JPH10209714A - 電圧制御通過帯域可変フィルタおよびそれを用いる高周波回路モジュール - Google Patents

電圧制御通過帯域可変フィルタおよびそれを用いる高周波回路モジュール

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JPH10209714A
JPH10209714A JP9228581A JP22858197A JPH10209714A JP H10209714 A JPH10209714 A JP H10209714A JP 9228581 A JP9228581 A JP 9228581A JP 22858197 A JP22858197 A JP 22858197A JP H10209714 A JPH10209714 A JP H10209714A
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control voltage
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Yoichi Tsuda
陽一 津田
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/203Strip line filters
    • H01P1/20327Electromagnetic interstage coupling
    • H01P1/20336Comb or interdigital filters
    • H01P1/20345Multilayer filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/207Hollow waveguide filters
    • H01P1/208Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
    • H01P1/2088Integrated in a substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/08Strip line resonators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信機器の高周波回路などに使用される
電圧制御通過帯域可変フィルタ51において、可変容量
の構成を小型軽量化するとともに、容易に特性調整を可
能とする。 【解決手段】 セラミック製の基板52内にR、L、C
や導体パターンなどが形成されて構成される電圧制御通
過帯域可変フィルタ51において、前記セラミックから
成り、印加電界に対応して静電容量が変化する絶縁層6
2を埋込み、かつその一方表面に制御電極63を形成
し、他方表面には高周波信号が印加される共振器パター
ン55および接地パターン56を隣接して形成する。し
たがって、パターン55,56間には2つの直列コンデ
ンサが介在されることになり、かつこの直列コンデンサ
の静電容量は基板52上に実装した集積回路54によっ
て調整可能であり、小型軽量化を図ることができるとと
もに、調整を簡略化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機器に使
用される高周波フィルタとして好適に実施され、複数の
無線通信システムに対応可能なように、直流制御電圧を
変化することによってフィルタ特性の切換えを行うこと
ができる電圧制御通過帯域可変フィルタに関し、またこ
の電圧制御通過帯域可変フィルタを備えて構成される高
周波回路モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の無線通信機器の高性能化に対し
て、さらなる高機能化として、複数の無線通信システム
に対応可能な無線通信機器が要望されている。たとえ
ば、通話エリアが広く、かつ高速移動中にも通話が可能
なPDC(パーソナルデジタルセルラー:いわゆる通常
の携帯電話)と、通話料金が安く、かつ高速データ伝送
が可能なPHS(パーソナルハンディフォンシステム)
とを一体化し、適宜使い分けることが考えられる。
【0003】このようなPDCおよびPHS共用の携帯
電話の端末装置を実現しようとした場合、たとえば図2
5で示すような端末装置31が考えられる。マイクロホ
ン32で収音された音声信号は、アンプ33を介してア
ナログ/デジタル変換器34に入力され、デジタル信号
に変換された後、処理回路35に入力され、送信信号に
変調される。これに対して、受信信号は、処理回路35
で復調され、デジタル/アナログ変換器36でアナログ
信号に変換された後、アンプ37で増幅され、スピーカ
38から音響化される。
【0004】前記処理回路35には、インタフェイス3
9を介して、テンキーなどの入力操作手段40が接続さ
れるとともに、液晶パネルなどで実現される表示手段4
1が接続される。
【0005】前記処理回路35からの送信信号は、アン
プa1で増幅された後、フィルタfc1またはfs1を
介して、アンテナ42から送信される。これに対して、
アンテナ42で受信された受信信号は、フィルタfc2
またはfs2を介して、アンプa2に入力され、増幅さ
れた後、処理回路35に入力される。フィルタfc1,
fc2は、前記PDC用のバンドパスフィルタであり、
その中心周波数は1.5GHz付近に選ばれている。こ
れに対して、フィルタfs1,fs2は、前記PHS用
のバンドパスフィルタであり、その中心周波数は1.9
GHz付近に選ばれている。
【0006】したがって、この端末装置31がPDCと
PHSとのいずれの通信システムの端末装置として使用
されるかに対応して、これらのフィルタfc1,fc
2;fs1,fs2を切換えるために、スイッチs1
1,s12;s21,s22およびこれらの切換制御を
行うための制御回路43が設けられている。この制御回
路43は、該端末装置31がPDCの端末装置として使
用されるのか、またはPHSの端末装置として使用され
るのか、および送信のタイムスロットであるのか、また
は受信のタイムスロットであるのかに対応して、スイッ
チs11とs12とを、またはs21とs22とを連動
して制御する。
【0007】したがって、フィルタ特性を可変にするこ
とによって、このような端末装置31を大幅に小型化可
能であることが理解される。
【0008】無線通信機器の高周波フィルタにおいて、
このようにフィルタ特性を変化可能とするために、たと
えば特開平7−131367号、特開昭61−2274
14号、特開平5−63487号、特開平5−2356
09号、特開平7−283603号および特開平8−1
02636号公報で示されるように、従来から、可変容
量ダイオードが広く用いられている。
【0009】図26に、一例として特開平7−1313
67号による電圧制御通過帯域可変フィルタ1の等価回
路図を示す。この電圧制御通過帯域可変フィルタ1で示
すように、従来では、共振器パターン2,3を有する入
出力端子p1,p2間のフィルタ回路に可変容量ダイオ
ード4,5を接続し、この可変容量ダイオード4,5の
静電容量を、制御端子p3に印加する直流制御電圧で変
化することによって、所望とするフィルタ特性を得るよ
うに構成されている。
【0010】また、発振回路などに用いられる共振回路
は、たとえば特開昭59−229914号公報に記載さ
れており、図27の共振回路11で示すように、直列に
接続された複数の可変容量ダイオード12の群と、可変
容量ダイオード13の群とが相互に逆直列に接続され、
この直列回路にコイル14が並列に接続されている。
【0011】共振出力信号は、入出力端子p4から取出
