JP2003347406A - 電子装置の設計方法および製造方法 - Google Patents

電子装置の設計方法および製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMP法を用いてSTI構造、配線構造等を
形成する場合に、研磨速度が異なる領域の疎密により生
ずるエロージョン等の凹みを防止し、良好な平坦度を有
する研磨面を得ることができる設計方法および製造方法
を提供する。 【解決手段】 レイアウト領域を小領域に等しく分割
し、その分割された小領域ごとに面積率を計算し、第1
の所定の範囲内か否かの判別を行う。前記範囲から外れ
ている場合は、ダミー領域を配置し、またはパターンを
分割して範囲内にする。すべの小領域について判別後、
レイアウト領域を小領域と異なる大きさの大領域に分割
し、その分割された大領域ごとに面積率を計算し、第2
の所定の範囲内か否かの判別を行う。前記範囲から外れ
ている場合は、上記と同様にして範囲内にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学機械的研磨
(CMP)法が適用されるSTI(ShallowTr
ench Isolation)構造あるいは配線構造
等を有する電子装置の設計方法およびその設計方法が適
用される電子装置の製造方法に関する。なお、電子装置
には、半導体装置に限定されず、CMP法が適用され
る、薄膜磁気ヘッド、CCD素子、および半導体レーザ
等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、磁気ヘッドなどの電子装置
では、薄膜を積層した構造となっている素子や配線構造
が採用されている。これらの素子等の製造において、積
層した面を平坦化するためにCMP法が用いられてい
る。
【0003】例えば、CMP法は、MOS(Metal
Oxide Semiconductor)デバイス
の製造において、STI工程に用いられている。STI
工程は、半導体基板上の素子領域間を電気的に分離する
ために、絶縁性の材料を埋め込んで素子分離領域を形成
するものである。以下、図1を参照しながら、従来のS
TI工程について説明する。
【0004】図1(A)〜(E)は、STI工程を示し
た図である。
【0005】図1(A)を参照するに、シリコン基板1
1を熱酸化により、シリコン酸化膜12を形成する。そ
の上に、スパッタ法、CVD(化学気相成長)法等によ
りシリコン窒化膜13を形成する。
【0006】図1(B)を参照するに、次に、素子分離
領域となる部分のシリコン窒化膜13を、フォトリソグ
ラフィ法およびドライエッチングを用いて除去する。次
に、残留するシリコン窒化膜13をマスクとして、ドラ
イエッチング法により、素子分離領域のシリコン酸化膜
12およびSiを除去し、トレンチ(溝)14を形成す
る。
【0007】図1(C)を参照するに、次に、トレンチ
14の内壁を熱酸化し、シリコン酸化膜15を形成し、
TEOS(tetra ethyl ortho si
licate)、HDP(High Density
Plasma)等を用いたCVD法によりシリコン酸化
膜16を堆積させる。
【0008】図1(D)を参照するに、シリコン窒化膜
13とほぼ同一面を形成するようになるまでCMP法に
よりシリコン酸化膜16を研磨する。この際、シリコン
窒化膜13は研磨ストッパとして作用する。すなわち、
通常、シリコン酸化膜16の研磨速度は、シリコン窒化
膜13の研磨速度に対し3〜4倍程度となっている。
【0009】図1(E)を参照するに、シリコン窒化膜
13をリン酸を用いたウエットエッチング等で除去し、
HFを用いたウエットエッチングでシリコン酸化膜12
を除去する。以上により、シリコン酸化膜16が埋め込
まれた素子分離領域17と素子領域18が形成される。
【0010】ところで、CMP法によって研磨された基
板の平坦度は、素子配置のレイアウトに依存することが
知られている。つまり、シリコン窒化膜13が形成され
ている素子領域18が密の部分と疎の部分では、シリコ
ン窒化膜13が研磨される量が異なることがある。例え
ば、シリコン窒化膜13が形成されている素子領域18
が密の部分は、シリコン窒化膜13上に堆積しているシ
リコン酸化膜16の体積が大きいため、シリコン窒化膜
13を露出させるまでの研磨時間が長くなる。一方、素
子領域18が疎の部分は、シリコン窒化膜13上に堆積
しているシリコン酸化膜16の体積が小さいため、シリ
コン窒化膜13を露出させるまでの研磨時間が短くな
る。その結果、疎の部分を過研磨しないようにすると、
密の部分で研磨が不十分となり、密の部分を完全に研磨
しようとすると、疎の部分は過研磨状態となる。
【0011】これに対して、CMP法により均一に研磨
する技術が、特開平9−102539号公報に開示され
ている(以下、「従来技術1」という。)。従来技術1
を、図2を参照して、以下に説明する。
【0012】図2(A)〜(F)は、従来技術1のST
I工程を示した図である。
【0013】図2(A)を参照するに、シリコン基板2
1にシリコン酸化膜22とシリコン窒化膜23をこの順
に積層し、前述した方法により深さ0.4μmのトレン
チ24および凸部の素子領域25を形成する。
【0014】図2(B)を参照するに、次に、CVD法
によりシリコン酸化膜26を堆積する。この際、堆積す
るシリコン酸化膜26の厚さは、トレンチ24の深さと
同程度でよい。
【0015】図2(C)を参照するに、次に、シリコン
酸化膜26上にフォトレジスト膜を塗布し、パターニン
グして、素子領域25の直上に開口部を形成する。この
フォトレジスト膜27のパターンは、素子領域25とト
レンチ24とからなるパターンの反転パターンとなって
いる。
【0016】図2(D)を参照するに、次に、フォトレ
ジスト膜27をマスクとして、異方性エッチングによ
り、素子領域25上のシリコン酸化膜26を除去する。
【0017】図2(E)を参照するに、次に、フォトレ
ジスト膜27を除去し、Arイオンを用いたドライエッ
チングにより、Arイオンを基板に垂直に入射し、シリ
コン酸化膜26をエッチングする。これによって、シリ
コン酸化膜26がほぼ平坦となる。
【0018】図2(F)を参照するに、次に、CMP法
によりシリコン窒化膜23上のシリコン酸化膜26が除
去されるまで研磨を行う。シリコン酸化膜26とシリコ
ン窒化膜23からなる平坦な研磨面が形成され、素子分
離領域28が形成される。このように、従来技術1によ
れば、研磨前の研磨面がほぼ平坦なので、研磨布の変形
が抑制され、それによって局部的な研磨速度のばらつき
が抑制され、研磨後の平坦性を向上できるとするもので
ある。
【0019】また、CMP法により均一に研磨する他の
技術としては、特開平10−173035号公報に開示
されている(以下、「従来技術2」という。)。本公報
によれば、各素子間の距離を100μm以下にして、1
00μm以上になる場合はダミー領域を追加して、素子
の粗密を平均化することにより、均一に研磨しようとい
うものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1の場合、従来のSTI工程と比較して、フォトレジ
ストをパターニングするために必要なマスク工程および
ドライエッチング処理等が新たに必要となり、製造コス
トが増大するという問題がある。
【0021】また、従来技術2の場合、以下に説明する
問題がある。図3は、素子領域と素子分離領域を有する
基板の一例である。図3を参照するに、例えば、一辺が
500μmの素子領域31が1μm幅の素子分離領域3
2を挟んで1mm程度にわたって形成され、続いて、図
3において拡大して示すように、一辺が0.5μmの正
方形の素子領域33が1μmの素子分離領域34を挟ん
で1mm程度形成されている。かかる基板30は、図1
(C)に示した積層構造を形成している。図1において
