JP6106112B2 - 連結体 - Google Patents

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本発明は、清掃用具又はその他の器具の柄、或いは物干し竿等として用いられる伸縮パイプ等の連結体に関する。
実公昭61−31757号公報には、大径竿と、大径竿に摺動可能に圧入装着される膨径ナットと、大径竿に嵌挿可能な小径竿からなり、前記膨径ナットは外壁に割溝を有すると共に内部に雌螺子を有し、前記小径竿の先端に雄螺子を設けた係止ボルトを有する伸縮竿の発明が開示されている。
この伸縮竿においては、大径竿に対し小径竿を順回転させて膨径ナットの雌螺子に係止ボルトの雄螺子を十分に螺合させることにより、膨径ナットの割溝が拡がって外径が拡大した膨径ナットの外周面を大径竿の内部の任意箇所に圧接固定させることができる。この状態で大径竿に対し小径竿を逆回転させて膨径ナットの雌螺子に対する係止ボルトの雄螺子の螺合を緩めれば、膨径ナットの外径の拡大による大径竿の内部に対する圧接を解除して膨径ナットを大径竿の内部で軸線方向に摺動させて竿を伸縮させることができる。
しかしながら、大径竿の内部に対する膨径ナットの外周面の圧接を解除する際に大径竿に対し小径竿を逆回転させすぎると、膨径ナットから係止ボルトが離脱してしまい、伸縮操作を円滑に行い得ないこととなる。
実公昭61−31757号公報
本発明は、従来技術における上記課題等に鑑み行われたものであり、直線状の軸線に沿う連結孔部を有する第1部材に対し、その連結孔部に嵌挿された状態で軸線方向にスライドし得る第2部材を、円滑且つ敏速に固定及び固定解除し得る連結体を提供することを目的とする。
本発明は、次のように表すことができる。
(1) 直線状の軸線に沿う連結孔部を有する第1部材と、
直線状の軸線に沿う嵌挿スライド部であって前記連結孔部に嵌挿された状態でその連結孔部に対し軸線方向にスライドし得るものを有する第2部材と、
周方向の一部を切欠し、ほぼ径方向に弾性的に拡縮し得る切欠環状のブレーキ片を有してなる連結体であって、
前記第2部材の嵌挿スライド部に、外周側に作動用ねじ部を有し、外周部の径方向の寸法が軸線方向位置により異なる作動部を備え、
前記ブレーキ片は、ブレーキ用ねじ部を内周側に有し、
前記作動部に前記ブレーキ片が外嵌して前記作動用ねじ部と前記ブレーキ用ねじ部が螺合し、ブレーキ片と第2部材の嵌挿スライド部が軸線のまわりに相対的に回動することにより作動部に対するブレーキ片の相対的な軸線方向位置が変化し得、
作動部の外周部の径方向の寸法が軸線方向位置により異なるため、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において所定の位置に位置することにより、ブレーキ片の外周部が前記連結孔部の内周部に圧接する状態となり、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において前記所定位置以外の位置に位置することにより、前記連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態となり、
連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部は第1部材の連結孔部の内周部に接し得、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が第1部材の連結孔部の内周部に接して第1部材に対する回転が阻止又は抑制されたブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が同じ一方の向きに相対回動し、作動部に対しブレーキ片を前記所定の位置に相対的に移動させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態とすることができ、
ブレーキ片が作動部に対し前記所定の位置に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を前記一方の向きとは逆の向きである他方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部を同じく他方の向きに相対回動させて作動部に対しブレーキ片を所定の位置から相対的に移動させ、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除することができ、
前記作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部は、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向きに相対回転し続けた場合、作動用ねじ部の解除側終端部とブレーキ用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合う状態に達してそれ以上の相対回転が阻止される構造を有し、
ブレーキ用ねじ部の解除側終端部は、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側に位置し、
ブレーキ用ねじ部の解除側終端部と作動用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材に対し第2部材を前記他方の向きに相対回動させようとした場合に、第1部材に対するブレーキ片の相対回動が妨げられることが防がれることを特徴とする連結体。