され、また各可変容量ダイオード12,13の接続点間
では、制御端子p5からの直流制御電圧が、適宜分圧さ
れて入力されている。このように、可変容量ダイオード
12,13を多段に直列に接続することによって、入出
力端子p4に取出される共振信号電圧が大きくても、安
定した共振特性を得ることができるように構成されてい
る。
【0012】さらにまた、所望とするフィルタ特性を得
るためには、上述のような可変容量ダイオード4,5;
12,13を用いる以外にも、電圧制御可変容量コンデ
ンサを用いて静電容量を変化する方法が、たとえば特開
平2−302017号、特開昭62−259417号、
特開昭62−281319号および特開昭63−128
618号公報で示されている。
【0013】図28は、前記特開平2−302017号
公報に記載された電圧制御可変容量コンデンサ21の構
造を概略的に示す断面図である。この電圧制御可変容量
コンデンサ21は、一対の平行平板容量電極22,23
間に、相互に逆極性のバイアス電界印加用電極24,2
5が交互に配列され、これらの電極22,23;24,
25間に、強誘電体セラミック材料が介在されて構成さ
れている。
【0014】前記バイアス電界印加用電極24,25間
にバイアス電源26を接続し、このバイアス電源26で
発生される直流電圧を変化させることによって、前記強
誘電体セラミック材料に印加される電界が変化し、該強
誘電体セラミック材料の比誘電率が変化して、静電容量
が変化する。したがって、該電圧制御可変容量コンデン
サ21では、セラミック基板内に可変容量を一体で作り
込むことができる。
【0015】一方、前記電圧制御通過帯域可変フィルタ
1や電圧制御可変容量コンデンサ21を用いて構成され
る高周波回路モジュールでは、小型化するために、回路
パターンを、多層基板の内部に形成することが求められ
る。しかしながら、実際の部品実装などの組立工程でば
らつきが生じるので、予め調整用パターンを形成してお
き、回路特性の確認を行いながら、前記調整用パターン
をトリミングすることによって、所望とする特性を発揮
するように調整が行われている。
【0016】すなわち、図29で示すように、ステップ
q1で実装部品の装着および半田付けなどの組立作業が
完了すると、ステップq2でその組立作業の完了したモ
ジュールが検査される。その検査結果に基づいて、ステ
ップq3でトリミング調整が行われ、所望とする特性が
得られるまで、ステップq4での検査と該ステップq3
でのトリミング調整が繰返された後、ステップq5で出
荷となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述のような可変容量
ダイオード4,5;12,13を用いる構成では、該可
変容量ダイオード4,5;12,13に、Si、GaA
s、Ge等の半導体材料を用いるので、高周波フィルタ
を実現するにあたって、該可変容量ダイオード4,5;
12,13を残余の回路と一体で、セラミック材料から
成る基板内に作り込むことが不可能であり、高周波フィ
ルタ回路基板を作成した後に、外付けで接続する必要が
ある。したがって、部品点数および組立工数が多くなる
という問題がある。
【0018】また、前記可変容量ダイオード4,5;1
2,13の特性は、取扱うべき高周波信号によって影響
を受けるけれども、前述の共振回路11で示すように、
可変容量ダイオード12,13を多段に直列接続するこ
とによって、前記影響を小さくすることができる。
【0019】しかしながら、必要となる制御電圧は、こ
の可変容量ダイオード12,13の直列段数に比例して
大きくなるので、制御電圧源に負担がかかり、電池で駆
動する携帯機器では、低い電源電圧を、要求される制御
電圧に対応した電圧まで昇圧する昇圧回路が必要になる
という問題がある。
【0020】さらにまた、強誘電体セラミック材料から
成る前記電圧制御可変容量コンデンサ21は、両端の電
極22,23間に、バイアス電界印加用電極24,25
を設けた構造であり、図30(a)で示すように、両端
のバイアス電界印加用電極24a,25a間のハッチン
グを施して示す領域の強誘電体の比誘電率が変化し、前
記バイアス電界印加用電極24a,25aよりも外方側
の強誘電体の比誘電率は変化しない。
【0021】したがって、その等価回路は、図30
(b)で示すように、比較的小容量で、容量一定の両端
のコンデンサ27,28間に、比較的大容量で、容量可
変のコンデンサ29が直列に接続された構造と等価とな
る。したがって、コンデンサの直列接続の特性から、比
較的小容量の両端のコンデンサ27,28の影響が大き
く、比較的大容量のコンデンサ29の容量を大きく変化
しても、全体の合成容量はわずかしか変化しない。この
ため、前記合成容量を大きく変化するためには、バイア
ス電圧を大きく変化させなければならないという問題が
依然として残る。
【0022】さらにまた、前記高周波回路モジュールの
トリミングによる特性調整では、調整時に、一旦、必要
なトリミング量よりも多くトリミングしてしまうと、復
元することができず、調整不可能になってしまい、歩留
りが悪いという問題がある。
【0023】本発明の目的は、小型軽量化を図ることが
できるとともに、特性調整の容易な電圧制御通過帯域可
変フィルタおよびそれを用いる高周波回路モジュールを
提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
圧制御通過帯域可変フィルタは、印加される電界の強度
に対応して比誘電率が変化する誘電体から成る絶縁層
と、前記絶縁層の一方の表面に形成され、前記電界を発
生するための制御電圧が印加される第1の電極と、前記
絶縁層の他方の表面に相互に隣接して並列配置され、高
周波信号が与えられる第2および第3の電極とを備え、
第2および第1の電極間ならびに第1および第3の電極
間の対向する導体領域を容量電極とする2段直列接続構
成の電圧制御可変容量コンデンサと、前記第1の電極に
前記制御電圧を印加する制御電圧印加手段とを含むこと
を特徴とする。
【0025】上記の構成によれば、電圧制御可変容量コ
ンデンサをフィルタ回路基板に対して外付けする必要を
無くすために、印加される電界の強度に対応して比誘電
率が変化する誘電体を絶縁層に用い、高周波回路基板な
どの基板の製造工程において、該基板に一体に作り込
む。これによって生じる前記図30(b)で示すような
問題は、前記誘電体から成る絶縁層に対して、制御電圧
を印加するための第1の電極を一方の表面に形成し、対
向する他方の表面には高周波信号が与えられる第2およ
び第3の電極を設けて、これらの対向する導体領域を容
量電極とし、2段直列接続構成で、3電極構成のコンデ
ンサとすることによって解決する。
【0026】したがって、第1の電極と、第2または第
3の電極とによってそれぞれ挟持される部分の絶縁層に
は、全域に亘って、均一な電界が印加されることにな
り、制御電圧の変化によって生じる比誘電率の変化が、
すべて静電容量の変化に寄与し、比較的小さい制御電圧
の変化で比較的大きい容量変化を得ることができる。ま
た、従来、外付けしていた可変容量ダイオードに代わる
可変容量コンデンサを外付けで無く設けることができ、
小型軽量化を図ることができるとともに、組立工程を簡
略化することができる。
【0027】また、前記制御電圧の切換えは、専用の制
御電圧印加手段によって行われるので、調整方向を切換
える、すなわち、たとえば共振周波数が高くなる方向に
調整していたのを、低くなる方向にやり直すこともで
き、トリミングによる調整法に比べて、調整不良を無く
して歩留りを向上することができるとともに、容易に調
整を行うことができる。
