JPH10273879A - 新規組成物および処理剤 - Google Patents
新規組成物および処理剤Info
- Publication number
- JPH10273879A JPH10273879A JP9170023A JP17002397A JPH10273879A JP H10273879 A JPH10273879 A JP H10273879A JP 9170023 A JP9170023 A JP 9170023A JP 17002397 A JP17002397 A JP 17002397A JP H10273879 A JPH10273879 A JP H10273879A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- monomer
- group
- carbon
- structural unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/06—Ethers; Acetals; Ketals; Ortho-esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/10—Esters; Ether-esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/18—Materials not provided for elsewhere for application to surfaces to minimize adherence of ice, mist or water thereto; Thawing or antifreeze materials for application to surfaces
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/21—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/263—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof
- D06M15/277—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof containing fluorine
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/21—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/285—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acid amides or imides
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M2200/00—Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
- D06M2200/10—Repellency against liquids
- D06M2200/11—Oleophobic properties
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M2200/00—Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
- D06M2200/10—Repellency against liquids
- D06M2200/12—Hydrophobic properties
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
〜30℃)の乾燥で高度な撥水撥油性を付与する組成物
を提供する。 【解決手段】 (A)(I)フルオロアルキル基を有し
かつ炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された
構成単位、(II)必要により存在する、フッ素原子を含
まず、ウレタンまたはウレア結合を2つ以上有し、かつ
炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成
単位、(III)必要により存在する、50℃以下のガラ
ス転移温度(Tg)を有する単量体から誘導された構成
単位、(IV)必要により存在する、親水基を有し、炭
素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成単
位、(V)必要により存在する、塩素原子を有し、炭素
−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位
を有する共重合体 (B)造膜助剤からなる組成物。
Description
撥油剤、および撥水撥油剤物品に関する。
付与する為、100℃以上の熱処理を必須工程とするも
のであったが、撥水撥油剤の加工性を改善する為、種々
の撥水撥油剤が提案されている。特公昭63−6751
1号公報はブロック化されたフルオロアルキル基を有す
る枝セグメントとジエン系共重合体からなる幹セグメン
トが結合してなるポリマーについて、また、特開昭58
−71977号公報はフルオロアルキル基を有する単量
体と架橋性単量体を必須成分とする共重合体について、
低い温度での熱処理工程で高度の撥水撥油性を付与する
撥水撥油剤であると開示しているが、いずれも室温で乾
燥した場合、撥水撥油性は不十分である。
クリレート/ポリアルキレングリコール(メタ)アクリ
レート/ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート共重合体とRf含有ポリアルコキシポリウレタンか
らなる組成物について、室温で乾燥した場合、高度の撥
水撥油性を付与する撥水撥油剤であると開示している
が、撥水性が不十分である。
与する為、熱処理を必須工程とするものであり、熱処理
無しでは十分な撥水撥油性を付与することはできなかっ
た。
は、熱処理工程を必要とすることなく、室温(0〜30
℃)で乾燥するだけで高度な撥水撥油性を付与する組成
物を提供することにある。本発明の他の目的は、該組成
物から成る撥水撥油物品を提供することにある。
撥水撥油性を付与する構成単位、(2)造膜助剤との相
溶性を付与する構成単位、(3)必要により存在する、
重合体のガラス転移温度を低下させる構成単位、(4)
必要により存在する、基材との親和性を付与する構成単
位を含有する2元以上の共重合体、(B)共重合体を溶
解もしくは膨潤させる有機溶剤である造膜助剤からなる
組成物を提供する。
(I)ウレタンまたはウレア結合を要すれば有していて
もよく、フルオロアルキル基を有しかつ炭素−炭素二重
結合を有する単量体から誘導された構成単位であってよ
い。造膜助剤との相溶性を付与する構成単位(2)は、
(II)フッ素原子を含まず、ウレタンまたはウレア結
合を有し、かつ炭素−炭素二重結合を有する単量体から
誘導された構成単位、または(III)その単独重合体が
50℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位であ
ってよい。重合体のガラス転移温度を低下させる構成単
位(3)は、(III)その単独重合体が50℃以下のガ
ラス転移温度(Tg)を有し、炭素−炭素二重結合を有
する単量体から誘導された構成単位であってよい。基材
との親和性を付与する構成単位(4)は、(IV)親水
基を有し、炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導
された構成単位、または(V)塩素原子を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位であ
ってよい。
レア結合を要すれば有していてもよく、フルオロアルキ
ル基を有しかつ炭素−炭素二重結合を有する単量体から
誘導された構成単位、(II)必要により存在する、フッ
素原子を含まず、ウレタンまたはウレア結合を有し、か
つ炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構
成単位、(III)必要により存在する、その単独重合体
が50℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、炭素−
炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、
(IV)必要により存在する、親水基を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、
(V)必要により存在する、塩素原子を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位を有
する共重合体、(B)共重合体を溶解もしくは膨潤させ
る有機溶剤である造膜助剤からなる組成物であって、共
重合体(A)において、構成単位(II)および構成単
位(III)の少なくとも一方が必須成分である組成物
を提供する。本発明の組成物は、処理剤、特に撥水撥油
剤として好適である。
が必須の成分である。構成単位(II)、(III)、構
成単位(IV)と構成単位(V)は存在しなくてもよい
任意構成単位である。ただし、構成単位(II)および
構成単位(III)の少なくとも一方は、必須成分であ
る。
は、例えば (a)構成単位(I)および(II)を有する共重合体 (b)構成単位(I)および(III)を有する共重合体 (c)構成単位(I)、(II)および(III)を有する
共重合体 (d)構成単位(I)、(II)ならびに(IV)およ
び/または(V)を有する共重合体、 (e)構成単位(I)、(III)ならびに(IV)およ
び/または(V)を有する共重合体、 (f)構成単位(I)、(II)、(III)ならびに
(IV)および/または(V)を有する共重合体 であってよい。本発明は、構成単位(I)、構成単位
(II)および構成単位(III)を必須成分とし、構成単
位(IV)および構成単位(V)を任意成分とする共重
合体を提供する。
ル基は、パーフルオロアルキル基であることが好まし
い。構成単位(I)はフルオロアルキル基を含有する(メ
タ)アクリル酸エステルから誘導された構成単位である
ことが好ましい。構成単位(I)を形成する単量体は、一
般式: Rf−R1−OCOC(R2)=CH2 [式中、Rfは3〜20個の炭素原子をもつ直鎖状または
分岐状のフルオロアルキル基、R1は1〜20個の炭素
原子をもつ直鎖状または分岐状のアルキレン基、−SO
2N(R3)R4−基または−CH2CH(OR5)CH2−基
(但し、R3は1〜10個の炭素原子をもつアルキル基、
R4は1〜10個の炭素原子をもつ直鎖状または分岐状
のアルキレン基、R5は水素原子または1〜10個の炭
素原子をもつアシル基である。)、R2は水素原子または
メチル基である。]で示されるものであることが好まし
い。
