JPH0672175U - 電気コネクタのレセプタクル - Google Patents

電気コネクタのレセプタクル

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JPH0672175U
JPH0672175U JP1249993U JP1249993U JPH0672175U JP H0672175 U JPH0672175 U JP H0672175U JP 1249993 U JP1249993 U JP 1249993U JP 1249993 U JP1249993 U JP 1249993U JP H0672175 U JPH0672175 U JP H0672175U
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JP
Japan
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ball
receptacle
flange
electrical connector
axial direction
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Application number
JP1249993U
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English (en)
Inventor
悟 仲里
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで所定の調心機能を有するレセプタ
クルを作成する。 【構成】 レセプタクル1のフランジ12のピン接続側
と反対面でレセプタクル1の軸方向にボール押圧機構2
を少なくとも3個設け、このボール21との取合面を、
このボール21の半径よりも大きな所定の径の球面の一
部を構成する凹部にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動調心機能を有する電気コネクタのレセプタクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の接続ピンを有する電気コネクタのレセプタクルに、この接続ピンと嵌合 する取合口を有するプラグを押し付けて接続する電気コネクタがよく用いられる 。この場合、レセプタクルはフランジで機器に固定されているが、プラグを差し 込む際、プラグに対応して接続ピンの軸方向およびこれと直角方向、ならびに角 度ずれに対して接続ピン部が移動できる調心機構を有し、プラグの挿入を容易に したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように調心機構を有する電気コネクタは構成部品に対し、高い加工精度が 必要で、その製作費用が高くなっていた。
【0004】 本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、ボールをスプリングで押圧し てなるボール押付機構を用いて、高い加工精度を必要とせず所定の調心機能を実 現する電気コネクタのレセプタクルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は複数の接続ピンを有する電気コネクタのレ セプタクルにおいて、レセプタクルのフランジのピン接続側と反対面でレセプタ クルの軸方向にボールをスプリングで押圧してなるボール押付機構を少なくとも 3個取付け、このボールとの取合面をこのボールの半径よりも大きな所定の径の 球面の一部を構成する凹部にしたものである。
【0006】 また、前記レセプタクルのフランジ側面でコネクタの軸方向と直角方向にボー ルをスプリングで押圧してなるボール押付機構を少なくとも3個取付け、このボ ールとの取合面をこのボールの半径より大きな所定の径の球面の一部を構成する 凹部にしたものである。
【0007】
【作用】
レセプタクルのフランジのピン接続側と反対面で、レセプタクルの軸方向に、 ボール押付機構のボールを押し付ける。このボールとの取合面はボールの半径よ り大きな半径を有する球面の凹みとなっている。図2はボールと球面との関係を 示し、(a)に示すようにボールの中心が球の半径上にあるときは、レセプタク ルの接続ピンの位置は正規の位置にあるようにする。(b)は(a)の位置より 横方向にずれた場合で、ずれたことによりボールにスプリングより押圧力が発生 し、この押圧力が球面に作用したときの横方向の反力によってボールは(a)の 位置に戻るようになる。またレセプタクルの軸方向はスプリングの方向なのでこ の方向に押されてもスプリングにより元の位置に戻る。これによりレセプタクル の軸方向およびこれと直角方向の移動に対し、元に戻る3次元調心機能が実現さ れる。ボール押付機構は最低3個あればレセプタクルのフランジ面は傾くことな く元の位置に戻ることができる。