【0028】また請求項2の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、前記第1の電極を並列に多段で構成
し、かつ第2および第3の電極をそれぞれ初段および終
段の第1の電極に対向配置し、前記並列に配置される第
1の電極に対して、千鳥状となるように対向配置される
複数段の接地電極を備えることを特徴とする。
【0029】上記の構成によれば、コンデンサの端子、
すなわち第2および第3の電極間に高耐圧が要求される
場合に、該端子間には多段のコンデンサが直列接続され
ることになり、しかしながら、そのコンデンサの容量を
変化するための制御電圧は、千鳥状に対向配置された第
1の電極と、接地電極とによって印加される。
【0030】したがって、該電圧制御可変容量コンデン
サが、見掛け上、多段のコンデンサで形成され、取扱う
べき高周波信号の制御電圧への影響を段数分の1とする
ことができ、高周波信号の電圧変化による該電圧制御可
変容量コンデンサの容量変化を抑制することができる。
また、要求される制御電圧は1段の場合と変わらず、こ
れによって、制御電圧の電源などに特別な構成が不要と
なって、構成を簡略化することができる。
【0031】さらにまた請求項3の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタでは、前記制御電圧は、抵抗およ
びインダクタの直列回路を介して前記第1の電極に与え
られることを特徴とする。
【0032】上記の構成によれば、インダクタは高周波
の信号程、高インピーダンスとなり、これによって該電
圧制御可変容量コンデンサで扱う高周波信号は、前記制
御電圧印加系の影響を受けることがなくなり、しかも該
電圧制御可変容量コンデンサには前記直列回路を介して
直流の制御電圧を印加することで、誘電体の絶縁層に所
望とする電界を印加することができる。
【0033】したがって、取扱うべき高周波信号の変化
に対して、安定して動作を行うことができる。
【0034】また請求項4の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、前記絶縁層がセラミック系材料から
成り、前記電圧制御可変容量コンデンサはフィルタ回路
を構成する残余の回路とともにセラミック系材料から成
る基板内に一体成形され、前記制御電圧印加手段を実現
する集積回路が該基板上に実装されて一体化されること
を特徴とする。
【0035】上記の構成によれば、フィルタを構成する
回路のうち、調整不要な部分を多層セラミック基板内に
作り込み、前記制御電圧を制御する制御電圧印加手段を
集積回路で実現して、この基板上に実装する。
【0036】したがって、実装部品が減り、小型軽量化
が可能であるとともに、完成した基板内のフィルタ回路
の特性に対応して、集積回路の特性を調整することによ
って、容易に所望とするフィルタ特性を実現することが
できる。
【0037】さらにまた請求項5の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタでは、前記集積回路は、前記制御
電圧の切換制御のためのソフトウエアを記憶可能である
ことを特徴とする。
【0038】上記の構成によれば、基板内に一体成形さ
れたフィルタ回路の特性に対応して集積回路のソフトウ
エアを書換えるだけで、所望とする特性を得ることがで
き、特性調整を自動的に行うことができるとともに、所
望とする特性が得られるまで、何度でも調整作業をやり
直すことができ、しかも周囲温度等に応じた微調整も能
動的に行うことができるので、要求される特性も緩やか
に設定することができる。
【0039】また請求項6の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、前記絶縁層が誘電体薄膜材料から成
り、前記電圧制御可変容量コンデンサはフィルタ回路を
構成する残余の回路が形成されているセラミック系材料
から成る基板表層部に一体形成され、前記制御電圧印加
手段を実現する集積回路も該基板上に実装されて一体化
されることを特徴とする。
【0040】上記の構成によれば、フィルタを構成する
回路のうち、調整不要な部分を多層セラミック基板と一
体に作り込み、前記制御電圧を制御する制御電圧印加手
段を集積回路で実現して、この基板上に実装する。
【0041】したがって、実装部品が減り、小型軽量化
が可能であるとともに、完成した基板内のフィルタ回路
の特性に対応して、集積回路の特性を調整することによ
って、容易に所望とするフィルタ特性を実現することが
できる。加えて、前記絶縁層を薄膜化することによっ
て、集積回路の出力電圧を低く抑えることができ、低消
費電力化を図ることができる。さらに、高温・高圧でプ
レス成形されるセラミック基板の内部に絶縁層を形成す
る場合に比べて、膜厚を容易に制御することができると
ともに、該絶縁層が損傷する可能性は小さく、信頼性を
向上することができる。
【0042】さらにまた請求項7の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタでは、前記集積回路は、前記制御
電圧の切換制御のためのソフトウエアを記憶可能である
ことを特徴とする。
【0043】上記の構成によれば、基板と一体形成され
たフィルタ回路の特性に対応して集積回路のソフトウエ
アを書換えるだけで、所望とする特性を得ることがで
き、特性調整を自動的に行うことができるとともに、所
望とする特性が得られるまで、何度でも調整作業をやり
直すことができ、しかも周囲温度等に応じた微調整も能
動的に行うことができるので、要求される特性も緩やか
に設定することができる。
【0044】また請求項8の発明に係る高周波回路モジ
ュールは、多層基板の内部の一部または全部の領域に、
前記請求項4または5で示す電圧制御通過帯域可変フィ
ルタの前記集積回路を除く構成を作り込んだ高周波回路
基板を用いることを特徴とする。
【0045】上記の構成によれば、フィルタ回路を内部
に作り込んだ高周波回路基板に、前記集積回路ととも
に、電圧制御発振回路や水晶発振子などの高周波回路に
必要な残余の外付け部品を実装して、高周波回路モジュ
ールを作成する。
【0046】したがって、高周波回路モジュールに占め
る電圧制御通過帯域可変フィルタのための外付け部品の
スペースを縮小し、該モジュールを小型化することがで
きる。
【0047】さらにまた請求項9の発明に係る高周波回
路モジュールは、多層基板の一部または全部の領域に、
前記請求項6または7で示す電圧制御通過帯域可変フィ
ルタの前記集積回路を除く構成を作り込んだ高周波回路
基板を用いることを特徴とする。
【0048】上記の構成によれば、フィルタ回路を内部
に作り込んだ高周波回路基板に、前記集積回路ととも
に、電圧制御発振回路や水晶発振子などの高周波回路に
必要な残余の外付け部品を実装して、高周波回路モジュ
ールを作成する。
【0049】したがって、高周波回路モジュールに占め
る電圧制御通過帯域可変フィルタのための外付け部品の
スペースを縮小し、該モジュールを小型化することがで
きる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態につい
て、図1〜図13に基づいて説明すれば以下のとおりで
ある。
【0051】図1は、本発明の実施の第1の形態の電圧
制御通過帯域可変フィルタ51の構造を示す分解斜視図
である。この電圧制御通過帯域可変フィルタ51は、大
略的に、酸化チタンや酸化バリウムを主体とするセラミ
ック系材料から成る基板52の内部に、フィルタ回路パ
ターンとともに、後述するようにして、本発明に従う電
圧制御可変容量コンデンサ53,53aが形成され、ま
