JPH09304321A - セラミック積層体及びその製造方法 - Google Patents

セラミック積層体及びその製造方法

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JPH09304321A
JPH09304321A JP8150103A JP15010396A JPH09304321A JP H09304321 A JPH09304321 A JP H09304321A JP 8150103 A JP8150103 A JP 8150103A JP 15010396 A JP15010396 A JP 15010396A JP H09304321 A JPH09304321 A JP H09304321A
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zirconia
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱応力の作用を原因とする剥離,割れを防止
することができる,セラミック積層体及びその製造方法
を提供すること。 【解決手段】 熱膨張係数が異なる第一セラミック体1
1と第二セラミック体12とを積層,焼成してなる。上
記第一セラミック体11は第二セラミック体12よりも
小さい外形状を有しており,また第一セラミック体11
の外周縁119と第二セラミック体12の上面129と
の間の積層端部100には応力緩和部10を設けてな
り,かつ上記応力緩和部10は外方へ向かってその厚み
が徐々に減少している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】熱膨張係数が異なる複数種類のセラミック
体を積層,焼成してなるセラミック積層体及びその製造
方法。
【0002】
【従来技術】アルミナ,ジルコニア等の異種材料よりな
るセラミック体を複数枚積層,焼成してなるセラミック
積層体が従来知られている。そして,上記セラミック積
層体より構成された物品としては,例えば酸素センサ素
子を挙げることができる。
【0003】上記酸素センサ素子9としては,図13,
図14に示すごとく,センサ部91に対し電極保護部9
9,大気導入部92及び加熱部93を設けた構造のもの
が知られている。上記センサ部91は,固体電解質91
0と該固体電解質910の両面に形成した一組の電極9
11,913と該電極911,913の出力を外部へ導
出するリード部912,914とよりなる。上記電極保
護層990は,上記電極911及びリード部912を覆
うように設けてある。
【0004】また,上記大気導入部92は,上記センサ
部91に設けた他の電極913及びリード部914を覆
うように設けてある。上記大気導入部92は大気を導入
するための大気導入溝921を設けた大気導入部形成板
920と,上記大気導入溝921を閉じ,かつ上記大気
導入部92と加熱部93との間を仕切るための蓋板92
9とよりなる。
【0005】また,上記加熱部93は基板939と,該
基板939に設けた二枚の絶縁板931,932により
挟持され,通電により発熱する発熱体933及び該発熱
体933に通電するためのリード部934とよりなる。
上記加熱部93はセンサ部91を速やかに酸素濃度検出
可能温度まで加熱するために設けてある。
【0006】そして,上記固体電解質910及び電極保
護層990は共にジルコニアセラミック体よりなる。ま
た,上記大気導入部形成板920及び蓋板929も共に
ジルコニアセラミック体よりなる。上記基板939はジ
ルコニアセラミック体よりなる。また,上記絶縁板93
1,932はアルミナセラミック体よりなる。以上に示
すごとく,上記酸素センサ素子9はジルコニアよりなる
セラミック体とアルミナよりなるセラミック体とを複数
枚積層することにより構成されたセラミック積層体より
なる。
【0007】ところで,上記アルミナとジルコニアとの
熱膨張係数(熱膨張率)はそれぞれ異なるため,両者の
接する部分においては熱応力が働くことがある。そこ
で,上記酸素センサ素子9の使用時または製作時等の熱
応力割れを防止するために,固体電解質910,電極保
護層990,大気導入部形成板920,蓋板929及び
基板939は同一成分のジルコニアセラミック体より構
成し,かつアルミナセラミック体よりなる絶縁板93
1,932の厚みは可能な限り薄くしてある。
【0008】そして,上記酸素センサ素子9は,自動車
エンジン等の内燃機関の燃焼制御系に設ける空燃比セン
サ素子として使用することが多くある。上記制御系は,
内燃機関を理論空燃比において燃焼させるための制御を
行っている。理論空燃比において燃焼が行なわれた場合
には,三元触媒コンバーターにおいて排気ガスの浄化を
最も高効率に行うことができるため,好ましい。
【0009】
【解決しようとする課題】ところで,近年の自動車等の
排気ガス規制対応策の一環として,特にエンジン始動直
後から排気ガスを高効率で浄化することが求められてい
る。そこで,エンジンを始動直後より理論空燃比にて燃
焼させための方法が検討されており,その一方法とし
て,エンジン始動直後,数十秒以内に排気ガス中の酸素
濃度を測定可能となるよう酸素センサ素子を急速昇温す
ることが考えられている。このような酸素センサ素子に
おいては,上記加熱部に高電力を付加し,所望の時間内
により高い発熱温度を得ることができるようにする必要
がある。
【0010】しかしながら,上記酸素センサ素子9は前
述したごとくアルミナよりなるセラミック体とジルコニ
アよりなるセラミック体とが複数枚積層された構造を有
しており,熱応力による剥離,割れを防止するためにア
ルミナセラミック体よりなる絶縁板931,932の厚
みを可能な限り薄くしてある。このため,上記加熱部9
3に高電力を付加した場合,該加熱部93とセンサ部9
1との間において絶縁破壊が発生するおそれがある。
【0011】上記絶縁破壊を防止するためには,絶縁板
931,932を厚くする必要がある。しかしこの場合
には,上記酸素センサ素子9の製作時,また使用時等に
熱応力による剥離,割れが発生するおそれがある。いず
れの場合においても,信頼性の低い酸素センサ素子しか
得ることができないおそれがある。
【0012】また,熱応力による酸素センサ素子の割
れ,剥離等を防止するため,特に上述のごとき積層型の
酸素センサ素子において,センサ部と加熱部とを別々に
