JP3645129B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅配線を有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年における半導体装置の高集積化に伴う配線層の低抵抗化への要請から、配線層材料として、エレクトロマイグレーション耐性の高い銅が広く用いられるようになってきた。ところが配線材料として銅を用いる場合、RIE(反応性イオンエッチング)による異方性エッチングが困難であるため、通常、化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing ;CMP)を利用したダマシンプロセスが採用される。以下、CMPを用いた従来の銅配線の形成方法について、図16を参照して説明する。
【0003】
まず図16(a)に示すように、シリコン基板1上にシリコン窒化膜2(膜厚100nm)およびシリコン酸化膜3(膜厚1000nm)をこの順で形成し、ついでシリコン酸化膜3中にシリコン窒化膜2に到達する複数の凹部をドライエッチングにより形成する。
【0004】
次に図16(b)に示すように、全面にTaおよびTaNからなるバリアメタル膜4をスパッタリング法により堆積する。膜厚は20nmとする。つづいてこの上に、銅めっきを成長させるための銅からなるシード金属膜をスパッタリング法により堆積する(不図示)。つづいて基板を硫酸銅水溶液に浸漬して電解めっき法により銅膜5を形成し、その後、アニールを行う。銅膜5の膜厚は平坦部で900nm程度とする。この状態を図16(b)に示す。
【0005】
次にCMPにより銅膜5を研磨して基板表面を平坦化する。CMPは、通常、図17に示すような研磨装置を用いて行う。図中、ウエハ10とは、上述のようにして基板1表面に成膜がなされたものをいう。ウエハ10は、ウエハキャリア11下面に設置される。ウエハ10の成膜面を研磨パッド12に接触させながら、ウエハキャリア11と研磨パッド12の両方を一定速度で回転させる。ウエハ10と研磨パッド12の間には、ポンプ15により供給口13から研磨液14が供給される。研磨液14としては、一般に、アルミナ粒子やシリカ粒子等の研磨材を分散させたスラリーが使用される。
【0006】
バリアメタル膜4露出後(図16(c))、さらに研磨を続け、図16(d)に示す状態とし、埋め込み銅配線を完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術のプロセスを行った場合、ディッシングおよびエロージョンと呼ばれる現象が発生し、配線抵抗値が上昇するとともに抵抗値がばらつくという問題が生じやすかった。これについて、以下、詳細に説明する。
【0008】
まず、ディッシングについて説明する。図16(c)のCMP工程においては、シリコン酸化膜3上のバリアメタル膜4が残存しないように研磨時間を充分にとる必要がある。ここで、バリアメタル膜4と比較して銅膜5の研磨速度はきわめて大きく、たとえばバリアメタル膜として一般的に使用されるTa系金属と比較すると銅のCMP研磨速度は、通常、30倍以上となる。このため図16(c)のようにバリアメタル膜4が露出した後の工程において銅膜5の研磨がバリアメタル膜4の研磨よりも過剰に進行し、図19のように銅膜5の中央部が凹んだ形状となる。この現象をディッシング(Dishing)という。絶縁膜3上のバリアメタル膜4はほぼ完全に除去しなければならないため、一定程度のオーバー研磨を行う必要があることから、通常、一定程度のディッシングが生じることとなる。このような銅膜のディッシングが生じると、局所的に配線抵抗が増加するという問題が発生する。また、エレクトロマイグレーションを引き起こし、素子の信頼性を損なう場合もある。
【0009】
次にエロージョンについて説明する。上述のように図16(c)のCMP工程では一定のオーバー研磨時間をとる必要がある。ここで、バリアメタル膜4やシリコン酸化膜3と比較して銅膜5の研磨速度はきわめて大きく、銅めっき膜の研磨がより速く進行する。このためバリアメタル膜4露出後のCMP工程においては配線密集部と配線孤立部とでCMPの進行速度が異なってくる。すなわち、銅膜5の埋め込み部が多く存在する配線密集部では、銅膜5の埋め込み部があまり存在しない配線孤立部に比べ、バリアメタル膜4やシリコン酸化膜3に加わる圧力が相対的に高くなる。このため配線密集部でCMPが過剰に進行し、図16(d)のように表面が凹んでしまうのである。この現象をエロージョン(Erosion)という。
