JP2014095434A - フランジ付き管継手 - Google Patents

フランジ付き管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2014095434A
JP2014095434A JP2012247518A JP2012247518A JP2014095434A JP 2014095434 A JP2014095434 A JP 2014095434A JP 2012247518 A JP2012247518 A JP 2012247518A JP 2012247518 A JP2012247518 A JP 2012247518A JP 2014095434 A JP2014095434 A JP 2014095434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
joint body
joint
pipe joint
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012247518A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Iizuka
建郎 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2012247518A priority Critical patent/JP2014095434A/ja
Publication of JP2014095434A publication Critical patent/JP2014095434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】継手本体の剛性を確保しつつ、フランジと継手本体との境界部分に応力が集中するのを抑制した樹脂製のフランジ付き管継手を提供する。
【解決手段】第1の樹脂材料で形成され、管体が接続される筒状の継手本体と、前記継手本体に設けられ、取付面へ固定されると共に、前記第1の樹脂材料より剛性が低い第2の樹脂材料で形成された弾性変形可能なフランジと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、床上の管体と床下の管体を接続するフランジ付き管継手に関する。
近年、管継手の軽量化及びコスト削減を図るため、樹脂で形成された管継手が広く利用されている。この種の管継手は、剛性を確保するため、ガラス繊維等で強化された強化樹脂で形成される。一方、床面に固定されるフランジを備えたフランジ付き管継手がある(例えば、特許文献1)。引用文献1に開示されたフランジ付き管継手は、フランジと継手本体を金属で一体成型したものであり、コストを削減するため樹脂製のフランジ付き管継手が求められている。
しかしながら、強化樹脂で一体成型したフランジ付き管継手では、床上の管体を位置合わせして継手本体へ挿入するとき、継手本体とフランジとの境界部分に応力が集中する虞がある。
特開2010−65732号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、継手本体の剛性を確保しつつ、フランジと継手本体との境界部分に応力が集中するのを抑制した樹脂製のフランジ付き管継手を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係るフランジ付き管継手は、第1の樹脂材料で形成され、管体が接続される筒状の継手本体と、前記継手本体に設けられ、取付面へ固定されると共に、前記第1の樹脂材料より剛性が低い第2の樹脂材料で形成された弾性変形可能なフランジと、を有する。
請求項1に記載のフランジ付き管継手によれば、フランジを形成する第2の樹脂材料は、継手本体を形成する第1の樹脂材料より剛性が低い樹脂材料とされている。これにより、フランジと継手本体との境界部分に応力が作用すると、フランジが弾性変形して応力を分散させ、応力の集中を抑制できる。一方で、継手本体はフランジより剛性の高い第1の樹脂材料で形成されているので、継手本体の内部を流れる流体の圧力で継手本体が変形することがない。
請求項2に係るフランジ付き管継手は、請求項1に記載のフランジ付き管継手であって、前記継手本体の外周面には、環状突起が形成されており、前記フランジは環状に形成され、且つ前記フランジの孔部の孔壁には、前記環状突起が嵌合される環状溝が形成されており、前記環状突起を前記環状溝へ圧入して前記継手本体と前記フランジとが一体となる。
請求項2に係るフランジ付き管継手によれば、継手本体の外周面に形成された環状突起をフランジの孔部の孔壁に形成された環状溝へ圧入して嵌合させることで継手本体とフランジとが一体となる。これにより、継手本体とフランジを連結するための連結部品を別途用意する必要がない。
請求項3に係るフランジ付き管継手は、請求項2に記載のフランジ付き管継手であって、圧入時に前記継手本体が当接する前記フランジの孔縁には、前記孔部の中心へ接近するに従って前記環状溝側へ傾斜する傾斜部が形成されている。
請求項3に係るフランジ付き管継手によれば、継手本体をフランジへ圧入する際、フランジの孔縁に形成された傾斜部に沿ってフランジを押し広げながらスムーズに継手本体を圧入できる。
請求項4に係るフランジ付き管継手は、請求項1〜3の何れか1項に記載のフランジ付き管継手であって、前記継手本体と前記フランジの相対回転を抑制する回転抑制手段が設けられている。
請求項4に係るフランジ付き管継手によれば、継手本体へ管体を捩じ込んで接続する際に、回転抑制手段が継手本体とフランジの相対回転を抑制する。