た基板52表面には、前記電圧制御可変容量コンデンサ
53,53aを制御するための集積回路54が実装され
ることを特徴としている。電圧制御可変容量コンデンサ
53aに関する構成は、電圧制御可変容量コンデンサ5
3に関する構成と同様に構成され、したがって以下の説
明では、電圧制御可変容量コンデンサ53に関して述
べ、電圧制御可変容量コンデンサ53aに関する構成に
は、同一の参照符号に添字aを付して示す。
【0052】この電圧制御通過帯域可変フィルタ51
は、基板52の内部に、平板状導体から成るパターン5
5,56,57が埋込まれ、該基板52の両外表面に
は、シールド導体として機能する接地導体層59,60
が形成されるストリップライン構造のフィルタである。
前記集積回路54は、前記接地導体層59上に、セラミ
ック系材料から成る絶縁層61を介して実装されてい
る。
【0053】図2は、電圧制御可変容量コンデンサ53
部分を拡大して示す縦断面図である。共振器パターン5
5は、共振器導体として機能し、共振器パターン55a
と対を成す。一方の端部55Aは、ビアホール67,6
8によって、前記接地導体層59,60にそれぞれ接続
されて短絡端となり、他方の端部55Bは、開放端とな
る。また、接地パターン56は、ビアホール69,70
によって、前記接地導体層59,60にそれぞれ接続さ
れるとともに、その一端部56Aが前記端部55Bに隣
接するように形成されている。
【0054】前記共振器パターン55の端部55Bと接
地パターン56の一端部56Aとの間には、たとえばB
aTiO3 、SrTiO3 、BaX Sr1-x TiO3
PbLaTiO3 、Bi4 Ti3 12、PZTまたはP
bTiO3 等のセラミック系材料から成る絶縁層62が
形成されている。また、この絶縁層62に対して、前記
パターン55,56が形成される面とは反対側の面に
は、制御電極63が形成されている。この制御電極63
は、ビアホール64を介して、前記絶縁層61上に形成
された制御電圧端子65を介して、前記集積回路54に
接続されている。
【0055】前記絶縁層62は、電界強度に対応して比
誘電率が変化する性質を有しており、制御電極63とパ
ターン55,56との間に印加される電圧に対応して、
比誘電率が変化する。この絶縁層62の厚みは、前記集
積回路54によって印加可能な制御電圧、要求される比
誘電率の変化幅ならびにパターン55,56および制御
電極63の幅などに対応して選ばれ、たとえば0.1〜
10μm程度である。
【0056】前記共振器パターン55の前記短絡端から
前記開放端までの長さは、取扱うべき高周波信号の波長
をλとするとき、λ/4となるように形成される。ま
た、前記絶縁層61上に形成される入出力端子66は、
ビアホール58を介して、入出力パターン57に接続さ
れている。
【0057】図3は、上述のように構成される電圧制御
通過帯域可変フィルタ51における電圧制御可変容量コ
ンデンサ53と、それに制御電圧を印加するための回路
部分の構成を示す等価回路図である。電圧制御可変容量
コンデンサ53は、絶縁層62を挟んで、第2の電極で
ある共振器パターン55の端部55Bと、第1の電極で
ある制御電極63との対向する導体領域を容量電極とす
る第1のコンデンサ71と、前記第3の電極である接地
パターン56の一端部56Aと、制御電極63との対向
する導体領域を容量電極とする第2のコンデンサ72と
が直列に接続された3電極構成のコンデンサである。
【0058】前記コンデンサ71の一方の端子は、前記
共振器導体である共振器パターン55の開放端電極に相
当する高周波信号源73に接続され、コンデンサ72の
一方の端子は、接地パターン56に相当するグランドに
接続される。コンデンサ71,72の他方の端子間は、
相互に接続され、また両端子には、集積回路54に相当
する制御電圧源74からの直流制御電圧が、ビアホール
64,64aに相当する抵抗75およびインダクタ76
を介して印加されている。
【0059】2つのコンデンサ71,72の静電容量お
よび各種の電気的特性をほぼ同一特性とすることができ
るように、前記絶縁層62ならびに制御電極63および
パターン55,56を形成することによって、低い制御
電圧で、有効に静電容量を制御することができる。これ
らのコンデンサ71,72を1つのコンデンサと見なし
たときには、図4に示すように、直流制御電圧の上昇
(V1→V2)に対して、静電容量を減少(M1→M
2)させることができる。したがって、図1のように、
一対の共振器パターン55,55aおよび電圧制御可変
容量コンデンサ53,53aを備えるこの電圧制御通過
帯域可変フィルタ51の等価回路は、図5で示すように
なる。
【0060】すなわち、各電圧制御可変容量コンデンサ
53,53aと、1/4波長共振器であり、インダクタ
およびキャパシタとして機能する共振器パターン55,
55aとによって構成される2段の並列共振回路であ
り、かつ前記電圧制御可変容量コンデンサ53,53a
には、制御電圧端子65,65aからの直流制御電圧が
抵抗75,75aおよびインダクタ76,76aを介し
てそれぞれ与えられて、その静電容量が変化する。
【0061】また、入出力端子66と、電圧制御可変容
量コンデンサ53および共振器パターン55の並列共振
回路との間には、入出力パターン57と共振器パターン
55とによって形成される結合容量C1が介在され、同
様に、入出力端子66aと、電圧制御可変容量コンデン
サ53aおよび共振器パターン55aから成る並列共振
回路との間には、入出力パターン57aと共振器パター
ン55aとによって形成される結合容量C1aが介在さ
れる。また、電圧制御可変容量コンデンサ53および共
振器パターン55から成る並列共振回路と、電圧制御可
変容量コンデンサ53aおよび共振器パターン55aか
ら成る並列共振回路との間には、共振器パターン55,
55a間に形成される結合容量C2が介在されることに
なる。
【0062】したがって、集積回路54から制御電圧端
子65,65aに、たとえば5Vを印加すると、該電圧
制御通過帯域可変フィルタ51の通過特性は、図6で示
すように1.9GHzのピーク周波数を得ることがで
き、PHSの高周波回路の初段または高周波段間に必要
なフィルタ特性を得ることができる。これに対して、前
記集積回路54が0Vを印加すると、通過特性は、図7
で示すように1.44GHzのピーク周波数を得ること
ができ、PDCの送信回路の高周波回路の初段または高
周波段間に必要なフィルタ特性を得ることができる。さ
らにまた、集積回路54が0.5Vを印加すると、通過
特性は、図8で示すように1.49GHzのピーク周波
数を得ることができ、PDCの受信回路の高周波回路の
初段または高周波段間に必要なフィルタ特性を得ること
ができる。
【0063】このように、PDCおよびPHSに共有可
能な電圧制御通過帯域可変フィルタ51を用いる高周波
回路モジュールの一構成例を図9で示す。高周波回路モ
ジュール81は、ガラス系およびセラミック系材料が複
合されて形成され、内部に導体パターンや、R、Lおよ
びCなどの回路部品が形成された基板82上に、MMI
C(モノリシック マイクロ波 集積回路)や、VCO
(電圧制御発振器)等の外付け半導体部品83〜85が
搭載されて構成される電子回路部品の複合体である。
【0064】この図9で示す高周波回路モジュール81
では、基板82の一部内に、本発明に従う電圧制御通過
帯域可変フィルタ51の回路パターンが形成され、また
基板82上には、前記集積回路54が搭載され、前記P
DCおよびPHS共用の端末装置の高周波回路で使用さ
れる。
【0065】また、前記電圧制御通過帯域可変フィルタ
51を適用したPDC、PHS共用の端末装置91の電
