JPH10293391A - 露光用マスクのマスクパターン設計方法、並びに半導体集積回路の作製方法 - Google Patents

露光用マスクのマスクパターン設計方法、並びに半導体集積回路の作製方法

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JPH10293391A JP14753297A JP14753297A JPH10293391A JP H10293391 A JPH10293391 A JP H10293391A JP 14753297 A JP14753297 A JP 14753297A JP 14753297 A JP14753297 A JP 14753297A JP H10293391 A JPH10293391 A JP H10293391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の被処理層に形成されたパターン面積率の
大小に依存することなく、第2の被処理層の平坦化処理
を行うことを可能とする、露光用マスクのマスクパター
ン設計方法を提供する。 【解決手段】マスクパターン設計方法は、(イ)マスク
パターンを所定の大きさの碁盤目状のメッシュに区切
り、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0
(i,j)を求める工程と、(ロ)メッシュ(i,j)
を中心としたマスクパターンの所定の領域内における、
パターン面積率平均値β(i,j)を求める工程と、
(ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光用マスクのマ
スクパターン設計方法、並びに、かかる露光用マスクの
マスクパターン設計方法に基づき作製された露光用マス
クを用いた半導体集積回路の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の設計においては、通
常、回路全体を扱い易いサイズの部分回路の組み合わせ
とする手法が採用されており、かかる部分回路は回路ブ
ロックと呼ばれている。そして、半導体集積回路を構成
するパターンは、概ね、いずれかの回路ブロックに属す
る。従来の露光用マスクのマスクパターン設計方法にお
いては、予め設計された回路ブロックを、チップ面積が
最小となるように自動的に配置する。ところで、このよ
うな回路ブロックの自動配置においては、回路ブロック
間の距離を可能な限り短くするというアルゴリズムが採
用されている。ところで、1チップ内には、通常、パタ
ーンが多数存在する回路ブロックとパターンが少ない回
路ブロックとが混在しており、チップを所定の大きさの
碁盤目状のメッシュに区切り、各メッシュにおけるパタ
ーン面積率α’を求めたとき、パターン面積率α’に大
きな変動が生じている。
【0003】半導体集積回路の高集積化に対処するため
の技術の1つとして、半導体集積回路の作製の際、平坦
化処理が行われている。かかる平坦化処理技術の1つ
に、ケミカル・メカニカル・ポリッシュ法(化学的機械
的研磨法。以下、単にCMP法と呼ぶ場合がある)を挙
げることができる。このCMP法にて用いられる研磨装
置の概念図を、図11に示す。この研磨装置は、研磨プ
レート、基板保持台、研磨剤スラリー供給系から成る。
研磨プレートは、回転する研磨プレート回転軸に支承さ
れ、その表面には研磨パッドが備えられている。基板保
持台は、研磨プレートの上方に配置され、基板保持台回
転軸に支承されている。例えば基板を研磨する場合、基
板を基板保持台に載置する。基板保持台回転軸は、基板
保持台を研磨パッドの方向に押す研磨圧力調整機構(図
示せず)に取り付けられている。そして、研磨剤を含ん
だ研磨剤スラリーを、研磨剤スラリー供給系から研磨パ
ッドに供給しながら、研磨プレートを回転させる。同時
に基板保持台に載置された基板を回転させながら、研磨
圧力調整機構によって、研磨パッドに対する基板の研磨
圧力を調整する。こうして、基板の表面を研磨すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のCMP法の概要
を、図17を参照して、以下、説明する。図17の
(A)の模式的な一部断面図に示すように、先ず、例え
ば下地絶縁層から成る下地層10の上に、例えば不純物
がドーピングされた多結晶シリコンから成る第1の被処
理層11を形成する。次いで、リソグラフィ技術及びエ
ッチング技術に基づき、第1の被処理層11にパターン
を形成する(図17の(B)参照)。尚、パターニング
された第1の被処理層の部分を参照番号12で表す。次
いで、全面に第2の被処理層14(例えば、絶縁層)を
形成する(図17の(C)参照)。そして、この第2の
被処理層14をCMP法にて平坦化するが、パターニン
グされた第1の被処理層12におけるパターン面積率
α’に大きな変動が生じていると、以下の問題が生じ
る。即ち、パターン面積率α’の高い第1の被処理層1
2の上方の第2の被処理層14よりも、パターン面積率
α’の低い第1の被処理層12の上方の第2の被処理層
14の方が、より一層研磨される(図17の(D)参
照)。尚、このような現象は、ディッシングと呼ばれ
る。その結果、第2の被処理層14の平坦化処理が困難
となる。
【0005】このような問題を解決するための方法が、
例えば、S. Deleonibus, et at., Extended Abstract o
f the 1996 International Conference on Solid State
Device and Materials, YOKOHAMA, pp836-838 に提案
されている。図18の(A)及び(B)に模式的な一部
断面図を示すように、パターン面積率α’の高い第1の
被処理層12とパターン面積率α’の低い第1の被処理
層12が混在している状態を想定する。尚、パターン面
積率α’の高い第1の被処理層12を、1つの矩形で模
式的に表した。そして、この方法においては、第2の被
処理層14上にレジスト材料40を形成する(図18の
(C)参照)。そして、リソグラフィ技術に基づき、パ
ターン面積率α’の高い第1の被処理層12の上の第2
の被処理層14がレジスト材料40で被覆されないよう
に、レジスト材料40をパターニングする(図19の
(A)参照)。次に、かかるパターニングされたレジス
ト材料40をマスクとして、第2の被処理層14を厚さ
方向に部分的にエッチングする(図19の(B)参
照)。そして、レジスト材料40を除去した後、残され
た第2の被処理層14に対してCMP法を施す。
【0006】これによって、パターニングされた第1の
被処理層12におけるパターン面積率α’の大小に依存
することなく、第2の被処理層14の平坦化処理を行う
ことが可能となる。しかしながら、この方法にあって
は、レジスト材料40のパターニング工程、第2の被処
理層14のエッチング工程が必要とされ、CMP工程全
体としての工程が増加するだけでなく、第2の被処理層
14を厚さ方向に部分的にエッチングする際の深さの制
御が困難であるという問題がある。また、半導体集積回
路の作製コストの増加や歩留まり低下を招くといった問
題もある。
【0007】従って、本発明の目的は、第1の被処理層
若しくは基板に形成されたパターン面積率の大小に依存
することなく、第2の被処理層若しくは被処理層の平坦
化処理を行うことを可能とし、且つ、CMP法における
処理工程の増加を必要としない、露光用マスクのマスク
パターン設計方法、並びに半導体集積回路の作製方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法は、基板の上に形成された第1の被処理
層にパターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層
を形成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する際、該パターン形成のために用いられる露光用マス
クに形成すべきマスクパターンの設計方法である。ま
た、上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に
係る露光用マスクのマスクパターン設計方法は、基板に
パターンを形成し、次いで、全面に被処理層を形成した
後、該被処理層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
にて平坦化して半導体集積回路を作製する際、該パター
ン形成のために用いられる露光用マスクに形成すべきマ
スクパターンの設計方法である。更には、上記の目的を
達成するための本発明の第3の態様に係る露光用マスク
のマスクパターン設計方法は、出発基板にパターンを形
成した後、該出発基板の表面(おもてめん)と支持基板
とを張り合わせ、次いで、該出発基板を裏面からケミカ
ル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集
積回路を作製する際、該パターンの形成のために用いら
れる露光用マスクに形成すべきマスクパターンの設計方
法である。
【0009】そして、これらの第1、第2若しくは第3
の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法
は、(イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状の
メッシュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパタ
ーン面積率α0(i,j)を求める工程と、(ロ)メッ
シュ(i,j)を中心としたマスクパターンの所定の領
域内における、パターン面積率平均値β(i,j)を求
める工程と、(ハ)パターン面積率平均値β(i,j)
が規定の値未満であるメッシュ(i,j)にダミーパタ
ーンを配する工程、から成ることを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法
は、基板の上に形成された第1の被処理層にパターンを
形成し、次いで、全面に第2の被処理層を形成した後、
該第2の被処理層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ
法にて平坦化して半導体集積回路を作製する際、該パタ
ーン形成のために用いられる露光用マスクに形成すべき
マスクパターンの設計方法である。また、上記の目的を
達成するための本発明の第5の態様に係る露光用マスク
のマスクパターン設計方法は、基板にパターンを形成
し、次いで、全面に被処理層を形成した後、該被処理層
をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して
半導体集積回路を作製する際、該パターン形成のために
用いられる露光用マスクに形成すべきマスクパターンの
設計方法である。更には、上記の目的を達成するための
本発明の第6の態様に係る露光用マスクのマスクパター
ン設計方法は、出発基板にパターンを形成した後、該出
発基板の表面(おもてめん)と支持基板とを張り合わ
せ、次いで、該出発基板を裏面からケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する際、該パターンの形成のために用いられる露光用マ
スクに形成すべきマスクパターンの設計方法である。
【0011】そして、これらの第4、第5若しくは第6
の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法
は、(イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状の
メッシュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパタ
ーン面積率α0(i,j)を求める工程と、(ロ)メッ
シュ(i,j)を中心としたマスクパターンの所定の領
域内における、パターン面積率平均値β(i,j)を求
める工程と、(ハ)パターン面積率平均値β(i,j)
のばらつきが少なくなるようにマスクパターンにおける
パターンを再配置する工程、から成ることを特徴とす
る。
【0012】上記の目的を達成するための本発明の第1
の態様に係る半導体集積回路の作製方法は、基板の上に
形成された第1の被処理層にパターンを形成し、次い
で、全面に第2の被処理層を形成した後、該第2の被処
理層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化
して半導体集積回路を作製する方法である。また、上記
の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る半導
体集積回路の作製方法は、基板にパターンを形成し、次
いで、全面に被処理層を形成した後、該被処理層をケミ
カル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体
集積回路を作製する方法である。更に、上記の目的を達
成するための本発明の第3の態様に係る半導体集積回路
の作製方法は、出発基板にパターンを形成した後、該出
発基板の表面(おもてめん)と支持基板とを張り合わ
せ、次いで、該出発基板を裏面からケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する方法である。
【0013】そして、これらの本発明の第1、第2若し
くは第3の態様に係る半導体集積回路の作製方法におい
ては、該パターン形成のために用いられる露光用マスク
に形成すべきマスクパターンを、(イ)マスクパターン
を所定の大きさの碁盤目状のメッシュに区切り、各メッ
シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
を求める工程と、(ロ)メッシュ(i,j)を中心とし
たマスクパターンの所定の領域内における、パターン面
積率平均値β(i,j)を求める工程と、(ハ)パター
ン面積率平均値β(i,j)が規定の値未満であるメッ
シュ(i,j)にダミーパターンを配する工程、から成
るマスクパターンの設計方法に基づき設計する。そし
て、かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを
用いて、本発明の第1の態様に係る半導体集積回路の作
製方法においては前記第1の被処理層に、また、本発明
の第2の態様に係る半導体集積回路の作製方法において
は前記基板に、更には、本発明の第3の態様に係る半導
体集積回路の作製方法においては前記出発基板に、パタ
ーンを形成することを特徴とする。
【0014】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る半導体集積回路の作製方法は、基板の上に
形成された第1の被処理層にパターンを形成し、次い
で、全面に第2の被処理層を形成した後、該第2の被処
理層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化
して半導体集積回路を作製する方法である。また、上記
の目的を達成するための本発明の第5の態様に係る半導
体集積回路の作製方法は、基板にパターンを形成し、次
いで、全面に被処理層を形成した後、該被処理層をケミ
カル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体
集積回路を作製する方法である。更に、上記の目的を達
成するための本発明の第6の態様に係る半導体集積回路
の作製方法は、出発基板にパターンを形成した後、該出
発基板の表面(おもてめん)と支持基板とを張り合わ
せ、次いで、該出発基板を裏面からケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する方法である。
【0015】そして、これらの本発明の第4、第5若し
くは第6の態様に係る半導体集積回路の作製方法におい
ては、該パターンの形成のために用いられる露光用マス
クに形成すべきマスクパターンを、(イ)マスクパター
ンを所定の大きさの碁盤目状のメッシュに区切り、各メ
ッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,
j)を求める工程と、(ロ)メッシュ(i,j)を中心
としたマスクパターンの所定の領域内における、パター
ン面積率平均値β(i,j)を求める工程と、(ハ)パ
ターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが少なくな
るようにマスクパターンにおけるパターンを再配置する
工程、から成るマスクパターンの設計方法に基づき設計
する。そして、かかる設計方法に基づき作製された露光
用マスクを用いて、本発明の第4の態様に係る半導体集
積回路の作製方法においては前記第1の被処理層に、ま
た、本発明の第5の態様に係る半導体集積回路の作製方
法においては前記基板に、更には、本発明の第6の態様
に係る半導体集積回路の作製方法においては前記出発基
板に、パターンを形成することを特徴とする。
【0016】本発明の第1〜第6の態様に係る露光用マ
スクのマスクパターン設計方法、あるいは又、本発明の
第1〜第6の態様に係る半導体集積回路の作製方法にお
いては、パターン面積率平均値β(i,j)を以下の式
(1−1)及び式(1−2)にて求めることが好まし
い。尚、式(1−1)中のQの値は0以上の任意の値と
することができるが、10程度の値とすることが好まし
い。式(1−1)に示すようにαq+1(i,j)の値を
スムージングする(平均化処理する)ことによって、よ
り一層正確なβ(i、j)の値を得ることができる。
【0017】
【数39】
【0018】本発明の第1の態様に係る露光用マスクの
マスクパターン設計方法、あるいは又、本発明の第1の
態様に係る半導体集積回路の作製方法においては、各メ
ッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,
j)を求めるとき、下地層が存在し、且つ、下地層にパ
ターンが形成されている場合には、第1の被処理層の下
に設けられた下地層のパターン形成のために用いられる
露光用マスクのマスクパターンにおけるパターン面積率
