JPH0414701Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414701Y2
JPH0414701Y2 JP931787U JP931787U JPH0414701Y2 JP H0414701 Y2 JPH0414701 Y2 JP H0414701Y2 JP 931787 U JP931787 U JP 931787U JP 931787 U JP931787 U JP 931787U JP H0414701 Y2 JPH0414701 Y2 JP H0414701Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking piece
cylinder
locking
cylinder part
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP931787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63118491U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP931787U priority Critical patent/JPH0414701Y2/ja
Publication of JPS63118491U publication Critical patent/JPS63118491U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414701Y2 publication Critical patent/JPH0414701Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、被接続拡管を接続するための専用管
継手で、特にフレア加工部を複数個の係止片で外
方から緊締し、かつ、同管の開口端を端面シール
する拡管専用継手に関するものである。
「従来の技術」 パイプの端部を簡単に連結または分離するため
の機能を具備する作動脚を、継手本体と一体に形
成した管継手の一例としては、例えば実開昭56−
87688号公報に記載されてた構造のものが知られ
ている。第8図はかかる構造を示したもので、作
動脚61を本体60と一体に形成し、同作動脚に
可撓性を具備させるために各作動脚をすり割り部
62をもつて4分割し、且つ、各作動脚の端部を
遠心方向に折曲げて各端部で構成する開口部を拡
開させている。この作動脚は同脚の外周に装着し
た押圧筒63を軸心方向に摺動し、各作動脚の端
部を求心方向に押し付けて該作動脚の内面に装着
した食込片66の突起65をパイプ70の外周面
に食い込ませるものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、作動脚61を本体60と一体に形成し
て各作動脚の間に複数のすり割り溝62を設け、
可撓性を有した各作動脚の先端に存する開口部内
にパイプ70を挿入して連結する場合には、作動
脚61が繰り返し湾曲させられるため、同脚は肉
厚を薄く製作しなければならない上、材質の充分
な吟味も必要となつて製作には多くの手数を要
し、また、作動脚61の弾性質が経年的に変化す
るという欠点もあつた。その上、食込片65はパ
イプ70を継手本体60に連結する度毎に、繰り
返してパイプ外周面に食い込むため、該パイプの
外周面に傷が付くことは避けられないという課題
を有していた。
「課題を解決するための手段」 本考案は上述の如き課題に鑑み、この課題を解
消することを目的としてなされたもので、継手主
筒体を、外筒部と外筒部内で前後方向に移動可能
な内筒部と、円周方向に複数個に分割されて前記
内外筒部間に求遠心方向に擺動可能に保持される
係止片とで構成し、外筒部には複数個のボールを
同筒の内外周面方向に出没可能に遊嵌すると共
に、同筒の先端内周面には前記係止片の基部外周
面部を適位置に保持する内向きテーパー面部と係
止片保持用の環状溝を設け、内筒部の外筒面には
上記ボールの支承面と求心方向への移動用円周溝
を隣接位置に、また、先端面部にはシールリング
を設け、係止片の基部には前記内向きテーパー面
部及び環状溝に個別に係合する係合凹部並びに係
合凸部と内筒部の先端外周面で支承される支点を
形成すると共に、係止片の自由端部には被接続拡
管の開口端に形成されたフレア加工部を外周方向
から挟圧する係止凸部を設け、該係止凸部と支点
との中間位置には前記内筒部の進出時に同筒外周
面と係止する段部を設けて、内筒部内側に設けた
圧縮ばねで内筒部を前方に付勢させ、さらに、外
筒部には、前記ボールが係合する環状溝部を内周
