JPH0628318U - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0628318U
JPH0628318U JP7142292U JP7142292U JPH0628318U JP H0628318 U JPH0628318 U JP H0628318U JP 7142292 U JP7142292 U JP 7142292U JP 7142292 U JP7142292 U JP 7142292U JP H0628318 U JPH0628318 U JP H0628318U
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JP
Japan
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screw
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grommet
leg
accommodating portion
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JP7142292U
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茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじの脱落を防止しボディ側に対する良好な
係着状態が得られるようにする。 【構成】 モールMを装着可能な装着部1と、ボディB
の取り付け孔2に遊挿可能な脚部3と、常には装着部1
に起立保持され固定時には装着部1から脚部3へとねじ
込まれるねじ5とから構成され、脚部3はねじ5の締め
込みによる拡開変形によりボディからの抜け止めが可能
となっている。そして、装着部1にはねじ5を取り囲む
ようにしてねじ収容部8が立設され、その内面にはねじ
5の締め込み操作をガイドする案内面13が形成され
る。したがって、常にはねじ5は収容部8によって覆わ
れるため、外部との直接的な接触が回避されるため、脱
落が防止できる。また、ねじ込み操作が案内されるた
め、正規の固定状態が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はグロメットに係り、ねじを用いて締め付け固定を行う形式のものに 関する。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図9は従来のグロメットGを示すものであり、図のものは例えば自動車 のピラーモールMをボディBに固定する場合に使用されてきた。従来のグロメッ トGは合成樹脂材により形成されており、全体の構成としてはモールMの取付け のための装着部30と、ボディB側への取り付けのための脚部31とからなって いる。また、図7に示すように、装着部30から脚部31へ通じるようにしてね じ32(タッピングスクリュー)が緩くねじ込まれており、モールの組み付け現 場へは予めねじ32と一体化した状態で搬入される。
【0003】 グロメットGは現場において、まず脚部31がボディBの取り付け孔に差し込 まれた後、ねじ32の締め込みがなされる。これによって、脚部31が強制的に 拡開変形するため、グロメットGは抜け止め状態で固定される。一方、モールM に対してはクリップCの取り付けがなされており、クリップCの両爪片33をグ ロメットG側の対応する係止縁34にそれぞれ弾性的に係合させれば、クリップ CとグロメットGとの連結がされ、かくしてモールMの組み付けが完了する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したグロメットGでは以下のような問題点があった。第1 には現場へ搬入されたグロメットGの中にはねじ32の仮締め不足が原因で、脱 落しているものがある、と言う点が挙げられる。これはねじ32が高く突出して いるため、搬入途上でぶつかり合いやすいためであり、逆にこれを回避すべくね じ32を深く締め込んでおいたのでは、脚部31は拡開状態となってボディの取 り付け孔へ差し込みができない場合が生じる。このようなことから、軽度のぶつ かり合いであっても比較的容易に脱落を起こすことになっていた。
【0005】 第2の問題点はねじ32を仮締めする際に斜めにねじ込まれることがあり、そ の結果ねじ32が傾斜姿勢で取り付くことがあり、現場でそのまま本締めを行え ば、脚部に対して斜めに入り込むなど、正規の固定がなされずボディBに対する 十分な係着力が得られない、という点である。
【0006】 本考案はこうした問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とする ところはねじの脱落を防ぎ、かつ良好な係着状況を実現するグロメットを提供す ることである。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成は、ボディ側に穿孔された取り付け 孔へ仮嵌め可能な脚部と、モールを取り付け可能な装着部と、この装着部に対し 常にはほぼ直立姿勢で保持され、脚部側へのねじ込に伴う脚部の拡開動作によっ てボディ側への本止めを行うねじとを有してなるグロメットにおいて、前記装着 部には前記ねじを取り囲むようにしてねじ収容部が立設されるとともに、このね じ収容部の内部にはねじ込みのガイドのための案内面が形成されていることを特 徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記の構成によればグロメットを現場へ搬入する場合、ねじ手段がねじ収容部 によって取り囲まれており、搬入途上でねじ手段同士が直接ぶつかり合うことが ないため、ねじ手段の脱落が防止される。また、脚部をボディの取り付け孔へ仮 嵌めした後に、ねじ手段をねじ込む場合には案内面によってねじ込み動作が案内 されるため、ねじは直立姿勢のまま螺進し脚部を正規の状態で拡開させる。した がって、ボディに対する良好な係着状況が得られる。