【0010】
上記のようにエロージョンが発生すると基板表面の平坦性が悪化する。平坦性の悪化は多層構造とした場合にさらに顕著となり、配線部の短絡等が生じる等の問題を引き起こす。また埋め込み配線を形成した場合においては、断面積が小さくなり配線抵抗が大きくなるという問題がある。
【0011】
以上のようにディッシングやエロージョンは金属とバリアメタル膜あるいは絶縁膜との研磨速度の差に起因して発生するが、実際の製造プロセスにおいては、これ以外のプロセス上の要因によって一層促進される。この点について以下、説明する。
【0012】
図18は、研磨液を供給したときのウエハ表面の状態を示す図である。ウエハと研磨パッドは同程度の速度で同方向に回転している。このような状態で研磨を行うと、ウエハの外周部は内周部に比べ周速度が大きいため、単位時間当たりにより多くのパッド面と接することとなる。このため外周部の方が内周部よりも研磨が過剰に進行しやすくなる。また、ウエハ表面の研磨液の分布についても外周部と内周部で不均一が生じる。研磨パッドに滴下された研磨液はウエハ外周部から内周部に向かって移動しウエハ全面に行き渡っていくが、この過程を考慮すると、研磨液の時間平均濃度は外周部の方が内周部よりも高くなる。このことも外周部の方が内周部よりも研磨が過剰に進行させる要因となる。さらに、表面に金属膜や絶縁膜が形成されたウエハは、これらの膜の形成された面の側に反った状態となる。このため研磨に際しウエハを研磨パッド12に押しつけたとき、反りが一定程度残存し、外周部がより研磨されやすくなる。
【0013】
以上のように、プロセス上の要因によって外周部の方が内周部よりも研磨が過剰に進行しやすくなるため、ウエハ面内の全体について平坦化を完了させるにはオーバー研磨時間をより長くとらざるを得ないこととなる。このためディッシングやエロージョンがより顕著になるのである。
【0014】
このようにディッシングやエロージョンが顕著になると、銅配線の膜厚が減少して配線抵抗が上昇する。また、各銅配線の膜厚の相違が大きくなり、配線抵抗値がばらつくこととなる。この膜厚の相違は、特にウエハ外周部と内周部において顕著となる。
【0015】
銅配線を形成するためには、CMPを利用したいわゆるダマシンプロセスによるのが一般的であるが、その際、上述したディッシングやエロージョンの発生を防止することが重要な技術的課題となっている。かかる技術的課題を解決するべく、CMPプロセスの改良、特に研磨液の選択や研磨終点の検出方法等に関し種々の検討がなされてきた。しかしながら、これらの方法ではディッシングやエロージョンを十分に防止することは困難であった。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、埋め込み銅配線を形成する際、ディッシングやエロージョンの発生を防止し、配線抵抗値の上昇および配線抵抗値のばらつきを防止することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
従来、ディッシングやエロージョンの対策は、主としてCMPプロセスの改良という観点からなされてきた。これに対し、本発明は、銅配線の平面方向のレイアウトを制御することにより、ディッシングやエロージョンを防止するものである。配線のレイアウトの工夫によりディッシングやエロージョンを防止するという検討はこれまでほとんどなされてこなかったが、本発明者の検討によれば、配線占有率やライン/スペース比を従来の配線設計とは異なる領域の値に設定することによりディッシングやエロージョンを効果的に防止できることが明らかになった。本発明はかかる知見に基づきなされたものである。以下、本発明の構成および作用について説明する。
【0018】
本発明によれば、絶縁膜中の凹部にバリアメタル膜を介して銅配線が埋め込まれてなる配線層を備えた半導体装置であって、該配線層の配線占有率が10〜60%であることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0019】
また本発明によれば、素子形成領域を含む半導体基板上に絶縁膜を成膜した後、該素子形成領域内の絶縁膜に凹部を形成する工程と、該凹部の内部にバリアメタル膜を成膜した後、該凹部を埋め込むように銅膜を形成する工程と、、化学的機械的研磨により該凹部以外の領域に形成された銅膜を除去して銅配線を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法であって、前記素子形成領域における前記銅配線の配線占有率を10〜60%とすることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0020】