の例としては、以下のものが挙げられる。 CF3(CF2)7(CH2)10OCOCCH=CH2 CF3(CF2)7(CH2)10OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6CH2OCOCH=CH2 CF3(CF2)8CH2OCOC(CH3)=CH2 (CF3)2CF(CF2)6(CH2)2OCOCH=CH2 (CF3)2CF(CF2)8(CH2)2OCOCH=CH2 (CF3)2CF(CF2)10(CH2)2OCOCH=CH2 (CF3)2CF(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 (CF3)2CF(CF2)8(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 (CF3)2CF(CF2)10(CH2)2OCOC(CH3)=CH
2
H2 CF3(CF2)7SO2N(C2H5)(CH2)2OCOCH=C
H2 (CF3)2CF(CF2)8CH2CH(OCOCH3)CH2O
COC(CH3)=CH2 (CF3)2CF(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCOCH
=CH2 で示されるが、これらに限定されるものではない。
アルキル基を有する単量体(I)は、一般式: Rf1-X1-A1-CONH-Y1-NHCO-A2-O-C(=O)
-CR3=CH2 [式中、Rf1は炭素数4〜16個のフルオロアルキル基
であり、X1は−R1−、−CON(R2)−Q1−、または
−SO2N(R2)−Q1−であり、R1はアルキレン基、R
2は水素原子、または低級アルキル基、Q1はアルキレン
基であり、A1は、−O−、−S−、または−N(R2)−
であり、R2は水素原子または低級アルキル基であり、
Y1は芳香族または脂環族ジイソシアナートからイソシ
アナートを除いた残基であり、A2は2〜9個の炭素原
子を有しかつ1つ以上の酸素原子を含むことができる2
価の有機基であり、R3は水素原子またはメチル基を表
す。]で示されるものであってよい。ウレタンまたはウ
レア結合およびフルオロアルキル基を有する単量体
(I)の具体例は、次のとおりである。
ロアルキル基を有する構成単位(I)を形成する単量体
は、(I−a)少なくとも2つのイソシアネート基を有
する化合物、(I−b)1つの炭素−炭素二重結合およ
び少なくとも1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有
する化合物、(I−c)フルオロアルキル基を有しかつ
1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有する化合物を
反応させることによって得られる単量体、あるいは、イ
ソシアネート基を1つ有し、炭素−炭素二重結合を少な
くとも1つ有する化合物と化合物(I−c)とを反応させ
ることによって得られる単量体であってよい。
ア結合を有しかつ炭素−炭素二重結合を有する単量体
(II)は、(II−a)少なくとも2つのイソシアネート
基を有する化合物、および(II−b)1つの炭素−炭素
二重結合および少なくとも1つのヒドロキシル基または
アミノ基を有する化合物と、(II−c−1)少なくとも
1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有し、かつポリ
オキシアルキレン鎖またはポリシロキサン鎖を有する化
合物、または(II−c−2)少なくとも1つのヒドロキ
シル基またはアミノ基を有する化合物とを反応させるこ
とによって得られる単量体、あるいは、イソシアネート
基を1つ有し、炭素−炭素二重結合を少なくとも1つ有
する化合物と化合物(II−c−1)または(II−c−
2)とを反応させることによって得られる単量体であっ
てよい。化合物(II−a)の例は、以下のとおりであ
る。
ネートである。しかし、トリイソシアネートおよびポリ
イソシアネートも反応に使用できる。たとえば、ジイソ
シアネートの3量体、ポリメリックMDI(ジフェニル
メタジイソシアネート)、更には、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン、グリセリン等の多価アル
コールとジイソシアネートのアダクト体も反応に使用で
きる。
ートの例は、以下のとおりである。
る。Xは次の通りである。
を表し、後者の場合、ヘテロ原子、芳香族、脂環式化合
物を含んでいてもよい。R2はC1〜C6の直鎖状あるい
は分岐状のアルキレン基を示す。R3、R4は水素原子あ
るいはC1〜C6のアルキル基を表し、ヘテロ原子、芳香
族、脂環式化合物を含んでいてもよく、あるいはフッ素
変性、ポリエーテル変性、アルコール変性、アミノ変
性、エポキシ変性、エポキシ・エーテル変性、フェノー
ル変性、カルボキシル変性、メルカプト変性等の変性を
含んでいてもよい。nは1〜50の整数を示す。]で示
される化合物であってよい。好ましいR1基、R3基、R
4基はCH3であり、好ましいR2基はC2H4、C3H6で
ある。
ングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、末端シラノール基ジメチル
シリコーン、末端アミノ変性ジメチルシリコーンであ
る。
レン鎖およびポリシロキサン鎖の両方を有しない。化合
物(II−c−2)は、式: R2−OH R2−NH2 または R2−NH−R3 [式中、R2およびR3は、同一または異なって、C1〜
C22のアルキル基を表わし、ヘテロ原子、芳香族、脂環
式化合物を含んでいてもよい。]で示される化合物であ
る。好ましいR2基およびR3基は、C8H17、C
18H37、C4H9、シクロヘキシルである。
コール、2−エチルヘキシルアルコール、ラウリルアル
コール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、
ベンジルアルコール、シクロヘキシルアルコール、2−
エチルヘキシルアミン、ステアリルアミンである。
−c−1)あるいは(II−c−2)は、(II−a)がジ
イソシアネートの時、(II−a)1モルに対し、(II−
b)、(II−c−1)あるいは(II−c−2)を1モ
ル、(II−a)がトリイソシアネートの時、(II−a)
1モルに対し(II−b)を1モル、(II−c−1)ある
いは(II−c−2)を2モル反応させる。
二重結合または1つあるいは2つの炭素−炭素二重結合
を有し、ガラス転移温度(Tg)が50℃以下、例えば
30℃以下、特に0℃以下の単量体であってよい。「ガ
ラス転移温度(Tg)が50℃以下の単量体」とは、当
該単量体からなる単独重合体のガラス転移温度が50℃
以下であることを意味する。TgはPerkinElmer社製の
DSC 7型を用いて測定されたものである。
エン系モノマー、(メタ)アクリル酸エステル系モノマ
ーあるいはジ(メタ)アクリル酸エステル系モノマーで
あることが好ましい。(メタ)アクリル酸エステル系モ
ノマーは、一般式: CH2=CA1COOA2 または CH2=CA1COO(R1−O)n−A2 [式中、A1は水素原子またはメチル基、A2はC1〜C
30の直鎖状または分岐状のアルキル基、R1はC1〜C6
の直鎖状または分岐状のアルキレン基、nは1〜30の
整数である。]で示される化合物であってよい。
は、一般式: CH2=CA1COO(R1)nOOCA1C=CH2 または CH2=CA1COO(R1−O)n−OCA1C=CH2 [式中、A1は水素原子またはメチル基、R1はC1〜C6
の直鎖状または分岐状のアルキレン基、nは1〜30の
整数である。]で示される化合物であってよい。
ノマーの例は、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー
の例としては、セチルアクリレート、イソブチルメタク
リレート、ジ(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの
例としては、ポリエチレングリコール(4)ジアクリレ
ートである。0〜30℃のガラス転移温度を有するモノ
マーの例は、(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの
例としては、メチルアクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、セチルメタクリレートである。0℃以下のガラ
ス転移温度を有するモノマーとの例は、ジエン系として
は、イソプレン、1,3−ブタジエン、(メタ)アクリ
ル酸エステル系モノマーの例としては、エチルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、n−オクチルアクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−
ラウリル(メタ)アクリレートである。
し、炭素−炭素二重結合を有する単量体は、例えば、
式: CH2=CA1−C(=O)−X1−A2 [式中、A1は、水素原子またはメチル基、X1は、−O
−、−CH2−または−NH−、A2は、水素原子、親水
性基、または親水性基を含有する基である。]で示され
る化合物であってよい。親水性基の例は、水酸基、グリ
シジル基、エステル基、アミン基、ウレタン基、ホスフ
ェート基、スルフェート基などである。
は、グリシジルメタクリレート、ヒドロキシプロピルモ
ノメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、グリセロールモノメタクリレート、β−アクリロイ
ルオキシエチルハイドロジェンサクシネート、β−メタ
クリロイルオキシエチルハイドロジェンフタレート、2
−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−
アクリロイロキシエチルフタル酸、2−アクリロイロキ
シエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、メタクリル
酸ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、2−アクリロイロキシエチ
ルアシッドホスフェート、グルコシルエチルメタクリレ
ート、メタクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−アクリ
ロイロキシプロピルメタクリレート、2−メタクリロイ
ロキシエチルアシッドホスフェート、ヒドロキシピバリ
ン酸ネオペンチルグリコールジアクリレートである。
し、炭素−炭素二重結合を有する単量体は、例えば、
式: CY1Y2=CY3−Z [式中、Y1およびY2は水素原子またはフッ素原子、Y
3は水素原子、フッ素原子、塩素原子またはメチル基、
Zは塩素原子または塩素原子含有基である。]で示され
る化合物であってよい。構成単位(V)を構成する塩素
含有単量体の例は、塩化ビニル、塩化ビニリデン、3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、モノ
クロロトリフルオロエチレンなどである。
0〜1000000であることが好ましい。
