JPH046986Y2 - - Google Patents

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JPH046986Y2
JPH046986Y2 JP1987148783U JP14878387U JPH046986Y2 JP H046986 Y2 JPH046986 Y2 JP H046986Y2 JP 1987148783 U JP1987148783 U JP 1987148783U JP 14878387 U JP14878387 U JP 14878387U JP H046986 Y2 JPH046986 Y2 JP H046986Y2
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lens
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用ランプに関するもので、特に
車両への取り付けが簡単でしかも組み付け状態の
保持が確実な車両用ランプに関するものである。
[従来の技術] 従来の車両用ランプとしては、例えば第5図に
示すように、光を通過屈折させるレンズ部分1′
と、電球を支持するボデイ2′、そしてレンズ
1′とボデイ2′の接合面や車両とランプの接合面
を密閉するパツキン数枚により構成され、以上を
一体に組み上げ、かつ、車両に取り付ける手段に
ビス7により一括して固定していた。すなわち、
レンズ1′外側より挿通したビス7を、ボデイ
2′側のビス孔に貫通係止して仮締め状態にする
ためのビスと、その結果組み立てられたランプを
車両に取り付けるビスを、ビス7に兼用させて車
両に締着する方法をとつていた。
あるいは、上記のようにビスを一括使用せず、
レンズ1′とボデイ2′をまずビスを用いて組み付
け、完成した本体を車体へ取り付ける際に、更に
ビスを追加使用して、締着固定する方法を取つて
いた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の車両用ランプでは、レン
ズ、パツキン及びボデイを、ランプに仮組みする
作業と、ランプを車両に取り付ける作業が必要
で、その時ビスを1本1本締め込む作業を必要と
した。特に、車体への組み付け作業は、車体の形
状の都合により、車両のランプ取り付け面が作業
者の方向を向いているとは限らず、作業者に無理
な取り付け姿勢を要求したり、作業者の手が届き
にくい場所であつたり、あるいは、車体形状に邪
魔されて手探りで取り付けなければならなかつた
りする。この時、ビスが落下しないよう組み立て
に注意を必要とし、工具の取り回しも容易でな
く、組み立て時間も要した。
又、レンズとパツキン及び本体をレンズより貫
通させたビスにより仮締めしたランプを車両への
締着作業を行う際も、少なくとも、その仮締め兼
用のビスを車体に締め込む作業は必要であり、組
み立て時間の短縮にも限界があつた。
更に、ランプをビス等により組み付けた状態
で、搬送すると、搬送時の振動等により緩み、そ
の結果ビス等が脱落して再度組み付けなければな
らない等の不都合もあつた。
[問題を解決するための手段] そこで、ネジによりランプを仮り組みする作
業、車体に取り付ける作業を、短時間で、容易に
するため、レンズに爪を形成し、その爪にボデイ
の仮組み機能と車体取り付けの嵌合機能を持たせ
ることで、煩わしいネジの締着作業の一切いらな
い車両用ランプを提供する。
例えば、第1図に示すように、レンズ1と一体
に爪部1a,1bを形成し、その爪部1a,1b
には、角孔1a−3、図示されない1a−4、そ
してランプ外側向きに爪段部を形成する。
ボデイ2側には、爪部1a,1bを貫通させる
貫通孔2a、図示されない2bを空ける。貫通孔
2a,2bには、フツク2c、図示されない2d
を、フツク根元がランプ内側の貫通孔側壁よりラ
ンプ外側へ向くように突出形成する。
以上のレンズ爪部角孔にボデイ貫通孔フツクを
嵌合すれば容易にランプの組み立てが完了する。
一方、例えば第4図に示すように、車両側5の
取り付け孔へ、組み立てられたランプ6が、レン
ズ爪首部の段により嵌合するように構成する。
ランプ車体嵌装作業をスムーズにするため、位
置決めガイドを本体と一体に形成してある。
以上のように、爪部及び孔部の組み合せを2
組、あるいは、必要に応じて必要数設けるように
構成した事により組み立ておよび嵌装の簡単な車
両用ランプを提供するものである。
[作用] レンズの爪の中間部に形成した角孔に、レンズ
爪を挿入するボデイ部貫通孔側壁に形成したフツ
クが嵌合する事により、仮組み状態にする。
ランプのレンズ部は、光が通過屈折するレンズ
の機能と、嵌合密閉する機能、そして、ランプ仮
組みおよびボデイ嵌着の機能を持つよう構成、形
成してある。
ランプのボデイ部は、電球を保持する機能、光
を反射する機能、レンズより突出した爪に嵌合し
仮組みする機能、車体に取り付ける基台となる機
