JPH10259695A - セグメント継ぎ手 - Google Patents

セグメント継ぎ手

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JPH10259695A
JPH10259695A JP9083354A JP8335497A JPH10259695A JP H10259695 A JPH10259695 A JP H10259695A JP 9083354 A JP9083354 A JP 9083354A JP 8335497 A JP8335497 A JP 8335497A JP H10259695 A JPH10259695 A JP H10259695A
Authority
JP
Japan
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segment
female
metal
male
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP9083354A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sakae
栄毅熾
Shoji Ishii
石井昌次
Kenichi Kaneko
金子研一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セグメントの高速施工を可能とし、強度の高い
セグメントの継ぎ手を得る。 【解決手段】セグメント1の接合面11に埋設された雌
金物2と、雌金物内に挿入される雄金物3とを備え、接
合するセグメント1の雌金物2、2間に雄金物3を挿入
し、セグメント1、1を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セグメントの継ぎ
手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図11のようにセグメントaを締
結するためにボルトボックスbとボルトを使用する。し
かし、以下のような問題点を有する。 <イ>ボルトを締結するために多大な時間を要する。 <ロ>ボルトが弛むと、締め直し(増し締め)のために
多大なコストや時間を要する。 <ハ>ボルトの弛みのチェックに多大な手間を要する。
この場合、足場などにコストがかかる。 <ニ>コンクリートセグメントのようなボルトボックス
の形成に多大なコストがかかる。 <ホ>ボルトボックスがセグメントの表面に出るため
に、その穴をモルタルや蓋で覆ったり、又は、塗料を塗
って錆の発生を防止するため、多大な手間やコストがか
かる。
【0003】又は、セグメントの締結にプラスチック製
や木製のだぼ状アンカーを使用する。しかし、以下のよ
うな問題点を有する。 <イ>鋼製の材料と比較して強度が弱いため、使用可能
な地盤が限られる。 <ロ>熱や強アルカリや一部の薬品に対して耐久性に乏
しい。 <ハ>雌側は、コンクリートのため締結の段階でクラッ
クが入ることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するものであり、セグメントの高速施
工を可能とし、強度の高いセグメントの継ぎ手を得るこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、セグメント
を接合する継ぎ手において、セグメントの接合面に埋設
された雌金物と、セグメントの雌金物内に挿入される雄
金物とを備え、接合するセグメントの雌金物間に雄金物
を挿入し、セグメントを接合することを特徴とする、セ
グメント継ぎ手、又は、前記セグメント継ぎ手におい
て、雌金物は、セグメントのアンカー筋に接続されてい
ることを特徴とする、セグメント継ぎ手、又は、前記セ
グメント継ぎ手において、雌金物のセグメント内部側の
口径が、セグメント外部側の口径より小さくなるように
雌金物の内周にテーパーが形成されていることを特徴と
する、セグメント継ぎ手、又は、前記セグメント継ぎ手
において、雌金物のセグメント内部側の端部は、櫛状の
溝部を備えていることを特徴とする、セグメント継ぎ
手、又は、前記セグメント継ぎ手において、雌金物のセ
グメント内部側の開口部は、キャップで包囲されている
ことを特徴とする、セグメント継ぎ手、又は、前記セグ
メント継ぎ手において、キャップは、弾性を有している
ことを特徴とする、セグメント継ぎ手、又は、前記セグ
メント継ぎ手において、雄金物は、中間部の外周に補強
板を備えていることを特徴とする、セグメント継ぎ手、
又は、前記セグメント継ぎ手において、雄金物は、両端
部の外周に凸部を備え、凸部がセグメント内部側の開口
端に係止されることを特徴とする、セグメント継ぎ手に
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0007】<イ>セグメント継ぎ手の概要 セグメント継ぎ手は、隣接するセグメント1を接合する
ための鋼製の金物であり、例えば図1に示されているよ
うに、雌金物2と雄金物3を有し、強度に対して高い耐
力を備え、薬品などに対しても耐久性が高く、また、接
合の際にもセグメント1にクラックが生じず、セグメン
ト間を強固に連結することができる。雌金物2はセグメ
ント1に取り付けられ、セグメントの接合面11に露出
する。雄金物3は、隣接するセグメントの雌金物2、2
間に挿入され、セグメント1、1を相互に連結する。
【0008】<ロ>雌金物 雌金物2は、図2〜図3のように、セグメント1に埋め
込まれ、一端がセグメントの接合面11に露出するよう
に配置され、例えば、アンカー筋12に溶接などで接続
されて、セグメント1からの抜けに対して強度を高めて
いる。
【0009】雌金物2は、例えば、セグメントの内部側
では露出部より口径を小さくする。例えば、図4のよう
に、櫛状の溝部22をきざみ、櫛の歯部分23を絞り、
大径部分24と小径部分25と傾斜部分26を形成す
る。
【0010】雌金物の小径部分25の外側にキャップ2
1をかぶせる。キャップ21は、ゴムなどの弾性材が使
用できる。このキャップ21は、セグメントの制作時
に、コンクリートの侵入を防止できる。また、キャップ
21を弾性材にすると、雄金物3の挿入時に雌金物2の
