JP2564252Y2 - クリップ及びこのクリップによって連結されるテレビジョン受信機と載置台との固定構造 - Google Patents

クリップ及びこのクリップによって連結されるテレビジョン受信機と載置台との固定構造

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JP2564252Y2
JP2564252Y2 JP5986392U JP5986392U JP2564252Y2 JP 2564252 Y2 JP2564252 Y2 JP 2564252Y2 JP 5986392 U JP5986392 U JP 5986392U JP 5986392 U JP5986392 U JP 5986392U JP 2564252 Y2 JP2564252 Y2 JP 2564252Y2
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大輔 山田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2個の部材を結合する
ためのクリップと、このクリップによって連結されるテ
レビジョン受信機と載置台の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デザイン的見地より、テレビジョ
ン受信機は専用の載置台に載置することが好まれ、広く
実施されるようになり、種々の専用載置台が提案され、
また広く普及している。これに伴い、簡単に載置台を組
立て固定するためのクリップが種々提案されている。
【0003】この一例として、図8及び図9に示すクリ
ップは、2個の板状部材70、72を互いに結合するた
めのものであり、雌部材74と雄部材76とによって構
成されている。雌部材74を構成する筒型胴部78の下
端部には、下端面を開口部とし、上方へ向けて図示しな
い複数のスリットが形成され、これによって、拡径可能
な切割片82が形成されている。この切割片82は肉厚
方向と直交する面における断面が略円弧状にされてい
る。板状部材70、72を結合する前には、切割片82
の先端が雄部材76の軸部84の頭部86と反対側に形
成された凹部90内に入り込んでおり、雄部材76の雌
部材74からの抜け出しが阻止されている。
【0004】クリップによって板状部材70、72を結
合する場合には、図8に示す如く、雌部材74の筒型胴
部78を板状部材70、72の貫通孔88に挿入すると
共に、この貫通孔88と連通された嵌入部89に雌部材
74の鍔部80を嵌入する。さらに、図9に示す如く、
頭部86が鍔部80に嵌入されるまで雄部材76を筒型
胴部78内に挿入する。この挿入過程において、切割片
82の先端部と軸部84のテーパ84Aとが摺動して切
割片82が次第に拡径する。この挿入動作により頭部8
6が鍔部80に嵌入されたときに、テーパ84A近傍に
形成されたリング溝92に切割片82の先端部が嵌入さ
れて、切割片82の拡径部が板状部材72の貫通孔88
の縁部に圧接され、この拡径部と鍔部80とによって板
状部材70、72が挟持されて各々が結合される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクリップでは、板状部材70、72とを離間させる
矢印Aの力が作用した場合には、切割片82と貫通孔8
8の周縁部との当接部Xに切割片82を矢印A方向に押
し下げる力が働く。そのため、切割片82は間隔Lだけ
頭部84方向へ絞り込まれ、切割片82の先端部がリン
グ溝92から抜け出て板状部材70、72とが離間する
おそれがある。
【0006】さらに上記従来のクリップでは、頭部86
を鍔部80に嵌入させる前の図8の状態においても、切
割片82の外径寸法が貫通孔88の径寸法よりも大きく
なっているため、クリップを貫通孔88に貫通する際に
切割片82が貫通孔88の内壁と干渉して、クリップの
貫通孔88に対する挿入及び抜き取りが円滑に行えない
という不具合がある。
【0007】本考案は上記事実を考慮し、雄部材と雌部
材との結合力を大きくし、また、雌部材の貫通孔への挿
入及び抜き取りが円滑に行なえるクリップを得ることを
目的としている。さらに、このクリップを利用して、簡
単にテレビジョン受信機と載置台とを固定できるテレビ
ジョン受信機と載置台との固定構造を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクリッ
プは、互いに重なりあった第1部材と第2部材とを貫通
する貫通孔に挿通される筒型胴部と、この筒型胴部の上
端部外周から延出されかつ前記筒型胴部が前記貫通孔に
挿通された状態で前記第1部材の貫通孔の挿入口を拡径
した収容孔と係合する鍔部と、前記筒型胴部の下端面を