積層焼成し,それぞれを僅かな間隙を持たせて,センサ
部と加熱部とを,加熱部におけるアルミナを含有しない
部分において接合したものが提案されている(特公平7
−13621号,特開昭61−221644号)。
【0013】しかしながら,このような構造の酸素セン
サ素子は加熱部からセンサ部への熱伝導が輻射熱による
ものとなるため,昇温の効率が悪くなるおそれがある。
従って,加熱部にさらなる高電力の付加が必要となり,
加熱部そのものが劣化するおそれもある。また,酸素セ
ンサ素子の急速昇温が困難となるおそれがある。
【0014】本発明は,かかる問題点に鑑み,熱応力の
作用を原因とする剥離,割れを防止することができる,
セラミック積層体及びその製造方法を提供しようとする
ものである。
【0015】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,熱膨張係数が異
なる第一セラミック体と第二セラミック体とを積層,焼
成してなるセラミック積層体において,上記第一セラミ
ック体は第二セラミック体よりも小さい外形状を有して
おり,また第一セラミック体の外周縁と第二セラミック
体の上面との間の積層端部には応力緩和部を設けてな
り,かつ上記応力緩和部は外方へ向かってその厚みが徐
々に減少していることを特徴とするセラミック積層体に
ある。
【0016】本発明の作用効果につき,以下に説明す
る。本発明にかかるセラミック積層体においては,後述
の図1に示すごとく,第一セラミック体の外周縁と第二
セラミック体の上面との間の積層端部に応力緩和部が設
けてあり,かつ上記応力緩和部は外方へ向かってその厚
みが徐々に減少している。なお,上記応力緩和部として
は,例えば,断面弧状の傾斜面を有するものがある(図
1参照)。また,階段状の傾斜面等を有するものもある
(図11参照)。
【0017】そして,上記のように,異種材料を積層し
たセラミック積層体は,上記積層端部に熱応力が集中す
る。そのため,上記積層端部に熱応力が局所的に作用す
る。また,熱応力は,セラミック積層体の厚みに比例し
て大きくなる。本発明においては,上述の形状の応力緩
和部を積層端部に設け,この部分における厚みを徐々に
減少させてある。
【0018】よって,セラミック積層体において,熱応
力が集中する部分を除去することができ,また熱応力の
大きさを減少することができる。これにより,セラミッ
ク積層体の剥離,割れを防止することができる。以上の
ごとく,本発明によれば,熱応力の作用を原因とする剥
離,割れを防止することができる,セラミック積層体を
得ることができる。
【0019】なお,本発明にかかる構造は三層以上の構
成を有する積層体においても適用可能である。また,熱
膨張係数の異なる三種類以上のセラミックよりなるセラ
ミック積層体においても同様に適用可能である。これら
三層以上積層の場合には,隣接するセラミック体の一方
が第一セラミック体,他方が第二セラミック体を構成す
ることとなる。
【0020】また,上記応力緩和部の熱膨張係数は,第
一セラミック体と第二セラミック体との間の中間の値で
あることが好ましい。これにより,応力緩和部の応力緩
和作用をより高めることができる。また,上記のような
構成を達成するために,例えば,上記応力緩和部は,第
一セラミック体及び第二セラミック体を構成する材料を
混合した混合材料より作成することができる。
【0021】次に,請求項2の発明のように,上記第一
セラミック体がアルミナよりなり,上記第二セラミック
体がジルコニアよりなる場合には,上記応力緩和部はア
ルミナまたはジルコニアの一方または双方よりなること
が好ましい。または,請求項3の発明のように,上記第
一セラミック体がジルコニアよりなり,上記第二セラミ
ック体がアルミナよりなる場合には,上記応力緩和部は
アルミナまたはジルコニアの一方または双方よりなるこ
とが好ましい。
【0022】上記の場合,ジルコニアの熱膨張係数はヒ
ステリシスを有するため,ジルコニアとアルミナとを積
層したセラミック積層体においては,ある温度に達する
と急激に熱応力が発生する。従って,上記応力緩和部が
上記急激に発生する熱応力を大きく緩和することができ
る。
【0023】なお,上記応力緩和部におけるアルミナ及
びジルコニアの含有割合は重量比に換算して,ジルコニ
ア:アルミナ=10:0〜7:3または3:7〜0:1
0とすることが好ましい。この範囲外の含有割合におい
ては,上記応力緩和部の焼結性が極端に劣るため焼成後
の接合強度が得られないおそれがある。
【0024】次に,請求項4の発明は,請求項1〜請求
項3のセラミック積層体を製造するにあたり,上記第二
セラミック体のグリーンシートの上に上記第一セラミッ
ク体のグリーンシートを積層し,次いで上記積層端部に
セラミック材を含有する接合材を塗布し,次いでこれら
を加熱焼成することを特徴とするセラミック積層体の製
造方法にある。
【0025】この方法によれば,特殊な工法,機械,器
具,材料等を使用することなく,容易かつ安価に所望の
材料からなる,熱応力を原因とする割れ,剥離の少ない
セラミック積層体を得ることができる。
【0026】次に,請求項5の発明は,熱膨張係数が異
なる第一セラミック体と第二セラミック体とを,接合層
を介して積層,焼成してなるセラミック積層体におい
て,上記接合層は,その端部に外方へ向かってその厚み
が徐々に減少する応力緩和部を有することを特徴とする
セラミック積層体にある。
【0027】これにより,例えば,第一セラミック体と
第二セラミック体との間,第一セラミック体と第二セラ
ミック体との境界部分の側面等において,上記形状の応
力緩和部を形成することができ,セラミック積層体にお
ける熱応力が集中する部分を除去することができ,また
熱応力の大きさを減少することができる。これにより,
セラミック積層体の剥離,割れを防止することができ
る。また,接合層自体によっても第一セラミック体と第
二セラミック体との間の熱応力を緩和することができ
る。なお,上記応力緩和部としては,例えば,断面弧状
の傾斜面を有するものがある(図2参照)。
【0028】また,上記接合層の熱膨張係数は,第一セ
ラミック体と第二セラミック体との間の中間の値である
ことが好ましい。これにより,第一セラミック体と第二
セラミック体との間に急激な熱膨張率の変化がないた
め,より熱応力が小さくなる。また,上記のような構成
を達成するために,上記接合層は,第一セラミック体及
