JP2007179942A - スライド・ドアの導通接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微調整の作業工数を削減し、端子の摩耗を抑制可能とする。
【解決手段】雌ハウジング11を、ベース部15及びベース部15に対して位置合わせ可能に動作可能な可動部17とで構成し、端子7を、ベース部15に設けられ車体側に導通接続されるベース部端子47及び可動部17に設けられ他方の端子9に導通接続可能であり且つベース部端子47に対して位置ずれ可能に導通接続された可動部端子49とで構成し、ベース部15及び可動部17間に、板ばね39,コイル・スプリング41を介設して可動部17をベース部15に対して可動支持し、雌雄ハウジング11,13に、結合時に可動部17をガイドして結合の位置合わせを自動的に行わせるガイド面33,61を設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のスライド・ドアを閉じたときに、車体側からスライド・ドア側へ給電可能とする場合等に適用するスライド・ドアの導通接続装置に関する。
従来、スライド・ドアの導通接続装置としては、例えば図5,図6に示すものがある。図5は、車体側とスライド・ドア側とに雌雄コネクタを各別に取り付け、車体の一部を切り離して示す斜視図、図6は雌雄コネクタの結合状態を示す断面図である。
図5のように、車体101側に雌コネクタ103が取り付けられ、スライド・ドア105側に雄コネクタ107が取り付けられている。
図6のように、雌コネクタ103には、一方の端子109が、弾性部材111を介して変移可能に支持されている。端子109には、凸形状案内面113が設けられている。雄コネクタ107には、他方の端子115が支持されている。端子115には、凹形状案内面117が設けられている。
従って、スライド・ドア105を閉じることで雌雄コネクタ103,107が結合され前記一対の端子109,115が導通接続される。このとき、スライド・ドア105の取り付け誤差、或いは雌雄コネクタ103,107の取り付け誤差により端子109,115間に多少の位置ずれが生じていても、凸形状案内面113及び凹形状案内面117のガイドにより弾性部材111を介して端子109が端子115に対して変移し、自動的に位置合わせが行われて結合を完了させることができる。
しかし、かかる構造では、凸形状案内面113及び凹形状案内面117のガイドが働くように雌雄コネクタ103,107全体の位置合わせを、予めある程度微調整する必要があり、作業工数を削減することができなかった。
また、このような微調整が十分に行われないと、端子109,115が干渉してスライド・ドア105が閉まらなくなる恐れがある。
さらに、端子109,115そのものに凸形状案内面113及び凹形状案内面117が設けられているため、端子109,115の摩耗により接点不良を招く可能性がある。
特開平7−267019号公報
解決しようとする問題点は、微調整の作業工数削減ができず、端子の摩耗による接点不良を招く恐れがある点である。
本発明は、微調整の作業工数を削減し、端子の摩耗を抑制可能とするため、雌雄ハウジングの少なくとも一方を、ベース部及びベース部に対して位置合わせ可能に動作可能な可動部とで構成し、端子の少なくとも一方を、ベース部に設けられ車体側又はスライド・ドア側に導通接続されるベース部端子及び可動部に設けられ他方の端子に導通接続可能であり且つベース部端子に対して位置ずれ可能に導通接続された可動部端子とで構成し、ベース部及び可動部間に、弾性体を介設して可動部をベース部に対して可動支持し、雌雄ハウジングの少なくとも一方に、前記結合時に前記可動部をガイドして前記結合の位置合わせを自動的に行わせるガイド面を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明のスライド・ドアの導通接続装置は、雌雄ハウジングの少なくとも一方を、ベース部及びベース部に対して位置合わせ可能に動作可能な可動部とで構成し、端子の少なくとも一方を、ベース部に設けられ車体側又はスライド・ドア側に導通接続されるベース部端子及び可動部に設けられ他方の端子に導通接続可能であり且つベース部端子に対して位置ずれ可能に導通接続された可動部端子とで構成し、ベース部及び可動部間に、弾性体を介設して可動部をベース部に対して可動支持し、雌雄ハウジングの少なくとも一方に、前記結合時に前記可動部をガイドして前記結合の位置合わせを自動的に行わせるガイド面を設けたため、スライド・ドアを閉じるとき、雌雄ハウジングの結合位置が多少ずれていても、ガイド面のガイドで可動部がベース部に対し弾性体の付勢力に抗して移動し、結合の位置合わせが行われる。このとき、ベース部端子及び可動部端子間では、導通を維持することができる。結合後は、弾性体の存在により可動部がベース部に対してガタ付くこともない。