の量が40〜90重量%、より好ましくは50〜80重
量%、構成単位(II)の量が60重量%以下、例えば5
〜60重量%、より好ましくは10〜50重量%、構成
単位(III)の量が60重量%以下、例えば1〜60重
量%、より好ましくは1〜50重量%構成単位(IV)
の量が30重量%以下、より好ましくは0.1〜20重
量%、構成単位(V)の量が30重量%以下、より好ま
しくは0.1〜20重量%であることが好ましい。
に存在することにより共重合体(A)の造膜を助けるも
のであり、共重合体(A)を溶解、膨潤または軟化させ
るものが好ましい。造膜助剤(B)は、(i)C1〜C
22のアルキル鎖を有するアルコール、グリコールエーテ
ル、ケトン、エーテル、エステル、あるいは(ii)直
鎖状または環状シリコーンであってよい。造膜助剤
(B)(i)は、フッ素原子、ヘテロ原子、芳香族環、
脂肪族環を含む化合物であってよい。
キル基を表し、ヘテロ原子、芳香族、脂環式化合物を含
んでいてもよく、あるいはフッ素変性、ポリエーテル変
性、アルコール変性、アミノ変性、エポキシ変性、エポ
キシ・エーテル変性、フェノール変性、カルボキシル変
性、メルカプト変性等の変性を含んでいてもよい。nは
1〜50の数を示す。]で示される化合物であってよ
い。
溶解度パラメーター(sp)値が5〜15、例えば、8
〜11の化合物が好適である。溶解度パラメーターは、
Fedorsの方法(R.F. Fedors, Polym. Eng. Sci., 14
(2),147(1974))により算出したものである。
解、膨潤または軟化させ、少量の熱量で共重合体(A)
を造膜させることにある。これにより熱処理工程を必要
とすることなく、高度の撥水撥油性を付与することがで
きる。造膜助剤は1種の化合物でもよく、2種以上を組
み合わせて使用してもよい。造膜助剤は重合溶媒と同一
でもよく、異なってもよい。
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、1−
メトキシ−2−プロパノール、酢酸ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、アジピン酸ジ−n−ブチル、ブ
チルカルビトールアセテート、オクタメチルトリシロキ
サン、デカメチルシクロペンタンシロキサンが挙げられ
る。
〜99.9重量部、特に40〜95重量部、例えば50
〜80重量部、造膜助剤(B) 0.1〜70重量部、
特に5〜60重量部、例えば20〜50重量部からなっ
ていてよい。
濁重合によって製造できる。特には、乳化重合が好まし
い。本発明の共重合体は、水性乳濁液中で製造すること
ができる。単量体を、水、乳化剤、要すれば有機溶媒を
用いて乳化重合する。造膜助剤(B)は乳化重合前また
は乳化重合後のいずれで添加してもよい。これらの混合
物を高圧乳化機等であらかじめ乳化させてから重合して
もよい。乳化剤としては、アニオン性、カチオン性ある
いはノニオン性の各種界面活性剤を使用することができ
る。
ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタ
ノールアミン、ココイルサルコシンナトリウム、ナトリ
ウムN−ココイルメチルタウリン、ポリオキシエチレン
ヤシアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ジエーテルヘキ
シルスルホコハク酸ナトリウム、α−オレフィンスルホ
ン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、パーフ
ルオロアルキルカルボン酸塩(商品名ユニダインDS−
101,102(ダイキン工業(株)製))などである。
(C12〜C22)ジメチルアンモニウムクロライド、アルキ
ル(ヤシ)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オ
クタデシルアミン酢酸塩、テトラデシルアミン酢酸塩、
牛脂アルキルプロピレンジアミン酢酸塩、オクタデシル
トリメチルアンモニウムクロライド、アルキル(牛脂)ト
リメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、アルキル(ヤシ)トリメチルア
ンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ビフェニルトリメチルアンモニウム
クロライド、アルキル(牛脂)イミダゾリン4級塩、テト
ラデシルメチルベンジルアンモニウムクロライド、オク
タデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジ
オレイルジメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシ
エチレンドデシルモノメチルアンモニウムクロライド、
ポリオキシエチレンアルキル(C12〜C22)ベンジルアン
モニウムクロライド、ポリオキシエチレンラウリルモノ
メチルアンモニウムクロライド、1−ヒドロキシエチル
−2−アルキル(牛脂)イミダゾリン4級塩、疎水基とし
てシロキサン基を有するシリコーン系カチオン界面活性
剤、疎水基としてフルオロアルキル基を有するフッ素系
カチオン界面活性剤(商品名:ユニダインDS−202
(ダイキン工業(株)製))などである。
チレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、
ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオ
キシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモ
ノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、
ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーンオイ
ル(商品名:SH3746、SH3748、SH374
9、SH3771(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製))、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加
物(商品名:ユニダインDS−401、DS−403(ダ
イキン工業(株)製)、フルオロアルキルエチレンオキシ
ド付加物(商品名:ユニダインDS−406(ダイキン工
業(株)製)、パーフルオロアルキルオリゴマー(商品名:
ユニダインDS−451(ダイキン工業(株))などであ
る。乳化重合で使用する有機溶媒の例は、下記に説明す
る溶液重合で使用する有機溶媒と同様のものである。
重合によって製造できる。有機溶媒の例は、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケ
トン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、アジ
ピン酸ジブチル、コハク酸ジブチルなどのエステル類、
エタノール、イソプロパノール、ブタノール、1,3−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオールなどのアル
コール類、パークロルエチレン、トリクレン、1,1−
ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン、
1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロパン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HC
FC−141b)などのハロゲン化炭化水素、オクタ
ン、石油、トルエン、キシレンなどの炭化水素、ジプロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチル
エーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ルジメチルエーテル、プロピレングリコール、エチレン
グリコールである。好ましい有機溶媒は、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸
エチル、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンなどで
ある。
重合開始剤、γ−線のような電離性放射線などを使用す
る。重合開始剤の例は、有機過酸化物、アゾ化合物、過
硫酸塩などである。有機過酸化物の例は、t−ブチルパ
ーオキシピバレート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネートである。
アゾ化合物の例は、2,2'−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒド
ロクロライド、2,2'−アゾビス(2−メチルブタンア
ミドオキシム)ジヒドロクロライド、2,2'−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)である。
る。処理剤は、撥水撥油剤であってよい。処理剤は共重
合体および造膜助剤、要すれば重合溶媒、希釈溶媒から
なる。希釈溶媒は、水、アルコール(例えば、アルカノ
ール)、ケトン、エステル、エーテル(例えばグリコー
ルエーテル)またはこれらの混合物であってよい。特に
希釈溶媒は水が好ましい。造膜助剤と希釈溶媒と重合溶
媒は異なったものであってよい。希釈溶媒と重合溶媒が
異なるものである場合に、処理剤とする前に、重合溶媒
を(蒸発などにより)除去してもよい。
て、炭素数1〜4の低級アルカノール、たとえば、メタ
ノール、エタノール、2−プロパノール、n−ブタノー
ル等が挙げられる。これらの低級アルカノールの中では
エタノールおよび2−プロパノールが安全性の点から好
ましい。アルカノールの炭素数が5以上では乾燥性が悪
いので好ましくない。これらの低級アルカノールは、1
種または2種以上を併用して使用することもできる。
ン、ミネラルターペン、酢酸エチル、トルエン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンといった溶剤も
危険の少ない範囲内で添加することができる。勿論、フ
ロン141b等の代替フロンを使用しても差し支えな
い。又、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルな
どのグリコールエーテル類も白化防止のために少量加え
ることも有効である。
物を配合することができる。その中でオルガノポリシロ
キサンは撥水性を高めることが出来るので重要である。
オルガノポリシロキサンとしては、シリコーンオイルや
シリコーンディスパージョンまたはそれらの混合物が使
用できる。シリコーンオイルは最も一般的には下記式:
ける粘度が0.65〜30万csの範囲にあるものであ
る。
−(CH3CH2)2OSi−、−(CH3)HOSi−、−(C6
H5)2OSi−、−(C6H5)(CH3)OSi−にしたものお