び第二セラミック体を構成する材料を混合した混合材料
より作成することができる。
【0029】次に,請求項6の発明のように,上記セラ
ミック積層体は,空洞部を形成するための窓部を有する
第一セラミック体と,該第一セラミック体の上面及び下
面に上記接合層を介して,第二セラミック体をそれぞれ
積層してなると共に,上記上下の第二セラミック体の間
には上記窓部によって形成された空洞部を有し,上記接
合層においては,上記応力緩和部を有する端部は,上記
空洞部に面して位置していることを特徴とするセラミッ
ク積層体が好ましい。
【0030】ところで,従来,空洞部を有するセラミッ
ク積層体においては,特に空洞部の四隅に角部が形成さ
れやすく,熱応力がここに集中し,上記角部を起点とし
て剥離,割れが生じるという問題があった。よって,上
記空洞部に面する位置に,上記応力緩和部を設けること
により,熱応力の集中する部分を除去することができ
る。また,上記応力緩和部は,熱応力の大きさを減少す
ることができる。これにより,空洞部を有するセラミッ
ク積層体の熱応力を原因とする,割れ,剥離を防止する
ことができる。
【0031】次に,請求項7の発明のように,上記接合
層は複数層からなり,これらは互いに異なるセラミック
材を用いてなることが好ましい。これにより,上記接合
層を,第一セラミック体から第二セラミック体へ,その
熱膨張係数が徐々に変化するよう構成することができ
る。従って,この構成によれば,例えば第一セラミック
体と接触する接合層の熱膨張係数を第一セラミック体と
近い値となし,第二セラミック体と接触する接合層の熱
膨張係数を第二セラミック体と近い値とすることができ
る。よって,熱応力をより小さくすることができる。
【0032】また,上記接合層は,第一セラミック体と
第二セラミック体とを構成するそれぞれのセラミック材
を混合した混合材料より構成し,第一セラミック体と接
触する接合層においては第一セラミック体を構成するセ
ラミック材の含有量を多く,第二セラミック体に接触す
る接合層においては第二セラミック体を構成するセラミ
ック材の含有量を多くすることが好ましい。これによ
り,上記接合層を,第一セラミック体から第二セラミッ
ク体へその熱膨張係数を徐々に変化するよう,容易に構
成することができる。
【0033】次に,請求項8の発明のように,上記応力
緩和部の厚みは,外方へ向かって段差状に徐々に減少し
ていることが好ましい。この場合にも,他の形状の応力
緩和部と同様の効果を得ることができる(図11参
照)。
【0034】次に,請求項9の発明のように,上記第一
セラミック体がアルミナよりなり,上記第二セラミック
体がジルコニアよりなる場合には,上記応力緩和部はア
ルミナまたはジルコニアの一方または双方よりなること
が好ましい。または,請求項10の発明のように,上記
第一セラミック体がジルコニアよりなり,上記第二セラ
ミック体がアルミナよりなる場合には,上記応力緩和部
はアルミナまたはジルコニアの一方または双方よりなる
ことが好ましい。上記の場合,ジルコニアの熱膨張係数
はヒステリシスを有するため,ジルコニアとアルミナと
を積層したセラミック積層体においては,ある温度に達
すると急激に熱応力が発生する。従って,上記応力緩和
部が上記急激に発生する熱応力を大きく緩和することが
できる。なお,上述と同様に,上記応力緩和部における
アルミナ及びジルコニアの含有割合は重量比に換算し
て,ジルコニア:アルミナ=10:0〜7:3または
3:7〜0:10とすることが好ましい。
【0035】次に,請求項11の発明は,請求項5〜1
0のセラミック積層体を製造するに当たり,上記第二セ
ラミック体のグリーンシートの上に,接合層形成用の接
合材を介して第一セラミック体のグリーンシートを積層
し,次いで,これらをその積層方向に加圧して,上記接
合材の端部に外方へ向かってその厚みが徐々に減少する
状態となし,次いで,これらを加熱焼成することを特徴
とするセラミック積層体の製造方法にある。
【0036】この方法によれば,上述と同様に,特殊な
工法,機械,器具,材料等を使用することなく,容易か
つ安価に所望の材料からなる,熱応力を原因とする割
れ,剥離の少ないセラミック積層体を得ることができ
る。また,この方法によれば,上述の空洞部を有するセ
ラミック積層体において,空洞部に面する位置に上記応
力緩和部を容易に作成することができる(後述の実施形
態例3参照)。また,上記接合材としては,所望のセラ
ミック材を含有したスラリー,ペースト等を用いること
ができる。
【0037】次に,請求項12の発明のように,上記接
合層は接合材のグリーンシートであることが好ましい。
これにより,接合層という役割に加え,それ自体がセラ
ミック積層体の主要構成部品となるため新たに接合層を
介しての接合が不要となり,製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0038】次に,請求項13の発明のように上記セラ
ミック積層体は積層型の酸素センサ素子であることが好
ましい。即ち,酸素センサ素子においては,固体電解質
にジルコニア,他の部分には電気絶縁性が高いこと,価
格が安いこと,また強度の補強等の理由からアルミナを
配している。そして,前述したごとく,ジルコニアの熱
膨張係数はヒステリシスを有するため,ジルコニアとア
ルミナとを積層したセラミック積層体においては,ある
温度に達すると急激に熱応力が発生する。従って,上記
応力緩和部が上記急激に発生する熱応力を大きく緩和す
ることができる。従って,上記酸素センサ素子を作成す
る時,また使用する時の素子割れを防止することができ
る。
【0039】また,前述したごとく,酸素センサ素子に
おいては,アルミナよりなる絶縁板等を従来以上に厚く
することが求められている。絶縁板が厚くなることによ
り熱応力が大きくなるが,上記構成においては応力緩和
部を設けてある。よって,これらは相殺され,熱応力は
小さいままとなる。従って,熱応力を原因とする素子割
れ等も生じない。
【0040】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明にかかる実施形態例につき,図1,図2を用いて
説明する。図1,図2に示すごとく,本例にかかるセラ
ミック積層体1は,熱膨張係数が異なる第一セラミック
体11と第二セラミック体12とを積層,焼成してなる
セラミック積層体1である。
【0041】上記第一セラミック体11は第二セラミッ
