JPH10195182A - 水素化開環メタセシスポリマーの製造方法 - Google Patents
水素化開環メタセシスポリマーの製造方法Info
- Publication number
- JPH10195182A JPH10195182A JP9363779A JP36377997A JPH10195182A JP H10195182 A JPH10195182 A JP H10195182A JP 9363779 A JP9363779 A JP 9363779A JP 36377997 A JP36377997 A JP 36377997A JP H10195182 A JPH10195182 A JP H10195182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- octahydronaphthalene
- polymerization
- norbornene
- dimethano
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G61/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
- C08G61/02—Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes
- C08G61/04—Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms
- C08G61/06—Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds
- C08G61/08—Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds of carbocyclic compounds containing one or more carbon-to-carbon double bonds in the ring
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素化開環メタセシスポリマーの製造のため
に、金属を含みそして高い重合及び水素化活性を有する
ただ一つの単一触媒を添加する方法を提供することであ
る。 【解決手段】 重合段階のための触媒として一般式
(I) 【化1】 [式中、R1、R2、X1、X2、L1及びL2は所定の意味
を有する]のルテニウム−カルベン錯体を使用して環式
オレフィンから水素化開環メタセシス(コ)ポリマーを
製造するための方法であって、重合の後で改質剤を添加
することによって前記触媒を必要に応じて改質し、そし
て重合生成物を(重合の間のと同じ不活性溶媒によって
又は別の不活性溶媒によって必要に応じて希釈された)
溶液として余分の水素化触媒の添加無しで0℃〜200
℃の温度で2〜200barの水素圧力下で水素化させ
そしてこの際少なくとも60%のオレフィン性二重結合
を飽和させる方法が提供される。
に、金属を含みそして高い重合及び水素化活性を有する
ただ一つの単一触媒を添加する方法を提供することであ
る。 【解決手段】 重合段階のための触媒として一般式
(I) 【化1】 [式中、R1、R2、X1、X2、L1及びL2は所定の意味
を有する]のルテニウム−カルベン錯体を使用して環式
オレフィンから水素化開環メタセシス(コ)ポリマーを
製造するための方法であって、重合の後で改質剤を添加
することによって前記触媒を必要に応じて改質し、そし
て重合生成物を(重合の間のと同じ不活性溶媒によって
又は別の不活性溶媒によって必要に応じて希釈された)
溶液として余分の水素化触媒の添加無しで0℃〜200
℃の温度で2〜200barの水素圧力下で水素化させ
そしてこの際少なくとも60%のオレフィン性二重結合
を飽和させる方法が提供される。
Description
【0001】本発明は、水素化(水素化され)開環(開
環された)メタセシスポリマー(ROMPポリマー)の
製造方法に関する。この方法から得ることができる物質
は、特に高い純度並びに良好な熱及び光安定性を示す。
ノルボルネン又はテトラシクロドデセン誘導体から製造
された殆どの水素化開環メタセシスポリマーは、大きな
用途可能性を有する無定形熱可塑性ポリマーである。
環された)メタセシスポリマー(ROMPポリマー)の
製造方法に関する。この方法から得ることができる物質
は、特に高い純度並びに良好な熱及び光安定性を示す。
ノルボルネン又はテトラシクロドデセン誘導体から製造
された殆どの水素化開環メタセシスポリマーは、大きな
用途可能性を有する無定形熱可塑性ポリマーである。
【0002】環に応力がかかった(ring−stre
ssed)シクロオレフィン例えばノルボルネン誘導
体、テトラシクロドデセン誘導体から製造された開環メ
タセシスポリマーは知られている(例えばEP−A 0
02 277から)。しかしながら、ポリマー主鎖中の
炭素−炭素二重結合のために、それらは熱的にそして光
化学的に不安定である。かくして、このような不飽和ポ
リマーをそれらの意図された用途に依存して完全に又は
部分的に水素化させたいという要求が生じた。
ssed)シクロオレフィン例えばノルボルネン誘導
体、テトラシクロドデセン誘導体から製造された開環メ
タセシスポリマーは知られている(例えばEP−A 0
02 277から)。しかしながら、ポリマー主鎖中の
炭素−炭素二重結合のために、それらは熱的にそして光
化学的に不安定である。かくして、このような不飽和ポ
リマーをそれらの意図された用途に依存して完全に又は
部分的に水素化させたいという要求が生じた。
【0003】開環(ring−opening)メタセ
シス重合(ROMP)からのポリマーの水素化生成物も
また知られている。EP−317 262及びDE 4
139 476は、エステル基を有するテトラシクロド
デセン誘導体例えば7−メチル−7−メトキシカルボニ
ルテトラシクロドデセンから製造された水素化ROMP
ポリマーを述べている。上述のモノマーに、パラアルデ
ヒドによって改質された六塩化タングステンによる触媒
作用によってトリイソブチルアルミニウム又は塩化ジエ
チルアルミニウムの存在下で開環重合を施した。次に生
成したポリマーを加圧された水素下で水素化させたが、
ここではナフテン酸ニッケル、炭素上のロジウム、けい
そう土上のパラジウム、RuHCl(CO)(PP
h3)3などを水素化触媒として使用することができる。
EP−303 246は、例えば、五塩化モリブデンに
よる触媒作用によるエチルアルミニウムセスキクロリド
の存在下でのジシクロペンタジエン及びメチルテトラシ
クロドデセンの開環共重合を述べている。生成したポリ
マーを、酸化アルミニウム上のニッケルによる触媒作用
によって水素化させた。
シス重合(ROMP)からのポリマーの水素化生成物も
また知られている。EP−317 262及びDE 4
139 476は、エステル基を有するテトラシクロド
デセン誘導体例えば7−メチル−7−メトキシカルボニ
ルテトラシクロドデセンから製造された水素化ROMP
ポリマーを述べている。上述のモノマーに、パラアルデ
ヒドによって改質された六塩化タングステンによる触媒
作用によってトリイソブチルアルミニウム又は塩化ジエ
チルアルミニウムの存在下で開環重合を施した。次に生
成したポリマーを加圧された水素下で水素化させたが、
ここではナフテン酸ニッケル、炭素上のロジウム、けい
そう土上のパラジウム、RuHCl(CO)(PP
h3)3などを水素化触媒として使用することができる。
EP−303 246は、例えば、五塩化モリブデンに
よる触媒作用によるエチルアルミニウムセスキクロリド
の存在下でのジシクロペンタジエン及びメチルテトラシ
クロドデセンの開環共重合を述べている。生成したポリ
マーを、酸化アルミニウム上のニッケルによる触媒作用
によって水素化させた。
【0004】先行技術中に述べられた重合及び水素化方
法は、二個又はそれより多い成分での重合触媒及び付加
的な水素化触媒を使用する。触媒残渣が生成物中に集積
する。これらの触媒残渣は金属残渣(W、Ti、Mo、
Re、Ru、Alなど)、ハロゲン、リン、ケイ素など
を含む可能性があり、そしてこれらはポリマー特性例え
ば透明性、安定性、加工性をひどく損なう。これは、ポ
リマー合成後の精製の要求を増加させる。
法は、二個又はそれより多い成分での重合触媒及び付加
的な水素化触媒を使用する。触媒残渣が生成物中に集積
する。これらの触媒残渣は金属残渣(W、Ti、Mo、
Re、Ru、Alなど)、ハロゲン、リン、ケイ素など
を含む可能性があり、そしてこれらはポリマー特性例え