面に具え、圧縮ばねで前方に付勢されたスリーブ
を嵌合し、また、同スリーブの先端部内周面には
拡開状態にあるときの前記係止片の自由端部を求
心方向に押圧する押圧面部を設けた構成をもつ
て、上記課題を解決するための手段とするもので
ある。
「作用」 被接続拡管を接続するに際して係止片を拡開す
るには、圧縮ばねに抗してスリーブを後退させ、
当初の内筒部の円周溝に係合していたボールを遠
心方向に進出させてスリーブの環状溝部に係合さ
せる。このようにして、前記ボールが内筒部の円
周溝から外れると、該内筒部は圧縮ばねの弾発力
で前進し、内筒部の先端外周面部で係止片の段部
を内方から支承するようになるが、この係止片の
基部の内面には内向きテーパー部が形成されてい
るので、各係止片の自由端部は遠心方向に押し広
げられる。つづいて、係止片の前記自由端部側か
ら開口部内に被接続拡管を挿入し、シールリング
に密着させながら同管を圧縮ばねに抗して押し込
むと、内筒部は圧縮ばねの力に抗して後退し、内
筒部の円周溝にボールが落ち込むと共にスリーブ
の環状溝部から外れるため、スリーブは自由状態
になる。更に内筒部を押し込むと係止片の段部と
の係合の外れて、該係止片は内筒部の先端外周面
部で支承されている支点を中心にして自由状態と
なる。前記スリーブは圧縮ばねの弾発力により係
止片の自由端部方向に前進し、先端内面に設けた
押圧面部により各係止片の自由端部を求心方向に
押圧して被接続拡管のフレア加工部に外周から係
合させ、同管とこの管継手との接続を完了する。
「実施例」 第1〜7図は本考案の実施例を示したもので、
まず第1〜3図において、継手主筒体1は外筒部
2と、外筒部内で前後方向に移動可能な内筒部2
5と、円周方向に複数個に分割されて、構成単片
が個別に求遠心方向に擺動する前記内外筒部相互
間によつて保持された係止片10とによつて構成
されている。
外筒部2は後部外筒部に例えば六角形の締付部
を有し、また、同部内面部には後部蓋体20を螺
合するための雌ねじ3を備え、外筒部2の中央部
分には内周面側が外筒面側よりも小径のテーパー
孔4が複数個形成されている。外筒部2の先端に
は後記する係止片10の外周面を保持するため、
外側に向かつて低くなる内向きテーパー面部6を
具えた保持部5を求心方向に向けて環状に形成
し、且つ、該保持部5の後方部に隣接させて保持
片10係止用の環状溝7を形成する。8は環状溝
7と前記テーパー孔4との間に設けられ、最進出
状態の内筒部25の脱出を阻止するために、前記
保持部5と平行に突出させた突部である。
前記係止片10はある程度の肉厚を有し、すり
割り溝によつて円周方向に4個に分割されて形成
されており、その基部外面部には前記環状溝7と
係合する外向きテーパー面部11を具えた係合凸
部12を設け、該係合凸部に連設させて前記外筒
部2の保持部5によつて保持される係合凸部13
が円周方向に形成されている。係止片10の基部
内周面部には、係止片の自由端部を遠心方向に拡
開させるために後側に向つて低くなる内向きテー
パー部14を設け、該内向きテーパー部14と隣
接した前方位置には内筒部25の外周面に接し、
係止片10の自由端部が求遠心方向に擺動すると
きの支点15が設けられている。係止片10の支
点15と該係止片の自由端部の内面に突設させた
係止凸部18との中間位置には、内筒部25が前
進した時に、この内筒部の先端外周面部と係合す
る段部17が円周方向に突設されている。19は
4分割された係止片10によつて被接続拡管挿入
用の開口部が形成され、この開口部19から挿入
させた被接続拡管50の先端フレア加工部52の
外周面部と前記係止凸部18とが係合する。
外筒部2の後部に螺着した後部蓋体20の内面
には、前記内筒部25を積極的に進出させるため
の圧縮ばね21の後部を保持する。内筒部25の
外周面部中央には、前記外筒部2のテーパー孔4
に遊嵌したボール23を求心方向に移動させ、後
記スリーブ30に対するボール23の係止状態を
解除するための円周溝26と、該円周溝の後部に
位置してボール23を求心方向に押圧し、外筒部
2の内面に設けた前記突部8と最進出時に係止す
る環状凸部27を有している。内筒部25の先端
面部には被接続拡管50の端面をシールするシー
ルリング28を装着し、また、内筒部25の後端
外面にも前記外筒部2との間をシールするシール
リング29が装着されている。
30は外筒部2の外周面部に前後方向に進退動
可能に装着したスリーブで、その内面部には前記
ボール23の遠心方向への進出を許容するための
環状溝部32を設け、スリーブ30の先端部に求
心方向に向けて設けた前記外筒部の内向きテーパ
ー面部6より低い(遠心方向に偏した)係止段部
31と前記保持部5の先端面部との間に圧縮ばね