ク体12よりも小さい外形状を有しており,また第一セ
ラミック体11の外周縁119と第二セラミック体12
の上面129との間の積層端部100には応力緩和部1
0を設けてある。上記応力緩和部10は外方へ向かって
その厚みが徐々に減少しており,その傾斜面は弧状であ
る。また,上記第一セラミック体11はジルコニアより
なり,上記第二セラミック体はアルミナ12よりなり,
かつ上記応力緩和部10はアルミナよりなる。
【0042】また,本例にかかるセラミック積層体1
は,上記第二セラミック体12のグリーンシートの上に
上記第一セラミック体11のグリーンシートを積層し,
次いで両者の積層端部100にセラミック材を含有する
接合材を塗布し,次いで,これらを加熱焼成することに
より製造することができる。
【0043】以下,上記製造方法を詳細に説明する。ま
ず,第一セラミック体11のグリーンシートを作成す
る。イットリアを添加した平均粒径0.6μmのジルコ
ニア原料粉末71.7wt%,有機バインダとしてポリ
ビニルブチラール2.5wt%,可塑剤はフタル酸ヂブ
チル5.9wt%,分散剤はソルビタントリオレート
0.7wt%,それらを溶解,分散させる有機溶剤とし
て,エタノール・トルエン混合溶剤19.2wt%を用
い,スラリーを準備し,シート成形により,厚さ300
μmのジルコニアシートを成形した。これを所定の寸法
に打ち抜き,第一セラミック体11のグリーンシートを
得た。
【0044】次に,第二セラミック体12のグリーンシ
ートを作成する。平均粒径0.3μmのアルミナ原料粉
末53.2wt%,有機バインダとしてポリビニルブチ
ラール3.8wt%,可塑剤はフタル酸ヂブチル5.7
wt%,分散剤はポリカルボン酸系3.3wt%,それ
らを溶解,分散させる有機溶剤として,エタノール・ト
ルエン混合溶剤34wt%を用い,スラリーを準備し,
シート成形により,厚さ500μmのアルミナシートを
成形した。これを,上記第一セラミック体11のグリー
ンシートよりも1割程度大きい寸法に打ち抜き,第二セ
ラミック体12のグリーンシートを得た。
【0045】次に,応力緩和部10を形成するための,
接合材を作成する。上記第二セラミック体12のグリー
ンシートを作成するために用いたものと同様の平均粒径
0.3μmのアルミナ原料粉末44.6wt%,有機バ
インダとしてポリメタクリル酸アルキルエステル19.
2wt%,分散剤はポリカルボン酸系2.8wt%,そ
れらを溶解,分散させる有機溶剤として,エタノール・
テレピネオール混合溶剤33.4wt%を混合し,混合
物とした。この混合物を3本ロールで混練し,接合材と
した。
【0046】次に,上記第二セラミック体12のグリー
ンシートの上に,上記第一セラミック体のグリーンシー
トを積層し,積層体となす(図1参照)。次に,積層端
部100に,図1に示す形状となるよう,接合材を塗布
した。最後に上記接合材を塗布した積層体を温度150
0℃,2時間で焼成し,図1に示すごとく,アルミナと
ジルコニアという異種材料からなるセラミック積層体1
を得た。
【0047】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例にかかるセラミック積層体1においては,図1,図2
に示すごとく,第一セラミック体1の外周縁119と第
二セラミック体12の上面129との間の積層端部10
0に応力緩和部10が設けてあり,かつ上記応力緩和部
10は外方へ向かってその厚みが徐々に減少している。
そして,上記応力緩和部10は弧状の傾斜面である。
【0048】そして,一般に,異種材料を積層したセラ
ミック積層体は,積層端部に熱応力が集中する。また,
熱応力は,セラミック積層体の厚みに比例して大きくな
る。本例においては,上述の形状の応力緩和部10を積
層端部100に設け,この部分における厚みを徐々に減
少させてある。
【0049】よって,セラミック積層体1において,熱
応力が集中する部分を除去することができ,また熱応力
の大きさを減少することができる。これにより,セラミ
ック積層体1の剥離,割れを防止することができる。
【0050】実施形態例2 本例は,図3,図4に示すごとく,接合層13を有する
セラミック積層体1である。図3に示すごとく,本例
は,熱膨張係数が異なる第一セラミック体11と第二セ
ラミック体12とを,接合層13を介して積層,焼成し
てなるセラミック積層体1である。上記接合層13は,
その端部に外方へ向かってその厚みが徐々に減少する応
力緩和部10を有する。そして,上記第一セラミック体
11はジルコニアよりなり,上記第二セラミック体12
はアルミナよりなり,かつ上記接合層13はアルミナよ
りなる。
【0051】以下,本例のセラミック積層体1の製造方
法につき,詳細に説明する。まず,実施形態例1と同様
の第一セラミック体11のグリーンシート,第二セラミ
ック体12のグリーンシート,接合材を準備する。ただ
し,上記接合材を作成するにあたり,有機溶剤を増量
し,接合材の粘度を50Pa・sとした。
【0052】次に,上記第一セラミック体11のグリー
ンシートの上に,接合材をスクリーン印刷した。これに
より,厚みが60μm,大きさが第二セラミック体12
のグリーンシートより若干大きめとなった接合材層を得
た。上記接合材層は,印刷後,自重により変形し,その
端部の厚みが若干他の部分より薄くなった。次いで,上
記接合材層の上に上記第二セラミック体12のグリーン
シートを積層し,積層体とした。
【0053】次に,上記積層体を2kgf/cm2 にて
加圧する。これにより,上記グリーンシートと接合材層
との間が密着接合される。またこの時,上記接合材層の
端部の厚みが更に減少した。最後に,上記積層体を温度
1500℃,2時間で焼成し,図3に示すごとく,第一
セラミック体11,第二セラミック体12及び接合層1
3よりなるセラミック積層体1を得た。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0054】本例のセラミック積層体1においては,第
一セラミック体11と第二セラミック体12との間に,
上記形状の応力緩和部10を設けてある。よって,セラ
ミック積層体1における熱応力が集中する部分を除去す
ることができ,また熱応力の大きさを減少することがで
きる。これにより,セラミック積層体1の剥離,割れを
防止することができる。
【0055】実施形態例3 本例は,図5,図6に示すごとく,空洞部29を有する
