JPH0527691Y2 - - Google Patents

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JPH0527691Y2
JPH0527691Y2 JP7085689U JP7085689U JPH0527691Y2 JP H0527691 Y2 JPH0527691 Y2 JP H0527691Y2 JP 7085689 U JP7085689 U JP 7085689U JP 7085689 U JP7085689 U JP 7085689U JP H0527691 Y2 JPH0527691 Y2 JP H0527691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は被位置決め部品をベースの部品受面の
所定位置に位置決めをするために用いる位置決め
ピンに関する。
[従来の技術] 従来、位置決めピンは、第3図に示すように、
板形状のベース1の部品受面1aに設けられてい
る穴3に嵌合する柱状の嵌合部5と、この嵌合部
5の一端に一体に結合されている円板形状の突出
部7とを有している。突出部7は嵌合部5よりも
大きな径を有している。この突出部7は嵌合部5
の径方向外方に張り出した部分を抜止面7aとし
ている。抜止面7aは部品受面1aの穴3に嵌合
部5を嵌合した際に、部品受面1aに対向する面
である。
突出部7の円周面には部品受面1aに設けたブ
ロツク(被位置決め部品)9が当接する。ブロツ
ク9は部品受面1aに沿つた所定方向、即ち、図
示の矢印F方向に移動すると、突出部7にブロツ
ク9が当接する。このため、ベース1の所定位置
にブロツク9を位置決めすることができる。その
後に、ベース1及びブロツク9をネジなどの結合
部材(図示せず)を用いて相互に固定するもので
ある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、プレート1を天地逆に位置させ
た場合や、プレート1が振動を受けた場合には、
穴3から嵌合部5が抜けることがあるため、ブロ
ツク9の位置決めができなくなるという問題があ
る。
それ故に、本考案の課題は部品受面の位置や振
動などによつて抜けることがなく、組立て作業性
が良好な位置決めピンを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、ベースの部品受面に設けた穴
に嵌合する嵌合部と、該嵌合部に一体に結合され
該部品受面を越えて突出し、かつ上記部品受面に
設ける被位置決め部品の上記部品受面に沿つた所
定方向の移動を係止する突出部とを有する位置決
めピンにおいて、上記突出部は、上記嵌合部の周
面よりも外方に張り出して、上記部品受面に対向
する第1の抜止面と、上記部品受面に沿つた上記
所定方向の移動によつて上記穴の一部を覆う上記
被位置決め部品を上記所定方向で当接する位置決
め面とを有し、上記嵌合部は、上記被位置決め部
品が上記穴の一部を覆う位置で上記被位置決め部
品に対向する第2の抜止面を有していることを特
徴とする位置決めピンが得られる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による位置決めピン
の使用状態を示す。また第2図はその位置決めピ
ンを単独で示す。この位置決めピンにおいて、第
3図と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略
する。
第1図及び第2図を参照して、突出部7は第1
の抜止面7aと位置決め面7bとを有している。
第1の抜止面7aは嵌合部5の周面の一部、この
実施例では半分から径方向外方に張り出し、かつ
部品受面1aに対向する面である。位置決め面7
bはブロツク9に所定方向、即ち、図示の矢印F
方向で当接する面である。ブロツク9は部品受面
1aに沿つた所定方向の移動によつて位置決め面
7bに当接したときに穴3の一部を覆うものであ
る。嵌合部5は、ブロツク9が穴3の一部を覆う
位置で、ブロツク9に対向する第2の抜止面7c
を有している。
第1の抜止面7aと第2の抜止面7cとは位置
決め面7bを境界として互いに逆向きに、かつ互
いに平行に形成されている。位置決め面7bは第
1及び第2の抜止面7a,7cの各面に対して直
角に接続された面である。即ち、この位置決め面
7bは突出部7と、この突出部7に結合されてい
る嵌合部5にまでのびて第2の抜止面7cに接続
されている。
ここで、位置決めピンは、第2図に示す位置決
め面7aの軸方向の長さlを突出部7の板厚tよ
りも大きく設定している。
換言すると、第3図に示した位置決めピンの嵌
合部5及び突出部7の各部を切断すると、第2の
抜止面7cと位置決め面7bとが形成されてい