αU(i,j)の値又はパターン面積率平均値βU(i,
j)の値を取り込むことが好ましい。この場合、下地層
が存在しないと仮定した場合の、メッシュ(i,j)に
おけるパターン面積率をαS(i,j)とし、第1の被
処理層にパターンを形成した後の第1の被処理層に生じ
る段差をhSとし、下地層に生じた段差をhUとしたと
き、(A)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ
法にて平坦化しない場合、以下の式(2)にて、各メッ
シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
を求め、(B)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッ
シュ法にて平坦化する場合、以下の式(3)にて、各メ
ッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,
j)を求めることが望ましい。
【0019】
【数40】 α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・αU(i,j) (2) α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・βU(i,j) (3)
【0020】本発明の第4、第5若しくは第6の態様に
係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは
又、本発明の第4、第5若しくは第6の態様に係る半導
体集積回路の作製方法においては、マスクパターンにお
けるパターンは、回路ブロックと回路ブロックとを結ぶ
パターンを除き、複数の回路ブロックのいずれかに属し
ており、前記工程(ハ)におけるパターンの再配置の処
理には、回路ブロックの大きさを増加する(回路ブロッ
クの外形寸法を増加する)ことが含まれることが望まし
い。尚、回路ブロックの大きさを増加させる際、大きな
パターン面積率平均値β(i,j)を含む回路ブロック
の大きさを増加させる場合には、回路ブロック内のパタ
ーンはそのままとし、回路ブロックの大きさを増加させ
た領域にはパターンを何ら配さない。あるいは又、回路
ブロックの大きさを増加させた領域にてパターンを再配
置してもよい。一方、小さなパターン面積率平均値β
(i,j)を含む回路ブロックの大きさを増加させる場
合には、回路ブロック内のパターンはそのままとし、回
路ブロックの大きさを増加させた領域にダミーパターン
を配すことが好ましいが、パターンの再配置及びダミー
パターンの配置を行ってもよい。尚、パターン面積率α
0(i,j)が0のメッシュ(i,j)が回路ブロック
に属さない場合には、可能ならば、かかるメッシュ
(i,j)内の全てにダミーパターンを配すことが好ま
しい。
【0021】本発明の第1若しくは第4の態様に係る露
光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは又、本
発明の第1若しくは第4の態様に係る半導体集積回路の
作製方法における(第1の被処理層)/(第2の被処理
層)の組み合わせとして、例えば、(不純物がドーピン
グされた多結晶シリコン層)/(絶縁層)、(アルミニ
ウム系合金、タングステン、銅、銀等の金属層)/(絶
縁層)、(タングステンシリサイドやチタンシリサイド
等の金属化合物層)/(絶縁層)、(不純物がドーピン
グされた多結晶シリコン層とタングステンシリサイドや
チタンシリサイド等の金属化合物層の積層構造)/(絶
縁層)、(不純物がドーピングされた多結晶シリコン層
とタングステンシリサイドやチタンシリサイド等の金属
化合物層と絶縁膜の積層構造)/(絶縁層)の組み合わ
せを例示することができる。あるいは又、(絶縁層)/
(不純物がドーピングされた多結晶シリコン層)、(絶
縁層)/(アルミニウム系合金、タングステン、銅、銀
等の金属層)、(絶縁層)/(タングステンシリサイド
やチタンシリサイド等の金属化合物層)、(絶縁層)/
(不純物がドーピングされた多結晶シリコン層とタング
ステンシリサイドやチタンシリサイド等の金属化合物層
の積層構造)、(絶縁層)/(不純物がドーピングされ
た多結晶シリコン層とタングステンシリサイドやチタン
シリサイド等の金属化合物層と絶縁膜の積層構造)の組
み合わせを例示することができる。
【0022】一方、本発明の第2若しくは第5の態様に
係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは
又、本発明の第2若しくは第5の態様に係る半導体集積
回路の作製方法における被処理層として、絶縁層を例示
することができる。ここで、絶縁層として、SiO2
BPSG、PSG、BSG、AsSG、SbSG、NS
G、SOG、LTO(Low Temperature Oxide、低温C
VD−SiO2)、SiN、SiON等の公知の絶縁材
料、あるいはこれらの絶縁材料を積層したもの挙げるこ
とができる。尚、基板上にCMPストッパ層を設け、か
かるCMPストッパ層及び基板をパターニングする形態
も、本発明の第2若しくは第5の態様に係る露光用マス
クのマスクパターン設計方法、あるいは又、本発明の第
2若しくは第5の態様に係る半導体集積回路の作製方法
に包含される。CMPストッパ層は、被処理層との間に
研磨選択比がある材料から形成すればよく、例えば、S
iN層、BN層、SiN層と多結晶シリコン層の積層構
造を例示することができる。
【0023】尚、本発明の第1〜第6の態様に係る露光
用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは又、本発
明の第1〜第6の態様に係る半導体集積回路の作製方法
において、「マスクパターン」とは、露光用マスクに形
成すべき1チップ分のパターンを意味する。また、メッ
シュの大きさとしては、例えば、マスクパターンを10
0×100個のメッシュに区切る大きさを例示すること
ができるが、かかる大きさに限定されるものではない。
尚、通常、露光用マスクによって、1枚のウエハに複数
のチップが作製される。
【0024】また、本発明の第1、第2若しくは第3の
態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、あ
るいは又、本発明の第1、第2若しくは第3の態様に係
る半導体集積回路の作製方法における「ダミーパター
ン」とは、半導体集積回路の回路を構成しないパターン
を意味する。尚、パターン面積率平均値β(i,j)に
おける規定の値としては、例えば0.8を挙げることが
できるが、かかる値に限定するものではなく、設計すべ
きマスクパターンに応じて適宜決定すればよい。ここ
で、ダミーパターンを配すべきメッシュ(i,j)にお
けるパターン面積率α0(i,j)が0である場合に
は、かかるメッシュ(i,j)の全体にダミーパターン
を配置すればよく、この場合には、ダミーパターン配置
後のパターン面積率α0(i,j)は1となる。一方、
ダミーパターンを配すべきメッシュ(i,j)における
パターン面積率α0(i,j)が0以外の値である場合
には、かかるメッシュ(i,j)においては、パターン
とダミーパターンとが重ならないように、パターンとダ
ミーパターンとの間に、例えば5μmの隙間を持たせて
ダミーパターンを配すればよい。尚、このような隙間が
得られない場合、あるいは又、配すべきダミーパターン
の大きさが小さすぎる場合(例えば、最小設計サイズの
2倍程度の大きさ以下の場合)には、ダミーパターンを
配する必要はない。
【0025】尚、本発明の第1、第2若しくは第3の態
様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、ある
いは又、本発明の第1、第2若しくは第3の態様に係る
半導体集積回路の作製方法においては、ダミーパターン
を配した後、再び工程(イ)、(ロ)及び(ハ)を繰り
返してもよい。
【0026】本発明の第4、第5若しくは第6の態様に
係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは
又、本発明の第4、第5若しくは第6の態様に係る半導
体集積回路の作製方法においては、マスクパターンにお
けるパターンの再配置を行った後、工程(イ)、(ロ)
及び(ハ)を繰り返すことが好ましい。即ち、パターン
面積率平均値β(i,j)のばらつきが少なくなるよう
に、具体的には、α0(i,j)及びβ(i,j)の再
計算を行い、例えばパターン面積率平均値β(i,j)
のばらつきが一定の値に収束した時点で、マスクパター
ンにおけるパターンの再配置を完了させることが好まし
い。尚、パターンの再配置の処理に回路ブロックの大き
さを増加する(回路ブロックの外形寸法を増加する)こ
とが含まれる場合には、回路ブロックの大きさの増加の
単位をメッシュの大きさの整数倍、あるいは、整数分の
一とすることが、計算の簡略化の面から好ましい。
【0027】本発明の第1、第2若しくは第3の態様に
係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは
又、本発明の第1、第2若しくは第3の態様に係る半導
体集積回路の作製方法におけるマスクパターンの設計方
法を実行した後、本発明の第4,第5若しくは第6の態
様に係る露光用マスクのマスクパターン設計方法、ある
いは又、本発明の第4、第5若しくは第6の態様に係る
半導体集積回路の作製方法を実行することもできる。
【0028】本発明の第1若しくは第4の態様に係る露
光用マスクのマスクパターン設計方法、あるいは又、本
発明の第1若しくは第4の態様に係る半導体集積回路の
作製方法において、第2の被処理層を形成する際、ま
た、本発明の第2若しくは第5の態様に係る露光用マス
クのマスクパターン設計方法、あるいは又、本発明の第
2若しくは第5の態様に係る半導体集積回路の作製方法
において、被処理層を形成する際、第2の被処理層若し
くは被処理層(以下、第2の被処理層(被処理層)と表
記する場合がある)をCVD法にて形成することが好ま
しい。この場合、表面反応によって成膜が行われるCV
D法(コンフォーマルCVD法)及び高密度プラズマC
VD法にて第2の被処理層(被処理層)を形成する場
合、第1の被処理層若しくは基板(以下、第1の被処理
層(基板)と表記する場合がある)に形成されたパター
ンの上に形成される凸状の第2の被処理層(被処理層)
の部分の垂直方向の断面形状が相違する。
【0029】即ち、表面反応によって成膜が行われるC
VD法にて第2の被処理層(被処理層)を形成する場
合、第1の被処理層(基板)の全ての表面で成膜が行わ
れ、第1の被処理層(基板)に形成されたパターンの上
に形成される凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分
の幅は、第1の被処理層(基板)に形成されたパターン
の幅の例えば2〜2.6倍程度広くなる。また、高密度
プラズマCVD法にて第2の被処理層(被処理層)を形
成する場合、一般に、高密度プラズマCVD法において
は第2の被処理層(被処理層)の堆積とスパッタエッチ
ングとが同時に進行し、プラズマ粒子に加えられるバイ
アスによって第2の被処理層(被処理層)の表面が削ら
れる速度と第2の被処理層(被処理層)が堆積する速度
とのバランスが保たれる。そして、第2の被処理層(被
処理層)の堆積が進行するに従い、第1の被処理層(基
板)に形成されたパターンの上に形成される凸状の第2
の被処理層(被処理層)の部分の側壁が削れらて後退す
る。それ故、凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分
の幅は、第1の被処理層(基板)に形成されたパターン
の幅よりも狭くなる。即ち、いずれのCVD法を採用す
る場合にあっても、各メッシュ(i,j)におけるパタ
ーン面積率α0(i,j)の見掛けの値が変化する。
【0030】従って、本発明の第1、第2、第4若しく
は第5の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計
方法、あるいは又、本発明の第1、第2、第4若しくは
第5の態様に係る半導体集積回路の作製方法において
は、第2の被処理層(被処理層)の堆積方法として如何
なるCVD法を採用するかに依存するが、全面に形成さ
れる第2の被処理層(被処理層)の厚さによって規定さ
れるパターン面積増加割合I、若しくは、第1の被処理
層(基板)に形成されるパターンの厚さと全面に形成さ
れる第2の被処理層(被処理層)の厚さとによって規定
されるパターン面積増加割合Iに基づき、各メッシュ
(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補
正することが好ましい。これによって、一層現実に近い
補正されたパターン面積率α0(i,j)を得ることが
できる。尚、この場合、第1の被処理層(基板)に形成
されるパターンの上に形成される凸状の第2の被処理層
(被処理層)の部分の周囲長をLとし、全面に形成され
る第2の被処理層(被処理層)の厚さによって規定され
るパターン面積増加量、若しくは、第1の被処理層(基
板)に形成されるパターンの厚さと全面に形成される第
2の被処理層(被処理層)の厚さとによって規定される
パターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔSは、ΔS=
I×Lで表すことができる。そして、かかるパターン面
積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,j)におけるパタ
ーン面積率α0(i,j)を補正する。
【0031】表面反応によって成膜が行われるCVD法
にて第2の被処理層(被処理層)を形成する場合、第1
の被処理層(基板)に形成されたパターンの上に形成さ
れる凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分の側壁は
略垂直となる。即ち、第2の被処理層(被処理層)のか
かる部分の垂直方向の断面形状はコンフォーマルなもの
となる。従って、第1の被処理層(基板)に形成される
パターンの上に形成される凸状の第2の被処理層(被処
理層)の部分の側壁が略垂直である場合、第2の被処理
層(被処理層)の厚さをX0、第2の被処理層(被処理
層)の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層(被処
理層)の垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パターン
面積増加割合Iは以下の式(4)で表すことができる。
尚、第2の被処理層(被処理層)が複数層から構成さ
れ、表面反応によって成膜が行われるCVD法にて各層
が成膜される場合には、各層におけるパターン面積増加
割合Iを式(4)から求め、得られた各層におけるパタ
ーン面積増加割合Iを合計すればよい。
【0032】
【数41】I=X0×(rH/rV) (4)
【0033】一方、高密度プラズマCVD法にて第2の
被処理層(被処理層)を形成する場合、第1の被処理層
(基板)に形成されたパターンの上に形成される凸状の
第2の被処理層(被処理層)の部分の側壁が水平方向に
対して角度θだけ傾く。従って、第1の被処理層(基
板)に形成されるパターンの上に形成される凸状の第2
の被処理層(被処理層)の部分の側壁が水平方向に対し
て角度θ傾いている場合、第1の被処理層(基板)に形
成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層(被処
理層)の厚さをX0としたとき、パターン面積増加割合
Iは以下の式(5)で表すことができる。尚、第2の被
処理層(被処理層)が複数層から構成され、各層が高密
度プラズマCVD法にて成膜される場合には、各層にお
けるパターン面積増加割合Iを式(5)から求め、得ら
れた各層におけるパターン面積増加割合Iを合計すれば
よい。
【0034】
【数42】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
【0035】また、第2の被処理層(被処理層)が、下
層及び上層の2層構成であり、第1の被処理層(基板)
に形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被
処理層(被処理層)の下層の部分の側壁が水平方向に対
して角度θ傾いており(即ち、高密度プラズマCVD法
にて形成されており)、第2の被処理層(被処理層)の
下層の側壁上に形成された第2の被処理層(被処理層)
の上層の部分の表面も水平方向に対して角度θ傾いてい
る(即ち、表面反応によって成膜が行われるCVD法に
て形成されている)場合、第1の被処理層(基板)に形
成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層(被処
理層)の下層の厚さをY1、第2の被処理層(被処理
層)の上層の厚さをY2、第2の被処理層(被処理層)
の上層の水平方向堆積速度をr2H、第2の被処理層(被
処理層)の上層の該部分における法線方向堆積速度をr
2Vとしたとき、パターン面積増加割合Iは以下の式
(6)で表すことができる。尚、上層が更に複数の層か
ら構成されている場合には、式(6)の右辺第2項を各
層毎に求め、加算することでIの値を求めることができ
る。第2の被処理層(被処理層)の上層は、表面反応に
よって成膜が行われるCVD法以外にも、例えば、第2
の被処理層(被処理層)の下層を形成した高密度プラズ
マCVD装置を用い、スパッタレートを減少させ且つ堆
積レートを増加させるような、表面反応を生じさせるC
VD条件に切り替えることによっても形成することがで
きる。
【0036】
【数43】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
【0037】各メッシュ(i,j)におけるパターン面
積率α0(i,j)を補正する際、パターン面積増加量
ΔSに依っては、パターン面積増加量ΔSを考慮したパ
ターンが隣接するパターンと重なり合う場合が生じる。
即ち、あるパターンにおいて、このパターンの上に形成
される凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分の周囲
長Lを規定する境界線が、隣接するパターンの上に形成
される凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分内に侵
入する場合がある。このような場合には、隣接する複数
のパターンを1つのパターンとみなす処理を行えばよ
い。
【0038】本発明の露光用マスクのマスクパターン設
計方法若しくは半導体集積回路の作製方法においては、
メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターンの所定
の領域内におけるパターン面積率平均値β(i,j)を
求め、このパターン面積率平均値β(i,j)が規定の
値未満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配
し、あるいは又、このパターン面積率平均値β(i,
j)のばらつきが少なくなるようにマスクパターンにお
けるパターンを、例えば回路ブロック単位で再配置す
る。その結果、第1の被処理層、基板若しくは出発基板
に形成されるパターン面積率α’の均一化を図ることが
可能となり、第2の被処理層、被処理層、若しくは出発
基板の平坦化処理を均一に且つ確実に行うことが可能と
なる。また、CMP法における処理工程の増加を招くこ
ともない。
【0039】尚、メッシュ(i,j)におけるパターン
面積率α0(i,j)の均一化を目指した場合には、メ
ッシュサイズを例えば100μm×100μm程度まで
細かくすると、所望の規格を有するパターンの形成が困
難となったり、パターンそれ自体を適切に配置すること
が困難となるといった問題が生じる。然るに、本発明に
おいては、パターン面積率α0(i,j)及び、メッシ
ュ(i,j)の周囲(例えば2mm×2mmの領域)の
メッシュのパターン面積率に基づくパターン面積率平均
値β(i,j)という概念を導入しているので、このよ
うな問題の発生を回避することができる。即ち、メッシ
ュサイズを細かくしたいという要望と、メッシュ(i,
j)の周囲の影響を反映させたいという要望の双方を、
本発明においては両立させることができる。
【0040】また、各メッシュ(i,j)におけるパタ
ーン面積率α0(i,j)に対して補正を行えば、一層
現実に近いパターン面積率α0(i,j)を得ることが
できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明するが、その前に、先ず、本発明の背景を説明
する。
【0042】図10の(A)に示すように、下地層10
上にパターニングされた第1の被処理層12(厚さ
0)が形成され、全面に厚さX0の第2の被処理層14
が形成されているとする。第1の被処理層12の上の第
2の被処理層14Aの表面の高さは(h0+X0)であ
り、下地層10上の第2の被処理層14Bの表面の高さ
はX0である。尚、高さの基準は下地層10の表面であ
り、以下においても同様である。そして、図10の
(B)に示すように、研磨によって第2の被処理層14
が研磨され、第1の被処理層12の上の第2の被処理層
14Aの表面の高さがX1、下地層10上の第2の被処
理層14Bの表面の高さがX2となっている状態を想定
する。また、研磨装置における研磨パッドから、第2の
被処理層14Aに圧力P1が加えられ、第2の被処理層
14Bに圧力P2が加えられていると想定する。尚、圧
力P1及びP2は研磨時間tの関数であり、本来、P
1(t)及びP2(t)と記載すべきであるが、便宜上、
1及びP2と表記する。研磨に関する基本的な理論とし
てはプレストン(Preston)の法則がある。この法則
は、研磨レートは単位面積・時間当たりの摩擦仕事量に
比例するという仮定に基づく法則である。基板の被研磨
面と研磨プレートの相対速度をv、圧力をP(研磨中
は、研磨時間tに関係なく一定の値)、研磨される膜で
ある第2の被処理層14の表面の研磨残り高さをXとし
たとき、研磨レートは、以下の式(7)で表すことがで
きる。尚、「c」は定数である。
【0043】
【数44】−dX/dt=cvP (7)
【0044】ここで、パターニングされた第1の被処理
層12の面積をS1、下地層10上に形成された第2の
被処理層14の部分の面積をS2とし、全体に加わる圧
力の平均値をPとしたとき、力の釣り合いから式(8)
が導かれる。また、式(8)を変形すると式(9)が得
られる。
【0045】
【数45】 S11+S22=(S1+S2)P (8) kP1+(1−k)P2=P (9)
【0046】尚、式(9)中、k=S1/(S1+S2
である。ところで、研磨パッドは、第2の被処理層14
の相当の面積に亙って第2の被処理層14と接触してい
る。従って、kの値を、マスクパターンのメッシュ
(i,j)に関するパターン面積率平均値β(i,j)
で置き換えることができる。従って、式(9)は更に以
下の式(10)のとおりに変形することができる。尚、
以下の式中では、パターン面積率平均値β(i,j)
を、便宜上、βijと表現する。
【0047】
【数46】βij1+(1−βij)P2=P (10)
【0048】ここで、研磨パッドのヤング率をE、厚さ
をTとしたとき、P1及びP2の関係は以下の式(11)
のとおりとなる。
【0049】
【数47】 P1−P2=(E/T)(X1−X2) (11)
【0050】ここで、第1の被処理層12の上の第2の
被処理層14A及び下地層10上の第2の被処理層14
Bの表面の研磨残り高さX1及びX2のそれぞれに式
(7)を適用すると、以下の式(12−1)及び式(1
2−2)が成り立つ。
【0051】
【数48】−dX1/dt=cvP1 (12−1) −dX2/dt=cvP2 (12−2)
【0052】式(10)及び式(11)からP1及びP2
をX1及びX2の関数として求め、次いで、これらのP1
及びP2を式(12−1)及び式(12−2)に代入す
ると、同次でない連立線形微分方程式が得られる。かか
る同次でない連立線形微分方程式を解くと、以下の式
(13−1)及び式(13−2)が求まる。
【0053】
【数49】 X1=X0+βij0−cvPt +(1−βij)h0・exp[−(cvE/T)t] (13−1) X2=X0+βij0−cvPt −βij0・exp[−(cvE/T)t] (13−2)
【0054】マスクパターンのメッシュ(i,j)に対
応する第2の被処理層14の部分の表面の下地層10の
表面からの高さH(i,j)は、以下の式(14)で表
すことができる。尚、マスクパターンにおけるパターン
面積率α0(i,j)を、便宜上、αijと表現する。
【0055】
【数50】 H(i,j)=αij1+(1−αij)X2 (14)
【0056】式(14)と式(13−1)、式(13−
2)から、以下の式(15)が求まる。更に、式(1
5)を変形すると、式(16)を得ることができる。
【0057】
【数51】 H(i,j)=X0+βij0−cvPt +(αij−βij)h0・exp[−(cvE/T)t] (15)
【0058】
【数52】 H(i,j)=X0−cvPt +αij0・exp[−(cvE/T)t] +βij0(1−exp[−(cvE/T)t]) (16)
【0059】第2の被処理層14の研磨を開始する時点
(t=0)におけるH(i,j)の値HSTART(i,
j)は、式(16)から以下の式(17−1)のとおり
となる。一方、第2の被処理層14の研磨が完了した時
点(t=t’)におけるH(i,j)の値HEND(i,
j)は、式(16)から以下の式(17−2)のように
近似することができる。
【0060】
【数53】 HSTART(i,j)=X0+αij0 (17−1) HEND(i,j) ≒X0−cvPt’+βij0 (17−2)
【0061】式(17−1)及び式(17−2)から、
第2の被処理層14の研磨が完了した時点における第2
の被処理層14の表面の高さHEND(i,j)は、パタ
ーン面積率平均値β(i,j)に依存することが判る。
従って、露光用マスクのマスクパターン設計時、パター
ン面積率平均値β(i,j)が規定の値未満であるメッ
シュ(i,j)にダミーパターンを配し、あるいは又、
パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが少なく
なるようにマスクパターンにおけるパターンを再配置す
ることによって、第1の被処理層、基板若しくは出発基
板に形成されるパターン面積率の均一化を図ることが可
能となり、第2の被処理層、被処理層若しくは出発基板
の平坦化処理を均一に且つ確実に行うことが可能とな
る。
【0062】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様、第2の態様若しくは第3の態様に係る露
光用マスクのマスクパターン設計方法に関する。即ち、
実施の形態1は、基板の上に形成された第1の被処理
層にパターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層
を形成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する際、あるいは又、基板にパターンを形成し、次い
で、全面に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカ
ル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集
積回路を作製する際、あるいは又、出発基板にパター
ンを形成した後、該出発基板の表面と支持基板とを張り
合わせ、次いで、該出発基板を裏面からケミカル・メカ
ニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を
作製する際、これらのパターン形成のために用いられる
露光用マスクに形成すべきマスクパターンの設計方法に
関する。
【0063】実施の形態1においては、碁盤目状のメッ
シュの所定の大きさを100μm×100μmとした。
また、パターン面積率平均値β(i,j)を以下の式
(1−1)及び式(1−2)にて求めた。但し、式(1
−1)におけるmの値として10を採用し、Qの値とし
て9を採用した。即ち、メッシュ(i,j)を中心とし
たマスクパターンの所定の領域の大きさは、2100μ
m×2100μmである。言い換えれば、メッシュ
(i,j)を中心として、2100μm×2100μm
内のパターン面積率の平均値として、パターン面積率平
均値β(i,j)を求める。また、αq+1(i,j)の
値のスムージング(平均化処理)を10回行った。通
常、露光用マスクによって1枚のウエハに複数のチップ
が作製されるので、式(1−1)におけるメッシュ(i
+l,j+k)の位置が1チップのマスクパターンの領
域から逸脱するときには、隣接する1チップのマスクパ
ターンの領域における対応するパターン面積率α0を用
いればよい。また、パターン面積率平均値β(i,j)
における規定の値β0として、0.9を採用した。尚、
β0の値として、[β(i,j)の最大値]−0.1と
いった値を採用してもよい。β0の値としてこのような
値を採用した場合、ダミーパターンを配した後、β0
値が変化するので、再び工程(イ)、(ロ)及び(ハ)
を繰り返すことが好ましく、ダミーパターンの配置を一
層最適化することができる。
【0064】
【数54】
【0065】実施の形態1の露光用マスクのマスクパタ
ーン設計方法の各工程の流れ図を図2に示す。実施の形
態1においては、先ず、予め設計された回路ブロック
を、チップ面積が最小となるように、公知のアルゴリズ
ムを用いて自動的に配置する。即ち、回路ブロック間の
距離を可能な限り短くし、1チップの面積を最小化す
る。こうして得られた回路ブロックの配置状態を、模式
的に図1の(A)に示す。この状態では、パターンが多
数存在する回路ブロックと、パターンが少ない回路ブロ
ックとが混在している。従って、このようなパターンを
得るためのマスクパターンを所定の大きさ(100μm
×100μm)の碁盤目状のメッシュに区切り、各メッ
シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
を求めると、パターン面積率α0(i,j)に大きな変
動が生じている。尚、図1において、太線で囲まれた矩
形の領域が回路ブロックを示し、回路ブロック内のパタ
ーン面積率が高い回路ブロック程、細かいハッチングを
付した。また、縦線及び横線で囲まれた正方形の領域は
メッシュを表す。
【0066】式(1−1)及び式(1−2)に基づき、
パターン面積率平均値β(i,j)を求め、β(i,
j)<0.9(=β0)であるメッシュ(i,j)にダ
ミーパターンを配した状態を、図1の(B)に模式的に
示す。尚、図1の(B)において、ダミーパターンを黒
く塗りつぶした。
【0067】こうして設計されたマスクパターンに基づ
き、公知の方法にて露光用マスクを作製すればよい。か
かる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
て、第1の被処理層(若しくは基板、若しくは出発基
板)にパターンを形成すれば、チップ全体で見た場合、
第1の被処理層(若しくは基板、若しくは出発基板)に
形成されたパターンのパターン面積率α’のばらつきが
小さくなる。それ故、全面に第2の被処理層(若しくは
被処理層)を形成した後、あるいは又、2枚の基板を張
り合わせた後、この第2の被処理層(若しくは被処理
層、若しくは出発基板)をCMP法にて平坦化して半導
体集積回路を作製するとき、第2の被処理層(若しくは
被処理層、若しくは出発基板)の平坦化処理を確実に且
つ均一に行うことができる。
【0068】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第1の態様に係る半導体集積回路の作製方法に関す
る。即ち、実施の形態2においては、実施の形態1にて
説明したマスクパターンの設計方法に基づき作製された
露光用マスクを用いて、基板の上に形成された第1の被
処理層にパターンを形成する。次いで、全面に第2の被
処理層を形成した後、この第2の被処理層をケミカル・
メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回
路を作製する。以下、図3を参照して、実施の形態2の
半導体集積回路の作製方法を説明する。
【0069】図3の(A)の模式的な一部断面図に示す
ように、先ず、例えばSiO2から成る平坦化された下
地層10の上に、例えば不純物がドーピングされた多結
晶シリコンから成る第1の被処理層11をCVD法にて
形成する。次いで、実施の形態1にて説明したマスクパ
ターンの設計方法に基づき作製された露光用マスクを用
いたリソグラフィ技術、及びエッチング技術に基づき、
第1の被処理層11にパターンを形成する(図3の
(B)参照)。尚、パターニングされた第1の被処理層
の部分を参照番号12で表す。パターニングされた第1
の被処理層12には、パターンのパターン面積率α’が
高い領域、及び低い領域が存在する。露光用マスクには
ダミーパターンが形成されているので、第1の被処理層
から成るダミーパターン13も同時に形成される。尚、
パターニングされた第1の被処理層12は、例えば、配
線として機能する。
【0070】次いで、全面に第2の被処理層14(例え
ば、SiO2から成る絶縁層)をCVD法にて形成する
(図3の(C)参照)。そして、例えば図11に示した
研磨装置を用いて、この第2の被処理層14をCMP法
にて平坦化する(図3の(D)参照)。パターニングさ
れた第1の被処理層12におけるパターン面積率α’に
大きな変動が生じていても、ダミーパターン13が形成
されているので、第2の被処理層14を均一に研磨する
ことができる。その結果、所謂ディッシングが発生する
ことを効果的に防止することができ、平坦化された第2
の被処理層14を容易に且つ確実に得ることができる。
【0071】(実施の形態3)実施の形態3は実施の形
態2の変形である。実施の形態2においては、図3の
(D)に示したように、パターニングされた第1の被処
理層12の上に第2の被処理層が残されている。一方、
実施の形態3においては、パターニングされた第1の被
処理層12の上には第2の被処理層が残されない。この
ような実施の形態3の半導体集積回路の作製方法によ
り、例えば埋め込み配線を形成することができる。以
下、図4を参照して、実施の形態3の半導体集積回路の
作製方法を説明する。
【0072】図4の(A)の模式的な一部断面図に示す
ように、先ず、例えばSiO2から成る平坦化された下
地層(図示せず)の上に、例えばSiO2から成る第1
の被処理層11をCVD法にて形成する。次いで、実施
の形態1にて説明したマスクパターンの設計方法に基づ
き作製された露光用マスクを用いたリソグラフィ技術、
及びエッチング技術に基づき、第1の被処理層11にパ
ターンを形成する(図4の(B)参照)。このパターン
は、例えば第1の被処理層11に形成された凹部(溝
部)である。露光用マスクにはダミーパターンが形成さ
れているので、第1の被処理層から成るダミーパターン
13も同時に形成される。
【0073】次いで、全面に第2の被処理層14(例え
ば、金属配線材料層)を、例えばCVD法やスパッタ法
にて形成する(図4の(C)参照)。そして、例えば図
11に示した研磨装置を用いて、この第2の被処理層1
4をCMP法にて平坦化する(図4の(D)参照)。実
施の形態3においては、パターニングされた第1の被処
理層12の表面が露出するように、第2の被処理層14
にCMP法にて平坦化処理を施す。パターニングされた
第1の被処理層12におけるパターン面積率α’に大き
な変動が生じていても、ダミーパターン13が形成され
ているので、第2の被処理層14を均一に研磨すること
ができる。その結果、露出した第1の被処理層12の表
面が更に研磨される結果、第1の被処理層11の表面が
過剰に研磨されることを効果的に防止することができる
し、あるいは又、第2の被処理層14が過剰に研磨され
ることも効果的に防止することができる。
【0074】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第2の態様に係る半導体集積回路の作製方法に関す
