JPH06178476A - ローターの永久磁石固定構造 - Google Patents

ローターの永久磁石固定構造

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JPH06178476A
JPH06178476A JP43A JP32789192A JPH06178476A JP H06178476 A JPH06178476 A JP H06178476A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32789192 A JP32789192 A JP 32789192A JP H06178476 A JPH06178476 A JP H06178476A
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JP
Japan
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permanent magnet
rotor
rotor core
pressing plate
fixing structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshirou Nagasu
義郎 永須
Noboru Sonoda
暢 園田
Norihiko Ishikawa
則彦 石川
Yumiko Kouuchi
由美子 香内
Masanobu Tanitsu
匡信 谷津
Takeshi Saito
猛 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石のローターコアへの固定が簡単かつ
確実に行え、しかも永久磁石に割れなどが生じるおそれ
もない。 【構成】 ローター外周面上に複数個の永久磁石3を相
互に間隔を設けて周方向に配設するローターにおいて、
ローターコア2の外周に配設した永久磁石3とローター
コア2の上面と下面とにそれぞれ押さえ板4を嵌合し、
該押さえ板4で永久磁石3とローターコア2とを一体的
に被冠して永久磁石3をローターコア2に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気洗濯機等に使用す
るブラシレスモーターのローターの永久磁石固定構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかるローターの永久磁石固定構造とし
て、従来、例えば実開昭63−10770号があり、こ
れは図10に示すように中心鉛直方向にローター軸1を
圧入したローターコア2の外周面上に複数個の永久磁石
3を相互に間隔を設けて周方向に配置する場合、間隙を
介して対向する永久磁石3の両縁外側をテーパー状面取
り13に形成するとともにローターコア2の前記間隙に
対向する位置に凹溝10を設け、前記テーパー状面取り
13に係合するテーパーフランジ8と凹溝10内に収納
する内側フランジ9とを備えた連結片12と、この連結
片12の内側フランジ9に当接してこれをローターコア
2の軸中心方向に押圧する弾性部材11とを設けたもの
である。
【0003】そして、永久磁石3をローターコア2に固
定するにはローターコア2の外周面にまず永久磁石3を
接着固定し、その後凹溝10内に連結片12を挿入して
該連結片12で永久磁石3をさらに軸中心方向に押圧固
定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように永久磁石を
ローターコア外周面にまず接着固定した後に、連結片を
凹溝内及び永久磁石相互の間隙に挿入する構造であるた
め、永久磁石の接着時に永久磁石の位置がずれてこれが
所定の位置に正確に固定されていないと、永久磁石とロ
ーターコアとの位置関係が正しく設定されず、連結片が
挿入しづらくなり、作業能率の低下をまねくおそれがあ
る。
【0005】そこで、かかる不都合を解消し、永久磁石
をローターコアの固定位置に正確に位置決めることので
きるものとして、ローターコアの外周に袋溝を設け、永
久磁石にネジ孔を穿設し、このネジ孔に挿通したネジの
先端に螺合したナットを前記袋溝内にスライド挿入し、
該ネジとナットにより永久磁石をローターコアに締付固
定する固定構造を先に提案した(実開平3−10685
4号)。
【0006】しかし、前記実開平3−106854号の
ものは、ネジが永久磁石を貫通する構造であるため、こ
れにより永久磁石に割れが生じるおそれがある。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、永久磁石のローターコアへの固定が簡単かつ確実に
行え、しかも永久磁石に割れなどが生じるおそれもない
ローターの永久磁石固定構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、ローター外周面上に複数個の永久磁石を相互
に間隔を設けて周方向に配設するローターにおいて、ロ
ーターコアの外周に配設した永久磁石とローターコアの
上面と下面とにそれぞれ押さえ板を嵌合し、該押さえ板
で永久磁石とローターコアとを一体的に被冠して永久磁
石をローターコアに固定することを要旨とするものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、ローターコア
の外周に配設した永久磁石はその上下面がそれぞれ押さ
え板でローターコアと一体的に被冠されるから、永久磁
石をローターコアの外周面に接着により仮固定した状態
で押さえ板を嵌合するだけで、永久磁石をローターコア
の外周面に固定できる。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、押さえ板
を非磁性体で形成したから、この押さえ板で永久磁石を
固定しても、両者の接合面で磁気的な悪影響が生じるこ
とはない。
【0011】請求項3記載の本発明によれば、押さえ板
に突設した凸部が永久磁石のローターコアへの固定位置
を位置決めるから、永久磁石はローターコアの所定位置
に正確に固定される。
【0012】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のローターの永久磁石固定構造
の第1実施例を示す斜視図、図2は同上縦断正面図で、
図中、図10に示した従来例と同一の構成要素には同一
の参照符号を付してある。本発明のローターもローター
軸1を中心鉛直方向に圧入挿入したローターコア2の外
周面に複数個(図示に例では4個)の永久磁石3を取り
付けるものであるが、ローターコア2にはピン挿入用の
孔2aを周方向に複数個、適宜間隔で上下に貫通させて
穿設した。
【0013】図中4は永久磁石3をローターコア2に固
定するための押さえ板を示し、この押さえ板4は図3、
図4にも示すように、ローターの径に等しい径で、中心
にローター軸1の挿入孔4bを設けた平面円形状に形成
し、外周縁を内側に直角に折り曲げて永久磁石3への係
