JPH0515604Y2 - - Google Patents

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JPH0515604Y2
JPH0515604Y2 JP13150186U JP13150186U JPH0515604Y2 JP H0515604 Y2 JPH0515604 Y2 JP H0515604Y2 JP 13150186 U JP13150186 U JP 13150186U JP 13150186 U JP13150186 U JP 13150186U JP H0515604 Y2 JPH0515604 Y2 JP H0515604Y2
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mounting
mounting member
resin clip
elongated hole
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は取付部材の取付構造に関し、特に取付
部材を樹脂製クリツプを用いて熱膨張係数の異な
る被取付部材に取付ける取付構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、例えば自動車の樹脂成型物からなるカウ
ルルーバを車体側に取付ける場合は、樹脂製のカ
ウルルーバと金属板からなる車体側との熱膨張差
を吸収できるように、第10図に示す如く、車体
31に長孔32を穿設するとともに、この長孔3
2に沿つて移動可能なグロメツト33を装着し、
その上にカウルルーバ34を配置し、プラグ保持
部材35を介して取付ビス36を前記グロメツト
33に螺合することによつてカウルルーバ34を
ビス止めし、前記プラグ保持部材35にプラグ3
7を嵌着して取付ビス36を隠蔽した取付構造が
採用されていた。
また、カウルルーバ側に長孔を穿設した構造も
一部採用されていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、車体側の長孔にグロメツトを装着し
た構造は、部品点数が多くコスト高になるととも
に着脱に手間を要し、さらに取付ビスが錆びてし
まうという問題があつた。また、カウルルーバ側
に長孔を設けたものでは見栄えが悪いという問題
があつた。
本考案は、上記問題点を解消し、部品点数が少
なくて済み、簡単かつ強固に取付けることができ
るとともに見栄えの優れた取付部材の取付構造を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するため、取付部材
に樹脂製クリツプの筒軸部が嵌合する取付穴を穿
設し、この取付部材を取付ける被取付部材には前
記樹脂製クリツプの筒軸部が貫通する長孔を穿設
し、前記樹脂製クリツプは、外面が平行でかつ径
方向外方に弾性変形可能な少なくとも一対の側片
を設けた前記筒軸部を有する外筒体とこの外筒体
内に嵌入させてその側片を径方向外方に変形させ
る内軸体とから構成し、前記側片の外面を前記長
孔の両側縁に係合させたことを特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案は上記構成を有するので、被取付部材上
に取付部材を取付穴と長孔が合致するように配置
し、取付穴及び長孔に樹脂製クリツプの筒軸部を
挿入し、外筒体内に内軸体を押し込んで嵌入させ
ることにより、外筒体の筒軸部に少なくとも一対
設けられた側片が径方向外方に弾性変形して長孔
の両側縁に係合するため、取付部材を長孔の長手
方向に変位可能に確実に取付け固定することがで
きる。さらに、前記少なくとも一対の側片の平行
な外面が長孔の両側縁に係合することによつて、
これら側片が側方に逃げる虞れがなく、確実に大
きな取付力が得られる。従つて、被取付部材との
熱膨張差を吸収し得る状態で取付部材を取付ける
ことができるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について、第1図〜第
8図を参照しながら説明する。
第1図において、1は取付部材としての樹脂成
型物からなるカウルルーバであり、その長手方向
に適当間隔を設けて取付穴2が穿設され、かつこ
の取付穴2のカウルルーバ外面側の一端には、大
径の凹部3が形成されている。4は、カウルルー
バ1を取付ける被取付部材としての車体側の金属
板であり、前記取付穴2に対応位置して長孔5が
形成されている。この長孔5は、カウルルーバ1
の長手方向に沿つて長く形成されている。6はカ
ウルルーバ1を金属板4に取付ける樹脂製クリツ
プであつて、第5図及び第6図に示す外筒体7
と、第7図に示す内軸体8にて構成されている。
外筒体7は、一端に前記凹部3に丁度嵌まり込む
環状鍔からなる頭部9を備え、この頭部9から延
出された筒軸部10はその外面が略角筒状に形成
されている。この筒軸部10の角部にはその先端
側から切込み11が形成されて4つの側片12に
分割され、各側片12が径方向外方に弾性変形可
能に構成されている。又、各側片12の先端部に
は径方向内側に突出する係合爪13が形成され、
かつ各側片12の内面には係合爪13の先端に向
かつて傾斜した案内面14が形成されている。一
方、前記内軸体8は、外筒体7の頭部9内側の中
空部を埋める端面板15と、細い芯軸16と、芯
軸16先端の作用突部17と、前記端面板15と
作用突部17の間で前記切込み11に対応して芯
軸16から放射状に突設された4枚の翼片18と
から構成されている。前記作用突部17は、先端
が球状の円錐案内部19と、前記係合爪13が係
合する係止部20と、この係止部20から芯軸1
6に至る傾斜部21とが形成されている。そし