開口部とし上端部へ向けてスリットを複数個形成するこ
とにより形成され拡径する方向へ弾性変形可能な切割片
と、前記切割片の内壁先端部に形成された第1の突部
と、を有する雌部材と、前記鍔部に形成された嵌合孔と
嵌合可能な頭部と、前記頭部と一体とされ前記筒型胴部
内を軸方向へ往復移動可能とされると共に前記嵌合孔と
前記頭部とが嵌合したときに前記第1の突部と係合して
前記切割片を前記第2部材の貫通孔の周縁部に係合した
状態に拡径させる第1の係合部が形成された軸部と、を
有する雄部材と、からなるクリップにおいて、前記切割
片の内壁の前記第1の突部よりも前記鍔部側の部位に形
成された第2の突部と、前記第2の突部と対応する前記
切割片の外壁側に形成された段部と、前記軸部に形成さ
れ前記頭部が前記嵌合孔と嵌合したときに前記第2の突
部と係合して前記段部が前記第2部材の前記貫通孔の周
縁部と係合するように前記切割片を拡径させる第2の係
合部と、を有することを特徴としている。
【0009】請求項2に記載のクリップは、前記筒型胴
部の外径寸法を、前記軸部の頭部と前記鍔部の嵌合孔と
が嵌合する前において前記貫通孔の内径寸法以下となる
ようにしたことを特徴としている。
【0010】請求項3に記載のクリップは、前記頭部の
外周下面から下方に向けて突設された係合片と、前記鍔
部の嵌合孔の底面に設けられ円周方向へ傾斜し、前記係
合片を回動させながら前記底面へガイドするカム面と、
前記頭部の上面に設けられねじ締め部材で頭部を回動可
能とするねじ穴と、を有することを特徴としている。
【0011】請求項4に記載のテレビジョン受信機と載
置台との固定構造は、テレビジョン受信機を載置する載
置台を構成する天板と側板の互いに重なり合った部位を
貫通する貫通孔と、前記貫通孔に挿通され天板と側板と
を固定する前記クリップと、前記テレビジョン受信機の
載置面に設けられ前記クリップの頭部の上面に設けられ
た円筒体の内周部と嵌合する凸部と、を有することを特
徴としている。
【0012】請求項5に記載のテレビジョン受信機と載
置台との固定構造は、テレビジョン受信機を載置する載
置台を構成する天板と側板の互いに重なり合った部位を
貫通する貫通孔と、前記貫通孔に挿通され天板と側板と
を固定する前記クリップと、前記テレビジョン受信機の
載置面に設けられ前記クリップの頭部の上面に設けられ
た円筒体の外周部と嵌合する筒状突起と、を有すること
を特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に記載のクリップにより、第1部材と
第2部材とを結合するには、雌部材を各部材を貫通する
貫通孔に挿入する。これにより、鍔部が第1部材の収容
孔と係合し、また、筒型胴部が第2部材の貫通孔内に位
置する。ここで、雄部材を雌部材に、頭部が鍔部の嵌合
孔と嵌合するまで押し込む。
【0014】これによって、軸部が筒型胴部内を移動し
て、軸部の先端に形成された第1の係合部が、筒型胴部
の下端部に形成された切割片の内壁に形成された第1の
突部と係合し、切割片を拡径させる。これと同時に、軸
部に形成された第2の係合部が、切割片の内壁に形成さ
れた第2に突部と係合し、切割片の外壁に形成された段
部を第2部材の貫通孔の周縁部に押し付け係合させる。
【0015】このため、切割片は、第1の係合部と第2
の係合部とによって外方へ拡径されるので、段部と第2
部材の貫通孔の周縁部との係合状態が確実に保持され
る。また、雌部材に引抜き方向の力が作用しても、切割
片は、第2の係合部に支持されているので、内側へ撓む
ことがないので、貫通孔から抜け出すことがない。
【0016】また、請求項2に記載のクリップでは、雌
部材の筒型胴部の外径寸法が、軸部の頭部と鍔部の嵌合
孔が嵌合する前において貫通孔の内径寸法以下となるよ
うに設定されているので、2個の部材の結合作業及び結
合の解除作業を円滑にできる。
【0017】さらに、請求項3に記載のクリップでは、
ドライバー等のねじ締め部材をねじ穴に嵌め、雄部材の
頭部を回動させながら挿入することができるので、挿入
作業が容易となる。この時、頭部の外周下面に設けられ
た係合片が、鍔部の嵌合孔の底面に設けられたカム面に
沿ってガイドされるので、正確に雄部材を雌部材へ挿入
できる。
【0018】また、請求項4に記載のテレビジョン受信
機と載置台との固定構造では、天板と側板の互いに重な
り合った部位を貫通する貫通孔にクリップが挿通され載
置台が組立てられる。このクリップの雄部材の頭部の上
面に設けられた円筒体の内周部へ、テレビジョン受信機
の載置面に設けられた凸部を嵌合するだけで、簡単にテ
レビジョン受信機を載置台に組付け固定できる。
【0019】さらに、請求項5に記載のテレビジョン受
信機と載置台との固定構造では、クリップの頭部の上面
に設けられた円筒体の外周部と嵌合する筒状突起が設け