止部4aとし、さらに永久磁石3のローターコア2から
の突出部の形状に合致するように段部4cを形成し、前
記孔2aに合致する位置に挿入孔4dを設ける。図中5
はアルミニウム等の非磁性体で形成したカシメピンを示
す。
【0014】次に永久磁石3をローターコア2の外周面
に固定する方法について説明すると、接着剤14で永久
磁石3をローターコア2の外周面上に相互に間隔を設け
て周方向に配置し、ほぼ同時にローターコア2と永久磁
石3との上面と下面とに押さえ板4をそれぞれ被せてこ
れをローターコア2と永久磁石3とに嵌合する。
【0015】この状態で押さえ板4の周縁の係止部4a
が永久磁石3の外側縁に密着して、押さえ板4が永久磁
石3をローターコア2に圧着する。そして、ローターコ
ア2に形成した孔2aに挿入孔4dを合致させて、ここ
にカシメピン5を挿入すれば、押さえ板4がローターコ
ア2に固定される。これにより、永久磁石3とローター
コア2とは押さえ板4によって一体的に被冠され、永久
磁石3はローターコア2に固定される。
【0016】なお、押さえ板4をアルミニウムなどの非
磁性体で形成しておけば、係止部4aが永久磁石3と直
接接触しても、磁気的な悪影響が生じない。
【0017】図5、図6は押さえ板4の他の例を示し、
永久磁石3の位置決め用の凸部としてリブ6を、間隔を
設けて配設される永久磁石3の端部位置に合致させて、
押さえ板4の裏面に向けて切り起こしにより一体的に突
設した。
【0018】この場合は、ローターコア2の外周面に配
置した永久磁石3の端部にこのリブ6が係止するから、
永久磁石3の取り付け位置が規制され、正確な位置に永
久磁石3が固定できる。
【0019】図7、図8は押さえ板4のさらに他の例を
示し、永久磁石3の位置決め用の凸部として、これをシ
ボリ加工により形成した突起7とした。この場合も前記
と同様にしてこの突起7が永久磁石3の端部に係止し、
取り付け位置を規制する。
【0020】図9は第2実施例を示し、ローター軸1の
挿入孔4bの部分を外方に立ち上げてシボリ、該挿入孔
4bの内周縁をローター軸1の周面に圧接する係止部4
eに形成した。これにより、前記第1実施例のカシメピ
ン5がなくても、このシボリでの係止部4eの個所で押
さえ板4がローター軸1に圧接するから、押さえ板4は
ローターに取りつく。
【0021】なお、前記第1、第2実施例では押さえ板
4に段部4cを形成したが、この段部4cは必ずしも必
要ではなく、外周縁に係止部4aのみを形成した平板状
のものとすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明のローターの永
久磁石固定構造は、押さえ板を被せるだけで永久磁石を
ローターコアに固定できるから、簡単に固定でき、ネジ
などで永久磁石が割れることもなく、永久磁石のロータ
ーコアへの接着とほぼ同時に固定できて作業性のよいも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローターの永久磁石固定構造の第1実
施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のローターの永久磁石固定構造の第1実
施例を示す縦断正面図である。
【図3】本発明のローターの永久磁石固定構造の第1実
施例を示す押さえ板の平面図である。
【図4】本発明のローターの永久磁石固定構造の第1実
施例を示す押さえ板の縦断正面図である。
【図5】本発明のローターの永久磁石固定構造の押さえ
板の他の例を示す平面図である。
【図6】本発明のローターの永久磁石固定構造の押さえ
板の他の例を示す縦断正面図である。
【図7】本発明のローターの永久磁石固定構造の押さえ
板のさらに他の例を示す平面図である。
【図8】本発明のローターの永久磁石固定構造の押さえ
板のさらに他の例を示す縦断正面図である。
【図9】本発明のローターの永久磁石固定構造の第2実
施例を示す縦断正面図である。
【図10】ローターの永久磁石固定構造の従来例を示す
横断平面図である。
【符号の説明】
1…ローター軸 2…ローターコア 2a…孔 3…永久磁石 4…押さえ板 4a…係止部 4b…挿入孔 4c…段部 4d…挿入孔 4e…係止部 5…カシメピン 6…リブ 7…突起 8…テーパーフランジ 9…内側フランジ 10…凹溝 11…弾性部材 12…連結片 13…テーパー状面取り 14…接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 則彦 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 香内 由美子 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 谷津 匡信 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 斉藤 猛 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローター外周面上に複数個の永久磁石を
    相互に間隔を設けて周方向に配設するローターにおい
    て、ローターコアの外周に配設した永久磁石とローター
    コアの上面と下面とにそれぞれ押さえ板を嵌合し、該押
    さえ板で永久磁石とローターコアとを一体的に被冠して
    永久磁石をローターコアに固定することを特徴とするロ
    ーターの永久磁石固定構造。
  2. 【請求項2】 押さえ板は、非磁性体である請求項1記
    載のローターの永久磁石固定構造。
  3. 【請求項3】 押さえ板は、その裏面に永久磁石固定位
    置の位置決め用の凸部を突設する請求項1および請求項
    2記載のローターの永久磁石固定構造。
JP43A 1992-12-08 1992-12-08 ローターの永久磁石固定構造 Pending JPH06178476A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2842362A1 (fr) * 2002-07-09 2004-01-16 Mitsubishi Electric Corp Machine electrique rotative
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CN107086687A (zh) * 2017-06-16 2017-08-22 广东威灵电机制造有限公司 转子总成和电机
CN108134464A (zh) * 2018-02-10 2018-06-08 中山市科艺电机有限公司 一种电机转子及运用该转子的缝纫机节能电机及缝纫机
JP2021027717A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 株式会社ミツバ ロータ、モータ及びブラシレスワイパーモータ

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