ば透明性、安定性、加工性をひどく損なう。これは、ポ
リマー合成後の精製の要求を増加させる。
【0005】かくして、水素化ROMPポリマーの製造
のために、金属を含みそして高い重合及び水素化活性を
有するただ一つの単一触媒を添加する方法を提供する目
的が生じた。
のために、金属を含みそして高い重合及び水素化活性を
有するただ一つの単一触媒を添加する方法を提供する目
的が生じた。
【0006】US−P 5,312,940及びUS−
P 5,342,909は、なかんずく、一般式(I)
P 5,342,909は、なかんずく、一般式(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中、R1及びR2は、お互いに独立に、
水素、C2〜C20−アルケニル、C1〜C20−アルキル、
アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−
アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、アリール
オキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C20
−アルキルチオ(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロ
ゲン、C1〜C5−アルコキシによって、又は必要に応じ
てC1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキ
シによって置換されたフェニルによって必要に応じて置
換されていて良い)を意味し、X1及びX2は、お互いに
独立に、任意の所望のアニオン性配位子を意味し、L1
及びL2は、お互いに独立に、任意の所望の中性電子供
与体を意味し、そしてX1、X2、L1及びL2の二個又は
三個は、更にまた、一緒に多座キレート化配位子を形成
しても良い]のルテニウム−カルベン錯体、並びに環式
オレフィンの開環メタセシス重合のための触媒としての
それらの使用を述べている。
水素、C2〜C20−アルケニル、C1〜C20−アルキル、
アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−
アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、アリール
オキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C20
−アルキルチオ(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロ
ゲン、C1〜C5−アルコキシによって、又は必要に応じ
てC1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキ
シによって置換されたフェニルによって必要に応じて置
換されていて良い)を意味し、X1及びX2は、お互いに
独立に、任意の所望のアニオン性配位子を意味し、L1
及びL2は、お互いに独立に、任意の所望の中性電子供
与体を意味し、そしてX1、X2、L1及びL2の二個又は
三個は、更にまた、一緒に多座キレート化配位子を形成
しても良い]のルテニウム−カルベン錯体、並びに環式
オレフィンの開環メタセシス重合のための触媒としての
それらの使用を述べている。
【0009】本発明は、重合段階のための触媒として上
で述べたルテニウム−カルベン錯体を使用して環式オレ
フィンから水素化開環メタセシス(コ)ポリマーを製造
するための方法であって、重合の後で改質剤を添加する
ことによって前記触媒を必要に応じて改質し、そして重
合生成物を(重合の間のと同じ不活性溶媒によって又は
別の不活性溶媒によって必要に応じて希釈された)溶液
として余分の水素化触媒の添加無しで0℃〜200℃の
好ましくは35℃〜150℃の温度で2〜200bar
の好ましくは10〜50barの水素圧力下で水素化さ
せこの際少なくとも60%好ましくは95%のオレフィ
ン性二重結合を飽和させることを特徴とする方法を提供
する。
で述べたルテニウム−カルベン錯体を使用して環式オレ
フィンから水素化開環メタセシス(コ)ポリマーを製造
するための方法であって、重合の後で改質剤を添加する
ことによって前記触媒を必要に応じて改質し、そして重
合生成物を(重合の間のと同じ不活性溶媒によって又は
別の不活性溶媒によって必要に応じて希釈された)溶液
として余分の水素化触媒の添加無しで0℃〜200℃の
好ましくは35℃〜150℃の温度で2〜200bar
の好ましくは10〜50barの水素圧力下で水素化さ
せこの際少なくとも60%好ましくは95%のオレフィ
ン性二重結合を飽和させることを特徴とする方法を提供
する。
【0010】好ましい触媒は、一般式(I)
【0011】
【化3】
【0012】[式中、R1及びR2は、お互いに独立に、
水素、C2〜C5−アルケニル、C1〜C5−アルキル、フ
ェニル、C1〜C5−カルボキシレート、C1〜C5−アル
コキシ、フェノキシ、C2〜C5−アルコキシカルボニル
(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5
−アルコキシによって必要に応じて、又はC1〜C5−ア
ルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによって置換
されたフェニルによって必要に応じて置換されていて良
い)を意味し、X1及びX2は、お互いに独立に、Cl、
Br、C1〜C5−カルボキシレート、フェノキシ、C1
〜C5−アルコキシ、C1〜C5−アルキルチオ(これら
は、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコ
キシによって必要に応じて、又はC1〜C5−アルキル、
ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによって置換されたフ
ェニルによって必要に応じて置換されていて良い)の群
からのアニオン性配位子を意味し、L1及びL2は、お互
いに独立に、アリール又はC1〜C10−アルキルホスフ
ィン(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1
〜C5−アルコキシによって必要に応じて、又はC1〜C
5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによっ
て置換されたフェニルによって必要に応じて置換されて
いて良い)の群からの中性配位子を意味する]のルテニ
ウム−カルベン錯体である。
水素、C2〜C5−アルケニル、C1〜C5−アルキル、フ
ェニル、C1〜C5−カルボキシレート、C1〜C5−アル
コキシ、フェノキシ、C2〜C5−アルコキシカルボニル
(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5
−アルコキシによって必要に応じて、又はC1〜C5−ア
ルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによって置換
されたフェニルによって必要に応じて置換されていて良
い)を意味し、X1及びX2は、お互いに独立に、Cl、
Br、C1〜C5−カルボキシレート、フェノキシ、C1
〜C5−アルコキシ、C1〜C5−アルキルチオ(これら
は、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコ
キシによって必要に応じて、又はC1〜C5−アルキル、
ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによって置換されたフ
ェニルによって必要に応じて置換されていて良い)の群
からのアニオン性配位子を意味し、L1及びL2は、お互
いに独立に、アリール又はC1〜C10−アルキルホスフ
ィン(これらは、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1
〜C5−アルコキシによって必要に応じて、又はC1〜C
5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによっ
て置換されたフェニルによって必要に応じて置換されて
いて良い)の群からの中性配位子を意味する]のルテニ
ウム−カルベン錯体である。
【0013】好ましい触媒は、一般式(I)[式中、R1
及びR2は、お互いに独立に、水素、メチル、エチル、
フェニル、又はメチル、エチル若しくはフェニルによっ
て必要に応じて置換されたビニルを意味し、X1及びX2
は、お互いに独立に、Cl、Brを意味し、L1及びL2
