JP3668528B2 - ガイド付コネクタ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、組付体か被組付体のうちの一方に取り付けた一方のハウジングと、他方に取り付けた他方のハウジングとを備え、組付体と被組付体を組み付ける際に一方のハウジングと他方のハウジングを位置誤差を吸収しながら結合するガイド付コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の生産においてインストルメントパネル等の組付体をダッシュボード等の被組付体に組み付ける際には、組付体に取り付けた一方のハウジングと被組付体に取り付けた他方のハウジングとを結合する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、組付体に取り付けた一方のハウジングや被組付体に取り付けた他方のハウジングはそれぞれ位置誤差を有するため、組付体を被組付体に組み付ける際に一方のハウジングと他方のハウジングに位置ずれが生じ、それらの結合が困難になるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、上述した問題点を解消し、一対のハウジングの位置誤差を容易に吸収して、これらを確実に結合し得るガイド付コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るガイド付コネクタは、組付体と被組付体のうちの一方に取り付けた一方のハウジングと他方に取り付けた他方のハウジングとを備え、前記組付体と被組付体を組み付ける過程において、前記一方のハウジングと他方のハウジングを位置誤差を吸収しながら結合するガイド付コネクタであって、前記一方のハウジングに当接した際の反作用力により前記他方のハウジングの先端を結合方向に直角な方向へ回動させる回動機構と、前記一方のハウジングに結合した際の反作用力により前記他方のハウジングの後端を結合方向に直角な方向へ移動させる移動機構とを介して前記他方のハウジングを取り付け、前記他方のハウジングを初期位置に付勢する付勢手段を設け、該付勢手段は前記他方のハウジングに収容したフレキシブルフラットケーブルの弾性力を用いたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上述の構成を有するガイド付コネクタでは、一方のハウジングに他方のハウジングが位置誤差を有して当接すると、他方のハウジングの先端が一方のハウジングから反作用を受け、他方のハウジングは回動機構により結合方向に直角な方向へ回動して、一方のハウジングに結合し易い姿勢になる。この状態で一方のハウジングに他方のハウジングを結合すると、他方のハウジングの後端が一方のハウジングから反作用を受け、他方のハウジングは移動機構により結合方向に直角な方向へ移動し、一方のハウジングに正しい姿勢で結合する。
【0007】
【実施例】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例の断面図であり、一対の第1のハウジング1と第2のハウジング2のうち、挿込端子3を収容した第1のハウジング1を例えば自動車のダッシュパネル等の被組付体4に固定し、フレキシブルフラットケーブル5を収容した第2のハウジング2をインストルメントパネル等の組付体6に固定した状態を示している。
【0008】
第1のハウジング1は絶縁性の合成樹脂材料により、例えば軸線L1を有して第2のハウジング2との結合側が拡径するラッパ状に形成されている。また、挿込端子3は導電性の金属材料による可撓性を有する棒状とされ、フレキシブルフラットケーブル5に弾性を有して接触し得る長さが与えられている。
【0009】
一方、第2のハウジング2は絶縁性の合成樹脂材料により、図2に示すように、例えば軸線L2を有して第1のハウジング1に嵌合する形状とされ、その後端部にはフランジ部2aが設けられている。第2のハウジング2は先端が軸線L2に直角な方向へ回動自在に摺動筒7に保持されている。ここで、第2のハウジングのフランジ部2aの外周面2bは球面の一部とされ、摺動筒7の球面状の内周面7aに摺動自在に保持されて、第2のハウジング2の先端が軸線L2に直角な方向へ回動できるようになっている。摺動筒7の後端にはフランジ部7bが形成され、このフランジ部7bは組付体6に固定された取付台8の嵌合溝8aに、外周方向の隙間D1を設けて嵌合されている。これにより、摺動筒7は取付台8に軸線L2に直角な方向へ移動自在に保持されたことになる。
【0010】
また、フレキシブルフラットケーブル5の一部は基台9に保持され、基台9は第2のハウジング2の内面に固定されている。基台9は例えば合成樹脂材料により形成され、基台9の後面の軸線L2上には後端に凹部10aを有するピン受け10が突設されている。このピン受け10の凹部10aには、規制板11のピン11aが嵌合され、第2のハウジング2の後方への移動が規制されると共に、第2のハウジング2がピン11aを中心に回動できるようになっている。そして、規制板11には環状溝11bが形成されており、この環状溝11bに組付体6の後方へ膨出する陥凹部6aが嵌合され、規制板11は組付体6との間に隙間D2を有して軸線L2に直角な方向へ摺動自在にされている。そして、摺動筒7と規制板11は、隙間D1、D2をそれぞれ有するようにフレキシブルフラットケーブル5の弾性力によりそれぞれの軸線L2が一致した初期位置に付勢されている。
【0011】