セラミック積層体2である。図5に示すごとく,上記セ
ラミック積層体2は,空洞部29を形成するための窓部
290を有する第一セラミック体21と,該第一セラミ
ック体21の上面及び下面に上記接合層23を介して,
第二セラミック体22をそれぞれ積層してなると共に,
上記上下の第二セラミック体22の間には上記窓部29
0によって形成された空洞部29を有する。
【0056】上記接合層23は,上記応力緩和部20を
有する端部230が,上記空洞部29に面して位置して
いるそして,上記第一セラミック体21はアルミナより
なり,上記第二セラミック体22はジルコニアよりな
り,かつ上記接合層23はアルミナよりなる。
【0057】以下,詳細に説明する。まず,実施形態例
1と同様にして,第一セラミック体21のグリーンシー
ト210,第二セラミック体22のグリーンシート22
0を成形する。ただし,グリーンシート220は同じ大
きさのものを2枚準備した。また,グリーンシート21
0は作成後,金型を用いて,窓部290を打ち抜き成形
した。なお,上記グリーンシート210,220はすべ
て同じ大きさである。
【0058】また,上記接合層23を構成する接合材
は,上記グリーンシート210を作成するに用いたもの
と同様のジルコニア原料粉末と上記グリーンシート22
0を作成するに用いたものと同様のアルミナ原料粉末を
用いて,以下に示すごとく作成する。
【0059】平均粒径0.6μmのジルコニア原料粉末
を20.1wt%,平均粒径0.3μmのアルミナ原料
粉末を30.1wt%,有機バインダとしてポリメタク
リル酸アルキルエステル17.3wt%,分散剤はポリ
カルボン酸系2.5wt%,それらを溶解,分散させる
有機溶剤として,エタノール・テレピネオール混合溶剤
30.0wt%を混合し,混合物となす。そして,上記
混合物を3本ロール混練し,接合材を得た。
【0060】次に,図6に示すごとく,上記グリーンシ
ート220に接合材を厚さ60μmに塗布し,接合材層
230となす。上記接合材層230の上に,上記グリー
ンシート210を積層する。そして,もう1枚のグリー
ンシート220の上に,上記接合材を厚さ60μmに塗
布し,もうひとつの接合材層230となす。更に,この
接合材層230の上にグリーンシート220と210の
積層体を積層し,積層体200とした。なお,上記接合
材層230は窓部290よりも突出した突出部231を
有している。
【0061】次に,上記積層体200を5kgf/cm
2 にて加圧する。次いで,上記積層体200を温度15
00℃,2時間で焼成する。これにより上記突出部23
1が若干溶融し,窓部290に沿って弧状の傾斜面を有
する応力緩和部が形成された。よって,図5に示すごと
く,空洞部29を有する,上記セラミック積層体2を得
た。その他は,実施形態例1と同様である。
【0062】ところで,従来,空洞部を有するセラミッ
ク積層体においては,特に空洞部の四隅に角部が形成さ
れやすく,熱応力がここに集中し,上記角部を起点とし
て剥離,割れが生じるという問題があった。
【0063】本例のセラミック積層体2においては,上
記空洞部29に面する位置に,上記応力緩和部20を設
けてある。よって,熱応力の集中する部分を除去するこ
とができる。また,上記応力緩和部20は,熱応力の大
きさを減少することができる。これにより,空洞部29
を有するセラミック積層体2における,熱応力を原因と
する,割れ,剥離を防止することができる。
【0064】また,本例の接合層23は,アルミナとジ
ルコニアの双方を含有している。このため,接合層23
の熱膨張係数は第一セラミック体21と第二セラミック
体22との中間の値となる。このため,隣接する各層の
熱膨張係数の差が小さくなるため熱応力が小さくなる。
その他は,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0065】実施形態例4 本例は,図7〜図9に示すごとく,本発明にかかるセラ
ミック積層体よりなる積層型の酸素センサ素子及びその
製造方法である。まず,上記酸素センサ素子3は,図7
に示すごとく,センサ部31に対し大気導入部32及び
加熱部33を設けた構造である。そして,上記加熱部3
3とセンサ部31との間には大気導入溝321により形
成された空洞部39がある。上記センサ部31は,固体
電解質310と該固体電解質310の両面に形成した一
組の電極311,313と該電極311,313の出力
を外部へ導出するリード部312,314とよりなる。
【0066】また,上記大気導入部32は,接合層3
4,35を介して,センサ部31に設けた電極313及
びリード部314を覆うように設けてある。上記大気導
入部32は大気導入溝321を設けた大気導入部形成板
320よりなる。また,上記加熱部33は基板331
と,該基板331に設けられた,通電により発熱する発
熱体333及び該発熱体に通電するためのリード部33
4とよりなる。上記発熱体333及びリード部334は
絶縁板332により覆われている。
【0067】上記接合層34,35における,固体電解
質310と大気導入部形成板320との間にある端部3
41,351には,弧状の傾斜面を有する応力緩和部3
0が設けてある。また,上記接合層34,35におけ
る,上記空洞部39に面する位置にある端部342,3
45には,弧状の傾斜面を有する応力緩和部30が設け
てある。
【0068】以下,本例の酸素センサ素子3の製造方法
につき詳細に説明する。イットリアを添加した平均粒径
0.6μmのジルコニア原料粉末71.7wt%,有機
バインダとしてポリビニルブチラール2.5wt%,可
塑剤はフタル酸ヂブチル5.9wt%,分散剤はソルビ
タントリオレート0.7wt%,それらを溶解,分散さ
せる有機溶剤として,エタノール・トルエン混合溶剤1
9.2wt%を用い,スラリーを準備し,シート成形に
より,厚さ300μmのジルコニアシートを成形した。
【0069】これを所定の寸法に打ち抜き,焼成後に固
体電解質310となるグリーンシート391を得た。次
に,上記グリーンシート391の両面に,白金ペースト
をスクリーン印刷し,焼成後に電極311,313とリ
ード部312,314となる部分を形成した(図9参
照)。
【0070】一方,平均粒径0.3μmのアルミナ原料
粉末53.2wt%,有機バインダとしてポリビニルブ
チラール3.8wt%,可塑剤はフタル酸ヂブチル5.