能に構成、形成してある。
以上の機能が複合化することで、取り付けの簡
素化が行われる。その行程は、 まず、レンズよりボデイ方向に形成した爪に、
ランプとボデイをシールするためのパツキンを挿
入する。パツキンには、レンズ用孔とは別に爪用
孔を形成してありレンズ爪をその爪用孔に挿通す
る。爪部先端はクサビ形状によりスムーズに装着
できる。
次に、爪をボデイ部の貫通孔に挿入する。この
時、レンズ部とボデイ部は、レンズ爪の首部角孔
に、ボデイ貫通孔に設けられたフツクが噛み合う
ことにより嵌合する。又、爪部は、爪自身の弾力
性によりフツクに噛み合うため、容易に解離する
ことはない。この弾力性は、爪部に設けた角孔に
よりつくられる。
重ねて、レンズ爪をパツキン爪用孔に挿入す
る。このパツキンは、ランプと車体側の間をシー
ルするためのものである。又、爪部先端の車体嵌
装用段部により、パツキン爪用孔がひつかかり、
脱落する恐れがない。
以上により、レンズとパツキンとボデイを一体
に保持し、車両用ランプの仮組み状態が完成す
る。この一連の作業は、レンズ爪部を各パーツの
貫通孔に順次挿入していくことによるが、爪部先
端のクサビ形状により各パーツにスムーズに挿入
できる。又、ボデイ部フツクの形状もランプ爪部
の挿入を助けるように挿入面の角を落してある。
最後に仮組み状態の車両用ランプを車体嵌装用
孔に挿入嵌装する。このとき、ボデイ部車体装着
側に伸びている位置決めガイドが、取り付けにく
い車体嵌装孔への嵌着、特に、作業者より車体嵌
装孔が見えにくい場所への嵌装作業時に、ランプ
本体の嵌装孔への案内導入の役目を果たす為のも
のである。又、車両用ランプの嵌装方向を決定す
るための位置決めガイドが設けられている。この
位置決めガイドは、作業者がランプの装着向きを
誤つて仮組みしようとするとしても仮組みできな
いようレンズ爪段部の高さよりやや高く形成して
ある。
また、車両用ランプを装着するとき、各爪部が
内側におさえられつつ挿入されるが、爪部が変形
してボデイ部貫通孔のフツクに爪部角孔が食い込
む方向へ作用するため、車体嵌装時に爪を変形さ
せてもレンズとボデイが解離してしまう事はな
い。
ランプが嵌装されるとレンズと車体の中間に狭
着された両パツキンに均等に嵌着力が作用し、ビ
スどめ時にありがちな締着のばらつきが解消され
る。
[実施例] 第1図に示すように、本体6は、合成樹脂製の
レンズ1、合成樹脂製のボデイ部2、弾力性素材
によるパツキン3,4で構成され、車両側嵌装孔
5に嵌着されるようになつている。
レンズ爪部1a,1bはレンズ1のフランジ部
分より垂直に、車両嵌着方向に向かつて、突設さ
れている。第6図に示すように、爪部1a,1b
の先端は、クサビ形1a−1、図示されない1b
−1になつており、爪1a,1bの根部とクサビ
形部1a−1,1b−1の中間の爪首部1a−
2、図示されない1b−1が、クサビ形部1a−
1,1b−1の外側に段部を形成するために、よ
り1段薄く形成される。この段部は、ランプを車
両嵌装孔に嵌着する部分を受け持つ。したがつ
て、ランプ組み立て後の車体取り付け時に、車体
取り付け孔の端部に嵌合するよう、ボデイおよび
各パツキンの厚みを考慮した位置に設けなければ
ならない。又、それぞれの段部は、ランプ外側に
面して、形成してある。
首部1e,1fには角孔1g,1hが開けられ
ており、ボデイ部2のフツク2g,2hと勘合す
る。なお、爪首部に関しては、他の実施例とし
て、第7図のように首部左右の一部をくびれた様
に形成し、ボデイ部2側のフツクもその形状に合
わせ、嵌着の際には、くびれ部を挟持するような
形としてもよい。いずれにしても爪首部の一部を
細くすることにより、爪首部の一部を細くするこ
とにより、爪首部の柔軟性を高めるようにしてあ
る。
第1図に示すように、レンズ1の周縁部には、
3カ所の位置決め用の切込み1i,1j,1kが
ある。それに対して第2図に示すように、ボデイ
部2には位置決め用ガイド2i,2j,2kが3
箇所形成されている。この位置決めガイドによ
り、レンズ1がボデイ2に誤つた向きに装着でき
ないようにしてある。
パツキン3は、レンズ1とボデイ部6の中間に
嵌着してレンズ1内を密閉するためのものであ
る。パツキン3には、光の通過部分の孔と、レン
ズ爪1a,1bの挿通用孔3a,3bが形成され
ている。
ボデイ部2は、電球を保持するソケツト部分と
光反射面を内部に形成している。そのまわりに、
レンズ部1に嵌合するよう形成されたフランジ部
分に、第6図に示すように、レンズ爪挿通孔2
a、図示されない2bを形成し、その貫通孔2
a,2bの、ボデイ中心部寄り側壁からフツク2
c、図示されない2dを形成している。フツク2
c,2dは、レンズ爪挿入側の角を落してレンズ
爪のスムーズな挿入を助けるように形成してあ
る。
なお、この貫通孔の実施例として、例えば第7
図に示すように貫通孔2a′の、ボデイ中心寄り側