従来の銅配線を含む半導体装置は、高集積化の観点から、配線占有率を高める方向で開発が進められてきた。これに対し、本発明においては配線占有率を10〜60%と低い値に設定している。このため、配線層をCMPを利用したプロセスで形成した場合においても、ディッシングやエロージョンを効果的に防止できる。CMPプロセスは、エッチング困難な銅を比較的簡便な工程でパターニングすることができ、銅配線を形成する上で種々の利点を有する。本発明の半導体装置の製造方法は、かかるCMPプロセスの有するディッシングおよびエロージョンの課題を解決するものであり、高品質および高生産性のプロセスを実現できる。また本発明の半導体装置は、配線占有率を上記範囲に設定した特定の構造を有するため、銅配線を形成する上で有利なCMPプロセスを利用した場合にもディッシングやエロージョンの発生が少なく、抵抗値が安定し、また、生産性も良好である。
【0021】
また本発明によれば、絶縁膜中の凹部にバリアメタル膜を介して銅配線が埋め込まれてなる配線層を備えた半導体装置であって、該配線層は、複数の銅配線が一方向のみに100μm以上にわたって延在するように形成された配線領域を含み、該配線領域における銅配線のライン/スペース比の平均値が4.5以下であることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0022】
また本発明によれば、素子形成領域を含む半導体基板上に絶縁膜を成膜した後、該素子形成領域内の所定の配線領域に、一方向のみに100μm以上にわたって延在する複数の凹部を形成する工程と、該凹部の内部にバリアメタル膜を成膜した後、凹部を埋め込むように銅膜を形成する工程と、化学的機械的研磨により前記凹部以外の領域に形成された銅膜を除去して複数の銅配線を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法であって、前記配線領域におけるライン/スペース比の平均値を4.5以下とすることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0023】
一般に、配線層は、複数の銅配線が一方向のみに100μm以上にわたって延在するように形成された配線領域(以下、領域(a)とよぶ)と、複数の銅配線が二以上の方向に延在するように形成された領域(以下、領域(b)とよぶ)とを含む形態で形成されることが多い。上記発明は、このうちの領域(a)について設計基準を設けたものである。本発明者の検討によれば、複数の銅配線が一方向のみに100μm以上にわたって延在するように形成された領域(a)に注目し、この領域について独自の設計基準を設ければ、一層効果的にディッシングやエロージョンを効果的に防止できることが明らかになった。上記発明は、かかる知見に基づきなされたものである。
【0024】
図1は領域(a)における配線のレイアウトの一例を示す図である。シリコン基板1上にシリコン窒化膜を介して配線層が形成されている。配線層は、シリコン酸化膜3中に複数の銅配線7が設けられた構成となっている。銅配線7は、それぞれ平行に、一方向のみに100μm以上にわたって延在するように形成されている。なお、実際には、銅配線7と絶縁膜3の間にバリアメタル膜が介在するが、図では省略されている。このような配置を有する領域(a)は、通常、メモリセルにおけるセル内領域やCPU等のロジック系ICにおけるコア領域の主要部分を構成する。
【0025】
一方、図2は領域(b)における配線のレイアウトの一例を示す図である。この配線層は、配線幅の広い主配線7a(VDDとVSS)と、主配線からトランジスタの拡散層8に導く副配線7bとを含んでおり、複数の銅配線が縦方向および横方向に配置されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明における配線層は、絶縁膜中の凹部にバリアメタル膜を介して銅配線が埋め込まれた構成を有している。ここで、絶縁膜としては、従来から用いられてきているシリコン酸化膜の他に、デバイスをより高速化するため、低誘電率の膜材料を利用することができる。