JPH0338495Y2 - - Google Patents

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JPH0338495Y2
JPH0338495Y2 JP391586U JP391586U JPH0338495Y2 JP H0338495 Y2 JPH0338495 Y2 JP H0338495Y2 JP 391586 U JP391586 U JP 391586U JP 391586 U JP391586 U JP 391586U JP H0338495 Y2 JPH0338495 Y2 JP H0338495Y2
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rotating body
protrusion
plate
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tightening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、机、家具等において、側板、背板、
天板などの突き合わせ部分に取付けて、隣接した
二枚の板またはガラス等を固定する連結具に関す
る。
〔従来の技術〕
家具等において、例えば、背板と側板とを固定
する連結具で、従来のものは、第13図ないし第
16図、特に第13図の斜視図に示すように、背
板に取付けられる円柱体で、表面側に突き合わさ
れる被取付側の側板が挿入される挿入溝22が形
成された連結具本体21と、該挿入溝22内で、
その溝幅方向、第13図において左方から右方へ
移動する被挟持物の側板を押圧する締付部23
が、前記挿入溝22の底部に摺動自在に取付けら
れた板状の基体24の一端に立設され、該基体2
4の他端寄りには連結孔25が形成された固定部
26と、該固定部26を移動させるため、前記連
結具本体21に回動可能に収容される円柱体で、
内側端面に円柱体の軸芯から離して前記連結孔2
5に挿入される突起27が立設された回転体28
と、からなり、回転体28の突起27は、前記固
定部26の連結孔25に挿入される大きさで、且
つ、第15図に示すように、締付部23に近い位
置29から回転体28の軸芯に対し反対の位置3
0まで180度の回転角度がとられ、もつて連結孔
25と基体24を介して締付部22が被挟持物の
側板を挿入溝22の側壁に押しつけて、該板を固
定するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この連結具は、連結具本体21の挿入溝22内
で移動する固定部26の締付部23が、回転体2
8の突起27が位置29から位置30まで回転
し、且つ、その位置30で停止することによつ
て、突起27が挿入された連結孔27を介して、
被挟持物の側板を押圧するとともに、固定状態が
維持される。すなわち、回転体28の突起27の
軸芯と回転体28の軸芯とが、締付部23の移動
方向と同一方向に重なつた場合であるところの突
起27が位置30まで回転したときにのみ、締付
部23が側板を押しつけた反力によつても、回転
体28が逆転せず、締付部23の固定状態が維持
される。他方、突起27が、位置29から30の
途中の位置、例えば、中間の位置31において
は、突起27の軸芯が回転体28の軸芯に対して
第15図の下方にあるから、回転体28は締付部
23によつて突起31の移動方向と反対方向の回
転モーメントを受け、回転体28は突起27を介
して締付部23の押圧する反力で逆転させられる
こととなる。これは、締付部23の移動距離より
被挟持物の板厚が厚い場合に起こり、逆に被挟持
物の板厚が薄い場合は、回転体28の突起27を
位置30まで回転させても、締付部23と挿入溝
22との間に隙間を生じて被挟持物を固定出来な
い。したがつて、被挟持物を確実に固定するため
には、それの板厚が、回転体28の位置29から
位置30までの直線距離と同一のものを挟持する
場合だけであつて、この連結具は、被挟持物の板
厚が設定のものと異なると使用できない問題点を
有するものである。
また、固定部26の連結孔25は、孔の周囲が
全て閉鎖されているから、連結具の組立時におい
て、連結孔25に回転体28の突起27を挿入し
