JP2018156860A - 電気コネクタ - Google Patents

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悟 田口
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Abstract

【課題】部品点数が少ない電気コネクタを提供すること。【解決手段】実施形態の一態様に係る電気コネクタは、配線基板の一方の面上に配置される信号伝送媒体に当接し、挿入孔が形成された絶縁性のハウジングと、挿入孔に挿入されるとともに、信号伝送媒体の第1スルーホールおよび配線基板の第2スルーホールに圧入され、信号伝送媒体と配線基板とを電気的に接続する導電性のプレスフィット端子と、を備える。【選択図】図6

Description

開示の実施形態は、電気コネクタに関する。
従来、フレキシブルプリント配線板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)に代表される板状の信号伝送媒体を電気機器の配線基板に電気的に接続する電気コネクタが広く知られている。
例えば、特許文献1に記載の電気コネクタでは、信号伝送媒体と弾性体裏打ちとを接着した後に、信号伝送媒体のスルーホールと弾性体裏打ちのスルーホールとに導電性薄膜を形成している。そして、インシュレータによって配線基板に固定されたピンが各スルーホールに嵌合され、弾性体裏打ちのスルーホールがピンによって押し広げられることで、信号伝送媒体と配線基板とが電気的に接続される。
特開平11−149952号公報
しかしながら、上記電気コネクタでは、信号伝送媒体と配線基板とを電気的に接続するために、インシュレータおよびピンの他に、弾性体裏打ちが使用されており、部品点数が多くなる。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数が少ない電気コネクタを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る電気コネクタは、絶縁性のハウジングと、導電性のプレスフィット端子とを備える。前記絶縁性のハウジングは、配線基板の一方の面上に配置される信号伝送媒体に当接し、挿入孔が形成される。前記導電性のプレスフィット端子は、前記挿入孔に挿入されるとともに、前記信号伝送媒体の第1スルーホールおよび前記配線基板の第2スルーホールに圧入され、前記信号伝送媒体と前記配線基板とを電気的に接続する。
実施形態の一態様にかかる電気コネクタによれば、部品点数を少なくすることができ、そのため、例えば、電気コネクタを製造する際の工程数を削減することができ、電気コネクタの製造コストを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る電気コネクタによりFPCと回路基板とを電気的に接続した状態を示す斜視図である。 図2は、図1の分解斜視図である。 図3は、図1に示す電気コネクタ、FPCおよび回路基板の平面図である。 図4は、図2に示すA−A線の矢視断面模式図である。 図5は、図2に示すB−B線の矢視断面模式図である。 図6は、図3に示すC−C線の矢視断面模式図である。 図7は、実施形態に係る電気コネクタの斜視図である。 図8は、図7に示す電気コネクタの正面図である。 図9は、図7に示す電気コネクタの側面図である。 図10は、図7に示す電気コネクタの平面図である。 図11は、図10に示すD−D線の矢視断面模式図である。 図12は、実施形態に係るプレスフィット端子の斜視図である。 図13Aは、実施形態に係る電気コネクタの取付手順を説明する図である。 図13Bは、実施形態に係る電気コネクタの取付手順を説明する図である。 図14は、実施形態に係る電気コネクタの他の構成例(その1)を示す断面模式図である。 図15は、実施形態に係る電気コネクタの他の構成例(その2)を示す断面模式図である。 図16は、実施形態に係る電気コネクタの他の構成例(その3)を示す断面模式図である。 図17は、図16に示す電気コネクタの平面図である。 図18は、実施形態に係る電気コネクタの他の構成例(その4)を適用してFPCと回路基板とを電気的に接続した状態を示す斜視図である。 図19は、図18に示す電気コネクタ等の断面模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する電気コネクタを説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.電気コネクタ1の概要>
実施形態に係る電気コネクタ1の概要について、図1〜図6を参照して説明する。実施形態に係る電気コネクタ1は、図1および図2に示すように、ブロック状に形成された絶縁性のハウジング2と、挿入孔22に挿入され、ハウジング2に固定された導電性のプレスフィット端子3とを備える。電気コネクタ1は、配線部材10に形成された第1スルーホール10aおよび回路基板11に形成された第2スルーホール11aにプレスフィット端子3が圧入されることで、回路基板11の一方の面上に配置される配線部材10と、回路基板11とをプレスフィット端子3によって電気的に接続する。
プレスフィット端子3は、図3に示すように、配線部材10の導線10bに応じて配置される。配線部材10は、3本の導線10bを有しており、電気コネクタ1は、導線10bの本数に応じて3つのプレスフィット端子3を備える。なお、導線10bおよびプレスフィット端子3の本数は、一例であり、これに限られることはない。
配線部材10は、信号伝送媒体であり、板状に形成され、所定方向に沿って延伸する平型の部材であり、例えば、フレキシブルプリント配線板(FPC)またはフレキシブルフラットケーブル(FFC)などである。以下においては、配線部材10の一例として、FPC10を用いて説明する。
以下においては、説明の便宜上、FPC10の導線10bの配列方向を左右方向(X軸正負方向)とし、FPC10の延伸方向を前後方向(Y軸正負方向)とし、プレスフィット端子3の圧入方向を上下方向(Z軸正負方向)の下方(Z軸負方向)とする。
また、上下方向に垂直な回路基板11の面のうち、FPC10が配置される一方の面、すなわち上方向(Z軸正方向)の面を「表面」とし、「表面」とは逆の面、すなわち下方(Z軸負方向)の面を「裏面」とする。また、FPC10についても、同様に上方向の面を「表面」とし、下方の面を「裏面」とする。
FPC10は、例えば、図4に示すように、銅箔などによって構成される導線10bを絶縁性のポリイミドなどのベースフィルム10cによって挟んで構成される。FPC10は、導線10bの本数に応じた第1スルーホール10aと、第1ランド10dとを備える。なお、FPC10は、第1ランド10dおよびベースフィルム10cの上下方向(Z軸方向)の位置が表面および裏面で揃い、第1ランド10dおよびベースフィルム10cが同一平面となるように形成されてもよい。
第1スルーホール10aは、上下方向(Z軸方向)に形成された孔10eの内壁を銅めっきなど導電性の皮膜で覆うことで形成される。第1スルーホール10aは、導線10bと電気的に接続される。
第1ランド10dは、第1スルーホール10aの開口部周囲に形成され、第1スルーホール10aの端部に接続される。第1ランド10dは、第1スルーホール10aと同様に、銅めっきなどの導電性の皮膜で形成される。第1ランド10dは、FPC10の表面および裏面に形成される。
回路基板11は、配線基板であり、電気機器等に搭載される硬質のプリント基板(いわゆる、リジッド基板)である。ここでは、片面基板を一例として説明するが、これに限られることはなく、例えば、両面基板の多層基板であってもよい。回路基板11は、図5に示すように、例えば、フェノール樹脂、ガラスエポキシ樹脂などによって形成された基板11b上に回路パターン11cが形成され、表面には絶縁層11dが形成される。回路基板11は、FPC10の導線10bの本数に応じた第2スルーホール11aと、第2ランド11eとを備える。
第2スルーホール11aは、上下方向(Z軸方向)に形成された孔11fの内壁を銅めっきなど導電性の皮膜で覆うことで形成される。
第2ランド11eは、第2スルーホール11aの開口部周囲に形成され、第2スルーホール11aの端部に接続される。第2ランド11eは、第2スルーホール11aと同様に、銅めっきなどの導電性の皮膜によって形成される。第2ランド11eは、回路基板11の表面に形成される。第2ランド11eと第2スルーホール11aとは電気的に接続される。また、第2ランド11eと回路基板11の回路パターン11cとは電気的に接続される。なお、絶縁層11dは、第2ランド11e上には形成されない。
図6に示すように、プレスフィット端子3が、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入されると、プレスフィット端子3を介して第1スルーホール10aと第2スルーホール11aとが電気的に接続される。また、第1ランド10dと第2ランド11eとが接触し、第1ランド10dと第2ランド11eとが電気的に接続される。
このようにして、電気コネクタ1のプレスフィット端子3を、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入することで、FPC10と回路基板11とが電気的に接続される。
<2.電気コネクタ1の詳細>
次に、図7〜図12を参照して電気コネクタ1の構成を具体的に説明する。上述するように、電気コネクタ1は、ハウジング2と、プレスフィット端子3とを備える。電気コネクタ1は、図7〜図9に示すように、プレスフィット端子3が下方(Z軸負方向)に突出するように、プレスフィット端子3がハウジング2に固定されて構成される。
ハウジング2は、合成樹脂等の絶縁部材で構成されており、左右方向(X軸方向)に沿って幅広に形成された本体部20と、本体部20の左右方向の各側壁部20aから左右方向に沿って突出する第1突出部21とを備える。本体部20の頂部20bおよび底部20cは平面状に形成される。第1突出部21の頂部21aと、本体部20の頂部20bとは、上方(Z軸正方向)の位置が揃い、同一平面となるように形成される。第1突出部21は、作業者が電気コネクタ1を持つ際の把持部として機能することができる。
また、ハウジング2は、左右方向に並んで配置された挿入孔22を有する。挿入孔22は、例えば、図10に示すように、矩形状に形成される。なお、挿入孔22は、プレスフィット端子3が挿入され、ハウジング2がプレスフィット端子3を固定できるようにプレスフィット端子3の形状に合わせて形成さればよく、矩形状に限定されるものではない。
挿入孔22は、前後方向(Y軸方向)の側壁部22bと、左右方向(X軸方向)の側壁部22fとによって構成される。側壁部22bは、図11に示すように、上下方向(Z軸方向)の中ほどに形成された第2突出部22cと、第2突出部22cよりも上方(Z軸正方向)に形成された凹部22dとを有する。なお、挿入孔22の上端には、テーパ部22aが全周に渡り形成される。これにより、プレスフィット端子3を挿入孔22に挿入する際に、挿入が容易となる。
第2突出部22cは、プレスフィット端子3が挿入孔22に挿入された場合に、プレスフィット端子3の下方(Z軸負方向)への移動を規制するストッパーとして機能することができる。第2突出部22cの頂部22eはテーパ状に形成される。
凹部22dは、プレスフィット端子3が挿入孔22に挿入された場合に、後述するプレスフィット端子3の凸部34(図12参照)が挿入されて係合し、プレスフィット端子3の抜けを防止する抜け防止機構として機能する。なお、挿入孔22に凹部22dを形成せずに、プレスフィット端子3を挿入孔22に圧入することでプレスフィット端子3がハウジング2に固定されてもよい。
プレスフィット端子3は、銅などの導電性の金属で構成される。プレスフィット端子3は、図11および図12に示すように、導入部30と、端子部31と、固定部32とを備える。
導入部30は、プレスフィット端子3の下端に形成され、前後方向(Y軸方向)および左右方向(X軸方向)の長さが、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aの前後方向および左右方向の長さよりも短い。これにより、プレスフィット端子3を第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに挿入する際に、挿入が容易となる。
端子部31は、導入部30の上方(Z軸正方向)に形成される。端子部31は、図11に示すように、プレスフィット端子3が第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入された場合に、端子部31の一部がハウジング2に収容されるように形成される。なお、端子部31の縁は、R形状となるように面取り(いわゆる、R面取り)されている。
端子部31は、左右方向(X軸方向)に貫通するスリット31aを有する。これにより、端子部31には、前後方向(Y軸方向)に弾性的に拡縮可能な一対の接触片31bが形成される。スリット31aは、ハウジング2に収容される部位から回路基板11に圧入される部位まで形成される。すなわち、接触片31bは、ハウジング2に収容される部位から回路基板11に圧入される部位まで形成される。
接触片31bの前後方向の長さは、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aの前後方向の長さよりもわずかに長い。これにより、プレスフィット端子3が第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入されると、接触片31bが弾性変形し、接触片31bが第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aと接触する。そのため、接触片31bと第1スルーホール10aとが電気的に接続され、かつ接触片31bと第2スルーホール11aとが電気的に接続される。すなわち、接触片31bを介してFPC10と回路基板11とが電気的に接続される。
固定部32は、前後方向(Y軸方向)の長さが端子部31の前後方向の長さよりも短い接続部33を介して端子部31の上方(Z軸正方向)に形成される。固定部32の底部32aは、テーパ状に形成される。底部32aは、プレスフィット端子3を挿入孔22に挿入する際に、上述したハウジング2の第2突出部22cに当接しストッパーとして機能することができる。
固定部32の前方(Y軸正方向)および後方(Y軸負方向)の各側壁部32bには、前後方向(Y軸方向)に張り出した凸部34が上下方向(Z軸方向)の中ほどに形成される。凸部34の底部34aは、テーパ状に形成される。凸部34の底部34aがテーパ状に形成されることで、プレスフィット端子3を挿入孔22に挿入する際に、挿入が容易となる。
固定部32の底部32a、固定部32の凸部34、ハウジング2の第2突出部22cおよびハウジング2の凹部22dは、固定部32の底部32aが第2突出部22cの頂部22eに当接した場合に、固定部32の凸部34がハウジング2の凹部22dに挿入され、凸部34と凹部22dとが係合し、固定部32がハウジング2に固定されるように形成される。
固定部32の頂部32cには、前後方向(Y軸方向)の中ほどに第3突出部35が形成される。第3突出部35は、プレスフィット端子3を挿入孔22へ挿入する際の把持部として機能することができる。第3突出部35はプレスフィット端子3が挿入孔22に挿入された場合に、本体部20の頂部20bから上方(Z軸正方向)に突出しないように形成される。
<3.電気コネクタ1の取付方法>
次に、図13Aおよび図13Bを参照して電気コネクタ1をFPC10および回路基板11に取り付ける取付方法を説明する。
まず、図13Aに示すように、プレスフィット端子3をハウジング2の挿入孔22に挿入し、プレスフィット端子3をハウジング2に固定し、電気コネクタ1を組み立てる。
次に、プレスフィット端子3の導入部30(図12参照)をFPC10の第1スルーホール10aに挿入し、FPC10を電気コネクタ1に仮止めする。
次に、FPC10を仮止めした電気コネクタ1の導入部30を回路基板11の第2スルーホール11a(図2参照)に挿入し、プレスフィット端子3の端子部31を第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入する。そしてハウジング2の底部20cがFPC10の表面に当接するまで押圧し、電気コネクタ1、FPC10および回路基板11を一体化し、電気コネクタ1によってFPC10と回路基板11とを電気的に接続する。
<4.電気コネクタ1の他の構成>
以下、電気コネクタ1の他のいくつかの構成例を図14〜図20を参照して説明する。なお、上述した電気コネクタ1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付して説明を省略するものとし、上述した電気コネクタ1と異なる点を主として説明する。
まず、図14に示す電気コネクタ1について説明する。図14に示す電気コネクタ1は、端子部31のスリット31aがハウジング2に収容される部位に形成されておらず、かつ押圧部36を備える点で、図11に示す電気コネクタ1と異なる。
図14に示すプレスフィット端子3は、端子部31の上端に、押圧部36を備える。押圧部36は、プレスフィット端子3の圧入方向に対して直交(交差)する方向に突出する。具体的には、押圧部36は、端子部31の外側面から前方向(Y軸正方向)および後方向(Y軸負方向)に沿って突出し、一対形成される。押圧部36の前後方向(Y軸方向)の長さは、挿入孔22の第2突出部22c間の長さよりも短い。押圧部36は、側面視において矩形状となるように形成される。押圧部36の底部36aは、FPC10の第1ランド10dに当接する。底部36aは、ハウジング2の底部20c(FCP10の表面、回路基板11の表面)に対して平行に形成される。押圧部36は、FPC10を下方(Z軸負方向)に向けて押圧する。
これにより、プレスフィット端子3の上下方向(Z軸方向)の長さ、すなわち電気コネクタ1の上下方向の長さを短くするとともに、プレスフィット端子3とFPC10の導線10bとの電気的な接続をより確実に行うことができる。なお、押圧部36は、前後方向の一方にのみ形成されてもよい。
次に、図15に示す電気コネクタ1について説明する。図15に示す電気コネクタ1は、押圧部37の形状が図14に示す押圧部36と異なり、その他の構成は図14に示す電気コネクタ1と同じである。
押圧部37は、側面視において三角形状となるように形成される。押圧部37の底部37aは、ハウジング2の底部20c(FCP10の表面、回路基板11の表面)に対して、傾斜して形成される。底部37aは、基端から先端となるにつれて、下方(Z軸負方向)に傾いて形成される。
これにより、底部37aと第1ランド10dとが線接触し、プレスフィット端子3とFPC10との電気的な接続がより確実になる。なお、底部37aは、基端から先端となるにつれて、上方(Z軸正方向)に傾いて形成されてもよい。
なお、押圧部37は、上述した形状に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、押圧部は、底部から下方に向けて突出する突出部を備えてもよい。これによっても、押圧部と第1ランド10dとが線接触する。
次に、図16および図17に示す電気コネクタ1について説明する。図16および図17に示す電気コネクタ1は、端子部31のスリット31aがハウジング2に収容される部位に形成されておらず、かつハウジング2の底部20cに複数の第4突出部23を備える点で、図11に示す電気コネクタ1と異なる。
第4突出部23は、FPC10に対し平行に形成された底部20cからFPC10、すなわち下方(Z軸負方向)に向けて突出する。第4突出部23は、挿入孔22よりも後方(Y軸負方向)に形成される。また、第4突出部23は、前後方向(Y軸方向)に挿入孔22と並ぶように形成される。第4突出部23は、電気コネクタ1がFPC10および回路基板11に取り付けられた場合に、FPC10を下方に向けて押圧する。これにより、FPC10が前後方向に延伸することで、プレスフィット端子3よりも前方(Y軸正方向)の第1ランド10dがプレスフィット端子3に押し付けられる。そのため、プレスフィット端子3とFPC10との電気的な接続を確実に行うことができる。
なお、第4突出部23は、第1ランド10dの一部がプレスフィット端子3に押し付けられるように形成されればよく、図16および図17に示した位置および数に限られることはない。第4突出部23は、例えば、2つの挿入孔22(プレスフィット端子3)の間に形成されてもよく、また、第4突出部23は、挿入孔22よりも後方(Y軸負方向)と前方(Y軸正方向)にそれぞれ形成されてもよい。
次に、図18および図19に示す電気コネクタ1について説明する。図18および図19に示す電気コネクタ1は、回路基板11の裏面に係止する係止爪24をハウジング2に備え、上述した構成例と同様に端子部31のスリット31a(図14参照)がハウジング2に収容される部位に形成されていない点で、図11に示す電気コネクタ1と異なる。
係止爪24は、第1突出部21の底部21bから下方(Z軸負方向)に向けて延伸する腕部25の先端に形成される。腕部25は、FPC10に形成された切欠部10fおよび回路基板11に形成された貫通孔11gに挿入される。腕部25および係止爪24は、各第1突出部21に設けられ、一対形成される。
係止爪24は、腕部25の下方(Z軸負方向)の先端からプレスフィット端子3に向けて突出し、回路基板11の裏面に係止する。
これにより、ハウジング2によってFPC10および回路基板11を挟持することができる。そのため、FPC10の第1ランド10d(図6参照)と回路基板11の第2ランド11e(図6参照)との電気的な接続をより確実に行うことができる。また、係止爪24により、ハウジング2を回路基板11に固定することができる。また、腕部25をFPC10の切欠部10fに挿入することで、電気コネクタ1およびFPC10を回路基板11に取り付ける際に、腕部25によってFPC10の前後方向(Y軸方向)および左右方向(X軸方向)のずれを防止することができ、回路基板11に対する電気コネクタ1およびFPC10の取り付けを容易に行うことができる。なお、係止爪24は、プレスフィット端子3とは逆側、すなわち、図19に示す係止爪24とは逆側に向けて突出してもよい。
また、他の構成例として、端子部31に複数のスリットを上下方向(Z軸方向)に並べて形成してもよい。上述したその他の構成は、上述した実施形態の構成と組み合わせて適用されてもよい。例えば、本実施形態の端子部31に、押圧部36を形成してもよい。また、上述したその他の構成同士が、組み合わされて適用されてもよい。
また、電気コネクタ1を取り付ける際には、回路基板11にFPC10を配置し、回路基板11の第2スルーホール11aとFPC10の第1スルーホール10aとを位置合わせした後に、プレスフィット端子3を第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入して、電気コネクタ1をFPC10および回路基板11に取り付けてもよい。
以上のように、実施形態に係る電気コネクタ1は、絶縁性のハウジング2と、導電性のプレスフィット端子3とを備える。ハウジング2は、回路基板11(配線基板の一例)の一方の面上に配置されるFPC10(信号伝送媒体の一例)に当接し、挿入孔22が形成される。プレスフィット端子3は、挿入孔22に挿入されるとともに、FPC10の第1スルーホール10aおよび回路基板11の第2スルーホール11aに圧入され、FPC10と回路基板11とを電気的に接続する。これにより、電気コネクタ2の部品点数を少なくすることができ、そのため、電気コネクタ2を製造する際の工程数を削減することができ、電気コネクタ2の製造コストを抑制することができる。また、ハウジング2とプレスフィット端子3を用いるのみでFPC10の導線10bと回路基板11の回路パターン11cとを電気的に接続することができる。また、電気コネクタ1は、半田を用いず、部品点数を少なくしてFPC10の導線10bと回路基板11の回路パターン11cとを電気的に接続することができ、導線10bと回路パターン11cとの伝送特性を向上させることができる。
また、プレスフィット端子3は、プレスフィット端子3の圧入方向(Z軸方向)に沿ってスリット31aが形成されることで弾性的に拡縮可能であり、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに接触する接触片31bを備える。スリット31aは、ハウジング2に収容される部位から回路基板11に圧入された部位まで形成される。これにより、端子部31が第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aに圧入された場合に、第1スルーホール10aおよび第2スルーホール11aと、接触片31bとを確実に接触させることができ、FPC10の導線10bと回路基板11の回路パターン11cとの電気的な接続をより確実に行うことができる。
また、プレスフィット端子3は、プレスフィット端子3の外側面からプレスフィット端子3の圧入方向に対して交差する方向に沿って突出し、第1スルーホール10aの開口部周囲に形成されて第1スルーホール10aと電気的に接続されるFPC10の第1ランド10d(導体部の一例)に当接し、かつFPC10を回路基板11に向けて押圧する導電性の押圧部36、37を備える。これにより、プレスフィット端子3とFPC10の導線10bとの電気的な接続をより確実に行うことができる。
押圧部37は、第1ランド10dに当接し、FPC10の表面(一方の面)に対して傾斜する底部37a(傾斜面)を有する。これにより、押圧部37と第1ランド10dとを線接触させて、押圧部37によって、第1ランド10dをより押圧することができる。そのため、プレスフィット端子3とFPC10の導線10bとの電気的な接続をより確実に行うことができる。
また、ハウジング2は、FPC10と当接する底部20c(当接面)からFPC10に向けて突出する第4突出部23(突出部)を備える。第4突出部23は、FPC10を回路基板11に押圧してFPC10を前後方向に延伸させることでFPC10の第1ランド10dをプレスフィット端子3に押し付ける。これにより、プレスフィット端子3とFPC10の導線10bとの電気的な接続をより確実に行うことができる。
また、ハウジング2は、回路基板11に形成された貫通孔11gに挿入され、ハウジング2を回路基板11に係止する係止爪24を備える。これにより、ハウジング2を回路基板11に固定することができる。また、ハウジング2により、FPC10および回路基板11を挟持することができ、FPC10の第1ランド10dと回路基板11の第2ランド11eとの電気的な接続をより確実に行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電気コネクタ
2 ハウジング
3 プレスフィット端子
10 配線部材(FPC、信号伝送媒体)
10a 第1スルーホール
10d 第1ランド(導体部)
11 回路基板(配線基板)
11a 第2スルーホール
11e 第2ランド
11g 貫通孔
20c 底部(当接面)
23 第4突出部(突出部)
24 係止爪
31 端子部
31a スリット
31b 接触片
36 押圧部
37 押圧部
37a 底部(傾斜面)

Claims (7)

  1. 配線基板の一方の面上に配置される信号伝送媒体に当接し、挿入孔が形成された絶縁性のハウジングと、
    前記挿入孔に挿入されるとともに、前記信号伝送媒体の第1スルーホールおよび前記配線基板の第2スルーホールに圧入され、前記信号伝送媒体と前記配線基板とを電気的に接続する導電性のプレスフィット端子と、を備える
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記プレスフィット端子は、前記プレスフィット端子の圧入方向に沿ってスリットが形成されることで弾性的に拡縮可能であり、前記第1スルーホールおよび前記第2スルーホールに接触する接触片を備え、
    前記スリットは、前記ハウジングに収容される部位から前記配線基板に圧入された部位まで形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記プレスフィット端子は、前記プレスフィット端子の外側面から前記プレスフィット端子の圧入方向に対して交差する方向に沿って突出し、前記第1スルーホールの開口部周囲に形成されて前記第1スルーホールと電気的に接続される前記信号伝送媒体の導体部に当接し、かつ前記信号伝送媒体を前記配線基板に向けて押圧する導電性の押圧部を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記押圧部は、前記導体部に当接し、前記一方の面に対して傾斜する傾斜面を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記ハウジングは、前記信号伝送媒体と当接する当接面から前記信号伝送媒体に向けて突出する突出部を備え、
    前記突出部は、前記信号伝送媒体を前記配線基板に押圧して前記信号伝送媒体を延伸させることで前記信号伝送媒体を前記プレスフィット端子に押し付ける
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の電気コネクタ。
  6. 前記ハウジングは、前記配線基板に形成された貫通孔に挿入され、前記ハウジングを前記配線基板に係止する係止爪を備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の電気コネクタ。
  7. 前記信号伝送媒体は、フレキシブルプリント配線板またはフレキシブルフラットケーブルである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の電気コネクタ。
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