る。即ち、実施の形態4においては、実施の形態1にて
説明したマスクパターンの設計方法に基づき作製された
露光用マスクを用いて、基板にパターンを形成する。次
いで、全面に被処理層を形成した後、この被処理層をケ
ミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導
体集積回路を作製する。以下、図5を参照して、実施の
形態4の半導体集積回路の作製方法を説明する。
【0075】図5の(A)の模式的な一部断面図に示す
例えばシリコン半導体基板から成る基板21の表面に、
先ず、実施の形態1にて説明したマスクパターンの設計
方法に基づき作製された露光用マスクを用いたリソグラ
フィ技術、及びエッチング技術に基づき、パターンを形
成する(図5の(B)参照)。尚、パターニングされた
基板の部分を参照番号22で表す。このパターンは、例
えば基板21に形成された凹部(溝部)である。露光用
マスクにはダミーパターンが形成されているので、基板
21にはダミーパターン23も同時に形成される。
【0076】次いで、全面に被処理層24(例えば、S
iO2から成る絶縁層)をCVD法にて形成する(図5
の(C)参照)。そして、例えば図11に示した研磨装
置を用いて、この被処理層24をCMP法にて平坦化
し、基板21の表面を露出させる(図5の(D)参
照)。こうして、例えば、基板21の表面に形成された
凹部にSiO2から成る被処理層24が埋め込まれた、
トレンチ形式の素子分離領域を形成することができる。
基板21のパターンが形成された領域22におけるパタ
ーン面積率α’に大きな変動が生じていても、ダミーパ
ターン23が形成されているので、被処理層24を均一
に研磨することができる。その結果、所謂ディッシング
が発生することを効果的に防止することができ、平坦化
された被処理層24を容易に且つ確実に得ることができ
る。
【0077】(実施の形態5)実施の形態5は、本発明
の第3の態様に係る半導体集積回路の作製方法に関す
る。即ち、実施の形態5においては、実施の形態1にて
説明したマスクパターンの設計方法に基づき作製された
露光用マスクを用いて、出発基板にパターンを形成す
る。その後、出発基板の表面(おもてめん)と支持基板
とを張り合わせ、次いで、出発基板を裏面からケミカル
・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積
回路を作製する。以下、図6を参照して、実施の形態5
の半導体集積回路の作製方法を説明する。
【0078】先ず、図6の(A)の模式的な一部断面図
に示すように、例えばシリコン半導体基板から成る出発
基板31の表面に、先ず、実施の形態1にて説明したマ
スクパターンの設計方法に基づき作製された露光用マス
クを用いたリソグラフィ技術、及びエッチング技術に基
づき、パターンを形成する。尚、パターニングされた出
発基板の部分を参照番号32で表す。露光用マスクには
ダミーパターンが形成されているので、出発基板31に
はダミーパターン33も同時に形成される。
【0079】次いで、出発基板の表面(おもてめん)と
支持基板とを張り合わせる。具体的には、出発基板の表
面(おもてめん)の全面に、例えばSiO2から成る絶
縁膜34を形成し、絶縁膜34を平坦化する。その後、
必要に応じて絶縁膜34の上に多結晶シリコン層を形成
する。そして、鏡面研磨された例えばシリコン半導体基
板から成る支持基板35と、出発基板31の鏡面研磨面
(絶縁膜34の表面等)を接合し、次いで、900゜C
前後の熱処理を施すことによって、分子レベルあるいは
原子レベルの接着状態を得ることができる(図6(B)
参照)。
【0080】その後、例えば図11に示した研磨装置を
用いて、出発基板31の裏面から出発基板31をCMP
法にて平坦化し、絶縁膜34の表面を露出させる(図6
の(C)参照)。こうして、出発基板31の表面に形成
されたパターン内に埋め込まれた絶縁膜34と絶縁膜3
4との間に、出発基板31の一部分が残された、所謂S
OI基板を形成することができる。出発基板31のパタ
ーンが形成された領域32におけるパターン面積率α’
に大きな変動が生じていても、ダミーパターン33が形
成されているので、出発基板31を裏面から均一に研磨
することができる。その結果、所謂ディッシングが発生
することを効果的に防止することができ、平坦化された
SOI基板を容易に且つ確実に得ることができる。
【0081】(実施の形態6)実施の形態6は、本発明
の第1の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計
方法の変形である。下地層が十分に平らであれば、第1
の被処理層をパターニングするために用いられる露光用
マスクのマスクパターンにおけるパターン面積率α
0(i,j)に対して、補正を行う必要がない。しかし
ながら、下地層が十分に平らではない場合には、下地層
の段差の影響を考慮に入れて、即ち、下地層の段差によ
る補正を加えたパターン面積率α0(i,j)を求める
ことが好ましい。
【0082】即ち、実施の形態6においては、各メッシ
ュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を
求めるとき、第1の被処理層の下に設けられた下地層の
パターン形成のために用いられる露光用マスクのマスク
パターンにおけるパターン面積率αU(i,j)の値又
はパターン面積率平均値βU(i,j)の値を取り込
む。より具体的には、下地層が存在しないと仮定した場
合の、メッシュ(i,j)におけるパターン面積率をα
S(i,j)とする。また、第1の被処理層にパターン
を形成した後の第1の被処理層に生じる段差(通常、第
1の被処理層の厚さが相当する)をhSとし、下地層に
生じた段差をhUとする(図7の(A)参照)。そし
て、(A)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ
法にて平坦化しない場合、以下の式(2)にて、各メッ
シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
を求める。あるいは又、(B)下地層をケミカル・メカ
ニカル・ポリッシュ法にて平坦化する場合、以下の式
(3)にて、各メッシュ(i,j)におけるパターン面
積率α0(i,j)を求める。
【0083】
【数55】 α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・αU(i,j) (2) α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・βU(i,j) (3)
【0084】ところで、第2の被処理層(若しくは被処
理層)の平坦化の過程を3次元的に考えると、パターン
面積率と段差の積が、そのメッシュ内の第2の被処理層
(若しくは被処理層)におけるCMP法にて処理すべき
体積に相当する。即ち、パターン面積率α0(i,j)
と段差であるhSの積は、下地層が存在しないと仮定し
た場合のパターン面積率αS(i,j)と段差hSの積、
及び、下地層のパターン面積率αU(i,j)又はパタ
ーン面積率平均値βU(i,j)と下地層の段差hUの積
の合計と等しい。従って、以下の式(18−1)若しく
は式(18−2)を得ることができる。
【0085】
【数56】 hS・α0(i,j)=hS・αS(i,j)+hU・αU(i,j) (18−1) hS・α0(i,j)=hS・αS(i,j)+hU・βU(i,j) (18−2)
【0086】従って、式(18−1)及び式(18−
2)をhSで除すれば、式(2)及び式(3)が求ま
る。実施の形態6においては、このように、所謂パター
ン体積率を、マスクパターン内で均一化する。即ち、パ
ターン体積率が小さいメッシュにダミーパターンを配す
ことによって、第2の被処理層(若しくは被処理層)の
均一なる平坦化を図る。
【0087】尚、下地層が複数のN層から構成されてい
る場合には、それぞれの層に対するCMP法の適用の有
無に応じて、式(2)若しくは式(3)を適用すればよ
い。即ち、下地層が、第1層、第2層、・・・、第N層
から構成されている場合には、以下の式(19−1)、
式(19−2)、式(20−1)若しくは式(20−
2)に基づき、それぞれの層に対するCMP法の適用の
有無に応じて、α0(i,j)を求めればよい。但し、
式(19−1)及び式(20−1)中の添字「n」は、
下地層の層の番号を示し、n=1,2,・・・N−1で
ある。また、αn+1_Sは、下地層が存在しないと仮定し
た場合の、メッシュ(i,j)における第(n+1)番
目の下地層のパターン面積率を表し、hn+1_Sは、第
(n+1)番目の下地層にパターンを形成した後の第
(n+1)番目の下地層に生じる段差を表し、h
n_Uは、第n番目の下地層に生じた段差を表し、パター
ン面積率αn_U(i,j)は、第n番目の下地層のパタ
ーン形成のために用いられる露光用マスクのマスクパタ
ーンにおけるパターン面積率を表し、パターン面積率平
均値βn_U(i,j)は、第n番目の下地層のパターン
形成のために用いられる露光用マスクのマスクパターン
におけるパターン面積率平均値を表す。
【0088】
【数57】 αn+1(i,j)=αn+1_S(i,j) +(hn_U/hn+1_S)・αn_U(i,j) (19−1) α0(i,j)=αS(i,j) +(hN_U/hS)・αN_U(i,j) (19−2)
【0089】
【数58】 αn+1(i,j)=αn+1_S(i,j) +(hn_U/hn+1_S)・βn_U(i,j) (20−1) α0(i,j)=αS(i,j) +(hN_U/hS)・βN_U(i,j) (20−2)
【0090】尚、図7に模式的な一部断面図を示すよう
に、実施の形態6に基づき作製された露光用マスクを用
いて第1の被処理層若しくは基板にパターンを形成する
半導体集積回路の作製方法は、実施の形態2あるいは実
施の形態3と同様とすることができるので、詳細な説明
は省略する。
【0091】(実施の形態7)実施の形態7は、本発明
の第4の態様、第5の態様若しくは第6の態様に係る露
光用マスクのマスクパターン設計方法に関する。即ち、
実施の形態7は、基板の上に形成された第1の被処理
層にパターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層
を形成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製
する際、あるいは又、基板にパターンを形成し、次い
で、全面に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカ
ル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集
積回路を作製する際、あるいは又、出発基板にパター
ンを形成した後、該出発基板の表面(おもてめん)と支
持基板とを張り合わせ、次いで、該出発基板を裏面から
ケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半
導体集積回路を作製する際、これらのパターン形成のた
めに用いられる露光用マスクに形成すべきマスクパター
ンの設計方法に関する。
【0092】実施の形態7においても、碁盤目状のメッ
シュの所定の大きさを100μm×100μmとした。
また、パターン面積率平均値β(i,j)を以下の式
(1−1)及び式(1−2)にて求めた。但し、式(1
−1)におけるmの値として10を採用し、Qの値とし
て9を採用した。即ち、メッシュ(i,j)を中心とし
たマスクパターンの所定の領域の大きさは、2100μ
m×2100μmである。言い換えれば、メッシュ
(i,j)を中心として、2100μm×2100μm
内のパターン面積率の平均値として、パターン面積率平
均値β(i,j)を求める。また、αq+1(i,j)の
値のスムージング(平均化処理)を10回行った。通
常、露光用マスクによって1枚のウエハに複数のチップ
が作製されるので、式(1−1)におけるメッシュ(i
+l,j+k)の位置が1チップのマスクパターンの領
域から逸脱するときには、隣接する1チップのマスクパ
ターンの領域における対応するパターン面積率α0を用
いればよい。
【0093】
【数59】
【0094】実施の形態7の露光用マスクのマスクパタ
ーン設計方法の各工程の流れ図を図9に示す。実施の形
態7においては、先ず、予め設計された回路ブロック
を、チップ面積が最小となるように、公知のアルゴリズ
ムを用いて自動的に配置する。即ち、回路ブロック間の
距離を可能な限り短くし、1チップの面積を最小化す
る。こうして得られた回路ブロックの配置状態を、模式
的に図8の(A)に示す。この状態では、パターンが多
数存在する回路ブロックと、パターンが少ない回路ブロ
ックとが混在している。従って、このようなパターンを
得るためのマスクパターンを所定の大きさ(100μm
×100μm)の碁盤目状のメッシュに区切り、各メッ
シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
を求めると、パターン面積率α0(i,j)に大きな変
動が生じている。尚、図8において、太線で囲まれた矩
形の領域が回路ブロックを示し、回路ブロック内のパタ
ーン面積率が高い回路ブロック程、細かいハッチングを
付した。また、縦線及び横線で囲まれた正方形の領域は
メッシュを表す。マスクパターンにおけるパターンは、
回路ブロックと回路ブロックとを結ぶパターンを除き、
複数の回路ブロックのいずれかに属している。
【0095】式(1−1)及び式(1−2)に基づき、
パターン面積率平均値β(i,j)を求める。そして、
パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが少なく
なるようにマスクパターンにおけるパターンを再配置す
る。実施の形態7においては、パターンの再配置の処理
には回路ブロックの大きさを増加することが含まれる。
【0096】具体的には、求められた各パターン面積率
平均値β(i,j)の全てが所定の範囲(β1〜β2)に
入っているかを評価する。即ち、全てのパターン面積率
平均値β(i,j)が、β1≦β(i,j)≦β2を満足
するか否かを評価する。そして、いずれかのパターン面
積率平均値β(i,j)がβ1≦β(i,j)≦β2を満
足しない場合には、パターン面積率平均値β(i,j)
の最大値を含む回路ブロック(図8においては「A」で
示される回路ブロック)、及び、最小値を含む回路ブロ
ック(図8においては「B」で示される回路ブロック)
を選び出す。そして、これらの回路ブロックA、回路ブ
ロックBの大きさを増加させる。即ち、回路ブロック
A、回路ブロックBの外形寸法を増加させる。回路ブロ
ックの大きさの増加の単位をメッシュの大きさの整数分
の一(1/10。10μm)とした。これによって、回
路ブロックA及び回路ブロックBの外形形状は20μm
だけ大きくなる。そして、回路ブロックAにおいては、
この拡大された領域をスペースとする。即ち、この拡大
された領域には何らパターンを配置しない。一方、回路
ブロックBにおいては、この拡大された領域にダミーパ
ターンを配置する。この状態を図8の(B)に示す。
尚、回路ブロックAの斜線を付した領域にはパターンが
形成されている。また、図8の(B)において、ダミー
パターンを黒く塗りつぶした。尚、パターン面積率平均
値β(i,j)が最小値であるメッシュ(i,j)が回
路ブロックに属さない場合には、可能ならば、かかるメ
ッシュ(i,j)内の全てにダミーパターンを配す。
【0097】その後、再び、公知のアルゴリズムを用い
て回路ブロックを自動的に配置した後、パターン面積率
α0(i,j)を求め、更に、式(1−1)及び式(1
−2)に基づき、パターン面積率平均値β(i,j)を
求める。そして、求められた各パターン面積率平均値β
(i,j)の全てが所定の範囲(β1〜β2)に入ってい
るかを評価する。そして、全てのパターン面積率平均値
β(i,j)が、β1≦β(i,j)≦β2を満足する場
合には、マスクパターンの設計を完了する。一方、いず
れかのパターン面積率平均値β(i,j)がβ1≦β
(i,j)≦β2を満足しない場合には、パターン面積
率平均値β(i,j)の最大値を含む回路ブロック及び
最小値を含む回路ブロックを選び出す作業を繰り返す。
【0098】こうして設計されたマスクパターンに基づ
き、公知の方法にて露光用マスクを作製すればよい。か
かる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
て、第1の被処理層(若しくは基板、若しくは出発基
板)にパターンを形成すれば、チップ全体で見た場合、
第1の被処理層(若しくは基板、若しくは出発基板)に
形成されたパターンのパターン面積率α’のばらつきが
小さくなる。それ故、全面に第2の被処理層(若しくは
被処理層)を形成した後、あるいは又、2枚の基板を張
り合わせた後、この第2の被処理層(若しくは被処理
層、若しくは出発基板)をCMP法にて平坦化して半導
体集積回路を作製するとき、第2の被処理層(若しくは
被処理層、若しくは出発基板)の平坦化処理を確実に且
つ均一に行うことができる。
【0099】尚、実施の形態7にて説明した露光用マス
クのマスクパターン設計方法によれば、最終的にパター
ン面積率平均値β(i,j)のばらつきがほぼ0となっ
たマスクパターンを得ることができるので、第2の被処
理層(若しくは被処理層、若しくは出発基板)の平坦化
処理を、実施の形態1にて説明した露光用マスクのマス
クパターン設計方法よりも、一層、確実に且つ均一に行
うことができる。しかしながら、回路ブロックの大きさ
が増加する結果、チップサイズが増大するので、理想と
するチップサイズとパターン面積率平均値β(i,j)
のばらつきのトレードオフを考慮して、回路ブロック再
配置の回数を決定する必要がある。また、実施の形態7
にて説明した露光用マスクのマスクパターン設計方法
を、本発明の第4の態様に係る露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法あるいは本発明の第4の態様に係る半導
体集積回路の作製方法に適用する場合には、第1の被処
理層が最下層に位置する場合しか適用することができな