35を装着し、スリーブ30を前方に向けて付勢
している。このとき、スリーブ30は外筒部2の
テーパー孔4から突出しているボール23によつ
て環状溝部32が掛止され、外筒部2から外れる
のを阻止している。33はスリーブ30の前記係
止段部31に隣接させて求心方向に突出させた押
圧面部で、該押圧面部33は拡開状態にある係止
片10の自由端部を求心方向に押圧するように作
用する。
次に、本実施例の作用について説明する。
被接続拡管50に接続する場合には、第1図に
おいてスリーブ30を圧縮ばね35の弾発力に抗
して後退させて、スリーブ30の環状溝部32と
ボール23を求遠心方向から合致させるとボール
23は遠心方向に移動可能になるので、内筒部2
5の円周溝26から自由に外れるようになる。ま
た他方の係止片10は求心方向に押圧されている
スリーブ30の押圧面部33から解放されるため
遠心方向に自由状態となるので内筒部25は圧縮
ばね21の弾発力により係止片10の内部を前進
する。
内筒部25の先端部外周面は係止片10の支点
15を支承しており、係止片10の外面部は内向
きテーパー面部6で支承されているので、内筒部
25が前進すると、該内筒部25の先端部が係止
片10の段部17を押す力によつて前記内向きテ
ーパー面部6に沿つて係止片10は擺動する。こ
のとき、スリーブ30の先端部に設けた前記テー
パー面部6よい低い係止段部31の押圧面部33
の先端に形成された逃げ空間に係止片10の自由
端部が入り込むようになるので、内筒部25が係
止片10の段部17を支承すると、該係止片10
は基部に設けた支点15を中心にして自由端部を
遠心方向に押し広げる。このようにして係止片1
0の自由端部によつて構成された開口部19は一
斉に拡開する(第3図)。この場合、内筒部25
は環状凸部27が外筒部2の凸部8に係合するま
で進出し、内筒部25の先端部外周面で段部17
を支承している。
ついで、被接続拡管50をシールリング28に
当接するまで開口部19に挿入して同拡管を圧縮
ばね21に抗して開口部19の内部に押し込む
と、内筒部25が後退して内筒部の円周溝26に
ボール23が係合し、該ボールは同時にスリーブ
30の環状溝部32から外れるため、該スリーブ
30は圧縮ばね35の弾発力によつて係止片10
の自由端部方向に前進可能な状態となる。更に内
筒部25を後退させると先端部外周面が係止片1
0の段部から外れ、係止片10が自由状態となる
ので、スリーブ30は圧縮ばね30の弾発力によ
つて前進し、スリーブ30の先端部内面に設けた
押圧面部33が係止片10の自由端部を押圧する
ので係止片10は内筒部25の先端部外周面で支
承する支点15を中心にして自由端部を求心方向
に回動して開口部19を縮小させ、係止片10の
係止凸部18で被接続拡管50のフレア加工部5
2を外周から緊締してここに接続を完了する(第
4図)。
被接続拡管50を分離するには、接続に際して
行つた係止片10の前記開口部19の拡開操作を
行えばよく、単にスリーブ30を後退させること
によつて圧縮ばね21の弾発力で内筒部25が押
し出され、係止片10の自由端部を遠心方向に押
し拡げて係止凸部18からフレア加工部52が離
れ、それによつて被接続拡管50が分離する。
かかる状態において、環状溝部32はボール2
3と係止状態を維持しているので、スリーブ30
は後退した状態を保ち、係止片10の自由端部は
第3図に示した拡開状態を維持しているから、次
回、被接続拡管50と接続する場合は、スリーブ
を操作しなくても被接続拡管50を開口部19内
に押し込むだけでよい。
「考案の効果」 本考案は以下の様な効果を有するものである。
係止片は被接続拡管を外周面方向から挟圧す
る構造であるので、同管の表面を損傷すること
がない。
係止片はロツク用のボールを装着する外筒部
を個別に形成して設けた内筒部の軸心方向への
移動で行うようにしたから、被接続拡管の開口
端シールも合わせて行い、当該内筒部と係止片
との連携および被接続拡管のシールが完璧に行
われる。
係止片は湾曲させられることがないので、材
質に格別な考慮を払う必要がなく、特別薄手に
製作する必要もないので、製作が容易で挟圧状
態の維持が不変的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
一部縦断側面図、第2図は同じく正面図、第3図
は係止片の自由端部を拡開したときの状態を示す
一部縦断側面図、第4図は被接続拡管に接続した
ときの状態を示す一部縦断側面図、第5図は被接
続拡管の一部縦断側面図、第6図は外筒部の4半
部縦断側面図、第7図は係止片の1個の単片を示
す側面図、第8図は従来の管継手の一例の要部を
示した縦断側面図である。 2……外筒部、6……内向きテーパー面部、7