例えば、ベンゾシクロブテン(BCB)膜、パリレン(Parylene)−N膜、サイトップ(CYTOP)膜などの有機膜、ゼロゲル(Xerogel)膜、HSQ(Hydrogen Silisesquioxane)膜などの無機膜、HMO(Hydrogen peroxide (H2O2) / Methylsilane-based CVD)膜などの有機無機複合膜がある。そのなかでも、HSQ膜(k=2.8〜3.2)は性能がより安定し、好適に用いられる。また、本発明におけるバリアメタル膜とは、接続孔内に埋め込まれた金属の拡散を防止する機能を有する膜をいう。バリアメタル膜を構成する材料としては、たとえば、Ti、TiN、TiSiN、W、WN、WSiN、Ta、TaN、TaSiN等が挙げられる。このうち、銅の拡散をより効果的に防止できる、Ta、TaN、またはTaSiNが好ましく用いられる。バリアメタル膜は、たとえば上記のような材料からなる、単一膜または二以上の膜からなる構成とする。
【0027】
本発明における配線層とは、絶縁膜中に銅配線が埋め込まれた層をいう。ここで「層」とは、同一工程で形成される銅配線を含む層をいう。たとえば図6(d)には、銅配線が4箇所に埋め込まれた断面形状が示されているが、これらの銅配線を含む層が、本発明にいう配線層に相当する。また、図3は多層配線の一例を示す断面模式図であるが、図中、最下層配線層25、第2配線層26、第3配線層27、第4配線層28、第5配線層29はいずれも絶縁膜中に銅配線が埋め込まれた形態を有しており、それぞれが本発明にいう「配線層」に該当する。
【0028】
本発明における配線占有率とは、上記のように定義された配線層の上面全体の面積に対する銅配線の面積比率をいう。たとえば図1(a)は、図1(b)の配線層上面を上から見た上面図であるが、この図1(a)において、全体を囲う矩形の面積に対する斜線部の面積の占める割合が、配線占有率となる。本発明においては、配線層の全体の配線占有率が、好ましくは60%以下、さらに好ましくは50%以下とする。これにより、ディッシングやエロージョンを防止でき、配線抵抗の上昇および配線抵抗値のばらつきを低減できる。また、配線占有率の下限については、配線密度の極端な減少を避けるため、10%以上とすることが望ましい。
図4は、配線占有率の異なる複数の配線層について配線膜厚と配線抵抗のばらつきの関係を求めた図である。図中の60、70、80および90%の数値は、配線占有率を示す。図に示された結果から、配線膜厚にかかわらず配線抵抗のばらつきに対して要求される10%の水準を満たすためには、配線占有率を60%以下とすればよいことがわかる。また、後述するように、寄生容量低減の観点より配線膜厚は350nm、あるいは300nm以下とすることが望まれるが、このような膜厚とした場合において配線抵抗ばらつきを10%以下とするためには、配線占有率を60%以下とすればよいことがわかる。
【0029】
本発明におけるライン/スペース比とは、配線幅を隣接配線間距離(配線間隔)で除した値をいう。たとえば図1において、LをSで除した値をいう。同一IC上にはライン/スペース比の異なる数種類の配線が形成される場合もある。なお、ライン/スペース比の異なる2種類の配線領域が隣接して設けられた場合は、各配線領域についてそれぞれライン/スペース比を求めるものとし、各配線領域の境界部分における値は無視するものとする。
【0030】
本発明において、複数の銅配線が一方向に100μm以上にわたって延在するように形成された配線領域(領域(a))を含む場合は、この領域について独自に設計基準を設けることが望ましい。すなわち、領域(a)において、銅配線のライン/スペース比を好ましくは4.5以下、より好ましくは4以下、最も好ましくは3以下とする。このようにすれば、実施例2で後述するように、ディッシングやエロージョンを効果的に防止でき、配線抵抗の上昇および配線抵抗値のばらつきを低減できる。なおライン/スペース比の下限については特に制限がないが、配線密度を考慮すれば0.5以上とすることが好ましい。
【0031】
また、領域(a)内にはライン/スペース比の異なる複数の配線が設けらることがあるが、この場合、ライン/スペース比の平均値だけでなく、その分布についても規定を設ければ、より顕著な効果が得られる。すなわち、ライン/スペース比の最大値を5以下とすれば、配線抵抗のばらつきを一層効果的に低減できる。実施例の項で後述するように、ライン/スペース比の値が5を超えると配線抵抗のばらつきが極端に大きくなるため、このような配線を除くことにより、より効果的に抵抗のばらつきを低減できるのである。