第1部材の連結孔部に嵌挿された状態でその連結孔部に対し軸線方向にスライドし得る嵌挿スライド部における、外周部に作動用ねじ部を有する作動部に、切欠環状のブレーキ片が外嵌し、ブレーキ片の内周側のブレーキ用ねじ部と作動部の外周側の作動用ねじ部が螺合している。
ブレーキ片と嵌挿スライド部が軸線のまわりに相対的に回動することにより作動部に対するブレーキ片の相対的な軸線方向位置が変化し、作動部の外周部の径方向の寸法が軸線方向位置により異なるため、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において所定の位置に位置することにより、ブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に圧接する状態となり、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において前記所定位置以外の位置に位置することにより、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態となる。
連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が第1部材の連結孔部の内周部に接して第1部材に対する回転が阻止又は抑制されたブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が同じ一方の向きに相対回動し、作動部に対しブレーキ片を前記所定の位置に相対的に移動(作動部及びブレーキ片の一方又は両方が他方に対し移動)させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態として第1部材に対し第2部材を固定することができる。
ブレーキ片が作動部に対し所定の位置に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を前記一方の向きとは逆の向きである他方の向きに相対回動させることによりブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部を同じく他方の向きに相対回動させて作動部に対しブレーキ片を所定の位置から相対的に移動させ、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除して第1部材に対する第2部材の固定を解除することができる。
作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部は、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向きに相対回転し続けた場合、作動用ねじ部の解除側終端部とブレーキ用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合う状態に達してそれ以上の相対回転が阻止される。
そのため、第1部材に対し第2部材を他方の向きに相対回動させる解除操作を行った場合に、ブレーキ用ねじ部と作動用ねじ部の螺合状態が維持されので、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、作動部に対しブレーキ片を所定の位置に相対的に移動させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態として第1部材に対し第2部材を固定する操作を敏速に行うことができる。
また、ブレーキ用ねじ部の解除側終端部と作動用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材に対し第2部材を前記他方の向きに相対回動させようとすることにより、作動用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側に位置するブレーキ用ねじ部の解除側終端部を切欠部に向かって周方向に押してブレーキ片の切欠部が周方向にやや収縮して切欠部の上流側のブレーキ片の外周部がやや内方へ変位する。
そのため、第1部材に対するブレーキ片の回転が第1部材の連結孔部の内周部によって妨げられることが防がれるので、第1部材に対し第2部材が前記他方の向きに相対回動することが阻止又は抑制されることが防がれ、第1部材に対し第2部材を逆の向きである一方の向きに相対回動させて第1部材に対し第2部材を固定する操作に円滑に移行することができる。
(2) ブレーキ用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側の2分の1以下の位置に位置する(1)記載の連結体。
ブレーキ用ねじ部の解除側終端部と作動用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材に対し第2部材を前記他方の向きに相対回動させようとする場合に、作動用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側に位置するブレーキ用ねじ部の解除側終端部を切欠部に向かって周方向に押すこととなる。
ブレーキ用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側の2分の1以下の位置に位置するので、作動用ねじ部の解除側終端部により切欠部に向かって周方向に押されることによって、ブレーキ片の切欠部が、より確実に周方向に収縮して切欠部の上流側のブレーキ片の外周部がやや内方へ変位し、第1部材に対するブレーキ片の回転が第1部材の連結孔部の内周部によって妨げられることが防がれる。