説明したSTI工程と同様にして基板30の表面のシリ
コン酸化膜35をCMP法により研磨する。図4は、図
3に示した基板30を研磨した後の要部断面図である。
図4を参照するに、一辺が500μmの素子領域31に
は、シリコン酸化膜35がシリコン窒化膜36上に残留
し、研磨不足の状態になっている。また、一辺が0.5
μmの素子領域33は、凹み(エロージョン)が生じ、
過研磨状態となっている。このように一つの基板に研磨
不足と過研磨の2つの状態が生じ、研磨時間等の研磨量
の最適化を行ってもこの状態は解消されないという問題
がある。
【0022】さらに、従来技術2の問題の対応案とし
て、特開2001−7114号公報に開示されている技
術(以下、「従来技術3」という。)は、素子の面積率
を規定して素子を配置することにより均一に研磨しよう
というものである。なお、従来技術3は、配線構造に関
するものであるが、ここでは素子領域に当てはめて説明
する。
【0023】図5は、素子領域と素子分離領域とからな
る領域のパターンを100μm角の小領域に分割して示
した図である。図5において、面積率80%の小領域5
1を白ぬきで、面積率20%の小領域52をハッチング
で表す。図5を参照するに、面積率は、素子領域の面積
の総和/小領域の面積×100で表される。例えば、面
積率が20%の小領域と80%の小領域がランダムに配
置されている場合に基づいて、規定の平坦度を満足する
面積率を規定する。そして、この小領域ごとに規定され
た面積率の範囲に含まれるように素子等を配置する。す
なわち、従来技術3によれば、ある一の大きさの小領域
が所定の面積率の範囲内に含まれれば、均一に研磨でき
るとするものである。
【0024】しかしながら、素子領域と素子分離領域と
からなる領域のパターンの他の例を図6に示すように、
面積率が20%の小領域52が数ミリメートルに渡って
連続し、続いて、80%の小領域51が数ミリメートル
に渡って連続する場合は、これらの小領域のすべてにわ
たって均一に研磨することはできず、平坦性に問題が生
ずる。すなわち、80%の領域では、研磨不足の状態が
生じ、20%の領域では過研磨状態が生じて、両状態を
同時に解決することができない。
【0025】したがって、本発明は、上記の問題に鑑み
てなされたものであり、本発明の目的は、CMP法を用
いてSTI構造、配線構造等を形成する場合に、研磨速
度が異なる領域の疎密により生ずるエロージョン等の凹
みを防止し、良好な平坦度を有する研磨面を得ることが
できる設計方法および製造方法を提供すると共に、自由
度のより大きい設計方法を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、(1)化学機械的研磨により研磨速度が大きい易
研磨領域と研磨速度が小さい難研磨領域との両方を含ん
で画定されるレイアウト領域を第1の小領域に等しく複
数に分割する工程と、(2)各々の該第1の小領域につ
いて、前記難研磨領域が占める第1の面積率を求め、研
磨後平坦度を確保するために前記第1の小領域中に前記
難研磨領域が占めてよい許容面積率と前記第1の面積率
を対比し、前記第1の面積率が前記許容面積率よりも大
きければ易研磨領域を拡大あるいは追加し、前記許容面
積率よりも小さければ難研磨領域を拡大あるいは追加す
る工程と、(3)前記レイアウト領域を前記第1の小領
域と異なる大きさの第2の小領域に等しく複数に分割す
る工程と、(4)各々の該第2の小領域について、前記
難研磨領域が占める第2の面積率を求め、研磨後平坦度
を確保するために前記第2の小領域中に前記難研磨領域
が占めてよい許容面積率と前記第2の面積率を対比し、
前記第2の面積率が前記許容面積率よりも大きければ易
研磨領域を拡大あるいは追加し、前記許容最大面積率よ
りも小さければ難研磨領域を拡大あるいは追加する工程
とを有する電子装置の設計方法が提供される。
【0027】本発明によれば、化学機械的研磨(CM
P)が適用される場合に、前記(1)の工程では、研磨
速度の異なる易研磨および難研磨領域を含むレイアウト
領域を、まずある大きさの小領域に等しく分割する。次
に前記(2)の工程では、この小領域に対して面積率を
計算する。面積率は、難研磨領域の面積/小領域の面積
×100と表される。次に、おのおの小領域ごとに計算
された面積率が予め規定されている許容面積率の範囲内
か否かを判別する。面積率が許容面積率より大きい場合
は、易研磨領域を拡大あるいは追加して、その小領域の
面積率を低下させる。面積率が許容面積率より小さい場
合は難研磨領域を拡大あるいは追加して、面積率を増加
させる。なお、許容面積率は、後述する本発明に至った
経緯における試験と同様にして求めることができる。す
べての小領域について判別後、前記(3)の工程では、
第1の小領域とは異なる大きさの第2の小領域に等しく
分割する。次に前記(4)の工程では、第2の小領域に
対して許容面積率を規定し、前記(2)の工程と同様に
判別・処理する。
【0028】後述する本願発明者により得られた知見に
よれば、一の大きさの小領域のみで面積率を規定する
と、平坦度の良好な研磨面を形成するためには、面積率
を著しく狭い範囲に規定する必要がある。これに対し、
本発明では、2つの大きさの小領域について面積率を規
定しており、それらのうちの小さい小領域では面積率を
より広い範囲で規定することができる。すなわち、設計
の自由度がより大きくなり設計を容易化することができ
る。そして、他方の大きい小領域では、一の大きさの小
領域のみで面積率を規定した場合と同等の面積率の範囲
で規定することができる。したがって、本発明によれ
ば、研磨速度が異なる領域の疎密により生ずるエロージ
ョン等の凹みを防止し、良好な平坦度を有する研磨面を
得ることができるとともに、設計の自由度を大きくする
ことができる。
【0029】本発明の第2の観点によれば、(1)化学
機械的研磨により研磨速度が異なる素子分離領域と、該
素子分離領域により画成された基板領域との両方を含む
素子形成領域を第1の小領域に等しく複数に分割する工
程と、(2)各々の該第1の小領域について、前記基板
領域が占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保
するために前記第1の小領域中に前記基板領域が占めて
よい許容最大面積率と前記第1の面積率を対比し、前記
第1の面積率が前記許容面積率よりも大きければ素子分
離領域を拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小
さければ基板領域を拡大あるいは追加する工程と、
(3)前記素子形成領域を前記第1の小領域と異なる大
きさの第2の小領域に等しく複数に分割する工程と、
(4)各々の該第2の小領域について、前記基板領域が
占める第2の面積率を求め、研磨後平坦度を確保するた
めに前記第2の小領域中に前記基板領域が占めてよい許
容面積率と前記第2の面積率を対比し、前記第2の面積
率が前記許容面積率よりも大きければ素子分離領域を拡
大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さければ基
板領域を拡大あるいは追加する工程とを有する電子装置
の設計方法が提供される。
【0030】基板上の素子形成領域に素子分離領域を形
成するSTI工程ではCMP法が適用される。STI工
程において、素子分離領域と素子分離領域以外の領域で
ある基板領域とは研磨速度が異なる。例えば、素子分離
領域は易研磨領域であり、基板領域は難研磨量領域であ
る。本発明によれば、上述した第1の観点の作用と同様
の作用により、研磨速度が異なる領域の疎密により生ず
るエロージョン等の凹みを防止し、良好な平坦度を有す
る研磨面を得ることができるとともに、素子の配置等の
設計の自由度を大きくすることができる。
【0031】本発明の第3の観点によれば、(1)化学