【0032】
以上述べた点を考慮してICのレイアウト設計を行うに際しては、たとえば以下のような手順にしたがうのがよい。
(ステップ1) IC全体を、100μm×100μmのエリアに分割する。
(ステップ2) 得られた複数のエリアのうち、複数の銅配線が一方向に100μm以上にわたって延在するように形成されたエリアを抽出する。
(ステップ3) ステップ2で抽出された複数のエリアについて、ライン/スペース比を所定の値に制御する。このとき、IC全体における配線層の配線占有率が60%以下となるようにする。
【0033】
ステップ1のように、全体を100μm×100μmのエリアに分割する方法を採用すれば、領域(a)をもれなく抽出し、ライン/スペース比の制御を確実に、かつ効率的に行うことができる。
【0034】
IC全体の面積に対する領域(a)の面積は、通常、60〜80%と高い値となることが多い。このため、領域(a)のライン/スペース比の設定により、配線層の配線占有率が決まることが多い。したがって、配線層の配線占有率は、上記ステップ3のライン/スペース比の調整により実質的に決定される場合が多い。
【0035】
ステップ2で抽出された複数のエリアは、ライン/スペース比の平均値が4.5以下となるように設定することが望ましい。また、当該エリアにおけるライン/スペース比の最大値を5以下とすることがより望ましい。
【0036】
本発明における銅配線を構成する銅配線の膜厚(平均値)は、350nm以下、より好ましくは300nm以下とする。下限については特に制限がないが、たとえば、50nm以上とする。膜厚が厚すぎると、隣接配線間の寄生容量が大きくなり、クロストークが発生し、高速動作の実現が困難となる。図5は、配線膜厚と動作速度との関係を示す図である。横軸は負荷配線長を示し、縦軸は回路遅延を示す。同一配線長に対し回路遅延が少ない方がより高速に動作することを示す。図のアルミ配線の膜厚は600nmである。銅配線を用いる主目的は、従来のアルミ配線よりも高速動作を実現することにあるが、このような利点を得るためには、膜厚350nm以下、望ましくは膜厚300nm以下とすればよいことがわかる。ところが、従来のプロセスを用いた場合、350nm以下とすると、ディッシングやエロージョンによる膜厚減少の影響が顕著に大きくなる。以上のことから、膜厚350nm以下、特に膜厚300nm以下の銅配線から構成される配線構造に本発明を適用した場合、膜減りを効果的に防止しつつ高速動作を実現でき、本発明の効果がより顕著に発揮される。
【0037】
本発明は多層配線に適用された場合、特に効果的である。この場合、半導体基板上に積層された複数の配線層のうちの一部の層が本願に規定する要件を満たすものであればよいが、特に、最下層の配線層を本願に規定する要件を満たすものとすることが望ましい。
【0038】
以下、多層配線構造について、図面を参照して説明する。図3は、ロジック系ICの多層配線構造を示す断面図である。半導体基板1上に、ゲート電極21、拡散層20などからなるMOSトランジスタが形成されている。このMOSトランジスタが形成された層の上に、銅配線23を含む最下層の配線層25が形成されている。最下層の配線層25は、拡散層22と、コンタクトプラグ22を介して接続している。最下層配線層25の上に、第2配線層26、第3配線層27、第4配線層28、第5配線層29がこの順で積層され、最上部にパッシベーション膜30が形成されている。このような多層配線構造とした場合、最下層の配線層25の設計が最も重要となる。最下層の配線層においてディッシングやエロージョンが発生すると、平坦性が悪化し、さらにその上に配線層が積層されるにつれて平坦性の悪化が顕著となる。すなわち、最下層の配線層でディッシングやエロージョンが発生した場合、上層の配線層で発生した場合に比べ、多層配線全体の平坦性が特に悪化するのである。このような平坦性の悪化が生じると、配線の断線が発生しやすくなったり、また、配線溝やスルーホールを形成する際のマスクの目合わせずれが起こりやすくなる。以上のことから、最下層の配線層について、配線占有率やライン/スペース比を好適に設定することが望ましい。なお、多層配線を構成するすべての配線層について、配線占有率やライン/スペース比を好適範囲に設定すれば、より効果的である。
【0039】
また、最下層の配線層については、クロストークの影響を特に排除する必要があり、かかる観点から、銅配線の膜厚を薄くする必要が生じる。通常、膜厚300nm程度の銅配線が形成される。ところが、このような膜厚とした場合、前述のようにディッシングやエロージョンによる膜減りの影響が顕著となり、この点からも最下層の配線層25の設計が最も重要となる。
