JPH089508Y2 - ヘッダ - Google Patents

ヘッダ

Info

Publication number
JPH089508Y2
JPH089508Y2 JP1990001452U JP145290U JPH089508Y2 JP H089508 Y2 JPH089508 Y2 JP H089508Y2 JP 1990001452 U JP1990001452 U JP 1990001452U JP 145290 U JP145290 U JP 145290U JP H089508 Y2 JPH089508 Y2 JP H089508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut body
retaining ring
ring
joint
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990001452U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0393681U (ja
Inventor
善昭 南出
秀雄 平林
Original Assignee
日本鋼管継手株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本鋼管継手株式会社 filed Critical 日本鋼管継手株式会社
Priority to JP1990001452U priority Critical patent/JPH089508Y2/ja
Publication of JPH0393681U publication Critical patent/JPH0393681U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH089508Y2 publication Critical patent/JPH089508Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数本の金属可撓管を集合接続するヘッダ
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のヘッダとして第4A図ないし第4C図に示
すものがある。このヘッダは、第4A図のように波形の金
属可撓管Aが挿入される継手部100′が、ヘッダ本体100
に複数個突出して形成されている。第4B図のように、上
記金属可撓管Aの谷部a2には、二つ割れの抜止めリング
120,120(第4C図参照)の張出部121,121が係合してい
る。
第4B図の状態から、継手部100′にナット体110をねじ
込んでいくと、抜止めリング120,120がナット体110の後
端部111で後押しされることにより、抜止めリング120,1
20の張出部121,121が金属可撓管Aの端部(以下、「挿
入端部」という)A1を継手部100′の環状の対向片部101
に押し付ける。
第4A図のように、上記ナット体110が完全に締め付け
られた状態では、抜止めリング120,120の張出部121,121
と継手部100′の対向片部101とによって、挿入端部A1
おける1〜3山程度の部分が挾圧されて、対向片部101
と挿入端部A1とがメタルタッチし耐火シール構造が形成
される。なお、継手部100′の対向片部101の外周部分に
は、第4B図の凹所102が形成されており、この凹所102に
収容されたゴム輪130が、第4A図のように、挿入端部A1
により圧縮されて上記メタルタッチ部分の周囲をシール
する構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のヘッダは、金属可撓管Aを接続する
際には、第4B図のように、二つ割り形状の一対の抜止め
リング120,120の張出部121,121を、金属可撓管Aの同一
の谷部a2に係合させて抜止めリング120,120を環状に合
わせ、その後に環状に合わせた抜止めリング120,120の
形が崩れないように注意しながら、抜止めリング120,12
0に継手部100′やナット体110を被せてナット体110を継
手部100′にねじ込んでいくという注意深くかつ煩わし
い作業が必要になるという問題があった。
他方、上述した手順によらず、継手部100′にナット
体110を緩くねじ合わせておくと共に、その内部に抜止
めリング120,120を予めセットしておき、そこに金属可
撓管Aを差し込んだ後、ナット体110を締め付けるとい
う手順で金属可撓管Aを接続することは必ずしも不可能
ではない。しかし、このような手順による場合、一対の
抜止めリング120,120はそれらの張出部121,121が金属可
撓管Aを差し込める程度に離れた状態でセットされてい
る必要があり、そのようなセット状態であると、ナット
体110の内部における一対の抜止めリング120,120のがた
つきが大きくならざるを得ず、抜止めリング120,120の
所謂踊りが生じて金属可撓管Aをうまく差し込めなかっ
たり、差し込めたとしても、2つの張出部121,121が金
属可撓管Aの互いに異なる谷部a2に係合して確実なメタ
ルタッチを形成できなくなる場合があり、所定のシール
