JP2001074013A - 樹脂パイプ用継手 - Google Patents

樹脂パイプ用継手

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JP2001074013A
JP2001074013A JP24998199A JP24998199A JP2001074013A JP 2001074013 A JP2001074013 A JP 2001074013A JP 24998199 A JP24998199 A JP 24998199A JP 24998199 A JP24998199 A JP 24998199A JP 2001074013 A JP2001074013 A JP 2001074013A
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JP
Japan
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resin pipe
collet
sleeve
ball
axial direction
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JP24998199A
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Tomohito Inoue
智史 井上
Akio Yasuda
秋生 保田
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Inoue Sudare Co Ltd
Higashio Mech Co Ltd
Original Assignee
Inoue Sudare Co Ltd
Higashio Mech Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/092Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
    • F16L37/0925Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector with rings which bite into the wall of the pipe
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/092Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂パイプの接続と引き抜きが手の力で容易
かつ迅速に行え、狭小な現場でも作業することができる
樹脂パイプ用継手を提供することを目的とする。 【解決手段】 被接続用樹脂パイプ1の端部に挿入され
る継手本体2と、継手本体2に外嵌される縮径・拡径自
在な円筒状コレット3と、コレット3に外嵌される円筒
状スリーブ4と、を備え、コレット3の外面に複数個の
軸心方向の凹溝16…を設け、凹溝16に転動自在となるボ
ール17を突出状に嵌め込み、コレット3に外嵌されたス
リーブ4を軸心方向いスライドさせることで、スリーブ
4の内面にて押圧されて転動するボール17を介して、コ
レット3を縮径させ、コレット3が樹脂パイプ1の端部
を締め付けると共に継手本体2の一部に係止して、樹脂
パイプ1の抜け止めとなるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂パイプ用継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂パイプ用継手は、図10に示す
ように、継手本体40と、継手本体40に螺合する袋ナット
41と、袋ナット41に内嵌されるCリング42と、を備え、
袋ナット41を螺進させることで、袋ナット41の内周面に
設けられたテーパ面41aが、Cリング42の外周面に設け
られたテーパ面42aを径方向内方へ押圧し、Cリング42
を縮径させて、樹脂パイプ43をCリング42にて締め付け
るよう構成されたものが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この継
手では、狭小な作業現場では、袋ナット41を回転させて
締め込むことができない場合があり不具合を生じてい
る。また、締め込むための工具が必要となり不便であ
る。さらに、継手本体40と袋ナット41の螺合部分に、ゴ
ミ等が入り込み、締め付けが不十分となり、確実で安定
した接続が期待できないという虞れがある。
【0004】そこで、本発明は、工具を使用せずに、手
の力で、樹脂パイプの接続と引き抜きが容易かつ迅速に
行え、狭小な現場でも作業をすることができ、樹脂パイ
プの抜止めが強固で、がたつきのない安定した接続状態