機械的研磨により研磨速度が異なる配線層領域と絶縁層
領域との両方を含む配線領域を第1の小領域に等しく複
数に分割する工程と、(2)各々の該第1の小領域につ
いて、前記絶縁層領域が占める第1の面積率を求め、研
磨後平坦度を確保するために前記第1の小領域中に前記
絶縁層領域が占めてよい許容面積率と前記第1の面積率
を対比し、前記第1の面積率が前記許容面積率よりも大
きければ配線層領域を拡大あるいは追加し、前記許容面
積率よりも小さければ絶縁層領域を拡大あるいは追加す
る工程と、(3)前記配線領域を前記第1の小領域と異
なる大きさの第2の小領域に等しく複数に分割する工程
と、(4)各々の該第2の小領域について、前記絶縁層
領域が占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保
するために前記第2の小領域中に前記絶縁層領域が占め
てよい許容面積率と前記第2の面積率を対比し、前記第
2の面積率が前記許容面積率よりも大きければ配線層領
域を拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さけ
れば絶縁層領域を拡大あるいは追加する工程とを有する
電子装置の設計方法が提供される。
【0032】半導体装置の配線構造の製造工程には、C
u膜などからなる配線層を絶縁層に埋め込み、配線層領
域と絶縁層領域を研磨して平坦化するためにCMP法が
適用される。配線層領域と絶縁層領域とは研磨速度が異
なり、例えば、配線層領域が易研磨領域であり、絶縁層
領域が難研磨領域である。ここで、面積率は、配線層領
域の面積の総和/小領域の面積×100と表される。本
発明によれば、上述した第1の観点の作用と同様の作用
により、研磨速度が異なる領域の疎密により生ずるエロ
ージョン等の凹みを防止し、良好な平坦度を有する研磨
面を得ることができるとともに、配線層の配置等の設計
の自由度を大きくすることができる。
【0033】本発明の第4の観点によれば、請求項1〜
9のうち、いずれか一項記載の電子装置の設計方法を使
った設計工程を含む電子装置の製造方法が提供される本
発明によれば、研磨速度が異なる領域の疎密により生ず
るエロージョン等の凹みを防止し、良好な平坦度を有す
る研磨面を得ることができるとともに、設計の自由度を
大きくすることができる。
【0034】なお、上記において、面積率は一方の領域
が占める割合としたが、他方の領域が占める割合として
もよい。例えば、本発明の第1の観点において、面積率
を易研磨領域が占める割合としてもよい。なお、この場
合小領域に対する許容面積率も変更される。
【0035】
【発明の実施の形態】まず、本願発明者が、本発明に至
った経緯を図面に基づいて説明する。
【0036】本願発明者は、半導体装置の素子領域と素
子分離領域を有する様々なパターンの半導体基板につい
て、CMP法により研磨を行い、研磨量の評価を行っ
た。
【0037】図7は、試験に用いた半導体基板を示す平
面図である。図7を参照するに、半導体基板60は、中
央の活性化領域61とその周囲のダミー領域62とから
なっている。活性化領域61は、250μm×250μ
m、500μm×500μm、1000μm×1000
μmの正方形とした。
【0038】図8は、活性化領域61を拡大して示した
図である。図8(A)は平面図、図8(B)は、図8
(A)のX−X断面図である。図8(A)および(B)
を参照するに、活性化領域61は、ラインとスペースの
パターンで形成されている。ラインの部分は、素子領域
63に相当する。素子領域63は、シリコンからなる基
板60の凸部になっており、厚さ10nmのシリコン酸
化膜64と厚さ85nmのシリコン窒化膜65がこの順
に積層されている。ラインの部分は、素子分離領域に相
当し、深さ500nmのトレンチ66となっている。
【0039】活性化領域61のパターンは、面積率10
%から100%までの10%刻みのものを用いた。面積
率は、前述したように、素子領域63の面積/(素子領
域の面積+素子分離領域の面積)×100と定義され
る。本パターンは、ラインとスペースからなっているの
で、面積率は、シリコン窒化膜65幅(凸部の幅)/
(シリコン窒化膜65幅+トレンチ66幅(凹部の幅)
と表される。シリコン窒化膜65幅を1μmと固定し、
トレンチ66幅を所定の面積率になるように設定した。
例えば、面積率30%の場合は、トレンチ66幅を2.
38μmとした。つまり1μm/(1μm+2.38μ
m)×100=30%となる。また、面積率100%の
場合は、シリコン窒化膜65を活性化領域61に全面に
形成した。
【0040】図9は、ダミー領域62を拡大して示した
図である。図9(A)は平面図、図9(B)は、図9
(A)のX−X断面図である。図9(A)および(B)
を参照するに、ダミー領域62のパターンは、面積率4
0%とした。パターンは、一辺が1μmの正方形をなす
凸部71と、0.58μmの幅のトレンチ72が交互に
形成されている。凸部71には、活性化領域61の素子
領域63と同様に、厚さ10nmのシリコン酸化膜64
と厚さ85nmのシリコン窒化膜65がこの順に積層さ
れている。トレンチ72の深さは、300nmである。
【0041】次に、半導体基板60の表面に、厚さ50
0nmのシリコン酸化膜を高密度プラズマを用いたCV
D法により形成する。図10は、シリコン酸化膜を形成
した活性化領域61を示す断面図である。図10を参照
するに、活性化領域61のトレンチ66にシリコン酸化
膜68が埋め込まれる。同様にダミー領域62のトレン
チ72に埋め込まれる。
【0042】次にCMP法により、シリコン窒化膜上6
5のシリコン酸化膜を完全に除去するまで研磨を行っ
た。研磨は、12wt%程度のシリカからなる研磨砥粒
と、KOHを主成分とする添加剤とにより、pHが10
から11に調製された研磨剤を用いた。公知の研磨機に
研磨剤を毎分0.2L程度供給し、研磨布をローテルニ
ッタ社製IC1000、研磨圧力を0.3kg/c
、ウェハ中心部における研磨線速度を1.3m/s
とした。
【0043】図11は、研磨後の活性化領域61を示す
断面図である。図11を参照するに、シリコン窒化膜6
5は、研磨速度がシリコン酸化膜68より小さいため、
研磨ストッパとして作用する。シリコン窒化膜65上の
シリコン酸化膜68を完全に研磨すると、シリコン酸化
膜68はシリコン窒化膜65とほぼ同一平面となり、平
坦な研磨面が形成される。
【0044】次に、活性化領域61およびダミー領域6
2のシリコン窒化膜65の膜厚tを光学式により測定
し、膜厚の最小値を求めた。そして、この最小値が70
nm以下または83nm以上を不適と判断した。すなわ
ち、研磨前に厚さ85nmであったシリコン窒化膜65
が、過度に研磨されている場合およびほとんど研磨され
ていない場合を不適と判断した。
【0045】図12は、活性化領域61の大きさおよび
面積率に対して、シリコン窒化膜65の膜厚tの最小値
と、最小値を示した領域を示した図である。図12にお
いて、「AC」を付した欄は、シリコン窒化膜の膜厚が
最小となったのが活性化領域の場合を示し、「DM」を
付した欄は、ダミー領域の場合を示す。例えば、活性化
領域の大きさが250μm×250μm、面積率が30
%の場合、最小となったのが活性化領域であり、その最
小値が76.8nmであることを表す。
【0046】図12を参照するに、活性化領域61の大
きさが250μm×250μmの場合、許容範囲内とな
ったものは、面積率が20%から80%のものである。
また500μm×500μmの場合は30%から80
%、1000μm×1000μmの場合は30%から5
0%のものである。これらの結果によれば、例えば、2
0%の面積率は、活性化領域の大きさが250μm×2
50μmの場合は許容されても、500μm×500μ
mおよび1000μm×1000μmの場合は許容され
ないことがわかる。すなわち、250μm×250μm
