JP4697245B2 - 基板間接続コネクタ - Google Patents

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本発明は、基板間接続コネクタに関するものである。
従来、2枚の印刷配線基板を対向させた形で、両印刷配線基板に形成した電気回路を互いに接続する基板間接続コネクタが提供されている(例えば特許文献1参照)。
上記公報に開示された基板間接続コネクタは、一方の印刷配線基板に実装されるソケットと、他方の印刷配線基板に実装されるヘッダとで構成される。ソケットは印刷配線基板に形成した電気回路に接続される複数個のコンタクトを備え、ヘッダは印刷配線基板に形成した電気回路に接続されるとともにソケットに設けたコンタクトに接触させる複数個のポストを備えている。
特開2004−55464号公報
上記構成の基板間接続コネクタは、例えば携帯電話機やデジタルカメラなどの電子機器に使用されるのであるが、電子機器の小型化に伴ってコネクタのさらなる低背化(薄型化)や高密度化が要求されている。
しかしながら、上述の基板間接続コネクタでは、ソケットボディにヘッダボディを嵌合した際に、コンタクトのばね部がポストに弾接することによって両者の間が電気的且つ機械的に接続されるので、所望の弾性を得るためにばね部の弾性を大きくする必要があった。そのため、ばね部は複雑な立体形状に形成されており、ばね部自体の大きさが大きくなるとともに、ばね部が他の部位に干渉しないようにばね部の取付スペースを広くとる必要があるから、コネクタの低背化や高密度化には自ずと限界があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、さらなる低背化、高密度化を図った基板間接続コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、2枚の回路基板の間を電気的且つ機械的に接続する接続用基板を備え、当該接続用基板は、導電ゴムにより柱状に形成され各回路基板の導電接続部に凹凸嵌合するための嵌合手段を軸方向両端部に具備した導電性弾性体と、当該導電性弾性体の両端部を両側面に露出させた状態で導電性弾性体を保持する絶縁性基板とを具備する。2枚の回路基板のうち一方の回路基板に設けた導電接続部は傘型形状に形成されたバンプ、他方の回路基板に設けた導電接続部は当該回路基板を貫通する貫通孔の内側面に導電めっきを施したスルーホールからなり、導電性弾性体の両端部に設けた嵌合手段のうち、一方の回路基板のバンプに接続される嵌合手段は、バンプと対向する部位に設けられて当該バンプが嵌入される嵌合凹所からなり、他方の回路基板のスルーホールに接続される嵌合手段は、先細りの形状に形成されてスルーホールに嵌入される嵌合突起からなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、両端部に嵌合手段が設けられた導電性弾性体を絶縁性基板に保持させることで接続用基板が構成されており、導電性弾性体が両端部に備える嵌合手段を、回路基板の導電接続部に凹凸嵌合させることによって、両回路基板の導電接続部が導電性弾性体を介して電気的に接続されるので、従来の基板間接続コネクタのように複雑な立体形状に形成されたコンタクトを用いる場合に比べて、導電性弾性体と導電接続部とが凹凸嵌合する部位の低背化や高密度化を図りやすいという効果がある。また導電性弾性体はそれ自体が弾性を有しているので、導電性弾性体を保持する絶縁性基板に、両回路基板の導電接続部間を電気的に接続する手段を設ける必要が無く、絶縁性基板の構成を簡単にできるという効果もある。
そのうえ、一方の回路基板に設けたバンプを導電性弾性体の嵌合凹所に嵌入することによって、バンプと導電性弾性体との間が電気的且つ機械的に接続されるので、傘型形状のバンプが嵌合凹所に引っ掛かることで、バンプを抜けにくくでき、電気的接続の信頼性が向上するという効果がある。また導電性弾性体はそれ自体が導電性を有しているため、嵌合凹所内のどの位置でバンプが嵌合していても、バンプと嵌合凹所との電気的接続を確保できるという効果がある。また他方の回路基板は、スルーホールに導電性弾性体の嵌合突起を嵌入することによって、スルーホールと導電性弾性体との間が電気的且つ機械的に接続されるので、バンプを嵌合凹所に嵌入する場合に比べて簡単に取り付けることができる。さらに他方の回路基板にはバンプを形成しておらず、スルーホールを形成しているだけなので、基板作成工数を減らして製造コストを安価にでき、またバンプの高さ分だけ基板間の距離を短くして、コネクタの低背化を図ることができる。