よびこれらの混合物などがある。又、主鎖であるSi−
O−Siの末端を水酸基で置換したものもある。更に
は、これらの側鎖を塩素化したものや、側鎖にアミノ
基、エポキシ基、ポリエーテル基、カルボキシル基、水
酸基、トリフロロアルキル基、アルコールエステル基、
アルキル基等を導入して変性させた各種の変性シリコー
ンオイルがある。又、シリコーンディスパージョンは重
合初期状態にあるシリコーン樹脂やシリコーンゴムを溶
剤に溶解したもので、加熱すると縮合をおこして三次元
網状構造の皮膜を形成するものである。本発明では以上
に挙げたものに限らず各種のオルガノポリシロキサンを
使用することが出来る。これらのオルガノポリシロキサ
ンには、多くの種類の市販品がある。市販品の例として
は、SH200、PRX413、SH8011、SD8
000(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製品名)、
KP−801M、KPN−3504(信越化学工業社製
品名)等が例示できる。オルガノポリシロキサンの配合
量としては、本発明の処理剤に対する量として約0.0
5〜約10重量%、好ましくは約0.5〜5重量%程度
配合されるのが望ましい。
昭62−6163号公報や特公昭63−33797号公
報に記載されているようなシミ残り防止剤、紫外線防止
剤、界面活性剤、殺菌剤、防虫剤、帯電防止剤、香料等
を配合することができる。又、さらに処理布を柔軟にし
たり、処理布の帯電を防止したり、撥水撥油性を改良し
たりする目的で帯電防止剤、アミノプラスト樹脂、アク
リルポリマー、天然ワックス、シリコーン樹脂等を本発
明の効果が阻害されない程度に配合することもさしつか
えない。
重合法によって調製した水性乳濁液型組成物からなって
いてよい。本発明の撥水撥油剤は、従来既知の方法によ
り被処理物に適用することができる。通常、該撥水撥油
剤を有機溶剤または水に分散して希釈して、被処理物に
対して浸漬塗布、スプレー塗布、泡塗布などのような方
法により、被処理物の表面に付着させ、乾燥する方法が
採られる。乾燥は室温(0〜30℃)放置(天日干し、
陰干し)でよく、家庭用乾燥機、アイロン、ドライヤー
を用いて加熱乾燥してもよい。また、必要ならば、適当
な架橋剤と共に適用し、キュアリングを行ってもよい。
さらに、本発明の撥水撥油剤に加えて、防虫剤、柔軟
剤、抗菌剤、難燃剤、帯電防止剤、塗料定着剤、防シワ
剤などを添加して併用することも可能である。浸漬塗布
の場合、浸漬液における共重合体の濃度は0.05〜1
0重量%であってよい。スプレー塗布の場合、処理液に
おける共重合体の濃度は0.1〜5重量%であってよ
い。
ル、固体、またはペーストの形態であってよい。撥水撥
油剤は、撥水撥油剤物品において使用してよい。撥水撥
油剤物品は、例えば、(a)撥水撥油剤のみ、(b)撥
水撥油剤および塗布器具、あるいは(c)撥水撥油剤お
よび撥水撥油剤を収容する容器からなってよい。
る撥水撥油剤物品は、例えば、(i)撥水撥油剤を、そ
の内部に充填した液体をその外部へ噴霧する機能を具備
した容器の中へ、充填してなる(例えばトリガー式容器
を使用した)撥水撥油剤物品、(ii)撥水撥油剤を、そ
の内部に充填した液体に圧力を掛けて外部へ送出する機
能を具備した容器の中へ、充填してなる(例えば手動式
ポンプ容器またはエアゾール式容器を使用した)撥水撥
油剤物品であってよい。また、エマルジョンに起泡剤を
添加して、(i)あるいは(ii)に示す容器の中へ充填
してなるムース形態の撥水撥油剤物品であってよい。ム
ース形態の撥水撥油剤とする場合、エマルジョンに添加
する起泡剤の例は、従来より知られる起泡性を有する陰
イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤、または非イオン性界面活性剤が好ましい。
リルスルホン酸ナトリウム塩、アルキル硫酸エステルナ
トリウム塩、アルキルスルホン酸ナトリウム塩、ジアル
キルスルホコハク酸ナトリウム塩、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリ
ウム塩、パーフルオロアルキルアミド−N−プロピオン
酸ナトリウム塩等が好ましい。
アリルトリメチルアンモニウム塩酸塩、アルキルトリメ
チルアンモニウム塩酸塩、アルキルジメチルアミン酢酸
塩等が好ましい。
ン、アルキルイミダゾリン等が好ましい。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエ
チレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール
脂肪酸エステル、ジメチルアルキルアミンオキシド、ビ
スヒドロキシエチルアルキルアミンオキシド、N−アル
キルモルホリンオキシド、ポリオキシエチレン脂肪酸ア
ルキロールアミド、ショ糖エステル糖が好ましい。
JIS K−3362にしたがって測定した場合に、起
泡性界面活性剤濃度を0.1重量%、測定温度30℃で
初期泡高が30mm以上であるものが好ましい。
100重量部に対して、0.007〜2重量部が好まし
い。これら撥水撥油剤物品を使用し、撥水撥油剤を、被
処理物に対して、噴霧、塗布又は浸漬する。塗布する場
合、スポンジ、ローラー、ハケ等の塗布具を使用してよ
く、これら塗布具が容器に具備されていてよい。
被処理物に対して、塗布する。固体である撥水撥油剤を
含んでなる撥水撥油剤物品は、口紅等にみられるスティ
ックタイプの容器の中へ充填してよく、カーワックス等
にみられるボックスタイプの容器の中へ充填してもよ
い。ペーストである撥水撥油剤を含んでなる撥水撥油剤
物品はハミガキ等にみられるチューブタイプの容器の中
へ充填してよく、カーワックス等にみられるボックスタ
イプの容器の中へ充填してもよい。塗布はスポンジ、ロ
ーラー、ハケ等の塗布具を使用してよく、これら塗布具
が容器に具備されていてよい。
用してよい。本発明の撥水撥油剤は、原液に噴射剤を加
えて容器に充填することにより容易にエアゾール化する
ことが出来る。噴射剤としては、液化石油ガス(LP
G)、プロパン、ブタン、ジメチルエーテル、炭酸ガ
ス、窒素ガス等が使用される。必要に応じてHFC−1
34a、HCFC−141b等の代替フロン等も用いられ
る。原液と噴射剤の重量比は、99.5/0.5〜30/
70、好ましくは99/1〜50/50である。
維製品であることが好ましい。繊維製品としては種々の
例を挙げることができる。例えば、綿、麻、羊毛、絹な
どの動植物性天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレンなどの合成繊維、レーヨン、ア
セテートなどの半合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ア
スベスト繊維などの無機繊維、あるいはこれらの混合繊
維が挙げられる。
あってもよい。本発明の撥水撥油剤で処理され得る被処
理物は、繊維製品の他、ガラス、紙、木、皮革、毛皮、
石綿、レンガ、セメント、金属および酸化物、窯業製品
(例えば、タイル)、プラスチック、塗面およびプラス
ター、ゴム、コルクなどを挙げることができる。
靴下、上着、ズボン、コート、レインコート、帽子、手
袋、靴、ブーツ、和服、式服、礼服、アクセサリー、ワ
イシャツ、ネクタイ、ベルト、スリッパ、ファスナー、
ペット用衣料;インテリア関連では、照明器具の外装、
椅子、ソファ、テーブル、タンス、食器棚、壁紙、壁
材、畳、床材、ふすま、障子、網戸、ガラス、カーテ
ン、カーペット、マット、ゴミ箱;キッチンまわり関連
では、レンジフード、シンク、カウンタートップ、換気
扇、テーブルクロス、三角コーナー、シンクゴミ受け、
コースター、エプロン;バス・トイレタリー関連では、
バスタブ、タイル、洗面器、湯桶、便器、ペーパーホル
ダー、おまる;
団;家電関連では、冷蔵庫の内・外装、洗濯機の内・外
装、AV機器の外装、電話の外装、エアコンの外装、掃
除機の外装;トラベル・レジャー用品関連では、スーツ
ケース、ランジェリーケース、洗面具ポーチ、化粧品ポ
ーチ;カー・バイク用品関連では、ガラス、ミラー、ラ
ンプ、シート、内張り、マット、ホイール、外装、トラ
ンク内張り、ワイパー;スポーツ・アウトドア用品関連
では、グローブ、手袋、野球グローブ、シューズ、帽
子、ウエア、ヘルメット、ラケット、ゴルフクラブ、バ
ット、スキー板、スノーボード、スケートボード、ビー
チ用品、ゴーグル、テント、寝袋、シート、水着、ウエ
ットスーツ、ボール、バック、リュック、釣り具;
布、鍵、携帯電話の外装、時計、メガネ、サングラス、
手帳、名刺、玩具、本、ゲーム機の外装、ペット用品、
楽器、ベビーカー、三輪車、自転車;公共施設関連関連
では、ポスト外装、電話ボックスなどが挙げられる。
具体的に説明する。部および%は特記しない限り重量部
および重量%を表わす。
撥水性および撥油性については次の様な尺度で示してあ
る。撥水性はJISL−1092のスプレー法による撥
水性No.(下記第1表参照)をもって表わす。撥油性は、
下記第2表に示された試験溶液を試料布の上、1滴(径
約5mm)置き、30秒間保持するか否かをもって撥油性
No.として表してある(AATCC TM118−19
92)。なお、撥水性No.に「+」印を付したものは性能
がわずかに良好なもの、「−」印を付したものは性能がわ
ずかに劣るものを示している。
は(II)の製造を製造例1〜3に示す。製造例1(生成物U1の製造) 攪拌器と温度計と還流冷却器と滴下ロートを備えたフラ
スコで2,4−トリレンジイソシアネート348gをメチ
ルイソブチルケトン(MIBK)348gに溶解し、窒
素パージ、攪拌をしながら80℃とする。80℃となっ
た時、ジブチルスズラウレート2滴を加えると同時に、
パーフルオロアルキルエチルアルコール(パーフルオロ
アルキル基はCF3(CF2)n(nの平均値は3.5)であ
る。)260gの滴下を始め、2時間かけてゆっくりと
滴下した。滴下終了後、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート260gを2時間かけてゆっくりと滴下した。滴
下終了後さらに80℃のまま2時間攪拌を続けた。その
後、減圧でMIBKを留去し、淡黄色透明の粘性液体8
68gが得られた。IRにより−NCO基が完全に消失
していることを確認し、1H−NMR、13C−NMRに
より−OHの消失、ウレタン結合の生成および2重結合
の存在の確認を行った。この生成物をU1とする。
考えられる:
ルモノメチルエーテルに替えて滴下した以外は製造例1
と同様に反応した。この生成物をU2とする。
考えられる:
ポリジメチルシロキサンに替えて滴下した以外は製造例
1と同様に反応した。この生成物をU3とする。
考えられる:
量体を使用した。
量体)35gおよび表3に示す単量体a(ウレタン結合
含有単量体)10g、イソプレン5g、ラウリルメルカ
プタン1g、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム1.
5g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル3.
