JPH0128328Y2 - - Google Patents

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JPH0128328Y2
JPH0128328Y2 JP1985102610U JP10261085U JPH0128328Y2 JP H0128328 Y2 JPH0128328 Y2 JP H0128328Y2 JP 1985102610 U JP1985102610 U JP 1985102610U JP 10261085 U JP10261085 U JP 10261085U JP H0128328 Y2 JPH0128328 Y2 JP H0128328Y2
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JP
Japan
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shaft
regulating member
attached
thrust
extension
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JP1985102610U
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JPS6141912U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転軸又は固定軸上に保持される部材
をその軸方向(スラスト方向)に位置規制する軸
止め具に関するものである。
まず従来型の位置(スラスト)規制部材につい
て説明を行う。第1図は各種の従来型位置規制部
材の軸に対する取付状態を説明する図面である。
ここでは説明の簡単化のため軸に設けられる他の
部材の位置決めについては、軸の位置決めと本質
的には何等変るところがないので省略してある。
第1図に示される規制部材2は通常グリツプ止
め輪と呼ばれるものであり、その内径は軸1の外
径より若干小さめに設定してある。軸1への取付
に際してはこの内径を専用の取付工具により広げ
矢印の方向より図に示される所定位置へ送り込
む。そして規制部材2の弾性変形力によつて生ず
る規制部材2の内径部と軸1の外周面との間の摩
擦力により規制部材2は軸1上に固定される。部
材3(2点鎖線)は軸1の保持部材であり、軸1
のもう1つの端部側においても規制部材2と保持
部材3が図に示す状態と逆の位置関係を持つ形で
設定されることにより軸1は保持部材3に対し位
置決めされる。
このグリツプ止め輪は、軸1に対し何ら加工を
施さなくても設置が可能であるという利点を有す
るが、摩擦力による位置決めだけであるため、軸
方向の力(スラスト力)が大きく作用する所への
使用は不適であり、また取り付け取り外し方向が
軸の方向に沿つたものであるため軸端から離れた
軸の内側部へ設置することが困難であるという欠
点も有する。
第2図に示される規制部材4は通称E形止め輪
と呼ばれるものであり、軸1に設けられた溝1′
に矢印で示される軸方向と垂直の方向から押し込
み軸或いは軸上に設けられた部材を位置決めする
ものである。この第2図に於いては説明の簡単化
のため保持部材3は省略して示してあり、保持部
材3に対する軸1の位置決め方法も第1図の説明
の中で示したものと同様であるのでその説明を割
愛する。さて、E形止め輪は前述のように軸1に
対して設置されるが、この時E形止め輪の突起4
,42,43の内側面から形成されている円の大
きさは溝1′の底の円より若干小さめに設定して
あるのでこの止め輪は軸1に対して弾性変形を生
じながら設置されてゆき最終的には突起41,4
,43が溝1′の底を把み込む形で軸1に設置さ
れる。この説明からも明らかなように、この形の
規制部材4(E形止め輪)は軸1への取り付けに
際して2次加工(溝1′)が必要であるものの軸
1に対して確実に位置決めされ、かつ軸1の長手
方向のどの部分に対しても垂直方向から設置で
き、取り付けが容易であるため広く使用されてき
た。しかしながら、スラスト方向に対しての強度
は十分なものではないという欠点を有している。
そこで、本考案は以上の諸欠点に鑑みて改良さ
れた新規な軸止め具を提供することを目的とする
ものである。
本考案の別の目的はスラスト方向の力に対して
強い軸止め具を提供することである。
上記目的を達成する本考案の軸止め具は、一方
が開放されていて角形の保有部を形成する弾性変
形する延出部を有するコの字状部と、上記延出部
の開放側端部で互に向き合つて内側に突出し、軸
に取り付けた際にこの軸の角部に当接する突記部
と、上記コの字状部を一体であつて延出部と同方
向に突出しており、軸に取り付けた際にこの軸中
に延びて配設される脚部とを有する軸止め具であ
る。
以下、本考案の具体的な実施例について詳細に
説明する。第3図から第6図は本考案の実施例を
示した斜視図及び断面図である。
第3図は本考案の実施例を示す斜視図で、板金
から形成されたコの字形軸9への軸止め具である
位置規制部材10の取り付けを説明している。
まずその取り付け方向は軸9の長手(スラス
ト)方向のどの位置に於いても設定しやすいよう
に長手方向とは垂直の方向になるように工夫され
ている。またその形状は第4図〜第6図の断面図