(実施形態1)
施形態1を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態の基板間接続コネクタAは、並行配置される2枚の回路基板1A,1Bの間を、両回路基板1A,1Bの間に並行に配置される接続用基板2を介して電気的且つ機械的に接続するものである。
接続用基板2は、例えばポリイミド樹脂のような絶縁材料からなる矩形板状の絶縁性基板21に、それぞれ導電ゴム(例えばシリコーンゴムに銀または銅を混ぜたもの)により円柱状に形成された複数個の導電性弾性体22をインサート成型することで、絶縁性基板21と導電性弾性体22とを一体に形成している(図4及び図5参照)。
絶縁性基板21には複数個の貫通孔21aが長手方向に沿って2列に貫設されており、各々の貫通孔21aに導電性弾性体22が貫挿されている。導電性弾性体22の軸方向両端部には、軸方向中間部に比べて大径の鍔部22a,22aが一体に設けられており、両端の鍔部22aの間に絶縁性基板21を挟持することによって、導電性弾性体22が絶縁性基板21に保持されている。導電性弾性体22の中心軸付近には導電性弾性体22を軸方向において貫通する丸孔状の貫通孔23が形成され、この貫通孔23の内側面には、軸方向の両端側に、後述する回路基板1A,1Bのバンプ13(導電接続部)が凹凸嵌合する嵌合溝24,24(嵌合手段)がそれぞれ形成されている。すなわち導電性弾性体22は、回路基板1A,1Bのバンプ13(導電接続部)に凹凸嵌合するための嵌合溝24を両端部に具備し、その両端部を両側面に露出させた状態で絶縁性基板21に保持されており、絶縁性基板21の厚み方向の両側から両端部の嵌合溝24にバンプ13を接続できるようになっている。
また回路基板1A,1Bは、図2及び図3に示すように、例えばガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料により形成された基板11と、基板11の表面の一端側に幅方向に沿って2列に設けられただるま形の複数の導電パターン12とを備えている。各導電パターン12には傘型形状のバンプ(所謂マッシュルームバンプ)13とスルーホール14とが両側に設けられ、スルーホール14を介して基板11の裏面に形成された導電パターン15に電気的に接続されている。
各々のバンプ13は、導電性が良好で比較的硬い金属材料(例えば銅など)により形成され、図3(c)に示すように導電パターン12から立設する円柱状の軸部16と、軸部16の先端部に設けられた円盤状の傘部17とからなり、導電パターン12と一体に基板11上に形成されている。なおバンプ13の軸部16および傘部17の直径、並びに、バンプ13の高さ寸法は、バンプ13が上述した導電性弾性体22の嵌合溝24内に嵌入された際に、バンプ13の傘部17が嵌合溝24内で弾性圧により引っ掛かり、嵌合溝24から容易に抜けないような寸法に設定されている。
回路基板1A,1Bおよび接続用基板2は以上のような構成を有しており、両回路基板1A,1Bの間を接続用基板2を介して接続する際には、バンプ13が形成された面を上向きにして回路基板1Aを配置した状態で、導電性弾性体22の貫通孔23とバンプ13の位置を合わせて接続用基板2を回路基板1Aに近付けると、回路基板1Aのバンプ13が導電性弾性体22の貫通孔23内に下側から挿入される。その後、接続用基板2を回路基板1A側にさらに押し込むと、バンプ13の傘部17が貫通孔23の内側面に設けた嵌合溝24内に嵌り込み、導電性弾性体22の弾性力でバンプ13と嵌合溝24とが凹凸嵌合することによって、接続用基板2が回路基板1Aに対して機械的に接続される。次に回路基板1Bを接続用基板2に接続する場合は、バンプ13が形成された面を下向きにした状態で、導電性弾性体22の貫通孔23とバンプ13の位置を合わせて回路基板1Bを接続用基板2に近付けると、回路基板1Bのバンプ13が導電性弾性体22の貫通孔23内に上側から挿入される。その後、回路基板1Bを接続用基板2にさらに押し込むと、バンプ13の傘部17が貫通孔23の内側面に設けた嵌合溝24内に嵌り込み、導電性弾性体22の弾性力でバンプ13と嵌合溝24とが凹凸嵌合することによって、回路基板1Bが接続用基板2に対して機械的に接続される(図1参照)。