従って、雌雄ハウジングの結合の位置合わせが自動的に行われて一対の端子の導通接続を円滑に行わせ、雌雄コネクタの位置微調整の作業工数を削減することができる。また、端子の摩耗を抑制することもできる
微調整の作業工数を削減し、端子の摩耗を抑制可能にするという目的を、ハウジングをベース部及び可動部に分けることで実現した。
[スライド・ドアの導通接続装置の構造]
図1〜図4は、本発明実施例1のスライド・ドアの導通接続装置に係り、図1は雌コネクタの正面図、図2は、図1のII−II線矢視方向における雌雄コネクタの一部省略断面図、図3は、図1のIII−III線矢視方向における雌雄コネクタの断面図、図4は、ベース部端子及び可動部端子の接続を示す拡大断面図である。
図1〜図3のように、本実施例のスライド・ドアの導通接続装置1は、雌コネクタ3及び雄コネクタ5とからなる。雌雄コネクタ3,5の車体側及びスライド・ドアへの取り付けは、本実施例1において、雌コネクタ3が、車体側のドア開口のパネル6(図3)に取り付けられ、雄コネクタ5が、スライド・ドア側に取り付けられている。なお、この取り付けは、逆に雌コネクタ3を、スライド・ドア側に取り付け、雄コネクタ5を、車体側に取り付ける構成にすることもできる。
前記雌コネクタ3は、互いに接続する一対の端子7,9の一方7を雌ハウジング11に備えている。前記雄コネクタ5は、互いに接続する一対の端子7,9の他方9を雄ハウジング13に備えている。
従って、スライド・ドアを閉じることで雌雄ハウジング11,13が結合され前記一対の端子7,9が導通接続される。
前記雌雄ハウジング11,13の少なくとも一方、本実施例1では雌ハウジング11を、ベース部15及び可動部17で構成している。
前記ベース部15は、正面視で長円形状のベース本体部19の一側開口に、ベース蓋体部21を熔着又は接着等により取り付け、他側に、コネクタ・ハウジング23を備えている。ベース蓋体部21には、開口25が形成され、車体側に締結するための締結舌部27を備えている。締結舌部27には、締結用の貫通孔29が設けられている。
前記可動部17は、正面視で外形が長円形状に形成され、この長円形状は、前記ベース部本体19内周の長円形状に相似となっている。従って、正面視で可動部17の外周とベース部15の内周との間に、ほぼ均等な隙間が形成されている。
前記可動部17には、一側に、ガイド・ボス部31が形成されている。ガイド・ボス部31の内周側も、ベース部本体19の内周形状の長円形状と相似形状に形成されている。ガイド・ボス部31には、先端内周にテーパー状のガイド面33が形成されている。ガイド面33は、雌雄ハウジング11,13の結合時に前記可動部17をガイドして前記結合の位置合わせを自動的に行わせる機能を奏する。ガイド・ボス部31の内周奥部には、ガイド凹部35が設けられている。ガイド凹部35の外周面37は、テーパー状に形成されている。
前記ベース部15及び可動部17間に、弾性体として複数の板ばね39,コイル・スプリング41が介設されている。
前記板ばね39は、雌雄コネクタ11,13の結合方向に交差する方向で周回状に配置されている。本実施例では、図1のように周回状に8カ所に配置されている。板ばね39は、湾曲形成され、湾曲面が可動部17の外周に当接し、両端がベース部15内周に支持されている。
前記コイル・スプリング41は、前記雌雄コネクタ11,13の結合方向(図2,図3では左右方向)で配置されている。コイル・スプリング41は、一端が可動部17の端面に当接し、他端がベース部15内壁面に支持されている。
前記ベース部15及び可動部17間の隙間43には、スポンジで形成された閉止部材45が介設されている。隙間43は、ベース蓋体部21の開口25とガイド・ボス部31の外面との間に形成され、閉止部材45は、ベース部15及び可動部17間の相対移動を許容すると共にベース部15及び可動部17間を密閉する機能を奏する。