を参照すると、コの字形軸9の各辺91,92,9
に沿つた101,102,103の帯状をしたコの
字状形状をとり、延出部101,103には突起1
1′,103′が設けられている。この互に対向し
た突起101′,103′の間の距離は軸の各辺間の
距離より若干小さめに設定してあるので、軸9へ
の取り付けは延出部101,103を弾性変形させ
て若干広げながら行えば良い。もちろん前述の突
起101′,103′の間の距離は規制部材10の材
質(金属或いは樹脂等)、板厚t(第7図参照)、
軸9の材質等を考慮してペンチ等の一般的な工具
で簡単に規制部材10の取り付け、取り外しが行
えるように設定してある。従つて軸9への取り付
け後は規制部材の各延出部101,103の突起1
1′,103′の内側が、軸9の角部に当接するこ
とにより角状の軸を確実に包み込む形となり、結
果として軸9の位置決めを行うことになる。更に
規制部材10には座102′と脚部104が設けら
れており座102′は規制部材10の軸9に対する
安定性を保ちそして脚部104は軸9側にあけら
れた穴94に入り込むようになつており、この脚
部104と穴94が係合することにより規制部材1
0は軸方向の力(スラスト力)に充分耐えること
になる。
第4図〜第6図は本考案の実施例の規制部材1
0が軸9が正方形断面を有してさえいれば軸の各
辺に対し、どの方向からも取り付けが可能である
ことを示したものである。軸9には延出部101
103間にこの延出部と同方向に延びた脚104
入り込むための穴が94以外にも95,96と設け
てあるがこれらの穴は型加工によれば容易安価に
あけることができ、工作機械による2次加工は必
要ない。
以上説明したように本考案の構成によれば軸の
スラスト方向の力に対して強い軸止めを行なうこ
とができる。また、本考案によれば弾性を有する
延長部に設けた突起部によつて、角形軸の角部を
押えるのと同時に軸中に延びた脚部の支持力によ
る協同により、角形軸に対して確実に且つ着脱容
易に軸止めを行なうことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は従来例の軸止め具を示した斜
視図、第3図は本考案の他の実施例を示した斜視
図、第4図〜第6図はその断面図である。 図において、101,102,103はコの字状
部で、101′,103′は突起、104は脚部であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方が開放されていて角形の保有部を形成し、
    弾性変形する延出部を有するコの字状部と、上記
    延出部の開放側端部で互に向き合つて内側に突出
    し、軸に取り付けた際にこの軸の角部に当接する
    突起部と、上記コの字状部を一体であつて延出部
    と同方向に突出しており、軸に取り付けた際にこ
    の軸中に延びて配設される脚部とを有することを
    特徴とするE形軸止め具。
JP10261085U 1985-07-04 1985-07-04 E形軸止め具 Granted JPS6141912U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261085U JPS6141912U (ja) 1985-07-04 1985-07-04 E形軸止め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261085U JPS6141912U (ja) 1985-07-04 1985-07-04 E形軸止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6141912U JPS6141912U (ja) 1986-03-18
JPH0128328Y2 true JPH0128328Y2 (ja) 1989-08-29

Family

ID=30662007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10261085U Granted JPS6141912U (ja) 1985-07-04 1985-07-04 E形軸止め具

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JP (1) JPS6141912U (ja)

Families Citing this family (3)

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JP6171335B2 (ja) * 2012-12-26 2017-08-02 株式会社三洋物産 遊技機
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JPS581816B2 (ja) * 1978-11-02 1983-01-13 富士通株式会社 ラスタスキヤン形図形表示装置

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Publication number Publication date
JPS6141912U (ja) 1986-03-18

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