絶縁性基板21に保持された導電性弾性体22が両端部に備える嵌合溝24を、回路基板1A,1Bのバンプ13に凹凸嵌合させることによって、両回路基板1A,1Bのバンプ13が導電性弾性体22を介して電気的に接続されるので、従来の基板間接続コネクタのように複雑な立体形状に形成されたコンタクトを用いる場合に比べて、バンプ13と導電性弾性体22とが凹凸嵌合する部位の低背化や高密度化を図りやすいという効果がある。またこの時、両回路基板1A,1Bに設けたバンプ13の傘部17が嵌合溝24と係合し、貫通孔23の開口端の細径部分と引っ掛かるので、バンプ13を抜けにくくでき、バンプ13が導電性弾性体22から簡単に外れてしまうのを防止することができる。また導電性弾性体22はシリコーンゴムに銀又は銅などの導電体を混合して形成され、それ自体が導電性を有しているので、バンプ13,13間が導電性弾性体22を介して電気的に接続されることになる。なお両回路基板1A,1Bのバンプ13,13を機械的に保持する導電性弾性体22自体が導電性を有しているので、導電性弾性体22を保持する接続用基板2にバンプ13,13間を導通させるための回路を形成する必要が無く、またバンプ13が導電性弾性体22のどの位置に嵌合していても、バンプ13と導電性弾性体22との間の電気的接続を維持することができる。
一方、回路基板1A,1Bを接続用基板2から外す際には、回路基板1A,1Bを互いに離れる方向へ引っ張ると、回路基板1A,1Bの内の一方に設けたバンプ13が導電性弾性体22の嵌合溝24から外れるので、接続用基板2から一方の回路基板を外すことができる。その後、回路基板1A,1Bの内の他方と接続用基板2とを互いに離れる方向へ引っ張ると、回路基板に設けたバンプ13が導電性弾性体22の嵌合溝24から外れるので、接続用基板2から他方の回路基板を外すことができる。このように、本実施形態では接続用基板2に保持させた導電性弾性体22の嵌合溝24に回路基板1A,1Bのバンプ13を凹凸嵌合させることによって、両回路基板1A,1Bが接続用基板2に接続されているので、回路基板1A,1Bを接続用基板2から離れる方向に引っ張るだけで、回路基板1A,1Bを接続用基板2から容易に取り外すことができる。
なお本実施形態では、接続用基板2により回路基板1A,1Bの間を電気的且つ機械的に接続しているが、各回路基板1A,1Bをそれぞれフレキシブル基板などの親基板(図示せず)に実装することによって、2枚の親基板の間を回路基板1A,1Bと接続用基板2とを用いて電気的且つ機械的に接続しても良い。
(実施形態2)
施形態2を図6に基づいて説明する。尚、実施形態1の基板間接続コネクタと共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略し、以下では本実施形態の特徴部分について説明を行う。
実施形態1では2枚の回路基板1A,1Bの両方にバンプ13を形成しているのに対して、本実施形態では一方の回路基板1Aのみにバンプ(所謂マッシュルームバンプ)13を形成し、他方の回路基板1Bには、回路基板1Aに設けた複数のバンプ13と厚み方向においてそれぞれ重なる位置に複数の貫通孔11aを形成し、各貫通孔11aの内側面に導電めっき18を施すことによってスルーホール19を形成してある。
一方、接続用基板2は、例えばポリイミド樹脂のような絶縁材料からなる矩形板状の絶縁性基板21に、それぞれ導電ゴム(例えばシリコーンゴムに銀または銅を混ぜたもの)により円柱状に形成された複数個の導電性弾性体22をインサート成型することで、絶縁性基板21と導電性弾性体22とを一体に形成している。
絶縁性基板21には複数個の貫通孔21aが長手方向に沿って2列に貫設されており、各々の貫通孔21aに導電性弾性体22が保持されている。導電性弾性体22の軸方向一端側(回路基板1A側)には丸穴状に凹んだ嵌合穴25が形成され、この嵌合穴25の内側面にはバンプ13の傘部17が凹凸嵌合する嵌合溝24が形成されている。一方、導電性弾性体22の軸方向他端側には、円柱状であって先端部が先細りの形状に形成された嵌合突起26が設けられている。嵌合突起26の外径は、回路基板1Bに設けたスルーホール19の内径よりも若干大きい寸法に設定されており、嵌合突起26の先端部には先端側ほど先細りとなるようなテーパ面27が形成されている。また嵌合突起26においてテーパ面27よりも下側(絶縁性基板21側)の部位にはスルーホール19が嵌合する嵌合溝28が形成されている。なお、導電性弾性体22の軸方向一端側に設けた鍔部22aおよび嵌合突起26の外径は、貫通孔21aの内径よりも大きい寸法に設定されているので、導電性弾性体22の鍔部22aおよび嵌合突起26の間に絶縁性基板21を挟持することによって、導電性弾性体22が絶縁性基板21に保持されている。