を保持できる樹脂パイプ用継手を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る樹脂パイプ用継手は、被接続用樹脂
パイプの端部に挿入される差込内筒部を有する継手本体
と、上記樹脂パイプの端部を介在して該差込内筒部に外
嵌される縮径・拡径自在な円筒状コレットと、該コレッ
トに外嵌される円筒状スリーブと、を備え、上記コレッ
トの外面に複数個の軸心方向の凹溝を設け、該凹溝に転
動自在となるボールを突出状に嵌め込み、上記コレット
に外嵌された上記スリーブを軸心方向にスライドさせる
ことで、該スリーブの内面にて押圧されて転動する上記
ボールを介して、上記コレットを縮径させ、該コレット
が上記樹脂パイプの端部を締め付けると共に上記継手本
体の一部に係止して、該樹脂パイプの抜け止めとなるよ
う構成したものである。
【0006】また、凹溝にスプリングを配設し、樹脂パ
イプ接続完了状態では、ボールを軸心方向外方へ弾発付
勢するよう構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1〜図4は、本発明の樹脂パイプ用継手
の実施の一形態を示し、この継手は、架橋ポリエチレン
やポリエチレンやその他の樹脂から成る樹脂パイプ1
を、接続するものであり、継手本体2とコレット3とス
リーブ4とを備えている。なお、樹脂パイプ1が挿入さ
れる開口側を軸心方向外方と定義する。
【0009】そして、継手本体2は、一方に、被接続用
樹脂パイプ1の端部に挿入される差込内筒部5を有し、
他方には、雄ネジを有するソケット型であったり、他方
にも同様の構造を有するストレート型やエルボ型であっ
たり、さらには、全体がT字型であって各々に後述の同
じ構造を有するチーズ型であって、一般に金属から成
る。具体的に述べると、差込内筒部5は、その外周面7
に周方向の環状突条部8を軸心方向に複数個有し、さら
に、外周面7に周方向の凹周溝9を有している。そし
て、凹周溝9には、環状パッキン体10が挿入され、パッ
キン体10と環状突条部8…にて、差込内筒部5に挿入さ
れる樹脂パイプ1の抜止めと、流体の外部への漏洩と、
が防止される。
【0010】また、コレット3は、縮径・拡径自在な円
筒状であり、継手本体2の差込内筒部5を外嵌するよう
に配設されている。具体的に説明すると、コレット3
は、軸心方向外方側に首部11を有し、首部11乃至その近
傍が、(外部の力にて)塑性変形して、首部11より軸心
方向内方側が縮径・拡径自在となる。即ち、樹脂パイプ
1に、接近・離間自在となり、樹脂パイプ1の締め付け
・解放を行う。
【0011】コレット3の軸心方向内方側には、係合突
部14が径方向内方へ突設され、かつ、コレット3の内周
面12には、周方向の突条部13が軸心方向に複数個設けら
れ、コレット3の縮径にて、継手本体2の中間部位の外
周面に設けられた係合溝部15に、コレット3の係合突部
14が嵌まり込むと共に、コレット3の突条部13…が、樹
脂パイプ1の外周面に食い込んで、樹脂パイプ1の抜け
止めとなる。
【0012】また、コレット3の(首部11より)軸心方
向内方側の外面には、複数個の軸心方向の凹溝16…が設
けられ、その凹溝16には、一部がコレット3の外周面か
ら突出し、かつ、凹溝16内を転動自在となるように、ボ
ール17が嵌め込まれている。さらに、凹溝16には、スプ
リング18が配設され、ボール17を軸心方向外方へ弾発付
勢できるように構成されている。
【0013】さらに、円筒状のスリーブ4は、コレット
3を外嵌できるように形成されており、コレット3を外
嵌するようにスリーブ4を軸心方向内方へスライドさせ
ることで、スリーブ4の内面にて押圧されて転動するボ
ール17を介して、コレット3が縮径し、コレット3が樹
脂パイプ1を締め付けると共に継手本体2に係止して、
樹脂パイプ1の抜け止めとなるように構成されている。
【0014】具体的に述べると、スリーブ4の内周面
は、軸心方向内方から順次、(軸心方向)外方縮径のテ
ーパ部4aと、平行部4bとを有しており、図1と図2
(イ)に示すように、樹脂パイプ接続開始状態では、ス
リーブ4のテーパ部4aにボール17が当接すると共にコ
レット3の突条部13が樹脂パイプ1の外面に当接してい
る。
【0015】そして、図2(ロ)に示すように、スリー
ブ4を矢印方向の継手本体2(の中間部位)側へ、軸心
方向内方に移動させていくと、スリーブ4のテーパ部4
aがボール17を径方向内方へ押圧して、ボール17が凹溝
16を径方向内方へ押圧する。即ち、スリーブ4をスライ
ドさせる力が、(テーパ部4aに接触する)ボール17を
介して、コレット3を縮径させる力に変換される。さら
に、ボール17は、押圧されて、テーパ部4a上と、凹溝
16内と、を軸心方向内方へ転動(又は摺動)するため、
スリーブ4のスライドを小さな力で円滑に行え、また、
コレット3の縮径の塑性変形を一層促進する。即ち、コ
