JPH038802Y2 - - Google Patents

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JPH038802Y2
JPH038802Y2 JP1985074380U JP7438085U JPH038802Y2 JP H038802 Y2 JPH038802 Y2 JP H038802Y2 JP 1985074380 U JP1985074380 U JP 1985074380U JP 7438085 U JP7438085 U JP 7438085U JP H038802 Y2 JPH038802 Y2 JP H038802Y2
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JP1985074380U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車等において外装部品
をボデイに固定する際に用いられるフアスナーの
改良に関する。
【従来の技術】
従来この種フアスナーとしては、例えば、実開
昭55−120818号公報にあるいは、第9図乃至第1
2図に示されるように、中心の孔1を取囲む複数
の脚部2を備え、パネル3に形成された孔3Aに
表側から挿入されるクリツプ4と、先端に拡径頭
部5を備え、且つ被取付部材6に固着され、前記
パネル3の孔3Aに挿入された状態のクリツプ4
の孔1に表側から圧入されることによつて、前記
パネルの裏側で、前記拡径頭部5により脚部2を
拡開させるスタツド7と、からなり、拡開された
前記脚部2と前記パネル3の裏面3Bとの係合に
よりクリツプ4の抜け止めが、又、前記脚部2内
周と前記拡径頭部5の基端側角部5Aの係合によ
り該スタツド7の抜け止めが、それぞれ形成され
るフアスナー8がある。 このようなフアスナー8において、スタツド7
がクリツプ4から又、クリツプ4がパネル3から
それぞれ抜け難いようにするためには、第12図
に示される、拡径頭部5の基端側端面5Bと脚部
2の内周面2Aとのなす角度α及び脚部2と外周
面2Bとパネル3の裏面3Bとのなす角度βが、
できるだけ小さいのが望ましい。 しかしながら、前記クリツプ4及びスタツド7
の形状は、クリツプ4の孔1内にスタツド4を圧
入可能、且つ、脚部2が押し広げられ、更に拡径
頭部5が抜け出ないようにするという条件を成立
させるために、前記α及びβの角度を小さくする
ことは限界があつた。 従つて、抜け荷重、特にスタツド7がクリツプ
4から抜け出すための抜け荷重を大きくできない
ことから、パネル等の外装部品の取付けを確実に
するためには、多数のフアスナーを用いなければ
ならないという問題点があつた。 又、クリツプ4にスタツド7を圧入する際は、
拡径頭部5と脚部2の内周面2Aとの係合関係に
おいて、節度感を得られないので、組付け作業時
には過剰な押し込み荷重及び作業時間が必要であ
り、組付け作業能率が低くなるという問題点があ
つた。 これに対して、例えば実開昭59−14120号公報
に示されるように、円筒状のクリツプ一部に、そ
の嵌合ピン(スタツド)との関係において、径方
向に拡縮可能の拡縮部を設け、該拡縮部が外方に
突出することによつてパネルに係合し、更に、嵌
合ピン先端の拡径頭部における基端側端面がスタ
ツド中心軸と直交する面においてガイドピン(ク
リツプ)の先端面に係合して、嵌合ピンの抜け止
めを形成するようにしたものがある。 しかしながら、この特開昭59−141210号公報に
記載されるクリツプは、予めガイドピンと嵌合ピ
ンを嵌合した状態でセツトしなければならず、汎
用性が低いという問題点があると共に、拡縮部の
突出部位置が一義的に決定されているので、取付
け側、即ちボデイ側の板厚が変わるごとに異なる
サイズの嵌合ピンを用意しなければならないとい
う問題点があり、更に形状が複雑であり、コスト
高となるという問題点がある。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、簡単な構造で、汎用性が高く、且
つ、クリツプ及びスタツドの抜け荷重を大きくす
ることができるようにしたフアスナーを提供する
ことを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、中心の孔を取囲み、且つ、相互に
分離独立して開閉可能な複数の脚部を備え、パネ
ルに形成された孔に表側から挿入されるクリツプ
と、先端に拡径頭部を備え、且つ被取付部材に固
着され、前記パネルの孔に挿入された状態のクリ
ツプの孔に表側から圧入されることによつて、前
記パネルの裏側で、前記拡径頭部により前記クリ
ツプの脚部を拡開させるスタツドと、からなり、
拡開された前記脚部と前記パネル裏面との係合に
