JP4216939B2 - 放電灯光源車両用灯具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用灯具に関するものであり、詳細には、メタハライドランプなど放電灯を光源として採用する車両用灯具の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用灯具90の構成の例を要部で示すものが図3であり、例えば樹脂部材で形成された反射鏡91にはソケット受部91aが設けられ、放電灯92が挿着された放電灯ソケット93が例えばバヨネット機構などで取付可能とされている。
【0003】
このときに、この車両用灯具90が光源として放電灯92を採用するものであることから、点灯時には放電灯92のアークから相当量の電磁波が発生されるものとなり、この電磁波による自車および他車に対する雑音障害を防止するために、前記反射鏡91には全面には金属メッキが施されて導電性被覆が形成され、そして、導電性被覆には横向きの略U字状として灯具90の後方に向かい突出する接地プレート94が設けられている。
【0004】
一方、前記放電灯ソケット93内には放電灯92を点灯させるための高圧発生回路(図示せず)が組込まれル場合もあり、この高圧発生回路もパルス駆動が行われて電磁波を放射するものであるので、放電灯ソケット93の外側は金属カバー95で覆われるものとされ、この金属カバー95は車体などに接地が行われて、遮蔽(シールド)作用が得られるものとされている。
【0005】
加えて、前記放電灯ソケット93をソケット受部91aに装着するときには前記接地プレート94が金属カバー95の側面に弾性で接触するようにされ、前記反射鏡91の導電性被覆も接地されるものとして、上記した放電灯92からの電磁波も導電性被覆により遮蔽できるものとされている。また、前記金属カバー95の側面には接地プレート94とで作業者にクリック感を与える凹凸部95aが設けられプレート受部95bとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の車両用灯具90においては、第一には、前記接地プレート94が金属カバー95を側面から押すものとなるので、放電灯ソケット93にはソケット受部91aへの挿着する方向に対し直角方向に圧力を加えるものとなるり、両者間に軸ズレなどを生じさせ易く、放電灯92の交換作業を困難とする問題点を生じている。
【0007】
また、第二には、上記の問題を排除するために、放電灯92の交換時に作業者により前記接地プレート94には外側への応力が加えられ易く、このときに過大な応力が加えられると接地プレート94は弾性域を越えて永久的な変形を生じてしまい、前記金属カバー95aに接触しないものとなって、遮蔽作用が失われるという、より重度の問題点を生じるものとなる。
【0008】
更に第三には、前記接地プレート94が後方に向かい突出するものとなっているので、放電灯ソケット93の取付けを行う際には、接地プレート94が作業領域に突出しているものとなり、作業者の指などとの干渉を生じ易く、放電灯92の交換作業を困難とする問題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものと成っていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、放電灯を反射鏡に取付けるための取付機構と前記反射鏡に設けられた接地プレートに対応するプレート受部とが設けられている放電灯ソケットを有する放電灯光源車両用灯具において、前記接地プレートは前記放電灯ソケットの挿着方向と逆方向に反発する弾性を有するものとされ、前記プレート受部は前記放電灯ソケットの前記反射鏡との対峙面であり且つ前記挿着方向とは直交する面に設けられていることを特徴とする放電灯光源車両用灯具を提供することで課題を解決するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係る放電灯光源車両用灯具(以下に車両用灯具1と略称する)であり、この車両用灯具1は放電灯2を光源として採用するものである点は従来例のものと同様である。
【0011】
また、反射鏡3に設けられたソケット受部3aに、放電灯2が挿着された放電灯ソケット4をバヨネット機構などにより係着させるものであり、このときに、放電灯2が発生する電磁波を遮蔽するために、反射鏡3の全面にわたり設けられた導電性被覆には接地プレート5が設けられていて、前記放電灯ソケット4の装着により前記接地プレート5が放電灯ソケット4を覆う金属ケース6に接触するものである点も従来例のものと同様である。
【0012】