気的構成は、たとえば図10で示される。マイクロホン
92で収音された音声信号は、アンプ93を介してアナ
ログ/デジタル変換器94に入力され、デジタル信号に
変換された後、処理回路95に入力され、送信信号に変
調される。これに対して、受信信号は、処理回路95で
復調され、デジタル/アナログ変換器96でアナログ信
号に変換された後、アンプ97で増幅され、スピーカ9
8から音響化される。
【0066】前記処理回路95には、インタフェイス9
9を介して、テンキーなどの入力操作手段100が接続
されるとともに、液晶パネルなどで実現される表示手段
101が接続される。
【0067】処理回路95からの送信信号は、アンプA
1で増幅された後、切換スイッチS1から前記電圧制御
通過帯域可変フィルタ51を介して、アンテナ102か
ら送信される。また、アンテナ102で受信された受信
信号は、電圧制御通過帯域可変フィルタ51および切換
スイッチS1を介してアンプA2に入力され、増幅され
た後、前記処理回路95に入力される。
【0068】電圧制御通過帯域可変フィルタ51の通過
特性は、外部から与えられるPDCとPHSとのシステ
ム切換信号および送信と受信とのタイムスロットを規定
するタイミング信号に応答して、集積回路54によって
制御される。また、この集積回路54は、前記切換スイ
ッチS1を制御するようにしてもよい。このように構成
される端末装置91は、前述の図25で示す端末装置3
1に比べて、フィルタ個数および切換スイッチ数を大幅
に削減することができ、小型軽量化を図ることができ
る。
【0069】また、前記電圧制御通過帯域可変フィルタ
51を内蔵する高周波回路モジュール81は、図11で
示すように作成される。すなわち、ステップQ1で基板
形成や部品実装などの組立が行われた後、ステップQ2
で検査が行われ、その検査結果に対応した制御プログラ
ムが、ステップQ3において前記集積回路54に書込ま
れる。その後、ステップQ4において、再び特性検査が
行われ、所望とする特性が得られるまで、このステップ
Q3およびQ4を繰返した後、ステップQ5で出荷とな
る。
【0070】図12は、前記ステップQ2,Q4におけ
る検査工程を詳細に説明するためのフローチャートであ
る。ステップQ11では、高周波回路モジュール81の
制御電圧端子65,65aから直流制御電圧が印加さ
れ、ステップQ12では、その直流制御電圧に対応した
モジュールの動作特性、たとえば感度、スプリアス発
射、イメージ妨害比、および不要輻射などがPDCの仕
様に関して測定される。ステップQ13では、その測定
結果が仕様を満足しているか否かが判断され、そうでな
いときにはステップQ11に戻り、こうして直流制御電
圧が可変されて、PDCの仕様に適応した直流制御電圧
が求められ、仕様を満足すると、ステップQ14で決定
される。
【0071】続いて、ステップQ15では、再び直流制
御電圧が印加され、ステップQ16で、その直流制御電
圧に対応した動作特性が測定され、ステップQ17で
は、測定結果がPHSの仕様に適応した値であるか否か
が判断されて、そうでないときには前記ステップQ15
に戻り、こうしてPHSの仕様に満足する測定結果が得
られると、ステップQ18に移って、そのときの直流制
御電圧がPHS用に決定され、前記ステップQ3に移
る。
【0072】したがって、特性の調整は、集積回路54
に制御プログラムを書込むだけでよく、一旦調整して調
整過多となっても、やり直すことができ、前記図29で
示す従来の製造工程に比べて、所望とする特性を、高精
度に、かつ短時間で得ることができる。また、歩留りを
向上することもできる。さらに自動調整が可能であると
ともに、所望とする特性が得られるまで、何度でも調整
作業をやり直すことができ、しかも周囲温度等に応じた
微調整も能動的に行うことができるので、要求される特
性も緩やかに設定することができる。
【0073】一方、高周波回路モジュール81の実使用
時には、集積回路54は、図13で示すように、ステッ
プQ21で前記PDCとPHSとの切換えを表すシステ
ム切換信号および送受信の切換えを表すタイミング信号
を受信し、ステップQ22では、そのシステム切換信号
およびタイミング信号に対応した制御電圧を読出す。ス
テップQ23では、読出された電圧に対応した制御電圧
が該集積回路54の出力回路で作成され、前記制御電圧
端子65,65aに印加された後、前記ステップQ21
に戻る。
【0074】したがって、集積回路54は、各システム
切換信号およびタイミング信号に対応した制御電圧を記
憶しておくことができるメモリおよび該システム切換信
号およびタイミング信号を受信してデコードする回路を
備えていればよく、低級なマイクロコンピュータなどで
実現することができる。
【0075】本発明の実施の第2の形態について、図1
4および図15に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0076】図14は、本発明の実施の第2の形態の電
圧制御通過帯域可変フィルタ111の構造を示す断面図
である。この電圧制御通過帯域可変フィルタ111は、
前述の電圧制御通過帯域可変フィルタ51に類似し、対
応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省
略する。注目すべきは、この電圧制御通過帯域可変フィ
ルタ111では、絶縁層62が帯状に形成され、前記制
御電極63は、この帯状の絶縁層62の一方の表面にお
いて、所定長さ毎に複数(この図14の例では5)形成
されていることである。これに対応して、絶縁層62の
他方表面において、前記共振器パターン55の端部55
Bから、接地パターン56の端部56Aまでの間には、
前記複数の制御電極63と千鳥状となるように、複数の
接地電極112が形成されている。各制御電極63は、
ビアホール64を介して前記制御電圧端子65にそれぞ
れ接続され、各接地電極112は、ビアホール113を
介して前記接地導体層60にそれぞれ接続されている。
【0077】これによって、その等価回路は、図15で
示すようになる。前記各制御電極63および接地電極1
12は、容量電極としての機能を兼ねており、直流制御
電圧は、この制御電極63と接地電極112との間に印
加されて、絶縁層62を所望とする静電容量とする。ビ
アホール113は、前記ビアホール64と同様に、抵抗
114およびインダクタ115の成分を有しており、こ
のため各電圧制御可変容量コンデンサ53の接続点間
は、直流的に見れば、接地されていることと等価とな
る。
【0078】したがって、各コンデンサ71,72に
は、前記直流制御電圧がそれぞれ印加されることとな
り、高周波信号源73からの高周波信号は、各コンデン
サ71,72に1/10の振幅で印加されるのに対し
て、各コンデンサ71,72の絶縁層62には、電圧制
御通過帯域可変フィルタ51と同様の直流制御電圧を印
加して、所望とする静電容量の変化量を得ることができ
る。
【0079】したがって、低い制御電圧で大電力の高周
波信号に対しても安定したフィルタ特性を維持すること
ができ、特に前記PDCの送信回路のフィルタとして有
効である。
【0080】本発明の実施の第3の形態について、図1
6〜図19に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0081】図16は本発明の実施の第3の形態の電圧
制御通過帯域可変フィルタ121の構造を示す斜視図で
あり、図17はその分解斜視図であり、図18は図16
の切断面線A−Aから見た断面図である。この電圧制御
通過帯域可変フィルタ121は、前述の電圧制御通過帯
域可変フィルタ51に類似し、対応する部分には同一の