ここで、本実施形態の基板間接続コネクタAの着脱作業について以下に説明する。両回路基板1A,1Bの間を接続用基板2を介して接続する際には、バンプ13が形成された面を上側にして回路基板1Aを配置した状態で、導電性弾性体22の貫通孔23とバンプ13の位置を合わせて接続用基板2を回路基板1Aに近付けると、回路基板1Aのバンプ13が導電性弾性体22の貫通孔23内に下側から挿入される。その後、接続用基板2を回路基板1A側にさらに押し込むと、バンプ13の傘部17が貫通孔23の内側面に設けた嵌合溝24内に嵌り込み、導電性弾性体22の弾性力でバンプ13と嵌合溝24とが凹凸嵌合することによって、接続用基板2が回路基板1Aに対して機械的に接続される。次に回路基板1Bを接続用基板2に接続する場合は、導電性弾性体22の嵌合突起26とスルーホール19の位置を合わせて回路基板1Bを接続用基板2に近付けると、回路基板1Bのスルーホール19内に導電性弾性体22の嵌合突起26が挿入される。ここで、嵌合突起26の先端部には先端側ほど細径となるテーパ面27が形成されているので、スルーホール19内に嵌合突起26を容易に挿入することができ、さらに回路基板1Bを接続用基板2側へ押し込むと、回路基板1Bのスルーホール19が導電性弾性体22の嵌合溝28に嵌合する位置まで回路基板1Bが移動するので、スルーホール19が嵌合溝28の縁に引っ掛かることによって、回路基板1Bが接続用基板2から外れるのが防止され、回路基板1Bが接続用基板2に対して機械的に接続される(図6参照)。
一方、回路基板1A,1Bを接続用基板2から外す際には、回路基板1A,1Bを互いに離れる方向へ引っ張ると、回路基板1A,1Bの内、一方の回路基板1Aに設けたバンプ13が導電性弾性体22の嵌合溝24から外れるか、或いは、他方の回路基板1Bに設けたスルーホール19から導電性弾性体22の嵌合突起26が外れるので、回路基板1A,1Bのうちの一方を接続用基板2から取り外すことができる。その後、回路基板1A,1Bのうちの他方を接続用基板2から離れる向きに引っ張ると、他方の回路基板と接続用基板2との係合が外れるので、接続用基板2から他方の回路基板を外すことができる。
このように、本実施形態では導電性弾性体22の軸方向一端側に設けた嵌合溝24に回路基板1Aのバンプ13を凹凸嵌合させるとともに、導電性弾性体22の軸方向他端側に設けた嵌合突起26を回路基板1Bのスルーホール19と凹凸嵌合させることで、両回路基板1A,1Bが接続用基板2に接続されるので、従来の基板間接続コネクタのように複雑な立体形状に形成されたコンタクトを用いる場合に比べて、導電性弾性体22と導電接続部(バンプ13およびスルーホール19)とが凹凸嵌合する部位の低背化や高密度化を図りやすく、また回路基板1A,1Bを接続用基板2から離れる方向に引っ張るだけで、回路基板1A,1Bを接続用基板2から容易に取り外すことができる。
さらに、一方の回路基板1Aに設けたバンプ13を導電性弾性体22の嵌合溝24に嵌入することによって、バンプ13と導電性弾性体22との間が電気的且つ機械的に接続されるので、傘型形状のバンプ13が嵌合溝24に引っ掛かることで、バンプ13を抜けにくくして、電気的接続の信頼性を向上させることができる。同様に他方の回路基板1Bに設けたスルーホール19が嵌合突起26の外周面に設けた嵌合溝28に係合しているので、回路基板1Bが接続用基板2から簡単に外れてしまうのを防止することができる。
また導電性弾性体22はそれ自体が導電性を有しているため、導電性弾性体22を保持する絶縁性基板21に、両回路基板1A,1Bの導電接続部間を電気的に接続する手段を設ける必要が無く、絶縁性基板21の構成を簡単にでき、さらに導電性弾性体22がどの位置でバンプ13やスルーホール19と嵌合していても、導電性弾性体22とバンプ13およびスルーホール19との電気的接続を確保できる。。