前記端子7,9の少なくとも一方7は、ベース部端子47及び可動部端子49とで構成されている。
前記ベース部端子47は、本実施例1において7極備えられてベース部15に設けられ、車体側の電源部に接続されたコネクタに導通接続される。ベース部端子47の先端部47aは、前記コネクタ・ハウジング23内に臨んでいる。ベース部端子47は、ベース本体部19内を貫通する中継部47bと可動部17に対向するフランジ部47cと突部47dとが前記先端部47aと一体に形成されている。
前記可動部端子49は、ベース部端子47に対応して備えられ、前記可動部17に設けられ前記他方の端子9に導通接続可能となっている。可動部端子49は、雄コネクタ5側に露出する先端部49aと可動部17を貫通する中継部49bとベース本体部19側に対向するフランジ部49cと突部49dとが一体に形成されている。
前記ベース部端子47及び可動部端子49間を、弾性導電体51で結合しされている。図2では、結合状態を一部のみ示すが、全てのベース部端子47及び可動部端子49間で同様の接続が行われている。
図4は、弾性導電体51による接続を示す拡大断面図である。図4のように、弾性導電体51は、導電体のコイル・スプリングで構成されている。
前記導電性弾性体51は、両端が前記ベース部端子47及び可動部端子49の突部47d,49dに嵌合しつつフランジ部47c,49cに弾接している。従って、可動部端子49は、ベース部端子47に対して位置ずれ可能に導通接続された構成となっている。
なお、ベース部端子47の先端部49aは、コネクタ・ハウジング23に嵌合する車体側のコネクタ端子に導通接続される。
前記雄ハウジング13は、雄ハウジング本体部53の一側に当接フランジ部55が周回状に形成され、同一側にコネクタ・ハウジング57が形成され、他側にガイド突部59が周回状に形成されている。当接フランジ部55には、ゴムなどの当接用弾性体56が、周回状に設けられている。ガイド突部59には、ガイド面61がテーパー状に形成されている。
前記端子9は、前記端子7と同数備えられ先端部9a及び接触可動部9bを備え、先端部9aが雄ハウジング13に固定されると共にコネクタ・ハウジング57内に臨んでいる。接触可動部9bは、雄ハウジング13の各支持孔63に進退可能に可動支持され、コイル・スプリング65により雌コネクタ3側に付勢されている。コイル・スプリング65の端部は、先端部9aから支持孔63側まで延設された端子9の中継部67に当接している。従って、端子9の先端部9a及び接触可動部9bは、コイル・スプリング65により導通接続されている。図2においては、中継部67を一部のみ示すが、全ての先端部9aにそれぞれ中継部67が備えられている。
なお、端子9の先端部9aは、コネクタ・ハウジング57に嵌合するスライド・ドア側のコネクタ端子に導通接続される。
[結合動作]
前記雌雄コネクタ3,5の結合動作は、次のようにして行われる。
スライド・ドアが閉じられると、雄コネクタ5のガイド突部59が雌コネクタ3のガイド・ボス部31の内周に嵌入する。ガイド突部59がさらに嵌入すると雌コネクタ3のガイド凹部35に嵌合し、雄コネクタ5の端子9の接触可動部9bが雌コネクタ3の可動部端子49の先端部49aに突き当たり、接触する。このとき、接触可動部9bは、コイル・スプリング65の若干の撓みにより可動部端子49の先端部49aへ確実に接触することができる。
前記雌雄コネクタ3,5の結合に際して、雄コネクタ5の当接用弾性体56がガイド・ボス部31の先端に突き当たり、嵌入動作時の衝撃を緩和すると共に、結合後は、雄ハウジング13及びガイド・ボス部31間の密閉を保ち、端子7,9の接触部に水や埃が浸入するのを抑制することができる。
車体側のパネル6への雌コネクタ3の取り付け、スライド・ドアへの雄コネクタ5の組み付けにおいて、組み付け誤差があると、前記結合に際して雌雄コネクタ3,5が、結合方向に交差する方向へ相互に位置ずれを起こし、或いは雄コネクタ3の雌コネクタ5に対する浸入角度のずれを起こすことがある。