請求項5に係るフランジ付き管継手は、請求項4に記載のフランジ付き管継手であって、前記回転抑制手段は、前記継手本体の外周面から突出した係止片と、前記フランジの前記孔部の孔壁に形成され、前記係止片と係合する凹部と、を備えている。
請求項5に係るフランジ付き管継手によれば、継手本体の外周面に形成された係止片がフランジの孔壁に形成された凹部と係合している。これにより、継手本体に管体を捩じ込んで接続する際に、係止片が凹部に係止されて、継手本体とフランジの相対回転を抑制できる。
請求項6に係るフランジ付き管継手は、請求項4に記載のフランジ付き管継手であって、前記回転抑制手段は、前記継手本体の一端部に形成され、軸方向から見て多角形状とされた多角形部と、前記フランジに形成され、前記多角形部が圧入される多角形状の孔部と、を備えている。
請求項6に係るフランジ付き管継手によれば、継手本体に管体を捩じ込んで接続する際に、継手本体の多角形部の角がフランジの孔部の孔壁に係止されて、継手本体とフランジの相対回転を抑制できる。
請求項7に係るフランジ付き管継手は、請求項1〜6の何れか1項に記載のフランジ付き管継手であって、前記第1の樹脂材料は、ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂であり、前記第2の樹脂材料は、非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂である。
請求項7に係るフランジ付き管継手によれば、高い剛性が必要となる継手本体をガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂で形成し、相対変形可能な低い剛性が必要となるフランジを非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂で形成している。
本発明は、上記の構成としたので、継手本体の剛性を確保しつつ、フランジと継手本体との境界部分に応力が集中するのを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手を中心軸に沿って切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手を軸方向から見た平面図である。 本発明の第1実施形態に係る継手本体をフランジへ圧入している途中の状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジへ継手本体が圧入された状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手に樹脂管が接続される状態を示す、管継手の中心軸に沿って切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手に樹脂管が接続され床面に固定された状態を示す、管継手の中心軸に沿って切断した断面図である。 図7の管継手に金属管が接続された状態を示す、管継手の中心軸に沿って切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフランジが変形している状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフランジ付き管継手を軸方向から見た平面図である。
<第1実施形態>
図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るフランジ付き管継手10(以下、管継手10と記載する)について説明する。図1に示すように、管継手10は、管体が接続される継手本体12と、床などの取付面へ固定されるフランジ14とを含んで構成されており、継手本体12をフランジ14へ圧入して一体に形成される。
図2に示すように、継手本体12は、軸方向の両端部が開口した筒状の部材であり、第1の樹脂材料で形成されている。ここで、第1の樹脂材料としては、ガラス繊維を含有した樹脂(ガラス繊維強化樹脂)や炭素繊維を含有した樹脂(炭素繊維強化樹脂)などが用いられる。本実施形態では、一例として、ガラス繊維を30%含有したガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂で継手本体12を形成している。なお、ガラス繊維の含有率は、継手本体12に要求される剛性や、材料コストなどに応じて適宜変更してもよく、ガラス繊維を30%〜50%含有したガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂を用いるのが好ましい。
継手本体12の一端側には、略円筒状の樹脂管接続部16が形成されている。樹脂管接続部16の一端部には、管体としての樹脂管100(図6参照)が接続される開口16Aが形成されており、樹脂管接続部16の内周面には、開口16Aへ向かって拡径するようにテーパ面16Bが形成されている。これにより、樹脂管100から管継手10へ流体を流入させる場合、樹脂管100中の流体をテーパ面16Bに沿ってスムーズに継手本体12へ案内できる。また、樹脂管接続部16の他端部には、テーパ面16Bと同様に、後述する金属管接続部18へ向かって拡径するようにテーパ面16Eが形成されている。
樹脂管接続部16の外周面には、樹脂管接続部16の軸方向中央部よりやや開口16A側に2つの周溝16Cが形成されている。周溝16Cは同じ形状であり、それぞれの周溝16Cには後述するOリング108が取り付けられる(図6参照)。樹脂管接続部16の軸方向他端側の外周面には、環状の係止リブ16Dが突設されている。係止リブ16Dには後述する外筒106が係止される(図6参照)。