よりクリツプの抜け止めが、又、前記脚部内周と
前記拡径頭部の基端側角部の係合により該スタツ
ドの抜け止めが、それぞれ形成されるフアスナー
において、前記クリツプの複数の脚部のうち一部
の脚部に、締結時における前記拡径頭部に対し
て、半径方向に実質的に非係合となる逃げ部を形
成すると共に、該拡径頭部の基端側端面に対向係
合する端面を形成することにより上記目的を達成
するものである。 又、前記端面を、前記一部の脚部の先端側を切
断して形成することにより上記目的を達成するも
のである。
【作用】
この考案においては、クリツプの脚部の一部が
スタツドの拡径頭部に押し広げられてパネル側に
係合して抜け止めを構成すると共に、該クリツプ
の他の脚部が拡径頭部に一旦押し広げられた後に
元に復帰し、その端面が、該クリツプを嵌通して
反対側に突出したスタツドの拡径頭部における基
端側端面に係合することによつて、スタツドの確
実な抜け止めが形成される。しかも、拡径頭部が
大きくなる程、これにより脚部が大きく押し広げ
られて、締結力が大きくなり、しかも、拡径頭部
と脚部の端面との係合代が大きくなる。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 この実施例は、第1図乃至第7図に示されるよ
うに、中心の孔10を取囲む複数の脚部12,1
4を備え、パネル16に形成された孔16Aに表
側から挿入されるクリツプ18と、先端に拡径頭
部20を備え、且つ、被取付部材22に固着さ
れ、前記パネル16の孔16Aに挿入された状態
のクリツプ18の孔10に表側から圧入されるこ
とによつて、前記パネル16の裏側で、前記拡径
頭部20により前記クリツプ18の脚部12を拡
開させるスタツド24と、からなり、拡開された
前記脚部12と前記パネル16の裏面16Bとの
係合によりクリツプ18の抜け止めが、又、前記
脚部12内周と前記拡径頭部20の係合により該
スタツド24の抜け止めが、それぞれ形成される
フアスナー26において、前記クリツプ18の一
部の脚部14に、締結時における前記拡径頭部2
0の基端側端面20Bに対向係合する端面14A
を形成したものである。図の符号27はクリツプ
18の鍔部を示す。 ここで、前記端面14Aは前記一部の脚部14
の先端側を切断して、他の脚部12よりも短くす
ることによつてその先端に形成されている。 即ち、この実施例においては、従来全数押し広
げられていた脚部のうちの一部の脚部12がスタ
ツド24の拡径頭部20に押し広げられて、且
つ、その内周面12Aが、押し広げられた状態で
拡径頭部20の基端側角部20Aに係合すること
によつて押し広げられた状態が維持される。 又、他の脚部14は、その先端側が切除されて
脚部12よりも短くされ、スタツド24の圧入過
程においては、その拡径頭部20によつて弾性変
形して押し広げられるが、締結位置では押し広げ
られることなく、径方向に弾性復帰して、拡径頭
部20の基端側端面20Bよりもパネル16側に
ある端面14Aが、貫通突出した拡径頭部20の
基端側端面20Bに大きな係合代で係合すること
によつて、スタツド24の確実な抜け止めを構成
するものである。 即ち、この実施例においては、パネル16側に
係合するための脚部12と、スタツド24に係合
するための脚部14とに、その機能が分離されて
いるので、脚部12を大きく拡開しながら、脚部
14の端面をスタツド24に大きな係合代で、軸
方向に係合させることができる。 又、この実施例においては、スタツド24のク
リツプ18への圧入時に、拡径頭部20の基端側
角部20Aが、脚部14の端面14A側に突出す
る時、脚部14が径方向内側に戻つて、圧入荷重
が急激に減少する。 即ち、スタツド24の圧入時に圧入完了時点の
節度感を得ることができる。 この実施例においては、クリツプ18の裏面側
に突出したスタツド24の拡径頭部20における
基端側端面20Bが、脚部14の先端に形成され
た端面14Aに、大きな係合代で確実に面当りす
るので、スタツド24の抜け荷重を大幅に向上さ
せることができる。 又、該スタツド24がほとんど抜けることがな
いので、このスタツド24の拡径頭部20によつ
て押し広げられている脚部12がパネル16の裏
面16Bに係合している状態は確実に維持され
て、クリツプ18の抜け荷重も増大される。 ここで、拡径頭部20が大きい程、これにより
脚部12が大きく広げられ、しかも、締結状態に
なつて脚部14が弾性復帰したとき、基端側端面
20Bと端面14Aの係合代が大きくなる。 なお上記実施例において、脚部14の端面14
Aを該脚部14を他の脚部12における先端側を
切除することによつて形成されているが、本考案
はこれに限定されるものでなく、脚部14は、ス
タツド24の圧入終了状態で拡径頭部20に対し