参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべき
は、この電圧制御通過帯域可変フィルタ121では、電
圧制御可変容量コンデンサ122,122aを形成する
ための絶縁層123が、基板52の表層に形成されるこ
とである。以下の説明では、電圧制御可変容量コンデン
サ122に関して述べ、電圧制御可変容量コンデンサ1
22aに関する構成には、同一の参照符号に添字aを付
して示す。
【0082】前記共振器パターン55の他方の端部55
Bは、ビアホール124を介して、前記基板52の表層
である絶縁層61上に形成された第2の電極125に接
続されており、この第2の電極125に隣接して形成さ
れる第3の電極126は、ビアホール127を介して、
前記接地導体層59に接続されている。これらの電極1
25,126間には、前記絶縁層62と同様の材料から
成る絶縁層123が薄膜形成される。また、この絶縁層
123に対して、前記電極125,126に対向する面
とは反対側の面には、第1の電極である制御電極128
が形成されている。この制御電極128は、バイアス回
路129を介して、前記集積回路54に接続されてい
る。
【0083】前記絶縁層123は、たとえばBa0.7
0.3 TiO3 を材料とし、厚さを0.1μm程度と
し、5Vの制御電圧を印加すると、比誘電率を60%程
度変化させることができる。前記制御電極128および
バイアス回路129は、厚膜印刷やフォトリソグラフィ
によって形成することができる。
【0084】上述のように構成される電圧制御可変容量
コンデンサ122は、前記図3で示すように、絶縁層1
23を挟んで、第2の電極125と、第1の電極である
制御電極128との対向する導体領域を容量電極とする
第1のコンデンサ71と、前記第3の電極126と、制
御電極128との対向する導体領域を容量電極とする第
2のコンデンサ72とが直列に接続された3電極構成の
コンデンサである。
【0085】前記コンデンサ71の一方の端子は、前記
共振器導体である共振器パターン55の開放端電極に相
当する高周波信号源73に接続され、コンデンサ72の
一方の端子は、接地導体層59に相当するグランドに接
続される。コンデンサ71,72の他方の端子は、前記
制御電極128であるので、相互に接続され、また両端
子には、集積回路54に相当する制御電圧源74からの
直流制御電圧が、バイアス回路129に相当する抵抗7
5およびインダクタ76を介して印加されている。
【0086】図19に、前記電圧制御通過帯域可変フィ
ルタ121を用いる高周波回路モジュールの一構成例を
示す。この高周波回路モジュール131は、前記高周波
回路モジュール81に類似しており、ガラス系およびセ
ラミック系材料が複合されて形成され、内部に導体パタ
ーンや、R、LおよびCなどの回路部品が形成された基
板82上に、MMICやVCO等の外付け半導体部品8
3〜85が搭載されて構成される電子回路部品の複合体
である。この図19で示す高周波回路モジュール131
では、基板82の一部内に、電圧制御通過帯域可変フィ
ルタ121の回路パターンが形成され、また基板82上
には、前記集積回路54が搭載されるとともに、前記絶
縁層123等が形成され、PDCおよびPHS共用の端
末装置の高周波回路で使用される。
【0087】このように電圧制御可変容量コンデンサ1
22,122aを形成するための絶縁層123を基板5
2の表層に形成することによって、高温・高圧でプレス
成形されるセラミック基板52の内部に絶縁層を形成す
る場合に比べて、膜厚を容易に制御することができると
ともに、該絶縁層が損傷する可能性は小さく、信頼性を
向上することができる。加えて、前記絶縁層123を薄
膜化することによって、集積回路54の出力電圧を低く
抑えることができ、低消費電力化を図ることができる。
【0088】本発明の実施の第4の形態について、図2
0に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0089】図20は、本発明の実施の第4の形態の電
圧制御通過帯域可変フィルタ141の構造を示す縦断面
図である。この電圧制御通過帯域可変フィルタ141
は、前述の電圧制御通過帯域可変フィルタ111および
121に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付
して、その説明を省略する。この電圧制御通過帯域可変
フィルタ141では、絶縁層123が、基板52の表層
において、前記絶縁層62と同様に帯状に形成され、前
記制御電極128は、この帯状の絶縁層123の一方の
表面において、所定長さ毎に複数(この図20の例では
5)形成されている。これに対応して、絶縁層123の
他方表面において、前記第2の電極125から、前記第
3の電極126までの間には、前記複数の制御電極12
8と千鳥状となるように、複数の接地電極142が形成
されている。各制御電極128は、前記バイアス回路1
29を介して集積回路54にそれぞれ接続され、各接地
電極142は、ビアホール143を介して前記接地導体
層59にそれぞれ接続されている。
【0090】このように構成することによって、前記図
15で示すような等価回路を得ることができる。
【0091】なお、電圧制御通過帯域可変フィルタ11
1,141において、各段のコンデンサ71,72の静
電容量をほぼ同一となるように構成することによって、
より低い制御電圧で所望とするフィルタ特性を得ること
ができるようになる。また、本発明に従う電圧制御通過
帯域可変フィルタ51,111,121,141を搭載
する高周波回路モジュールは、前記PDCとPHSとの
2つの通信システムに共用の端末装置だけでなく、たと
えばDECT(欧州デジタルコードレス電話)とGSM
(欧州デジタル携帯電話)とに共用の通信装置や、PD
CとPHSと衛星を利用した携帯通信システムとに共用
可能な3つ以上の通信システムにも対応可能な通信装置
を構成することができる。
【0092】さらにまた、電圧制御可変容量コンデンサ
53,122を多段に構成するのではなく、該電圧制御
可変容量コンデンサ53,122と共振器パターン55
との並列共振回路を、図21で示すように1段で使用し
て、たとえば電圧制御発振器(VCO)などとして用い
てよく、また図22で示すように3段以上で使用して、
フィルタの減衰特性を改善するようにしてよい。
【0093】さらにまた、前記図5における結合容量C
1,C2,C1aを図23で示すように、電圧制御可変
容量コンデンサC11,C12,C11aとし、制御電
圧端子65b,65cからの直流制御電圧で、その静電
容量も制御するようにしてもよい。これによって、減衰
極を、たとえば図6〜図8における1.66GHzから
シフトするなどの通過特性プロファイルの可変自由度を
高めることができ、所望とする通過特性プロファイルを
容易に実現することができる。
【0094】さらにまた、前記集積回路54を分離し
て、図24の電圧制御通過帯域可変フィルタ151で示
すように、前記集積回路54からの制御電圧が入力され
る制御電圧端子152,152aを有し、フィルタ回路
153と電圧制御可変容量コンデンサ122,122a
とから成るチィプ型の電圧制御通過帯域可変フィルタと
して、既存の高周波回路モジュールに実装して使用する
ようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明に係る電圧制御通過帯域
可変フィルタは、以上のように、印加される電界の強度
に対応して比誘電率が変化する誘電体から成る絶縁層を
基板に一体に作り込み、かつ制御電圧を印加するための
第1の電極を前記絶縁層の一方の表面に形成し、対向す