機能を達成することができなかったりする。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
波形の金属可撓管が挿入される継手部に抜止めリングを
予めセットした状態での接続作業を、抜止めリングのが
たつきなどを招くことなく、円滑かつ容易確実に行なう
ことができるとともに、抜止めリングを継手部の奥まで
十分に押し込んで金属可撓管の谷部に係合させて強力な
抜止め機能を発揮させつつ接続状態でのシール機能の向
上を図ることができ、しかも、継手部を含めてヘッダ本
体を強度低下を招くことなく、できるだけ軽量コンパク
トに構成することができるヘッダを提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係るヘッダは、
ヘッダ本体と、このヘッダ本体の長手方向に沿った一側
部で、その長手方向に等間隔を隔てた複数箇所から径方
向に突出して、断面波形でその谷部が切断端面とされた
金属可撓管がそれぞれ挿入される複数の筒状の継手部
と、金属可撓管に外嵌された状態で上記各継手部にねじ
込まれるナット体と、これらナット体が継手部にねじ合
わされた状態で継手部の内部にセットされる抜止めリン
グとを備え、上記ナット体は、断面がコ字形の袋ナット
で、その外輪部に上記継手部の先端外周部に形成の雄ね
じにねじ合わせられる雌ねじを有していると共に、その
内輪部の先端の外周角部にテーパ状の切除面を形成し、
かつ、このテーパ状切除面に続く内輪部の先端面が上記
抜止めリングを後押ししてその縮径を許す当り部に形成
されており、上記継手部は、上記ヘッダ本体から突出す
る筒状の基部の先端から径方向外側に拡がる拡壁部が一
体形成され、この拡壁部の外周からヘッダ本体の径方向
に延出されてその先端部の外周面に上記ナット体の雌ね
じがねじ合わせられる雄ねじを有するとともに、内周面
側に上記ナット体により後押しされる抜止めリングを案
内して該抜止めリングを半径方向内方に縮径させるよう
に上記ナット体の当り部に対向するテーパ状のガイド面
を有する筒状の接続口部が一体形成されており、上記継
手部における拡壁部の径方向外側に拡がる内周面に、上
記ナット体のねじ込み完了状態においてその谷部に係合
する上記抜止めリングにより押し付けられる上記金属可
撓管の切断端面側の端部と圧接するシールリングを嵌合
保持する凹所を形成していることを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案によれば、継手部の拡壁部の内周面に形成の凹
所にシールリングを嵌合保持し、かつ接続口部の先端雄
ねじにナット体の雌ねじをねじ合わせた状態で継手部の
接続口部内部に予め抜止めリングをセットする。このセ
ット状態においては、抜止めリングが継手部の接続口部
に形成のガイド面とナット体の当り部との間に挟まれて
がたつかないように仮固定されている。したがって、こ
の状態で、金属可撓管を上記ナット体、抜止めリングお
よび継手部の接続口部に対して挿入するときに、抜止め
リングががたつくことがないために、金属可撓管をスム
ーズに差し込むことが可能である。このように金属可撓
管を挿入した上、ナット体を継手部に対してねじ込んで
いくと、このナット体の内輪部先端の当り部を介して上
記抜止めリングが後押しされて前進するが、ここで、ナ
ット体の内輪部の先端の外周角部にはテーパ状の切除面
が形成されているので、ナット体の僅かなねじ込み移動
によってその内輪部の先端が接続口部のテーパ状ガイド
面に当接して、それ以上のねじ込みが制限されてしまう
といったことがなく、該ナット体の内輪部先端の当たり
部を介して抜止めリングを十分に前進させながらテーパ
状ガイド面に案内されて半径方向内方に縮径させて金属
可撓管の谷部に確実に係合させることが可能となり、こ
れによって、強力な抜止め機能が発揮されるとともに、
金属可撓管の切断端面側の端部に上記シールリングが圧
接して、該シールリングを損傷することなく、確実なシ
ール機能が確保されることになる。
また、継手部における上記接続口部が筒状の基部の先
端から径方向外側に拡がるように一体形成された拡壁部
の外周からヘッダ本体の径方向に延出されて一体形成さ
れているので、この接続口部を筒状の基部から一体形成
するもののように、接続口部の筒状基部との連設箇所、
つまり凹所の形成箇所が強度不足にならないようにする
ために筒状基部の肉厚を特に厚くする必要がなく、継手
部全体の肉厚を薄くしてヘッダの軽量化が図れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、ヘッダはヘッダ本体1と、このヘッ
ダ本体1の長手方向に沿った一側部で、その長手方向に
等間隔を隔てた複数箇所から径方向に突出し波形の金属
可撓管Aがそれぞれ挿入される複数の筒状の継手部1′
…と、金属可撓管Aに外嵌された状態で上記各継手部
1′…にねじ込まれるナット体2と、このナット体2が
ねじ合わせられた継手部1′の内部にセットされる抜止
めリング3とを備えてなる。
第2A図および第2B図のように、上記継手部1′は、上
記ヘッダ本体1から突出する筒状の基部1aの先端から径
方向外側に拡がる拡壁部1bが一体形成され、この拡壁部
1bの外周からヘッダ本体1の径方向に延出されてその先
端部の外周面に上記ナット体2の雌ねじ22がねじ合わせ
られる雄ねじ11を有するとともに、内周面側に上記ナッ
ト体2により後押しされる抜止めリング3を案内して該
抜止めリング3を半径方向内方に縮径させるように上記
ナット体2の当り部24に対向するテーパ状のガイド面12
およびこのガイド面12に続くストレート面13を有する筒
状の接続口部1cが一体形成されており、上記拡壁部1bの
径方向外側に拡がる内周面に、上記ナット体2のねじ込
み完了状態においてその谷部a2に係合する上記抜止めリ
ング3により押し付けられる上記金属可撓管A端部A1
切断端面に連なる傾斜部分がメタルタッチする環状の対
向片部14および上記傾斜部分により圧縮されるシールリ
ング嵌合保持用凹所15が形成されている。
上記ナット体2は、断面がコ字形の袋ナットで、その
外輪部21に雌ねじ22が形成されているとともに、内輪部
23の先端の外周角部にはテーパ状の切除面25が形成さ
れ、かつ、このテーパ状切除面25に続く内輪部23の先端
面が上記抜止めリング3を後押しして該抜止めリング3
の縮径を許す当たり部24に形成されている。このような
ナット体2はその雌ねじ22が上記継手部1′の接続口部
1cの雄ねじ11にねじ合わされ、かつ、当たり部24が上記
接続口部1cのテーパ状ガイド面12に対向する。
上記抜止めリング3は、たとえば断面が円形で、第3A
図に示すような欠円状をなしている。この抜止めリング
3は、自然状態での内周直径が波形の金属可撓管Aの外
周直径よりも大きく設定されている。一方、第3A図に示
す欠円部の隙間31が第3B図のように抜止めリング3の弾
性に抗して閉じて、縮径されたときには、上記抜止めリ
ング3の内周直径が金属可撓管Aの山部a1の外周直径よ
りも若干小さくなる。
第2A図の金属可撓管Aを挿入する前に、上記継手部
1′の雄ねじ11にナット体2の雌ねじ22をねじ合わせ、
それらの内部に抜止めリング3をセットする場合には、
セットされる抜止めリング3の自然状態での外周直径に
多少の差異があっても、継手部1′のガイド面12とナッ
ト体2の当り部24との間に抜止めリング3が挟まれて固
定されるようにナット体2をねじ合わせておくと、抜止
めリング3が、がたつきなく固定的にセットされる。そ
のため、金属可撓管Aを継手部1′に挿入するときに、
抜止めリング3がかたついて差し込みにくくなることは
ない。このようなセット状態においても、抜止めリング
3の内周直径は金属可撓管Aの山部a1の外周直径よりも
大きくなっており、上記隙間31(第3A図)は開いたまま
に保たれている。
上記構成のヘッダの継手部1′に、断面波形でその谷
部a2が切断端面とされた金属可撓管Aを接続するとき
は、まず、継手部1′における拡壁部1b内面に形成され
た凹所15に予めシールリングとしてのOリングなどのゴ
ム輪4を嵌合保持した上、上述したように抜止めリング
3を継手部1′における接続口部1cにセットし、この状
態で継手部1′の接続口部1cに第2A図のように金属可撓
管Aをその端部A1の切断端面が継手部1′の対向片部14
に当接する位置まで挿入する。この挿入後、接続口部1c
の雄ねじ11にねじ合わされているナット体2をねじ込む
と、その内輪部23先端の当たり部24により抜止めリング
3が後押しされて前進し、この前進にともない抜止めリ
ング3は接続口部1cのテーパ状ガイド面12に摺動案内さ
れて半径方向内方へ縮径されるが、このとき、ナット体
2の内輪部23の先端の外周角部にはテーパ状の切除面25
が形成されていることから、ナット体2を僅かにねじ込
み移動させただけでその内輪部25先端の外周角部がテー
パ状ガイド面12に当接して、それ以上のねじ込みが制限
されてしまうということがなく、該ナット体2の十分な
ねじ込みによって抜止めリング3を接続口部1cの奥に向
かって前進させながら縮径させて金属可撓管Aの谷部a2
に確実に係合させて、該金属可撓管Aの挿入端部A1を継
手部1′における拡壁部1bの対向片部14に押し付ける。
ナット体2が完全にねじ込まれた状態では、第2A図の
ように、金属可撓管Aの挿入端部A1の数山程度の部分が
抜止めリング3と上記対向片部14との間に挟圧され、挿
入端部A1の傾斜部分が対向片部14にメタルタッチして耐
火シールが形成されると同時に、上記凹所15に嵌合保持
されているゴム輪4が金属可撓管Aの挟圧された端部A1
の傾斜部分により圧縮されて該凹所15の表面などに圧接
して上記メタルタッチ部分の外周囲を気密シールし、か
つ、金属可撓管Aの挟圧された端部A1が抜止めリング3
と引抜き方向に係合して確実なシール機能と抜止け機能
が発揮される。
なお、必要があれば、上記ゴム輪4とメタルタッチ部
分との間に膨張黒鉛製のリングが介在されるようにして
もよく、そうしておくと、ゴム輪4が火災時などの熱で
溶けたり燃えたりしてゴム輪4によるシール性が損なわ
れたような場合に、膨張黒鉛製のリングがそのときの熱
を受けて膨らんでメタルタッチ部分の周囲のシール性を
保つことに役立つ。なお、膨張黒鉛製のリングが介在さ
れている場合でも、このリングが介在されていない場合
でも、メタルタッチ部分によってシール性が発揮され
る。
以上説明した接続工程において、継手部1′のガイド