た状態で、双方常に一体として連結具本体21に
取付けなければならないから、前もつて連結具本
体21のみを板に取付けておき、被挟持側に固定
部26を埋め込んだ後、固定部26を連結具本体
21に挿入して、被挟持物の板を固定するような
使用態様は、不可能である問題点をも包含する。
本考案の目的は、家具等において二枚の隣接し
た板を固定する場合に、被挟持物の板厚がある程
度異なつても、締付部の移動距離中、任意の位置
で被挟持物の固定状態を維持できる構成とした板
等の連結具を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の板等の連結具は、略円柱体の片面に、
始端12を円柱体の周面13側とし、終端14を
中心付近に設けた案内用の溝を渦巻き状に形成し
た緊張部15を有する回転体3と、前記回転体3
の緊張部15を設けた側を内方側として該回転体
3を回動可能に収容する有底の支持穴6を設けた
円柱体で、円柱体の側方の一部を平面として支持
面5を設け、該支持面5から前記支持穴6の底部
に通ずる連通孔8を設けた連結具本体と、前記連
結具本体1の連通孔8に挿通する板状の基体9
に、その基体9の支持穴6に挿入する端部に、前
記回転体3の緊張部15に組み合わせる突起11
を立設し、基体9の他端には突起11を設けた側
に、連結具本体1の前記支持面5に相対して被挟
持物の押圧部10を立設し、回転体3の回転によ
つて緊張部15が前記突起11を介して押圧部1
0を前記支持面5に近接させる構成とした締付部
2と、よりなることを特徴とする。
〔作用〕
本考案の連結具は、一方の板等に連結具本体1
を取付け、連結具本体1の挿入溝4内の押圧部1
0と支持面5との間に被挟持物である他方の板等
を挿入して、押圧部10で支持面5に押圧して被
挟持物を固定するもので、押圧部10は締付部2
として板状の基体9の一端に立設し、他端に回転
体3の緊張部15に挿入する突起11を立設し
て、この突起11を介して渦巻き状とした案内用
の溝である緊張部15で押圧部10を引き付けて
前記被挟持物を固定する。
緊張部15は、始端12から終端14までを回
転体3の周面13側から中心付近へ至る渦巻き状
に形成しているから、締付部2の移動方向、すな
わち、突起11の移動方向が緊張部15の側壁に
対して常に略直交方向であるから、緊張部15の
始端12から終端14までのいかなる位置におい
ても、締付部2の移動を阻止することができ、そ
の位置で被挟持物を固定するものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図ないし第7図を参照し
て、家具等の背板Aと被挟持物である側板Bを連
結する例を説明する。背板Aと側板Bとの突き合
わせ部分において、両者を連結する連結具は、連
結具本体1と締付部2と回転体3からなり、連結
具本体1は、第2図に示すように、合成樹脂等の
製造が容易な材料で成形した略円柱体で、表面の
中心から外れた位置に側板Bの挿入溝4を設け、
該挿入溝4の円柱体の軸芯側側壁を略平面状とし
て被挟持物である側板Bの支持面5を形成し、第
3図の断面図に示すように、挿入溝4から離れて
回転体3を収容する有底の支持穴6をを設け、該
支持穴6の開口側を小径とした回転体3の抜け止
め用の段部7を形成し、前記支持面5の奥側の一
部から支持穴6の底部につながつて、締付部2の
後述する基体9を通す連通孔8を形成してなる。
締付部2は、前記連通孔8に挿通する板状の基体
9と、この基体9の挿入溝4内の端部に立設し、
挿入溝4の幅方向、第2図において左方から右方
に移動する板状の押圧部10と、基体9の他端側
に前記押圧部10を形成した同じ側で前記連結具
本体1の支持穴6内に突出した突起11とから構
成する。回転体3は、連結具本体1の前記支持穴
6に収容される略円柱体で、内方側端面に始端1
2を円柱体の周面13側とし、終端14を中心付
近に設けた前記突起11の案内用の溝を渦巻き状
に形成した緊張部15を有しており、該回転体3
の表面側端面には、十字ドライバーを用いて回転
させるための凹部16を設けている。回転体3の
軸芯、すなわち、支持穴6の軸線方向は表面側で
挿入溝4から離れるように7度の傾斜をつけて、
前記十字ドライバーでの操作時に側板Bとの空間
を広くとるように構成している。締付部2の突起