ここで、本発明においては、前記接地プレート5を図示のように放電灯ソケット4の装着に対し弾性を有するものとするのであり、即ち、放電灯ソケット4を挿着するときの方向に対し180°逆方向の反発力を生じるものとされている。従って、金属ケース6とは、この金属ケース6の反射鏡3と対峙し且つ前記した挿着方向とは直交する面で接触するものとなる。
【0013】
上記が本発明の基本的構成であるが、本発明では以下の構成が加えられている。先ず、前記接地プレート5は前記放電灯ソケット4を挿着するとき、あるいは、手などで弾性に抗して押すときには反射鏡3側に向かい撓むものとなり、更に押し続ければ反射鏡3に当接するものとなるが、本発明では上記の反射鏡3に当接した状態においても接地プレート5は弾性限界を越えないように形状および取付位置が設定されている。
【0014】
また、前記接地プレート5の金属ケース6と当接する適宜位置には、例えば半球状とした凸部5aが設けられ、前記金属ケース6の前記接地プレート5に対応する適宜位置には前記凸部5aに嵌合する凹部6aが設けられてプレート受部6bとされ、前記凸部5aと凹部6aとは、図2に動作状態として示すように、反射鏡3(ソケット受部3a)と放電灯ソケット4とが装着(図2の(A))され、その後に回転が行われて取付位置(図2の(B))と成ったときには嵌合するものとされている。
【0015】
次いで、上記の構成とした本発明の車両用灯具1の作用および効果について説明する。本発明により、接地プレート5の反発力と、放電灯ソケット4の挿入方向との軸方向を一致させたことで、放電灯ソケット4の挿入を行うときには軸をズラせる方向への応力は生じないものとなる。従って、放電灯2の装着時には軸ズレを生じることがなく作業が簡素化される。
【0016】
また、上記の構成としたことで、前記接地プレート5に応力が加えられたときには反射鏡3に当接し、それ以上の撓みを生じないものとすることが可能であり、従って、接地プレート5を弾性限界内に保つことが可能となるので、この接地プレート5に作業者の不注意など外部応力による変形を生じないものとすることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、接地プレートは放電灯ソケットの挿着方向に弾性を有するものとされ、プレート受部は放電灯ソケットの反射鏡との対峙面であり且つ前記挿着方向とは直交する面に設けられている放電灯光源車両用灯具としたことで、第一には、放電灯の交換作業時など放電灯ソケットの着脱時には、横向きの応力により放電灯ソケットとソケット受部とに軸ズレを生じることをなくしし、作業を容易としてメンテナンス性の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0018】
また、第二には、接地プレートを上記の構成としたことで、接地プレートが外部応力を受けたときには反射鏡に当接させて撓み量を弾性限界内に保つことを可能とし、取扱上の不注意などによる接地プレートの変形などにより反射鏡の接地が行われず外部に電磁障害が及ぶなどの事故を避けられるものとして、この種の車両用灯具の信頼性の向上にも極めて優れた効果を奏するものである。
【0019】
更に第三には、接地プレートを上記の構成としたことで、この接地プレートは放電灯ソケットの側面には突出しないものとすることが可能となり、これにより放電灯交換時の作業スペースを確保して交換作業を容易とするなど、メンテナンス性の向上にも極めて優れた効果を奏するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放電灯光源車両用灯具の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施形態の作動の状態を示す説明図である。
【図3】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……放電灯光源車両用灯具
2……放電灯
3……反射鏡
3a……ソケット受部
4……放電灯ソケット
5……接地プレート
5a……凸部
6……金属ケース
6a……凹部
6b……プレート受部
Claims (2)
- 放電灯を反射鏡に取付けるための取付機構と前記反射鏡に設けられた接地プレートに対応するプレート受部とが設けられている放電灯ソケットを有する放電灯光 源車両用灯具において、前記接地プレートは前記放電灯ソケットの挿着方向と逆方向に反発する弾性を有するものとされ、前記プレート受部は前記放電灯ソケットの前記反射鏡との対峙面であり且つ前記挿着方向とは直交する面に設けられていることを特徴とする放電灯光源車両用灯具。
- 前記接地プレートには凸部が設けられ、前記プレート受部には凹部が設けられ、前記凸部と凹部とは前記取付機構の取付位置において嵌合することを特徴とする請求項1記載の放電灯光源車両用灯具。
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