の領域で面積率を規定して素子の配置を設計しても、5
00μm×500μmなどのより大きな領域において面
積率をさらに規定しないと、研磨不足あるいは過研磨の
状態が生ずることを本願発明者は知得した。
【0047】したがって、以上よりCMP法が適用され
る工程において、研磨不足あるいは過研磨の状態を生ず
ることを防止し、平坦性の良好な研磨面を得るために
は、半導体装置などの電子装置の設計において、複数の
異なる大きさの領域で面積率を規定し、これらの規定の
範囲内の面積率を有するように素子等の配置をする必要
があることを本願発明者は認識し、本願発明に至ったも
のである。また、以上の結果より、面積率を規定する領
域として、ある小さな領域と、その領域の大きさに対し
て4倍から16倍の大きさを有する領域が選択されるこ
とが望ましいことを本願発明者は認識した。
【0048】さらに、一の大きさの領域で面積率を規定
する場合は、例えば、250μm×250μmの領域で
面積率を規定する場合、面積率は30%から50%の範
囲としなければならない。しかし、250μm×250
μmと1000μm×1000μmの領域で面積率を規
定する場合は、許容される規定値の範囲を250μm×
250μmの領域では20%から80%の範囲にするこ
とができるので、設計の自由度が大きくなり、設計方法
としてより優れていることがわかる。 (第1の実施の形態)以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態である電子装置の設計方法を説明する。図13
は、本発明の実施の形態である半導体装置の設計方法の
一例を示したフローチャートである。
【0049】本実施の形態である半導体装置の設計方法
は、半導体装置を構成するMOSトランジスタの活性化
領域のパターンを自動的に設計するものである。具体的
には、半導体基板にSTI工程により形成される素子分
離領域と素子領域とよりなる領域のパターンを自動的に
設計するものである。
【0050】まず、半導体装置に要求される機能から決
定された回路設計データを公知の設計手法により生成す
る(ステップ101)。
【0051】次に、前記回路設計データよりMOSトラ
ンジスタの活性化領域のパターンを生成する(ステップ
102)。
【0052】次に、前記活性化領域のパターンを等しい
大きさの領域(以下、発明の実施の形態の欄において
「小領域」という。)に分割する(ステップ103)。
ここで、小領域は、後述するステップ111の大領域よ
り小さくする。例えば250μm×250μmとする。
【0053】次に、小領域ごとに面積率を計算する(ス
テップ104)。面積率は、素子領域面積の総和/小領
域の面積×100と表される。
【0054】次に、前記小領域の面積率が所定の範囲内
であるか否かを判別する(ステップ105)。所定の範
囲は前述した本発明に至った経緯で説明した手法と同様
にして導くことができ、小領域の大きさに対応して規定
される。例えば、250μm×250μmの小領域に対
して、所定の範囲を20%以上80%以下の範囲とする
ことができる。
【0055】前記所定の範囲内の場合、次ステップであ
るステップ106に進み、前記所定の範囲から外れた場
合は、前記所定の範囲より大きいか否かを判別する(ス
テップ107)。
【0056】前記所定の範囲より小さい場合は素子領域
のダミーパターンを挿入する(ステップ108)。ダミ
ーパターンを挿入することにより、その面積率を増加す
ることができる。前記所定の範囲より大きい場合は小領
域内のパターンの分割、もしくは一機能を有する領域の
配置間隔を調整する(ステップ109)。これにより面
積率を低減することができる。次にステップ104に戻
り、面積率を再び計算する。面積率が前記所定の範囲内
になるまで、これらのステップを繰り返す。
【0057】次に、全ての小領域において面積率の判別
が終了したか否かを判別する(ステップ106)。終了
していない場合は、次の小領域に移動する(ステップ1
10)。そしてステップ104に戻って前述したステッ
プを繰り返す。
【0058】次に、全ての小領域において面積率が所定
の範囲内である場合は、前記活性化領域のパターンを小
領域とは異なる大きさの領域(以下、発明の実施の形態
の欄において「大領域」という。)に分割する(ステッ
プ111)。大領域の大きさは小領域より大きく設定す
ることが好ましい。仮に大領域を小領域より小さく設定
すると、大領域についての面積率の判別後に小領域につ
いて再び調整が必要になる場合が生じ、手間が増え煩雑
となってしまう。大領域の大きさは小領域より大きく設
定することにより、かかる手間を省くことができ、効率
よく設計することができる。具体的には、大領域の大き
さは小領域に対して4倍から16倍に設定することが特
に好ましい。このような大きさにすると、小領域に対す
る面積率の所定の範囲と大領域に対する面積率の所定の
範囲との差異が大きくなり、小領域に対する面積率の所
定の範囲を広くとることができ、設計の自由度を一層大
きくすることができる。例えば、1000μm×100
0μmとすることができる。
【0059】次に、大領域ごとに面積率を計算する(ス
テップ112)。面積率は、素子領域面積の総和/大領
域の面積×100と表される。
【0060】次に、前記大領域の面積率が所定の範囲内
であるか否かを判別する(ステップ113)。所定の範
囲は、前述した本発明に至った経緯で説明した手法と同
様にして導かれ、大領域の大きさに対応して規定され
る。例えば、1000μm×1000μmの小領域に対
して、所定の範囲を30%以上50%以下の範囲とする
ことができる。
【0061】前記所定の範囲内の場合、次ステップであ
るステップ114に進み、前記所定の範囲から外れた場
合は、前記所定の範囲より大きいか否かを判別する(ス
テップ115)。
【0062】前記所定の範囲より小さい場合はダミータ
ーンを挿入し(ステップ116)、大きい場合は、大領
域内のパターンの分割、もしくは一機能を有する領域の
配置間隔を調整し(ステップ117)、ステップ112
に戻り、面積率を再び計算する。面積率が前記所定の範
囲内になるまで、これらのステップを繰り返す。
【0063】次に、全ての大領域において面積率の判別
が終了したか否かを判別する(ステップ114)。終了
していない場合は、次の大領域に移動する(ステップ1
18)。そしてステップ112に戻って前述したステッ
プを繰り返す。
【0064】全て大領域において面積率が所定の範囲内
である場合は、処理を終了する(ステップ119)。
【0065】なお、すべての大領域において面積率が所
定の範囲内にならない場合は、小領域の面積率の所定の
範囲を変更して、ステップ104〜ステップ119のス
テップを再び行ってもよい。
【0066】また、本実施の形態においては活性化領域
のパターンの設計について説明したが、配線領域等のC
MPが適用される領域には、総て適用することができ
る。 [実施例1]本実施例は、第1の実施の形態に係る設計
方法を適用してMOSトランジスタの活性化領域のパタ
ーンを設計し、素子領域と素子分離領域とからなる活性
化領域を形成したのである。
【0067】図14は、本発明の実施例に係るMOSト
ランジスタの活性化領域の面積率を示した図である。図
14において、1つの小領域71,72の大きさは25
0μm×250μmであり、太線で囲んで示す大領域7
3,74の大きさは1000μm×1000μmであ
る。また、面積率80%の小領域71をハッチングで、
面積率20%の小領域72を白ぬきで示している。
【0068】図14に示すように、活性化領域のパター
ン70は、第1の実施の形態で説明した設計方法を適用
して得られたものである。この設計方法において、小領
域は250μm×250μmの大きさとし、この小領域
に対する面積率の所定の範囲を20%以上80%以下と
した。大領域は1000μm×1000μmの大きさと
