移動して固定側電極14に嵌合する。
このように、第1の実施例の可動型コネクタ10では、親基板4に子基板1を取り付ける場合において、親基板4に取り付けられた雌コネクタ10Fに対して、子基板1に取り付けられた雄コネクタ10Mがずれていても、雌コネクタ10F内の可動側電極12の移動により、雄コネクタ10Mと雌コネクタ10Fとが正しく嵌合される。なお、第1の実施例では、親基板4に雌コネクタ10Fが取り付けられ、子基板1に雄コネクタ10Mが取り付けられた場合を説明したが、雌コネクタ10Fと雄コネクタ10Mとが逆に取り付けられていても構わない。
第1の実施例の可動型コネクタ10は、親基板4と子基板1との間隔が10〜15mm程度の場合に、ハウジング11の外形寸法が5mm程度になるように構成すれば、親基板4と子基板1との間に複数個配置して、子基板1から親基板4に大きな電流を供給するのに適したコネクタとして使用することができる。
図5(a)は第2の実施例の可動型コネクタ20の雌コネクタ20Fと雄コネクタ20Mの構成を示すものである。図5(a)には雌コネクタ20Fに被せるハウジング及び弾性体の図示は省略してある。第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、固定側電極24の突起24Bの形状と、可動側電極22の受入穴22Aの形状のみである。第2の実施例では、固定側電極24の突起24Bが円錐台形状をしており、これに合わせて可動側電極22の受入穴22Aの形状が円錐台状をしている。ハウジングは第1の実施例と同じで良い。
第2の実施例のように、固定側電極24の突起24Bの形状を円錐台形状とし、可動側電極の受入穴22Aの形状も円錐台状とすれば、雌コネクタ20Fと雄コネクタ20Mの位置がずれて固定側電極24の突起24Bが可動側電極の受入穴22Aに当接した時の、可動側電極22の移動がスムーズになる。これは、第1の実施例では、固定側電極14の突起14Bが可動側電極12のテーパ面12Tに当接した時の、可動側電極12を横にスライドさせる作用点が高かったからである。これに対して、第2の実施例では、固定側電極24の突起24Bが可動側電極22の受入穴22Aのテーパ面22Tに当接した時の作用点は、当接直後は高いが、突起24Bが受入穴22Aに挿入されるにつれて作用点が下に移動し、大径部22Cの近傍で横にスライドさせる力を発生させることができるからである。
図5(b)は第2の実施例の変形例の可動型コネクタ20Hの雄コネクタ20HMの形状を示すものである。図5(b)には雄コネクタ20HMのみが示してある。雌コネクタとハウジングは第2の実施例と同じものを使用すれば良いのでその図示は省略してある。第2の実施例の変形例が第2の実施例と異なる点は、固定側電極24の突起24Bが4分割されて突起24B1〜24B4となっている点のみである。4つの突起24B1〜24B4は導電性及びバネ性を備えており、周囲から圧縮すると、第2の実施例と同様に円錐台形状となる。
図5(c)は図5(b)に示した雄コネクタ20HMと雌コネクタ20Fとの嵌合前の状態を示すものである。第2の実施例の変形例では、雌コネクタ20Fと雄コネクタ20HMの位置(中心軸位置)が合っていたとしても、可動側電極22の受入穴22Aのテーパ面22Tの角度よりも突起24B1〜24B4のテーパ面の角度の方が緩いので、突起24B1〜24B4が受入穴22Aのテーパ面22Tに当接する。そして、固定側電極24の突起24B1〜24B4が可動側電極22の受入穴22Aに挿入されるにつれて、突起24B1〜24B4は接近する。
図5(d)は図5(c)に示した雄コネクタ20HMと雌コネクタ20Fとの嵌合後の状態を示すものであり、固定側電極24の突起24B1〜24B4が可動側電極22の受入穴22Aに完全に挿入された状態を示している。この状態では、バネ性を有する固定側電極24の突起24B1〜24B4は、矢印Pで示す方向に広がろうとする応力を発生するので、雄コネクタ20HMと雌コネクタ20Fとの嵌合が強固なものとなる。
図6(a)は第3の実施例の可動型コネクタ30の雄コネクタ30Mの形状を示すものであり、(b)は第3の実施例の可動型コネクタ30の雄コネクタ30Mと雌コネクタ30Fの形状及び嵌合前の状態を示すものである。図6(b)にはハウジング及び弾性体の図示は省略してある。第3の実施例では、雄コネクタ30Mを構成する固定側電極34が、円柱状の基部34A、基部34Aに突設された円柱状の突起34B、及び突起34Bの周囲に複数本張設された線状のバネ34Cとから構成されている。突起34Bの直径は基部34Aの直径に比べて細く、バネ34Cは突起34Bの自由端と基部との間に外側に膨らんで設けられている。