られている。このため、テレビジョン受信機を載置台に
載せるだけで、簡単にテレビジョン受信機を載置台に組
付け固定できる。
【0020】
【実施例】以下に本考案の第1実施例に係るクリップを
図1乃至図3を用いて説明する。
【0021】図3に示す如く、板状部材12、14とを
互いに結合するクリップCは、プラスチック製の雌部材
16と、この雌部材16に挿入されたプラスチック製の
雄部材18とによって構成されている。図1にも示す如
く、雄部材18は、軸部20と軸部20の一端部に一体
に設けられた頭部22とを備えており、頭部22は、円
板状の嵌入部26及びこの嵌入部26の略中央部に軸部
20と反対側へ突設され底部にねじ穴30が形成された
円筒部28を備えている。嵌入部26は、軸部20を挟
んで略180度の中心角で対向配置された一対の係合片
24を備えている。
【0022】前記軸部20は、頭部22側が大径軸部2
0Aとされ、頭部22と反対側が大径軸部20Aよりも
小径とされた小径軸部20Bとされている。小径軸部2
0Bの頭部22と反対側の端部には、頭部22と反対側
へ向けて次第に小径とされるテーパ32が形成されてお
り、テーパ32の先端にこの先端よりも大径とされた底
部34を底部とする略円錐台状の係止部36が設けられ
ている。底部34とテーパ32との間には、回動阻止板
38が軸部20の周方向に沿って複数個配置されてお
り、この回転阻止板38、テーパ32及び底部34によ
って係止凹部40が形成されている。本実施例では、係
止凹部40は、4個形成されている。
【0023】前記テーパ32の大径部には、軸部20の
半径方向へ突出する略円弧状の突部42が周方向に沿っ
て複数個形成されている。この突部42及びテーパ32
は第1の係合部31を構成している。さらに軸部20の
突部42よりも頭部22側の部位には、第2の係合部と
してのリング状の突部44が形成されている。
【0024】上記雄部材18が挿入される雌部材16
は、略円筒状の筒型胴部50を備えており、この筒型胴
部50には、筒型胴部50の一端部外周面から半径方向
へ延出された円筒状の鍔部52が形成されている。図2
に示す如く、筒型胴部50の外径寸法は、板状部材1
2、14とを貫通する貫通孔13の内径寸法よりも若干
小さくされている。これによって、筒型胴部50は貫通
孔13へ容易に挿入できる。また、鍔部52は、板状部
材12に形成され貫通孔13と連通する嵌入凹部15に
嵌入されるようになっている。
【0025】筒型胴部50は、鍔部52側が大径胴部5
0Aとされており、鍔部52と反対側が大径胴部50A
よりも小径の小径胴部50Bとされている。小径胴部5
0Bの先端部には、小径胴部50B側が大径胴部50A
の外径と略同一の寸法とされ、頭部22と反対側へ向け
て次第に小径とされるテーパ66が形成されている。
【0026】前記鍔部52には、筒型胴部50内と連通
され内径寸法が嵌入部26の径寸法よりもわずかに大き
くされた円状の嵌合孔54が形成されている。図1に示
す如く、この嵌合孔54の底部54Aには、嵌合孔54
の内周面に沿ってカム56が4箇所に形成されている。
これらのカム56は底部54Aと直交する段部56Aを
備えており、この段部56Aは、筒型胴部50の開口部
50A周縁から半径方向外方へ延出されかつ90度の中
心角度で各々配置されている。各々のカム56には、こ
の段部56Aから底部54Aへ向けて下方へ傾斜するカ
ム面56Bが形成されている。前記係合片24は、所定
のカム56のカム面56Bにガイドされて移動され前記
所定のカム56に隣接するカム56の段部56Aに当接
されるようになっている。
【0027】筒型胴部50の前記鍔部52と反対側の端
部には、筒型胴部50の下端面を開口部とし小径胴部5
0Bの中間部まで筒型胴部50の軸方向に沿ってスリッ
トを複数個形成することにより、切割片62が形成され
ている。この切割片62は、拡径する方向(外方向)へ
弾性変形可能とされている。本実施例では4個の切割片
62が形成されており、これらの先端部が係合凹部40
内に配置されている。なお、切割片62の先端部と底部
34とが当たることにより雄部材18の雌部材16から
の抜け止めが阻止される。
【0028】図2及び図3に示す如く、各々の切割片6
2の内壁の先端部には、第1の突部64が形成されさら
に切割片62の第1の突部64よりも鍔部52側の部位
に第2の突部68が形成されており、これらの第1の突
部64、第2の突部68は、頭部22が嵌合孔54に嵌
入されたときに各々前記突部42、突部44と係合する
ようになっている。なお、雄部材18が所定量回転され
ると、第1の突部64が回転移動阻止板38に当たっ
て、雄部材18の雌部材16に対する回転量が制限され
る。
【0029】前記切割片62の外径寸法は、頭部22と