5g、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル10
g、イオン交換水114gを加えて高圧ホモジナイザー
で予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温度計と還流
冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒素パージを
十分行った後、過硫酸アンモニウム0.3gを添加し、
重合を開始した。重合開始10時間後、U1が99%反
応したことをガスクロマトグラフィーで確認し、固形分
濃度30%のエマルションを得た。
よび製造例2で合成したU2(ウレタン結合含有単量
体)10g、イソプレン5g、ラウリルメルカプタン1
g、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム1.5g、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル3.5g、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル10g、イオ
ン交換水114gを加えて高圧ホモジナイザーで予備乳
化させた。この乳化液を撹拌器と温度計と還流冷却器を
備えたフラスコに移し、60℃で窒素パージを十分行っ
た後、過硫酸アンモニウム0.3gを添加し、重合を開
始した。重合開始10時間後、単量体bが99%反応し
たことをガスクロマトグラフィーで確認し、固形分濃度
30%のエマルションを得た。
結合含有単量体)を用いて製造例5の通りエマルション
重合を行い、固形分濃度30%のエマルションを得た。
よびステアリルアクリレート15g、ラウリルメルカプ
タン1g、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム1.5
g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル3.5
g、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル10
g、イオン交換水114gを加えて高圧ホモジナイザー
で予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温度計と還流
冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒素パージを
十分行った後、過硫酸アンモニウム0.3gを添加し、
重合を開始した。重合開始10時間後、単量体bが99
%反応したことをガスクロマトグラフィーで確認し、固
形分濃度30%のエマルションを得た。
に示す。
し、綿ブロード白布、ポリエステル/綿混紡ブロード白
布、ポリエステルトロピカル白布、ナイロンタフタ白布
に100g/m2となるようにこの液を均一にスプレー
した。スプレーはハンドスプレーを使用した。その後、
室温で24時間乾燥した。この処理生地について撥水撥
油試験を行った。試験結果を表5に示す。
は(II)の製造を製造例7〜10に示す。
スコで2,4−トリレンジイソシアネート200gをア
ジピン酸ジ−n−ブチル(DBA)441gに溶解し、
撹拌をしながら40℃とする。40℃となった時、ジブ
チルスズラウレート3滴を加えると同時に、パーフルオ
ロアルキルエチルアルコール(パーフルオロアルキル基
はCF3(CF2)n(nの平均値は7)である)533g
の滴下を始め、2時間掛けてゆっくりと滴下した。滴下
終了後、2−ヒドロキシエチルメタクリレート149g
を2時間掛けてゆっくりと滴下した。滴下終了後さらに
40℃のまま2時間撹拌を続け、淡黄色透明の粘性液体
1323gを得た。IRにより−NCO基が完全に消失
したことを確認し、1H−NMR、13C−NMRにより
−OHの消失、ウレタン結合の生成および2重結合の存
在の確認を行った。この生成物をX1とする。
えられる。
スコで2,4−トリレンジイソシアネート200gをア
ジピン酸ジ−n−ブチル(DBA)260gに溶解し、
撹拌をしながら40℃とする。40℃となった時、ジブ
チルスズラウレート3滴を加えると同時に、ジプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル170gの滴下を始
め、2時間掛けてゆっくりと滴下した。滴下終了後、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート149gを2時間掛
けてゆっくりと滴下した。滴下終了後さらに40℃のま
ま2時間撹拌を続け、淡黄色透明の粘性液体779gを
得た。IRにより−NCO基が完全に消失したことを確
認し、1H−NMR、13C−NMRにより−OHの消
失、ウレタン結合の生成および2重結合の存在の確認を
行った。この生成物をX2とする。
えられる。
スコで2,4−トリレンジイソシアネート200gをア
ジピン酸ジ−n−ブチル(DBA)217gに溶解し、
撹拌をしながら40℃とする。40℃となった時、ジブ
チルスズラウレート3滴を加えると同時に、2−ブタノ
ール85gの滴下を始め、2時間掛けてゆっくりと滴下
した。滴下終了後、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト149gを2時間掛けてゆっくりと滴下した。滴下終
了後さらに40℃のまま2時間撹拌を続け、淡黄色透明
の粘性液体651gを得た。IRにより−NCO基が完
全に消失したことを確認し、1H−NMR、13C−NM
Rにより−OHの消失、ウレタン結合の生成および2重
結合の存在の確認を行った。この生成物をX3とする。
えられる。
スコで2,4−トリレンジイソシアネート200gをア
ジピン酸ジ−n−ブチル(DBA)250gに溶解し、
撹拌をしながら40℃とする。40℃となった時、ジブ
チルスズラウレート3滴を加えると同時に、2−エチル
ヘキシルアルコール150gの滴下を始め、2時間掛け
てゆっくりと滴下した。滴下終了後、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート149gを2時間掛けてゆっくりと
滴下した。滴下終了後さらに40℃のまま2時間撹拌を
続け、淡黄色透明の粘性液体749gを得た。IRによ
り−NCO基が完全に消失したことを確認し、1H−N
MR、13C−NMRにより−OHの消失、ウレタン結合
の生成および2重結合の存在の確認を行った。この生成
物をX4とする。
えられる。
む撥水撥油剤の製造を製造例11〜17に示す。製造例
11〜17では特に表6および表7に示す単量体を使用
した。
アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)27.3gおよびラウ
リルメタクリレート6.5g、3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート0.8g、グルコシルエチ
ルメタクリレート(50%水溶液)0.3g、ラウリル
メルカプタン1.3g、ジ硬化牛脂アルキルジメチルア
ンモニウムクロライド(有効成分75%)0.4g、エ
タノール5g、イオン交換水200g、および造膜助剤
としてアジピン酸ジ−n−ブチル0.1g、ブチルカル
ビトールアセテート10.6g、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル10.4gを加えて高圧ホモジナ
イザーで予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温度計
と還流冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒素パ
ージを十分行った後、2,2'−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)ジヒドロクロライド0.1gを添加し、重合を
開始した。重合開始5時間後、X1が99%反応したこ
とをガスクロマトグラフィーで確認し、固形分濃度10
%のエマルションを得た。
び製造例10で合成したX4(ウレタン結合含有単量
体、66.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)31.5
g、ラウリルメルカプタン2.5g、ステアリルトリメ
チルアンモニウムクロライド(有効成分30%)0.4
g、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル0.
6g、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
0.4g、イオン交換水100g、および造膜助剤とし
てアジピン酸ジ−n−ブチル0.4gを加えて高圧ホモ
ジナイザーで予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温
度計と還流冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒
素パージを十分行った後、2,2'−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)ジヒドロクロライド0.3gを添加し、重
合を開始した。重合開始5時間後、単量体bが99%反
応したことをガスクロマトグラフィーで確認し、固形分
濃度30%のエマルションを得た。
びラウリルメタクリレート21.9g、ラウリルメルカ
プタン2.5g、ステアリルトリメチルアンモニウムク
ロライド(有効成分30%)0.4g、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル0.6g、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート0.4g、イオン交換
水100g、および造膜助剤としてアジピン酸ジ−n−
ブチル10.9gを加えて高圧ホモジナイザーで予備乳
化させた。この乳化液を撹拌器と温度計と還流冷却器を
備えたフラスコに移し、60℃で窒素パージを十分行っ
た後、2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒド
ロクロライド0.3gを添加し、重合を開始した。重合
開始5時間後、単量体bが99%反応したことをガスク
ロマトグラフィーで確認し、固形分濃度30%のエマル
ションを得た。
アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)38.2gおよびラウ
リルメタクリレート21.9g、ラウリルメルカプタン
2.5g、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド(有効成分30%)0.4g、ポリオキシエチレンオ
クチルフェニルエーテル0.6g、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート0.4g、イオン交換水10
0g、および造膜助剤としてアジピン酸ジ−n−ブチル
0.1gを加えて高圧ホモジナイザーで予備乳化させ
た。この乳化液を撹拌器と温度計と還流冷却器を備えた
フラスコに移し、60℃で窒素パージを十分行った後、
2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロ
ライド0.3gを添加し、重合を開始した。重合開始5
時間後、単量体bが99%反応したことをガスクロマト
グラフィーで確認し、固形分濃度30%のエマルション
を得た。
び表3に示す単量体a(ウレタン結合含有単量体)1
1.0gおよびラウリルメタクリレート11.0g、ラウ
リルメルカプタン2.5g、ステアリルトリメチルアン
モニウムクロライド(有効成分30%)0.4g、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル0.6g、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.4g、
イオン交換水110.9gを加えて高圧ホモジナイザー
で予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温度計と還流
冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒素パージを
十分行った後、2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)ジヒドロクロライド0.3gを添加し、重合を開始し
た。重合開始5時間後、単量体bが99%反応したこと
をガスクロマトグラフィーで確認し、固形分濃度30%
のエマルションを得た。
製造例8で合成したX2(ウレタン結合含有単量体、6
6.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)85g、ラウ
リルメタクリレート40g、3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレート7.5g、グルコシルエチル
メタクリレート(50%水溶液)5g、ラウリルメルカ
プタン12.5g、ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモ
ニウムクロライド(有効成分75%)3.5g、イオン
交換水1250g、および造膜助剤としてアジピン酸ジ
−n−ブチル1g、ブチルカルビトールアセテート86
g、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル84.