(3) 作動部に、外周部が膨出した膨出部と、膨出していない非膨出部を有し、
ブレーキ片が作動部の膨出部に位置する場合、そのブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得、
作動部の非膨出部に位置するブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得ない
(1)又は(2)記載の連結体。
作動部の非膨出部にブレーキ片が位置し、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が第1部材の連結孔部の内周部に接して第1部材に対する回転が阻止又は抑制されたブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が同じ一方の向きに相対回動し、ブレーキ片を作動部の膨出部に相対的に移動させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態とすることができる。
ブレーキ片が作動部の膨出部に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を他方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部を同じく他方の向きに相対回動させて作動部の非膨出部へブレーキ片を相対的に移動させ、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除することができる。
(4) 作動部における前記非膨出部から膨出部にわたる全部又はその一部が、外周部が軸線方向一方に向かって漸次膨出するものである(3)記載の連結体。
この場合、作動部に外嵌したブレーキ片を、作動部の非膨出部と膨出部にわたり相対的に移動させること、及び、それによる連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接解除状態と圧接状態の間の移行が、円滑に行われ得る。
本発明の連結体は、直線状の軸線に沿う連結孔部を有する第1部材に対し、直線状の軸線に沿う嵌挿スライド部であって前記連結孔部に嵌挿された状態でその連結孔部に対し軸線方向にスライドし得るものを有する第2部材を、円滑且つ敏速に固定し得ると共にスライドさせるために固定を解除し得る。
本発明の連結体(伸縮パイプ)の第2部材とブレーキ片の斜視図である。 本発明の連結体(伸縮パイプ)の固定状態の縦断面説明図である。 本発明の連結体(伸縮パイプ)の固定解除状態の縦断面説明図である。 本発明の連結体(伸縮パイプ)の横断面説明図である。 第1比較例の連結体(伸縮パイプ)の第2部材とブレーキ片の斜視図である。 第1比較例の連結体(伸縮パイプ)の固定解除状態の縦断面説明図である。 第1比較例の連結体(伸縮パイプ)の横断面説明図である。 第2比較例の連結体(伸縮パイプ)の第2部材とブレーキ片の斜視図である。 第2比較例の連結体(伸縮パイプ)の固定解除状態の縦断面説明図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図4は何れも本発明の連結体の実施の形態の一例としての伸縮パイプについてのものである。
(1) この伸縮パイプは、第1部材Aと第2部材Bとブレーキ片Cを有してなるものであり、清掃用具の柄として用いられるが、用途はこれに限るものではない。
(2) 第1部材Aは、円筒形のパイプであって、直線状の軸線に沿う連結孔部A1を有する。
(3) 第2部材Bは、基端部(図示せず)を除く部分が嵌挿スライド部B1である円筒形のパイプである。
嵌挿スライド部B1は、直線状の軸線に沿っており、第1部材Aの連結孔部A1に嵌挿された状態でその連結孔部A1に対し軸線方向にスライドし得る。
第2部材Bの嵌挿スライド部B1は、連結孔部A1に嵌挿される奥側の端部である先端部に作動部B2を有する。
(4) ブレーキ片Cは、合成樹脂製の円筒状体における周方向の一部を切欠した形状をなし、切欠部C1が周方向に拡縮すること等によりほぼ径方向に弾性的に拡縮し得る切欠環状をなす。ブレーキ片Cの外周面は平滑面である。
(5) 嵌挿スライド部B1における作動部B2は、その先端から基部に向かって外径が漸次拡大する(すなわち、外周部が漸次膨出する)略円錐台形状をなす。
作動部B2は、外周側に作動用ねじ部B3を有する。作動用ねじ部B3は、作動部B2の先端側の半分程度の部分における軸線方向のまわりの雌ねじである。作動部B2の基端側の半分程度の部分は円錐台状外周面部B4である。
ブレーキ片Cは、切欠部C1を横切るブレーキ用ねじ部C2を内周側に有する。ブレーキ片Cの軸線方向における一端部が螺旋状をなし、その螺旋状端部に沿って切欠部C1を含めて360度中心角(必ずしもこれに限らない)にわたり、作動用ねじ部B3と螺合し得る雄ねじのブレーキ用ねじ部C2が形成されている。
図2及び図3に示されるように、ブレーキ片Cは作動部B2に外嵌し、作動用ねじ部B3とブレーキ用ねじ部C2が螺合している。両者が螺合した状態でブレーキ片Cと第2部材Bの嵌挿スライド部B1が軸線のまわりに相対的に回動することにより、作動部B2に対するブレーキ片Cの相対的な軸線方向位置が変化する。