る他方の表面には第2および第3の電極を設けて、2段
直列接続構成で3電極構成のコンデンサとする。
【0096】それゆえ、第1の電極と、第2または第3
の電極とによってそれぞれ挟持される部分の絶縁層に
は、全域に亘って、均一な電界が印加されることにな
り、比較的小さい制御電圧の変化で比較的大きい容量変
化を得ることができる。これによって、可変容量コンデ
ンサを外付けで無くし、小型軽量化を図ることができる
とともに、組立工程を簡略化することができる。
【0097】また、前記制御電圧の切換えは、専用の制
御電圧印加手段によって行われるので、調整方向を切換
える、すなわち、たとえば共振周波数が高くなる方向に
調整していたのを、低くなる方向にやり直すこともで
き、トリミングによる調整法に比べて、調整不良を無く
して歩留りを向上することができるとともに、容易に調
整を行うことができる。
【0098】また請求項2の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、以上のように、前記第1の電極を並
列に多段で構成して第2および第3の電極をそれぞれ初
段および終段の第1の電極に対向配置し、かつ前記並列
に配置される第1の電極に対して、千鳥状となるように
複数段の接地電極を対向配置し、制御電圧を、第1の電
極と該接地電極とによって印加する。
【0099】それゆえ、コンデンサの端子間には多段の
コンデンサが直列接続されることになるのに対して、要
求される制御電圧は1段の場合と変わらず、これによっ
て、送信回路の大電力に対応可能なように高耐圧にして
も、制御電圧は実用的な値とすることができ、該制御電
圧の電源などに特別な構成を不要とし、構成を簡略化す
ることができる。
【0100】さらにまた請求項3の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタは、以上のように、前記制御電圧
を、抵抗およびインダクタの直列回路を介して前記第1
の電極に与える。
【0101】それゆえ、取扱うべき高周波信号に対して
はインダクタが高インピーダンスとなって、該高周波信
号の変化による絶縁層の電界の変化を抑え、安定した動
作を行うことができる。
【0102】また請求項4の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、以上のように、前記絶縁層を基板と
同様のセラミック材料で形成して、フィルタ回路を構成
する回路のうち、調整不要な部分とともに多層セラミッ
ク基板内に一体で作り込み、前記制御電圧を制御する制
御電圧印加手段を集積回路で実現して、この基板上に実
装する。
【0103】それゆえ、実装部品が減り、小型軽量化が
可能であるとともに、完成した基板内のフィルタ回路の
特性に対応して集積回路の特性を調整することによっ
て、容易に所望とするフィルタ特性を実現することがで
きる。
【0104】さらにまた請求項5の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタでは、以上のように、前記集積回
路は、前記制御電圧の切換制御のためのソフトウエアを
記憶可能とする。
【0105】それゆえ、集積回路のソフトウエアを書換
えるだけで、所望とする特性を得ることができ、特性調
整を自動的に行うことができるとともに、所望とする特
性が得られるまで、何度でも調整作業をやり直すことが
でき、しかも周囲温度等に応じた微調整も能動的に行う
ことができるので、要求される特性も緩やかに設定する
ことができる。
【0106】また請求項6の発明に係る電圧制御通過帯
域可変フィルタは、以上のように、前記絶縁層を誘電体
薄膜で形成して、フィルタ回路を構成する残余の回路が
形成されているセラミック系材料から成る基板表層部に
一体で作り込み、前記制御電圧を制御する制御電圧印加
手段を集積回路で実現して、この基板上に実装する。
【0107】それゆえ、実装部品が減り、小型軽量化が
可能であるとともに、完成した基板内のフィルタ回路の
特性に対応して集積回路の特性を調整することによっ
て、容易に所望とするフィルタ特性を実現することがで
きる。加えて、前記絶縁層の薄膜化によって、集積回路
の出力電圧を低く抑えることができ、低消費電力化を図
ることができる。さらに、高温・高圧でプレス成形され
るセラミック基板の内部に絶縁層を形成する場合に比べ
て、膜厚を容易に制御することができるとともに、該絶
縁層が損傷する可能性は小さく、信頼性を向上すること
ができる。
【0108】さらにまた請求項7の発明に係る電圧制御
通過帯域可変フィルタでは、以上のように、前記集積回
路は、前記制御電圧の切換制御のためのソフトウエアを
記憶可能とする。
【0109】それゆえ、集積回路のソフトウエアを書換
えるだけで、所望とする特性を得ることができ、特性調
整を自動的に行うことができるとともに、所望とする特
性が得られるまで、何度でも調整作業をやり直すことが
でき、しかも周囲温度等に応じた微調整も能動的に行う
ことができるので、要求される特性も緩やかに設定する
ことができる。
【0110】また請求項8の発明に係る高周波回路モジ
ュールは、以上のように、多層基板の内部の一部または
全部の領域に、前記請求項4または5で示す電圧制御通
過帯域可変フィルタの前記集積回路を除く構成を作り込
んだ高周波回路基板を用いる。
【0111】それゆえ、高周波回路モジュールに占める
電圧制御通過帯域可変フィルタのための外付け部品のス
ペースを縮小し、該モジュールを小型化することができ
る。
【0112】さらにまた請求項9の発明に係る高周波回
路モジュールは、以上のように、多層基板の一部または
全部の領域に、前記請求項6または7で示す電圧制御通
過帯域可変フィルタの前記集積回路を除く構成を作り込
んだ高周波回路基板を用いる。
【0113】それゆえ、高周波回路モジュールに占める
電圧制御通過帯域可変フィルタのための外付け部品のス
ペースを縮小し、該モジュールを小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態の電圧制御通過帯域
可変フィルタの構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1で示す電圧制御通過帯域可変フィルタの構
造を示す縦断面図である。
【図3】図1および図2で示す電圧制御通過帯域可変フ
ィルタにおける電圧制御可変容量コンデンサおよび制御
電圧印加のための構成を示す等価回路図である。
【図4】前記電圧制御可変容量コンデンサの直流制御電
圧変化に対する静電容量変化を示すグラフである。
【図5】図1で示す電圧制御通過帯域可変フィルタの等
価回路図である。
【図6】前記電圧制御通過帯域可変フィルタの直流制御
電圧変化に対する通過特性の変化を説明するためのグラ
フであり、PHS用の特性を示すグラフである。
【図7】前記電圧制御通過帯域可変フィルタの直流制御
電圧変化に対する通過特性の変化を説明するためのグラ
フであり、PDCの送信回路用の特性を示すグラフであ
る。
【図8】前記電圧制御通過帯域可変フィルタの直流制御
電圧変化に対する通過特性の変化を説明するためのグラ
フであり、PDCの受信回路用の特性を示すグラフであ
る。
【図9】前記図1〜図8で示す電圧制御通過帯域可変フ
ィルタを搭載する高周波回路モジュールの斜視図であ
る。
【図10】前記電圧制御通過帯域可変フィルタを用いた
場合のPDC、PHS共用の端末装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【図11】図9で示す高周波回路モジュールの製造工程
を説明するためのフローチャートである。