い。第1の被処理層が最下層に位置しない場合、回路ブ
ロックの再配置を行うと、下層の回路ブロックとの間の
位置関係に狂いが生じるからである。
【0100】尚、実施の形態7に基づき作製された露光
用マスクを用いて第1の被処理層若しくは基板にパター
ンを形成する半導体集積回路の作製方法は、実施の形態
2〜実施の形態4と同様とすることができるので、詳細
な説明は省略する。また、実施の形態7に基づき作製さ
れた露光用マスクを用いて、基板にパターンを形成する
SOI技術に基づく半導体集積回路の作製方法は、実施
の形態5と同様とすることができるので、詳細な説明は
省略する。更には、実施の形態6にて説明した露光用マ
スクのマスクパターン設計方法あるいは半導体集積回路
の作製方法を実施の形態7の露光用マスクのマスクパタ
ーン設計方法あるいは半導体集積回路の作製方法に適用
することができる。
【0101】(実施の形態8)先に説明したように、第
2の被処理層(被処理層)の平坦化の過程を3次元的に
考えると、パターン面積率と段差の積が、そのメッシュ
内の第2の被処理層(被処理層)におけるCMP法にて
処理すべき体積に相当する。第1の被処理層(基板)上
に第2の被処理層(被処理層)を形成する際、第2の被
処理層(被処理層)が垂直方向にのみ堆積していくと仮
定した場合には、図12に模式的な一部断面図に示すよ
うな断面形状を有する第2の被処理層(被処理層)を得
ることができる。しかしながら、第2の被処理層(被処
理層)をCVD法にて形成するとき、表面反応によって
成膜が行われるCVD法、あるいは高密度プラズマCV
D法を採用するかに依存して、第1の被処理層(基板)
に形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被
処理層(被処理層)の部分の垂直方向の断面形状が相違
する。
【0102】即ち、表面反応によって成膜が行われるC
VD法にて第2の被処理層(被処理層)を形成する場
合、第1の被処理層(基板)の全ての表面で成膜が行わ
れ、第1の被処理層(基板)に形成されたパターンの上
に形成される凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分
の幅Wは、第1の被処理層(基板)に形成されたパター
ンの幅W0の例えば2〜2.6倍程度となる。そして、
第1の被処理層(基板)に形成されたパターンの上に形
成される凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分の側
壁は略垂直となる。ここで、略垂直とは、完全には垂直
でない場合も含むことを意味する。この状態を、模式的
な一部断面図である図13に示す。一方、高密度プラズ
マCVD法にて第2の被処理層(被処理層)を形成する
場合、一般に、高密度プラズマCVD法においては、第
2の被処理層(被処理層)の堆積とスパッタエッチング
とが同時に進行し、プラズマ粒子に加えられるバイアス
によって第2の被処理層(被処理層)の表面が削られる
速度と第2の被処理層(被処理層)が堆積する速度との
バランスが保たれる。そして、第2の被処理層(被処理
層)の堆積が進行するに従い、第1の被処理層(基板)
に形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被
処理層(被処理層)の部分の側壁が削れらて後退する。
それ故、凸状の第2の被処理層(被処理層)の部分の幅
は、第1の被処理層(基板)に形成されたパターンの幅
よりも狭くなる。この状態を、模式的な一部断面図であ
る図14に示す。従って、いずれのCVD法を採用する
にしても、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積
率α0(i,j)の見掛けの値が変化する。
【0103】それ故、本発明の第1、第2、第4若しく
は第5の態様に係る露光用マスクのマスクパターン設計
方法、あるいは又、本発明の第1、第2、第4若しくは
第5の態様に係る半導体集積回路の作製方法において
は、全面に形成される第2の被処理層(被処理層)の厚
さによって規定されるパターン面積増加割合I、若しく
は、第1の被処理層(基板)に形成されるパターンの厚
さと全面に形成される第2の被処理層(被処理層)の厚
さとによって規定されるパターン面積増加割合Iに基づ
き、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0
(i,j)を補正することが望ましい。
【0104】実施の形態8においては、全面に形成され
る第2の被処理層の厚さによって規定されるパターン面
積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,j)における
パターン面積率α0(i,j)を補正する。尚、第1の
被処理層に形成されるパターンの上に形成される凸状の
第2の被処理層の部分の周囲長をLとし、全面に形成さ
れる第2の被処理層(被処理層)の厚さによって規定さ
れるパターン面積増加量、若しくは、第1の被処理層
(基板)に形成されるパターンの厚さと全面に形成され
る第2の被処理層(被処理層)の厚さとによって規定さ
れるパターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔSは、Δ
S=I×Lで表すことができる。そして、かかるパター
ン面積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,j)における
パターン面積率α0(i,j)を補正する。
【0105】尚、実施の形態8においては、表面反応に
よって成膜が行われるCVD法にて第2の被処理層を形
成する場合を例にとり、以下、説明を行う。このような
CVD法にて第2の被処理層を形成する場合、第2の被
処理層(被処理層)の垂直方向の断面形状はコンフォー
マルなものとなり、図13に模式的に示すような断面形
状が得られる。ここで、補正されたパターン面積率と段
差の積が、そのメッシュ内の第2の被処理層におけるC
MP法にて処理すべき体積に相当するので、先ず、かか
る体積Vを求める。ところで、表面反応によって成膜が
行われるCVD法にて第2の被処理層を形成する場合、
凸状の第2の被処理層の部分の幅Wは第1の被処理層に
形成されたパターンの幅W0よりも広くなる。尚、図1
3において、第2の被処理層の広がった領域に斜線を付
した。ここで、第2の被処理層の厚さをX0、第2の被
処理層の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層の垂
直方向堆積速度をrVとしたとき、WとW0の関係は、以
下の式(21)のとおりとなる。また、体積Vは、パタ
ーンの長さをLPとしたとき、式(22)のとおりとな
る。尚、(rH/rV)を、場合によっては「r」と略記
する。
【0106】
【数60】 (W−W0)/2=X0×(rH/rV) (21)
【0107】
【数61】 V=(W0+2X0×r)×h0×LP (22)
【0108】図12に模式的な一部断面図に示した断面
形状を有する第2の被処理層の場合、かかる第2の被処
理層におけるCMP法にて処理すべき体積V0は、第1
の被処理層に形成されたパターンの厚さをh0としたと
き、以下の式(23)のとおりとなる。
【0109】
【数62】V0=W0×h0×LP (23)
【0110】従って、ΔV(=V−V0)の値は、以下
の式(24)のとおりとなる。
【0111】
【数63】ΔV=2X0×r×h0×LP (24)
【0112】パターンの長さLPと、第1の被処理層に
形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被処
理層の部分の周囲長Lとは、以下の関係で近似すること
ができる。尚、凸状の第2の被処理層の部分の周囲長L
を規定する境界線を、図13に矢印で示した。
【0113】
【数64】LP≒L/2
【0114】従って、式(24)を周囲長Lを用いて表
現すると、以下の式(25)のとおりとなる。また、式
(25)から、パターン面積増加量ΔSを求めることが
できる。更には、ΔS=I×Lの関係から、式(4)に
基づきパターン面積増加割合Iを求めることができる。
【0115】
【数65】ΔV=X0×r×h0×L (25)
【0116】
【数66】 ΔS=ΔV/h0 =I×L =X0×(rH/rV)×L (26)
【0117】
【数67】I=X0×(rH/rV) (4)
【0118】ところで、第2の被処理層の水平方向堆積
速度rH及び垂直方向堆積速度をrVは、各種の試験から
求めることができる。また、第2の被処理層の厚さX0
も既知の値である。従って、式(4)におけるIの値を
求めることができる。更には、第1の被処理層に形成さ
れるパターンの上に形成される凸状の第2の被処理層の
部分の周囲長Lは、第1の被処理層に形成されるパター
ンの設計値等から容易に得ることができる。従って、Δ
S=I×Lの関係から、各パターンに対するΔSを求
め、かかるパターン面積増加量ΔSに基づき、各メッシ
ュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を
補正すればよい。例えば、(rH/rV)=0.5、X0
=1.2μmとすれば、Iの値は+0.6μmとなる。
【0119】(実施の形態9)実施の形態9は実施の形
態8の変形である。実施の形態9においては、第1の被
処理層に形成されるパターンの厚さと全面に形成される
第2の被処理層の厚さとによって規定されるパターン面
積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,j)における
パターン面積率α0(i,j)を補正する。実施の形態
9においては、高密度プラズマCVD法にて第2の被処
理層を形成する場合を例にとり、以下、説明を行う。こ
のような高密度プラズマCVD法にて第2の被処理層を
形成する場合、第2の被処理層の堆積が進行するに従
い、第1の被処理層に形成されたパターンの上に形成さ
れる凸状の第2の被処理層の部分の側壁が削れらて後退
する。その結果、第1の被処理層に形成されたパターン
の上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が
水平方向に対して角度θだけ傾く(図14参照)。
【0120】ところで、補正されたパターン面積率と段
差の積が、そのメッシュ内の第2の被処理層におけるC
MP法にて処理すべき体積に相当するので、先ず、かか
る体積Vを求める。図14において斜線を付した領域
が、凸状の第2の被処理層の部分の削られた側壁の部分
に相当する。かかる台形の領域の上辺の長さは(X0
otθ)であり、下辺の長さは{(X0−h0)cot
θ}である。従って、体積V及びΔV(=V−V0
は、以下の式(27)及び式(28)のとおりとなる。
尚、式(28)においては、LP≒L/2の関係を代入
した。また、V0は、W0×h0×LPである。
【0121】
【数68】 V=V0−2{(2X0−h0)cotθ×h0/2×LP} (27)
【0122】
【数69】 ΔV=V−V0 =(h0−2X0)cotθ×h0×L/2 (28)
【0123】それ故、式(29)から、パターン面積増
加量ΔSを求めることができる。更には、ΔS=I×L
の関係から、式(5)に基づきパターン面積増加割合I
を求めることができる。
【0124】
【数70】 ΔS=ΔV/h0 =(h0−2X0)cotθ×L/2 (29)
【0125】
【数71】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
【0126】ところで、角度θは、各種の試験から求め
ることができる。また、第1の被処理層に形成されるパ
ターンの厚さh0、及び、第2の被処理層の厚さX0は既
知の値である。従って、式(5)におけるIの値を求め
ることができる。更には、第1の被処理層に形成される
パターンの上に形成される凸状の第2の被処理層の部分
の周囲長Lは、第1の被処理層に形成されるパターンの
設計値等から容易に得ることができる。従って、ΔS=
I×Lの関係から、各パターンに対するΔSを求め、か
かるパターン面積増加量ΔSに基づき、各メッシュ
(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補
正すればよい。例えば、θ=30度、X0=0.8μ
m、h0=0.7μmとすれば、Iの値は−0.78μ
mとなる。
【0127】(実施の形態10)実施の形態10は、実
施の形態8と実施の形態9の組み合わせである。実施の
形態10においては、第1の被処理層に形成されるパタ
ーンの厚さと全面に形成される第2の被処理層の厚さと
によって規定されるパターン面積増加割合Iに基づき、
各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α
0(i,j)を補正する。実施の形態10においては、
第2の被処理層を、下層及び上層の2層構成とした。そ
して、下層は、表面反応によって成膜が行われるCVD
法にて形成され、上層は、高密度プラズマCVD法にて
形成されるとした。このような場合、第1の被処理層に
形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被処
理層の下層の部分の側壁が水平方向に対して角度θ傾い
ており、第2の被処理層の下層の側壁上に形成される第
2の被処理層の上層の部分の表面も水平方向に対して角
度θ傾いている。この状態を、図15の模式的な一部断
面図に示す。尚、第1の被処理層に形成されるパターン
の厚さをh0、第2の被処理層の下層の厚さをY1、第2
の被処理層の上層の厚さをY2、第2の被処理層の上層
の水平方向堆積速度をr2H、第2の被処理層の上層のか
かる部分における法線方向堆積速度をr2Vとする。とこ
ろで、表面反応によって成膜が行われるCVD法にて第
2の被処理層の上層を形成する場合、凸状の第2の被処
理層の上層の幅は、第2の被処理層の上層が単に垂直方
向に堆積するよりも広くなる。尚、図15において、第
2の被処理層の上層の広がった領域(領域3)を黒く塗
りつぶした。
【0128】図15において、斜線を付した領域1と斜
線を付した領域2の断面形状は同じであり、領域1の面
積SS1及び領域2の面積SS2は等しく、以下の式(3
0)から求めることができる。
【0129】
【数72】 SS1=SS2 =W0×h0−2(2Y1−h0)cotθ×h0/2 (30)
【0130】一方、黒く塗りつぶした領域3は平行四辺
形であり、その底辺の長さはh0/sinθである。ま
た、かかる平行四辺形の高さは{(r2H/r2V)Y2
2cosθ}である。従って、領域3の面積SS3は式
(31)から求めることができる。また、領域2と領域
3の面積合計SSは式(32)の関係にある。
【0131】
【数73】 SS3=2h0×Y2{(r2H/r2V)−cosθ}/sinθ (31)
【0132】
【数74】 SS =SS2+SS3 =W0×h0+2(h0−2Y1)cotθ×h0/2 +2h0×Y2{(r2H/r2V)−cosθ}/sinθ (32)
【0133】従って、領域2と領域3に相当する体積V
は、合計面積SSとLPの積に等しい。更に、V0は、W
0×h0×LPと等しい。従って、ΔV(=VーV0)は、
以下のとおりとなる。
【0134】
【数75】 ΔV=V−V0 =SS×LP−W0×h0×LP ≒(L/2)[(h0−2Y1)cotθ×h0 +2h0×Y2{(r2H/r2V)−cosθ}/sinθ] (33)
【0135】ところで、ΔS=ΔV/h0の関係にある
ので、式(33)からΔSを求めることができ、しか
も、ΔS=I×Lで表されるので、Iを求めることがで
きる。
【0136】
【数76】 ΔS=(L/2)[(h0−2Y1)cotθ +2Y2{(r2H/r2V)−cosθ}/sinθ] (34)
【0137】
【数77】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2{(r2H/r2V)−cosθ}/sinθ (6)
【0138】ところで、角度θ、r2H、r2Vは、各種の
試験から求めることができる。また、第1の被処理層に
形成されるパターンの厚さh0、及び、第2の被処理層
の厚さY1,Y2も既知の値である。従って、式(6)に
おけるIの値を求めることができる。更には、第1の被
処理層に形成されるパターンの上に形成される凸状の第
2の被処理層の部分の周囲長Lは、第1の被処理層に形
成されるパターンの設計値等から容易に得ることができ
る。従って、ΔS=I×Lの関係から、各パターンに対
するΔSを求め、かかるパターン面積増加量ΔSに基づ
き、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0
(i,j)を補正すればよい。
【0139】尚、実施の形態8〜実施の形態10におい
て、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α0
(i,j)を補正する際、図16の(A)に模式的な一
部断面図を示すようなパターンA,B,Cにおいては、
パターン面積増加量ΔSに依り、パターン面積増加量Δ
Sを考慮したパターンが隣接するパターンと重なり合う
場合が生じる。即ち、あるパターンにおいて、このパタ
ーンの上に形成される凸状の第2の被処理層(被処理
層)の部分の周囲長Lを規定する境界線が、隣接するパ
ターンの上に形成される凸状の第2の被処理層(被処理
層)の部分内に侵入する場合がある。言い換えれば、あ
るパターンの上に形成される凸状の第2の被処理層(被
処理層)が、隣接するパターンの上に形成される凸状の
第2の被処理層(被処理層)と重なり合う場合がある。
この状態を図16の(B)に示す。尚、図16の(B)
においては、パターンA,Cの上に形成される凸状の第
2の被処理層(被処理層)をa,cで示し、かかる第2
の被処理層a,cを実線で示した。一方、パターンA,
Cに隣接するパターンBの上に形成される凸状の第2の
被処理層(被処理層)をbで示し、かかる第2の被処理
層bを点線で示した。このような場合には、図16の
(C)に示すように、重なり合う隣接する複数のパター
ンを1つのパターンABCとみなす処理を行えばよい。