11は、第5図に示すように、基体9の裏側から
打ち出して形成することも、第7図に示すよう
に、基体9の長辺又は短辺の一部を直角に曲折し
て形成してもよい。挿入溝4内の押圧部10は、
第3図に示すように、挿入溝4の支持面5に相対
する側壁に押圧部10の格納部17を設けて、側
板Bの挿入時に押圧部10が挿入溝4内に突出し
て邪魔になることを防止することもできる。な
お、連結具本体1は、第2図における左右方向の
切断面18で、上下方向に二分割可能に構成し、
支持穴6と連通孔8の部分を開口して、組立時に
おいて連結具本体1の分割状態で回転体3と締付
部2を取付けるものである。
この連結具は、次のとおり組み立てる。連結具
本体1を二分割した状態で、回転体3の緊張部1
5の始端12に締付部2の突起11を嵌合し、且
つ、回転体3を支持穴6に、基体9を連通孔8
に、押圧部10を挿入溝4にそれぞれ合わせて、
連結具本体1に挿入し、分割した連結具本体1を
一体とする。そして、第1図に示すように、この
連結具を背板Aの側板Bに対する突き合わせ部分
に連結具本体1の表面を露出して取付け、側板B
を挿入溝4内の押圧部10と支持面5との間に挿
入する。この状態では、押圧部10は挿入溝4の
格納部17内に入つており、側板Bの挿入溝4に
対する挿入を容易化しうる。
該側板Bの固定は、押圧部10で側板Bを挿入
溝4の支持面5に押圧するわけであるが、これ
は、回転体3を回して、回転体3に取付けた緊張
部15で締付部2の突起11を引き寄せることで
行う。すなわち、回転体3の表面の凹部16を十
字ドライバーで回転させると、回転体3の緊張部
15に挿入している締付部2の突起11は、回転
体3の回転に伴つて、緊張部15の始端12から
終端14方向へ移動するが、緊張部15は始端1
2から終端14になるにつれて回転体3の周面1
3からの距離が次第に大きくなるから、基体9を
介して、押圧部10が支持面5に近接するよう移
動する。そして、押圧部10が側板Bを充分押圧
した状態でドライバーの回転を停止する。押圧部
10には側板Bを押圧した反力が作用し、突起1
1を介して回転体3に伝達されるが、回転体3の
緊張部15は渦巻き状の溝に構成しているから、
締付部2の移動方向は、常に緊張部15の壁面に
対し略直角方向であり、突起11によつて回転体
3が逆転させられることはない。したがつて、締
付部2は、回転体3によつて、押圧部10が被挟
持物の側板Bを充分押圧したその位置で固定状態
を維持しうるものであり、突起11の移動範囲
内、言い換えれば、緊張部15の始端12と終端
14とにおける周面13からの距離の差であれ
ば、任意の板厚の被挟持物に対応出来る。
第8図ないし第12図に示した連結具は、本考
案の他の実施例であり、これは、回転体3に形成
した緊張部15の始端12を周面13に開口し、
連結具本体1の挿入溝4を、それの支持面5に相
対する側壁側に開放して形成するとともに、連通
孔8を締付部2の突起11が通過可能に、締付部
2の突起11部分の横断面の形状に合致させて形
成したものである。
この連結具では、連結具本体1に先に回転体3
を取付けたのち、締付部2の突起11側から連通
孔8に挿入することを可能とする。すなわち、緊
張部15の始端12を連結具本体1の連通孔8側
に位置させておくことで、連通孔8を通して締付
部2を挿入すると、突起11は連通孔8から緊張
部15の始端12に至る。したがつて、第12図
に示すように、例えば、机等において組立前の側
板Cに回転体3のみを収容した連結具本体1を取
付け、天板Dに締付部2を取付け、天板Dを組み
立てると同時に締付部2を連結具本体1に挿入す
る。その後前述の実施例における連結具と同様に
操作することで、天板Dを固定することができ
る。なお、押圧部10による天板Dの固定は、前
述の実施例では連結具本体1の支持面5に直接当
接したが、この実施例では側板Cの端面に押圧し
たものである。この連結具によれば、家具等の隣
接した板等の固定において、二枚の板等を直交状
態で突き合わせるもの以外に、一方の板等に締付
部2を固定できれば二枚の板等が平行状態のもの
にも使用でき、この実施例のように、側板Cの端
面に被取付側の天板Dを固定するから、側板Dの
端部が天板Dの上方へ突出することなく、体裁の
良い状態で連結することを可能とするとともに、