【図12】図11で示す製造工程における検査工程を詳
細に説明するためのフローチャートである。
【図13】電圧制御通過帯域可変フィルタにおける集積
回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の実施の第2の形態の電圧制御通過帯
域可変フィルタの構造を示す縦断面図である。
【図15】図14で示す電圧制御通過帯域可変フィルタ
における電圧制御可変容量コンデンサおよび制御電圧印
加のための構成を示す等価回路図である。
【図16】本発明の実施の第3の形態の電圧制御通過帯
域可変フィルタの構造を示す斜視図である。
【図17】図16で示す電圧制御通過帯域可変フィルタ
の分解斜視図である。
【図18】図16の切断面線A−Aから見た断面図であ
る。
【図19】前記図16〜図18で示す電圧制御通過帯域
可変フィルタを搭載する高周波回路モジュールの斜視図
である。
【図20】本発明の実施の第4の形態の電圧制御通過帯
域可変フィルタの構造を示す縦断面図である。
【図21】前記電圧制御可変容量コンデンサと共振器パ
ターンとを1段構成で使用した共振器の例を示す電気回
路図である。
【図22】前記電圧制御可変容量コンデンサと共振器パ
ターンとを3段構成で使用したフィルタの例を示す電気
回路図である。
【図23】前記図5で示す電圧制御通過帯域可変フィル
タのさらに他の実施の形態を示す電気回路図である。
【図24】前記図16〜図19で示す電圧制御通過帯域
可変フィルタのさらに他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図25】PDC、PHS共用の端末装置を従来技術で
実現しようとした場合の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図26】可変容量ダイオードを用いる典型的な従来技
術の電圧制御通過帯域可変フィルタの電気回路図であ
る。
【図27】可変容量ダイオードを用いる他の従来技術で
ある共振回路の電気回路図である。
【図28】さらに他の従来技術である電圧制御可変容量
コンデンサの構造を概略的に示す断面図である。
【図29】前記図26で示す電圧制御通過帯域可変フィ
ルタおよび図28で示す電圧制御可変容量コンデンサ等
を用いる高周波回路モジュールの製造工程を説明するた
めのフローチャートである。
【図30】図28で示す電圧制御可変容量コンデンサの
動作を説明するための断面図および等価回路図である。
【符号の説明】 51 電圧制御通過帯域可変フィルタ 52 基板 53,53a 電圧制御可変容量コンデンサ 54 集積回路 55,55a 共振器パターン(第2の電極) 56,56a 接地パターン(第3の電極) 57,57a 入出力パターン 58,58a,64,64a,67,67a,68,6
8a,69,69a,70,70a ビアホー
ル 59,60 接地導体層 61,62 絶縁層 63 制御電極(第1の電極) 65,65a 制御電圧端子 65b,65c 制御電圧端子 66,66a 入出力端子 71,72 コンデンサ 73 高周波信号源 74 制御電圧源 75 抵抗 76 インダクタ 81 高周波回路モジュール 82 基板 83,84,85 部品 91 端末装置 95 処理回路 111 電圧制御通過帯域可変フィルタ 112 接地電極 113 ビアホール 114 抵抗 115 インダクタ 121 電圧制御通過帯域可変フィルタ 122,122a 電圧制御可変容量コンデンサ 124,124a,127,127a ビアホール 125,125a 第2の電極 126,126a 第3の電極 128,128a 制御電極(第1の電極) 129,129a バイアス回路 131 高周波回路モジュール 141 電圧制御通過帯域可変フィルタ 142 接地電極 143 ビアホール 151 電圧制御通過帯域可変フィルタ 152,152a 制御電圧端子 153 フィルタ回路 C1,C1a,C2 結合容量 C11,C11a,C12 電圧制御可変容量コンデン
サ S1 切換スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される電界の強度に対応して比誘電率
    が変化する誘電体から成る絶縁層と、前記絶縁層の一方
    の表面に形成され、前記電界を発生するための制御電圧
    が印加される第1の電極と、前記絶縁層の他方の表面に
    相互に隣接して並列配置され、高周波信号が与えられる
    第2および第3の電極とを備え、第2および第1の電極
    間ならびに第1および第3の電極間の対向する導体領域
    を容量電極とする2段直列接続構成の電圧制御可変容量
    コンデンサと、 前記第1の電極に前記制御電圧を印加する制御電圧印加
    手段とを含むことを特徴とする電圧制御通過帯域可変フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】前記第1の電極を並列に多段で構成し、か
    つ第2および第3の電極をそれぞれ初段および終段の第
    1の電極に対向配置し、 前記並列に配置される第1の電極に対して、千鳥状とな
    るように対向配置される複数段の接地電極を備えること
    を特徴とする請求項1記載の電圧制御通過帯域可変フィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】前記制御電圧は、抵抗およびインダクタの
    直列回路を介して前記第1の電極に与えられることを特
    徴とする請求項1または2記載の電圧制御通過帯域可変
    フィルタ。
  4. 【請求項4】前記絶縁層はセラミック系材料から成り、
    前記電圧制御可変容量コンデンサはフィルタ回路を構成
    する残余の回路とともにセラミック系材料から成る基板
    内に一体成形され、前記制御電圧印加手段を実現する集
    積回路が該基板上に実装されて一体化されることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の電圧制御通過帯
    域可変フィルタ。
  5. 【請求項5】前記集積回路は、前記制御電圧の切換制御
    のためのソフトウエアを記憶可能であることを特徴とす
    る請求項4記載の電圧制御通過帯域可変フィルタ。
  6. 【請求項6】前記絶縁層は誘電体薄膜材料から成り、前
    記電圧制御可変容量コンデンサはフィルタ回路を構成す
    る残余の回路が形成されているセラミック系材料から成
    る基板表層部に一体形成され、前記制御電圧印加手段を
    実現する集積回路も該基板上に実装されて一体化される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電圧
    制御通過帯域可変フィルタ。
  7. 【請求項7】前記集積回路は、前記制御電圧の切換制御
    のためのソフトウエアを記憶可能であることを特徴とす
    る請求項6記載の電圧制御通過帯域可変フィルタ。
  8. 【請求項8】多層基板の内部の一部または全部の領域
    に、前記請求項4または5で示す電圧制御通過帯域可変
    フィルタの前記集積回路を除く構成を作り込んだ高周波
    回路基板を用いることを特徴とする高周波回路モジュー
    ル。
  9. 【請求項9】多層基板の一部または全部の領域に、前記
    請求項6または7で示す電圧制御通過帯域可変フィルタ
    の前記集積回路を除く構成を作り込んだ高周波回路基板
    を用いることを特徴とする高周波回路モジュール。
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