し、この大領域に対する面積率の所定の範囲を30%以
上50%以下とした。なお、これらの所定の範囲は、研
磨後のシリコン窒化膜の膜厚が70nm以上83nm以
下を許容するとして規定されたものである。
【0069】図14を参照するに、第1の実施の形態で
説明した設計方法を適用して得られたパターン70は、
250μm×250μmの小領域71,72では面積率
は20%以上80%以下の範囲内であり、1000μm
×1000μmの大領域73,74は、面積率が30%
以上50%以下の範囲内である。なお、大領域の面積率
は、前述したように素子領域面積の総和/大領域の面積
×100と計算されるが、本実施例では、簡便的に大領
域に含まれる小領域の面積率の平均値として計算され
る。
【0070】次に、半導体基板にこのパターン70の活
性化領域を形成し、前述した本発明に至った経緯で説明
した手法と同様にして、STI構造を形成するための研
磨を行った。
【0071】図15は、本実施例に係る研磨後のシリコ
ン窒化膜の膜厚を示した図である。図15において、パ
ターン70の小領域71、72に対応させてシリコン窒
化膜の膜厚を示している。面積率80%の小領域71に
対応する領域をハッチングで示し、面積率20%の小領
域72に対応する領域を白ぬきで示している。
【0072】図15を参照するに、全ての領域におい
て、シリコン窒化膜の膜厚は、70nm以上83nm以
下の範囲内であることが確認できた。 [比較例1]図16は、本発明によらない比較例に係る
MOSトランジスタの活性化領域の面積率を示した図で
ある。図16において、図14と同様に、1つの小領域
の大きさは250μm×250μmであり、面積率80
%の小領域71をハッチングで、面積率20%の小領域
72を白ぬきで表してある。
【0073】図16を参照するに、活性化領域のパター
ン75は、250μm×250μmの小領域71,72
は、この小領域71対する面積率の所定の範囲である2
0%以上80%以下の範囲内である。しかし、1000
μm×1000μmの大領域76,77での面積率は、
許容される面積率である30%以上50%以下の範囲か
ら外れている。例えば、図16に示す大領域76は、面
積率が57.5%となっている。
【0074】次に、半導体基板にこのパターン75の活
性化領域を形成し、実施例1と同様にして、STI構造
を形成するための研磨を行った。
【0075】図17は、比較例に係る研磨後のシリコン
窒化膜の膜厚を示した図である。図17において、パタ
ーン75の小領域71、72に対応させてシリコン窒化
膜の膜厚を示している。面積率80%の小領域71に対
応する領域をハッチングで示し、面積率20%の小領域
72に対応する領域を白ぬきで示している。
【0076】図17を参照するに、図16に示す面積率
が所定の範囲から外れている大領域76に対応する領域
78に隣接した領域79において、シリコン窒化膜の膜
厚が70nmより小さくなっており、許容範囲の70n
m以上83nm以下の範囲から外れていることがわか
る。
【0077】実施例1および比較例1によれば、250
μm×250μmの小領域では面積率は20%以上80
%以下の範囲内であっても、1000μm×1000μ
mの大領域は、面積率が30%以上50%以下の範囲か
らはずれている場合は、所定のシリコン窒化膜の膜厚が
得られないことがわかる。したがって、異なる大きさの
領域に分割して、それらの各々について所定の範囲の面
積率を設けて活性化領域のパターンの設計をすることに
より、所望の範囲の膜厚が得られ、よって研磨速度が異
なる領域の疎密により生ずるエロージョン等の凹みを防
止して平坦度の良好な研磨面を有する半導体基板が得ら
れることがわかる。 (第2の実施の形態)以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態である電子装置の設計方法を説明する。図18
は、本発明の実施の形態である設計方法のその他の例を
示したフローチャートである。
【0078】本実施の形態である半導体装置の設計方法
は、ダマシン、デュアルダマシン構造を有する配線領域
のパターンを自動的に設計するものである。具体的に
は、層間絶縁膜に形成される配線層のパターンを自動的
に設計するものである。
【0079】まず、半導体装置に要求される機能から決
定された回路設計データを公知の設計手法により生成す
る(ステップ201)。
【0080】次に、前記回路設計データより配線領域の
パターンを生成する(ステップ202)。
【0081】次に、前記配線領域のパターンを小領域に
等しく分割する(ステップ203)。ここで、小領域
は、後述するステップ211の大領域より小さくする。
例えば25μm×25μmとする。
【0082】次に、小領域ごとに面積率を計算する(ス
テップ204)。面積率は、配線層の上面の面積の総和
/小領域の面積×100と表される。ここで、配線層の
上面とは、CMP法により平坦化された際の配線層の上
面である。
【0083】次に、前記小領域の面積率が規定値以下で
あるか否かを判別する(ステップ205)。規定値は、
前述した本発明に至った経緯で説明した手法と同様にし
て、配線構造を形成する場合にあてはめて導かれる。例
えば、研磨面の段差の最大値を50nmとした場合、2
5μm×25μmの小領域に対して面積率の既定値を8
0%とすることができる。
【0084】前記所定の規定値以下である場合、次ステ
ップであるステップ206に進み、前記所所定の規定値
より大きい場合は、小領域内の配線間隔を拡大するなど
して調整し(ステップ208)、ステップ204に戻
り、面積率を再び計算する。面積率が前記既定値以下に
なるまで、これらのステップを繰り返す。
【0085】次に、全ての小領域において面積率の判別
が終了したか否かを判別する(ステップ206)。終了
していない場合は、次の小領域に移動する(ステップ2
10)。そしてステップ204に戻って前述したステッ
プを繰り返す。
【0086】次に、全て小領域において面積率が既定値
以下である場合は、前記配線領域のパターンを小領域と
は異なる大きさの大領域に分割する(ステップ21
1)。第1の実施の形態で述べた理由と同様の理由によ
り、大領域の大きさは小領域より大きく設定する。具体
的には、小領域に対して4倍から16倍に設定すること
が好ましい。例えば、100μm×100μmとするこ
とができる。
【0087】次に、大領域ごとに面積率を計算する(ス
テップ212)。面積率は、配線層の上面の面積の総和
/大領域の面積×100と表される。
【0088】次に、前記大領域の面積率が規定値以下で
あるか否かを判別する(ステップ213)。既定値は、
前述した本発明に至った経緯で説明した手法と同様にし
て、配線構造を形成する場合にあてはめて導かれる。例
えば、100μm×100μmの大領域に対して、既定
値を40%とすることができる。
【0089】前記規定値以下の場合、次ステップである
ステップ214に進み、前記既定値より大きい場合は、
大領域内の配線間隔を拡大するなどして調整し(ステッ
プ216)、ステップ212に戻り、面積率を再び計算
する。面積率が前記規定値以下になるまで、これらのス
テップを繰り返す。
【0090】次に、全ての大領域において面積率の判別
が終了したか否かを判別する(ステップ214)。終了
していない場合は、次の大領域に移動する(ステップ2
18)。そしてステップ212に戻って前述したステッ
プを繰り返す。
【0091】全ての大領域において面積率の判別が終了
した場合は処理を終了する(ステップ219)。
【0092】なお、本実施の形態においては、小領域お
よび大領域に対する面積率の規定値は最大値のみを規定
しているが、第1の実施の形態と同様に、必要に応じて
許容される面積率の最小値もあわせて規定してもよい。 [実施例2]実施例2は、第2の実施の形態の設計方法
を適用して配線パターンを設計し、配線構造を形成した