壁の2つの角にフツク2c′,2d′を形成してもよ
い。但し、その時は、レンズ爪部1a′もその形状
に合わせて、クサビ形部1a′−1、首部1a′−
2、切欠部1a′−2,1a′−3を形成するとよ
い。
ボデイ部6の底部より垂直に、車体装着側に向
かつて位置決めガイド2d,2e,2g,2hを
形成している。ガイドは、ランプ外側を先端程細
く形成する。位置決めガイド2fは、ランプ仮組
み時のレンズ爪段部の高さよりやや高く形成して
いる。
パツキン4はランプボデイ6とベース部5の隙
間を密閉するためのもので、レンズ爪1a,1b
の挿通用孔4a,4bが形成されている。パツキ
ン4は仮組み最終行程のパーツで、車体嵌装前
は、爪部1a,1bの首部1e,1fによつて脱
落しないようになつている。
又、車両側嵌着孔は、ランプボデイ6の位置決
めガイド2d,2e,2g,2hの外側面を基準
として、レンズ爪が嵌着できるような輪郭により
形成されている。
[効果] この考案は、以上のような構成を有する車両用
ランプであるから、ネジ類を用いた締め付けによ
り組み立てる必要がなく、容易に車両用ランプア
ツシーに組み上げる事ができる。同様に、車体に
対してもネジ類を用いず、容易に組み付けること
ができる。従つて、組み付け時間が短縮できると
共に、部品点数を減らすことができ、その結果、
コストを引き下げることができる。
ランプアツシーに組み付けるための爪部の角孔
を設けることが、爪部に容易に柔軟性、弾力性を
与えることができ、ベースに組み付ける際の作業
性及び、嵌合の安定性に寄与する。
さらに、ランプアツシーに組み付けるための角
孔と、ベースに組み付けるための外の爪が一つの
爪に集約一体化されており、その結果、スペース
の節約及び、又、支持点の一括化による安定が得
られ、その上、確実に組み付けることができる効
果を呈する。
又、レンズと車体の中間に狭着された両パツキ
ンに均等に嵌着力が作用し、ビス留め時にありが
ちな締着のばらつきが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のランプの構成図、第2図
は、本レンズを上面より眺めた図、第3図は、本
考案のランプの断面図、第4図は、本ランプを車
体に取り付ける時の構成図を示す。第5図は、従
来例の断面図である。第6図は、本考案の実施例
における爪部の拡大図、第7図は、爪部の他の実
施例である。 符号の説明、1……樹脂レンズ、1a,1b…
…爪部、1c,1d……爪部先端、1e,1f…
…爪部首、1g,1h……爪部角孔、1i,1
j,1k……位置決め用切込み、2……ボデイ、
2a,2b……挿通孔、2c,2d……嵌合用フ
ツク、2d,2e,2g,2h……嵌装用ガイ
ド、2f……ボデイ位置決めガイド、2i,2
j,2k……レンズ位置決めガイド、3,4……
パツキン、5……車両嵌装孔、6……ランプアツ
シー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レンズと一体に形成された爪部により車体に係
    合固定させる車両用ランプにおいて、 レンズの爪部にはクサビ形部と切欠部が一体に
    形成されており、又、ボデイには挿通孔と嵌合用
    フツクとが一体に形成されており、前記レンズの
    爪部は前記ボデイの挿通孔に挿通され、挿通孔の
    嵌合フツクが爪部の切欠部に嵌合し、爪部のクサ
    ビ形部が車体に係合されるよう構成されたことを
    特徴とする車両用ランプ。
JP1987148783U 1987-09-29 1987-09-29 Expired JPH046986Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987148783U JPH046986Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

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JP1987148783U JPH046986Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

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Publication Number Publication Date
JPH0280037U JPH0280037U (ja) 1990-06-20
JPH046986Y2 true JPH046986Y2 (ja) 1992-02-25

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JPS5723232Y2 (ja) * 1977-04-07 1982-05-20

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