5gを加えて高圧ホモジナイザーで予備乳化させた。こ
の乳化液を撹拌器と温度計と還流冷却器を備えたフラス
コに移し、60℃で窒素パージを十分行った後、2,2'
−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド
0.5gを添加し、重合を開始した。重合開始5時間
後、単量体bが99%反応したことをガスクロマトグラ
フィーで確認し、固形分濃度15%のエマルションを得
た。
6.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)の代わりに製
造例9で合成したX3(ウレタン結合含有単量体、6
6.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)を用いて製造
例15の通り乳化重合を行い、固形分濃度15%のエマ
ルションを得た。
6.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)の代わりに製
造例10で合成したX4(ウレタン結合含有単量体、6
6.7%アジピン酸ジ−n−ブチル溶液)を用いて製造
例15の通り乳化重合を行い、固形分濃度15%のエマ
ルションを得た。
テアリルアクリレート15g、ラウリルメルカプタン1
g、ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライ
ド1.5g、イオン交換水114gを加えて高圧ホモジ
ナイザーで予備乳化させた。この乳化液を撹拌器と温度
計と還流冷却器を備えたフラスコに移し、60℃で窒素
パージを十分行った後、2,2'−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)ジヒドロクロライド0.3gを添加し、重合
を開始した。重合開始5時間後、単量体bが99%反応
したことをガスクロマトグラフィーで確認し、固形分濃
度30%のエマルションを得た。
られた組成物(撥水撥油剤)については以下に示す評価
を実施した。
油剤をイオン交換水で固形分4%に希釈し、綿ブロード
白布、ポリエステル/綿混紡ブロード白布、ポリエステ
ルトロピカル白布、ナイロンタフタ白布に100g/m
2となるようにこの液を均一にスプレーした。スプレー
はハンドスプレー(トリガー式容器)を使用した。その
後、室温で24時間乾燥した。この処理生地について撥
水撥油試験を行った。試験結果を表8および表9に示し
た。
油剤をイオン交換水で固形分4%に希釈し、エアゾール
缶に充填した。更に噴射剤としてCO2を充填し、容器
を密封した。撥水撥油剤と噴射剤の重量比は50/50
である。綿ブロード白布、ポリエステル/綿混紡ブロー
ド白布、ポリエステルトロピカル白布、ナイロンタフタ
白布に100g/m2となるように均一に噴霧し、その
後、室温で24時間乾燥した。この処理生地について撥
水撥油試験を行った。試験結果を表8および表9に示し
た。
油剤をイオン交換水で固形分4%に希釈し、その後、得
られたエマルション100%に対してアルキルトリメチ
ルアンモニウムクロライド1%を添加した。これを噴射
口に細孔ノズルを具備する容器に充填し、容器よりムー
ス状の処理剤を噴出させた。次にムース状の処理剤を綿
ブロード白布、ポリエステル/綿混紡ブロード白布、ポ
リエステルトロピカル白布、ナイロンタフタ白布に付着
させ、スポンジを用いて100g/m2となるように均
一に塗布し、その後、室温で24時間乾燥した。この処
理生地について撥水撥油試験を行った。試験結果を表8
および表9に示した。
造膜性に優れている。
Claims (35)
- 【請求項1】 (A)(1)撥水撥油性を付与する構成
単位、(2)造膜助剤との相溶性を付与する構成単位、
(3)必要により存在する、重合体のガラス転移温度を
低下させる構成単位、(4)必要により存在する、基材
との親和性を付与する構成単位を含有する2元以上の共
重合体、(B)共重合体を溶解もしくは膨潤させる有機
溶剤である造膜助剤からなる組成物。 - 【請求項2】 (A)(I)ウレタンまたはウレア結合
を要すれば有していてもよく、フルオロアルキル基を有
しかつ炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導され
た構成単位、(II)必要により存在する、フッ素原子を
含まず、ウレタンまたはウレア結合を有し、かつ炭素−
炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、
(III)必要により存在する、その単独重合体が50℃
以下のガラス転移温度(Tg)を有し、炭素−炭素二重
結合を有する単量体から誘導された構成単位、(IV)
必要により存在する、親水基を有し、炭素−炭素二重結
合を有する単量体から誘導された構成単位、(V)必要
により存在する、塩素原子を有し、炭素−炭素二重結合
を有する単量体から誘導された構成単位を有する共重合
体、(B)共重合体を溶解もしくは膨潤させる有機溶剤
である造膜助剤からなる組成物であって、 共重合体(A)において、構成単位(II)および構成
単位(III)の少なくとも一方が必須成分である組成
物。 - 【請求項3】 ウレタン結合を有しない構成単位(I)を
形成する単量体は、一般式: Rf−R1−OCOC(R2)=CH2 [式中、Rfは3〜20個の炭素原子をもつ直鎖状または
分岐状のフルオロアルキル基、R1は1〜20個の炭素
原子をもつ直鎖状または分岐状のアルキレン基、−SO
2N(R3)R4−基または−CH2CH(OR5)CH2−基
(但し、R3は1〜10個の炭素原子をもつアルキル基、
R4は1〜10個の炭素原子をもつ直鎖状または分岐状
のアルキレン基、R5は水素原子または1〜10個の炭
素原子をもつアシル基である。)、R2は水素原子または
メチル基である。]で示されるものである請求項1記載
の組成物。 - 【請求項4】 ウレタンまたはウレア結合を有し、フル
オロアルキル基を有する構成単位(I)を形成する単量体
は、(I−a)少なくとも2つのイソシアネート基を有
する化合物、(I−b)1つの炭素−炭素二重結合およ
び少なくとも1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有
する化合物、(I−c)フルオロアルキル基を有しかつ
1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有する化合物を
反応させることによって得られる単量体である請求項1
記載の組成物。 - 【請求項5】 構成単位(II)を形成する単量体は、(II
−a)少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合
物、および(II−b)1つの炭素−炭素二重結合および
少なくとも1つのヒドロキシル基またはアミノ基を有す
る化合物と、(II−c−1)少なくとも1つのヒドロキ
シル基またはアミノ基を有し、かつポリオキシアルキレ
ン鎖またはポリシロキサン鎖を有する化合物、または
(II−c−2)少なくとも1つのヒドロキシル基または
アミノ基を有する化合物とを反応させることによって得
られる単量体である請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 構成単位(III)を形成する単量体は、共
役二重結合または1つあるいは2つの炭素−炭素二重結
合を有し、その単独重合体のガラス転移温度(Tg)が
50℃以下の単量体である請求項2記載の組成物。 - 【請求項7】 構成単位(III)が、ガラス転移温度(T
g)が30℃以下の単量体により誘導されている請求項
2記載の組成物。 - 【請求項8】 構成単位(III)が、ガラス転移温度(T
g)が0℃以下の単量体により誘導されている請求項2
記載の組成物。 - 【請求項9】 造膜助剤(B)の25℃における溶解度
パラメーター(sp)値が5〜15である請求項1記載
の組成物。 - 【請求項10】 造膜助剤(B)の25℃における溶解
度パラメーター(sp)値が8〜11である請求項1記
載の組成物。 - 【請求項11】 造膜助剤(B)は、アルコール、グリ
コールエーテル、直鎖状または環状シリコーン、エステ
ル、ジエステル、ケトン、エーテルから選ばれる1種ま
たは2種以上である請求項1に記載の組成物。 - 【請求項12】 造膜助剤(B)は、グリコールエーテ
ル、エステル、ジエステルから選ばれる1種または2種
以上である請求項1に記載の組成物。 - 【請求項13】 ノニオン性、カチオン性またはアニオ
ン性の乳化剤の存在下に、水を主体とする媒体中に分散
した水性分散液状態にある請求項1記載の組成物。 - 【請求項14】 カチオン性の乳化剤の存在下に、水を
主体とする媒体中に分散した水性分散液状態にある請求
項1記載の組成物。 - 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物からなる撥水撥油剤。 - 【請求項16】 請求項15記載の撥水撥油剤を被処理
物に対して、噴霧、塗布又は浸漬することを特徴とする
撥水撥油処理方法。 - 【請求項17】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を主成分としたエマルジョンの形態で存在する撥水
撥油剤。 - 【請求項18】 請求項17記載の撥水撥油剤および塗
布器具からなる撥水撥油剤物品。 - 【請求項19】 請求項17記載の撥水撥油剤を、その
内部に充填した液体をその外部へ噴霧する機能を具備し
た容器の中へ、充填してなる撥水撥油剤物品。 - 【請求項20】 請求項17記載の撥水撥油剤を、その
内部に充填した液体を圧力を利用して外部へ送出する機
能を具備した容器の中へ、充填してなる撥水撥油剤物
品。 - 【請求項21】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を主成分とした泡又はムース状の形態で存在する撥
水撥油剤。 - 【請求項22】 請求項21記載の撥水撥油剤を、その
内部に充填した液体を発泡させて外部へ送出する機能を
具備した容器の中へ、充填してなる撥水撥油剤物品。 - 【請求項23】 請求項18〜20、22のいずれかに
記載の撥水撥油剤物品を使用し、請求項1〜14のいず
れかに記載の組成物を、被処理物に対して、噴霧、塗布
又は浸漬することを特徴とする撥水撥油処理方法。 - 【請求項24】 請求項23に記載の処理方法で被処理
物を処理した後、水を乾燥させる処理方法。 - 【請求項25】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を主成分としたエアゾールの形態で存在する撥水撥
油剤。 - 【請求項26】 請求項25記載の撥水撥油剤からなる
撥水撥油剤物品。 - 【請求項27】 請求項25記載の撥水撥油剤を、その
内部に充填した液体をその外部へ噴霧する機能を具備し
た容器の中へ、充填してなる撥水撥油剤物品。 - 【請求項28】 請求項27に記載の撥水撥油剤物品を
使用し、請求項1〜14のいずれかに記載の組成物を、
被処理物に対して、噴霧することを特徴とする撥水撥油
処理方法。 - 【請求項29】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を主成分とした固体状の形態で存在する撥水撥油
剤。 - 【請求項30】 請求項29記載の撥水撥油剤からなる
撥水撥油剤物品。 - 【請求項31】 請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を主成分とした練り状の形態で存在する撥水撥油
剤。 - 【請求項32】 請求項31記載の撥水撥油剤からなる
撥水撥油剤物品。 - 【請求項33】 請求項30又は32に記載の撥水撥油
剤物品を使用し、請求項1〜14のいずれかに記載の組
成物を、被処理物に対して、塗布することを特徴とする
撥水撥油処理方法。 - 【請求項34】 (I)ウレタンまたはウレア結合を要
すれば有していてもよく、フルオロアルキル基を有しか
つ炭素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構
成単位、(II)フッ素原子を含まず、ウレタンまたはウ
レア結合を有し、かつ炭素−炭素二重結合を有する単量
体から誘導された構成単位、(III)その単独重合体が
50℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、
(IV)必要により存在する、親水基を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、な
らびに(V)必要により存在する、塩素原子を有し、炭
素−炭素二重結合を有する単量体から誘導された構成単
位を有する共重合体。 - 【請求項35】 (A)(I)一般式: Rf−R1−OCOC(R2)=CH2 [式中、Rfは3〜20個の炭素原子をもつ直鎖状または
分岐状のフルオロアルキル基、R1は1〜20個の炭素
原子をもつ直鎖状または分岐状のアルキレン基、−SO
2N(R3)R4−基または−CH2CH(OR5)CH2−基
(但し、R3は1〜10個の炭素原子をもつアルキル基、
R4は1〜10個の炭素原子をもつ直鎖状または分岐状
のアルキレン基、R5は水素原子または1〜10個の炭
素原子をもつアシル基である。)、R2は水素原子または
メチル基である。]で示される単量体から誘導された構
成単位、(II)フッ素原子を含まず、ウレタンまたはウ
レア結合を有し、かつ炭素−炭素二重結合を有する単量
体から誘導された構成単位、(III)その単独重合体が
50℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、炭素−炭
素二重結合を有する単量体から誘導された構成単位、
(IV)必要により存在する、式: CH2=CA1−C(=O)−X1−A2 [式中、A1は、水素原子またはメチル基、X1は、−O
−、−CH2−または−NH−、A2は、水素原子、親水
性基、または親水性基を含有する基である。]で示され
る単量体から誘導された構成単位、ならびに(V)必要
により存在する、式: CY1Y2=CY3−Z [式中、Y1およびY2は水素原子またはフッ素原子、Y
3は水素原子、フッ素原子、塩素原子またはメチル基、
Zは塩素原子または塩素原子含有基である。]で示され
る単量体から誘導された構成単位を有する共重合体。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17002397A JP3982012B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-06-26 | 新規組成物および処理剤 |
TW087101028A TW530106B (en) | 1997-01-30 | 1998-01-26 | Novel water-and oil-repellent composition and the use thereof |