【0040】
本発明の半導体装置において、配線層はCMPを利用したダマシンプロセスにより形成することができる。この場合、銅配線の上面は、CMPにより平坦化される。なおCMPの研磨液等については特に制限が無い。
【0041】
本発明における配線層は、探針パッド領域をさらに含んでいてもよい。探針パッド領域とは、銅配線の抵抗値のチェックを探針法により行う場合に、針先を接触させるパッドを設けた領域をいう。このような構成とした場合、探針パッド領域における配線占有率は、好ましくは70〜90%、より好ましくは75〜90%とする。このようにすれば、探針法により銅配線の抵抗値のチェックを行う場合、図20のように探針30の先端部が絶縁膜3上に乗り上げ、銅配線5からなる探針パッドとの接触不良が起こり測定が不正確になることがある。探針パッド領域における配線占有率を上記範囲とすれば、このような問題を解決することができる。前述のように、配線層全体の配線占有率については60%以下とすることが好ましいのであるが、この中に含まれる探針パッド領域については、上記したように高めの値とすることが望ましい。この点について、図14および図15を参照して説明する。これらの図において、横軸は配線占有率、縦軸は配線抵抗の測定値を示す。各パターンの探針パッド領域について、それぞれ4回繰り返し測定を行った。図に示す結果より、水準7(配線占有率68.75%)の探針パッドを用いた場合、他のものに比べ、極端に抵抗値が大きくなっている。以上のことから、探針パッド領域に関しては、配線占有率を70%以上とすることが望ましい。また、測定値の安定性を考慮すると、75%以上とすることがより好ましい。なお、上限については、レイアウトの制約上、90%以下とすることが好ましい。
【0042】
本発明の半導体装置の製造方法は、CMPプロセスを含む、いわゆるダマシン法を利用した銅配線の形成法に関するものである。本発明の半導体装置の製造方法においては、素子形成領域内における銅配線の占有率やライン/スペース比を適切な範囲に設定することが重要となる。なお、素子形成領域とは、ウエハ上のスクライブ線により区画された各領域をいい、後の工程でチップとして切り出される領域をいう。例えば図7に示される各矩形領域(チップ51、52)をいう。
【0043】
なお、本発明の製造方法における銅配線の形成プロセスは、配線層とスルーホールを別工程で形成するシングルダマシンプロセスであっても、これらを同一工程で形成するデュアルダマシンプロセスであってもよい。また、銅配線は、めっき法、CVD法、スパッタリング法等により成膜することができる。
【0044】
【実施例】
実施例1
本実施例では、銅配線が二以上の方向に延在するように形成された種々のパターンの銅配線(図8)を作製し、各パターンについて、ウエハ中央チップおよびウエハ端チップの銅配線の膜厚減少率を評価した。図8に評価パターンの平面図を示す。図中、黒塗りの部分が配線部であり、数値は配線占有率を示す。
【0045】
銅配線の形成は、図6に示す手順に従って行った。まず図6(a)に示すように、シリコン基板1上にシリコン窒化膜2(膜厚100nm)およびシリコン酸化膜3(膜厚1000nm)をこの順で形成し、ついでシリコン酸化膜3中にシリコン窒化膜2に到達する複数の凹部をドライエッチングにより形成した。
【0046】
次に図6(b)に示すように、全面にTaおよびTaNからなるバリアメタル膜4をスパッタリング法により堆積した。膜厚は15nmとした。つづいてこの上に、銅めっきを成長させるための銅からなるシード金属膜をスパッタリング法により堆積した(不図示)。つづいて基板を硫酸銅水溶液に浸漬して電解めっき法により銅膜5を形成し、その後、アニールを行った。銅膜5の膜厚は平坦部で900nm程度とした。この状態を図6(b)に示す。
【0047】
次にCMPにより銅膜5を研磨して基板表面を平坦化した。バリアメタル膜4露出後(図6(c))、さらに研磨を続け、図6(d)に示す状態とし、埋め込み配線を完成した。この段階で、銅膜5の膜厚は300nmとなった。
【0048】
以上のようにして、図8に示す種々のパターンの銅配線を作製した後、ウエハを各チップに切り出し、ウエハ中央チップおよびウエハ端チップの銅配線の膜厚減少率を評価した。膜厚減少率は、図19で示されるa/bの値で定義した。各チップの膜厚減少率を評価した結果を図9に示す。図9中のパターン1〜6は、図8に示したパターンに対応する。図9のウエハ中央チップとは、図7におけるウエハ50上のチップ51をいう。一方、ウエハ端チップとは、図7におけるウエハ上のチップをいう。