レット3を径方向内方へ押圧する位置(力点)が、塑性
変形する首部11乃至その近傍より離間するに従って、少
ない力でコレット3を縮径させることができる。
【0016】そして、さらに、スリーブ4を矢印方向の
軸心方向内方へスライドさせていくと、図3(イ)に示
すように、ボール17がスリーブ4の平行部4bにて径方
向内方へ押圧されて、ボール17が凹溝16を径方向内方へ
押圧する。このとき、平行部4bにての押圧力は、(図
2(ロ)に示す)テーパ部4aにての押圧力よりも大き
くなり、さらに、ボール17が、軸心方向内方へ移動し、
力点が支点から一層離間した位置に存在する。従って、
これらの相乗効果により、樹脂パイプ1への締め付けが
一層強くなる。
【0017】そして、コレット3の軸心方向内方の外周
端面に設けられた係止角部20が、スリーブ4のテーパ部
4aの中途部に設けられた環状係止突条部19を、乗り越
えるように、スリーブ4を径方向内方へスライドさせて
いくと、図3(ロ)と図4に示すように、スリーブ4が
コレット3から軸心方向外方へ移動(離脱)しなくな
る。しかも、係止角部20は、(外方縮径の)テーパ部4
aにより、軸心方向外方への動きを抑制されるため、ス
リーブ4は、コレット3に対して、軸心方向内方へ移動
しない。従って、スリーブ4がコレット3に係止した樹
脂パイプ接続完了状態となる。
【0018】そして、樹脂パイプ接続完了状態では、凹
溝16の(ボール17より)軸心方向内方側に配設されたス
プリング18が圧縮して、ボール17を常時軸心方向外方へ
弾発付勢している。このスプリング18は、コレット3に
嵌め込まれた全てのボール17…が、軸心と直交する同一
平面上に、常時、配設されるのに必要な部材であり、樹
脂パイプ1の外周を締め付ける力が一定となり、がたつ
きのない安定した接続状態を保持できる。
【0019】なお、この状態では、パッキン体10が無く
ても、漏水することがないよう形成されている。即ち、
コレット3の縮径(樹脂パイプ1への締め付け)が、樹
脂パイプ1と差込内筒部5の圧接を(漏水しない程度
に)確実にしている。さらに、環状突条部8…が、樹脂
パイプ1の内面に食い込むようにしてもよく、樹脂パイ
プ1の抜止が一層強固になると共に漏水を確実に防止で
きるものとなる。また、樹脂パイプ1の内面に食い込む
よう圧接した場合は、環状突条部8をスパイラル突条部
としてもよく、接続した樹脂パイプ1を容易に継手本体
2から(螺退にて)取り外すことができると共に、取り
外した樹脂パイプ1を再度、(螺進にて)継手本体2に
取り付けることができる。
【0020】このように、図2(イ)〜図3(ロ)に示
すように、スリーブ4をスライドさせることで、ボール
17が転がりコレット3を絞り込む。即ち、ボール17は、
転動自在となるよう凹溝16に嵌め込まれているため、ボ
ール17は、スリーブ4の内周面を転動すると共に凹溝16
の内面を転動する。従って、図1(図2(イ))の樹脂
パイプ接続開始状態から図4(図3(ロ))の樹脂パイ
プ接続完了状態まで、スリーブ4を移動させるには、ス
リーブ4のコレット3に対する移動距離(L)の半分の
距離(L/2)を動かすだけでよく、スリーブ4の取り
付けが容易に行える。なお、ボール17の転がる凹溝16の
底面をR溝としてもよく、凹溝16の強度を確保できる。
【0021】さらに、樹脂パイプ締付完了状態にあるス
リーブ4は、手で軸心方向外方にスライドさせることが
できる。即ち、スリーブ4に手で軸心方向外方に力を加
えると、コレット3の係止角部20が、コレット3の弾性
変形により、スリーブ4の環状係止突条部19を越えて、
スリーブ4がコレット3から離脱した状態となる。
【0022】そして、スリーブ4を取り外して、コレッ
ト3をコジて広げれば───コレット3は塑性変形にて
拡径する───、コレット3も取り外すことができ、樹
脂パイプ1の端面を露出できると共に、樹脂パイプ1を
取り外し、さらに、再度の樹脂パイプ1の取り付けがで
きる。従って、樹脂パイプ1の取り付け・取り外しが、
手で容易に行える。
【0023】また、樹脂パイプ1の締付完了と締付解放
の切換えの際、環状係止突条部19と係止角部20により、
「カチッ」と音がして、耳で確認ができ、確実に切換え
作業を行うことができる。
【0024】次に、図5と図6に、本発明の他の実施の
形態を示す。図1・図4と比較すれば明らかな如く、次
の構成が相違している。
【0025】即ち、図1・図4のスプリング18を省略
し、コレット3とスリーブ4とボール17がユニット化さ
れて分離しないよう構成されている。具体的に述べる
と、スリーブ4の両端部に径方向内方の鍔部21,22が設
けられ、軸心方向内方側の鍔部21が、凹溝16のボール17
に掛かり、スリーブ4のコレット3からの軸心方向外方
への離脱を防止すると共に、軸心方向外方側の鍔部22
が、コレット3の軸心方向外方側の端面に掛かり、スリ
ーブ4のコレット3からの軸心方向内方への離脱(移
動)を防止する。
【0026】さらに、凹溝16の底面が、軸心方向外方へ
縮径するテーパ部16aを有しており、樹脂パイプ1への
締付力を増大させる───コレット3を一層縮径させる
───と共に、ボール17が自重により径方向外方へ転動
するように誘導し、(図1・図4のスプリング18の弾発
付勢に代わって)全てのボール17…を軸心と直交する同
一平面上に、常時、配設して、樹脂パイプ1の外周を締
め付ける力が一定で、がたつきのない安定した接続状態
を保持できる。
【0027】また、樹脂パイプ1の締付状態の保持は、
図6のように、スリーブ4の中途部に設けられた環状係
止凹部23と、コレット3の外周面に凹溝16よりも軸心方
向外方に設けられた係止突部24と、の係止にて行う。
【0028】なお、コレット3は、独自の構成を有す
る。例えば、図7に示すように、(真鍮の)短円筒体か
ら、凹溝16…や首部11等を、切削加工することで、コレ
ット3を作製する。具体的に述べると、短円筒体の(軸
心方向内方の)一端部から首部11の中途部まで、軸心方
向のスリット30を、周方向に等間隔に複数個(本発明で
は6個)切削加工し、このスリット30…により、周方向
に分割された複数個(6個)の円弧体31…が形成され
る。
【0029】そして、(一つの)円弧体31には(一つ
の)凹溝16が設けられ、さらに、首部11の塑性変形にて
全ての円弧体31…が相互に接近・離間自在となる。即
ち、周方向に配設された円弧体31…にて形成される円筒
体が縮径・拡径自在となる。このようにして、円筒状の
コレット3が形成される。
【0030】さらに、図8に、コレット3の他の実施の
形態を示す。即ち、ボール17(スプリング18)の入る凹
溝16を有する板状爪部25を、単体でダイキャスト(精密
鋳造)し、付け根のリング26に差し込み組み立てる。具
体的に述べると、複数個(本発明では6個)の板状爪部
25…を周方向に配設して、板状爪部25の一端に突設され
た差込棒27,27を、リング26の周方向に設けられた孔部
28…に差し込んで組み立てる。
【0031】そして、差込棒27…の塑性変形にて板状爪
部25…が相互に接近・離間自在となる。即ち、周方向に
配設された板状爪部25…にて形成される円筒体が縮径・
拡径自在となる。このような構造とすれば、短円筒体か
らスリット部等を切削加工する手間が、省略できて、製
作が容易となる。
【0032】次に、図9に本発明の別の実施の形態を示
す。図1〜図4と比較すれば明らかな如く、次の構成が
相違してくる。
【0033】即ち、図1〜図4の環状係止突条部19と係
止角部20の係止構造の代わりに、スリーブ4の軸心方向
外方側端面と、コレット3の軸心方向外方端部の外周面
に嵌め込まれた抜止リング33と、の係止にて、樹脂パイ
プ1の締付状態を保持する。
【0034】具体的に述べると、コレット3の首部11よ
りも軸心方向外方端部の外周面に周溝34を設け、周溝34
には、抜止リング33が、周溝34から離脱可能で、かつ、
周溝34内を径方向に移動可能となるように嵌め込まれて
いる。なお、抜止リング33は、C型止め輪等の切れ目の
あるリング体で、縮径・拡径自在となる。そして、自由
状態の抜止リング33は、その一部(外周部)がコレット
3の外周面より突出するように、周溝34に嵌め込まれて
いる。また、縮径された抜止リング33は、(その全体
が)周溝34内に入り込み、さらに、抜止リング33を拡径
することで、周溝34(コレット3)から取り外すことが
できる。
【0035】そして、スリーブ4の軸心方向外方端部の
内周面は、軸心方向外方へ縮径するテーパ面部35を有し
ており、樹脂パイプ接続開始状態からスリーブ4を軸心
方向内方へスライドさせると、図9(イ)に示すよう
に、テーパ面部35が、自由状態の抜止リング33に当接
し、さらにスライドさせると、図9(ロ)に示すよう
に、テーパ面部35が、抜止リング33を径方向内方へ押圧
して縮径させる。そして、スリーブ4が抜止リング33を
(軸心方向内方へ)乗り越えるように、スリーブ4をス
ライドさせると、縮径された抜止リング33が、弾発力に
より、図9(ハ)に示すように、自由状態に戻り、スリ
ーブ4が、抜止リング33にて、軸心方向外方への動きを
抑制される。
【0036】また、スリーブ4を軸心方向外方へ抜き取
る際は、抜止リング33を拡径させ周溝34(コレット3)
から取り外して、スリーブ4を抜き取ることができる。
【0037】このような構造とすれば、図1〜図4に示
す場合に比べて、スリーブ4の軸心方向内方への動きが
軽快になり、円滑に、かつ、少しの力で樹脂パイプ1の
接続が完了できる。また、樹脂パイプ締付完了状態のス
リーブ4の軸心方向外方への動きが一層強固に抑制さ
れ、不意に外れず、樹脂パイプ1の締付状態を確実に保
持することができる。
【0038】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、スリーブ4の平行部4bを、軸心方向
外方縮径のテーパ状としてもよく、樹脂パイプ1の締め
付けが一層強固なものとなる。さらに、(コレット3の
継手本体2への係止に代わって)スリーブ4を継手本体
2(の中間部位)に係止可能とすると共にスリーブ4の
平行部4bをテーパ状としてもよく、樹脂パイプ1(コ
レット3)に引抜力がかかると、一層締め付けが増大す
る。また、コレット3とスリーブ4を継手本体2に係止
するようにしてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で設計変更可能である。
【0039】また、図示省略したが、環状突条部8を、
スパイラル状(螺旋状)の突条部とするも好ましく、そ
の場合には、一旦コレット3とスリーブ4によって、締
め付けられた樹脂パイプ1の端部の内周面が突条に食い
込んでいても、(作業のやり直しや補修時に、)継手本
体2と樹脂パイプ1を、相対的に回転(螺退)させるこ
とで、容易に、分離して、再接続が簡単に可能となる
(即ち、樹脂パイプ1の端部を切削除去して分離する必
要がなくなる)。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。
【0041】(請求項1によれば、)スリーブ4をスラ
イドさせるだけで、樹脂パイプ1の抜け止めができるた
め、手でスリーブ4を軸心方向へ押し込むだけで簡単に
接続作業が完了する。また、転動自在なボール17によ
り、小さな力で、スリーブ4の作動を、軽く、円滑に行
える。このように、ねじ込み作業がなく、狭小な場所で
も、工具を使用せずに手で、容易に、樹脂パイプ1の接
続・引き抜き作業ができる。
【0042】(請求項2によれば、)スプリング18によ
り、全てのボール17…を軸心と直交する同一平面上に配
設し、樹脂パイプ1の外周を締め付ける力が一定で、が
たつきのない安定した接続状態を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す側面断面図であ
る。
【図2】取り付け状態を示す作用説明図である。
【図3】取り付け状態を示す作用説明図である。
【図4】樹脂パイプ接続完了状態を示す側面断面図であ
る。
【図5】他の実施の形態を示す側面断面図である。
【図6】他の実施の形態の樹脂パイプ接続完了状態を示
す側面断面図である。
【図7】コレットの構成説明図である。
【図8】コレットの他の実施の形態を示す構成説明図で
ある。
【図9】別の実施の形態を示す作用説明図である。
【図10】従来例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂パイプ 2 継手本体 3 コレット 4 スリーブ 5 差込内筒部 16 凹溝 17 ボール 18 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H017 JA05 3J039 AA03 AB03 AB04 BB01 CA02 CA16 DA01 DA07 LA01 LA04 3J106 AA06 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE29 EA03 EB02 EC01 EC07 ED03 ED08 EE12 EF03 EF04 EF05 EF07 EF08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接続用樹脂パイプ1の端部に挿入され
    る差込内筒部5を有する継手本体2と、上記樹脂パイプ
    1の端部を介在して該差込内筒部5に外嵌される縮径・
    拡径自在な円筒状コレット3と、該コレット3に外嵌さ
    れる円筒状スリーブ4と、を備え、上記コレット3の外
    面に複数個の軸心方向の凹溝16…を設け、該凹溝16に転
    動自在となるボール17を突出状に嵌め込み、上記コレッ
    ト3に外嵌された上記スリーブ4を軸心方向にスライド
    させることで、該スリーブ4の内面にて押圧されて転動
    する上記ボール17を介して、上記コレット3を縮径さ
    せ、該コレット3が上記樹脂パイプ1の端部を締め付け
    ると共に上記継手本体2の一部に係止して、該樹脂パイ
    プ1の抜け止めとなるよう構成したことを特徴とする樹
    脂パイプ用継手。
  2. 【請求項2】 凹溝16にスプリング18を配設し、樹脂パ
    イプ接続完了状態では、ボール17を軸心方向外方へ弾発
    付勢するよう構成した請求項1記載の樹脂パイプ用継
    手。
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