嵌挿スライド部B1における作動部B2の軸線方向基端部には、ブレーキ片Cが作動部B2から軸線方向に離脱すること及び作動用ねじ部B3とブレーキ用ねじ部C2が螺合状態から離脱することを防ぐための鍔状部B5を有する。
(6) 作動部B2の外周部(先端側の作動用ねじ部B3と基端側の円錐台状外周面部B4)の径方向の寸法は、先端から基端に向かって漸次拡大する。
ブレーキ片Cの軸線方向長さは作動部B2の軸線方向長さの7割程度である。
作動部B2のうち基部側の3割程度が、外周部が膨出した膨出部(軸線方向における所定位置)であり、先端側の7割程度は、膨出していない非膨出部(軸線方向における所定位置以外の位置)である。図2に示すように、作動部B2に対しブレーキ片Cが基部側(図2における下方側)に位置することにより、ブレーキ片Cのうち作動部B2における少なくとも基部側の3割程度に位置する部分、すなわちブレーキ片Cのうち少なくとも基部側の5割弱の外周部が連結孔部A1の内周部に圧接する状態となり、図3に示すように、作動部B2に対しブレーキ片Cが先端側(図3における上方側)に位置することにより、ブレーキ片Cの軸線方向全長にわたる外周部の連結孔部A1の内周部に対する圧接が解除された状態となる。
連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接解除及び圧接状態は、次のように実現される。
すなわち、ブレーキ片Cが先端側に位置する状態においては作動部B2に対し径方向に遊びを有する状態でブレーキ片Cが外嵌していて、連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接は解除状態となっており、ブレーキ片Cが基部側に位置する状態においては先端側は径方向の遊びがなくブレーキ片Cの外周部の径方向寸法が維持される状態であり基部側はブレーキ片Cの外周部が径方向外方に拡大した状態となることにより、連結孔部A1の内周部に対しブレーキ片Cの外周部が圧接した状態となる。
(7) ブレーキ片Cが作動部B2の先端側(図3における上方側)に位置して連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接が解除された状態においては、作動部B2に対し径方向に遊びを有する状態でブレーキ片Cが外嵌していて、ブレーキ片Cの外周部の少なくとも一部が連結孔部A1の内周部に接するものとなる。
この状態において、第1部材Aに対し第2部材Bを一方の向き(図3に示される状態において左回り)に相対回動させると、ブレーキ片Cの外周部の少なくとも一部が第1部材Aの連結孔部A1の内周部に接することにより、第1部材Aに対するブレーキ片Cの回転が阻止又は抑制される。
そのため、ブレーキ片Cに対し第2部材Bの嵌挿スライド部B1が前記一方の向きに相対回動し、作動部B2に対しブレーキ片Cを基部側(図2における下方側)に相対的に移動させてブレーキ片Cの外周部が連結孔部A1の内周部に対し圧接した状態として第1部材Aに対し第2部材Bを固定することができる。
図2に示すようにブレーキ片Cが作動部B2に対し基部側に位置してブレーキ片Cの外周部が連結孔部A1の内周部に対し圧接した状態において、第1部材Aに対し第2部材Bを前記一方の向きとは逆の向きである他方の向き(図2に示される状態において右回り)に相対回動させると、連結孔部A1の内周部に対し圧接したブレーキ片Cに対し第2部材Bの嵌挿スライド部B1を同じく他方の向きに相対回動させて作動部B2に対しブレーキ片Cを先端側へ移動させ、連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接状態を解除して第1部材Aに対する第2部材Bの固定を解除することができる。
(8) 作動用ねじ部B3とブレーキ用ねじ部C2は、ブレーキ片Cに対し第2部材Bの嵌挿スライド部B1が、連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向き(図2及び図3に示される状態において右回り)に相対回転し続けた場合、作動用ねじ部B3の解除側終端部BXとブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CXが回転の向きに接し合う状態に達してそれ以上の相対回転が阻止される構造を有する。すなわち、作動用ねじ部B3が螺旋状溝部(雌ねじ部)でブレーキ用ねじ部C2が螺旋状突部(雄ねじ部)であり、螺旋状溝部の解除側終端部BX(軸線方向先端側の端部)が溝部において螺旋の方向に対し垂直状に形成された壁部、螺旋状突部の解除側終端部CX(軸線方向先端側の端部)が螺旋の方向に対し垂直状に形成された端面であって、両者が当接してそれ以上の相対回転が阻止される構造である。
(9) ブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CXは、ブレーキ片Cの周方向における切欠部C1の上流側の3分の1の位置に位置する。
ブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CXと作動用ねじ部B3の解除側終端部BXが回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材Aに対し第2部材Bを前記他方の向き(図3に示される状態において右回り)に相対回動させようとすることにより、図4に示されるように、作動用ねじ部B3の解除側終端部BXが、ブレーキ片Cの周方向における切欠部C1の上流側に位置するブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CXを、矢印BRのように切欠部C1に向かって周方向に押してブレーキ片Cの切欠部C1が周方向にやや収縮し、切欠部C1の上流側のブレーキ片Cの外周部が矢印CRのようにやや内方へ変位する。