DE69836008T DE69836008T2 (de) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Zusammensetzung und behandlungsmittel |
EP98901015A EP0964032B1 (en) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Composition and treating agent |
US09/355,673 US6750277B1 (en) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Composition and treatment agent |
CA002278251A CA2278251C (en) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Water and oil repellent composition |
EP04026270A EP1535966A1 (en) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Water and oil repellent composition |
PCT/JP1998/000334 WO1998033854A1 (fr) | 1997-01-30 | 1998-01-28 | Composition et agent de traitement nouveaux |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-16533 | 1997-01-30 | ||
JP1653397 | 1997-01-30 | ||
JP17002397A JP3982012B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-06-26 | 新規組成物および処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273879A true JPH10273879A (ja) | 1998-10-13 |
JP3982012B2 JP3982012B2 (ja) | 2007-09-26 |
Family
ID=26352891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17002397A Expired - Fee Related JP3982012B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-06-26 | 新規組成物および処理剤 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6750277B1 (ja) |
EP (2) | EP1535966A1 (ja) |
JP (1) | JP3982012B2 (ja) |
CA (1) | CA2278251C (ja) |
DE (1) | DE69836008T2 (ja) |
TW (1) | TW530106B (ja) |
WO (1) | WO1998033854A1 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022122A1 (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Daikin Industries, Ltd. | 撥水撥油剤組成物 |
CN1315875C (zh) * | 2002-01-31 | 2007-05-16 | 旭硝子株式会社 | 水性分散液 |
JP2007532700A (ja) * | 2004-03-25 | 2007-11-15 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フルオロケミカル組成物、およびそれを用いて基材を処理するための方法 |
JP2008509265A (ja) * | 2004-08-13 | 2008-03-27 | ホルメンコル スポルト−テクノロジーズ ゲーエムベーハー ウント コーポレーション カーゲー | スポーツ用品のための潤滑剤 |
US7709563B2 (en) | 2001-01-30 | 2010-05-04 | Daikin Industries, Ltd. | Aqueous dispersion type fluorine-containing water- and-oil repellent composition having a polymer of a perfluoroalkyl group- containing etheylenically unsaturated monomer, a nonionic surfactant ana cationic surfactant, and preparation and use thereof |
WO2012147625A1 (ja) | 2011-04-27 | 2012-11-01 | 旭硝子株式会社 | 撥水撥油剤組成物、その製造方法および物品 |
JP2013209763A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toray Ind Inc | 繊維構造物 |
JP2016502564A (ja) * | 2012-10-04 | 2016-01-28 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH | フッ素を含む非水性被覆剤組成物、その被覆剤組成物の被覆方法ならびにその使用 |
JP2018536729A (ja) * | 2015-10-02 | 2018-12-13 | ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー | コーティングを混合させた疎水性組成物 |
US11274220B2 (en) | 2015-10-02 | 2022-03-15 | The Chemours Company Fc, Llc | Hydrophobic extenders in non-fluorinated surface effect coatings |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7008993B1 (en) * | 2000-05-18 | 2006-03-07 | Evan Galen | Oil and water repellent compositions and methods of application thereof |
AU2002213097A1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-04-22 | Wells Lamont Industry Group, Inc. | Processes and compositions for treating fabric |
US7147669B2 (en) * | 2001-04-25 | 2006-12-12 | Daikin Industries, Ltd. | Water- and oil-repellent treatment of textile |
WO2005007966A1 (en) * | 2003-07-08 | 2005-01-27 | Scheidler Karl J | Methods and compositions for improving light-fade resistance and soil repellency of textiles and leathers |
US7824566B2 (en) | 2003-07-08 | 2010-11-02 | Scheidler Karl J | Methods and compositions for improving light-fade resistance and soil repellency of textiles and leathers |
JP2007523971A (ja) | 2003-12-31 | 2007-08-23 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 撥水撥油性フルオロアクリレート |
DK1781683T3 (da) * | 2004-08-24 | 2012-02-06 | Btg Int Ltd | Fremgangsmåde til fremstilling af 17-vinyl-triflater som halvfabrikata |
US8449663B2 (en) * | 2004-11-08 | 2013-05-28 | Zep Ip Holding Llc | Wax composition, method for manufacturing, and method for waxing |
US7411020B2 (en) * | 2004-12-28 | 2008-08-12 | 3M Innovative Properties Company | Water-based release coating containing fluorochemical |
US7253241B2 (en) * | 2004-12-28 | 2007-08-07 | 3M Innovative Properties Company | Fluorochemical containing low adhesion backsize |
US20060142530A1 (en) * | 2004-12-28 | 2006-06-29 | Moore George G | Water- and oil-repellent fluorourethanes and fluoroureas |
US7345123B2 (en) * | 2004-12-28 | 2008-03-18 | 3M Innovative Properties Company | Fluoroacrylate-multifunctional acrylate copolymer compositions |
US7279210B2 (en) * | 2005-09-07 | 2007-10-09 | 3M Innovative Properties Company | Curable compositions, methods of making and using the same, and articles therefrom |
US7560166B2 (en) * | 2005-12-28 | 2009-07-14 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive article, composite article, and methods of making the same |
US8263677B2 (en) * | 2009-09-08 | 2012-09-11 | Creative Nail Design, Inc. | Removable color gel basecoat for artificial nail coatings and methods therefore |
US8492454B2 (en) | 2009-10-05 | 2013-07-23 | Creative Nail Design, Inc. | Removable color layer for artificial nail coatings and methods therefore |
US8541482B2 (en) | 2009-10-05 | 2013-09-24 | Creative Nail Design, Inc. | Removable multilayer nail coating system and methods therefore |
US8057693B1 (en) | 2010-07-26 | 2011-11-15 | Arrowstar, Llc | Compositions and methods for imparting liquid repellency and dry soil resistance to fibers and articles thereof |
CN103501755A (zh) | 2011-03-07 | 2014-01-08 | 创意指甲设计公司 | 用于可uv固化的化妆品指甲涂层的组合物和方法 |
JPWO2012140817A1 (ja) * | 2011-04-15 | 2014-07-28 | バンドー化学株式会社 | テンショナ |
DE102012020053A1 (de) * | 2012-10-12 | 2014-04-17 | Brauns-Heitmann Gmbh & Co. Kg | Zubereitung für eine Appretur von Flächengebilden |
US9221939B2 (en) * | 2013-06-14 | 2015-12-29 | Benq Materials Corporation | Fluoro-containing ether monomer for fabricating contact lenses, contact lenses materials and contact lenses obtained therefrom |
CN110382651B (zh) * | 2017-03-07 | 2022-06-28 | 昭和电工株式会社 | 拒油剂组合物 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB583451A (en) | 1943-10-28 | 1946-12-18 | British Thomson Houston Co Ltd | Improvements in and relating to electric phase-comparing circuits |
JPS57181219A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-08 | Citizen Watch Co Ltd | Manufacture of quartz oscillator |
JPS57180680A (en) | 1981-05-01 | 1982-11-06 | Asahi Glass Co Ltd | Water- and oil-repellant excellent in film formability at low temperature |