樹脂管接続部16の軸方向他端部には、樹脂管接続部16より大径の金属管接続部18が形成されている。金属管接続部18の軸方向一端部には、管体としての金属管102(図8参照)が接続される開口18Aが形成されており、金属管接続部18の内周面には、金属筒20が設けられている。
金属筒20は、インサート成型により金属管接続部18と一体に形成された金属製の筒状部材であり、金属筒20の内周面には、ネジ溝20Aが形成されている。ネジ溝20Aは、開口18Aへ向かって金属筒20の内径が拡径されるようにテーパ状に形成されている。
金属管接続部18の軸方向一端部には、圧入部22が形成されている。圧入部22は、金属管接続部18の外周面から径方向外側へ延出しており、圧入部22の軸方向中央部には、環状突起22Aが形成されている。
環状突起22Aは、軸方向に切断した断面が略矩形状に形成されており、図5に示すように、樹脂管接続部16側(図中下側)の角が丸められR形状とされている。また、図1及び図3に示すように、圧入部22には、径方向外側へ延出した回転抑制手段としての係止片22Bが周方向に等間隔で複数形成されている。
係止片22Bは、圧入部22の外周面から径方向へ直線状に延びており、係止片22Bの先端部は、角が丸められている。なお、本実施形態では、一例として、3つの係止片22Bが形成されているが、これに限らず、例えば4つ以上の係止片22Bを形成してもよく、逆に1つだけでもよい。さらに、本実施形態では、係止片22Bを周方向に等間隔で形成しているが、これに限らず、複数の係止片22Bを不等間隔に形成してもよい。
図3に示すように、圧入部22の外周面にはフランジ14が圧入されて継手本体12と一体となっている。図1に示すように、フランジ14は、軸心部に孔部28を備えた円形の環状部材であり、第2の樹脂材料で形成されている。ここで、第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料より剛性が低い樹脂材料であり、フランジ14は弾性変形可能に形成されている。本実施形態では、第2の樹脂材料の一例として、ガラス繊維で強化されていない非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂を用いているが、これに限らず、例えば、塩化ビニル等の樹脂材料を用いてもよい。なお、ここでいう剛性が低い樹脂材料とは、曲げ応力、ねじり応力、又はせん断応力の何れかの応力が作用した際に弾性変形して応力を分散させる性質を備えた樹脂材料を指す。
フランジ14の外周端部には、周方向に間隔を空けて3つの貫通孔30が形成されている。貫通孔30には木ネジ116が挿入されフランジ14を床面104へ固定できるようになっている(図6参照)。
図1に示すように、フランジ14の孔部28の孔壁には、一周に亘って環状溝32が形成されている。環状溝32は、フランジ14の軸方向中央部に形成されており、継手本体12の圧入部22に形成された環状突起22Aが嵌合可能な深さで形成されている。また、フランジ14の孔部28には、径方向外側へ凹ませた凹部34が周方向に等間隔で3個形成されている。3個の凹部34はそれぞれ、継手本体12の圧入部22に形成された係止片22Bと対応する形状に形成されている。
ここで、圧入時に継手本体12が当接するフランジ14の孔部28の孔縁には、図5に示すように、孔部28の中心CLへ接近するに従って下方(環状溝32側)へ接近する方向へ傾斜した傾斜部14Aが形成されている。本実施形態の傾斜部14Aの径方向の長さは、環状溝32の溝深さと同程度の長さとなっているが、これに限らず、環状溝32よりさらに径方向外側から傾斜してもよい。また、傾斜部14Aの傾斜角度は、フランジ14の剛性等を考慮して適切な傾斜角度に設定される。
ここで、環状溝32より軸方向一端側のフランジ14の孔部28の孔壁28Aは、軸方向他端側の孔壁28Bより僅かに径方向外側に位置している。すなわち、フランジ14の図中上側の内径は、図中下側の内径より大径に形成されている。
なお、本実施形態では、フランジ14の片面だけに傾斜部14Aを形成したが、フランジ14の両面に傾斜部14Aを形成してもよい。また、環状溝32より軸方向一端側のフランジ14の内径と軸方向他端側のフランジ14の内径を異なる寸法としたが、同じ内径で形成してもよい。フランジ14の内径を統一し、フランジ14の両面に傾斜部14Aを形成すれば、フランジ14の表面と裏面を区別する必要がなくなる。
また、本実施形態では、継手本体12と金属筒20とがインサート成型で一体に形成されて金属管接続部18を構成していたが、これに限らず、樹脂材料だけで金属管接続部18を形成してもよい。この場合、継手本体12を樹脂成型した後に、金属管接続部18の内周壁を切削してネジ溝を形成すれば、継手本体12を樹脂材料だけで形成でき、継手本体12を軽量化できる。
(作用)
次に、本実施形態に係る管継手10の作用について説明する。継手本体12をフランジ14へ圧入する際には、図1に示すように、圧入部22の係止片22Bとフランジ14の凹部34の位置を合わせ、樹脂管接続部16側からフランジ14へ圧入する。
このとき、図4に示すように、圧入部22の環状突起22Aとフランジ14の傾斜部14Aとが当接する。そして、当接した状態で継手本体12を矢印の方向(軸方向)へ押し込むと、フランジ14が径方向外側へ押し広げられ、傾斜部14Aに沿って環状突起22Aが軸方向に移動して環状溝32へ嵌入される。
ここで、環状突起22Aの図中下側の角が丸められR形状とされているので、環状突起22Aとフランジ14とが当接してもフランジ14を傷付けずにスムーズに圧入できる。また、フランジ14の図中上側の内径が拡径されているので、圧入時に必要な力を低減できる。環状突起22Aが環状溝32へ嵌入されると、径方向外側へ押し広げられていたフランジ14が元の形状に戻り、環状突起22Aを係止する。以上のようにして、継手本体12をフランジ14へ圧入して管継手10を形成しているので、継手本体12とフランジ14を連結する連結部材などの部品が不要となり、コスト低減及び工数削減を図ることができる。なお、圧入後の継手本体12は、フランジ14から外れない範囲で軸方向にフランジ14に対して相対移動可能な構成としてもよい。