は、お互いに独立に、トリメチルホスフィン、トリエチ
ルホスフィン、トリフェニルホスフィン又はトリシクロ
ヘキシルホスフィンを意味する]のルテニウム/カルベ
ン錯体である。
及びR2は、お互いに独立に、水素、メチル、エチル、
フェニル、又はメチル、エチル若しくはフェニルによっ
て必要に応じて置換されたビニルを意味し、X1及びX2
は、お互いに独立に、Cl、Brを意味し、L1及びL2
は、お互いに独立に、トリメチルホスフィン、トリエチ
ルホスフィン、トリフェニルホスフィン又はトリシクロ
ヘキシルホスフィンを意味する]のルテニウム/カルベ
ン錯体である。
【0014】使用することができる環式オレフィン性モ
ノマーは、広範囲の極性官能性例えばハロゲン、シア
ノ、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、カルボン
酸無水物、カルボン酸イミド、エーテル酸素、カルボニ
ル基を有して良い単環又は多環式モノオレフィン、ジオ
レフィン、トリオレフィン又はテトラオレフィンであ
る。好ましいモノマーは、少なくとも一個のノルボルネ
ン下位構造(substructure)を有する多環
式の環ひずみ(ring−strained)オレフィ
ンである。
ノマーは、広範囲の極性官能性例えばハロゲン、シア
ノ、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、カルボン
酸無水物、カルボン酸イミド、エーテル酸素、カルボニ
ル基を有して良い単環又は多環式モノオレフィン、ジオ
レフィン、トリオレフィン又はテトラオレフィンであ
る。好ましいモノマーは、少なくとも一個のノルボルネ
ン下位構造(substructure)を有する多環
式の環ひずみ(ring−strained)オレフィ
ンである。
【0015】上で述べたモノマーは有機化学の文献中で
知られた化合物である。
知られた化合物である。
【0016】特に好ましいモノマー又はコモノマーは、
例えば、2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−
2−ノルボルネン、5−メチル−5−メトキシカルボニ
ル−2−ノルボルネン、5−シアノ−2−ノルボルネ
ン、5−メチル−5−シアノ−2−ノルボルネン、5,
5−ジシアノ−2−ノルボルネン、1,4,5,8−ジ
メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレン、6−メチル−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、6−メチル−6−メトキシカルボニル
−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−メチルオ
キシカルボニル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6,7−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、ジシクロペンタジエン、トリシクロペンタジ
エン、テトラシクロペンタジエン、1,4−ジメタノ−
1,4,4a,9a−テトラヒドロフルオレンである。
例えば、2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−
2−ノルボルネン、5−メチル−5−メトキシカルボニ
ル−2−ノルボルネン、5−シアノ−2−ノルボルネ
ン、5−メチル−5−シアノ−2−ノルボルネン、5,
5−ジシアノ−2−ノルボルネン、1,4,5,8−ジ
メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレン、6−メチル−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、6−メチル−6−メトキシカルボニル
−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−メチルオ
キシカルボニル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6,7−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、ジシクロペンタジエン、トリシクロペンタジ
エン、テトラシクロペンタジエン、1,4−ジメタノ−
1,4,4a,9a−テトラヒドロフルオレンである。
【0017】重合条件下で不活性である有機、プロトン
性又は水性溶媒を、溶液重合のための溶媒として考える
ことができる。例は、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、エーテル、脂肪族炭化水素、アルコール、水又は
これらの混合物である。好ましい例は、ベンゼン、トル
エン、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ヘキサン及びシクロヘキサンである。
性又は水性溶媒を、溶液重合のための溶媒として考える
ことができる。例は、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、エーテル、脂肪族炭化水素、アルコール、水又は
これらの混合物である。好ましい例は、ベンゼン、トル
エン、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ヘキサン及びシクロヘキサンである。
【0018】重合は、0℃〜100℃の、好ましくは2
5℃〜45℃の温度で実施することができる。
5℃〜45℃の温度で実施することができる。
【0019】生成物の分子量を調節するために、連鎖移
動剤を重合段階に添加することができる。開環メタセシ
ス重合のための適切な連鎖移動剤は、炭素−炭素二重結
合を有する開鎖化合物である。連鎖移動剤の例は、C1
〜C12−アルケン、酢酸アリル、アリルアルキルエーテ
ル、スチレン、1,4−ジメトキシ−2−ブテンであ
る。生成物の分子量は、連鎖移動剤対モノマーのモル比
を1:50と1:10000の間で、好ましくは1:1
00と1:1000の間で変えることによって調節する
ことができる。
動剤を重合段階に添加することができる。開環メタセシ
ス重合のための適切な連鎖移動剤は、炭素−炭素二重結
合を有する開鎖化合物である。連鎖移動剤の例は、C1
〜C12−アルケン、酢酸アリル、アリルアルキルエーテ
ル、スチレン、1,4−ジメトキシ−2−ブテンであ
る。生成物の分子量は、連鎖移動剤対モノマーのモル比
を1:50と1:10000の間で、好ましくは1:1
00と1:1000の間で変えることによって調節する
ことができる。
【0020】触媒を改質するための必要に応じて添加さ
れる改質剤としては、アルキルビニルエーテルを使用す
る。アルキルビニルエーテルは、ルテニウム−カルベン
錯体をルテニウム−アルコキシカルベン錯体に転換し、
その結果メタセシス反応の速度を劇的に減らす。触媒対
改質剤のモル比は、1:1と1:100の間で、好まし
くは1:1と1:10の間で変えることができる。
れる改質剤としては、アルキルビニルエーテルを使用す
る。アルキルビニルエーテルは、ルテニウム−カルベン
錯体をルテニウム−アルコキシカルベン錯体に転換し、
その結果メタセシス反応の速度を劇的に減らす。触媒対
改質剤のモル比は、1:1と1:100の間で、好まし
くは1:1と1:10の間で変えることができる。
【0021】触媒対モノマーのモル比は、1:5と1:
100000の間で、好ましくは1:1000と1:5
0000の間で変えることができる。
100000の間で、好ましくは1:1000と1:5
0000の間で変えることができる。
【0022】本発明による方法は好ましくは以下のやり
方で実施する:モノマーを通常は不活性溶媒中に溶か
す。モノマーの濃度は5〜60%で良く、5〜30%の
濃度が好ましい。次に、必要な場合には、連鎖移動剤
を、そして次に触媒を配分する。反応は顕著な発熱効果
無しで進行する。反応時間は数分ないし数時間の間の範
囲で良い。次に、必要な場合には、改質剤を添加する。
重合溶液を、重合の間のと同じ溶媒によって又は別の不
活性溶媒によって1〜50%の、好ましくは5%〜30
%の濃度に必要に応じて希釈し、そして次に高圧オート
クレーブ中で水素化させる。水素化時間は1〜24時間
で良い。
方で実施する:モノマーを通常は不活性溶媒中に溶か
す。モノマーの濃度は5〜60%で良く、5〜30%の
濃度が好ましい。次に、必要な場合には、連鎖移動剤
を、そして次に触媒を配分する。反応は顕著な発熱効果
無しで進行する。反応時間は数分ないし数時間の間の範
囲で良い。次に、必要な場合には、改質剤を添加する。