7wt%,分散剤はポリカルボン酸系3.3wt%,そ
れらを溶解,分散させる有機溶剤として,エタノール・
トルエン混合溶剤34wt%を用い,スラリーを準備
し,シート成形により,厚さ300μmのアルミナシー
トを成形した。これを所定の寸法に打ち抜き,焼成後に
大気導入溝形成板320,基板331,絶縁板332と
よりなるグリーンシート392,394を得た。
【0071】なお,上記打抜きの際に,焼成後には大気
導入溝321となる溝部393を形成することにより,
上記グリーンシート392を得た。また,上記打抜き
後,白金ペーストをスクリーン印刷し,焼成後には発熱
体333となる部分を形成することにより,もう一枚の
グリーンシートを得た(図示略)。
【0072】次に,上記アルミナシートを作成するため
に用いたものと同様の平均粒径0.3μmのアルミナ原
料粉末44.6wt%,有機バインダとしてポリメタク
リル酸アルキルエステル19.2wt%,分散剤はポリ
カルボン酸系2.8wt%,それらを溶解,分散させる
有機溶剤として,エタノール・テレピネオール混合溶剤
33.4wt%を混合し,混合物とした。上記混合物を
3本ロールで混練し,接合材とした。
【0073】図9に示すごとく,上記白金ペーストを設
けたグリーンシート(図示略)の上に,グリーンシート
394を積層し,該グリーンシート394の上に上記溝
部393を設けたグリーンシート392を積層した。上
記グリーンシート392の上に,溝部393より突出は
しないが,グリーンシート391の側部より外方に突出
するように接合材を塗布し,接合材層398とした。
【0074】また,上記接合材層398の上に,これと
は反対に,上記溝部393には突出するが,グリーンシ
ート391の側面より外方には突出しない接合材層39
7を形成した。上記接合材層397の上に,上記グリー
ンシート391を積層し,積層体とした。
【0075】次いで,上記積層体を温度1500℃,2
時間で焼成する。これにより溝部393より突出した部
分が若干溶融し,大気導入溝321に沿って弧状の傾斜
面を有する応力緩和部30が形成された。以上により,
図8に示すごとく,大気導入溝321により形成された
空洞部39を有する,上記酸素センサ素子3を得た。そ
の他は,実施形態例1と同様である。
【0076】本例の酸素センサ素子3においては,固体
電解質310にジルコニア,他の部分には電気絶縁性が
高いこと,価格が安いこと,また強度の補強等の理由か
らアルミナを配している。そして,前述したごとく,ジ
ルコニアの熱膨張係数はヒステリシスを有するため,ジ
ルコニアとアルミナとを積層したセラミック積層体にお
いては,ある温度に達すると急激に熱応力が発生する。
【0077】従って,上記応力緩和部30が上記急激に
発生する熱応力を大きく緩和することができる。従っ
て,上記酸素センサ素子3を作成する時,また使用する
時の素子割れを防止することができる。その他は,実施
形態例1と同様の作用効果を有する。
【0078】実施形態例5 また,本例は,実施形態例4において示した酸素センサ
素子3において,二層の接合層34,35を形成する接
合材として,以下に示すものを用いたものである。実施
形態例4において,ジルコニアシートを作成するために
用いたものと同様の平均粒径0.6μmのジルコニア原
料粉末35.7wt%,実施形態例4において,アルミ
ナシートを作成するために用いたものと同様の平均粒径
0.3μmのアルミナ原料粉末8.9wt%,有機バイ
ンダとしてポリメタクリル酸アルキルエステル19.2
wt%,分散剤はポリカルボン酸系2.8wt%,それ
らを溶解,分散させる有機溶剤として,エタノール・テ
レピネオール混合溶剤33.4wt%を混合し,混合物
とした。
【0079】この混合物を3本ロールで混練し,ジルコ
ニアをより多く含有した接合材を作成した。また,上記
ジルコニア原料粉末とアルミナ原料粉末の配合量を入れ
替えて,アルミナを多く含有した接合材を作成した。
【0080】そして,実施形態例4における,接合材層
398を上記アルミナを多く含有した接合材にて作成
し,接合材層397を上記ジルコニアを多く含有した接
合材にて作成した。他は,実施形態例4と同様である。
本例によれば,上記接合層34,35を,固体電解質3
10から大気導入部形成板320へ,その熱膨張係数が
徐々に変化するよう構成することができる。従って,熱
応力をより小さくすることができる。その他は,実施形
態例4と同様の作用効果を有する。
【0081】実施形態例6 本例は,図10に示すごとく,本発明にかかるセラミッ
ク積層体よりなる積層型の酸素センサ素子4及びその製
造方法である。なお,本例にかかる酸素センサ素子4
は,いわゆる2セルタイプの酸素センサ素子である。
【0082】まず,上記酸素センサ素子4は,図10に
示すごとく,センサ部49,大気導入部43及び加熱部
44よりなる。上記センサ部49は,酸素ポンピング作
用を有する電気化学的セル41と,酸素センシング作用
を有する電気化学的セル42とよりなる。上記酸素ポン
ピング作用とは被測定ガス室419への酸素の出し入れ
を行う作用を示している。
【0083】上記電気化学的セル41は,固体電解質4
10の両面に電極411,412を配置してあり,これ
らの電極411,412を貫通するよう小穴413を設
けてある。上記電気化学的セル42は,固体電解質42
0の両面に測定電極421及び基準電極422を設けて
ある。そして,上記電気化学セル41と電気化学セル4
2との間には,接合層45が設けてなり,上記接合層4
5の中央部分であって,上記測定電極421と対面する
部分は空洞部が形成され,ここが被測定ガス室419と
なっている。