尚、実施の形態10にて説明したように、第2の被処理
層が2層構造の場合、式(6)の右辺第1項と第2項で
は値が負及び正となる。そして、第2の被処理層の下層
を形成したとき、場合によっては、あるパターンの上に
形成される凸状の第2の被処理層(被処理層)の下層
が、隣接するパターンの上に形成される凸状の第2の被
処理層(被処理層)の下層と重なり合う場合がある。従
って、このような場合には、単に式(6)を適用するの
ではなく、第2の被処理層(被処理層)の下層に依るI
の値、更に、第2の被処理層(被処理層)の上層に依る
Iの値を個別に考慮する必要がある。即ち、第2の被処
理層(被処理層)の下層に基づくパターン面積増加量Δ
S、並びに、第2の被処理層(被処理層)の下層及び上
層に基づくパターン面積増加量ΔSを考慮する必要があ
る。また、実施の形態8〜実施の形態10においては、
専ら、基板の上に形成された第1の被処理層とその上に
形成された第2の被処理層に関して説明したが、これら
の実施の形態を、基板とその上に形成された被処理層に
適用することができることは云うまでもない。
【0140】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した数値や条件等、ある
いは使用する各種の材料は例示であり、適宜変更するこ
とができる。
【0141】
【発明の効果】本発明においては、第1の被処理層若し
くは基板に形成されるパターン面積率の均一化を図るこ
とが可能となる。その結果、第2の被処理層若しくは被
処理層、あるいは又、出発基板の平坦化処理を均一に且
つ確実に行うことが可能となるし、CMP法における処
理工程の増加を招くこともない。また、CMP法を実行
した後の第2の被処理層若しくは被処理層の高さ、ある
いは又、出発基板の残りの厚さばらつきが少なくなるの
で、半導体集積回路の作製におけるプロセスマージンの
拡大を図ることができる。また、第2の被処理層(被処
理層)の成膜方法に依存して、第1の被処理層(基板)
に形成されたパターンの上に形成される凸状の第2の被
処理層の部分の断面形状が変化しても、それに追従して
各メッシュ(i,j)におけるパターン面積率α
0(i,j)に対して補正を行うことが可能となり、一
層現実に近いパターン面積率α0(i,j)を得ること
ができ、予定している半導体装置の製造プロセスに適し
た露光用マスクのマスクパターンを設計することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法を説明するためのマスクパターンの模式
的な平面図である。
【図2】発明の実施の形態1の露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法の各工程の流れ図である。
【図3】発明の実施の形態2の半導体集積回路の作製方
法を説明するための第1の被処理層等の模式的な一部断
面図である。
【図4】発明の実施の形態3の半導体集積回路の作製方
法を説明するための第1の被処理層等の模式的な一部断
面図である。
【図5】発明の実施の形態4の半導体集積回路の作製方
法を説明するための基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図6】発明の実施の形態5の半導体集積回路の作製方
法を説明するための基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図7】発明の実施の形態6の露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法を説明するための、下地層等の模式的な
平面図である。
【図8】発明の実施の形態7の露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法を説明するためのマスクパターンの模式
的な平面図である。
【図9】発明の実施の形態7の露光用マスクのマスクパ
ターン設計方法の各工程の流れ図である。
【図10】ケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて第
2の被処理層を研磨している状態の概念図である。
【図11】ケミカル・メカニカル・ポリッシュ法にて用
いられる研磨装置の概念図である。
【図12】第2の被処理層(被処理層)が垂直方向にの
み堆積していくと仮定した場合の、第2の被処理層(被
処理層)の模式的な一部断面図である。
【図13】表面反応によって成膜が行われるCVD法に
て第2の被処理層(被処理層)を形成した場合の、第2
の被処理層(被処理層)の模式的な一部断面図である。
【図14】高密度プラズマCVD法にて第2の被処理層
(被処理層)を形成した場合の、第2の被処理層(被処
理層)の模式的な一部断面図である。
【図15】高密度プラズマCVD法にて第2の被処理層
(被処理層)の下層を形成し、表面反応によって成膜が
行われるCVD法にて第2の被処理層(被処理層)の上
層を形成した場合の、第2の被処理層(被処理層)の模
式的な一部断面図である。
【図16】第1の被処理層に形成されたパターンの模式
的な平面図である。
【図17】従来のケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
を説明するための第1の被処理層等の模式的な一部断面
図である。
【図18】図17とは別の、従来のケミカル・メカニカ
ル・ポリッシュ法を説明するための第1の被処理層等の
模式的な一部断面図である。
【図19】図18に引き続き、従来のケミカル・メカニ
カル・ポリッシュ法を説明するための第1の被処理層等
の模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10・・・下地層、11・・・第1の被処理層、12・
・・パターニングされた第1の被処理層、13・・・ダ
ミーパターン、14・・・第2の被処理層、21・・・
基板、22・・・パターニングされた基板、23・・・
ダミーパターン、24・・・被処理層、31・・・出発
基板、32・・・パターニングされた出発基板の部分、
33・・・ダミーパターン、34・・・絶縁膜、35・
・・支持基板35

Claims (74)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上に形成された第1の被処理層にパ
    ターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層を形成
    した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカル・ポ
    リッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製する
    際、該パターン形成のために用いられる露光用マスクに
    形成すべきマスクパターンの設計方法であって、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成ることを特徴とする露光用マスクのマスク
    パターン設計方法。
  2. 【請求項2】パターン面積率平均値β(i,j)を以下
    の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特徴
    とする請求項1に記載の露光用マスクのマスクパターン
    設計方法。 【数1】
  3. 【請求項3】各メッシュ(i,j)におけるパターン面
    積率α0(i,j)を求めるとき、第1の被処理層の下
    に設けられた下地層のパターン形成のために用いられる
    露光用マスクのマスクパターンにおけるパターン面積率
    αU(i,j)の値又はパターン面積率平均値βU(i,
    j)の値を取り込むことを特徴とする請求項1に記載の
    露光用マスクのマスクパターン設計方法。
  4. 【請求項4】下地層が存在しないと仮定した場合の、メ
    ッシュ(i,j)におけるパターン面積率をαS(i,
    j)とし、 第1の被処理層にパターンを形成した後の第1の被処理
    層に生じる段差をhSとし、 下地層に生じた段差をhUとしたとき、 (A)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法に
    て平坦化しない場合、以下の式(2)にて、各メッシュ
    (i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を求
    め、 (B)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法に
    て平坦化する場合、以下の式(3)にて、各メッシュ
    (i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を求
    めることを特徴とする請求項3に記載の露光用マスクの
    マスクパターン設計方法。 【数2】 α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・αU(i,j) (2) α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・βU(i,j) (3)
  5. 【請求項5】全面に形成される第2の被処理層の厚さに
    よって規定されるパターン面積増加割合I、若しくは、
    第1の被処理層に形成されるパターンの厚さと全面に形
    成される第2の被処理層の厚さとによって規定されるパ
    ターン面積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,j)
    におけるパターン面積率α0(i,j)を補正すること
    を特徴とする請求項1に記載の露光用マスクのマスクパ
    ターン設計方法。
  6. 【請求項6】第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の部分の周囲長をL
    とし、全面に形成される第2の被処理層の厚さによって
    規定されるパターン面積増加量、若しくは、第1の被処
    理層に形成されるパターンの厚さと全面に形成される第
    2の被処理層の厚さとによって規定されるパターン面積
    増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×Lで表され、かか
    るパターン面積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,j)
    におけるパターン面積率α0(i,j)を補正すること
    を特徴とする請求項5に記載の露光用マスクのマスクパ
    ターン設計方法。
  7. 【請求項7】第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が略垂
    直である場合、第2の被処理層の厚さをX0、第2の被
    処理層の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層の垂
    直方向堆積速度をrVとしたとき、パターン面積増加割
    合Iは以下の式(4)で表されることを特徴とする請求
    項6に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数3】I=X0×(rH/rV) (4)
  8. 【請求項8】第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が水平
    方向に対して角度θ傾いている場合、第1の被処理層に
    形成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層の厚
    さをX0としたとき、パターン面積増加割合Iは以下の
    式(5)で表されることを特徴とする請求項6に記載の
    露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数4】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  9. 【請求項9】第2の被処理層は、下層及び上層の2層構
    成であり、第1の被処理層に形成されるパターンの上に
    形成される凸状の第2の被処理層の下層の部分の側壁が
    水平方向に対して角度θ傾いており、第2の被処理層の
    下層の側壁上に形成される第2の被処理層の上層の部分
    の表面も水平方向に対して角度θ傾いている場合、第1
    の被処理層に形成されるパターンの厚さをh0、第2の
    被処理層の下層の厚さをY1、第2の被処理層の上層の
    厚さをY2、第2の被処理層の上層の水平方向堆積速度
    をr2H、第2の被処理層の上層の該部分における法線方
    向堆積速度をr2Vとしたとき、パターン面積増加割合I
    は以下の式(6)で表されることを特徴とする請求項6
    に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数5】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  10. 【請求項10】基板にパターンを形成し、次いで、全面
    に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカル・メカ
    ニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を
    作製する際、該パターン形成のために用いられる露光用
    マスクに形成すべきマスクパターンの設計方法であっ
    て、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成ることを特徴とする露光用マスクのマスク
    パターン設計方法。
  11. 【請求項11】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項10に記載の露光用マスクのマスクパタ
    ーン設計方法。 【数6】
  12. 【請求項12】全面に形成される被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加割合I、若しくは、基板
    に形成されるパターンの厚さと全面に形成される被処理
    層の厚さとによって規定されるパターン面積増加割合I
    に基づき、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積
    率α0(i,j)を補正することを特徴とする請求項1
    0に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。
  13. 【請求項13】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の周囲長をLとし、全面に形
    成される被処理層の厚さによって規定されるパターン面
    積増加量、若しくは、基板に形成されるパターンの厚さ
    と全面に形成される被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×L
    で表され、かかるパターン面積増加量ΔSに基づきメッ
    シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
    を補正することを特徴とする請求項12に記載の露光用
    マスクのマスクパターン設計方法。
  14. 【請求項14】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が略垂直である場合、
    被処理層の厚さをX0、被処理層の水平方向堆積速度を
    H、被処理層の垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パ
    ターン面積増加割合Iは以下の式(4)で表されること
    を特徴とする請求項13に記載の露光用マスクのマスク
    パターン設計方法。 【数7】I=X0×(rH/rV) (4)
  15. 【請求項15】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が水平方向に対して角
    度θ傾いている場合、基板に形成されるパターンの厚さ
    をh0、被処理層の厚さをX0としたとき、パターン面積
    増加割合Iは以下の式(5)で表されることを特徴とす
    る請求項13に記載の露光用マスクのマスクパターン設
    計方法。 【数8】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  16. 【請求項16】被処理層は、下層及び上層の2層構成で
    あり、基板に形成されるパターンの上に形成される凸状
    の被処理層の下層の部分の側壁が水平方向に対して角度
    θ傾いており、被処理層の下層の側壁上に形成される被
    処理層の上層の部分の表面も水平方向に対して角度θ傾
    いている場合、基板に形成されるパターンの厚さを
    0、被処理層の下層の厚さをY1、被処理層の上層の厚
    さをY2、被処理層の上層の水平方向堆積速度をr2H
    被処理層の上層の該部分における法線方向堆積速度をr
    2Vとしたとき、パターン面積増加割合Iは以下の式
    (6)で表されることを特徴とする請求項13に記載の
    露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数9】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  17. 【請求項17】出発基板にパターンを形成した後、該出
    発基板の表面と支持基板とを張り合わせ、次いで、該出
    発基板を裏面からケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
    にて平坦化して半導体集積回路を作製する際、該パター