重合溶液を、重合の間のと同じ溶媒によって又は別の不
活性溶媒によって1〜50%の、好ましくは5%〜30
%の濃度に必要に応じて希釈し、そして次に高圧オート
クレーブ中で水素化させる。水素化時間は1〜24時間
で良い。
【0023】水素化生成物は、既知の方法を使用して、
例えば低級脂肪族アルコールによるポリマー溶液からの
沈殿によって又はポリマー溶液を熱水中に導入すること
(ストリッピング)によって単離することができる。
例えば低級脂肪族アルコールによるポリマー溶液からの
沈殿によって又はポリマー溶液を熱水中に導入すること
(ストリッピング)によって単離することができる。
【0024】重合及び水素化は、例えば撹拌されたタン
クカスケード中で又は反応押出機中で、回分式でもそし
て連続的にでも実施することができる。
クカスケード中で又は反応押出機中で、回分式でもそし
て連続的にでも実施することができる。
【0025】本発明による水素化ROMPポリマーは、
(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによって測定して)5000〜10000
00の、好ましくは5000〜150000の重量平均
分子量を有する。分子量は処理パラメーターに、特にモ
ノマー/触媒比及びモノマー/連鎖移動剤比に依存しそ
してこれらのパラメーターを変えることによって所望の
値に調節することができる。
(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによって測定して)5000〜10000
00の、好ましくは5000〜150000の重量平均
分子量を有する。分子量は処理パラメーターに、特にモ
ノマー/触媒比及びモノマー/連鎖移動剤比に依存しそ
してこれらのパラメーターを変えることによって所望の
値に調節することができる。
【0026】本発明による方法からの生成物は特に低い
触媒残渣含量を有する。殆どの用途のためには、精製は
もはや必要ではない。痕跡の元素例えば塩素、ルテニウ
ム及びリンなどは、必要な場合には、水素化生成物を、
有機/無機酸例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸及び塩酸
の水性溶液と、又は活性固体吸着剤例えばシリカゲル、
けいそう土、活性炭若しくは酸化アルミニウムと接触さ
せることによって効果的に除去することができる。
触媒残渣含量を有する。殆どの用途のためには、精製は
もはや必要ではない。痕跡の元素例えば塩素、ルテニウ
ム及びリンなどは、必要な場合には、水素化生成物を、
有機/無機酸例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸及び塩酸
の水性溶液と、又は活性固体吸着剤例えばシリカゲル、
けいそう土、活性炭若しくは酸化アルミニウムと接触さ
せることによって効果的に除去することができる。
【0027】先行技術と比較して、本発明による方法
は、 1.それはただ一つの触媒成分しか要求しない、 2.それはモノマー中に広範囲の極性溶媒を許容する、 3.生成する生成物は特に低い金属残渣含量を有し、そ
の結果殆どの用途のためには別の精製段階は必要ではな
いという点で特に区別される。
は、 1.それはただ一つの触媒成分しか要求しない、 2.それはモノマー中に広範囲の極性溶媒を許容する、 3.生成する生成物は特に低い金属残渣含量を有し、そ
の結果殆どの用途のためには別の精製段階は必要ではな
いという点で特に区別される。
【0028】本反応を以下の実施例によって例証する
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0029】
【実施例】実施例1: 2−ノルボルネンから製造される水素化開環
メタセシスポリマー
メタセシスポリマー
【0030】
【化4】
【0031】15mlのトルエン中の4.7g(50ミ
リモル)の2−ノルボルネン、58mg(0.5ミリモ
ル)の1,4−ジメトキシ−シス−2−ブテンの溶液
を、トルエン中のビス(トリシクロヘキシルホスフィ
ン)ベンジリデンルテニウムクロリドの0.01M溶液
の1ml(0.01ミリモル)と10mlのトルエンと
の混合物に窒素下で室温で滴加する。反応混合物を更に
3時間撹拌し、そして0.2mlのエチルビニルエーテ
ルによって重合を終わらせる。生成する粘性の溶液を5
0mlのトルエンによって希釈し、そして50barの
水素圧力下で120℃で12時間水素化させる。反応混
合物を室温に冷却し、そしてこの溶液をメタノールに滴
加する。吸引濾過及び乾燥の後で、4.7gのポリマー
が得られる。1H−及び13C−NMRは、90%のオレ
フィン性二重結合が水素化されていることを示す。
リモル)の2−ノルボルネン、58mg(0.5ミリモ
ル)の1,4−ジメトキシ−シス−2−ブテンの溶液
を、トルエン中のビス(トリシクロヘキシルホスフィ
ン)ベンジリデンルテニウムクロリドの0.01M溶液
の1ml(0.01ミリモル)と10mlのトルエンと
の混合物に窒素下で室温で滴加する。反応混合物を更に
3時間撹拌し、そして0.2mlのエチルビニルエーテ
ルによって重合を終わらせる。生成する粘性の溶液を5
0mlのトルエンによって希釈し、そして50barの
水素圧力下で120℃で12時間水素化させる。反応混
合物を室温に冷却し、そしてこの溶液をメタノールに滴
加する。吸引濾過及び乾燥の後で、4.7gのポリマー
が得られる。1H−及び13C−NMRは、90%のオレ
フィン性二重結合が水素化されていることを示す。
【0032】実施例2:7−メチル−7−メトキシカル
ボニルテトラシクロドデセンから製造される水素化開環
メタセシスポリマー
ボニルテトラシクロドデセンから製造される水素化開環
メタセシスポリマー
【0033】
【化5】
【0034】100mlのテトラヒドロフラン中の2
7.8g(120ミリモル)の7−メチル−7−メトキ
シカルボニルテトラシクロドデセン、14mg(0.6
ミリモル)の1−ヘキセンの溶液を、30mlのテトラ
ヒドロフラン中の33mg(0.04ミリモル)のビス
(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニ
ウムクロリドの溶液に窒素下で室温で滴加する。反応混
合物を更に3時間撹拌し、そして0.2mlのエチルビ
ニルエーテルによって重合を終わらせる。生成する粘性
の溶液を500mlのテトラヒドロフランによって希釈
し、そして50barの水素圧力下で120℃で12時
間水素化させる。反応混合物を室温に冷却し、そしてこ
の溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後
で、(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーによって測定して)96700の重量
平均分子量及び41500の数平均分子量を有する26
gのポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、
96%のオレフィン性二重結合が水素化されていること
を示す。
7.8g(120ミリモル)の7−メチル−7−メトキ
シカルボニルテトラシクロドデセン、14mg(0.6
ミリモル)の1−ヘキセンの溶液を、30mlのテトラ
ヒドロフラン中の33mg(0.04ミリモル)のビス
(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニ
ウムクロリドの溶液に窒素下で室温で滴加する。反応混
合物を更に3時間撹拌し、そして0.2mlのエチルビ
ニルエーテルによって重合を終わらせる。生成する粘性
の溶液を500mlのテトラヒドロフランによって希釈
し、そして50barの水素圧力下で120℃で12時
間水素化させる。反応混合物を室温に冷却し、そしてこ
の溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後
で、(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーによって測定して)96700の重量
平均分子量及び41500の数平均分子量を有する26
gのポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、
96%のオレフィン性二重結合が水素化されていること
を示す。
【0035】実施例3:7−エチリデンテトラシクロド
デセンから製造される水素化開環メタセシスポリマー
デセンから製造される水素化開環メタセシスポリマー
【0036】
【化6】
【0037】5mlのトルエン中の4.52g(24.