て半径方向に実質的に非係合となる逃げ部を備え
(上記実施例では脚部14の先端側を切除するこ
とによつて逃げ部としている)、且つ、拡径頭部
20の基端側端面20Bと係合する端面を備える
ものであればよい。 従つて、例えば、第8図に示されるように、一
部の脚部28の内周面に、圧入完了状態の拡径頭
部20が収納される凹所30(逃げ部)を形成
し、これによつて、脚部28と拡径頭部20が半
径方向に実質的に非係合となり、且つ、該凹所の
端面28Aが拡径頭部20の基端側端面20Bに
面当りするように構成してもよい。 この実施例の場合は、部品での保存時における
クリツプの損傷を少なくすることができると共
に、クリツプのパネルへの挿入を容易とすること
ができる。 又、上記実施例において、脚部12及び14は
それぞれ2本ずつ形成されているが、本考案はこ
れに限定されるものでなく、脚部12はパネル1
6に確実に係合し、且つ脚部14はスタツド24
の拡径頭部20における基端側端面20Bに確実
に面当りできるものであれば、その数は限定され
ない。
【考案の効果】
本考案は上記のように構成したので、スタツド
のクリツプからの抜け荷重を飛躍的に増大させ
て、該スタツドのクリツプからの抜け止め及びク
リツプのパネル側からの抜け止めを確実にするこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフアスナーの実施例にお
けるクリツプを示す斜視図、第2図は第1図にお
ける−線視図、第3図は第1図の−線に
沿う断面図、第4図及び第5図は第2図の−
線及び−線に沿う断面図、第6図及び第7図
は同実施例フアスナーの取付け状態を示す断面
図、第8図は本考案の第2実施例を示す第7図と
同様の断面図、第9図は従来のフアスナーにおけ
るクリツプを示す斜視図、第10図は第9図の
−線に沿う断面図、第11図は同従来のフアス
ナーの組付け前の状態を示す第10図XI−XI線相
当部分の断面図、第12図は同従来のフアスナー
の組付け状態を示す断面図である。 10,16A……孔、12,14,28……脚
部、12A……内周面、14A,28A……端
面、16……パネル、16B……裏面、18……
クリツプ、20……拡径頭部、20B……基端側
端面、22……被取付部材、24……スタツド、
26……フアスナー、30……凹所(逃げ部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中心の孔を取囲み、且つ、相互に分離独立し
    て開閉可能な複数の脚部を備え、パネルに形成
    された孔に表側から挿入されるクリツプと、先
    端に拡径頭部を備え、且つ被取付部材に固着さ
    れ、前記パネルの孔に挿入された状態のクリツ
    プの孔に表側から圧入されることによつて、前
    記パネルの裏側で、前記拡径頭部により前記ク
    リツプの脚部を拡開させるスタツドと、からな
    り、拡開された前記脚部と前記パネル裏面との
    係合によりクリツプの抜け止めが、又、前記脚
    部内周と前記拡径頭部の係合により該スタツド
    の抜け止めが、それぞれ形成されるフアスナー
    において、前記クリツプの複数の脚部のうち一
    部の脚部に、締結時における前記拡径頭部に対
    して、半径方向に実質的に非係合となる逃げ部
    を形成すると共に、該拡径頭部の基端側端面に
    対向係合する端面を形成したことを特徴とする
    フアスナー。 (2) 前記端面を、前記一部の脚部の先端側を切断
    して形成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のフアスナー。
JP1985074380U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH038802Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589834Y2 (ja) * 1993-02-04 1999-02-03 ポップリベット・ファスナー株式会社 物品の取付構造
JP5243749B2 (ja) * 2007-08-09 2013-07-24 株式会社ニフコ クリップ及び支持部材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54117863A (en) * 1978-02-14 1979-09-12 Ai Tei W Do Furansu Fixed parts removable and reusable free from loss by separation

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