JPS5859278A (ja) | 1981-10-06 | 1983-04-08 | Lion Corp | 撥水撥油剤組成物 |
JPS5871977A (ja) | 1981-10-23 | 1983-04-28 | Asahi Glass Co Ltd | 低温キユア型撥水撥油剤 |
FR2590895B1 (fr) | 1985-12-03 | 1988-01-15 | Atochem | Monomeres acryliques fluores, polymeres en derivant et leur application comme agents hydrophobes et oleophobes |
US5144056A (en) | 1985-12-03 | 1992-09-01 | Atochem | Fluorinated acrylic monomers as hydrophobic and oleophobic agents |
JP2920916B2 (ja) | 1988-07-01 | 1999-07-19 | ダイキン工業株式会社 | 防湿性電子部品 |
JPH0768511B2 (ja) | 1989-02-15 | 1995-07-26 | 大日精化工業株式会社 | 撥水撥油剤 |
US5068295A (en) * | 1989-02-15 | 1991-11-26 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | Water and oil repellants |
JPH0756020B2 (ja) | 1990-07-20 | 1995-06-14 | 旭硝子株式会社 | フッ素系撥水撥油剤 |
JP2968366B2 (ja) | 1991-02-27 | 1999-10-25 | 旭硝子株式会社 | 撥水撥油剤組成物 |
US5350795A (en) | 1991-07-10 | 1994-09-27 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Aqueous oil and water repellent compositions which cure at ambient temperature |
JP3148326B2 (ja) | 1992-01-31 | 2001-03-19 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 高度な安定性を有するパーフルオロアルキル基含有共重合体非水分散液の製造方法 |
JP3280100B2 (ja) | 1992-11-26 | 2002-04-30 | 三菱化学株式会社 | 共重合体組成物および当該組成物を塗布した樹脂製品 |
US5344903A (en) | 1993-04-14 | 1994-09-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Water- and oil-repellent fluoro(meth)acrylate copolymers |
JPH07118596A (ja) | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Daikin Ind Ltd | 撥水撥油剤組成物およびその製法 |
JP3403479B2 (ja) | 1994-02-15 | 2003-05-06 | 花王株式会社 | 撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理方法 |
JP3629753B2 (ja) * | 1994-05-16 | 2005-03-16 | 旭硝子株式会社 | 水分散型防汚加工剤 |
JPH0987457A (ja) | 1995-07-17 | 1997-03-31 | Mitsubishi Chem Corp | 共重合体及び共重合体組成物並びに被覆成形物 |
CN1113913C (zh) | 1996-06-13 | 2003-07-09 | 大金工业株式会社 | 新型共聚物及其制造方法和用途 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17002397A patent/JP3982012B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-01-26 TW TW087101028A patent/TW530106B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-01-28 EP EP04026270A patent/EP1535966A1/en not_active Withdrawn
- 1998-01-28 US US09/355,673 patent/US6750277B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-01-28 WO PCT/JP1998/000334 patent/WO1998033854A1/ja active IP Right Grant
- 1998-01-28 EP EP98901015A patent/EP0964032B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-01-28 DE DE69836008T patent/DE69836008T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-01-28 CA CA002278251A patent/CA2278251C/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7709563B2 (en) | 2001-01-30 | 2010-05-04 | Daikin Industries, Ltd. | Aqueous dispersion type fluorine-containing water- and-oil repellent composition having a polymer of a perfluoroalkyl group- containing etheylenically unsaturated monomer, a nonionic surfactant ana cationic surfactant, and preparation and use thereof |
CN1315875C (zh) * | 2002-01-31 | 2007-05-16 | 旭硝子株式会社 | 水性分散液 |
JP2007532700A (ja) * | 2004-03-25 | 2007-11-15 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フルオロケミカル組成物、およびそれを用いて基材を処理するための方法 |
JP2008509265A (ja) * | 2004-08-13 | 2008-03-27 | ホルメンコル スポルト−テクノロジーズ ゲーエムベーハー ウント コーポレーション カーゲー | スポーツ用品のための潤滑剤 |
WO2006022122A1 (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Daikin Industries, Ltd. | 撥水撥油剤組成物 |
JPWO2006022122A1 (ja) * | 2004-08-25 | 2008-05-08 | ダイキン工業株式会社 | 撥水撥油剤組成物 |
US7820745B2 (en) | 2004-08-25 | 2010-10-26 | Daikin Industries, Ltd. | Water-repellent/oil-repellent composition |
JP4816455B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2011-11-16 | ダイキン工業株式会社 | 撥水撥油剤組成物 |
WO2012147625A1 (ja) | 2011-04-27 | 2012-11-01 | 旭硝子株式会社 | 撥水撥油剤組成物、その製造方法および物品 |
KR20140022392A (ko) | 2011-04-27 | 2014-02-24 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 발수발유제 조성물, 그 제조 방법 및 물품 |
US9040625B2 (en) | 2011-04-27 | 2015-05-26 | Asahi Glass Company, Limited | Water/oil repellent composition, method for its production and article |
JP2013209763A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toray Ind Inc | 繊維構造物 |
JP2016502564A (ja) * | 2012-10-04 | 2016-01-28 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH | フッ素を含む非水性被覆剤組成物、その被覆剤組成物の被覆方法ならびにその使用 |
JP2018536729A (ja) * | 2015-10-02 | 2018-12-13 | ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー | コーティングを混合させた疎水性組成物 |
US11274220B2 (en) | 2015-10-02 | 2022-03-15 | The Chemours Company Fc, Llc | Hydrophobic extenders in non-fluorinated surface effect coatings |
US11359099B2 (en) | 2015-10-02 | 2022-06-14 | The Chemours Company Fc, Llc | Hydrophobic extenders in fluorinated surface effect coatings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0964032A4 (en) | 2000-07-12 |
EP0964032B1 (en) | 2006-09-27 |
CA2278251C (en) | 2008-04-15 |
WO1998033854A1 (fr) | 1998-08-06 |
TW530106B (en) | 2003-05-01 |
CA2278251A1 (en) | 1998-08-06 |
DE69836008T2 (de) | 2007-05-10 |
JP3982012B2 (ja) | 2007-09-26 |
US6750277B1 (en) | 2004-06-15 |
DE69836008D1 (de) | 2006-11-09 |
EP1535966A1 (en) | 2005-06-01 |
EP0964032A1 (en) | 1999-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3982012B2 (ja) | 新規組成物および処理剤 | |
JP7300395B2 (ja) | 撥水剤組成物、及び撥水性繊維製品の製造方法 | |
JP6435320B2 (ja) | 基材の表面特性を改質する組成物のためのウレタン性ポリマーエクステンダー | |
JP3807130B2 (ja) | 水分散型防汚加工剤組成物 | |
JP5040046B2 (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
US6177531B1 (en) | Water and oil repellent compositon | |
JPH06279687A (ja) | 防汚加工剤 | |
TWI260348B (en) | Coating composition for leather, coating method and coated leather | |
WO2017221533A1 (ja) | 撥水剤組成物、及び撥水性繊維製品の製造方法 | |
JPH08325220A (ja) | カルボジイミド化合物及び撥水性組成物 | |
JP6870093B2 (ja) | 撥水剤組成物 | |
JPH10204777A (ja) | 防汚加工剤 | |
JP6737417B1 (ja) | 撥水剤組成物 | |
JP3629753B2 (ja) | 水分散型防汚加工剤 | |
JP3586866B2 (ja) | 新規共重合体とその製造方法および用途 | |
JP2019026746A (ja) | 撥水剤組成物 | |
JP4815679B2 (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
JP3731273B2 (ja) | 共重合体およびそれを含む防汚加工剤 | |
JP3941146B2 (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
JPH05222149A (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
JPH1192752A (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
JP2000087014A (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
JP3279426B2 (ja) | 撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理方法 | |
JP2002249630A (ja) | 水分散型フッ素系共重合体組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060526 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070315 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070612 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070625 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |