JP3072189U - 同軸多段多極発電機およびモータ - Google Patents
同軸多段多極発電機およびモータInfo
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- JP3072189U JP3072189U JP2000001920U JP2000001920U JP3072189U JP 3072189 U JP3072189 U JP 3072189U JP 2000001920 U JP2000001920 U JP 2000001920U JP 2000001920 U JP2000001920 U JP 2000001920U JP 3072189 U JP3072189 U JP 3072189U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風力発電機において、強風時より軽風時まで
安定した出力を得ること。 【解決手段】 発電機又はモータを同軸多段多極とし、
機械入力又は出力の大小に応じ段数を変化させて円滑な
出力を得るようにした。
安定した出力を得ること。 【解決手段】 発電機又はモータを同軸多段多極とし、
機械入力又は出力の大小に応じ段数を変化させて円滑な
出力を得るようにした。
Description
【０００１】
本考案はとくに風力発電用の発電機として適した同軸多段多極発電機に関する ものである。また発生動力範囲の広い高トルク低回転数型に適した同軸多段多極 モータに関するものである。
【０００２】
従来、主としてクリーンエネルギー源として近時注目されている風力発電を目 的として、種々の発電機技術が開発されている。特に風力発電の場合、強風時に は高出力が容易に得られるが、微風状態で安定した出力を得ることが困難であり 、この課題を解決するために、種々の試みがなされて来た。その概要を記すと次 の如くである。
【０００３】 公知例１-----（特開平７−１７４０６７号） 図３はこの公知例を示す。 この考案はロータを１Ａと１Ｂに示す２個設け、これらが反対方向に回転する ようにして軽風時にも安定した出力を得るようにしたものである。
【０００４】 公知例２-----（特開昭５９−１２７５６６号） この考案では図４に示す如く、軸上に複数の回転子を設けるが、これらは互い に位相を偏位させて装着し、磁極片との吸引による起動トルクを減少させようと するものである。 本考案者はこのような考えを多段配置に用いるように考えて改良したものであ る。
【０００５】 公知例３-----（特開平９−４６９６４号） 本公知例を図５に示す。 この公知考案は回転軸を固定部に対し非接触支持として機械的摩擦力を減少さ せたものである。
【０００６】
これら従来の単段の多極発電機あるいは多極モータは、限られた直径の範囲で それを構成しようとすれば、要素コイルの線径が極小となり電流容量が限定され るので、低回転数、高トルク、大容量型の発電機またはモータを実現できないと いう難点があった。本考案の目的は、発電機直径を大きくせずに、風車用多極発 電機を開発しようとするにある。
【０００７】
本考案はこれら公知技術を更に改良し、複数の回転子を回転位相を互いに均等 に偏位させて設け、同軸多段として安定出力を得ようとするものである。また本 考案は、半導体機器により電気回路の構成が容易かつ安価に可能となり、発電機 を同軸多段多極構造とし、風速が数ｍ毎秒以下の軽風時より、強風時に至る広い 機械的入力に対応して簡単に電気的回路を切り換えて段数を対応の値に変化させ 、円滑に出力を得ることを可能としたものである。
【０００８】
図１にこの考案の一実施例として、６相６極ロータ６段の発電機の回転子部分 の概略を示す。１０Ａ〜１０Ｆは、６段の各単位回転子を示す。２０Ａ〜２０Ｆ はこれら６段の各励磁極を機械的に位相を偏位させて配置した状況の略図である 。各磁極は角度５°づつ偏位させたときの１つの磁極のみを示してある。強風時 に回転子回路を直列接続することにより巻回当り起電力を減少させ絶縁耐力の低 下をも可能とする。このように各磁極を一定角度ずつ偏位させることによって、 起動を容易にし、出力の平滑化を図ることが出来る。 なお励磁極を回転子側にした例を示したが、固定子側としても全く同じ原理で 作動する。
【０００９】
【考案の効果】 このように発電機を多段多極とすることによって軽風時より強風時に至る迄安 定した出力を得ることが可能となる。 本考案は最近の電子技術の発展により電気的出力の検出及び回路の構成替えが 簡単に行いうることに注目して得られたものである。 本考案は１，０００ｋＷ〜１００ｋＷ程度の大・中型発電機であっても１００ ｋＷ〜１０ｋＷ程度の小形発電機であっても同様に適用可能である。 近時の風車はギヤ・レスとして作られるものもあるので、これらにも応用可能 である。 モータとして考えられる用途は高速と低速の両要素を具えるエレベーター用等 である。
【図１】 この考案の１例として、６極６相６段の発電
機の回転子部分の略図である。
機の回転子部分の略図である。
【図２】 この考案発電機（３段３極３相とした場合）
の制御回路であり、段数制御および並直列制御が可能で
ある。
の制御回路であり、段数制御および並直列制御が可能で
ある。
【図３】 従来の発電機の第１例を示す略図である。
【図４】 従来の発電機の第２例を示す略図である。
【図５】 従来の発電機の更に他の第３例を示す略図で
ある。
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年５月２６日（２０００．５．２
６）
６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項５
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (5)
- 【請求項１】 同一の回転軸上に同軸に装着した複数の
回転子を回転位相を互いに均等に偏位させて設けた同軸
多段多極発電機。 - 【請求項２】 回転子を６極型とし、段数を６段とする
請求項１記載の多段多極発電機。 - 【請求項３】 入力側の駆動力の大きさに応じ段数を変
化させる如くした請求項１記載のモータ。 - 【請求項４】 同一の回転軸上に同軸に装着した複数の
回転子を回転位相を互いに均等に偏位させて設けた請求
項１記載のモータ。 - 【請求項５】 回転子を６極型とし、段数を６段とする
請求項３記載の請求項１記載のモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000001920U JP3072189U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 同軸多段多極発電機およびモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000001920U JP3072189U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 同軸多段多極発電機およびモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3072189U true JP3072189U (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=43205494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000001920U Expired - Lifetime JP3072189U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 同軸多段多極発電機およびモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3072189U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0393681U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-25 | ||
| JPH03104590U (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-30 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000001920U patent/JP3072189U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0393681U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-25 | ||
| JPH03104590U (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-30 |
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