て、外筒体7に内軸体8を第4図aの如く挿入し
た後、内軸体8を強く押圧すると円錐案内部19
にて各側片12が径方向外方に弾性変形され、第
4図bの如く係止爪13が係止部20に係合して
その状態で保持される。さらに、内軸体8を押圧
すると、第4図cの如く係止爪13が係止部20
を越え、傾斜部21を経て芯軸16外周に達し、
各側片12が変形前の状態に復帰するように構成
されている。
以上の構成において、カウルルーバ1を車体側
の金属板4に取付ける場合は、第1図a,bに示
すように、金属板4上にカウルルーバ1を配置す
るとともに、その取付穴2を長孔5に対応位置さ
せ、樹脂製クリツプ6の筒軸部10をこれら取付
穴2及び長孔5に挿通する。このとき、樹脂製ク
リツプ6は、第4図aに示す状態となつている。
次に、樹脂製クリツプ6の外筒体7の頭部9から
突出している内軸体8の端面板15を強く押圧し
て押し込み、第2図に示すように面一にする。す
ると、第4図bに示すように、内軸体8先端の作
用突部17における円錐案内部19にて外筒体7
の各側片12が径方向外方に弾性変形された後、
その先端の係合爪13が係止部20に係合してそ
の状態に維持される。この状態で、互いに対向す
る一対の側片12が長孔5の両側縁に係合するこ
とによつて、樹脂製クリツプ6の抜け出しが確実
に防止され、カウルルーバ1が金属板4に取付け
られる。
このとき、外筒体7の筒軸部10を角筒状に形
成してその角部に切込み11を設けていることよ
り、第8図に示すように、一対の側片12が長孔
5の両側縁に沿うとともにその変形方向が矢印で
示すように長孔5の側縁に垂直方向となり、これ
ら一対の側片12が長穴5の側縁に確実に係合す
るため、筒軸部が円筒状の場合に比して大きな取
付力が確実に得られる。即ち、第9図aに示すよ
うに筒軸部10を円筒状に形成して十字状に切込
み11を設けることもできるが、その場合には外
筒体7に内軸体8を押し込むと、第9図bに矢印
で示すように、側片12が長孔5の側縁に沿つて
両側に逃げ易いため、十分に大きな取付力を得難
い場合がある。
上記取付状態で樹脂成型物からなるカウルルー
バ1と金属板4との熱膨張差が生じた場合には、
樹脂製クリツプ6が長孔5に沿つて移動すること
によつてこれを吸収することができる。
さらに、カウルルーバ1を取り外す必要が生じ
た場合には、第3図及び第4図cに示すように、
内軸体8をさらに押し込む。すると、各側片12
の係合爪13は、係止部20との係合が解除され
て傾斜部21を経て芯軸16外周に近接位置する
ため、各側片12は弾性変形以前の状態に復帰
し、樹脂製クリツプ6を取付穴2及び長孔5から
抜き出すことが可能となり、カウルルーバ1を簡
単に取り外すことができる。
このようにカウルルーバ1に取付穴2を穿設
し、金属板4に長孔5を形成するとともに、固定
具としては唯一樹脂製クリツプ6を用いることに
より、樹脂製クリツプ6の内軸体8を押圧するだ
けでカウルルーバ1を取付けることができ、取外
す場合には内軸体8をさらに押し込めばよく、着
脱作業が極めて簡単に行うことができる。
(考案の効果) 本考案の取付部材の取付構造によれば、以上の
ように、被取付部材上に取付部材を配置し、取付
穴及び長孔に樹脂製クリツプの外筒体の筒軸部を
挿入し、この外筒体内に内軸体を嵌入させるだけ
で、外筒体の筒軸部に設けた側片が径方向外方に
弾性変形して長孔の両側縁に係合することによつ
て、取付部材を長孔方向に変位可能に確実に取付
け固定することができる。したがつて、取付部材
を被取付部材との熱膨張差を吸収し得る状態で簡
単に取付けることができるとともに、部品点数も
少なくて済む。又、樹脂製クリツプの端面が外面
に現れるだけであるので、見栄えも優れている。
さらに、前記側片の平行な外面を長孔の両側縁に
係合させていることによつて、これら側片が側方
に逃げる虞れがなく、確実に大きな取付力が得ら
れる等、大なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の一実施例を示し、第
1図aは要部の縦断側面図、同bは同縦断正面
図、第2図は同取付状態の縦断側面図、第3図は
同取外し可能な状態の縦断側面図、第4図a〜c
は樹脂製クリツプの各状態における縦断正面図、
第5図は樹脂製クリツプの斜視図、第6図aは外
筒体の正面図、同bは同底面図、第7図は内軸体
の正面図、第8図は樹脂製クリツプの取付状態の
説明図、第9図a,bは他の実施例における樹脂
製クリツプの作用説明図、第10図は従来例の分
解斜視図である。 1……カウルルーバ(取付部材)、2……取付
穴、4……金属板(被取付部材)、5……長孔、
6……樹脂製クリツプ、7……外筒体、8……内
軸体、10……筒軸部、12……側片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付部材に樹脂製クリツプの筒軸部が嵌合する
    取付穴を穿設し、この取付部材を取付ける被取付
    部材には前記樹脂製クリツプの筒軸部が貫通する
    長孔を穿設し、前記樹脂製クリツプは、外面が平
    行でかつ径方向外方に弾性変形可能な少なくとも
    一対の側片を設けた前記筒軸部を有する外筒体と
    この外筒体内に嵌入させてその側片を径方向外方
    に変形させる内軸体とから構成し、前記側片の外
    面を前記長孔の両側縁に係合させたことを特徴と
    する取付部材の取付構造。
JP13150186U 1986-08-28 1986-08-28 Expired - Lifetime JPH0515604Y2 (ja)

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