ものである。
【0093】本実施例では、第2の実施の形態におい
て、小領域の大きさを25μm、大領域の大きさを10
0μmとした。また、小領域に対する面積率の規定値を
70%、80%、90%とし、大領域に対する面積率の
規定値を40%、60%、80%とし、これらを組み合
わせて配線パターンを生成し、配線構造の上面である研
磨面の平坦性の試験を行った。なお、平坦性は、後述す
る配線層を形成するCu膜87と絶縁層84との段差で
表す。この段差が50nm以下の場合を許容範囲とし
た。以下、前記生成したパターンを用いて、配線構造を
作製し、段差の測定を行った。
【0094】図19は、配線構造を形成する工程を示し
た図である。
【0095】図19(A)を参照するに、シリコン基板
81上に、プラズマCVD法により、厚さ300nmの
SiOからなる絶縁層82を形成し、その上にプラズ
マCVD法により、厚さ20nmのSiNからなるエッ
チングストッパ層83を形成する。その上にプラズマC
VD法により、厚さ450nmのSiOからなる絶縁
層84を形成する。
【0096】図19(B)を参照するに、フォトリソグ
ラフィ法により、レジスト85を塗布しパターニングす
る。次にレジスト85をマスクとして、ドライエッチン
グにより絶縁層84の一部を研削し、Cu埋込み用の溝
84−1を形成する。
【0097】図19(C)を参照するに、次に、スパッ
タ法により、厚さ25nmのTaNからなる拡散バリア
層86を形成し、その上に、スパッタ法により、厚さ2
0nmのCu膜をメッキベースとして形成し(図示せ
ず)、その上に、メッキ法により、厚さ1.3μmのC
u膜87を形成する。
【0098】図19(D)を参照するに、次に、CMP
法により、Cu膜87を研磨し、さらに絶縁層84上の
拡散バリア層86が完全に除去され絶縁層84が露出す
るまで研磨を行う。以上によりCu膜87からなる配線
層および配線層を分離する絶縁層84からなる配線構造
が形成される。なお、CMP法による研磨では、TaN
およびSiOの研磨速度に対して、Cuの研磨速度が
大きな研磨剤が採用される。
【0099】研磨面の段差を、AFM(原子間力顕微
鏡)を用いて評価した。ここで、段差は、各々の配線パ
ターンが形成されている領域の凹みの最下点と、配線パ
ターンの周囲の絶縁層84、例えば配線層が設けられて
いない絶縁層84の領域の上面との差で表される。
【0100】図20は、段差の最大値を示した図であ
る。
【0101】図20を参照するに、許容される段差の最
大値を50nmであるので、許容される面積率は、25
μm×25μmの領域と100μm×100μm角の領
域との組み合わせで示すと、(25μm×25μm、1
00μm×100μm角)=(70%、40%)、(7
0%、60%)、(80%、40%)、(80%、60
%)である。最も規定値が大きくなる組み合わせ、すな
わち設計の自由度が大きくなる組み合わせは、(25μ
m×25μm、100μm×100μm角)=(80
%、60%)である。つまり、25μm×25μmの領
域において面積率が80%以下になるようにパターンの
設計を行い、100μm×100μm角の領域において
面積率が60%以下になるようにパターンの設計を行う
ことによって、段差が50nm以下に抑制されることが
わかる。
【0102】仮に一の大きさの領域、例えば小領域にお
いてのみ面積率を規定する設計方法を採用すると、段差
を50nm以下に抑制するためには面積率の規定値を6
0%しなければならない。一方、本実施例のように、2
5μm×25μmおよび100μm×100μmの2つ
領域、例えば小領域および大領域により面積率を規定す
ると、25μm×25μmの小領域では、規定値を80
%に拡大することができ、配線領域のパターンの設計の
自由度を大きくすることができる。それと共に、それぞ
れの大きさの領域に対して面積率を規定しているので、
単一の領域に分割した場合より、配線領域のパターンの
粗密をより正確に均一化でき、平坦性の良好な研磨面を
得ることができる。 [実施例3]本実施例は、複合型の薄膜磁気ヘッドの設
計工程において適用される設計方法の一例である。具体
的には、薄膜磁気ヘッドは半導体製造プロセスと同様
に、薄膜磁気ヘッドの基板上の配置を設計するものであ
る。
【0103】まず、第1の実施の形態である設計方法に
より、薄膜磁気ヘッドの基板上の配置のパターンを決定
する。例えば、第1の実施の形態における小領域の大き
さを250μm×250μmとし、大領域の大きさを1
000μm×1000μmとした。また、小領域に対す
る面積率の所定の範囲を10%から20%とし、大領域
に対する面積率の所定の範囲を1%から10%とした。
これは、後述する図21(D)に示すAl膜96
とNiFe膜95の段差を30nm以下に抑制するため
である。なお、面積率は、NiFe膜95の面積/(小
領域もしくは大領域の面積)×100とした。
【0104】次に、かかるパターンを用いて、膜磁気ヘ
ッドの再生用ヘッド部の下部シールドを形成する。
【0105】図21は、薄膜磁気ヘッドの再生用ヘッド
部の下部シールドを形成する工程を示す図である。
【0106】図21(A)を参照するに、直径6インチ
のアルティック(Al−TiC)基板91上に、
スパッタ法、CVD法などにより厚さ5μmのAl
膜92を形成する。次に、この上にスパッタ法などに
より厚さ1μmのNiFe膜93を形成する。
【0107】図21(B)を参照するに、前記NiFe
膜93上に、フォトリソグラフィ法によりレジスト94
をパターニングして、下部シールドを形成するための開
口部を形成する。次にメッキ法により、厚さ2μmのN
iFe膜95を形成する。なお、レジスト94上にはN
iFe膜は形成されない。
【0108】図21(C)を参照するに、次に、レジス
ト94を除去し、レジスト94の下部のNiFe膜93
をドライエッチングにより除去する。次に、その上にC
VD法により厚さ4μmのAl膜96を形成す
る。
【0109】図21(D)を参照するに、次に、前記A
膜96をCMP法によりNiFe膜95が露出
するまで研磨する。研磨面は、NiFe膜95およびA
膜96の上面からなり、研磨面はほぼ平坦とな
る。この後、この研磨面上に再生用感磁素子であるGM
R(巨大磁気抵抗効果型)素子等が形成され、再生用ヘ
ッド部が形成される。この研磨面はGMR素子等の基準
面となるので平坦性が良好であることを要する。
【0110】ここで研磨条件は、以下の通りである。図
22は、CMP装置の構成を模式的に示した図である。
CMP装置300は、アルティック基板91を保持する
研磨ヘッド301と、研磨パッド302が貼られた研磨
テーブル303と、スラリーを供給するスラリー供給ノ
ズル304等から構成されている。アルティック基板9
1に対する荷重は3920Pa、研磨ヘッド301およ
び研磨テーブル303の回転数は約60回転/min、
スラリー流量は約0.1L/minである。研磨パッド
302は、例えば、ローデルニッタ社製IC1000を
使用することができ、スラリーはアルミナ砥粒を主成分
とし、pH3から4のものを使用できる。
【0111】NiFe膜およびAl膜の上面の段
差をAFM(原子間力顕微鏡)を用いて評価した。段差
は最大25nmであった。これは、設計において許容し
た段差である30nmより小さいことがわかった。
【0112】実施例3によれば、第1の実施の形態によ
る設計方法を適用することにより、薄膜磁気ヘッドの下
部シールドを形成するNiFe膜の基板上の配置を決定
し、NiFe膜とAl膜からなる研磨面の平坦性
を良好とすることが可能となる。
【0113】以上本発明の好ましい実施例について詳述
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内
において、種々の変形・変更が可能である。
【0114】上記の第1および第2の実施の形態ならび