そのため、第1部材Aに対するブレーキ片Cの回転が第1部材Aの連結孔部A1の内周部によって妨げられること(従って、第1部材Aに対し第2部材Bが前記他方の向きに相対回動することが阻止又は抑制されること)が防がれるので、第1部材Aに対し第2部材Bを逆の向きである一方の向き(図2に示される状態において左回り)に相対回動させて第1部材Aに対し第2部材Bを固定する操作に円滑に移行することができる。
(10) 第1比較例の連結体(伸縮パイプ)に関する図5、図6及び図7は、ブレーキ用ねじ部CPの解除側終端部CQが、ブレーキ片Cの周方向における切欠部C1の下流側に面して位置することを除き、それぞれ、図1、図3及び図4と同様である。
この場合、ブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CQと作動用ねじ部B3の解除側終端部BXが回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材Aに対し第2部材Bを前記他方の向き(図6に示される状態において右回り)に相対回動させようとすることにより、図7に示されるように、作動用ねじ部B3の解除側終端部BXが、ブレーキ片Cの周方向における切欠部C1の下流側に面するブレーキ用ねじ部CPの解除側終端部CQを、矢印BSのように切欠部C1から離れるように周方向に押してブレーキ片Cの切欠部C1が周方向にやや拡大し、切欠部C1の下流側のブレーキ片Cの外周部が矢印CSのようにやや外方へ変位する。
そのため、第1部材Aに対するブレーキ片Cの回転が第1部材Aの連結孔部A1の内周部によって妨げられる(従って、第1部材Aに対し第2部材Bが前記他方の向きに相対回動することが阻止又は抑制される)ので、第1部材Aに対し第2部材Bを逆の向きである一方の向き(図6に示される状態において左回り)に相対回動させて第1部材Aに対し第2部材Bを固定する操作に円滑に移行することができない。また、このように第1部材Aに対するブレーキ片Cの回転が第1部材Aの連結孔部A1の内周部によって妨げられる状態を、ブレーキ片Cの外周部を連結孔部A1の内周部に対し圧接させて第1部材Aに対し第2部材Bを固定したものと誤認するおそれも生じる。
(11) 第2比較例の連結体(伸縮パイプ)に関する図8及び図9は、作動用ねじ部BPの解除側終端部BQが開放状態であり、作動部B2の先端側に鍔状部BYを有することを除き、それぞれ、図5及び図6と同様である。
この場合、作動用ねじ部B3とブレーキ用ねじ部C2は、ブレーキ片Cに対し第2部材Bの嵌挿スライド部B1が、連結孔部A1の内周部に対するブレーキ片Cの外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向き(図9に示される状態において右回り)に相対回転し続けると、ブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CQは作動用ねじ部B3の解除側終端部BQを通過して空回りし、相対回転は阻止されない。その場合でも、鍔状部BYによって、ブレーキ片Cが作動部B2から離脱することが防がれ、ブレーキ片Cが作動部B2に外嵌し、作動用ねじ部B3とブレーキ用ねじ部C2が螺合した状態が維持される。
しかしながら、このようにブレーキ用ねじ部C2の解除側終端部CQが作動用ねじ部B3の解除側終端部BQを通過して空回りした状態において、第1部材Aに対し第2部材Bを逆の向きである一方の向き(図9に示される状態において左回り)に相対回動させて第1部材Aに対し第2部材Bを固定しようとすると、空回りした中心角分の逆向きの相対回動(但し、360度未満)を余計に必要とすることとなり、第1部材Aに対する第2部材Bの固定を敏速且つ円滑に行うことが妨げられる。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
(1) 本発明の連結体は、第1部材と第2部材とブレーキ片を有してなる。
本発明の連結体の具体例としては、モップ若しくはその他の清掃用具又はその他の器具の柄、或いは物干し竿等として用いられる金属製又はその他の材料からなる伸縮パイプを挙げることができるが、これらに限るもではなく、パイプ以外のものであってもよい。
(2) 第1部材は、直線状の軸線に沿う連結孔部を有するものであり、連結孔部は円柱形状であることが一般的であるが、これに限るものではなく、直線状の軸線に沿う多角形状横断面の連結孔部であってもよい。
第1部材の具体例としては、円筒形のパイプ状のものを挙げることができるが、これに限るものではない。
(3) 第2部材は、直線状の軸線に沿う嵌挿スライド部を有する。
嵌挿スライド部は、第1部材の連結孔部に嵌挿された状態でその連結孔部に対し軸線方向にスライドし得るものである。
第2部材の部分又は全部を嵌挿スライド部とすることができる。
また、嵌挿スライド部は、その部分又は全部を、第1部材の連結孔部に対し軸線方向にスライドして挿脱し得るものとすることができる。
嵌挿スライド部の一部が第1部材の連結孔部から脱離しないものとするには、例えば、連結孔部のうち嵌挿スライド部が出入する開口部付近又はその他の箇所に他の部分よりも内方に(環状に又は1若しくは複数箇所において)突起した内方突起部を設け、嵌挿スライド部のうち連結孔部の内方突起部よりも奥側に位置する部分に、その内方突起部により連結孔部の開口部側への移動が阻止される外方突起部を設けるという手段を挙げることができるが、これに限るものではない。