【0009】
【考案の効果】 本考案の効果は次のようである。ねじ収容部によってねじ手段を取り囲むよう にしたため、ねじ手段の脱落を有効に規制することができる。また、ねじ込み動 作が案内されるようにしたため、直立姿勢でのねじ込みが可能となり、正規の係 着状態が得られる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳細に説明する。図1〜 図4は本考案の第1実施例を示すものである。本例のグロメットG1は自動車の ピラーモールMを装着するためのものであり、合成樹脂材により一体に成形され ている。概略構成としては、上部側に配置され後述するクリップCを係合させる ための装着部1と、下部側に配置されボディパネルBに穿孔された取り付け孔2 に係入可能な脚部3とからなる。
【0011】 装着部1は円盤状のフランジ片4を有し、その中心部にはねじ5(タッピング スクリュー)を通すための貫通孔6が貫通して形成されている。そして、この貫 通孔6の周縁にはシール縁7が突出形成されており、ねじ込み時においてねじ頭 部5aによって圧潰可能にしてある。これはねじ頭部5aとフランジ片4との間 でシールを図るものである。また、フランジ片4の上面にはねじ5の側方を覆う ためのねじ収容部8が立設されている。このねじ収容部8は上方へ開口する略筒 状に形成されており、その高さはねじ5を貫通孔6へ僅かにねじ込んだ状態(脚 部3を拡開させず、かつ容易には抜け落ちない程度のねじ込み)で、ねじ頭部5 aがねじ収容部8の上縁とほぼ面一になるように設定されている。すなわち、ね じ込み深さをねじ収容部8の上縁を目安とすれば、脚部3を過度に拡開させてし まう事態を回避できる。
【0012】 また、ねじ収容部8における側壁面は対向位置においてU字状に肉抜き9がさ れている。また、これと直交する部分の側壁面は平面状に面取り10がされると ともに、その上縁部にはクリップCの係止爪11と係合可能な係止縁12が形成 されている。一方、ねじ収容部8において肉抜きされた部分を除く内壁面には弧 状断面を有する案内面13が高さ方向に沿って形成され、ねじ込みがなされる間 はねじの頭部5aとの間に微少な隙間を保有して操作のガイドを行う。
【0013】 脚部3は貫通孔6を挟んで対向する一対の脚片3aよりなる。また、脚部3全 体はねじ5が仮止めされている状態(図1,図2状態)ではボディBの取り付け 孔2へ遊挿可能な閉脚状態となっているものの、ねじ込みが完了した状態(図3 状態)では強制的に拡開して取り付け孔2からの抜け止めが可能となる。
【0014】 なお、14はシールゴムであり、フランジ片4の下面側において脚部3に嵌め 付けられている。また、15はサイドウインドガラスである。
【0015】 一方、モールM側には公知のクリップCが装着され、グロメットG1と係合す ることができる。このクリップCは合成樹脂材により形成されており、モールM の第1,第2フランジ縁f1,f2にそれぞれ係合可能な第1,第2の係合部1 6,17を有し、さらに撓み変形可能な一対の爪片18が垂下形成され、かつウ インドガラスGの下面側に係合する撓み変形可能な爪片18がブリッジ状に形成 されている。
【0016】 次に、上記のように構成された第1実施例の作用と効果を具体的に説明すると 、グロメットG1は図1に示すように、ねじ5を仮止めした状態で現場へ搬入さ れるのであるが、ねじ5全体はねじ収容部8によってほぼ全高さが覆われている ため、搬送途上で他のグロメットG1のねじと直接ぶつかり合うようなことがな い。したがって、ねじ5自体は貫通孔6へ僅かにねじ込まれているだけではある が、脱落の事態は有効に解消される。
【0017】 現場においては、まず上記したグロメットG1の脚部3が取り付け孔2へ差し 込まれる。この場合には、ねじ5は貫通孔6に対して僅かにねじ込まれているだ けであるため、両脚片3aは拡開することなく閉脚状態にあり、したがって脚部 3はボディパネルBの取り付け孔2へ円滑に差し込まれる。この差し込みの後に ねじ5を締め込んでゆくと、この間ねじ込み操作がねじ収容部8の案内面13に 沿ってガイドされるため、ねじ5はグロメットG1の軸心に沿ってほぼ鉛直にね じ込まれてゆく。したがって、ねじ5は両脚片3aの間に正しく割って入り、両 脚片3aを共に拡開方向へ変形させる。この拡開変形の結果、両脚片3aの外面 が取り付け孔2に食い込み、グロメットG1がボディパネルBに対して抜け止め される。そして、ねじ5の頭部5aがフランジ片4まで至ると、シール縁7が全 周に沿って圧潰される。この結果、シールゴム14および潰されたシール縁7に よってボディパネルBに対するシールがそれぞれ達成される。