に実施例1から3では、活性化領域あるいは配線領域等
を等しく小領域もしくは大領域に分割したが、隣り合う
小領域同士もしくは隣り合う大領域同士が互いに所定量
だけ重なり合うように分割してもよい。さらに小領域同
士のみあるいは大領域のみ重なり合うように分割しても
よく、小領域同士および大領域同士の両方とも重なり合
うようしてもよい。このようにすると、分割を開始する
基点の位置の影響を抑制するとともにより精緻に判別し
かつ所定の面積率の範囲内に含まれるように設計するこ
とができ、より均一なパターンを設計することができ
る。
【0115】また、重なり合う所定量は、小領域に分割
する場合は、その小領域の一辺の長さの3/4以下であ
ることが好ましい。大領域に分割する場合も同様であ
る。面積率が所定の範囲内であるか否かを一層精緻に判
別できる。
【0116】なお、以上の説明に関して更に以下の付記
を開示する。 (付記1) (1)化学機械的研磨により研磨速度が大
きい易研磨領域と研磨速度が小さい難研磨領域との両方
を含んで画定されるレイアウト領域を第1の小領域に等
しく複数に分割する工程と、(2)各々の該第1の小領
域について、前記難研磨領域が占める第1の面積率を求
め、研磨後平坦度を確保するために前記第1の小領域中
に前記難研磨領域が占めてよい許容面積率と前記第1の
面積率を対比し、前記第1の面積率が前記許容面積率よ
りも大きければ易研磨領域を拡大あるいは追加し、前記
許容面積率よりも小さければ難研磨領域を拡大あるいは
追加する工程と、(3)前記レイアウト領域を前記第1
の小領域と異なる大きさの第2の小領域に等しく複数に
分割する工程と、(4)各々の該第2の小領域につい
て、前記難研磨領域が占める第2の面積率を求め、研磨
後平坦度を確保するために前記第2の小領域中に前記難
研磨領域が占めてよい許容面積率と前記第2の面積率を
対比し、前記第2の面積率が前記許容面積率よりも大き
ければ易研磨領域を拡大あるいは追加し、前記許容最大
面積率よりも小さければ難研磨領域を拡大あるいは追加
する工程と、を有する電子装置の設計方法。 (付記2) (1)化学機械的研磨により研磨速度が異
なる素子分離領域と、該素子分離領域により画成された
基板領域との両方を含む素子形成領域を第1の小領域に
等しく複数に分割する工程と、(2)各々の該第1の小
領域について、前記基板領域が占める第1の面積率を求
め、研磨後平坦度を確保するために前記第1の小領域中
に前記基板領域が占めてよい許容最大面積率と前記第1
の面積率を対比し、前記第1の面積率が前記許容面積率
よりも大きければ素子分離領域を拡大あるいは追加し、
前記許容面積率よりも小さければ基板領域を拡大あるい
は追加する工程と、(3)前記素子形成領域を前記第1
の小領域と異なる大きさの第2の小領域に等しく複数に
分割する工程と、(4)各々の該第2の小領域につい
て、前記基板領域が占める第2の面積率を求め、研磨後
平坦度を確保するために前記第2の小領域中に前記基板
領域が占めてよい許容面積率と前記第2の面積率を対比
し、前記第2の面積率が前記許容面積率よりも大きけれ
ば素子分離領域を拡大あるいは追加し、前記許容面積率
よりも小さければ基板領域を拡大あるいは追加する工程
と、を有する電子装置の設計方法。 (付記3) (1)化学機械的研磨により研磨速度が異
なる配線層領域と絶縁層領域との両方を含む配線領域を
第1の小領域に等しく複数に分割する工程と、(2)各
々の該第1の小領域について、前記絶縁層領域が占める
第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保するために前
記第1の小領域中に前記絶縁層領域が占めてよい許容面
積率と前記第1の面積率を対比し、前記第1の面積率が
前記許容面積率よりも大きければ配線層領域を拡大ある
いは追加し、前記許容面積率よりも小さければ絶縁層領
域を拡大あるいは追加する工程と、(3)前記配線領域
を前記第1の小領域と異なる大きさの第2の小領域に等
しく複数に分割する工程と、(4)各々の該第2の小領
域について、前記絶縁層領域が占める第1の面積率を求
め、研磨後平坦度を確保するために前記第2の小領域中
に前記絶縁層領域が占めてよい許容面積率と前記第2の
面積率を対比し、前記第2の面積率が前記許容面積率よ
りも大きければ配線層領域を拡大あるいは追加し、前記
許容面積率よりも小さければ絶縁層領域を拡大あるいは
追加する工程と、を有する電子装置の設計方法。 (付記4) 前記(1)または(3)の工程において、
第1または第2の小領域の各々が、隣り合う対応する該
小領域と互いに所定量だけ重なり合っていることを特徴
とする付記1〜3のうち、いずれか一項記載の電子装置
の設計方法。 (付記5) 前記所定量は、前記小領域の一辺の長さの
3/4以下であることを特徴とする付記4記載の電子装
置の設計方法。 (付記6) 前記第2の小領域は前記第1の小領域より
大きいことを特徴とする付記1〜5のうち、いずれか一
項記載の電子装置の設計方法。 (付記7) 前記第2の小領域は前記第1の小領域の4
倍から16倍の範囲内の面積を有することを特徴とする
付記1〜6のうち、いずれか一項記載の電子装置の設計
方法。 (付記8) 前記電子装置は、シャロートレンチアイソ
レーションを有するものであり、前記易研磨領域はシャ
ロートレンチアイソレーション領域であり、前記難研磨
領域は前記シャロートレンチアイソレーション領域以外
の領域であることを特徴とする付記1および4〜7のう
ち、いずれか一項記載の電子装置の設計方法。 (付記9) 前記第1の小領域は一辺が250μmの正
方形であり、前記(2)における許容面積率は20%以
上80%以下の範囲内であり、前記第2の小領域は一辺
が1000μmの正方形であり、前記(4)における許
容面積率は30%以上50%以下の範囲内であることを
特徴とする付記1〜8のうち、いずれか一項記載の電子
装置の設計方法。 (付記10) 前記(2)または(4)の工程を繰り返
して行うことを特徴とする付記1〜9にうち、いずれか
一項記載の電子装置の設計方法。 (付記11) 付記1〜10のうち、いずれか一項記載
の電子装置の設計方法を使った設計工程を含むことを特
徴とする電子装置の製造方法。
【0117】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかなよう
に、本発明によれば、CMP法を用いてSTI構造、配
線構造等を形成する場合に、研磨速度のより大きな領域
が占める面密度の大小により生ずる凹みを防止すること
ができる。また、本発明によれば、より自由度の大きい
設計方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のSTI工程を示した図である。
【図2】従来技術1のSTI工程を示した図である。
【図3】素子領域と素子分離領域を有する基板の一例で
ある。
【図4】図3に示した基板の研磨後の要部断面図であ
る。
【図5】素子領域と素子分離領域とからなる領域のレイ
アウトパターンを100μm角の小領域に分割して示し
た図である。
【図6】素子領域と素子分離領域とからなる領域のレイ
アウトパターンの他の例を示した図である。
【図7】試験に用いた半導体基板を示す平面図である。
【図8】活性化領域を拡大して示した図である。
【図9】ダミー領域を拡大して示した図である。
【図10】シリコン酸化膜を形成した活性化領域を示す
断面図である。
【図11】研磨後の活性化領域を示す断面図である。
【図12】シリコン窒化膜の膜厚の最小値と、最小値を
示した領域を示した図である。
【図13】本発明の実施の形態である設計方法の一例を
示したフローチャートである。
【図14】本実施例に係るMOSトランジスタの活性化
領域の面積率を示した図である。
【図15】本実施例に係る研磨後の各小領域のシリコン
窒化膜の膜厚を示した図である。
【図16】比較例に係るMOSトランジスタの活性化領