    ンの形成のために用いられる露光用マスクに形成すべき
    マスクパターンの設計方法であって、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成ることを特徴とする露光用マスクのマスク
    パターン設計方法。
  18. 【請求項18】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項17に記載の露光用マスクのマスクパタ
    ーン設計方法。 【数10】
  19. 【請求項19】基板の上に形成された第1の被処理層に
    パターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層を形
    成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカル・
    ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製する
    際、該パターン形成のために用いられる露光用マスクに
    形成すべきマスクパターンの設計方法であって、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、から成ることを特徴とする露光用マスク
    のマスクパターン設計方法。
  20. 【請求項20】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項19に記載の露光用マスクのマスクパタ
    ーン設計方法。 【数11】
  21. 【請求項21】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、 前記工程(ハ)におけるパターンの再配置の処理には、
    回路ブロックの大きさを増加することが含まれることを
    特徴とする請求項19に記載の露光用マスクのマスクパ
    ターン設計方法。
  22. 【請求項22】全面に形成される第2の被処理層の厚さ
    によって規定されるパターン面積増加割合I、若しく
    は、第1の被処理層に形成されるパターンの厚さと全面
    に形成される第2の被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項19に記載の露光用マスクのマ
    スクパターン設計方法。
  23. 【請求項23】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の周囲長を
    Lとし、全面に形成される第2の被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加量、若しくは、第1の被
    処理層に形成されるパターンの厚さと全面に形成される
    第2の被処理層の厚さとによって規定されるパターン面
    積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×Lで表され、か
    かるパターン面積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項22に記載の露光用マスクのマ
    スクパターン設計方法。
  24. 【請求項24】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が略
    垂直である場合、第2の被処理層の厚さをX0、第2の
    被処理層の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層の
    垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パターン面積増加
    割合Iは以下の式(4)で表されることを特徴とする請
    求項23に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方
    法。 【数12】I=X0×(rH/rV) (4)
  25. 【請求項25】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が水
    平方向に対して角度θ傾いている場合、第1の被処理層
    に形成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層の
    厚さをX0としたとき、パターン面積増加割合Iは以下
    の式(5)で表されることを特徴とする請求項23に記
    載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数13】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  26. 【請求項26】第2の被処理層は、下層及び上層の2層
    構成であり、第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の下層の部分の側壁
    が水平方向に対して角度θ傾いており、第2の被処理層
    の下層の側壁上に形成される第2の被処理層の上層の部
    分の表面も水平方向に対して角度θ傾いている場合、第
    1の被処理層に形成されるパターンの厚さをh0、第2
    の被処理層の下層の厚さをY1、第2の被処理層の上層
    の厚さをY2、第2の被処理層の上層の水平方向堆積速
    度をr2H、第2の被処理層の上層の該部分における法線
    方向堆積速度をr2Vとしたとき、パターン面積増加割合
    Iは以下の式(6)で表されることを特徴とする請求項
    23に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数14】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  27. 【請求項27】基板にパターンを形成し、次いで、全面
    に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカル・メカ
    ニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を
    作製する際、該パターン形成のために用いられる露光用
    マスクに形成すべきマスクパターンの設計方法であっ
    て、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、から成ることを特徴とする露光用マスク
    のマスクパターン設計方法。
  28. 【請求項28】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項27に記載の露光用マスクのマスクパタ
    ーン設計方法。 【数15】
  29. 【請求項29】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、前記工程(ハ)に
    おけるパターンの再配置の処理には回路ブロックの大き
    さを増加することが含まれることを特徴とする請求項2
    7に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。
  30. 【請求項30】全面に形成される被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加割合I、若しくは、基板
    に形成されるパターンの厚さと全面に形成される被処理
    層の厚さとによって規定されるパターン面積増加割合I
    に基づき、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積
    率α0(i,j)を補正することを特徴とする請求項2
    7に記載の露光用マスクのマスクパターン設計方法。
  31. 【請求項31】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の周囲長をLとし、全面に形
    成される被処理層の厚さによって規定されるパターン面
    積増加量、若しくは、基板に形成されるパターンの厚さ
    と全面に形成される被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×L
    で表され、かかるパターン面積増加量ΔSに基づきメッ
    シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
    を補正することを特徴とする請求項30に記載の露光用
    マスクのマスクパターン設計方法。
  32. 【請求項32】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が略垂直である場合、
    被処理層の厚さをX0、被処理層の水平方向堆積速度を
    H、被処理層の垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パ
    ターン面積増加割合Iは以下の式(4)で表されること
    を特徴とする請求項31に記載の露光用マスクのマスク
    パターン設計方法。 【数16】I=X0×(rH/rV) (4)
  33. 【請求項33】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が水平方向に対して角
    度θ傾いている場合、基板に形成されるパターンの厚さ
    をh0、被処理層の厚さをX0としたとき、パターン面積
    増加割合Iは以下の式(5)で表されることを特徴とす
    る請求項31に記載の露光用マスクのマスクパターン設
    計方法。 【数17】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  34. 【請求項34】被処理層は、下層及び上層の2層構成で
    あり、基板に形成されるパターンの上に形成される凸状
    の被処理層の下層の部分の側壁が水平方向に対して角度
    θ傾いており、被処理層の下層の側壁上に形成される被
    処理層の上層の部分の表面も水平方向に対して角度θ傾
    いている場合、基板に形成されるパターンの厚さを
    0、被処理層の下層の厚さをY1、被処理層の上層の厚
    さをY2、被処理層の上層の水平方向堆積速度をr2H
    被処理層の上層の該部分における法線方向堆積速度をr
    2Vとしたとき、パターン面積増加割合Iは以下の式
    (6)で表されることを特徴とする請求項31に記載の
    露光用マスクのマスクパターン設計方法。 【数18】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  35. 【請求項35】出発基板にパターンを形成した後、該出
    発基板の表面と支持基板とを張り合わせ、次いで、該出
    発基板を裏面からケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
    にて平坦化して半導体集積回路を作製する際、該パター
    ンの形成のために用いられる露光用マスクに形成すべき
    マスクパターンの設計方法であって、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、 から成ることを特徴とする露光用マスクのマスクパター
    ン設計方法。
  36. 【請求項36】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項35に記載の露光用マスクのマスクパタ
    ーン設計方法。 【数19】
  37. 【請求項37】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、 前記工程(ハ)におけるパターンの再配置の処理には、
    回路ブロックの大きさを増加することが含まれることを
    特徴とする請求項35に記載の露光用マスクのマスクパ
    ターン設計方法。
  38. 【請求項38】基板の上に形成された第1の被処理層に
    パターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層を形
    成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカル・
    ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製する
    方法であって、 該パターン形成のために用いられる露光用マスクに形成
    すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成るマスクパターンの設計方法に基づき設計
    し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記第1の被処理層にパターンを形成することを特徴
    とする半導体集積回路の作製方法。
  39. 【請求項39】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項38に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数20】
  40. 【請求項40】各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求めるとき、第1の被処理層の
    下に設けられた下地層のパターン形成のために用いられ
    る露光用マスクのマスクパターンにおけるパターン面積
    率αU(i,j)の値又はパターン面積率平均値β
    U(i,j)の値を取り込むことを特徴とする請求項3
    8に記載の半導体集積回路の作製方法。
  41. 【請求項41】下地層が存在しないと仮定した場合の、
    メッシュ(i,j)におけるパターン面積率をα
    S(i,j)とし、 第1の被処理層にパターンを形成した後の第1の被処理
    層に生じる段差をhSとし、 下地層に生じた段差をhUとしたとき、 (A)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法に
    て平坦化しない場合、以下の式(2)にて、各メッシュ
    (i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を求
    め、 (B)下地層をケミカル・メカニカル・ポリッシュ法に
    て平坦化する場合、以下の式(3)にて、各メッシュ
    (i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)を求
    めることを特徴とする請求項40に記載の半導体集積回
    路の作製方法。 【数21】 α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・αU(i,j) (2) α0(i,j)=αS(i,j)+(hU/hS)・βU(i,j) (3)
  42. 【請求項42】全面に形成される第2の被処理層の厚さ
    によって規定されるパターン面積増加割合I、若しく
    は、第1の被処理層に形成されるパターンの厚さと全面
    に形成される第2の被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項38に記載の半導体集積回路の
    作製方法。
  43. 【請求項43】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の周囲長を
    Lとし、全面に形成される第2の被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加量、若しくは、第1の被
    処理層に形成されるパターンの厚さと全面に形成される
    第2の被処理層の厚さとによって規定されるパターン面
    積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×Lで表され、か
    かるパターン面積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項42に記載の半導体集積回路の
    作製方法。
  44. 【請求項44】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が略
    垂直である場合、第2の被処理層の厚さをX0、第2の
    被処理層の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層の
    垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パターン面積増加
    割合Iは以下の式(4)で表されることを特徴とする請
    求項43に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数22】I=X0×(rH/rV) (4)
  45. 【請求項45】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が水
    平方向に対して角度θ傾いている場合、第1の被処理層
    に形成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層の
    厚さをX0としたとき、パターン面積増加割合Iは以下
    の式(5)で表されることを特徴とする請求項43に記
    載の半導体集積回路の作製方法。 【数23】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  46. 【請求項46】第2の被処理層は、下層及び上層の2層
    構成であり、第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の下層の部分の側壁
    が水平方向に対して角度θ傾いており、第2の被処理層