面12の作用によって、抜止めリング3が前進しながら縮
径するときには、ナット体2の当り部24が抜止めリング
3の縮径を許しながら後押しする役目を果たす。
また、ナット体2の内輪部23先端の外周角部のテーパ
状切除面25は、該ナット体2を継手部1′の接続口部1c
にねじ込んでゆくときに、僅かにねじ込むだけで内輪部
23先端の外周角部が接続口部1cのテーパ状ガイド面12に
当接して抜止めリング3の前進を制限することを回避す
る役目を果たすものであり、また、そのような抜止めリ
ング3の前進制限を回避するために内輪部23の肉厚を薄
くすることも考えられるが、その場合は内輪部23の強度
不足によって、ナット体2のねじ込みにともなう抜止め
リング3の後押し時に該内輪部23に亀裂や割れが生じて
シール機能の低下を招くことになる。その意味からみ
て、上記テーパ状切除面25は、内輪部23の肉厚を強度不
足にならない範囲の厚さに保ちつつ、抜止めリング3の
前進制限を回避する役目を果たすものである。
なお、上記実施例では抜止めリング3として、断面視
形状が円形のものを用いたが、これに限らず、要する
に、縮径によって金属可撓管Aの谷部a2に係合するもで
あればよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、抜止めリングをナッ
ト体のねじ込みにともなって前進しながら縮径させるよ
うに構成されていることと、この抜止めリングをナット
体の内輪部先端の当り部とこれに対向するように継手部
の接続口部に設けられたテーパ状のガイド面との間に挟
ませて仮固定するように構成されていることとによっ
て、ナット体を接続口部にねじ合わせた状態でその接続
口部の内部に予め抜止めリングをセットしておき、その
後に金属可撓管を差し込んでナット体をねじ込むといっ
た合理的な作業手順を採用するとき、抜止めリングの外
周直径に多少の誤差があっても、この抜止めリングのが
たつきを防止して、金属可撓管を非常にスムーズかつ容
易に差し込むことができる。
その上、金属可撓管の差し込み後に抜止めリングを後
押しするナット体として、断面コ字形でその内輪部先端
の外周角部にテーパ状の切除面が形成され、この切除面
に続く内輪部の先端面が抜止めリングの後押し用当たり
部に形成されたナット体を使用しているので、内輪部の
肉厚を大きくして抜止めリングの後押し時に該内輪部に
亀裂や割れが生じないだけの強度を確保しながらも、僅
かなねじ込みによって内輪部の先端が継手本体のテーパ
状ガイド面に当接して、それ以上のねじ込みが制限され
てしまうことなく、ナット体の内輪部先端の当たり部を
介して抜止めリングを十分に前進させかつ縮径させて金
属可撓管の谷部に確実に係合させることができ、また、
これによって、金属可撓管の切断端面側の端部にシール
リングを圧接させて損傷のないシールリングによるシー
ル機能を確実に発揮させることができる。したがって、
接続作業の容易性、確実性を図りつつ、接続後は強力な
抜止め機能および確実なシール機能を発揮させることが
できる。
しかも、複数の継手部における接続口部が筒状の基部
の先端から径方向外側に拡がるように一体形成された拡
壁部の外周からヘッダ本体の径方向に延出されて一体形
成されているので、この接続口部を筒状の基部から一体
形成するもののように、接続口部の筒状基部との連設箇
所、つまり凹所の形成箇所が強度不足にならないように
するために筒状基部の肉厚を特に厚くする必要がなく、
継手部全体の肉厚を強度不足のない状態で薄くして軽量
化を図ることができ、さらに断面コ字形の袋ナットの使
用により、継手部に対するねじ合わせ用の雌ねじと上記
抜止めリングを後押しする当り部とを狭い軸線方向幅内
に形成することが可能で、ナット体自体はもとより継手
部も軸線方向に短尺化することができ、したがって、ヘ
ッド全体の軽量化、小形コンパクト化および低コスト化
を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヘッダの一実施例を示す平断面
図、第2A図および第2B図は継手部の部分断面図、第3A図
および第3B図はそれぞれ第2A図のIIIA-IIIA線および第2
B図のIIIB-IIIB線に沿う部分から見た金属可撓管と抜止
めリングとを示す断面図、第4A図は従来例の平断面図、
第4B図は従来例の部分断面図、第4C図は従来例における
金属可撓管と抜止めリングとの位置関係を示す断面図で
ある。 A……金属可撓管、A1……端部、1……ヘッダ本体、
1′……継手部、2……ナット体、3……抜止めリン
グ、12……ガイド面、14……対向片部、24……当り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッダ本体と、このヘッダ本体の長手方向
    に沿った一側部で、その長手方向に等間隔を隔てた複数
    箇所から径方向に突出して、断面波形でその谷部が切断
    端面とされた金属可撓管がそれぞれ挿入される複数の筒
    状の継手部と、金属可撓管に外嵌された状態で上記各継
    手部にねじ込まれるナット体と、これらナット体が継手
    部にねじ合わされた状態で継手部の内部にセットされる
    抜止めリングとを備え、 上記ナット体は、断面がコ字形の袋ナットで、その外輪