嵌合孔54とが係合する前において、最も外径の大きい
部位、すなわちテーパ66の鍔部52側の部位が貫通孔
13の内径よりも小径とされ、さらに切割片62の外径
寸法は、頭部22が嵌合孔54に嵌入されて図3に示す
如く、第2の突部68と第2の係合部44とが係合した
とき、切割片62の段部62Aが板状部材14の貫通孔
13の周縁部に係止されるような寸法になっている。
【0030】以下に本実施例の作用を説明する。2個の
部材、すなわち、板状部材12、14とを互いに結合す
る場合には、頭部22が嵌合孔54に嵌入されていない
状態でクリップCを、筒型胴部50が貫通孔13内に挿
通されかつ鍔部52が嵌入凹部15に嵌入されるように
板状部材12、14との間に介在させる(図2の状
態)。この場合、切割片62を含む筒型胴部50の外径
が、貫通孔13の径よりも小さくされているので、クリ
ップCを貫通孔13の内壁と干渉されることなく貫通孔
13に円滑に挿入できる。
【0031】クリップCを挿入した図2の状態で、ドラ
イバによってねじ穴30を介して雄部材18を回動させ
ながら雄部材18を押圧する。これにより、雄部材18
は、係合片24がカム面56Bにガイドされつつ図2の
下方へ移動される。このとき、テーパ66が第1の突部
42と摺動するため、切割片62は徐々に拡径する。雄
部材18がさらに下方に移動されると、係止片24がカ
ム面56Bにガイドされて移動され段部56Aに当接さ
れて、雄部材18の回動が制限される。これにより、頭
部22と鍔部52との嵌入状態となり、切割片62の先
端が係止凹部40から抜け出て第1の突部64が突部4
2と係合して、切割片62が拡径し、さらに、第2の突
部68と突部44とが係合し、切割片62の段部62A
が板状部材14の貫通孔13の周縁部に係止される(図
3の状態)。これにより、板状部材12、14の各々
は、鍔部52と段部62Aとの間に挟持された状態で結
合される。
【0032】本実施例では、切割片62が、突部42、
44によって外方へ拡径されるので、段部62Aと板状
部材の貫通孔13の周縁部との係合状態を確実に維持で
きる。また、引抜き方向の力が作用しても、切割片62
は、突部44に支持されているので、内側へ撓むことが
ないので、貫通孔13から抜け出すことがない。また、
頭部22が嵌合孔54に嵌入されたときに確実に第2の
突部68と突部44とが係合し段部62Aを外方へ変位
させるので、板状部材12と板状部材14との結合を高
い信頼性のもとで行なえる。
【0033】板状部材12、14との結合を解除する場
合には、ドライバによりねじ穴30を介して雄部材18
を前記と逆方向に回転させる。これにより、段部56A
に当接されている係止片24がカム面54Bにガイドさ
れて底部54Aから離間する方向へ移動される。これに
よって、雄部材18が図3の上方へ移動されて第1の突
部64と突部42との係合及び第2の突部68と突部4
4との係合が解除され、切割片62は、復元力により内
方へ変位し切割片62の先端が係止凹部40に入り込み
筒型胴部50の外径が貫通孔13の径よりも小さくされ
た図2の状態に戻る。したがって、クリップCを貫通孔
13の内壁と干渉することなく円滑に抜き取れる。
【0034】次に、クリップCによって連結されるテレ
ビジョン受信機と載置台との固定構造について説明す
る。
【0035】図4及び図5に示すように、載置台102
は、天板104と側板106の互いに重なり合った部位
を結合するクリップCが挿入固定され、天板104の上
には、テレビジョン受信機100が載置されるようにな
っている。
【0036】図6に示すように、第2実施例では、載置
台102の側板106にはボス108が形成されてお
り、このボス108が天板104の貫通孔110に挿入
されている。このボス108には、クリップCが挿入さ
れ、天板104と側板106とを固定している。
【0037】一方、テレビジョン受信機100の底板1
12には、クリップCの頭部22の円筒部26の内周部
と嵌合する凸部114が突設されている。これによっ
て、載置台102の天板104へ、テレビジョン受信機
100を載せるだけで、簡単に組付けることができる。
【0038】また、図7に示すように、第3実施例で
は、第2実施例の凸部114に替えて、円筒部26の外
周部と嵌合する筒状突起116が設けられ、テレビジョ
ン受信機が組付けられるようになっている。
【0039】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、雄部材と
雌部材との結合力が大きく、雌部材の貫通孔への挿入及
び抜き取りを円滑に行なうことができる。
【0040】また、このクリップを利用して、簡単にテ
レビジョン受信機と載置台とを固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るクリップの分解斜視