一方、雌コネクタ30Fを構成する可動側電極32は、円柱状の小径部32Bと大径部32Cとから構成されており、小径部32Bの頂面には円柱状の受入穴32Aが設けられている。受入穴32Aの直径は、固定側電極34の突起34Bの周囲に複数本張設されているバネ34Cの外側を、突起34Bの周囲方向に結んでできる多角形の最大径よりも小さくなっている。雌コネクタ30Fに使用するハウジング及び弾性体は、第1の実施例のハウジング11及び弾性体13と同様のハウジング及び弾性体を用いることができる。
固定側電極34の突起34Bの周囲に複数本のバネ34Cを張設して、固定側電極34をいわゆるバナナジャック形状に形成し、可動側電極32の受入穴32Aの形状を円柱状とした第3の実施例における、雌コネクタ30Fと雄コネクタ30Mの位置がずれている場合の動作を説明する。雌コネクタ30Fと雄コネクタ30Mの位置がずれている場合は、子基板1が親基板4に近づくと、固定側電極34の突起34Bの周囲にあるバネ34Cが可動側電極32の受入穴32の内周面に当接する。
バネ34Cの外面は湾曲形状であるので、可動側電極32の受入穴32Aに固定側電極34の突起34Bが挿入されるにつれて可動側電極32がバネ34Cに押され、可動側電極32が横方向に移動する。図6(c)は、可動側電極32の受入穴32Aに固定側電極34の突起34Bが途中まで挿入された状態を示すものであり、図6(d)は可動側電極32の受入穴32Aに固定側電極34の突起34Bが完全に挿入された状態を示すものである。固定側電極34の突起34Bの周囲に設けるバネ34Cの本数はこの実施例に限定されるものではない。
図7(a)は第4の実施例の可動型コネクタ40の雌コネクタ40Fの形状を示すものである。図7(a)には雄コネクタ、弾性体、及びハウジングの図示は省略してある。第4の実施例の雄コネクタには、図5(a)に示した第2の実施例の雄コネクタ20M、或いは図5(b)に示した第2の実施例の変形例の雄コネクタ20HMを使用することができる。第4の実施例では、雌コネクタ40Fを構成する可動側電極42が、受入穴42Aを備えた小径部42Bと大径部42Cとから構成されている。大径部42Cは角柱状をしており、その底部に湾曲した板バネ42Dが取り付けられている。
図7(b)は第4の実施例の可動型コネクタ40の変形例の雌コネクタ41Fの形状を示すものである。図7(b)には雄コネクタ、弾性体、及びハウジングの図示は省略してある。第4の実施例の雄コネクタには、図5(a)に示した第2の実施例の雄コネクタ20M、或いは図5(b)に示した第2の実施例の変形例の雄コネクタ20HMを使用することができる。第4の実施例の変形例では、雌コネクタ41Fを構成する可動側電極42が、受入穴(図示せず)を備えた小径部42Bと大径部42Cとから構成されている。大径部42Cは角柱状をしており、その底部にはバネ収容溝42Eが設けられている。湾曲した板バネ42Dは、その両端部がバネ収容溝42の両端部にある取付穴43に挿入されて取り付けられる。
図7(c)は図7(b)に示した雌コネクタ41Fに雄コネクタ40Mが嵌合される途中の状態を示すものである。この状態では大径部42Cの底部に設けられたバネ収容溝42Eから板バネ42Dが突出している。図7(d)は図7(c)に示した雌コネクタ41Fに雄コネクタ40Mが嵌合された状態を示すものである。雌コネクタ41Fに雄コネクタ40Mが嵌合されると、板バネ42Dはバネ収容溝42Eに収容される。この結果、大径部42Cの底部が回路パターンのランド部6Aに接触する。
図8は、第5の実施例の可動型コネクタ50の雌コネクタ50Fと雄コネクタ50Mの構成を示すものである。雌コネクタ50Fは、ハウジング51、可動側電極52、及び弾性体53から構成される。第5の実施例のハウジング51は角筒状をしており、開口51Aを備えた小径部51Bと、小径部51Bより内寸が拡大された大径部51Cとを備えている。大径部51Cの下端部には複数本のリード端子51Dが設けられている。親基板4のハウジング51の取付部位には、第5の実施例では回路パターン6の矩形のランド部6Aが設けられており、このランド部6Aの周囲にハウジング51の取付孔4Aが設けられている。ハウジング51は、そのリード端子51Dが親基板4に設けられた取付孔4Aに挿入されて親基板4の上に固定される。