次に、管継手10へ樹脂管100及び金属管102を接続する際の作用について説明する。初めに、図6に示すように、管継手10の取付面となる床面104の所望の位置に開口104Aを形成する。開口104Aの大きさは、継手本体12の樹脂管接続部16が挿通できる大きさであればよい。
開口104Aを形成した後、床下に延びる樹脂管100を開口104Aから床上へ引き上げ、樹脂管接続部16へ挿入する。ここで、樹脂管接続部16には、外筒106、Oリング108、ロックリング110、解除リング112、及びキャップ114が取り付けられ所謂ワンタッチ式の継手を構成している。これにより、樹脂管100を樹脂管接続部16と外筒106との間へ挿入すると、ロックリング110の爪が樹脂管100へ食い込んで、樹脂管100が抜出不能となり、樹脂管100の接続が完了する(図7参照)。また、Oリング108により樹脂管接続部16と樹脂管100とがシールされる。
次に、図7に示すように、開口104Aに樹脂管接続部16を挿通させ、フランジ14を床面104に当接させる。そして、フランジ14の貫通孔30へ木ネジ116を挿通して床面104へ捩じ込み、フランジ14を床面104へ固定する。続いて、床上の金属管102を金属管接続部18の開口18Aから挿入し、金属筒20のネジ溝20Aへ捩じ込んで接続する。
このとき、金属管102を金属筒20へ捩じ込むと、継手本体12とフランジ14との間に周方向の力が作用するが、図3に示すように、圧入部22の係止片22Bがフランジ14の凹部34に係止されているので、継手本体12とフランジ14とが相対回転するのを抑制できる。
また、金属管102の中心軸CL2と管継手10の中心軸CLがずれていたり、接続前の金属管102が管継手10に対して傾いている場合、金属管102と金属管接続部18との位置を合わせて接続すると、継手本体12に対して径方向に応力が作用し、図8に示すように、金属管102が接続された金属管接続部18とフランジ14との境界部分Pに応力が集中する。ここで、フランジ14は、継手本体12を形成する第1の樹脂材料(ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂)より剛性が低い第2の樹脂材料(非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂)で形成されているので、図9に示すように、金属管102の接続時にフランジ14が弾性変形して境界部分Pに作用する応力を分散させる。これにより、応力の集中を抑制できる。
一方、継手本体12は、剛性の高い第1の樹脂材料(ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂)で形成されているので、継手本体12の内部を高圧の流体が流れても、膨張したり変形することなく漏水を抑制できる。なお、図9では、説明の便宜上、フランジ14の変形量を誇張して描いている。
管継手10を取り外す際には、上述した手順とは逆の手順で行う。すなわち、金属管接続部18から金属管102を取り外し、木ネジ116を抜いて床面104から管継手10を取り外した後、樹脂管接続部16から樹脂管100を取り外す。このとき、解除リング112を軸方向に押し込むことで、解除リング112がロックリング110と樹脂管100の間に入り込んで、ロックリング110の爪が樹脂管100から引き離される。この状態で樹脂管接続部16から樹脂管100を取り外す。
なお、本実施形態では、フランジ14を円形の環状部材としたが、これに限らず、例えば、外形が矩形状のフランジを用いてもよい。また、フランジ14に形成した貫通孔30の数や位置については、フランジ14の取付面の材質や形状により適宜設定される。
さらに、本実施形態のフランジ付き管継手10は、継手本体12をフランジ14へ圧入して一体に形成されているが、これに限らず、圧入以外の方法で一体に形成してもよい。例えば、継手本体12をフランジ14へ捩じ込んで一体に形成してもよい。また、継手本体12とフランジ14を金型で一体成形してフランジ付き管継手10を形成してもよい。この場合、例えば、予め一方の部品を成形しておき、この部品を金型へセットし後、他方の部品の樹脂材料を金型へ流し込むことで一体成形する方法がある。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るフランジ付き管継手50(以下、管継手50と記載する)について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。図10に示すように、本実施形態に係る管継手50は、継手本体52をフランジ54へ圧入して一体に形成されている。また、継手本体52は、ガラス繊維を30%含有したガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂で形成されており、フランジ54は、非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂で形成されている。
ここで、フランジ54の径方向中央部には、軸方向から見て正六角形状の孔部58が形成されている。また、継手本体52の軸方向一端部には、孔部58に圧入される多角形部としての正六角形部56が形成されている。さらに、正六角形部56の外周面には、環状突起56Bが形成されており、環状突起56Bがフランジ54に係止されている。