また他方の回路基板1Bは、スルーホール19に導電性弾性体22の嵌合突起26を嵌入することによって、スルーホール19と導電性弾性体22との間が電気的且つ機械的に接続されるので、バンプ13を嵌合溝24に嵌入する場合に比べて簡単に取り付けることができる。さらに他方の回路基板1Bにはバンプ13を形成しておらず、スルーホール19を形成しているだけなので、基板作成工数を減らして製造コストを安価にでき、またバンプ13の高さ分だけ基板1A,1B間の距離を短くして、コネクタの低背化を図ることができる。
(実施形態3)
施形態3を図7に基づいて説明する。尚、実施形態1の基板間接続コネクタと共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略し、以下では本実施形態の特徴部分について説明を行う。
実施形態1では2枚の回路基板1A,1Bの両方にバンプ13を形成しているのに対して、本実施形態では両回路基板1A,1Bに、基板11を厚み方向に貫通する複数の貫通孔11aを基板11の幅方向に沿って2列に設け、各貫通孔11aの内側面に導電めっき18を施すことによって複数のスルーホール19を形成してある。
一方、接続用基板2は、例えばポリイミド樹脂のような絶縁材料からなる矩形板状の絶縁性基板21に、それぞれ導電ゴム(例えばシリコーンゴムに銀または銅を混ぜたもの)により円柱状に形成された複数個の導電性弾性体22をインサート成型することで、絶縁性基板21と導電性弾性体22とを一体に形成している。
絶縁性基板21には複数個の貫通孔21aが長手方向に沿って2列に貫設されており、各々の貫通孔21aに導電性弾性体22が保持されている。導電性弾性体22の軸方向両端側にはそれぞれ円柱状であって先端部が先細りの形状に形成された嵌合突起26,26が設けられている。各嵌合突起26の外径は、回路基板1Bに設けたスルーホール19の内径よりも若干大きい寸法に設定されており、嵌合突起26の先端部には先端側ほど先細りとなるようなテーパ面27が形成されている。また嵌合突起26においてテーパ面27よりも下側(絶縁性基板21側)の部位にはスルーホール19が嵌合する嵌合溝28が形成されている。なお嵌合突起26,26の外径は、絶縁性基板21の貫通孔21aの内径よりも大きい寸法に設定されているので、両側の嵌合突起26,26の間に絶縁性基板21を挟持することによって、導電性弾性体22が絶縁性基板21に保持されている。
ここで、本実施形態の基板間接続コネクタAの着脱作業について以下に説明する。両回路基板1A,1Bの間を接続用基板2を介して接続する際には、導電性弾性体22の下側の嵌合突起26とスルーホール19の位置を合わせて回路基板1Aの上側から接続用基板2を回路基板1Aに近付けると、下側の嵌合突起26がスルーホール19内に挿入される。ここで、嵌合突起26の先端部には先端側ほど細径となるテーパ面27が形成されているので、スルーホール19内に嵌合突起26を容易に挿入することができ、その後さらに回路基板1Aを接続用基板2側へ押し込むと、回路基板1Aのスルーホール19が嵌合突起26の嵌合溝28に嵌合する位置まで回路基板1Aが移動するので、スルーホール19が嵌合溝28の縁に引っ掛かることによって、回路基板1Aが接続用基板2から外れるのが防止され、回路基板1Aが接続用基板2に対して機械的に接続される。
次に回路基板1Bを接続用基板2に接続する場合は、導電性弾性体22の上側の嵌合突起26とスルーホール19の位置を合わせて、接続用基板2の上側から回路基板1Bを接続用基板2に近付けると、回路基板1Bのスルーホール19内に上側の嵌合突起26が挿入される。その後、回路基板1Bを接続用基板2側へさらに押し込むと、回路基板1Bのスルーホール19が導電性弾性体22の嵌合溝28に嵌合する位置まで回路基板1Bが移動するので、スルーホール19が嵌合溝28の縁に引っ掛かることによって、回路基板1Bが接続用基板2から外れるのが防止され、回路基板1Bが接続用基板2に対して機械的に接続される(図7参照)。