第2部材の嵌挿スライド部には、連結孔部に嵌挿される奥側の端部付近又はその他の位置に作動部を備える。
(4) ブレーキ片は、合成樹脂若しくはその他の材料からなる円筒状体又はその他の形状の環状体における周方向の一部を切欠した形状をなし、切欠部が周方向に拡縮すること等によりほぼ径方向に弾性的に拡縮し得る切欠環状をなすものとすることができる。
ブレーキ片の外周面は、平滑面とすることができる他、連結孔部の内周部との間の摩擦力を調整するために、多数の軸線方向溝若しくは突条又は多数の小突起若しくは凹部を設けることや、ゴム状材料若しくはその他の摩擦力の調整が可能な材料で被覆すること等も可能である。
(5) 嵌挿スライド部における作動部は、外周側に作動用ねじ部を有する。作動用ねじ部は、作動部の軸線方向における部分(例えば軸線方向一方の側の3乃至7割程度)又は全部にわたり設けることができる。また作動用ねじ部は、軸線方向のまわりの雄ねじ部又は雌ねじ部とすることができる。
ブレーキ片は、ブレーキ用ねじ部を内周側に有する。ブレーキ用ねじ部は、前記切欠部を横切るものとすることができる。また、ブレーキ用ねじ部は、ブレーキ片の軸線方向における部分(例えばブレーキ片の軸線方向における一端部が螺旋状をなし、その螺旋状端部に沿ってブレーキ用ねじ部を有するものとすることができる)又は全部にわたり設けることができる。また、ブレーキ用ねじ部は、作動用ねじ部と螺合し得る軸線方向のまわりの雌ねじ部又は雄ねじ部とすることができる。
ブレーキ片は作動部に外嵌し、作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部が螺合している。両者が螺合した状態でブレーキ片と第2部材の嵌挿スライド部が軸線のまわりに相対的に回動することにより、作動部に対するブレーキ片の相対的な軸線方向位置が変化する。
嵌挿スライド部における作動部の軸線方向両端部(又は一端部)には、それぞれ、ブレーキ片が作動部から軸線方向に離脱すること(特に、作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部が螺合状態から離脱すること)を防ぐための鍔状部を有するものとすることができる。
(6) 作動部の外周部(作動用ねじ部と例えば円筒状外周面部および/または円錐台状外周面部)の径方向の寸法は、軸線方向位置により異なるため、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において所定の位置に位置することにより、ブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に圧接する状態となり、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において前記所定位置以外の位置に位置することにより、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態となる。
例えば、作動部に、外周部が膨出した膨出部(軸線方向における所定位置)と、膨出していない非膨出部(軸線方向における所定位置以外の位置)を有する場合、ブレーキ片が作動部の膨出部に位置するときは、そのブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得、作動部の非膨出部に位置するブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得ないものとすることができる。
また、作動部における前記非膨出部から膨出部にわたる全部又はその一部が、外周部が軸線方向一方に向かって漸次膨出するものとすることができる。
作動部の外周部の径方向の寸法は、作動部の軸線方向における一端から他端に向かって、例えば、非膨出状態から膨出状態へ漸次膨出;非膨出(一定)・漸次膨出・膨出(一定);非膨出状態から膨出状態へ漸次膨出・膨出(一定);非膨出(一定)・膨出(一定)等と変化するものとすることができるが、これらに限るものではなく、非膨出(一定)・漸次膨出・膨出(一定)・漸次縮小・非膨出(一定);非膨出(一定)・膨出(一定)・非膨出(一定)と変化するものとすることも可能である。
連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接解除及び圧接状態は、例えば次のように実現される。
すなわち、例えば、所定位置以外の軸線方向位置においては作動部に対し径方向に遊びを有する状態でブレーキ片が外嵌していて、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接は解除状態となっており、作動部の外周部が膨出した所定位置においては径方向の遊びがなくブレーキ片の外周部の径方向寸法が維持される状態又はブレーキ片の外周部が径方向外方に拡大してブレーキ片が外嵌した状態となることにより、連結孔部の内周部に対しブレーキ片の外周部が圧接した状態となるものとすることができる。
或いは例えば、所定位置以外の軸線方向位置においては作動部に対し径方向に遊びがない状態でブレーキ片が外嵌していて、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接は解除状態となっており、作動部の外周部が膨出した所定位置においてはブレーキ片の外周部が径方向外方に拡大してブレーキ片が外嵌した状態となることにより、連結孔部の内周部に対しブレーキ片の外周部が圧接した状態となるものとすることができる。