本実施形態の管継手50では、正六角形部56の開口56Aへ金属管102を捩じ込む際に、継手本体52とフランジ54との間に周方向の応力が作用するが、孔部58の孔壁により正六角形状の正六角形部56の角が係止されるので、継手本体52とフランジ54とが相対回転するのを抑制できる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、継手本体52の正六角形部56は、正六角形状に形成されていたが、これに限らず、多角形状であればよい。例えば、三角形状や矩形でもよい。また、本実施形態のフランジ54の内周縁部に第1実施形態の傾斜部14Aと同様の傾斜部を形成して圧入の作業を行い易くしてもよい。
以上、本発明の第1、2の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、管継手10は、流路が直線状となったストレート型の管継手に限らず、エルボ型やT字型であってもよい。
10 フランジ付き管継手
12 継手本体
14 フランジ
14A 傾斜部
22A 環状突起
22B 係止片(回転抑制手段)
28 孔部
32 環状溝
34 凹部(回転抑制手段)
50 フランジ付き管継手
52 継手本体
54 フランジ
56 正六角形部(多角形部)
56B 環状突起
58 孔部
100 樹脂管
102 金属管
104 床面(取付面)
CL 中心軸

Claims (7)

  1. 第1の樹脂材料で形成され、管体が接続される筒状の継手本体と、
    前記継手本体に設けられ、取付面へ固定されると共に、前記第1の樹脂材料より剛性が低い第2の樹脂材料で形成された弾性変形可能なフランジと、
    を有するフランジ付き管継手。
  2. 前記継手本体の外周面には、環状突起が形成されており、
    前記フランジは環状に形成され、且つ前記フランジの孔部の孔壁には、前記環状突起が嵌合される環状溝が形成されており、
    前記環状突起を前記環状溝へ圧入して前記継手本体と前記フランジとが一体となる請求項1に記載のフランジ付き管継手。
  3. 圧入時に前記継手本体が当接する前記フランジの孔縁には、前記孔部の中心へ接近するに従って前記環状溝側へ傾斜する傾斜部が形成されている請求項2に記載のフランジ付き管継手。
  4. 前記継手本体と前記フランジの相対回転を抑制する回転抑制手段が設けられた請求項1〜3の何れか1項に記載のフランジ付き管継手。
  5. 前記回転抑制手段は、前記継手本体の外周面から突出した係止片と、
    前記フランジの前記孔部の孔壁に形成され、前記係止片と係合する凹部と、
    を備えている請求項4に記載のフランジ付き管継手。
  6. 前記回転抑制手段は、前記継手本体の一端部に形成され、軸方向から見て多角形状とされた多角形部と、
    前記フランジに形成され、前記多角形部が圧入される多角形状の孔部と、
    を備えている請求項4に記載のフランジ付き管継手。
  7. 前記第1の樹脂材料は、ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂であり、前記第2の樹脂材料は、非強化ポリフェニレンサルファイド樹脂である請求項1〜6の何れか1項に記載のフランジ付き管継手。
JP2012247518A 2012-11-09 2012-11-09 フランジ付き管継手 Pending JP2014095434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247518A JP2014095434A (ja) 2012-11-09 2012-11-09 フランジ付き管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247518A JP2014095434A (ja) 2012-11-09 2012-11-09 フランジ付き管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014095434A true JP2014095434A (ja) 2014-05-22

Family

ID=50938664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012247518A Pending JP2014095434A (ja) 2012-11-09 2012-11-09 フランジ付き管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014095434A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196404A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 株式会社ブリヂストン 管継手
JP2019128030A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社Kvk 管継手及び管継手の固定方法
JP2021001685A (ja) * 2018-12-11 2021-01-07 株式会社オンダ製作所 管体接続装置及び座部材

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926685A (ja) * 1982-08-02 1984-02-10 株式会社クボタ フランジ付プラスチツク管及びその製造方法
JPS5934193U (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 日立造船株式会社 塩化ビニ−ル管のフランジ取付け構造