    部に上記継手部の先端外周部に形成の雄ねじにねじ合わ
    せられる雌ねじを有していると共に、その内輪部の先端
    の外周角部にテーパ状の切除面を形成し、かつ、このテ
    ーパ状切除面に続く内輪部の先端面が上記抜止めリング
    を後押ししてその縮径を許す当り部に形成されており、 上記継手部は、上記ヘッダ本体から突出する筒状の基部
    の先端から径方向外側に拡がる拡壁部が一体形成され、
    この拡壁部の外周からヘッダ本体の径方向に延出されて
    その先端部の外周面に上記ナット体の雌ねじがねじ合わ
    せられる雄ねじを有するとともに、内周面側に上記ナッ
    ト体により後押しされる抜止めリングを案内して該抜止
    めリングを半径方向内方に縮径させるように上記ナット
    体の当り部に対向するテーパ状のガイド面を有する筒状
    の接続口部が一体形成されており、 上記継手部における拡壁部の径方向外側に拡がる内周面
    に、上記ナット体のねじ込み完了状態においてその谷部
    に係合する上記抜止めリングにより押し付けられる上記
    金属可撓管の切断端面側の端部と圧接するシールリング
    を嵌合保持する凹所を形成していることを特徴とするヘ
    ッダ。
JP1990001452U 1990-01-11 1990-01-11 ヘッダ Expired - Lifetime JPH089508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990001452U JPH089508Y2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 ヘッダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990001452U JPH089508Y2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 ヘッダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0393681U JPH0393681U (ja) 1991-09-25
JPH089508Y2 true JPH089508Y2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=31505362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990001452U Expired - Lifetime JPH089508Y2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 ヘッダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089508Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326378Y2 (ja) * 1986-01-22 1991-06-07
JP3072189U (ja) * 2000-03-31 2000-10-06 琉球大学長 同軸多段多極発電機およびモータ
JP3072190U (ja) * 2000-03-31 2000-10-06 岩谷産業株式会社 草焼きバーナ用火口アタッチメント
JP3075388U (ja) * 2000-08-03 2001-02-16 株式会社井上段ボール 炭梱包箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0393681U (ja) 1991-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2578033Y2 (ja) 管体継手構造
JPH07145894A (ja) フレキシブル管用継手
JP2558726Y2 (ja) 管体継手構造
JP3206782B2 (ja) 差し込み式管継手
JPH089508Y2 (ja) ヘッダ
JPS6234999B2 (ja)
JPH11201347A (ja) 管継手
JP4212341B2 (ja) 管継手用スペーサおよび管継手
JP3172912B2 (ja) パイプ継手
JPS63231086A (ja) 管継手
JP2536369Y2 (ja) 波形管差込式管継手
JP3403149B2 (ja) 可撓管継手
JP2000170976A (ja) 管継手
JPH085436Y2 (ja) 金属可撓管中継用の接続金具
JPH0738795Y2 (ja) 樹脂管用継手
JPH089509Y2 (ja) 金属可撓管中継用の接続金具
JPS5831028Y2 (ja) 離脱防止管継手
JP2758098B2 (ja) 離脱防止管継手
JP3380721B2 (ja) フレキシブル管用継手
JPH05248581A (ja) 管継手
JPS5811984Y2 (ja) 管継手
JP2590188Y2 (ja) 差し込み継手
JPH07248081A (ja) 管接続装置
JP3314062B2 (ja) 可撓管継手
JPH04300492A (ja) 管継手