JP3017438U - 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造 - Google Patents

筒形部材と枠部材の嵌合固着構造

Info

Publication number
JP3017438U
JP3017438U JP1995004951U JP495195U JP3017438U JP 3017438 U JP3017438 U JP 3017438U JP 1995004951 U JP1995004951 U JP 1995004951U JP 495195 U JP495195 U JP 495195U JP 3017438 U JP3017438 U JP 3017438U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame member
tubular member
rigid frame
thin plate
fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995004951U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 小峰
Original Assignee
山田照明株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山田照明株式会社 filed Critical 山田照明株式会社
Priority to JP1995004951U priority Critical patent/JP3017438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017438U publication Critical patent/JP3017438U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板製筒形部材と剛性枠部材の締結箇所の過
剰な締結力にともなう剛性枠部材の破損を防止する。ま
た、薄板製筒形部材と剛性枠部材の嵌合固着に熟練や精
密度を必要としないようにする。 【構成】 薄板製筒形部材1の内側または外側に剛性枠
部材2が嵌合固定されたものにおいて、薄板製筒形部材
1の周上複数箇所にコの字ないしU字形の切り込み4を
有し、その切り込み4の内側に形成された舌片5と剛性
枠部材2を貫く締結部品8で薄板製筒形部材1と剛性枠
部材2が締結されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筒形部材と枠部材を嵌合したもの、特に、薄板製の筒形部材の内側 または外側に剛性を有する枠部材をはめたものにおける筒形部材と枠部材の固着 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、天井埋込型の照明器具は、灯器本体を成す筒形部材を鋼あるいはアル ミニウムの薄板で成形し、灯器本体の開口部の内側に枠部材を嵌め込み、灯器本 体と枠部材を固着している。枠部材は、灯器本体内部の反射笠および灯器本体開 口部の光制御部材を取付けるためのベースであると共に、灯器本体の開口縁を飾 る化粧部材を兼ねるので、一般に硬質合成樹脂の型成形品である。そして灯器本 体と枠部材は、灯器本体の周上複数箇所において両部材を貫く締結部品、例えば ボルト、ビス、タッピンねじ、あるいはリベットなどで固着している。
【0003】 上記筒形部材は、成形歪みのために開口部の真円度に欠ける。また、枠部材は 、型成形後の冷却にともなう収縮、および歪みを生じるので、互いにはめ合わせ 難いことがある。そこで、歪み等の誤差を見越して筒形部材と枠部材のはめ合わ せ部分に少し余裕を持たせている。すなわち、両部材間に隙間を設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のように筒形部材と枠部材の間に隙間があるため、往々剛性枠 部材が薄板製筒形部材に対し偏って固着されることがある。この剛性枠部材が薄 板製筒形部材に対し偏っていることに気付かずに、隙間が開いている側に位置す る締結部品を締付けると、剛性枠部材が薄板製筒形部材に無理に引付けられる結 果、剛性枠部材に過剰な締結力が加わって剛性枠部材にひびが入り締結不良とな る。極端な場合は剛性枠部材が締結箇所で割れてしまうことがある。
【0005】 薄板製筒形部材の周上の複数箇所に存在する全締結部品を平均に締付ければ上 記の問題は起きないが、全締結部品を平均に締付ける作業は熟練と精密度が必要 である。本考案は、従来の薄板製筒形部材と剛性枠部材の嵌合固着構造における 上記締結部品の締付けにともなう問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、薄板製筒形部材の内側または外側に剛 性枠部材が嵌合固定されたものにおいて、薄板製筒形部材の周上複数箇所にコの 字ないしU字形の切り込みを設け、その切り込みの内側に形成された舌片と剛性 枠部材を貫く締結部品で薄板製筒形部材と剛性枠部材を締結するように構成した ものである。
【0007】
【作用】
締結部品を締付けたとき剛性枠部材が薄板製筒形部材に対し偏っても、締結部 品を挿通支持している舌片のうち隙間が開いた側に位置する舌片は、締結部品の 締付けにともなって剛性枠部材の方に撓み、剛性枠部材に過剰な締結力を波及さ せない。
【0008】
【実施例】
図1は本考案に係る筒形部材と枠部材の嵌合固着構造を実施した天井埋込型照 明器具を示したもので、灯器本体を成す筒形部材1の開口部の内側に枠部材2が 嵌め込まれている。筒形部材1の中には、光源ランプ3、その他図に省略した反 射笠、遮熱板、ソケット、コード接続端子等が装着されている。筒形部材1は鋼 あるいはアルミニウムの薄板で成形されている。枠部材2は、反射笠および筒形 部材1の開口部の光制御部材を取付けるためのベースであると共に、筒形部材1 の開口縁を飾る化粧部材2Aを兼ねる硬質合成樹脂のモールド成形品である。
【0009】 筒形部材1の周上複数箇所に逆U字形の切り込み4が設けられている。切り込 み4はコの字形でもよい。また、切り込み4の向きも任意である。その切り込み 4の内側に形成された舌片5の中央に、図2に示すように締結部品通し穴6が開 いている。その穴6に対応して枠部材2にも締結部品通し穴7が開いている。そ の対応穴6・7を貫いて締結部品としてのリベット8を挿通し(図2A参照)、 かしめ固着している(図2B参照)。締結部品は、図示のリベット8の他、ボル ト、ビス、あるいはタッピンねじのこともある。したがって、枠部材2の側の締 結部品通し穴7にねじを形成することがある。
【0010】 図2Aのように筒形部材1と枠部材2の間に隙間Sがある場合、リベット8を 締結すると図2Bのように、舌片5が撓んで枠部材2に引付けられて枠部材2に 過剰な締結力が加わることがない。図中9は天井板である。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、薄板製筒形部材の内側または外側に剛性枠部材が嵌合固定されたも のにおいて、薄板製筒形部材の周上複数箇所にコの字ないしU字形の切り込みを 設け、その切り込みの内側に形成された舌片と剛性枠部材を貫く締結部品で薄板 製筒形部材と剛性枠部材を締結するように構成したから、薄板製筒形部材と剛性 枠部材の締結箇所に過剰な力が加わることがなくて剛性枠部材の破損を防止でき る。また、薄板製筒形部材と剛性枠部材の嵌合固着に、特に熟練や精密度を必要 としない組立て上の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る筒形部材と枠部材の嵌合固着構造
を実施した天井埋込型照明器具の一部縦断正面図。
【図2】要部の締結前(A)、および締結後(B)の拡
大縦断面図
【符号の説明】
1 筒形部材 2 枠部材 3 光源ランプ 4 切り込み 5 舌片 6・7 締結部品通し穴 8 締結部品(リベット)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板製筒形部材の内側または外側に剛性
    枠部材が嵌合固定されたものにおいて、薄板製筒形部材
    の周上複数箇所にコの字ないしU字形の切り込みを有
    し、その切り込みの内側に形成された舌片と剛性枠部材
    を貫く締結部品で薄板製筒形部材と剛性枠部材が締結さ
    れていることを特徴とする筒形部材と枠部材の嵌合固着
    構造。
JP1995004951U 1995-04-26 1995-04-26 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造 Expired - Lifetime JP3017438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004951U JP3017438U (ja) 1995-04-26 1995-04-26 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004951U JP3017438U (ja) 1995-04-26 1995-04-26 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3017438U true JP3017438U (ja) 1995-10-31