前記結合方向に交差する方向へ相互に位置ずれした場合は、雄コネクタ5のガイド突部59のガイド面61が雌コネクタ3の可動部17のガイド・ボス部31のガイド面33に当接することで相互にガイド機能が働く。このガイド機能により可動部17がベース部15に対して移動し、移動方向の板ばね39が撓むことで可動部17の雄コネクタ5に対する自動調芯(自動的な位置合わせ)が行われる。この自動調芯により、前記のように雌雄コネクタ3,5が正しく確実に結合し、端子7,9が確実に接触することができる。
前記ガイド凹部35に対しガイド突部59が嵌入するときは、ガイド凹部35の外周面37の傾斜によるガイドでガイド突部59のガイド面61が最終的にガイドされ、ガイド凹部35に対するガイド突部59の嵌合により雄ハウジング13と雌ハウジング11の可動部17との自動調芯が確実に行われる。
こうして、ガイド面33,61による自動調芯、ガイド面61及び外周面37による最終の自動調芯の2段階の調芯が行われることで、ガイド・ボス部31とガイド突部59との間に多少の隙間があっても、最終的に確実に自動調芯が行われる。このため、ガイド・ボス部31に対するガイド突部59の嵌合を容易に行わせ、雌雄コネクタ3,5の結合をより円滑に行わせることができる。
但し、自動調芯のガイド機能は、ガイド・ボス部31及びガイド突部59とガイド面33,61とでのみ行わせる構成にすることも可能である。
前記浸入角度のずれに対しては、前記同様に雌雄コネクタ3,5の相互間の倒れ側においてガイド面61がガイド面33に当接し、同様にガイド機能が働く。このガイド機能により可動部17がガイド面61,33の当接側において押し込まれ、押し込まれた側においてコイル・スプリング41が撓む。従って、この場合も、可動部17の雄コネクタ5に対する自動調芯が行われる。
雌雄コネクタ3,5の結合後は、板ばね39,41の存在により可動部17がベース部15に対してガタ付くこともない。
前記可動部17の移動時には、弾性導電体51が移動方向へ撓むことになるが、フランジ部47c、49cへの弾接接触は保持されるため、端子7におけるベース部端子47及び可動部端子49間の導通は、確実に維持することができる。
前記可動部17がベース部15に対して移動しても、隙間43の閉止部材45が追従して常時隙間43を閉止するから、可動部端子49の先端部49aと端子9の接触可動部9bとの接触部に水や埃が浸入するのを抑制することができ、確実な接触を維持することができる。
[実施例の効果]
本発明実施例のスライド・ドアの導通接続装置1は、雌雄ハウジング11,13の少なくとも一方11を、ベース部15及びベース部15に対して位置合わせ可能に動作可能な可動部17とで構成し、端子7,9の少なくとも一方を、ベース部15に設けられ車体側に導通接続されるベース部端子47及び可動部17に設けられ他方の端子9に導通接続可能であり且つベース部端子47に対して位置ずれ可能に導通接続された可動部端子49とで構成し、ベース部15及び可動部17間に、板ばね39,コイル・スプリング41を介設して可動部17をベース部15に対して可動支持し、雌雄ハウジング11,13の少なくとも一方11,13に、前記結合時に前記可動部17をガイドして前記結合の位置合わせを自動的に行わせるガイド面33,61を設けたため、スライド・ドアを閉じるとき、雌雄ハウジング11,13の結合位置が多少ずれていても、ガイド面33,61のガイドで可動部17がベース部15に対し弾性体の付勢力に抗して移動し、雌雄コネクタ3,5の結合の位置合わせが行われる。このとき、ベース部端子47及び可動部端子49間では、弾性導電体51により導通を維持することができる。雌雄コネクタ3,5の結合後は、弾性体の存在により可動部がベース部に対してガタ付くこともない。
すなわち、組み付け誤差により、雌雄コネクタ3,5に位置ずれや浸入角度のずれがあっても、自動調芯により確実に結合させることができる。このため、雌雄コネクタ3,5の組み付けに際しては、特別な位置合わせの調整を行う必要がなく、通常の組付け作業で組み付けを完了させることができ、雌雄コネクタ3,5の位置微調整の作業工数を削減することができる。また、端子7,9の摩耗を抑制することもできる。
前記板ばね39は、前記雌雄コネクタ3,5の結合方向に交差する方向で周回状に配置されたため、雌雄ハウジング11,13が結合方向に交差する方向で位置ずれしていても、コイル・スプリング41の作用により前記のようにして自動的調芯が可能となり、一対の端子7,9の導通接続を円滑に行わせることができる。