域の面積率を示した図である。
【図17】比較例に係る研磨後の各領域のシリコン窒化
膜の膜厚を示した図である。
【図18】本発明の実施の形態である設計方法のその他
の例を示したフローチャートである。
【図19】本実施例に係る配線構造を形成する工程を示
した図である。
【図20】段差の最大値を示した図である。
【図21】本実施例に係る薄膜磁気ヘッドの再生用ヘッ
ド部の下部シールドを形成する工程を示す図である。
【図22】CMP装置の構成を模式的に示した図であ
る。
【符号の説明】
60 半導体基板 61 活性化領域 62 ダミー領域 63 素子領域 64、68 シリコン酸化膜 65 シリコン窒化膜 66 トレンチ 70、75 レイアウト領域 71、72 小領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D033 DA01 DA31 5F032 AA35 AA44 AA45 AA77 BA02 BA05 CA17 DA02 DA07 DA23 DA33 DA53 5F038 CA05 CA17 CA18 EZ11 EZ20 5F064 DD02 DD03 DD08 DD13 DD24 DD26 DD50 EE15 EE19 EE32 GG10 HH06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)化学機械的研磨により研磨速度が
    大きい易研磨領域と研磨速度が小さい難研磨領域との両
    方を含んで画定されるレイアウト領域を第1の小領域に
    等しく複数に分割する工程と、 (2)各々の該第1の小領域について、前記難研磨領域
    が占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保する
    ために前記第1の小領域中に前記難研磨領域が占めてよ
    い許容面積率と前記第1の面積率を対比し、前記第1の
    面積率が前記許容面積率よりも大きければ易研磨領域を
    拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さければ
    難研磨領域を拡大あるいは追加する工程と、 (3)前記レイアウト領域を前記第1の小領域と異なる
    大きさの第2の小領域に等しく複数に分割する工程と、 (4)各々の該第2の小領域について、前記難研磨領域
    が占める第2の面積率を求め、研磨後平坦度を確保する
    ために前記第2の小領域中に前記難研磨領域が占めてよ
    い許容面積率と前記第2の面積率を対比し、前記第2の
    面積率が前記許容面積率よりも大きければ易研磨領域を
    拡大あるいは追加し、前記許容最大面積率よりも小さけ
    れば難研磨領域を拡大あるいは追加する工程と、 を有する電子装置の設計方法。
  2. 【請求項2】 (1)化学機械的研磨により研磨速度が
    異なる素子分離領域と、該素子分離領域により画成され
    た基板領域との両方を含む素子形成領域を第1の小領域
    に等しく複数に分割する工程と、 (2)各々の該第1の小領域について、前記基板領域が
    占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保するた
    めに前記第1の小領域中に前記基板領域が占めてよい許
    容最大面積率と前記第1の面積率を対比し、前記第1の
    面積率が前記許容面積率よりも大きければ素子分離領域
    を拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さけれ
    ば基板領域を拡大あるいは追加する工程と、 (3)前記素子形成領域を前記第1の小領域と異なる大
    きさの第2の小領域に等しく複数に分割する工程と、 (4)各々の該第2の小領域について、前記基板領域が
    占める第2の面積率を求め、研磨後平坦度を確保するた
    めに前記第2の小領域中に前記基板領域が占めてよい許
    容面積率と前記第2の面積率を対比し、前記第2の面積
    率が前記許容面積率よりも大きければ素子分離領域を拡
    大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さければ基
    板領域を拡大あるいは追加する工程と、 を有する電子装置の設計方法。
  3. 【請求項3】(1)化学機械的研磨により研磨速度が異
    なる配線層領域と絶縁層領域との両方を含む配線領域を
    第1の小領域に等しく複数に分割する工程と、 (2)各々の該第1の小領域について、前記絶縁層領域
    が占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保する
    ために前記第1の小領域中に前記絶縁層領域が占めてよ
    い許容面積率と前記第1の面積率を対比し、前記第1の
    面積率が前記許容面積率よりも大きければ配線層領域を
    拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さければ
    絶縁層領域を拡大あるいは追加する工程と、 (3)前記配線領域を前記第1の小領域と異なる大きさ
    の第2の小領域に等しく複数に分割する工程と、 (4)各々の該第2の小領域について、前記絶縁層領域
    が占める第1の面積率を求め、研磨後平坦度を確保する
    ために前記第2の小領域中に前記絶縁層領域が占めてよ
    い許容面積率と前記第2の面積率を対比し、前記第2の
    面積率が前記許容面積率よりも大きければ配線層領域を
    拡大あるいは追加し、前記許容面積率よりも小さければ
    絶縁層領域を拡大あるいは追加する工程と、 を有する電子装置の設計方法。
  4. 【請求項4】 前記(1)または(3)の工程におい
    て、前記第1または第2の小領域の各々が、隣り合う対
    応する該小領域と互いに所定量だけ重なり合っているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載
    の電子装置の設計方法。
  5. 【請求項5】 前記所定量は、前記小領域の一辺の長さ
    の3/4以下であることを特徴とする請求項4記載の電
    子装置の設計方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の小領域は前記第1の小領域よ
    り大きいことを特徴とする請求項1〜5のうち、いずれ
    か一項記載の電子装置の設計方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の小領域は前記第1の小領域の
    4倍から16倍の範囲内の面積を有することを特徴とす
    る請求項1〜6のうち、いずれか一項記載の電子装置の
    設計方法。
  8. 【請求項8】 前記電子装置は、シャロートレンチアイ
    ソレーションを有するものであり、前記易研磨領域はシ
    ャロートレンチアイソレーション領域であり、前記難研
    磨領域は前記シャロートレンチアイソレーション領域以
    外の領域であることを特徴とする請求項1および4〜8
    のうち、いずれか一項記載の電子装置の設計方法。
  9. 【請求項9】 前記(2)または(4)の工程を繰り返
    して行うことを特徴とする請求項1〜8にうち、いずれ
    か一項記載の電子装置の設計方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうち、いずれか一項記
    載の電子装置の設計方法を使った設計工程を含むことを
    特徴とする電子装置の製造方法。
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