……環状溝、10……係止片、12……係合凸
部、13……係合凹部、14……内向きテーパー
部、15……支点、17……段部、18……係止
凸部、21……圧縮ばね、23……ボール、25
……内筒部、26……円周溝、28……シールリ
ング、30……スリーブ、32……環状溝、33
……押圧面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手主筒体を、外筒部と外筒部内で前後方向に
    移動可能な内筒部と、円周方向に複数個に分割さ
    れて前記内外筒部間に求遠心方向に擺動可能に保
    持される係止片とで構成し、外筒部には複数個の
    ボールを同筒の内外周面方向に出没可能に遊嵌す
    ると共に、同筒の先端内周面には前記係止片の基
    部外周面部を適位置に保持する内向きテーパー面
    部と係止保持用の環状溝を設け、内筒部の外筒面
    には上記ボールの支承面と求心方向への移動用円
    周溝とを隣接位置に、また、先端面部にはシール
    リングを設け、係止片の基部には前記内向きテー
    パー面部及び環状溝に個別に係合する係合凹部並
    びに係合凸部と内筒部の先端外周面で支承される
    支点を形成すると共に、係止片の自由端部には被
    接続拡管の開口端に形成されたフレア加工部を外
    周方向から挟圧する係止凸部を設け、該係止凸部
    と支点との中間位置には前記内筒部の進出時に同
    筒外周面と係止する段部を設けて、内筒部内側に
    設けた圧縮ばねで内筒部を前方に付勢させ、さら
    に、外筒部には、前記ボールが係合する環状溝部
    を内周面に具え、圧縮ばねで前方に付勢されたス
    リーブを嵌合し、また、同スリーブの先端部内周
    面には拡開状態にあるときの前記係止片の自由端
    部を求心方向に押圧する押圧面部を設けた拡管専
    用管継手。
JP931787U 1987-01-27 1987-01-27 Expired JPH0414701Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP931787U JPH0414701Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP931787U JPH0414701Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118491U JPS63118491U (ja) 1988-07-30
JPH0414701Y2 true JPH0414701Y2 (ja) 1992-04-02

Family

ID=30794516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP931787U Expired JPH0414701Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414701Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63118491U (ja) 1988-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5080405A (en) Corrugated pipe coupling
JPS5912470Y2 (ja) 瞬間ゆるめ継手
US6843507B2 (en) Tube joint
JPH0596678U (ja) 管体継手構造
JPH0414701Y2 (ja)
JP4517243B2 (ja) 回転式着脱締結具
JPH01234686A (ja) 管継手
JP3361861B2 (ja) 蛇腹管用接続装置
JP3403149B2 (ja) 可撓管継手
KR101871326B1 (ko) 원터치방식 커플링조립체
JPH024303Y2 (ja)
JP2605195B2 (ja) 管体継手構造
JPH0335168Y2 (ja)
JPH0317110Y2 (ja)
JPH0749184Y2 (ja) 可撓管用継手
JP2516906Y2 (ja) 管継手
JPH089508Y2 (ja) ヘッダ
JPH0375390U (ja)
JPH085436Y2 (ja) 金属可撓管中継用の接続金具
JP2006283861A (ja) 配管継手
JP2604294B2 (ja) 管体継手構造
KR200172054Y1 (ko) 조임 편수 칼라관
JPS637181Y2 (ja)
JPH04300492A (ja) 管継手
JP2000337566A (ja) 流体管のシール構造