図である。
【図2】2個の部材を結合する前のクリップの断面図で
ある。
【図3】2個の部材を結合した後のクリップの断面図で
ある。
【図4】テレビジョン受信機を載置台に固定する前の状
態を示した斜視図である。
【図5】テレビジョン受信機を載置台に固定した状態を
示した斜視図である。
【図6】第2実施例に係るテレビジョン受信機と載置台
の固定構造を示した断面図である。
【図7】第3実施例に係るテレビジョン受信機と載置台
の固定構造を示した断面図である。
【図8】2個の部材を結合する前の従来のクリップの断
面図である。
【図9】2個の部材を結合した後の従来のクリップの断
面図である。
【符号の説明】
16 雌部材 18 雄部材 20 軸部 22 頭部 24 係合片 30 ねじ穴 31 第1の係合部 44 第2の係合部 50 筒型胴部 52 鍔部 54 嵌合孔 56B カム面 62 切割片 62A 段部 64 第1の突部 68 第2の突部 114 凸部 116 筒状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−103463(JP,U) 実開 昭62−71410(JP,U) 実開 平4−110212(JP,U)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重なりあった第1部材と第2部材
    とを貫通する貫通孔に挿通される筒型胴部と、この筒型
    胴部の上端部外周から延出されかつ前記筒型胴部が前記
    貫通孔に挿通された状態で前記第1部材の貫通孔の挿入
    口を拡径した収容孔と係合する鍔部と、前記筒型胴部の
    下端面を開口部とし上端部へ向けてスリットを複数個形
    成することにより形成され拡径する方向へ弾性変形可能
    な切割片と、前記切割片の内壁先端部に形成された第1
    の突部と、を有する雌部材と、 前記鍔部に形成された嵌合孔と嵌合可能な頭部と、前記
    頭部と一体とされ前記筒型胴部内を軸方向へ往復移動可
    能とされると共に前記嵌合孔と前記頭部とが嵌合したと
    きに前記第1の突部と係合して前記切割片を前記第2部
    材の貫通孔の周縁部に係合した状態に拡径させる第1の
    係合部が形成された軸部と、を有する雄部材と、からな
    るクリップにおいて、 前記切割片の内壁の前記第1の突部よりも前記鍔部側の
    部位に形成された第2の突部と、前記第2の突部と対応
    する前記切割片の外壁側に形成された段部と、前記軸部
    に形成され前記頭部が前記嵌合孔と嵌合したときに前記
    第2の突部と係合して前記段部が前記第2部材の前記貫
    通孔の周縁部と係合するように前記切割片を拡径させる
    第2の係合部と、を有することを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記筒型胴部の外径寸法を、前記軸部の
    頭部と前記鍔部の嵌合孔とが嵌合する前において前記貫
    通孔の内径寸法以下となるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 前記頭部の外周下面から下方に向けて突
    設された係合片と、前記鍔部の嵌合孔の底面に設けられ
    円周方向へ傾斜し、前記係合片を回動させながら前記底
    面へガイドするカム面と、前記頭部の上面に設けられね
    じ締め部材で頭部を回動可能とするねじ穴と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリ
    ップ。
  4. 【請求項4】 テレビジョン受信機を載置する載置台を
    構成する天板と側板の互いに重なり合った部位を貫通す
    る貫通孔と、前記貫通孔に挿通され天板と側板とを固定
    する請求項1に記載のクリップと、前記テレビジョン受
    信機の載置面に設けられ前記クリップの頭部の上面に設
    けられた円筒体の内周部と嵌合する凸部と、を有するこ
    とを特徴とするテレビジョン受信機と載置台との固定構
    造。
  5. 【請求項5】 テレビジョン受信機を載置する載置台を
    構成する天板と側板の互いに重なり合った部位を貫通す
    る貫通孔と、前記貫通孔に挿通され天板と側板とを固定
    する請求項1に記載のクリップと、前記テレビジョン受
    信機の載置面に設けられ前記クリップの頭部の上面に設
    けられた円筒体の外周部と嵌合する筒状突起と、を有す
    ることを特徴とするテレビジョン受信機と載置台との固
    定構造。
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