(7) 連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部は第1部材の連結孔部の内周部に接し得る。
このような例としては、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、例えば、作動部に対し径方向に遊びを有する状態でブレーキ片が外嵌していて、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が連結孔部の内周部に接する場合、或いは例えば、作動部に対し径方向に遊びのない状態でブレーキ片が外嵌していて、ブレーキ片の外周部の一部が弾性的に径方向外方へ立ち上がって連結孔部の内周部に接する場合を挙げることができる。
連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させると、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が第1部材の連結孔部の内周部に接することにより、第1部材に対するブレーキ片の回転が阻止又は抑制される。
そのため、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が前記一方の向きに相対回動し、作動部に対しブレーキ片を前記所定の位置に相対的に移動させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態とすることができる。
ブレーキ片が作動部に対し前記所定の位置に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を前記一方の向きとは逆の向きである他方の向きに相対回動させると、連結孔部の内周部に対し圧接したブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部を同じく他方の向きに相対回動させて作動部に対しブレーキ片を所定の位置から相対的に移動させ、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除することができる。
なお、例えば、軸線方向において前記所定位置を挟んで両側に所定位置以外の位置が存在する場合は、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態として第1部材に対し第2部材を固定することができ、ブレーキ片が作動部に対し所定の位置に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を前記一方の向きとは逆の向きである他方の向きに又は前記一方の向きと同じ向きに相対回動させることにより連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除して第1部材に対する第2部材の固定を解除することができる。
(8) 作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部は、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向きに相対回転し続けた場合(或いは、例えば前記のように軸線方向において前記所定位置を挟んで両側に所定位置以外の位置が存在する場合は、前記他方の向きに又は前記一方の向きに相対回転し続けた場合)、作動用ねじ部の解除側終端部とブレーキ用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合う状態に達してそれ以上の相対回転が阻止される構造を有する。
このような構造は、例えば、作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部の一方が螺旋状溝部(雌ねじ部)で他方が螺旋状突部(雄ねじ部)である場合に、螺旋状溝部の解除側終端部が溝部において螺旋の方向に対し垂直状に形成された壁部、螺旋状突部の解除側終端部が螺旋の方向に対し垂直状に形成された端面であって、両者が当接してそれ以上の相対回転が阻止される構造とすることができるが、これに限るものではない。
例えば第2部材の先端部に嵌挿スライド部の作動部を有する場合、作動部に外嵌されたブレーキ片におけるブレーキ用ねじ部の解除側終端部は、ブレーキ用ねじ部における嵌挿スライド部の先端側に位置するものとすることができるが、基端側でも可能である。
(9) ブレーキ用ねじ部の解除側終端部は、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側に位置する。すなわち、ブレーキ用ねじ部の解除側終端部に向かう側を上流側として、ブレーキ用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側(切欠部から見て周方向を二分した場合の上流側の半分)に位置する。好ましくは、切欠部の上流側のうち2分の1以下(上流側を二分した場合の切欠部に近い側)の位置(より好ましくは3分の1以下の位置)である。