連結具の取付け部分の適応性を広くする効果があ
る。
なお、第1図に示すように、二枚の板等を直交
状態で突き合わせて固定する場合は、連結具本体
1の外周面に該連結具本体1の軸線方向に対する
抜け止め防止の突起、例えば、断面を鋸の歯型状
とした突起を設けておくことが適する。
〔考案の効果〕 本考案の板等の連結具は、被挟持物を締付部の
押圧部で連結具本体の支持面に押圧して固定する
構造において、締付部を移動させる回転体を、連
結具本体に収容し、該回転体の内面に形成した緊
張部と締付部の突起とを組み合わせ、該緊張部に
おいて、回転体の周面側に始端を設け、終端を中
心付近とした案内用の溝で、且つ、渦巻き状に形
成したので、締付部の移動方向が緊張部の側壁に
対して常に直交方向であつて、緊張部の始端から
終端までの何れの位置においても締付部の移動を
阻止することができる。したがつて、押圧部の移
動範囲内であれば、任意の板厚の被挟持物を固定
することが可能となつて、種々の板厚に対して
個々に連結具を準備する必要がなくなり、生産性
を向上させるとともに、製造コストの低下に寄与
しうる有益な連結具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は二枚の
板を固定した状態を示す斜視図、第2図は連結具
の斜視図、第3図は第2図の連結具の横中央断面
図、第4図は回転体の底面図、第5図は締付部の
断面図、第6図は締付部の平面図、第7図は締付
部の他の例の斜視図、第8図は回転体の他の例の
底面図、第9図は回転体の他の例の側面図、第1
0図は連結具本体の他の例の側面図、第11図は
他の例の連結具の斜視図、第12図は他の例の連
結具を板に取付けて締付部を挿入する状態を説明
するための断面図、第13図は従来例の斜視図、
第14図は従来例の回転体と締付部の説明のため
の斜視図、第15図は従来例の連結具本体と回転
体の底面側から見た説明のための断面図、第16
図は従来例の回転体の底面から見た斜視図であ
る。 1:連結具本体、2:締付部、3:回転体、
4:挿入溝、5:支持面、6:支持穴、7:段
部、8:連通孔、9:基体、10:押圧部、1
1:突起、12:始端、13:周面、14:終
端、15:緊張部、16:凹部、17:格納部、
18:切断面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 略円柱体の片面に、始端を円柱体の周面側と
    し、終端を中心付近に設けた案内用の溝を渦巻
    き状に形成した緊張部を有する回転体と、; 前記回転体の緊張部を設けた側を内方側とし
    て該回転体を回動可能に収容する有底の支持穴
    を設けた円柱体で、円柱体の側方の一部を平面
    として支持面を設け、該支持面から前記支持穴
    の底部に通ずる連通孔を設けた連結具本体
    と、; 前記連結具本体の連通孔に挿通する板状の基
    体に、その基体の支持穴に挿入する端部に、前
    記回転体の緊張部に組み合わせる突起を立設
    し、基体の他端には突起を設けた側に、連結具
    本体の前記支持面に相対して被挟持物の押圧部
    を立設し、回転体の回転によつて緊張部が前記
    突起を介して押圧部を前記支持面に近接させる
    構成とした締付部と、; よりなる板等の連結具。 (2) 回転体に形成した緊張部の始端が、回転体の
    周面に開口してなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の板等の連結具。
JP391586U 1986-01-13 1986-01-13 Expired JPH0338495Y2 (ja)

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JP391586U JPH0338495Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

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JPS62115509U JPS62115509U (ja) 1987-07-22
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