櫛状の歯部分23が拡大する。また、キャップ21と雌
金物の小計部分25の端の間に幅Lの余裕の空間を持た
せると良い。
【0011】<ハ>雄金物 雄金物3は、雌金物2と係合し、セグメント1を接合す
るものであり、小径部分25の内径の寸法と同程度か若
干大きくすると良い。
【0012】雄金物3は、例えば図5のように、両端の
外周に凸部31を形成する。凸部31は、例えば先端ほ
ど径が小さくなるテーパを有する前面33を形成する。
前面でない凸部の面を後面34とし、雄金物の軸に垂直
にする。この構成により、凸部の垂直な後面34と雌金
物2の厚みが引っかかり、引き抜きを阻止できる。雌金
物2の小径部分25の端面27も筒軸に対して垂直面に
すると、更に引き抜きの阻止を強めることができる。
又、凸部31をリング状とすることができる。
【0013】雄金物3の凸部31の幅Sは、図2の雌金
物2の小計部分25の端とキャップ21の間の幅Lより
若干大きめにすると良い。凸部31の高さHは、雄金物
3の厚さTと同程度にする。
【0014】雄金物3の中間部には、補強板32を巻き
付けるなどして取り付け、剪断抵抗などを高めることが
できる。
【0015】<ニ>他のセグメント継ぎ手 図6のように、雌金物2の小径部分25の端面27にテ
ーパを付け、凸部31の後面34にテーパを付けると、
引き抜きに対して抵抗力を有する。
【0016】<ホ>セグメント継ぎ手の接合手順 図7〜図8において、既に組み上がっているセグメント
13の雌金物2に雄金物3を挿入する。
【0017】その際、図8〜図9において、雄金物の凸
部31が雌金物2とキャップ21を押し拡げる。雄金物
の凸部31が雌金物の小径部分25の端を通過すると、
凸部31が雌金物の端面27で係止される。
【0018】雌金物の端とキャップ21の幅Lが雄金物
の凸部31の幅Sより狭く、弾性のキャップ21を使用
すると、キャップ21の弾性力が雄金物3を押して、凸
部31と雌金物の端面27を密接させる。
【0019】図10において、組み立てるセグメント1
4の雌金物2に、既に組み上がっているセグメント13
に挿入された雄金物3を挿入し、セグメント13、14
の接合を完成する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>セグメント継ぎ手は、従ボルトボックスに比べて
安価となり、セグメントのコストが安くなる。 <ロ>セグメントを押し付ける簡単な作業で組立が完了
するので、従来のボルトの締結時間が不要となる。 <ハ>ボルトボックスが不要となり、セグメントの表面
が平滑になり、水が流れる下水道などに有効である。 <ニ>継ぎ手が鋼製のため、耐力が増大し、軟弱地盤で
も使用できる。 <ホ>継ぎ手が鋼製のため、不燃性であり、強アルカリ
や薬品に対して耐久性が向上し、適用領域が拡がる。 <ヘ>雌金物も鋼製であるので、セグメントの接合段階
でクラックが入ることがない。 <ト>セグメントに雄雌の区別がないので、セグメント
のストックや運搬に混乱を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセグメントの概観図
【図2】セグメント内での雌金物の配置図
【図3】図2のIII−IIIの断面図
【図4】雌金物の溝部と歯部分の説明図
【図5】雄金物の断面図
【図6】他の雄金物と雌金物の配置図
【図7】セグメント継ぎ手の接続手順図
【図8】セグメント継ぎ手の接続手順図
【図9】セグメント継ぎ手の接続手順図
【図10】セグメント継ぎ手の接続手順図
【図11】従来のセグメントの概観図
【符号の説明】
1・・・セグメント 11・・接合面 12・・アンカー筋 13・・既に組み上がっているセグメント 14・・組み立てるセグメント 2・・・雌金物 21・・キャップ 22・・溝部 23・・歯部分 24・・大径部分 25・・小径部分 26・・傾斜部分 27・・端面 3・・・雄金物 31・・凸部 32・・補強板 33・・前面 34・・後面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメントを接合する継ぎ手において、 セグメントの接合面に埋設された雌金物と、 セグメントの雌金物内に挿入される雄金物とを備え、 接合するセグメントの雌金物間に雄金物を挿入し、セグ
    メントを接合することを特徴とする、 セグメント継ぎ手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雌金物は、セグメントのアンカー筋に接続されているこ
    とを特徴とする、セグメント継ぎ手。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雌金物のセグメント内部側の口径が、セグメント外部側
    の口径より小さくなるように雌金物の内周にテーパーが
    形成されていることを特徴とする、 セグメント継ぎ手。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雌金物のセグメント内部側の端部は、櫛状の溝部を備え
    ていることを特徴とする、 セグメント継ぎ手。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雌金物のセグメント内部側の開口部は、キャップで包囲
    されていることを特徴とする、 セグメント継ぎ手。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 キャップは、弾性を有していることを特徴とする、 セグメント継ぎ手。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雄金物は、中間部の外周に補強板を備えていることを特
    徴とする、 セグメント継ぎ手。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のセグメント継ぎ手におい
    て、 雄金物は、両端部の外周に凸部を備え、 凸部がセグメント内部側の開口端に係止されることを特
    徴とする、 セグメント継ぎ手。
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