JPH11354209A - 自己調芯型コネクタ - Google Patents

自己調芯型コネクタ

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JPH11354209A
JPH11354209A JP16400098A JP16400098A JPH11354209A JP H11354209 A JPH11354209 A JP H11354209A JP 16400098 A JP16400098 A JP 16400098A JP 16400098 A JP16400098 A JP 16400098A JP H11354209 A JPH11354209 A JP H11354209A
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JP
Japan
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connector
housing
male connector
female connector
coil spring
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Application number
JP16400098A
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English (en)
Inventor
Takehisa Ide
剛久 井出
Hideji Mori
秀司 森
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11354209A publication Critical patent/JPH11354209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不完全嵌合を防止し、嵌合信頼性を向上させ
ることができ、更に小型化することができる自己調芯型
コネクタを提供する。 【解決手段】 オスコネクタ1aには、ハウジング2
a、このハウジング2a内に設けられた端子3a、ハウ
ジング2aに連結されたコイルばね5a及びこのコイル
ばね5aが自然長より縮められた状態でハウジング2a
を揺動可能に支持するオスコネクタ用支持手段が設けら
れ、メスコネクタ2bには、ハウジング2b、このハウ
ジング2b内に設けられたメスコネクタ用端子、ハウジ
ング2bに連結されたコイルばね5b及びこのコイルば
ね5bが自然長より縮められた状態でハウジング2bを
揺動可能に支持するメスコネクタ用支持手段が設けられ
ている。更に、自己調芯型コネクタは、端子3a又は前
記メスコネクタ用端子のいずれか一方の端子を他方の端
子に案内する案内手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネスを有
する自動車用部品の完全自動組付けに好適な自己調芯型
コネクタに関し、特に、不完全嵌合を防止し嵌合信頼性
が高い自己調芯型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のハーネス及びケーブル等の接
続に調芯コネクタが使用されている。近時、自動車メー
カーでは、モジュール化された部品のロボット等による
完全自動組付けが主流となりつつあるが、その際にオス
コネクタとメスコネクタとの間に取付ガタが発生するこ
とがある。そこで、完全自動組付け用に自己整合的に調
芯が行われる自動調芯コネクタが提案されている(実開
平2−5274号公報)。図7は実開平2−5274号
公報に記載された従来の自動調芯コネクタを示す分解斜
視図である。
【0003】この公報に記載された従来の自動調芯コネ
クタにおいては、オスコネクタ31に自動調芯手段が備
えられている。オスコネクタ31はコネクタ支持枠32
に固定されている。コネクタ支持枠32は直方体形状の
相互に平行な1組の側面に夫々2個の突起32aが設け
られた形状を有している。そして、コネクタ支持枠32
は内枠33内に取り付けられ、内枠33は外枠34内に
取り付けられる。
【0004】内枠33の突起32aに整合する内側面に
は、複数個の溝33aが規則的に形成されており、コネ
クタ支持枠32が内枠33に取り付けられるとき、突起
32aは溝33aに嵌合される。また、内枠33の溝3
3aが形成されていない内側面の裏面に該当する1組の
外側面には、夫々2個の突起33bが設けられている。
更に、内枠33の一方の開口部には、溝33aに沿って
ストッパ33cが設けられている。このストッパ33c
によりコネクタ支持枠32がケーブルの張力によって内
枠33から落下することが防止される。
【0005】また、外枠34の突起33bに整合する内
側面には、複数個の溝34bが規則的に形成されてお
り、内枠33が外枠34に取り付けられるとき、突起2
4bは溝34bに嵌合される。また、外枠34の一方の
開口部には、溝34bに沿ってストッパ34cが設けら
れている。このストッパ34cにより内枠33がケーブ
ルの張力によって外枠34から落下することが防止され
る。
【0006】更に、外枠34に内枠33が取り付けら
れ、内枠33にコネクタ支持枠32が取り付けられた
後、これらを覆いオスコネクタ31に整合する位置に開
口部35aが設けられた取付ケース35がねじを使用し
て外枠34に固定される。
【0007】このように構成された従来の自動調芯コネ
クタにおいては、突起32aは溝33aが形成された内
側面に沿って段階的に移動され、突起33bは溝34b
が形成された内側面に沿って段階的に移動される。従っ
て、オスコネクタ31の外枠34に対する相対的な位置
は、端子が延びる方向に垂直な方向であって相互に垂直
な2方向に段階的に調節可能である。そして、メスコネ
クタ(図示せず)が接続される際に、メスコネクタが押
し付けられる方向に垂直な2方向における調芯が行われ
る。
【0008】また、コネクタ支持枠32は取付ケース3
5に対してメスコネクタが押し付けられる方向に所定量
移動できるように取り付けられており、メスコネクタが
押し付けられる方向における調芯は、オスコネクタ31
の端子に接続されたケーブルの柔軟性を利用して行われ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自己調
芯型コネクタの構造を上述のようにコネクタ支持枠の段
階的な移動及びケーブルの柔軟性により調芯が行われる
ような構造とした場合、不完全嵌合及びこじりが発生し
やすいという問題点がある。図8(a)は従来の自己調
芯型コネクタにおいて不完全嵌合が発生した状況を示す
模式図、(b)は同じくこじりが発生した状況を示す模
式図である。図8(a)に示すように、メスコネクタ4
1に自己調芯手段が備えられている場合、オスコネクタ
42が矢印Aが示す方向に押し付けられるが、メスコネ
クタ41のハウジング41b内に設けられた端子41a
とオスコネクタ42のハウジング42b内に設けられた
端子42aとの嵌合により摩擦力が生じる。そして、端
子41aに接続されたケーブル43が柔軟性を有してい
るので、前述の摩擦力によりハウジング41bが取り付
けられた枠41cに対して相対的にハウジング41bは
オスコネクタ42が押し付けられる方向Aに移動する。
このため、不完全嵌合が発生してしまう。
【0010】また、ハウジング41bがオスコネクタ4
2が押し付けられる方向Aに対して傾斜した方向を向い
ている状態でオスコネクタ42が押し付けられた場合、
図8(b)に示すように、このまま端子41aに端子4
2aが嵌合されることがあり、特に、TAB端子の先端
にこじりが発生してしまう。このため、嵌合信頼性及び
耐久性が低い。
【0011】なお、不完全嵌合及びこじりは、オスコネ
クタに自動調芯手段が備えられているときにも、同様に
して発生する。
【0012】更に、コネクタ同士が押し付けられる方向
に垂直な方向における調芯が突起と溝との嵌合により行
われるので、動きが悪く調芯機構が作用しない場合もあ
る。
【0013】更にまた、内枠に対するコネクタ支持枠の
相対位置の調節及び外枠に対する内枠の相対位置の調節
によりコネクタ同士が押し付けられる方向に垂直な方向
における調芯が行われるので、内枠の内側面とコネクタ
支持枠の外側面との間及び外枠の内側面と内枠の外側面
との間にクリアランスが必要なので、コネクタ全体の投
影面積が極めて大きい。このため、狭い空間での使用が
困難であると共に、他の装置の設置空間が狭くなる。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、不完全嵌合を防止し、嵌合信頼性を向上さ
せることができ、更に小型化することができる自己調芯
型コネクタを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自己調芯型
コネクタは、オスコネクタ及びメスコネクタから構成さ
れる自己調芯型コネクタにおいて、前記オスコネクタ
は、オスコネクタ用ハウジングと、このオスコネクタ用
ハウジング内に設けられたオスコネクタ用端子と、前記
オスコネクタ用ハウジングに連結されたオスコネクタ用
コイルばねと、このオスコネクタ用コイルばねが自然長
より縮められた状態で前記オスコネクタ用ハウジングを
揺動可能に支持するオスコネクタ用支持手段とを有し、
前記メスコネクタは、メスコネクタ用ハウジングと、こ
のメスコネクタ用ハウジング内に設けられたメスコネク
タ用端子と、前記メスコネクタ用ハウジングに連結され
たメスコネクタ用コイルばねと、このメスコネクタ用コ
イルばねが自然長より縮められた状態で前記メスコネク
タ用ハウジングを揺動可能に支持するメスコネクタ用支
持手段とを有し、前記オスコネクタ用端子又は前記メス
コネクタ用端子のいずれか一方の端子を他方の端子に案
内する案内手段を有することを特徴とする。
【0016】本発明においては、オスコネクタとメスコ
ネクタとが接続されるときにそれらの嵌合中心線間にず
れがある場合、オスコネクタ用コイルばね及びメスコネ
クタ用コイルばねの弾性並びに案内手段により、それら
の嵌合中心線が一致させられる。このように、押し付け
方向に垂直な2方向における調芯が可能である。また、
更に相互に押し付けられることにより、押し付け方向に
おける調芯が可能である。このとき、自然長よりも縮め
られた2個のコイルばねから自然長まで伸びようとする
力がハウジングに印加されるので、不完全嵌合が防止さ
れる。
【0017】前記オスコネクタ用支持手段は、前記オス
コネクタ用コイルばねに連結されたオスコネクタ用ガイ
ドと、前記オスコネクタ用ハウジングの外側面から突出
するオスコネクタ用鍔部と、前記オスコネクタ用ガイド
に設けられ前記オスコネクタ用鍔部が当接するオスコネ
クタ用ストッパを有し、前記メスコネクタ用支持手段
は、前記メスコネクタ用コイルばねに連結されたメスコ
ネクタ用ガイドと、前記メスコネクタ用ハウジングの外
側面から突出するメスコネクタ用鍔部と、前記メスコネ
クタ用ガイドに設けられ前記メスコネクタ用鍔部が当接
するメスコネクタ用ストッパを有してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る自己
調芯型コネクタについて、添付の図面を参照して具体的
に説明する。図1は本発明の実施例に係る自己調芯型コ
ネクタを示す分解斜視図である。
【0019】本実施例においては、オスコネクタ1aの
ハウジング2a内にオスコネクタ用端子3aが設けられ
ている。ハウジング2aは端子3aが配置された基部1
1とこの基部11から広がって端子3aが延びる方向に
延出し開口部を有する案内部10を有している。案内部
10の開口端部は内側に傾斜しており、この斜面9に沿
ってメスコネクタ1bのハウジング2bが案内される。
また、基部11の相互に平行な1組の外側面には、端子
3aが延びる方向に垂直な方向に延びる鍔部4aが設け
られている。更に、基部11の端面にはコイルばね5a
が取り付けられる凹部(図示せず)が形成されている。
また、コイルばね5aは片端開口角筒形状のオスコネク
タ用ガイド6aの閉口端内面に形成された凹部(図示せ
ず)にも取り付けられる。つまり、基部11とオスコネ
クタ用ガイド6aとがコイルばね5aを介して連結され
る。更に、この閉口端のコイルばね5aが取り付けられ
る凹部の中央部には孔8aが穿設されており、オスコネ
クタ用ガイド6aの開口端部には、内側に突出するスト
ッパ7aが鍔部4aと整合する1組の内側面に設けられ
ている。
【0020】また、本実施例においては、メスコネクタ
1bのハウジング2b内にメスコネクタ用端子(図示せ
ず)が設けられている。また、ハウジング2bの相互に
平行な1組の外側面には、メスコネクタ用端子が延びる
方向に垂直な方向に延びる鍔部4bが設けられている。
更に、ハウジング2bの端面にはコイルばね5bが取り
付けらる凹部12が形成されている。また、コイルばね
5bは片端開口角筒形状のメスコネクタ用ガイド6bの
閉口端内面に形成された凹部(図示せず)にも取り付け
られる。つまり、ハウジング2bとメスコネクタ用ガイ
ド6bとがコイルばね5bを介して連結される。更に、
この閉口端のコイルばね5bが取り付けられる位置の中
央部には孔8bが穿設されており、メスコネクタ用ガイ
ド6bの開口端部には、内側に突出するストッパ7bが
鍔部4bと整合する1組の内側面に設けられている。
【0021】図2は組み立てられたメスコネクタ1bを
示す模式図である。本実施例においては、鍔部4bがス
トッパ7bの内側にくるようにハウジング2bがメスコ
ネクタ用ガイド6b内に配置される。なお、コイルばね
5bの自然長は、鍔部4bがストッパ7bに当接したと
きのハウジング2bの端面とメスコネクタ用ガイド6b
の閉口端内面との間隔Aよりも長いものとする。従っ
て、メスコネクタ1bが組み立てられる際には、上述の
ように、コイルばね5bがハウジング2aの端面及びメ
スコネクタ用ガイド6bの閉口端内面に取り付けられる
が、このときのコイルばね5bの長さは自然長より短
い。このため、メスコネクタ1bが組み立てられた状態
では、コイルばね5bの弾性力により鍔部4bがストッ
パ7bに圧接され、ハウジング2bはメスコネクタ用ガ
イド6bからは外れない。
【0022】このように構成されたメスコネクタ1bに
おいては、コイルばね5bの弾性により、ハウジング2
bの位置はコイルばね5bが延びる方向において連続的
に調節可能であり、ハウジング2bはコイルばね5bの
基部を中心として連続的に回転可能である。
【0023】なお、図示しないが、オスコネクタ1aは
メスコネクタ1bと同様にして組み立てられ、オスコネ
クタ1aが組み立てられた状態では、コイルばね5aの
弾性力により鍔部4aがストッパ7aに圧接され、ハウ
ジング2aはオスコネクタ用ガイド6aからは外れな
い。また、コイルばね5aの弾性により、ハウジング2
aの位置はコイルばね5aが延びる方向において連続的
に調節可能であり、ハウジング2aはコイルばね5aの
基部を中心として連続的に回転可能である。
【0024】次に、前述のように組み立てられたオスコ
ネクタ1aへのメスコネクタ1bの接続ついて説明す
る。図3はインストゥルメントパネルモジュールのダッ
シュパネルへの自動組付けを示す模式図である。前述の
ように組み立てられたオスコネクタ1aは車体26に取
り付けられたダッシュパネル21にボルト等により固定
される。ダッシュパネル21にはワイヤハーネス22が
設けられており、ワイヤハーネス22は孔8a及びコイ
ルばね5aの中心部を貫通してオスコネクタ用端子3a
に接続される。一方、前述のように組み立てられたメス
コネクタ1bはインストゥルメントパネルモジュール
(以下、インパネモジュールという)23にボルト等に
より固定される。インパネモジュール23にはワイヤハ
ーネス24が設けられており、ワイヤハーネス24は孔
8b及びコイルばね5bの中央部を貫通してメスコネク
タ用端子3bに接続される。そして、ロボット25を使
用した完全自動制御によりインパネモジュール23がダ
ッシュパネル21に組付けられる。このとき、メスコネ
クタ1bがオスコネクタ1aに接続される。
【0025】図4(a)乃至(c)及び図5(a)乃至
(c)は本発明の実施例に係る自己調芯型コネクタが接
続される過程を順に示す模式図である。ここでは、図4
(a)に示すように、メスコネクタ1bがオスコネクタ
1aより高い位置からオスコネクタ1aに接続されるも
のとし、それらの間には寸法Bの芯ずれがあるものとす
る。
【0026】そして、インパネモジュール23がロボッ
ト25によりダッシュパネル21側に移動されると、図
4(b)に示すように、ハウジング2bの先端部がハウ
ジング2aに設けられた斜面9に当接する。
【0027】更にインパネモジュール23がダッシュパ
ネル21側に押し付けられると、図4(c)に示すよう
に、コイルばね5aが湾曲されてハウジング2aが上向
きに回転し、コイルばね5bが湾曲されてハウジング2
bが下向きに回転する。このとき、それらの間の芯ずれ
が寸法Bより若干減少する。
【0028】その後、更にインパネモジュール23がダ
ッシュパネル21側に押し付けられると、図5(a)に
示すように、コイルばね5a及びコイルばね5bが更に
湾曲されてハウジング2a及びハウジング2bが回転
し、それらの嵌合中心線が一致する。つまり、斜面9に
よってメスコネクタ1bの端子がオスコネクタ1aの端
子に案内され、この時点で芯ずれは解消される。このた
め、メスコネクタ1bの端子からの荷重によるオスコネ
クタ1aの端子3aのこじり及び変形は防止される。
【0029】ここで、コイルばね5a及び5bの自然長
をCとすると、オスコネクタ1a及びメスコネクタ1b
が組み立てられたとき、コイルばね5a及び5bは自然
長Cより(C−A)だけ短縮されている。また、このと
きに生じる弾性力をDとする。図6は横軸にばねの縮み
量をとり、縦軸に弾性力をとって両者の関係を示すグラ
フ図である。嵌合中心線が一致した後、ハウジング2b
が案内部10の内面に嵌入され始めると、ハウジング2
aとハウジング2bとの間の摩擦力及びオスコネクタ1
aの端子3aとメスコネクタ1bの端子との間の摩擦力
が生じるようになる。このため、弾性係数が小さいコイ
ルばねを使用した場合には不完全嵌合が生じる虞がある
が、弾性力Dが両摩擦力の和よりも大きくなるようなコ
イルばね5a及び5bを使用することにより、不完全嵌
合の発生は防止される。
【0030】その後、更にインパネモジュール23がダ
ッシュパネル21側に押し付けられることにより、図5
(b)に示すように、ハウジング2bが案内部10内に
嵌合される。
【0031】そして、インパネモジュール23が所定の
位置までダッシュパネル21側に押し付けられる。これ
により、オスコネクタ1aとメスコネクタ1bとの接続
方向(嵌合深さ方向)における調芯が行われる。
【0032】なお、メスコネクタ1bのハウジング2b
の斜面9に当接する先端部には面取りが施されているこ
とが望ましい。
【0033】また、前述の実施例ではオスコネクタ1a
のハウジング2aに斜面9が形成された案内部10が設
けられているが、同様の構成の案内部がメスハウジング
に設けられていてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コイルばねの弾性により調芯が行われる構造としたの
で、こじりを防止して嵌合信頼性を向上させることがで
きる。また、自然長より縮められたコイルばねから作用
する弾性力により不完全嵌合を防止することができる。
更に、従来の突起と溝とを使用したものと比して、クリ
アランスを小さく設定することができるので、全体の小
型化が可能となる。更にまた、ハウジングが連続的に移
動することができるので、微調整も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自己調芯型コネクタを示
す分解斜視図である。
【図2】組み立てられたメスコネクタ1bを示す模式図
である。
【図3】インストゥルメントパネルモジュールのダッシ
ュパネルへの自動組付けを示す模式図である。
【図4】(a)乃至(c)は本発明の実施例に係る自己
調芯型コネクタが接続される過程を順に示す模式図であ
る。
【図5】(a)乃至(c)は同じく本発明の実施例に係
る自己調芯型コネクタが接続される過程を順に示す図で
あって、図4(a)乃至(c)に示す過程の次過程を示
す模式図である。
【図6】コイルばねの特性を示すグラフ図である。
【図7】実開平2−5274号公報に記載された従来の
自動調芯コネクタを示す分解斜視図である。
【図8】(a)は従来の自己調芯型コネクタにおいて不
完全嵌合が発生した状況を示す模式図、(b)は同じく
こじりが発生した状況を示す模式図である。
【符号の説明】
1a、1b、41、42;コネクタ 2a、2b、41b、42b;ハウジング 3a、41a、42a;端子 4a、4b;鍔部 5a、5b;コイルばね 6a、6b;ガイド 7a、7b;ストッパ 8a、8b;孔 9;斜面 10;案内部 11;基部 12;凹部 21;ダッシュパネル 22、24; ワイヤハーネス 23;インストゥルメントパネルモジュール 25;ロボット 26;車体 31;オスコネクタ 32;コネクタ支持枠 32a、33b;突起 33;内枠 33a、34b;溝 33c、34c;ストッパ 34;外枠 35;取付ケース 35a;開口部 43;枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オスコネクタ及びメスコネクタから構成
    される自己調芯型コネクタにおいて、前記オスコネクタ
    は、オスコネクタ用ハウジングと、このオスコネクタ用
    ハウジング内に設けられたオスコネクタ用端子と、前記
    オスコネクタ用ハウジングに連結されたオスコネクタ用
    コイルばねと、このオスコネクタ用コイルばねが自然長
    より縮められた状態で前記オスコネクタ用ハウジングを
    揺動可能に支持するオスコネクタ用支持手段とを有し、
    前記メスコネクタは、メスコネクタ用ハウジングと、こ
    のメスコネクタ用ハウジング内に設けられたメスコネク
    タ用端子と、前記メスコネクタ用ハウジングに連結され
    たメスコネクタ用コイルばねと、このメスコネクタ用コ
    イルばねが自然長より縮められた状態で前記メスコネク
    タ用ハウジングを揺動可能に支持するメスコネクタ用支
    持手段とを有し、前記オスコネクタ用端子又は前記メス
    コネクタ用端子のいずれか一方の端子を他方の端子に案
    内する案内手段を有することを特徴とする自己調芯型コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記オスコネクタ用支持手段は、前記オ
    スコネクタ用コイルばねに連結されたオスコネクタ用ガ
    イドと、前記オスコネクタ用ハウジングの外側面から突
    出するオスコネクタ用鍔部と、前記オスコネクタ用ガイ
    ドに設けられ前記オスコネクタ用鍔部が当接するオスコ
    ネクタ用ストッパを有し、前記メスコネクタ用支持手段
    は、前記メスコネクタ用コイルばねに連結されたメスコ
    ネクタ用ガイドと、前記メスコネクタ用ハウジングの外
    側面から突出するメスコネクタ用鍔部と、前記メスコネ
    クタ用ガイドに設けられ前記メスコネクタ用鍔部が当接
    するメスコネクタ用ストッパを有することを特徴とする
    請求項1に記載の自己調芯型コネクタ。
JP16400098A 1998-06-11 1998-06-11 自己調芯型コネクタ Pending JPH11354209A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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