    の下層の側壁上に形成される第2の被処理層の上層の部
    分の表面も水平方向に対して角度θ傾いている場合、第
    1の被処理層に形成されるパターンの厚さをh0、第2
    の被処理層の下層の厚さをY1、第2の被処理層の上層
    の厚さをY2、第2の被処理層の上層の水平方向堆積速
    度をr2H、第2の被処理層の上層の該部分における法線
    方向堆積速度をr2Vとしたとき、パターン面積増加割合
    Iは以下の式(6)で表されることを特徴とする請求項
    43に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数24】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  47. 【請求項47】基板にパターンを形成し、次いで、全面
    に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカル・メカ
    ニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を
    作製する方法であって、 該パターン形成のために用いられる露光用マスクに形成
    すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成るマスクパターンの設計方法に基づき設計
    し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記基板にパターンを形成することを特徴とする半導
    体集積回路の作製方法。
  48. 【請求項48】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項47に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数25】
  49. 【請求項49】全面に形成される被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加割合I、若しくは、基板
    に形成されるパターンの厚さと全面に形成される被処理
    層の厚さとによって規定されるパターン面積増加割合I
    に基づき、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積
    率α0(i,j)を補正することを特徴とする請求項4
    7に記載の半導体集積回路の作製方法。
  50. 【請求項50】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の周囲長をLとし、全面に形
    成される被処理層の厚さによって規定されるパターン面
    積増加量、若しくは、基板に形成されるパターンの厚さ
    と全面に形成される被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×L
    で表され、かかるパターン面積増加量ΔSに基づきメッ
    シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
    を補正することを特徴とする請求項49に記載の半導体
    集積回路の作製方法。
  51. 【請求項51】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が略垂直である場合、
    被処理層の厚さをX0、被処理層の水平方向堆積速度を
    H、被処理層の垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パ
    ターン面積増加割合Iは以下の式(4)で表されること
    を特徴とする請求項50に記載の半導体集積回路の作製
    方法。 【数26】I=X0×(rH/rV) (4)
  52. 【請求項52】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が水平方向に対して角
    度θ傾いている場合、基板に形成されるパターンの厚さ
    をh0、被処理層の厚さをX0としたとき、パターン面積
    増加割合Iは以下の式(5)で表されることを特徴とす
    る請求項50に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数27】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  53. 【請求項53】被処理層は、下層及び上層の2層構成で
    あり、基板に形成されるパターンの上に形成される凸状
    の被処理層の下層の部分の側壁が水平方向に対して角度
    θ傾いており、被処理層の下層の側壁上に形成される被
    処理層の上層の部分の表面も水平方向に対して角度θ傾
    いている場合、基板に形成されるパターンの厚さを
    0、被処理層の下層の厚さをY1、被処理層の上層の厚
    さをY2、被処理層の上層の水平方向堆積速度をr2H
    被処理層の上層の該部分における法線方向堆積速度をr
    2Vとしたとき、パターン面積増加割合Iは以下の式
    (6)で表されることを特徴とする請求項50に記載の
    半導体集積回路の作製方法。 【数28】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  54. 【請求項54】出発基板にパターンを形成した後、該出
    発基板の表面と支持基板とを張り合わせ、次いで、該出
    発基板を裏面からケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
    にて平坦化して半導体集積回路を作製する方法であっ
    て、 該パターン形成のために用いられる露光用マスクに形成
    すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)が規定の値未
    満であるメッシュ(i,j)にダミーパターンを配する
    工程、から成るマスクパターンの設計方法に基づき設計
    し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記出発基板にパターンを形成することを特徴とする
    半導体集積回路の作製方法。
  55. 【請求項55】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項54に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数29】
  56. 【請求項56】基板の上に形成された第1の被処理層に
    パターンを形成し、次いで、全面に第2の被処理層を形
    成した後、該第2の被処理層をケミカル・メカニカル・
    ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を作製する
    方法であって、 該パターンの形成のために用いられる露光用マスクに形
    成すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、から成るマスクパターンの設計方法に基
    づき設計し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記第1の被処理層にパターンを形成することを特徴
    とする半導体集積回路の作製方法。
  57. 【請求項57】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項56に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数30】
  58. 【請求項58】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、 前記工程(ハ)におけるパターンの再配置の処理には、
    回路ブロックの大きさを増加することが含まれることを
    特徴とする請求項56に記載の半導体集積回路の作製方
    法。
  59. 【請求項59】全面に形成される第2の被処理層の厚さ
    によって規定されるパターン面積増加割合I、若しく
    は、第1の被処理層に形成されるパターンの厚さと全面
    に形成される第2の被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加割合Iに基づき、各メッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項56に記載の半導体集積回路の
    作製方法。
  60. 【請求項60】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の周囲長を
    Lとし、全面に形成される第2の被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加量、若しくは、第1の被
    処理層に形成されるパターンの厚さと全面に形成される
    第2の被処理層の厚さとによって規定されるパターン面
    積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×Lで表され、か
    かるパターン面積増加量ΔSに基づきメッシュ(i,
    j)におけるパターン面積率α0(i,j)を補正する
    ことを特徴とする請求項59に記載の半導体集積回路の
    作製方法。
  61. 【請求項61】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が略
    垂直である場合、第2の被処理層の厚さをX0、第2の
    被処理層の水平方向堆積速度をrH、第2の被処理層の
    垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パターン面積増加
    割合Iは以下の式(4)で表されることを特徴とする請
    求項60に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数31】I=X0×(rH/rV) (4)
  62. 【請求項62】第1の被処理層に形成されるパターンの
    上に形成される凸状の第2の被処理層の部分の側壁が水
    平方向に対して角度θ傾いている場合、第1の被処理層
    に形成されるパターンの厚さをh0、第2の被処理層の
    厚さをX0としたとき、パターン面積増加割合Iは以下
    の式(5)で表されることを特徴とする請求項60に記
    載の半導体集積回路の作製方法。 【数32】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  63. 【請求項63】第2の被処理層は、下層及び上層の2層
    構成であり、第1の被処理層に形成されるパターンの上
    に形成される凸状の第2の被処理層の下層の部分の側壁
    が水平方向に対して角度θ傾いており、第2の被処理層
    の下層の側壁上に形成される第2の被処理層の上層の部
    分の表面も水平方向に対して角度θ傾いている場合、第
    1の被処理層に形成されるパターンの厚さをh0、第2
    の被処理層の下層の厚さをY1、第2の被処理層の上層
    の厚さをY2、第2の被処理層の上層の水平方向堆積速
    度をr2H、第2の被処理層の上層の該部分における法線
    方向堆積速度をr2Vとしたとき、パターン面積増加割合
    Iは以下の式(6)で表されることを特徴とする請求項
    60に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数33】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  64. 【請求項64】基板にパターンを形成し、次いで、全面
    に被処理層を形成した後、該被処理層をケミカル・メカ
    ニカル・ポリッシュ法にて平坦化して半導体集積回路を
    作製する方法であって、 該パターンの形成のために用いられる露光用マスクに形
    成すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、から成るマスクパターンの設計方法に基
    づき設計し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記基板にパターンを形成することを特徴とする半導
    体集積回路の作製方法。
  65. 【請求項65】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項64に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数34】
  66. 【請求項66】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、前記工程(ハ)に
    おけるパターンの再配置の処理には回路ブロックの大き
    さを増加することが含まれることを特徴とする請求項6
    4に記載の半導体集積回路の作製方法。
  67. 【請求項67】全面に形成される被処理層の厚さによっ
    て規定されるパターン面積増加割合I、若しくは、基板
    に形成されるパターンの厚さと全面に形成される被処理
    層の厚さとによって規定されるパターン面積増加割合I
    に基づき、各メッシュ(i,j)におけるパターン面積
    率α0(i,j)を補正することを特徴とする請求項6
    4に記載の半導体集積回路の作製方法。
  68. 【請求項68】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の周囲長をLとし、全面に形
    成される被処理層の厚さによって規定されるパターン面
    積増加量、若しくは、基板に形成されるパターンの厚さ
    と全面に形成される被処理層の厚さとによって規定され
    るパターン面積増加量をΔSとしたとき、ΔS=I×L
    で表され、かかるパターン面積増加量ΔSに基づきメッ
    シュ(i,j)におけるパターン面積率α0(i,j)
    を補正することを特徴とする請求項67に記載の半導体
    集積回路の作製方法。
  69. 【請求項69】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が略垂直である場合、
    被処理層の厚さをX0、被処理層の水平方向堆積速度を
    H、被処理層の垂直方向堆積速度をrVとしたとき、パ
    ターン面積増加割合Iは以下の式(4)で表されること
    を特徴とする請求項68に記載の半導体集積回路の作製
    方法。 【数35】I=X0×(rH/rV) (4)
  70. 【請求項70】基板に形成されるパターンの上に形成さ
    れる凸状の被処理層の部分の側壁が水平方向に対して角
    度θ傾いている場合、基板に形成されるパターンの厚さ
    をh0、被処理層の厚さをX0としたとき、パターン面積
    増加割合Iは以下の式(5)で表されることを特徴とす
    る請求項68に記載の半導体集積回路の作製方法。 【数36】I=(h0−2X0)cotθ/2 (5)
  71. 【請求項71】被処理層は、下層及び上層の2層構成で
    あり、基板に形成されるパターンの上に形成される凸状
    の被処理層の下層の部分の側壁が水平方向に対して角度
    θ傾いており、被処理層の下層の側壁上に形成される被
    処理層の上層の部分の表面も水平方向に対して角度θ傾
    いている場合、基板に形成されるパターンの厚さを
    0、被処理層の下層の厚さをY1、被処理層の上層の厚
    さをY2、被処理層の上層の水平方向堆積速度をr2H
    被処理層の上層の該部分における法線方向堆積速度をr
    2Vとしたとき、パターン面積増加割合Iは以下の式
    (6)で表されることを特徴とする請求項68に記載の
    半導体集積回路の作製方法。 【数37】 I=(h0−2Y1)cotθ/2 +Y2(r2H/r2V−cosθ)/sinθ (6)
  72. 【請求項72】出発基板にパターンを形成した後、該出
    発基板の表面と支持基板とを張り合わせ、次いで、該出
    発基板を裏面からケミカル・メカニカル・ポリッシュ法
    にて平坦化して半導体集積回路を作製する方法であっ
    て、 該パターンの形成のために用いられる露光用マスクに形
    成すべきマスクパターンを、 (イ)マスクパターンを所定の大きさの碁盤目状のメッ
    シュに区切り、各メッシュ(i,j)におけるパターン
    面積率α0(i,j)を求める工程と、 (ロ)メッシュ(i,j)を中心としたマスクパターン
    の所定の領域内における、パターン面積率平均値β
    (i,j)を求める工程と、 (ハ)パターン面積率平均値β(i,j)のばらつきが
    少なくなるようにマスクパターンにおけるパターンを再
    配置する工程、から成るマスクパターンの設計方法に基
    づき設計し、 かかる設計方法に基づき作製された露光用マスクを用い
    て前記出発基板にパターンを形成することを特徴とする
    半導体集積回路の作製方法。
  73. 【請求項73】パターン面積率平均値β(i,j)を以
    下の式(1−1)及び式(1−2)にて求めることを特
    徴とする請求項72に記載の半導体集積回路の作製方
    法。 【数38】
  74. 【請求項74】マスクパターンにおけるパターンは、複
    数の回路ブロックのいずれかに属し、 前記工程(ハ)におけるパターンの再配置の処理には、
    回路ブロックの大きさを増加することが含まれることを
    特徴とする請求項72に記載の半導体集積回路の作製方
    法。
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