る。
今、部品受面1aの穴に嵌合部5を挿入する
と、穴3には嵌合部5が滑らかに挿入し得る。即
ち、穴3の径よりも嵌合部5の径を少し小さくす
ることで、圧入によらなくても滑らかに嵌合部5
が挿入できる。嵌合部5が穴3に挿入されると、
突出部7の第1の抜止面7aが部品受面1aに当
接するため、それ以上の挿入は阻止される。この
状態では、第2の抜止面7cは部品受面1aより
も少し下方に位置する。
さらに、嵌合部5及び突出部7はベース1に対
して滑合状態にあるので、位置決め面7bをブロ
ツク9に対向させるように位置決めピンを所定の
向きに回動調整する。
このようにして、部品受面1aにブロツク9を
配した後に、ブロツク9を位置決め面7bに向け
て移動させる。ブロツク9は図示の矢印F方向の
力によつて位置決め面7bに当接する。この際、
ブロツク9の側面9と、位置決め面7bとが互い
に面接触する。ブロツク9と突出部7とは面接触
により当接しているため、矢印F方向の力を受け
ても、ブロツク9の当接部分は変形を生じ難い。
したがつて、ブロツク9に焼入れなどの熱処理を
施して強度を増す必要もない。
その後に、ブロツク9はプレート1とネジなど
の結合部材によつて固定する。プレート1にブロ
ツク9が固定されている状態では、ブロツク9の
底面、即ち、部品受面1aに当接する底面の一部
が、第2の抜止面7cに対向している。このた
め、嵌合部5は抜け方向の動きをブロツク9の底
面の一部に阻止されるので、穴3から抜けること
がない。
[考案の効果] 以上実施例により説明したように本考案の位置
決めピンによれば、ブロツクを所定方向で当接し
てベースに位置決めする位置決め面と、ベースの
部品受面の穴からの抜けを阻止する第1及び第2
の抜止面とを有するため、プレートの姿勢や振動
などによる抜けを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による位置決めピ
ン、及びその位置決めピンによつて位置決めをし
たベース及びブロツク(被位置決め部品)を示す
断面図、第2図は第1図の位置決めピンの斜視
図、第3図は従来の位置決めピンと、この位置決
めピンによつて位置決めをしたプレート及びブロ
ツク(被位置決め部品)を示す断面図である。 1……ベース、3……穴、5……嵌合部、7…
…突出部、7a……抜止面(第1の抜止面)、7
b……位置決め面、7c……第2の抜止面、9…
…ブロツク(被位置決め部品)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースの部品受面に設けた穴に嵌合する嵌合部
    と、該嵌合部に一体に結合され該部品受面を越え
    て突出し、かつ上記部品受面に設ける被位置決め
    部品の上記部品受面に沿つた所定方向の移動を係
    止する突出部とを有する位置決めピンにおいて、
    上記突出部は、上記嵌合部の周面よりも外方に張
    り出して、上記部品受面に対向する第1の抜止面
    と、上記部品受面に沿つた上記所定方向の移動に
    よつて上記穴の一部を覆う上記被位置決め部品を
    上記所定方向で当接する位置決め面とを有し、上
    記嵌合部は、上記被位置決め部品が上記穴の一部
    を覆う位置で上記被位置決め部品に対向する第2
    の抜止面を有していることを特徴とする位置決め
    ピン。
JP7085689U 1989-06-19 1989-06-19 Expired - Lifetime JPH0527691Y2 (ja)

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JP7085689U JPH0527691Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19

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JPH0311114U JPH0311114U (ja) 1991-02-04
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WO2011039881A1 (ja) * 2009-10-01 2011-04-07 東京エレクトロン株式会社 熱膨張係数の差異によって生じる変形に適応可能な位置決めピン

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Publication number Publication date
JPH0311114U (ja) 1991-02-04

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