【0008】 上述のレセプタクルの軸方向に設けたボール押付機構で3次元の調心機能は実 現されるが、レセプタクルの軸と直角方向の調心作用を強化するため、フランジ の側面にボール押圧機構を取付け、ボールとの取合面をこのボールの半径より大 きな球面の凹みとする。上述したボールと球面の作用によりレセプタクルの軸と 直角方向の調心作用が強化される。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本実施例の構成を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面 図を示す。レセプタクル1は市販されている普通のもので、図では4本のピン1 1を有し、フランジ12が設けられている。ボール押圧機構2も市販されている 普通のもので、外面にねじを切ったケーシング22内にボール21とこれを押圧 するスプリング23より構成される。取付板3はレセプタクル1を機器に取付け るもので、ボール押圧機構2取付用のねじ穴を設けて、ボール押付機構2を設け 、レセプタクル1のフランジ12に押付け、押え板4によってフランジ12を押 える。押え板4は取付板3に固定され、フランジ12上面を押さえるだけで、フ ランジ12とは摺動する。フランジ12と取付板3およびレセプタル1の円筒部 と取付板3との間には間隙tが設けられ、取付板3に対してレセプタル1が移動 して3次元調心が可能なように構成されている。
【0010】 本実施例ではボール押圧機構2をレセプタクル1の軸方向に4個、この軸方向 と直角方向に4個、配置した場合を示す。これはレセプタクル1の軸と直角方向 の調心性を強化したものであるが、軸方向の4個のみでも3次元調心作用を行う ことは可能なので、軸方向と直角方向、つまり図1の(a)に示す4個のボール 押圧機構2はなくてもよい。
【0011】 次に調心作用について図2を用いて説明する。(a)はボール押圧機構2のボ ール21と、これと取合うフランジ面の球面凹部の形状を示す。球の半径はボー ルの半径より大きなものとし、その大きさの程度によりずれた場合の復元力が変 化する。つまり球の半径を大きくすると復元力は弱くなり、小さくすると、強く なるので目的に応じた適切な値とする。
【0012】 (b)は(a)の状態より横にずれ、δだけボールが押し下げられ、スプリン グ23により押圧力f1=kδが発生した状態を示す。このf1が球面に加わると球 面から反力として、f1と直角方向で、(a)に示すボールの位置に戻るような力 f3を受けるので、(a)に示す位置にボールは戻る。以上の説明は、ボールが移 動するとしたが、実際はボールが移動するのはボール押圧機構2の軸方向のみで あり、このボール押圧機構2の軸方向と直角方向にはフランジ12が移動する。 この動作によりフランジ12はレセプタクル1の軸方向およびこれと直角方向に 移動でき、かつ移動後はボール押圧機構2のスプリング23の押圧力により元の 位置、つまり正規の位置に戻るようになり、3次元の調心作用を行うことが可能 となる。
【0013】 調心位置の調整はボール押圧機構2自体がねじとなっているので、このねじを 回すことによりボール押圧機構2の取付位置を容易に調整することができる。故 に構成部品の各精度を高くしなくても、このボール押圧機構2の取付位置の調整 により調心位置を精度よく設定できるため、精度が高くない市販の部品により構 成することができ、コストの安い3次元調心機能を有するレセプタクル1を実現 することができる。なお、本実施例ではフランジ12は四角形のもので説明した が、ボール押付機構2が3個の場合は三角形にするのがよい。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案はレセプタクルにボール押圧機構を設 け、3次元調機能を実現し、ボール押圧機構の取付位置を調整して調心位置の調 整が可能なので、加工精度の高くない部品より構成することができるようになり 、コストの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成図である。
【図2】調心作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 レセプタクル 2 ボール押圧機構 3 取付板 4 押え板 11 ピン 12 フランジ 21 ボール 22 ケーシング 23 スプリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の接続ピンを有する電気コネクタの
    レセプタクルにおいて、レセプタクルのフランジのピン
    接続側と反対面でレセプタクルの軸方向にボールをスプ
    リングで押圧してなるボール押付機構を少なくとも3個
    取付け、このボールとの取合面をこのボールの半径より
    も大きな所定の径の球面の一部を構成する凹部にしたこ
    とを特徴とする電気コネクタのレセプタクル。
  2. 【請求項2】 前記レセプタクルのフランジ側面でコネ
    クタの軸方向と直角方向にボールをスプリングで押圧し
    てなるボール押付機構を少なくとも3個取付け、このボ
    ールとの取合面をこのボールの半径より大きな所定の径
    の球面の一部を構成する凹部にしたことを特徴とする請
    求項1記載の電気コネクタレセプタクル。
JP1249993U 1993-03-19 1993-03-19 電気コネクタのレセプタクル Pending JPH0672175U (ja)

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