【0084】上記大気導入部43は,大気導入溝431
を設けた大気導入部形成板430よりなる。また,上記
加熱部44は発熱体443を設けた基板441と,該発
熱体443を被覆するよう設けた絶縁層442とよりな
る。そして,上記電気化学セル42と大気導入部形成板
430との間は,二層の接合層461,462により接
合されてある。
【0085】上記接合層45における,固体電解質41
0及び420との間にある端部には,弧状の傾斜面を有
する応力緩和部40が設けてある。また,上記接合層4
61及び462における,固体電解質420と大気導入
部形成板430との間にある端部にも,同様に弧状の傾
斜面を有する応力緩和部40が設けてある。そして,上
記大気導入溝431により形成された空洞部439に面
して位置する端部にも,上記と同様の応力緩和部40が
設けてある。
【0086】上記酸素センサ素子の製造方法につき詳細
に説明する。まず,焼成後には大気導入部形成板430
となる支持体を作成する。平均粒径0.3μmのアルミ
ナ原料粉末84wt%,有機バインダとしてパラフィン
ワックス6.4wt%,スチレンブタジエン共重合4.
5wt%,アクリル2.5wt%,酢酸ビニル共重合
2.3wt%,ステアリン酸0.2wt%をを混練し,
射出成形用の原料とした。上記原料を射出成形し,大気
導入溝を有する厚さ1.5mmの支持体を作成した。
【0087】次に,焼成後に基板441となるグリーン
シートを実施形態例4と同様のアルミナシートより作成
した。なお,上記グリーンシートは作成の際に焼成後は
発熱体443となる部分を印刷により作成した。また,
上記固体電解質410,420となるグリーンシート
を,実施形態例4と同様のジルコニアシートより作成し
た。
【0088】次に,絶縁層442となるペーストを以下
に示すごとく作成した。上述と同様の平均粒径0.3μ
mのアルミナ原料粉末44.6wt%,有機バインダと
してポリメタクリル酸アルキルエステル19.2wt
%,分散剤はポリカルボン酸系2.8wt%,それらを
溶解,分散させる有機溶剤として,エタノール・テレピ
ネオール混合溶剤33.4wt%を混合し,混合物とな
す。この混合物を3本ロールで混練し,焼成後には絶縁
層442となるペーストを作成した。
【0089】次に,焼成後に接合層461となる接合材
を以下に示すごとく作成した。実施形態例1において,
ジルコニアシートを作成するために用いたものと同様の
イットリアを添加した平均粒径0.6μmのジルコニア
原料粉末35.7wt%,平均粒径0.3μmのアルミ
ナ原料粉末8.9wt%,有機バインダとしてポリメタ
クリル酸アルキルエステル19.2wt%,分散剤はポ
リカルボン酸系2.8wt%,それらを溶解,分散させ
る有機溶剤として,エタノール・テレピネオール混合溶
剤33.4wt%を混合し,混合物とした。この混合物
を3本ロールで混練し,ジルコニアをより多く含有した
接合材を作成した。これが焼成後,接合層461とな
る。
【0090】次に,焼成後に接合層462となる接合材
を以下に示すごとく作成した。実施形態例1において,
ジルコニアシートを作成するために用いたものと同様の
イットリアを添加した平均粒径0.6μmのジルコニア
原料粉末8.9wt%と,平均粒径0.3μmのアルミ
ナ原料粉末35.7wt%,,有機バインダとしてポリ
メタクリル酸アルキルエステル19.2wt%,分散剤
はポリカルボン酸系2.8wt%,それらを溶解,分散
させる有機溶剤として,エタノール・テレピネオール混
合溶剤33.4wt%を混合し,混合物とした。この混
合物を3本ロールで混練し,アルミナをより多く含有し
た接合材を作成した。これが焼成後,接合層462とな
る。
【0091】次に,焼成後に接合層45となる接合材
を,上記焼成後には接合層461となる接合材を作成す
るにあたり,ジルコニア原料粉末とアルミナ原料粉末と
の分量を入れ替えることにより作成した。
【0092】以上に示すグリーンシート,ペースト,接
合材を,焼成後には上記図10に示す構造となる順序に
て積層し,積層体とした。この時,焼成後は接合層46
1,462及び45となる接合材はそれぞれ厚さ30μ
mとなるように印刷し,接合材層とした。また,接合層
461,462となる接合材層は前述した図9と同様に
構成し,接合層45となる接合材層は固体電解質410
となるグリーンシートの側面より突出するようにした。
その後,上記積層体を温度1500℃,2時間で焼成
し,上記図10に示した本例にかかる酸素センサ素子4
を得た。その他は実施形態例4と同様である。
【0093】本例によれば,センサ部49の二層のジル
コニアの間に熱応力緩和層を設けた構造にすることによ
り,センサ部と支持部との熱膨張差による熱応力の増大
を防止し,割れ剥離のない良好な素子を提供することが
できる。その他は,実施形態例4と同様の作用効果を有
する。
【0094】実施形態例7 本例は,図11に示すごとく,加熱部における発熱体が
三層よりなり,この積層端部における応力緩和部の厚み
は外方に向かって段差状に減少するよう形成した,実施
形態例6と同様の構成の酸素センサ素子及びその製造方
法である。
【0095】上記酸素センサ素子4は,図11に示すご
とく,センサ部49,大気導入部43及び加熱部44よ
りなる。上記加熱部44は,基板443と該基板443
に形成された,発熱体481,482,483と該発熱
体481,482,483同士の間隙を充填する逆パタ
ーンの形状を有する三層の充填層491,492,49
3,そしてこれらを被覆する絶縁層442とよりなる。
【0096】また,センサ部49における,2枚の電気
化学セル41,42の間には接合層45が設けてあり,