【0049】
全般的な傾向として、膜厚減少率は、ウエハ端チップでは高くウエハ中央部では低かったが、いずれにおいても、膜厚減少率の要求水準となる18%以下とするためには、配線占有率を60%以下とすればよいことがわかった。
【0050】
また、膜厚減少率に対するパターン形状の影響は、配線占有率の影響に比べて小さく、所定の膜厚を確保するためには配線占有率に注目し、これを制御することが有効であることが確認された。
【0051】
実施例2
本実施例では、図1に示すような、銅配線が一方向に100μm以上にわたって延在するように形成された領域を主領域として含む種々のパターンの銅配線を作製し、各パターンについて、ウエハ中央チップおよびウエハ端チップの銅配線の膜厚減少率を評価した。各パターンは、L/S値(Lは配線幅、Sは隣接配線間の配線間隔を示す。)の値がそれぞれ相違している。
【0052】
配線パターンを変えること以外は実施例1と同様にして銅配線の形成を行った。なお、銅配線の膜厚は実施例1と同様、300nmである。
【0053】
銅配線を作製した後、各パターンについてシート抵抗を測定した。ライン/スペース比は、各図中に示した。たとえば図10で、4/0.84とあるのは、配線幅(ライン)が4μm、配線間隔(スペース)が0.84μmであることを意味する。
【0054】
シート抵抗の測定は、2探針法および4探針法により行った。測定された抵抗値は、一本の配線についての抵抗値を示す。結果を図10〜図13に示す。図中、横軸はシート抵抗値、縦軸は累積確率を示す。このグラフの見方について、図10におけるL/S=4/0.84nm(図中の白丸)の場合を例にとって説明する。図中、多くの点のプロットされているが、これらはそれぞれシート抵抗測定値を示す。図を見ると、複数のシート抵抗値のうち70mΩ/□以下のものは約30%となっており、90mΩ/□以下のものは約85%となっていることがわかる。
【0055】
次に、シート抵抗値のばらつきに対するライン/スペース比の影響について説明する。図10において、L/S=2.52/0.84μm(ライン/スペース比が3)のものおよびL/S=1.12/0.84μm(ライン/スペース比が1.3)のものは、シート抵抗70〜90mΩ/□の領域において顕著に曲線が立ち上がっている。これは、極端に高い抵抗値が比較的少なく、抵抗値のばらつきが少ないことを示している。これらの測定値分布と比較して、L/S=4/0.84μm(ライン/スペース比が4.8)のものは、高抵抗値を示す領域における曲線の立ち上がりが少なく、抵抗値のばらつきが大きい結果となっている。
【0056】
本実施例において測定したシート抵抗のデータに関し、表1に、累積確率50%および90%に対応するシート抵抗値を示す。累積確率50%に対応する値は、シート抵抗の中央値に相当する。低抵抗化の観点より、この値を75mΩ/□以下とすることが望ましく、72mΩ/□以下とすることがさらに望ましい。一方、累積確率90%に対応する値は、シート抵抗のばらつきを示す指標となる。この値を90mΩ/□以下とすることが望ましく、85mΩ/□以下とすることがさらに望ましい。
【0057】
【表1】
Figure 0003645129
【0058】
以上の結果から、ライン/スペース比の値を4.5以下、好ましくは4以下とすることにより、シート抵抗値を低減し、抵抗値のばらつきを低減することができることがわかる。また、特にライン/スペース比を3以下とすれば、配線幅の大小にかかわらずシート抵抗値のばらつきを一層効果的に低減できることがわかる。たとえば、表中のNO.2、NO.5は配線幅2.52μmの例であり、表中のNO.8、NO.10は配線幅0.84μmの例であるが、いずれも抵抗値のばらつきは低減されている。
【0059】
また、ライン/スペース比が5を超えると、累積確率90%に対応するシート抵抗値が98を超える値となり、シート抵抗のばらつきが極端に大きくなる。このことから、同一IC上にライン/スペース比の異なる数種類の配線を設ける際には、ライン/スペース比の最大値を5以下とすることが望ましい。ライン/スペース比の極端に高い部分が存在すると、ディッシングやエロージョンの発生が顕著となり、抵抗値のばらつきが大きくなるからである。
【0060】
実施例3