この時、一方の回路基板1Aに設けたスルーホール19が下側の嵌合突起26に設けた嵌合溝24と係合するとともに、他方の回路基板1Bに設けたスルーホール19が上側の嵌合突起26に設けた嵌合溝28と係合するので、回路基板1A,1Bが接続用基板2から簡単に外れてしまうのを防止することができる。また導電性弾性体22はそれ自体が導電性を有しているので、両回路基板1A,1Bのスルーホール19,19間が導電性弾性体22を介して電気的に接続されることになる。なお両回路基板1A,1Bのスルーホール19,19を機械的に保持する導電性弾性体22自体が導電性を有しているので、導電性弾性体22を保持する接続用基板2に、スルーホール19,19間を導通させるための回路を形成する必要が無く、また両回路基板1A,1Bのスルーホール19,19がどの位置で導電性弾性体22に接触していても、スルーホール19,19と導電性弾性体22との間の電気的接続を維持することができる。
一方、回路基板1A,1Bを接続用基板2から外す際には、回路基板1A,1Bを互いに離れる方向へ引っ張ると、回路基板1A,1Bの何れかに設けたスルーホール19から導電性弾性体22の嵌合突起26が外れるので、回路基板1A,1Bのうちの一方を接続用基板2から取り外すことができる。その後、回路基板1A,1Bのうちの他方を接続用基板2から離れる向きに引っ張ると、この基板に設けたスルーホール19から導電性弾性体22の嵌合突起26が外れるので、回路基板1A,1Bのうちの他方を接続用基板2から取り外すことができる。
このように、本実施形態では導電性弾性体22の軸方向両側部に設けた嵌合突起26を回路基板1A,1Bのスルーホール19と凹凸嵌合させることで、両回路基板1A,1Bが接続用基板2に接続されるので、従来の基板間接続コネクタのように複雑な立体形状に形成されたコンタクトを用いる場合に比べて、導電性弾性体22と導電接続部(スルーホール19)とが凹凸嵌合する部位の低背化や高密度化を図りやすく、また回路基板1A,1Bを接続用基板2から離れる方向に引っ張るだけで、回路基板1A,1Bを接続用基板2から容易に取り外すことができる。
さらに、両回路基板1A,1Bは、スルーホール19に導電性弾性体22の嵌合突起26を嵌入することによって、スルーホール19と導電性弾性体22との間が電気的且つ機械的に接続されるので、バンプ13を嵌合溝24に嵌入する場合に比べて簡単に取り付けることができる。さらに回路基板1A,1Bにはバンプを形成しておらず、スルーホール19を形成しているだけなので、基板作成工数を減らして製造コストを安価にでき、またバンプの高さ分だけ基板1A,1B間の距離を短くして、コネクタの低背化を図ることができる。
実施形態1の基板間接続コネクタを示す要部断面図である。 同上を構成する回路基板の外観斜視図である。 同上を構成する回路基板を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)はB−B’断面図である。 同上を構成する接続用基板の外観斜視図である。 同上を構成する接続用基板を示し、(a)は平面図、(b)は右側から見た断面図、(c)は下側から見た断面図、(d)はC部拡大図である。 実施形態2の基板間接続コネクタを示す要部断面図である。 実施形態3の基板間接続コネクタを示す要部断面図である。
符号の説明
A 基板間接続コネクタ
1A,1B 回路基板
2 接続用基板
11 基板
12 導体パターン
13 バンプ
21 絶縁性基板
22 導電性弾性体
23 貫通孔
24 嵌合溝

Claims (1)

  1. 2枚の回路基板の間を電気的且つ機械的に接続する接続用基板を備え、
    当該接続用基板は、導電ゴムにより柱状に形成され各回路基板の導電接続部に凹凸嵌合するための嵌合手段を軸方向両端部に具備した導電性弾性体と、当該導電性弾性体の両端部を両側面に露出させた状態で導電性弾性体を保持する絶縁性基板とを具備しており
    前記2枚の回路基板のうち一方の回路基板に設けた導電接続部は傘型形状に形成されたバンプ、他方の回路基板に設けた導電接続部は当該回路基板を貫通する貫通孔の内側面に導電めっきを施したスルーホールからなり、前記導電性弾性体の両端部に設けた嵌合手段のうち、前記一方の回路基板のバンプに接続される嵌合手段は、バンプと対向する部位に設けられて当該バンプが嵌入される嵌合凹所からなり、前記他方の回路基板のスルーホールに接続される嵌合手段は、先細りの形状に形成されて前記スルーホールに嵌入される嵌合突起からなることを特徴とする基板間接続コネクタ
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