前記コイル・スプリング41は、前記雌雄コネクタ3,5の結合方向間に配置されたため、雌雄ハウジング311,13の結合進入角度がずれていても、進入角度ずれ方向での結合の位置合わせが自動的に行われ、一対の端子7,9の導通接続を円滑に行わせることができる。
前記板ばね39は、周回状に8カ所に配置されたため、X,Y方向のあらゆる方向のずれを調整することができる。
前記板ばね39,コイル・スプリング41は、複数設定されているため、各板ばね39,コイル・スプリング41のへたり量を抑制し、追従性、耐久性を高めることができる。
前記板ばね39,コイル・スプリング41であるため、ベース部15及び可動部17間に容易に配置することができる。
[その他]
前記雌コネクタ3の構造は、雄コネクタ5、或いは雌雄コネクタ3,5の双方に同時に適用することもできる。
前記板ばね39,41は、コイル・スプリング、ゴム等の弾性体で構成することもできる。
前記弾性導電体51は、可撓のワイヤ等に代えることもできる。
雌コネクタの正面図である(実施例1)。 図1のII−II線矢視方向における雌雄コネクタの一部省略断面図である(実施例1)。 図1のIII−III線矢視方向における雌雄コネクタの断面図である(実施例1)。 ベース部端子及び可動部端子の接続を示す拡大断面図である(実施例1) 車体側とスライド・ドア側とに雌雄コネクタを取り付け、車体の一部を切り離して示す斜視図である(従来例)。 雌雄コネクタの結合状態を示す断面図である(従来例)。
符号の説明
1 スライド・ドアの導通接続装置
3 雌コネクタ
5 雄コネクタ
7,9 端子
11 雌ハウジング
13 雄ハウジング
15 ベース部
17 可動部
33,61 ガイド面
39 板ばね(弾性体)
41 コイル・スプリング(弾性体)
43 隙間
45 閉止部材

Claims (6)

  1. 互いに接続する一対の端子を雌雄ハウジングに各別に備えた雌雄コネクタを備え、前記雌雄コネクタを車体側とスライド・ドアとに各別に取り付け、前記スライド・ドアを閉じることで雌雄ハウジングが結合され前記一対の端子が導通接続されるスライド・ドアの導通接続装置において、
    前記雌雄ハウジングの少なくとも一方を、ベース部及びベース部に対して位置合わせ可能に相対動作可能な可動部とで構成し、
    前記端子の少なくとも一方を、前記ベース部に設けられ前記車体側又はスライド・ドア側に導通接続されるベース部端子及び前記可動部に設けられ他方の端子に導通接続可能であり且つ前記ベース部端子に対して位置ずれ可能に導通接続された可動部端子とで構成し、
    前記ベース部及び可動部間に、弾性体を介設して可動部をベース部に対して可動支持し、
    前記雌雄ハウジングの少なくとも一方に、前記結合時に前記可動部をガイドして前記結合の位置合わせを自動的に行わせるガイド面を設けた
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
  2. 請求項1記載のスライド・ドアの導通接続装置であって、
    前記弾性体は、前記雌雄コネクタの結合方向に交差する方向で周回状に配置された
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
  3. 請求項2記載のスライド・ドアの導通接続装置であって、
    前記弾性体は、前記雌雄コネクタの結合方向間にも配置された
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
  4. 請求項2記載のスライド・ドアの導通接続装置であって、
    前記弾性体は、板ばねである
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のスライド・ドアの導通接続装置であって、
    前記ベース部及び可動部間の隙間に、両者の相対移動を許容すると共にベース部及び可動部間を密閉する閉止部材を介設した
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のスライド・ドアの導通接続装置であって、
    前記ベース部端子及び可動部端子間を、弾性導電体で結合した
    ことを特徴とするスライド・ドアの導通接続装置。
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