半導体基板上に、MOSFETを形成し、その上に配線層を5層積層したロジック系ICを作製した。各配線層のプロファイルは以下の表のとおりである。
【0061】
【表2】
Figure 0003645129
【0062】
作製したICは、良好な高速動作性を示した。特に、銅配線の膜厚を設計どおりの値とすることができ、高周波回路動作におけるマッチング特性も良好となり、歩留まりが向上した。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、配線占有率やライン/スペース比を適切な範囲に設定しているため、ディッシングやエロージョンの発生を防止し、配線抵抗値の上昇および配線抵抗値のばらつきを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配線層のレイアウトの一例を示す図である。
【図2】配線層のレイアウトの一例を示す図である。
【図3】多層配線の断面模式図である。
【図4】配線膜厚と配線抵抗のばらつきの関係を示す図である。
【図5】配線膜厚と動作速度との関係を示す図である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法に係る銅配線の形成方法を示す図である。
【図7】実施例1の評価方法を説明するための図である。
【図8】実施例1における評価パターンの一覧図である。
【図9】配線占有率と銅配線の膜厚減少率との関係を示す図である。
【図10】ライン/スペース比と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図11】ライン/スペース比と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図12】ライン/スペース比と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図13】ライン/スペース比と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図14】探針パッド領域の配線占有率と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図15】探針パッド領域の配線占有率と配線抵抗値の関係を示す図である。
【図16】従来のの半導体装置の製造方法に係る銅配線の形成方法を示す図である。
【図17】CMP研磨装置の概略図である。
【図18】CMPプロセスにおいて、研磨液を供給したときのウエハ表面状態を示す図である。
【図19】ディッシングが生じた銅配線の断面図である。
【図20】探針法により抵抗測定を行った場合の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 シリコン窒化膜
3 シリコン酸化膜
4 バリアメタル膜
5 銅膜
7 銅配線
7a 主配線
7b 副配線
8 拡散層
10 ウエハ
11 ウエハキャリア
12 研磨パッド
13 供給口
14 研磨液
15 ポンプ
20 拡散層
21 ゲート電極
22 コンタクトホール
23 銅配線
24 スルーホール
25 最下層の配線層
26 第2配線層
27 第3配線層
28 第4配線層
29 第5配線層
30 探針パッド
50 ウエハ
51 チップ
52 チップ

Claims (1)

  1. 半導体基板上のシリコン酸化膜を原料とした絶縁膜に設けられた凹部にTaおよびTaNからなるバリアメタル膜を堆積し、銅膜を形成した後、化学的機械的研磨を用いて銅配線を形成する半導体装置の製造方法において、チップを100μm×100μmのエリアに分割し、得られた複数のエリアのうち、分割する前には複数の銅配線が一方向のみに100μm以上にわたって延在するように形成されていた配線領域のエリアを抽出し、この抽出された複数のエリアについて配線幅が4μm以下で、ライン/スペース比の平均値を4.5以下に制御し、同時に、配線層の膜厚が350nm以下であり、各積層の内、配線だけの層ごとの各エリアの配線占有率が60%以下、10%以上となるようにレイアウト設計を行い、このレイアウト設計に基づいて半導体基板上のシリコン酸化膜を原料とした絶縁膜に設けられた凹部にTaおよびTaNからなるバリアメタル膜を堆積し、銅膜を形成した後、化学的機械的研磨を用いて銅配線を形成する工程を有する半導体装置の製造方法。
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