可動側電極52は導電性材料で構成されており、頂面に受入穴52Aが設けられた小径部52Bと、小径部52Bより外形が拡大された大径部52Cから構成される角柱状をしている。可動側電極52はハウジング51の内部に収容されるので、可動側電極52の小径部52Bの外寸はハウジング51の小径部51Bの内寸より所定寸法だけ小さく、大径部52Cの外寸はハウジング51の大径部51Cの内寸より同じ所定寸法だけ小さい。受入穴52Aにはテーパ面52Tがある。
弾性体53は矩形の枠状をしており、その外寸は可動側電極52の大径部52Cの外寸と略同じである。弾性体53は可動側電極52の小径部52Bの外側に通され、大径部52Cの頂面に置かれる。雌コネクタ50Fは、親基板4の上にあるランド部6Aの上にまず可動側電極52が載置され、次に弾性体53が可動側電極52の上に置かれ、その上にハウジング51が被せられて親基板4の上に取り付けられる。ハウジング51のリード端子51Dが親基板4に半田付けされて固定された状態では、弾性体53が圧縮状態になり、可動側電極52の底面を基板4に押し付けて接触させる。
このように、第5の実施例では、可動型コネクタ50の雌コネクタ50Fと雄コネクタ50Mの水平方向の断面形状が矩形(四角形)になるように構成されている。これは、親基板と子基板の間を複数のコネクタで接続する場合の、コネクタの取付公差は0.1mmオーダーであるので、断面形状が矩形でも雄コネクタのずれに雌コネクタの移動が対応できるからである。この実施例以外にも、可動型コネクタの雌コネクタと雄コネクタの水平方向の断面形状を多角形状とした実施例が可能である。
以上説明した第1から第5の実施例では、可動型コネクタが単極の場合を説明したが、可動型コネクタには複数の極を持たせることが可能である。ここでは、可動型コネクタを2極コネクタとする場合の構成について図9から図11を用いて説明する。
図9(a)は、第6の実施例の可動型コネクタ60の、雌コネクタ60Fと雄コネクタ60Mの構成を示すものである。図9(a)は、雌コネクタ60Fと雄コネクタ60Mが嵌合中の状態を説明するものであり、図9(b)は図9(a)に示した雄コネクタ60Mと雌コネクタ60Fの嵌合後の状態を説明するものである。なお、第6の実施例では、雌コネクタ60Fと雄コネクタ60Mの外形形状は、図5(a)で説明した第2の実施例の雌コネクタ20Fと雄コネクタ20Mの外形形状と同じになっている。従って、図9(a)の状態から図9(b)に至る雌コネクタ60Fと雄コネクタ60Mの嵌合動作は、第2の実施例と同様であるので、その説明を省略する。また、ハウジング及び弾性体は第1の実施例のハウジング及び弾性体と同じで良いので図示は省略してある。
第6の実施例では、固定側電極64の突起64Bが円錐台形状に形成されており、突起64Bは絶縁体65を介して水平方向に、先端部側の電極64B1と基部側の電極64B2に2分割されている。先端部側の電極64B1は、絶縁体65で他と絶縁されたリード部64B3によって固定側電極64の基部64Aの底面まで導かれ、底面に突設されたリード端子66Bによって子基板1の図示しない回路パターンに接続されている。基部側の電極64B2は固定側電極64の基部64Aに接続しているので、基部64Aの底面に少なくとも1本突設されたリード端子66Aを介して、子基板1の図示しない回路パターンに接続されている。
一方、これに合わせて可動側電極62は、受入穴62Aの形状が円錐台状に形成されており、受入穴62Aの内部が、絶縁体67によって2分割されている。即ち、可動側電極62は、絶縁体67を用いて先端部側の電極64B1に接触する第1の電極62C1と、基部側の電極64B2に接触する第2の電極62C2とに分割されている。親基板の上に設けられる回路パターンは、第1の電極62C1と第2の電極62C2の形状に対応させて設ければ良い。以上の構成により、1つの可動型コネクタ60に2つの電極を持たせることができる。
図10(a)は、第7の実施例の可動型コネクタ70の、雌コネクタ70Fと雄コネクタ70Mの構成を示すものである。図10(a)は、雌コネクタ70Fと雄コネクタ70Mが嵌合中の状態を説明するものであり、図10(b)は図10(a)に示した雄コネクタ70Mと雌コネクタ70Fの嵌合後の状態を説明するものである。第7の実施例では、雌コネクタ70Fと雄コネクタ70Mの外形形状は、図5(a)で説明した第2の実施例の雌コネクタ20Fと雄コネクタ20Mの外形形状と略同じである。また、ハウジング及び弾性体は第1の実施例のハウジング及び弾性体と同じで良いので図示は省略してある。