3ミリモル)の7−エチリデンテトラシクロドデセン、
11mg(0.12ミリモル)のアリルエチルエーテル
の溶液を、30mlのトルエン中の20mg(0.02
4ミリモル)のビス(トリシクロヘキシルホスフィン)
−ベンジリデンルテニウムクロリドの溶液に窒素下で室
温で滴加する。反応混合物を更に3時間撹拌し、そして
0.2mlのエチルビニルエーテルによって重合を終わ
らせる。生成する粘性の溶液を200mlのトルエンに
よって希釈し、そして50barの水素圧力下で120
℃で12時間水素化させる。反応混合物を室温に冷却
し、そしてこの溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過
及び乾燥の後で、(ポリスチレン較正によるゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーによって測定して)12
2000の重量平均分子量及び48100の数平均分子
量を有する4.3gのポリマーが得られる。1H−及び
13C−NMRは、98%よりも多いオレフィン性二重結
合が水素化されていることを示す。
3ミリモル)の7−エチリデンテトラシクロドデセン、
11mg(0.12ミリモル)のアリルエチルエーテル
の溶液を、30mlのトルエン中の20mg(0.02
4ミリモル)のビス(トリシクロヘキシルホスフィン)
−ベンジリデンルテニウムクロリドの溶液に窒素下で室
温で滴加する。反応混合物を更に3時間撹拌し、そして
0.2mlのエチルビニルエーテルによって重合を終わ
らせる。生成する粘性の溶液を200mlのトルエンに
よって希釈し、そして50barの水素圧力下で120
℃で12時間水素化させる。反応混合物を室温に冷却
し、そしてこの溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過
及び乾燥の後で、(ポリスチレン較正によるゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーによって測定して)12
2000の重量平均分子量及び48100の数平均分子
量を有する4.3gのポリマーが得られる。1H−及び
13C−NMRは、98%よりも多いオレフィン性二重結
合が水素化されていることを示す。
【0038】この粗製生成物を、それをキシレン中に溶
かすこと、この溶液を20gのけいそう土と合わせるこ
と、この懸濁液を還流しながら30分間撹拌すること、
暖かい懸濁液を吸引濾過すること、及びポリマーをメタ
ノール中で再沈殿させることによって精製する。
かすこと、この溶液を20gのけいそう土と合わせるこ
と、この懸濁液を還流しながら30分間撹拌すること、
暖かい懸濁液を吸引濾過すること、及びポリマーをメタ
ノール中で再沈殿させることによって精製する。
【0039】比較例1:7−エチリデンテトラシクロド
デセンから製造される水素化開環メタセシスポリマー (1)3.8ml(3.8ミリモル)のトリエチルアル
ミニウムの1M溶液、1.4ml(10ミリモル)のト
リエチルアミン及び1.0ml(1.0ミリモル)のト
ルエン中の四塩化チタンの1M溶液を、上で述べた順序
で、22.3g(120ミリモル)の7−エチリデンテ
トラシクロドデセン、2ml(1ミリモル)のトルエン
中の1−ヘキセンの0.5M溶液及び110mlのトル
エンの混合物に添加する。反応混合物を更に3時間撹拌
し、そして1mlのメタノールによって重合を終わらせ
る。生成する粘性の溶液をメタノールに滴加する。沈殿
する生成物を吸引濾過によって除去しそして真空下で乾
燥させる。79700の重量平均分子量及び35100
の数平均分子量を有する22gのポリマーが得られる。
デセンから製造される水素化開環メタセシスポリマー (1)3.8ml(3.8ミリモル)のトリエチルアル
ミニウムの1M溶液、1.4ml(10ミリモル)のト
リエチルアミン及び1.0ml(1.0ミリモル)のト
ルエン中の四塩化チタンの1M溶液を、上で述べた順序
で、22.3g(120ミリモル)の7−エチリデンテ
トラシクロドデセン、2ml(1ミリモル)のトルエン
中の1−ヘキセンの0.5M溶液及び110mlのトル
エンの混合物に添加する。反応混合物を更に3時間撹拌
し、そして1mlのメタノールによって重合を終わらせ
る。生成する粘性の溶液をメタノールに滴加する。沈殿
する生成物を吸引濾過によって除去しそして真空下で乾
燥させる。79700の重量平均分子量及び35100
の数平均分子量を有する22gのポリマーが得られる。
【0040】(2)段階(1)から得られる22gの生
成物を、高圧オートクレーブ中の200mlのトルエン
中に溶かす。オートクレーブに不活性窒素雰囲気を与え
る。50mgのRuH2(CO)(PPh3)3を添加
し、そしてこの混合物を50barの水素圧力下で12
0℃で12時間水素化させる。反応混合物を室温に冷却
し、そしてこの溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過
及び乾燥の後で、21.4gのポリマーが得られる。1
H−及び13C−NMRは、98%よりも多いオレフィン
性二重結合が水素化されていることを示す。
成物を、高圧オートクレーブ中の200mlのトルエン
中に溶かす。オートクレーブに不活性窒素雰囲気を与え
る。50mgのRuH2(CO)(PPh3)3を添加
し、そしてこの混合物を50barの水素圧力下で12
0℃で12時間水素化させる。反応混合物を室温に冷却
し、そしてこの溶液をメタノールに滴加する。吸引濾過
及び乾燥の後で、21.4gのポリマーが得られる。1
H−及び13C−NMRは、98%よりも多いオレフィン
性二重結合が水素化されていることを示す。
【0041】実施例4:5−シアノ−2−ノルボルネン
とテトラシクロドデセン(モル比40:60)から製造
される水素化開環メタセシスコポリマー
とテトラシクロドデセン(モル比40:60)から製造
される水素化開環メタセシスコポリマー
【0042】
【化7】
【0043】5mlのトルエン中の1.9g(16ミリ
モル)の5−シアノ−2−ノルボルネン及び3.84g
(24ミリモル)のテトラシクロドデセンの溶液を、2
5mlのトルエン中の33mg(0.04ミリモル)の
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンル
テニウムクロリドの溶液に窒素下で室温で滴加する。反
応混合物を更に6時間撹拌し、そして0.2mlのエチ
ルビニルエーテルによって重合を終わらせる。生成する
粘性の溶液を200mlのトルエンによって希釈し、そ
して50barの水素圧力下で120℃で12時間水素
化させる。反応混合物を室温に冷却し、そしてこの溶液
をメタノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後で、
(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによって測定して)33700の重量平均
分子量及び9100の数平均分子量を有する4.8gの
ポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、98
%よりも多いオレフィン性二重結合が水素化されそして
シアノ基が保留されていることを示す。
モル)の5−シアノ−2−ノルボルネン及び3.84g
(24ミリモル)のテトラシクロドデセンの溶液を、2
5mlのトルエン中の33mg(0.04ミリモル)の
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンル
テニウムクロリドの溶液に窒素下で室温で滴加する。反
応混合物を更に6時間撹拌し、そして0.2mlのエチ
ルビニルエーテルによって重合を終わらせる。生成する
粘性の溶液を200mlのトルエンによって希釈し、そ
して50barの水素圧力下で120℃で12時間水素
化させる。反応混合物を室温に冷却し、そしてこの溶液
をメタノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後で、
(ポリスチレン較正によるゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによって測定して)33700の重量平均
分子量及び9100の数平均分子量を有する4.8gの
ポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、98
%よりも多いオレフィン性二重結合が水素化されそして
シアノ基が保留されていることを示す。
【0044】比較例2:5−シアノ−2−ノルボルネン
とテトラシクロドデセン(モル比40:60)から製造
される水素化開環メタセシスコポリマー (1)3.97g(10ミリモル)の塩化タングステン
(VI)を、窒素下で70mlのトルエン中に溶かす。
30mlのトルエン中の2.36g(20ミリモル)の
アセトアルデヒド/ジエチルアセタールの溶液を、撹拌
しながら20〜25℃でこの溶液に滴加する。このよう
にして生成される塩化水素を、3時間以内に窒素の乾い
た流れによってパージする。生成する溶液中のタングス
テン濃度は約0.1モル/Lである。
とテトラシクロドデセン(モル比40:60)から製造
される水素化開環メタセシスコポリマー (1)3.97g(10ミリモル)の塩化タングステン
(VI)を、窒素下で70mlのトルエン中に溶かす。
30mlのトルエン中の2.36g(20ミリモル)の
アセトアルデヒド/ジエチルアセタールの溶液を、撹拌
しながら20〜25℃でこの溶液に滴加する。このよう
にして生成される塩化水素を、3時間以内に窒素の乾い
た流れによってパージする。生成する溶液中のタングス
テン濃度は約0.1モル/Lである。
【0045】(2)3.3ml(0.33ミリモル)の
段階(1)において得られる触媒溶液及び1.3ml
(2.3ミリモル)のトルエン中の塩化ジエチルアルミ
ニウムの1.8M溶液を、4.76g(40ミリモル)
の5−シアノノルボルネン、2ml(1ミリモル)の塩
化メチレン中のアリルエチルエーテルの0.5M溶液及
び80mlのテトラヒドロフランの混合物に添加する。
次に、40mlのテトラヒドロフラン中の9.6g(6
0ミリモル)のテトラシクロドデセンの溶液を2時間以
内に滴加する。反応混合物を更に3時間撹拌し、そして
1mlのメタノールによって重合を終わらせる。生成す
る粘性の溶液は、100mlごとに約12gのポリマー
を含みそして水素化のために使用することができる。ポ
リマーを単離するために、この溶液をメタノールに滴加
する。沈殿する生成物を吸引濾過によって除去しそして
真空下で乾燥させる。(ポリスチレン較正によるゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーによって測定して)
30800の重量平均分子量及び12600の数平均分
子量を有する13.7gのポリマーが得られる。
段階(1)において得られる触媒溶液及び1.3ml
(2.3ミリモル)のトルエン中の塩化ジエチルアルミ
ニウムの1.8M溶液を、4.76g(40ミリモル)
の5−シアノノルボルネン、2ml(1ミリモル)の塩
化メチレン中のアリルエチルエーテルの0.5M溶液及
び80mlのテトラヒドロフランの混合物に添加する。
次に、40mlのテトラヒドロフラン中の9.6g(6
0ミリモル)のテトラシクロドデセンの溶液を2時間以
内に滴加する。反応混合物を更に3時間撹拌し、そして
1mlのメタノールによって重合を終わらせる。生成す
る粘性の溶液は、100mlごとに約12gのポリマー
を含みそして水素化のために使用することができる。ポ
リマーを単離するために、この溶液をメタノールに滴加
する。沈殿する生成物を吸引濾過によって除去しそして
真空下で乾燥させる。(ポリスチレン較正によるゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーによって測定して)
30800の重量平均分子量及び12600の数平均分
子量を有する13.7gのポリマーが得られる。
【0046】(3)段階(2)において得られる溶液
(約120ml)を、電磁撹拌機を有する高圧オートク
レーブ中に導入する。オートクレーブに不活性窒素雰囲
気を与える。50mgのRuHCl(CO)(P(C6
H5)3)3を添加しそして水素を導入する。撹拌しなが
ら温度を120℃に上げる。この温度では、圧力は50
barである。反応混合物をこの温度で10時間撹拌す
る。この混合物を室温に冷却し、そしてこの溶液をメタ
ノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後で、12.5
gのポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、
98%よりも多いオレフィン性二重結合が水素化されそ
してシアノ基が保留されていることを示す。
(約120ml)を、電磁撹拌機を有する高圧オートク
レーブ中に導入する。オートクレーブに不活性窒素雰囲
気を与える。50mgのRuHCl(CO)(P(C6
H5)3)3を添加しそして水素を導入する。撹拌しなが
ら温度を120℃に上げる。この温度では、圧力は50
barである。反応混合物をこの温度で10時間撹拌す
る。この混合物を室温に冷却し、そしてこの溶液をメタ
ノールに滴加する。吸引濾過及び乾燥の後で、12.5
gのポリマーが得られる。1H−及び13C−NMRは、
98%よりも多いオレフィン性二重結合が水素化されそ
してシアノ基が保留されていることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハラルト・ピーラルツイク ドイツ47800クレーフエルト・ベテルシユ トラーセ37 (72)発明者 ウリ・ベルナー・フランツ アメリカ合衆国ペンシルベニア州15108ム ーンタウンシツプ・ポロクラブドライブ 404
Claims (5)
- 【請求項1】 重合段階のための触媒として一般式
(I) 【化1】 [式中、 R1及びR2は、お互いに独立に、水素、C2〜C20−ア
ルケニル、C1〜C20−アルキル、アリール、C1〜C20
−カルボキシレート、C1〜C20−アルコキシ、C2〜C
20−アルケニルオキシ、アリールオキシ、C2〜C20−
アルコキシカルボニル、C1〜C20−アルキルチオ(こ
れらは、C1〜C5−アルキル、ハロゲン、C1〜C5−ア
ルコキシによって、又は必要に応じてC1〜C5−アルキ
ル、ハロゲン、C1〜C5−アルコキシによって置換され
たフェニルによって必要に応じて置換されていて良い)
を意味し、 X1及びX2は、お互いに独立に、任意の所望のアニオン
性配位子を意味し、 L1及びL2は、お互いに独立に、任意の所望の中性電子
供与体を意味し、そしてX1、X2、L1及びL2の二個又
は三個は、更にまた、一緒に多座キレート化配位子を形
成しても良い]のルテニウム−カルベン錯体を使用して
環式オレフィンから水素化開環メタセシス(コ)ポリマ
ーを製造するための方法であって、重合の後で改質剤を
添加することによって前記触媒を必要に応じて改質し、
そして重合生成物を(重合の間のと同じ不活性溶媒によ
って又は別の不活性溶媒によって必要に応じて希釈され
た)溶液として余分の水素化触媒の添加無しで0℃〜2
00℃の温度で2〜200barの水素圧力下で水素化
させそしてこの際少なくとも60%のオレフィン性二重
結合を飽和させる方法。 - 【請求項2】 使用する触媒が、一般式(I)[式中、 R1及びR2は、お互いに独立に、水素、メチル、エチ
ル、フェニル、又はメチル、エチル若しくはフェニルに
よって必要に応じて置換されたビニルを意味し、 X1及びX2は、お互いに独立に、Cl、Brを意味し、 L1及びL2は、お互いに独立に、トリメチルホスフィ
ン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン又
はトリシクロヘキシルホスフィンを意味する]のルテニ
ウム−カルベン錯体である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 使用するモノマーが、少なくとも一個の
ノルボルネン下位構造を有する多環式環ひずみオレフィ
ンでありそしてハロゲン、シアノ、カルボン酸エステ
ル、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物、カルボン酸
イミド、エーテル酸素又はカルボニル基を有して良い、
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 使用するモノマー又はモノマー組み合わ
せを、 2−ノルボルネン、 5−メトキシカルボニル−2−ノルボルネン、 5−メチル−5−メトキシカルボニル−2−ノルボルネ
ン、 5−シアノ−2−ノルボルネン、 5−メチル−5−シアノ−2−ノルボルネン、 5,5−ジシアノ−2−ノルボルネン、 1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、 6−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、 6−メチル−6−メトキシカルボニル−1,4,5,8
−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、 6−メチルオキシカルボニル−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、 6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、 6−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、 6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、 6,7−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、 ジシクロペンタジエン、 トリシクロペンタジエン、 テトラシクロペンタジエン、 1,4−ジメタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロ
フルオレンから選ぶ、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 オレフィン性二重結合の少なくとも95
%を飽和させる、請求項1記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19654074.7 | 1996-12-23 | ||
DE19654074A DE19654074C2 (de) | 1996-12-23 | 1996-12-23 | Verfahren zur Herstellung hydrierter ringgeöffneter Metathesepolymeren |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195182A true JPH10195182A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=7816053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9363779A Pending JPH10195182A (ja) | 1996-12-23 | 1997-12-17 | 水素化開環メタセシスポリマーの製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5932664A (ja) |
EP (1) | EP0850966B1 (ja) |
JP (1) | JPH10195182A (ja) |
KR (1) | KR19980064464A (ja) |
CN (1) | CN1186080A (ja) |
DE (2) | DE19654074C2 (ja) |
ES (1) | ES2151219T3 (ja) |
TW (1) | TW460501B (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999054374A1 (fr) * | 1998-04-23 | 1999-10-28 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Materiau de moulage durcissable et procede de production d'un article moule |
WO1999058592A1 (fr) * | 1998-05-14 | 1999-11-18 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Composition de resine et procede utilisant cette composition pour produire un article durci |
WO2000073366A1 (fr) | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Procede de production de polymere de polymerisation hydrogene a chaine ouverte de cyclo-olefine |
JP2001071416A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Hitachi Chem Co Ltd | 銅張り積層板の製造方法 |
JP2002538273A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-12 | ザ ビー.エフ.グッドリッチ カンパニー | ペンダント環式無水物基を含有するポリマーの製造法 |
JP2002363263A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体、開環共重合体水素化物、それらの製造方法および組成物 |
US7084222B2 (en) | 2001-09-20 | 2006-08-01 | Zeon Corporation | Ruthenium complexes, process for preparation thereof, and processes for producing open-ring polymer of cycloolefins and hydrogenation products thereof by using the complex as catalyst |
WO2008026733A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Zeon Corporation | Polymères de polymérisation par ouverture de cycle à base de norbornène hydrogéné, composition de résine et objets moulés |
WO2008035731A1 (fr) | 2006-09-22 | 2008-03-27 | Kuraray Co., Ltd. | Procédé de fabrication de polymères hydrogénés et polymères hydrogénés |
JP2008137671A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nippon Zeon Co Ltd | 食品用容器 |
JP2009167433A (ja) * | 2009-05-07 | 2009-07-30 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体、開環共重合体水素化物、それらの製造方法および組成物 |
JP2009287041A (ja) * | 1999-12-07 | 2009-12-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体水素化物 |
JP4557124B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2010-10-06 | 日本ゼオン株式会社 | ノルボルネン系開環重合体水素化物の製造方法 |
JP4689836B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2011-05-25 | アドバンスト ポリマー テクノロジーズ インコーポレイテッド | ポリオレフィン組成物及びその生成方法 |