更に、基台9に保持されたフレキシブルフラットケーブル5は、図3の斜視図及び図4の断面図に示すように、複数本の導体箔21の両面に絶縁シート22、23が接着されて外径抜きされたものであり、このようなフレキシブルフラットケーブル5には導電金属材料から成る受端子24が固定されている。受端子24には、第1のハウジング1の挿込端子3の先端部を受け入れる凹部24aと、導体箔21に打ち込まれて導体箔21に接触するテーパ部24bと、外側の絶縁シート22に当接するフランジ部24cとが設けられている。
【0012】
組付体6を被組付体4に組み付ける際に、図5に示すように第1のハウジング1の軸線L1と第2のハウジング2の軸線L2との間に位置ずれeがある場合には、第2のハウジング2の外周面が第1のハウジング1の内周面に当接し、第2のハウジング2の先端が第1のハウジング1から反作用を受ける。これにより、第2のハウジング2の先端が軸線L2に直角な方向Bへ回動し、第2のハウジング2は第1のハウジング1に嵌合し易い姿勢になる。
【0013】
この状態から組付体6を被組付体4に対して十分に押し込むと、第2のハウジング2の後端が第1のハウジング1の反作用を受け、摺動筒7と規制板11が軸線L2に直角な方向Cと方向Dにそれぞれ摺動する。これにより、第2のハウジング2が方向Bと逆の方向Eに回動し、第2のハウジング2は第1のハウジング1に正しい姿勢で嵌合する。同時に、図6に示すように挿込端子3は、フレキシブルフラットケーブル5の受端子24の凹部24aに嵌合すると共に、受端子24に押圧されて方向Fへ撓み、凹部24aに対して良好な接触圧を保持する。
【0014】
このように実施例では、第2のハウジング2の先端を軸線L2に対して直角な方向へ回動自在にしたので、第1のハウジング1と第2のハウジング2が位置ずれeを有して結合しても、第1のハウジング1から受けた反作用力により第2のハウジング2の向きを第1のハウジング1に結合し易い方向へ向けることができる。また、摺動筒7と規制板11を軸線L2に対し直角な方向へ移動自在にしたので、第1のハウジング1から受けた反作用力により第2のハウジング2を軸線L2の方向へ向けることができ、第1のハウジングと第2のハウジング2を正しい姿勢で確実に結合できる。
【0015】
更に、挿込端子3に可撓性と長さの余裕を与えたため、挿込端子3と受端子24の接触圧を十分に確保することができる上に、被組付体4と組付体6の間の軸線L2方向の組付誤差を吸収することができる。
【0016】
なお、上述した実施例で第1のハウジング1をラッパ状としたが、第2のハウジング2をラッパ状とし、第1のハウジング1を第2のハウジング2に嵌合する形状にすることもできる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るガイド付コネクタは、他方のハウジングを回動機構と移動機構を介して取り付けたので、回動機構により他方のハウジングの先端を結合方向に直角な方向へ回動させて他方のハウジングを一方のハウジングに容易に結合させることができ、移動機構により他方のハウジングの後端を結合方向に直角な方向へ移動させて、他方のハウジングを一方のハウジングに正しい姿勢で結合することができる。従って、一方のハウジングと他方のハウジングの位置誤差を容易に吸収して、それらを確実に結合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】第2のハウジングを組付体に取り付けた一部を切欠した斜視図である。
【図3】フレキシブルフラットケーブルの一部を切欠した拡大斜視図である。
【図4】図3のAーA線に沿って切断した部分拡大断面図である。
【図5】第1のハウジングと第2のハウジングの結合時の作用説明図である。
【図6】挿込端子と受端子の結合時の作用説明図である。
【符号の説明】
1 第1のハウジング
2 第2のハウジング
3 挿込端子
4 被組付体
5 フレキシブルフラットケーブル
6 組付体
7 摺動筒
8 取付台
11 規制板
21 導体箔
24 受端子
Claims (2)
- 組付体と被組付体のうちの一方に取り付けた一方のハウジングと他方に取り付けた他方のハウジングとを備え、前記組付体と被組付体を組み付ける過程において、前記一方のハウジングと他方のハウジングを位置誤差を吸収しながら結合するガイド付コネクタであって、前記一方のハウジングに当接した際の反作用力により前記他方のハウジングの先端を結合方向に直角な方向へ回動させる回動機構と、前記一方のハウジングに結合した際の反作用力により前記他方のハウジングの後端を結合方向に直角な方向へ移動させる移動機構とを介して前記他方のハウジングを取り付け、前記他方のハウジングを初期位置に付勢する付勢手段を設け、該付勢手段は前記他方のハウジングに収容したフレキシブルフラットケーブルの弾性力を用いたことを特徴とするガイド付コネクタ。
- 前記他方のハウジングの後方への移動を規制する規制手段を設けた請求項1に記載のガイド付コネクタ。
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JP18501695A JP3668528B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ガイド付コネクタ |
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Family Applications (1)
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