Family

ID=43152918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995004951U Expired - Lifetime JP3017438U (ja) 1995-04-26 1995-04-26 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017438U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3017438U (ja) 筒形部材と枠部材の嵌合固着構造
JP2555666Y2 (ja) 自動車用ルームランプ
JPH0142246Y2 (ja)
JPH046986Y2 (ja)
JPH0716018U (ja) ポップナットおよびポップナットの取付構造
JPH0533401Y2 (ja)
CN219995188U (zh) 灯具线材的防拉装置及灯具
JPH06231607A (ja) 天井埋込型の照明器具
JPH07189556A (ja) 戸枠の隙間調整具および隙間調整方法
US10234109B1 (en) Single-piece end cap
JPH0132627Y2 (ja)
JPS5832171Y2 (ja) 照明器具
JP2548042Y2 (ja) 照明器具のアクセサリーの取付構造
JPH08151748A (ja) 樋支持具
JP3015258U (ja) パネル取付用窓枠
JPS5941531Y2 (ja) 埋込開放形照明器具
JP2601346Y2 (ja) 分岐接続箱
JPH03179607A (ja) 埋込型照明器具
JP2021181261A (ja) 乗物室内用照明装置の取り付け構造
JPS5915179Y2 (ja) スピ−カの取り付け構造
JP2548043Y2 (ja) 照明器具のアクセサリーの取付構造
JPH067704B2 (ja) スピ−カ装着方法
JP3018210U (ja) キャリア用バー固定具
JPS6254205B2 (ja)
JPH0128566Y2 (ja)