WO2013137398A1 (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本ゼオン株式会社 | 開環メタセシス重合体水素化物の製造方法及び樹脂組成物 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19742981B4 (de) * | 1997-09-29 | 2013-07-25 | 3M Deutschland Gmbh | Durch ROMP härtbare Dentalmassen |
WO1999050330A2 (en) * | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Ruthenium and osmium carbene carbonyl catalysts |
EP2116302B1 (en) | 1998-09-10 | 2017-02-22 | University Of New Orleans Foundation | Catalyst complex with a heterocyclic carbene ligand |
US20020015519A1 (en) * | 1998-12-11 | 2002-02-07 | Lord Corporation | Fiber substrate adhesion and coatings by contact metathesis polymerization |
DE19905093A1 (de) * | 1999-02-01 | 2000-08-03 | Ivoclar Ag Schaan | Schrumpfungsarme Dentalmaterialien |
US6409875B1 (en) | 1999-02-05 | 2002-06-25 | Materia, Inc. | Metathesis-active adhesion agents and methods for enhancing polymer adhesion to surfaces |
US20140088260A1 (en) | 1999-02-05 | 2014-03-27 | Materia, Inc. | Metathesis-active adhesion agents and methods for enhancing polymer adhesion to surfaces |
CA2342019A1 (en) | 2000-03-27 | 2001-09-27 | University Of Ottawa | Method for producing saturated polymers and saturated or unsaturated blends |
DE60232062D1 (de) * | 2001-03-26 | 2009-06-04 | Dow Global Technologies Inc | Metathese-reaktion von ungesättigten fettsäurestern oder fettsäuren mit niedermolekularen olefinen |
CN101172952B (zh) | 2002-04-29 | 2013-03-27 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 关于种子油工业应用的综合化学方法 |
CN100588638C (zh) * | 2003-10-09 | 2010-02-10 | 陶氏环球技术公司 | 合成不饱和醇的改进方法 |
KR100922182B1 (ko) * | 2007-10-29 | 2009-10-21 | 대구대학교 산학협력단 | 리빙 개환 복분해 중합을 이용한 다면체 올리고머릭실세스퀴옥산을 포함하는 양친매성 노보넨계 블록 공중합체및 이의 제조방법 |
WO2010051268A1 (en) * | 2008-10-31 | 2010-05-06 | Dow Global Technologies Inc. | Olefin metathesis process employing bimetallic ruthenium complex with bridging hydrido ligands |
KR101297431B1 (ko) * | 2011-04-18 | 2013-08-19 | 주식회사 폴리사이언텍 | 폴리프로필렌계 수지조성물 및 이로부터 제조된 스크래치 자기재생성 성형품 |
JP6300376B2 (ja) * | 2012-12-07 | 2018-03-28 | 太陽ホールディングス株式会社 | 架橋型樹脂組成物、硬化物およびその製造方法 |
CN110776618B (zh) * | 2019-11-15 | 2022-06-10 | 无锡阿科力科技股份有限公司 | 一种环烯烃共聚物及其制备方法和应用 |
CN110669207B (zh) * | 2019-11-15 | 2022-09-13 | 无锡阿科力科技股份有限公司 | 一种环烯烃共聚物及其制备方法和应用 |
CN115386044A (zh) * | 2021-05-21 | 2022-11-25 | 中国石油化工股份有限公司 | 酯基改性三元乙丙橡胶及其制备方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4136248A (en) * | 1977-12-05 | 1979-01-23 | The B. F. Goodrich Company | Ring-opened alkylnorbornene copolymers |
EP0303246A3 (en) * | 1987-08-12 | 1990-06-20 | The B.F. Goodrich Company | Hydrogenated, ring-opened polymers of cycloolefins |
EP0409291B1 (en) * | 1987-11-17 | 1996-02-14 | Japan Synthetic Rubber Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
JPH01311120A (ja) * | 1988-06-09 | 1989-12-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 水素添加重合体の製造方法 |
US5439992A (en) * | 1989-03-31 | 1995-08-08 | The B. F. Goodrich Company | Continuous process for making melt-processable optical grade ring-opened polycyclic (co)polymers in a single-stage multi-zoned reactor |
CA2030506A1 (en) * | 1989-11-27 | 1991-05-28 | Toshihide Murakami | Hydrogenated ring-opening polymer and process for producing same |
US5266665A (en) * | 1990-06-01 | 1993-11-30 | Monsanto Company | Metathesis polymerization catalyst and method of polymerizing cyclic olefins therewith |
JP3060532B2 (ja) * | 1990-11-30 | 2000-07-10 | ジェイエスアール株式会社 | 開環重合体水素化物の製造方法 |
US5312940A (en) * | 1992-04-03 | 1994-05-17 | California Institute Of Technology | Ruthenium and osmium metal carbene complexes for olefin metathesis polymerization |
US5516456A (en) * | 1994-02-24 | 1996-05-14 | Japan Synthetic Rubber Co., Ltd. | Liquid crystal display panel |
-
1996
- 1996-12-23 DE DE19654074A patent/DE19654074C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-03 TW TW086118130A patent/TW460501B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-12-10 EP EP97121708A patent/EP0850966B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-10 ES ES97121708T patent/ES2151219T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-10 DE DE59702344T patent/DE59702344D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-16 US US08/991,721 patent/US5932664A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-17 JP JP9363779A patent/JPH10195182A/ja active Pending
- 1997-12-22 KR KR1019970071893A patent/KR19980064464A/ko not_active Application Discontinuation
- 1997-12-23 CN CN97126273A patent/CN1186080A/zh active Pending
Cited By (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999054374A1 (fr) * | 1998-04-23 | 1999-10-28 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Materiau de moulage durcissable et procede de production d'un article moule |
WO1999058592A1 (fr) * | 1998-05-14 | 1999-11-18 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Composition de resine et procede utilisant cette composition pour produire un article durci |
JP4689836B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2011-05-25 | アドバンスト ポリマー テクノロジーズ インコーポレイテッド | ポリオレフィン組成物及びその生成方法 |
JP2002538273A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-12 | ザ ビー.エフ.グッドリッチ カンパニー | ペンダント環式無水物基を含有するポリマーの製造法 |
JP4678091B2 (ja) * | 1999-03-12 | 2011-04-27 | 住友ベークライト株式会社 | ペンダント環式無水物基を含有するポリマーの製造法 |
JP2009287042A (ja) * | 1999-05-31 | 2009-12-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環オレフィン重合体およびその水素化物の製造方法 |
US6486264B1 (en) | 1999-05-31 | 2002-11-26 | Zeon Corporation | Process for producing hydrogenated ring-opening polymerization polymer of cycloolefin |