JPH0772429B2 (ja) * 1986-10-31 1995-08-02 江端商事株式会社 管接手
JPH1122569A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2000046247A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Kakudai:Kk 配管用継手
JP2000110969A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Miyako Kk 管継手
JP2005233363A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Bridgestone Flowtech Corp 管継手及びその製法
JP2005344794A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Aron Kasei Co Ltd 接続継手および配管施工方法
JP2008039047A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Aron Kasei Co Ltd 管継手の取付補助具

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926685A (ja) * 1982-08-02 1984-02-10 株式会社クボタ フランジ付プラスチツク管及びその製造方法
JPS5934193U (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 日立造船株式会社 塩化ビニ−ル管のフランジ取付け構造
JPH0772429B2 (ja) * 1986-10-31 1995-08-02 江端商事株式会社 管接手
JPH1122569A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2000046247A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Kakudai:Kk 配管用継手
JP2000110969A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Miyako Kk 管継手
JP2005233363A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Bridgestone Flowtech Corp 管継手及びその製法
JP2005344794A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Aron Kasei Co Ltd 接続継手および配管施工方法
JP2008039047A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Aron Kasei Co Ltd 管継手の取付補助具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196404A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 株式会社ブリヂストン 管継手
JP2014234910A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 株式会社ブリヂストン 管継手及び管継手取付構造
JP2019128030A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社Kvk 管継手及び管継手の固定方法
JP2021001685A (ja) * 2018-12-11 2021-01-07 株式会社オンダ製作所 管体接続装置及び座部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4939826B2 (ja) 管継手の組立て方法
JPWO2016132745A1 (ja) 管継手
JP6139126B2 (ja) パイプコネクタ
JP2014095434A (ja) フランジ付き管継手
JP5689618B2 (ja) 管継手
JP5133155B2 (ja) シャフト抜け防止構造
JP5269178B2 (ja) 管継手の組立て方法
JP5818855B2 (ja) 管継手
JP2011089598A (ja) 継手
JP2007064367A (ja) パイプ結合構造
JP2010084914A (ja) 管継手用継手本体、管継手、継手本体製造方法
JP5472706B2 (ja) 管継手
JP5689916B2 (ja) 管継手
JP2003056767A (ja) 樹脂製インコア
JP6407611B2 (ja) 管継手
JP5275843B2 (ja) 管継手
EP3130831A1 (en) Pipe joint
WO2020121871A1 (ja) 管継手及び管継手用芯材
JP2021085487A (ja) 部品取付構造
CN114658939A (zh) 一种能快速自锁的管道连接组件
JP2014037846A (ja) 接続管からのシール部材の抜止構造
JP2022070115A (ja) 管継手
JP6155070B2 (ja) 樹脂配管の接合部構造
JP2016035312A (ja) 管継手
JP2021042850A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161025