これにより、ブレーキ用ねじ部の解除側終端部と作動用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材に対し第2部材を前記他方の向きに相対回動させようとした場合に、第1部材に対するブレーキ片の相対回動が妨げられることが防がれるので、第1部材に対し第2部材が前記他方の向きに相対回動することが阻止又は抑制されることが防がれる。
A 第1部材
A1 連結孔部
B 第2部材
B1 嵌挿スライド部
B2 作動部
B3 作動用ねじ部
B4 円錐台状外周面部
B5 鍔状部
BP 作動用ねじ部
BQ 解除側終端部
BR 矢印
BS 矢印
BX 解除側終端部
BY 鍔状部
C ブレーキ片
C1 切欠部
C2 ブレーキ用ねじ部
CP ブレーキ用ねじ部
CQ 解除側終端部
CR 矢印
CS 矢印
CX 解除側終端部

Claims (4)

  1. 直線状の軸線に沿う連結孔部を有する第1部材と、
    直線状の軸線に沿う嵌挿スライド部であって前記連結孔部に嵌挿された状態でその連結孔部に対し軸線方向にスライドし得るものを有する第2部材と、
    周方向の一部を切欠し、ほぼ径方向に弾性的に拡縮し得る切欠環状のブレーキ片を有してなる連結体であって、
    前記第2部材の嵌挿スライド部に、外周側に作動用ねじ部を有し、外周部の径方向の寸法が軸線方向位置により異なる作動部を備え、
    前記ブレーキ片は、ブレーキ用ねじ部を内周側に有し、
    前記作動部に前記ブレーキ片が外嵌して前記作動用ねじ部と前記ブレーキ用ねじ部が螺合し、ブレーキ片と第2部材の嵌挿スライド部が軸線のまわりに相対的に回動することにより作動部に対するブレーキ片の相対的な軸線方向位置が変化し得、
    作動部の外周部の径方向の寸法が軸線方向位置により異なるため、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において所定の位置に位置することにより、ブレーキ片の外周部が前記連結孔部の内周部に圧接する状態となり、作動部に対しブレーキ片が軸線方向において前記所定位置以外の位置に位置することにより、前記連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態となり、
    連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接が解除された状態において、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部は第1部材の連結孔部の内周部に接し得、第1部材に対し第2部材を一方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片の外周部の少なくとも一部が第1部材の連結孔部の内周部に接して第1部材に対する回転が阻止又は抑制されたブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が同じ一方の向きに相対回動し、作動部に対しブレーキ片を前記所定の位置に相対的に移動させてブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態とすることができ、
    ブレーキ片が作動部に対し前記所定の位置に位置してブレーキ片の外周部が連結孔部の内周部に対し圧接した状態において、第1部材に対し第2部材を前記一方の向きとは逆の向きである他方の向きに相対回動させることにより、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部を同じく他方の向きに相対回動させて作動部に対しブレーキ片を所定の位置から相対的に移動させ、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態を解除することができ、
    前記作動用ねじ部とブレーキ用ねじ部は、ブレーキ片に対し第2部材の嵌挿スライド部が、連結孔部の内周部に対するブレーキ片の外周部の圧接状態が解除される向きである前記他方の向きに相対回転し続けた場合、作動用ねじ部の解除側終端部とブレーキ用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合う状態に達してそれ以上の相対回転が阻止される構造を有し、
    ブレーキ用ねじ部の解除側終端部は、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側に位置し、
    ブレーキ用ねじ部の解除側終端部と作動用ねじ部の解除側終端部が回転の向きに接し合った状態から、更に第1部材に対し第2部材を前記他方の向きに相対回動させようとした場合に、第1部材に対するブレーキ片の相対回動が妨げられることが防がれることを特徴とする連結体。
  2. ブレーキ用ねじ部の解除側終端部が、ブレーキ片の周方向における切欠部の上流側の2分の1以下の位置に位置する請求項1記載の連結体。
  3. 作動部に、外周部が膨出した膨出部と、膨出していない非膨出部を有し、
    ブレーキ片が作動部の膨出部に位置する場合、そのブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得、
    作動部の非膨出部に位置するブレーキ片の外周部は連結孔部の内周部に対し圧接し得ない請求項1又は2記載の連結体。
  4. 作動部における前記非膨出部から膨出部にわたる全部又はその一部が、外周部が軸線方向一方に向かって漸次膨出するものである請求項3記載の連結体。
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