【0018】 次に、予めクリップCが取り付けられたモールMをボディパネルBに沿わせな がら、クリップCの両係止爪11を対応する係止部16,17に係合させれば、 クリップCとグロメットGとが連結し、かくしてボディパネルBに対するモール Mの固定作業が完了する。
【0019】 なお、この実施例ではモールM側にクリップCを装着し、これにグロメットG 1を係合させるようにしたが、クリップCを廃止して直接モールM側との係合を 行うようにすることも可能である。図示はしないが、例えばモールMの芯金を両 フランジ縁からそれぞれ延出させてクリップCの両係止爪に相当するような連結 用の片を垂下するような方式が考えられる。
【0020】 図5および図6は本考案の第2実施例であり、第2実施例のグロメットG2で はねじ込みを行うことなくねじ5を仮止め状態に保持しておくようにしたもので ある。すなわち、ねじ収容部8の外壁の一部にはU字状の溝部19が形成されて おり、ねじ収容部8の拡開方向への撓み変形を許容している。そして、ねじ収容 部8へのねじ5の押し込みを可能にするとともに、収容されたねじ5を弾性力を もって保持する。また、ねじ収容部8の高さはねじ5の下端をシール縁7に当接 させた状態(貫通孔6に対して全くねじ込まれていない状態)で、ねじ頭部5a が没入されるような高さに設定されている。さらに、ねじ収容部8の上部開口縁 には一対の抜け止め突縁20が張り出しており、ねじ頭部5aに係合してねじ5 の抜け止めの役割を果たす。さらにまた、ねじ収容部8の内壁面にねじ込み操作 をガイドする案内面13が形成されている。
【0021】 第2実施例は上記のように構成されたものである。したがって、第1実施例と 同様、仮止め状態においてねじ5はねじ収容部8によって取り囲まれ、搬送途上 での脱落を規制することができる。また、ねじ5の保持は単にねじ収容部8の弾 発力によってなされているため、つまり脚部3側へのねじ込みが全くなされてい ないため、仮止め状態で既に脚部が拡開するような状況を確実に回避することが できる。さらに、ねじ込み操作が案内面13によってガイドされるため、ねじ5 の斜め入りを防止して正規の係着状況を実現する。
【0022】 なお、他の構成は第1実施例と同様であり、もって同様の作用効果を発揮する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のグロメットの斜視図
【図2】同断面図
【図3】ボディへの取り付け状態を示す断面図
【図4】モールMの取り付け状態を示す断面図
【図5】第2実施例のグロメットの斜視図
【図6】同断面図
【図7】従来のグロメットの斜視図
【図8】同断面図
【図9】モールMの取り付け作業を示す断面図
【符号の説明】
1…装着部 3…脚部 5…ねじ 8…ねじ収容部 13…案内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ側に穿孔された取り付け孔へ仮嵌
    め可能な脚部と、モールを取り付け可能な装着部と、こ
    の装着部に対し常にはほぼ直立姿勢で保持され、脚部側
    へのねじ込に伴う脚部の拡開動作によってボディ側への
    本止めを行うねじとを有してなるグロメットにおいて、 前記装着部には前記ねじを取り囲むようにしてねじ収容
    部が立設されるとともに、このねじ収容部の内部にはね
    じ込みのガイドのための案内面が形成されていることを
    特徴とするグロメット。
JP1992071422U 1992-09-18 1992-09-18 グロメット Expired - Lifetime JP2604678Y2 (ja)

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JP1992071422U JP2604678Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 グロメット

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JPH0628318U true JPH0628318U (ja) 1994-04-15
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ID=13460063

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8931988B2 (en) 2008-03-24 2015-01-13 Nifco Inc. Screw grommet
KR101587630B1 (ko) * 2014-11-28 2016-01-21 주식회사 경신 와이어하네스 고정용 그로멧

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8931988B2 (en) 2008-03-24 2015-01-13 Nifco Inc. Screw grommet
KR101587630B1 (ko) * 2014-11-28 2016-01-21 주식회사 경신 와이어하네스 고정용 그로멧

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JP2604678Y2 (ja) 2000-05-22

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