EP2270063A2 (en) | 1999-05-31 | 2011-01-05 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Process for producing hydrogenated product of cyclic olefin polymer prepared through ring-opening polymerization |
US6908970B2 (en) | 1999-05-31 | 2005-06-21 | Zeon Corporation | Process for producing hydrogenated product of cyclic olefin polymer prepared through ring-opening polymerization |
WO2000073366A1 (fr) | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Procede de production de polymere de polymerisation hydrogene a chaine ouverte de cyclo-olefine |
JP4691867B2 (ja) * | 1999-05-31 | 2011-06-01 | 日本ゼオン株式会社 | 環状オレフィンの開環重合体水素化物の製造方法 |
JP4692668B2 (ja) * | 1999-05-31 | 2011-06-01 | 日本ゼオン株式会社 | 開環オレフィン重合体およびその水素化物の製造方法 |
JP4557124B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2010-10-06 | 日本ゼオン株式会社 | ノルボルネン系開環重合体水素化物の製造方法 |
JP2001071416A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Hitachi Chem Co Ltd | 銅張り積層板の製造方法 |
JP2012111968A (ja) * | 1999-12-07 | 2012-06-14 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体水素化物 |
JP4556373B2 (ja) * | 1999-12-07 | 2010-10-06 | 日本ゼオン株式会社 | 開環共重合体水素化物の製造方法 |
JP2009287041A (ja) * | 1999-12-07 | 2009-12-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体水素化物 |
JP2002363263A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体、開環共重合体水素化物、それらの製造方法および組成物 |
US7084222B2 (en) | 2001-09-20 | 2006-08-01 | Zeon Corporation | Ruthenium complexes, process for preparation thereof, and processes for producing open-ring polymer of cycloolefins and hydrogenation products thereof by using the complex as catalyst |
US8586160B2 (en) | 2006-08-31 | 2013-11-19 | Zeon Corporation | Hydrogenated norbornene-based ring-opening polymerization polymer, resin composition, and molded object |
JP5613981B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2014-10-29 | 日本ゼオン株式会社 | ノルボルネン系開環重合体水素化物、樹脂組成物および成形体 |
US8685510B2 (en) | 2006-08-31 | 2014-04-01 | Zeon Corporation | Hydrogenated norbornene-based ring-opening polymerization polymer, resin composition, and molded object |
US8647730B2 (en) | 2006-08-31 | 2014-02-11 | Zeon Corporation | Hydrogenated norbornene-based ring-opening polymerization polymer, resin composition, and molded object |
WO2008026733A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Zeon Corporation | Polymères de polymérisation par ouverture de cycle à base de norbornène hydrogéné, composition de résine et objets moulés |
US8481166B2 (en) | 2006-08-31 | 2013-07-09 | Zeon Corporation | Hydrogenated norbornene-based ring-opening polymerization polymer, resin composition, and molded object |
US8044149B2 (en) | 2006-09-22 | 2011-10-25 | Kuraray Co., Ltd. | Process for production of hydrogenated polymers and hydrogenated polymers |
JP5384111B2 (ja) * | 2006-09-22 | 2014-01-08 | 株式会社クラレ | 水素化重合体の製造方法及び水素化重合体 |
WO2008035731A1 (fr) | 2006-09-22 | 2008-03-27 | Kuraray Co., Ltd. | Procédé de fabrication de polymères hydrogénés et polymères hydrogénés |
JP2008137671A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nippon Zeon Co Ltd | 食品用容器 |
JP2009167433A (ja) * | 2009-05-07 | 2009-07-30 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環共重合体、開環共重合体水素化物、それらの製造方法および組成物 |
WO2013137398A1 (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本ゼオン株式会社 | 開環メタセシス重合体水素化物の製造方法及び樹脂組成物 |
KR20140146054A (ko) | 2012-03-16 | 2014-12-24 | 제온 코포레이션 | 개환 메타세시스 중합체 수소화물의 제조 방법 및 수지 조성물 |
US9850325B2 (en) | 2012-03-16 | 2017-12-26 | Zeon Corporation | Method for producing ring-opening metathesis polymer hydride, and resin composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW460501B (en) | 2001-10-21 |
DE19654074A1 (de) | 1998-06-25 |
EP0850966A1 (de) | 1998-07-01 |
CN1186080A (zh) | 1998-07-01 |
ES2151219T3 (es) | 2000-12-16 |
EP0850966B1 (de) | 2000-09-13 |
DE59702344D1 (de) | 2000-10-19 |
US5932664A (en) | 1999-08-03 |
KR19980064464A (ko) | 1998-10-07 |
DE19654074C2 (de) | 2001-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10195182A (ja) | 水素化開環メタセシスポリマーの製造方法 | |
JP4691867B2 (ja) | 環状オレフィンの開環重合体水素化物の製造方法 | |
CA2030506A1 (en) | Hydrogenated ring-opening polymer and process for producing same | |
WO2007100889A1 (en) | Metathesis interpolymers having terminal functional group (s) | |
CA1281497C (en) | Copolymers of norbornene-type cycloolefins | |
US6156692A (en) | Ruthenium-containing catalyst composition for olefin metathesis | |
KR100577969B1 (ko) | 신규한 위치-규칙성 공중합체 및 이를 형성하는 방법 | |
US7084222B2 (en) | Ruthenium complexes, process for preparation thereof, and processes for producing open-ring polymer of cycloolefins and hydrogenation products thereof by using the complex as catalyst | |
JP4096487B2 (ja) | 開環メタセシス重合体水素化物の製造方法 | |
JPH11158256A (ja) | 環状オレフイン系開環メタセシス重合体水素添加物の製造方法 | |
JP3522009B2 (ja) | 環状オレフィン系開環メタセシス重合体水素添加物及びその製造方法 | |
JPH11193323A (ja) | 環状オレフイン系開環メタセシス重合体水素添加物の製造方法 | |
KR101187549B1 (ko) | 테트라시클로도데센 유도체 및 디사이클로펜타디엔의 혼합물로부터 개환중합된 개환중합 고분자의 수소화 방법 | |
JP2011530001A (ja) | メタセシスポリマーの付加物及びその製造 | |
JP3073228B2 (ja) | 開環重合体水素添加物およびその製造方法 | |
KR101094135B1 (ko) | 개환중합된 테트라시클로도데센 유도체의 수소화 방법 | |
JPH0562613B2 (ja) | ||
US5177184A (en) | Polymerization of co/norbornene compound with molar ratio of n ligand to anion greater than 4 | |
JPH11130844A (ja) | 酸分解性重合体及びその製造方法 | |
JP3300515B2 (ja) | テトラシクロドデセン系重合体水素添加物の製造方法 | |
JP3120459B2 (ja) | 改質された熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの製造方法 | |
Balcar et al. | Cometathesis of dicyclopentadiene with esters of unsaturated carboxylic acids by high valent tungsten chlorides as unicomponent catalysts | |
JP2006063141A (ja) | 重合体水素化物の製造方法 | |
JPH01172422A (ja) | 開環共重合体水素添加物およびその製造方法 | |
Tezuka et al. | Carbenoid polycondensation |