第7の実施例では、固定側電極74の突起74Bが円錐台形状に形成されており、更に、突起74Bの頂面に円錐状の嵌合穴79が形成されている。また、突起74Bは、筒状の絶縁体75を介して、頂面と嵌合穴79を含む内側の電極74B1と、外側の電極74B2に2分割されている。内側の電極74B1は固定側電極74の基部74Aの底面まで導かれており、底面に突設されたリード端子76Bによって子基板1の図示しない回路パターンに接続されている。外側の電極74B2は固定側電極74の基部74Aに接続しているので、基部74Aの底面に少なくとも1本設けられたリード線76Aによって子基板1の図示しない回路パターンに接続することが可能である。
一方、これに合わせて可動側電極72は、受入穴72Aの形状を円錐台状とすると共に、受入穴72Aの底部には、突起74Bの頂面に形成した円錐状の嵌合穴79に嵌合する円錐状の突起78が形成されている。突起78は円錐台状でも良い。そして、受入穴72Aの内部のテーパ面72Tと突起78とが、円筒状の絶縁体77を用いて絶縁されている。即ち、可動側電極72は、絶縁体77を用いて内側の電極74B1に接触する第1の電極72C1と、基部側の電極74B2に接触する第2の電極72C2とに分割されている。親基板の上に設けられる回路パターンは、第1の電極72C1と第2の電極72C2の形状に対応させて設ければ良い。以上の構成により、1つの可動型コネクタ70に2つの電極を持たせることができる。
第7の実施例では、図10(a)に示した嵌合中の状態から、図10(b)に示した嵌合完了状態に至る雌コネクタ70Fと雄コネクタ70Mの嵌合動作において、雄コネクタ70Mの基部側の電極74B2が受入穴72Aのテーパ72Tに当接して雌コネクタ70Fが移動する間に、突起78が嵌合穴79の中に挿入される。このように、第1の電極72C1に突起78、内側の電極74B1の頂面に嵌合穴79を設けておけば、雌コネクタ70Fと雄コネクタ70Mの嵌合時の第1の電極72C1と内側の電極74B1の電気的接続が確実になる。
図11は、第8の実施例の可動型コネクタ80の雌コネクタ80Fと雄コネクタ80Mの構成を示すものである。第8の実施例の可動型コネクタ80は2極のコネクタであり、第1の可動側電極82Aと第2の可動側電極82Bからなる可動側電極82を備えた雌コネクタ80Fと、第1の固定側電極84Aと第2の固定側電極84Bからなる固定側電極84を備えた雄コネクタ80Mとから構成されている。なお、ハウジングと弾性体は、図8に示した第5の実施例のハウジング51と弾性部材53と同じで良いので、図示は省略してある。
第8の実施例では、雄コネクタ80Mのベース部80MBが角柱状に形成され、基部80MBの上に突設されたコネクタ部80MCが角錐台形状に形成されている。そして、所定の厚さを備えた絶縁体85を用いて雄コネクタ80M全体が、その軸線方向に線対称に2つに分割され、第1の固定側電極84Aと第2の固定側電極84Bが形成されている。また、雌コネクタ80Fのベース部80FBが角柱状に形成され、ベース部80FBの上に突設されたコネクタ部80FCが角柱状に形成されている。そして、コネクタ部80FCの頂面には、雄コネクタ80Mのコネクタ部80MCの形状に合わせた角錐台状の受入穴80FAが設けられている。更に、所定の厚さを備えた絶縁体87を用いて雌コネクタ80F全体が、その軸線方向に線対称に2つに分割され、第1の可動側電極82Aと第2の可動側電極82Bが形成されている。絶縁体85と絶縁体87の厚さは同じでなくても良い。
第1の固定側電極84Aと第2の固定側電極84Bにはそれぞれリード端子86A,86Bが突設され、雄コネクタ80Mを取り付ける図示しない子基板の回路パターンに接続されるようになっている。可動型コネクタ80の雄コネクタ80Mを一方の回路基板(子基板)に取り付け、雌コネクタ80Fを他方の回路基板(親基板)に取り付ける場合には、絶縁体85と絶縁体87の向きを合わせれば良い。以上の構成により、1つの可動型コネクタ80に2つの電極を持たせることができる。1つの可動型コネクタ80の分割の仕方を変えれば、更に多くの極数にすることも可能である。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 2枚の回路基板を電気的に接続する雄雌のコネクタからなる可動型コネクタであって、
前記雌コネクタが、上部に開口を備え、下部に設けられたリード端子によって一方の前記基板に固定される筒状のハウジング、前記ハウジングの内寸よりも小さな外寸を備えて前記ハウジング内に収容され、前記開口内に露出する先端部に受入穴を備えて前記ハウジング内を移動可能な可動側電極、及び前記ハウジングと前記可動側電極の間に介装され、前記ハウジングが前記一方の基板に取り付けられた状態で前記可動側電極を付勢して、前記可動側電極を前記一方の基板上に設けられた回路パターンに電気的に接触させる弾性体とから構成され、
前記雄コネクタが、基部が他方の基板に固定され、先端部に前記可動側電極の受入穴に嵌合する突起を備えた固定側電極から構成される可動型コネクタ。
(付記2) 前記ハウジングは、前記開口部側の筒状体の内寸よりも内寸が拡大された大径部を基板取付側に備えており、
前記可動側電極の前記大径部内に位置する部位の外形は、前記大径部の拡大された寸法に合わせて拡大されている付記1に記載の可動型コネクタ。
(付記3) 前記可動側電極の前記受入穴にテーパ面が設けられており、
前記固定側電極の先端部の突起に、前記テーパ面に対応するテーパ面が設けられている付記1または2に記載の可動型コネクタ。
(付記4) 前記ハウジングが円筒状であり、前記可動型電極、及び前記固定側電極はその断面が円形である付記1から3の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記5) 前記受入穴は、前記テーパ面が先端部側に形成され、このテーパ面に連続して円柱溝が形成され、前記固定側電極は、この受入穴の形状に対応する外形を備える付記4に記載の可動型コネクタ。
(付記6) 前記受入穴が円錐台状の凹部であり、前記固定側電極はこの受入穴の形状に対応する外形を備える円錐台形状である付記4に記載の可動型コネクタ。
(付記7) 前記受入穴が円錐台状の凹部であり、前記固定側電極はバネ性を備えた複数の導電性金属突起から構成されており、各突起は、前記受入穴に挿入されるにつれて接近して、嵌合状態となった時に、前記受入穴の形状に対応する円錐台形状になる付記4に記載の可動型コネクタ。
(付記8) 前記可動側電極の前記受入穴が円柱溝形状であり、
前記固定側電極の先端部の突起は、前記円柱溝よりも外径が小さい円柱状突起であり、この円柱状突起の周囲に、前記円柱溝の内周面より外側に突出するバネ性を備えた複数の導電性金属端子が設けられている付記1または2に記載の可動型コネクタ。
(付記9) 前記可動側電極の、前記基板に対向する底面に、導電性の板バネが設けられている付記1から8の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記10) 前記可動側電極の、前記基板に対向する底面に、板バネと該板バネを収容する溝が設けられており、前記板バネは、前記雌コネクタの前記基板への実装時に、前記溝内に収納される可動型コネクタ。
(付記11) 前記ハウジングは角筒状であり、前記可動型電極、及び前記固定側電極はその断面が矩形である付記1から3の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記12) 前記受入穴は円錐形状であり、前記固定側電極は、この受入穴の形状に対応する外形を備える付記11に記載の可動型コネクタ。
(付記13) 前記固定側電極が、前記突起の軸線方向に、絶縁部材を介して2分割されて先端側電極と基部側電極の2つの電極を備えており、
前記可動側電極が、絶縁部材を介して第1と第2の電極に分かれており、前記固定側電極が前記可動側電極に嵌合した状態で、前記第1の電極が前記先端側電極に接続し、前記第2の電極が前記基部側電極に接続するようになっている付記1から3の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記14) 前記固定側電極の突起が円錐台形状であり、前記先端側電極は、前記絶縁体で前記基部側電極と絶縁された状態で前記雄型コネクタの前記基板取付面に導かれ、前記先端側電極と前記基部側電極は、リードで前記基板に電気的に接続され、
前記可動側電極は前記絶縁部材によって、前記受入穴の底部近傍が前記先端側電極に接続する前記第1の電極となっており、前記受入穴の開口部近傍が前記基部側電極に接続する前記第2の電極となっている付記13に記載の可動型コネクタ。
(付記15) 前記固定側電極が、前記突起の軸線に垂直な方向に、絶縁部材を介して2分割されて内側電極と外側電極の2つの電極を備えており、
前記可動側電極が、絶縁部材を介して第1と第2の電極に分かれており、前記固定側電極が前記可動側電極に嵌合した状態で、前記第1の電極が前記先端側電極に接続し、前記第2の電極が前記基部側電極に接続するようになっている付記1から3の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記16) 前記固定側電極の突起が円錐台形状であり、前記内側電極は、円筒状の前記絶縁体で前記外側電極と絶縁された状態で前記雄型コネクタの前記基板取付面に導かれ、前記内側電極と前記外側電極は、リードで前記基板に電気的に接続され、
前記可動側電極は前記絶縁部材によって、前記受入穴の底部のみが前記内側電極に接続する前記第1の電極となっており、前記受入穴の側面が前記外側電極に接続する前記第2の電極となっている付記15に記載の可動型コネクタ。
(付記17) 前記受入穴の底面に前記受入穴の開口部に向かう円錐、或いは円錐台状の係合突起が設けられており、
前記円錐台状の前記突起の頂面には、前記係合突起に係合する係合穴が形成されている付記16に記載の可動型コネクタ。
(付記18) 前記固定側電極の突起が四角錐台形状であり、前記突起の軸線に垂直な1つの方向に、絶縁部材を介して2分割されて右側電極と左側電極の2つの電極を備えており、
前記可動側電極が四角柱状をしており、絶縁部材を介して第1と第2の電極に分かれており、前記固定側電極が前記可動側電極に嵌合した状態で、前記第1の電極が前記左側電極に接続し、前記第2の電極が前記右側電極に接続するようになっている付記1から3の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記19) 前記ハウジングが絶縁部材で形成されている付記1から18の何れかに記載の可動型コネクタ。
(付記20) 前記2枚の回路基板の一方に電源回路が分散されて複数個配置され、前記雄型コネクタは、前記電源回路にそれぞれ接続されて配置され、
前記2枚の回路基板の他方には、前記雄型コネクタの設置位置に対応した部位に前記雌型コネクタが電子部品に接続されて配置され、
前記複数の雄型コネクタと雌型コネクタが嵌合されて前記電子部品に電源が供給される付記1から19の何れかの可動型コネクタを使用した回路基板。
(a)は、親基板に電子部品、子基板に分散された電源が配置され、コネクタで接続された従来の親子基板の平面図、(b)は(a)に示した親子基板の側面図である。 (a)は親基板に取り付ける複数のコネクタの取付寸法の公差を説明する平面図、(b)は子基板に取り付ける複数のコネクタの取付寸法の公差を説明する平面図である。 (a)は第1の実施例の可動型コネクタの雌コネクタの分解斜視図、(b)は(a)に示した第1の実施例の雌コネクタと雄コネクタの嵌合を説明する斜視図、(c)は(b)に示した雌コネクタが基板に取り付けられた状態の断面図である。 (a)は図3(b)に示した第1の実施例の雌コネクタと雄コネクタの嵌合前に雄コネクタが雌コネクタに対してずれている状態を説明する説明図、(b)は(a)の状態から雄コネクタと雌コネクタが嵌合中になった状態を示す説明図、(c)は(b)の状態から雄コネクタと雌コネクタが嵌合した後の状態を示す説明図である。 (a)は第2の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの形状を説明する断面図、(b)は第2の実施例の変形例の可動型コネクタの雄コネクタの形状を説明する斜視図、(c)は(b)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合前の状態を示す断面図、(d)は(b)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合後の状態を示す断面図である。 (a)は第3の実施例の可動型コネクタの雄コネクタの形状を示す斜視図、(b)は第3の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの形状及び嵌合前の状態を説明する断面図、(c)は(b)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合中の状態を示す断面図、(d)は(b)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合後の状態を示す断面図である。 (a)は第4の実施例の可動型コネクタの雌コネクタの形状を示す斜視図、(b)は第4の実施例の変形例の可動型コネクタの雌コネクタの形状を示す斜視図、(c)は(b)に示した雌コネクタに雄コネクタが嵌合される途中の状態を示す断面図、(d)は(c)に示した雌コネクタに雄コネクタが嵌合された状態を示す断面図である。 第5の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの構成を示す分解斜視図である。 (a)は第6の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの形状及び嵌合中の状態を説明する断面図、(b)は(a)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合後の状態を示す断面図である。 (a)は第7の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの形状及び嵌合中の状態を説明する断面図、(b)は(a)に示した雄コネクタと雌コネクタとの嵌合後の状態を示す断面図である。 第8の実施例の可動型コネクタの雌雄のコネクタの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 子基板
2 電源回路
3 コネクタ
4 親基板
5 電子部品
6 回路パターン
6A ランド部
10、20,30,40,50,60、70,80 可動型コネクタの実施例
10F、20F,30F,40F,50F,60F、70F,80F 雌コネクタ
10M、20M,30M,40M,50M,60M、70M,80M 雌コネクタ
11,51 ハウジング
12,22,32,42,52,62,72、82 可動側電極
13,53 弾性体
14,24,34,44,54,64,74、84 固定側電極
65,67,75,77,85,87 絶縁体

Claims (4)

  1. 2枚の回路基板を電気的に接続する雄雌のコネクタからなる可動型コネクタであって、
    前記雌コネクタが、上部に開口を備え、下部に設けられたリード端子によって一方の前記基板に固定される筒状のハウジング、前記ハウジングの内寸よりも小さな外寸を備えて前記ハウジング内に収容され、前記開口内に露出する先端部に受入穴を備えて前記ハウジング内を移動可能な可動側電極、及び前記ハウジングと前記可動側電極の間に介装され、前記ハウジングが前記一方の基板に取り付けられた状態で前記可動側電極を付勢して、前記可動側電極を前記一方の基板上に設けられた回路パターンに電気的に接触させる弾性体とから構成され、
    前記雄コネクタが、基部が他方の基板に固定され、先端部に前記可動側電極の受入穴に嵌合する突起を備えた固定側電極から構成され
    前記ハウジングが円筒状であり、前記可動側電極、及び前記固定側電極はその断面が円形であり、
    前記受入穴が円錐台状の凹部であり、前記固定側電極はバネ性を備えた複数の導電性金属突起から構成されており、各突起は、前記受入穴に挿入されるにつれて接近して、嵌合状態となった時に、前記受入穴の形状に対応する円錐台形状になる可動型コネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記開口部側の筒状体の内寸よりも内寸が拡大された大径部を基板取付側に備えており、
    前記可動側電極の前記大径部内に位置する部位の外形は、前記大径部の拡大された寸法に合わせて拡大されている請求項1に記載の可動型コネクタ。
  3. 前記可動側電極の、前記基板に対向する底面に、導電性の板バネと前記板バネを収容する溝が設けられており、前記板バネは、前記雌コネクタの前記基板への実装時に、前記溝内に収納される請求項1又は2に記載の可動型コネクタ。
  4. 前記ハウジングが絶縁部材で形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の可動型コネクタ。
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