その端部に実施形態例6と同様の応力緩和部60を有す
る。また,上記センサ部49と大気導入部43との間に
は二層の接合層461,462が設けてあり,その端部
に実施形態例6と同様の応力緩和部40を有する。
【0097】上記酸素センサ素子の製造方法につき,加
熱部を中心に説明する。まず,図12に示すごとく,実
施形態例6において焼成後には基板441となったアル
ミナシートよりなるグリーンシート543を作成した。
また,上記グリーンシートを作成するにあたり使用した
ものと同様の平均粒径0.3μmのアルミナ原料粉末6
2.5wt%,有機バインダとしてポリビニルブチラー
ル4.9wt%,分散剤はソルビタントリオレート0.
1wt%,それらを溶解,分散させる有機溶剤として,
エタノール・テレピネオール混合溶剤30.0wt%を
混合し,混合物とした。そして,上記混合物を3本ロー
ルで混練し,焼成後には上記充填層491,492,4
93となるペーストとした。
【0098】そして,上記グリーンシート543の表面
に,図12(a)に示すごとく,一層目の発熱体481
となる白金ペースト層581を印刷した。次いで,図1
2(b)に示すごとく,一層目の充填層491となるペ
ースト層591を印刷により充填した。次に,図12
(c)に示すごとく,二層目の白金ペースト層582,
図12(d)に示すごとく,二層目のペースト層592
の充填,更に,図12(f)に示すごとく,三層目の白
金ペースト層583,図12(f)に示すごとく,三層
目のペースト層593の充填を行った。
【0099】その後,上記白金ペースト層583,ペー
スト層593を被覆するように,実施形態例6と同様に
各グリーンシート層を積層し,積層体となす。その後,
上記積層体を実施形態例6と同様に焼成し,上記図10
に示した酸素センサ素子4を得た。その他は実施形態例
6と同様である。
【0100】本例にかかる充填層491,492,49
3においては,真ん中の層から上下の層に向かって,そ
の端部の厚みが減少するよう構成されている。このた
め,発熱体481,482,483と上記充填層49
1,492,493との間に作用する熱応力が緩和さ
れ,この部分における割れ,剥離を防止することができ
る。従って,発熱体をより急速昇温することが可能とな
る。その他は実施形態例6と同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,セラミック積層体の断
面図。
【図2】実施形態例1における,セラミック積層体の平
面図。
【図3】実施形態例2における,接合部を有するセラミ
ック積層体の断面図。
【図4】実施形態例2における,接合部を有するセラミ
ック積層体の平面図。
【図5】実施形態例3における,空洞部を有するセラミ
ック積層体の断面図。
【図6】実施形態例3における,積層体の断面図。
【図7】実施形態例4における,酸素センサ素子の展開
説明図。
【図8】実施形態例4における,酸素センサ素子の断面
図。
【図9】実施形態例4における,積層体の要部断面図。
【図10】実施形態例6における,酸素センサ素子の断
面図。
【図11】実施形態例7における,酸素センサ素子の断
面図。
【図12】実施形態例7における,発熱部の製作工程の
説明図。
【図13】従来例にかかるセラミック積層体よりなる酸
素センサ素子の展開説明図。
【図14】従来例にかかるセラミック積層体よりなる酸
素センサ素子の断面図。
【符号の説明】
1,2...セラミック積層体, 10,20,30,40...応力緩和部, 100...積層端部, 11...第一セラミック体, 119...外周縁, 12...第二セラミック体, 129...上面, 3,4...酸素センサ素子,

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱膨張係数が異なる第一セラミック体と
    第二セラミック体とを積層,焼成してなるセラミック積
    層体において,上記第一セラミック体は第二セラミック
    体よりも小さい外形状を有しており,また第一セラミッ
    ク体の外周縁と第二セラミック体の上面との間の積層端
    部には応力緩和部を設けてなり,かつ上記応力緩和部は
    外方へ向かってその厚みが徐々に減少していることを特
    徴とするセラミック積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記第一セラミック
    体はアルミナよりなり,上記第二セラミック体はジルコ
    ニアよりなり,かつ上記応力緩和部はアルミナまたはジ
    ルコニアの一方または双方よりなることを特徴とするセ
    ラミック積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記第一セラミック
    体はジルコニアよりなり,上記第二セラミック体はアル
    ミナよりなり,かつ上記応力緩和部はアルミナまたはジ
    ルコニアの一方または双方よりなることを特徴とするセ
    ラミック積層体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のセラミック積層体を製造
    するにあたり,上記第二セラミック体のグリーンシート
    の上に上記第一セラミック体のグリーンシートを積層
    し,次いで上記積層端部にセラミック材を含有する接合
    材を塗布し,次いで,これらを加熱焼成することを特徴
    とするセラミック積層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱膨張係数が異なる第一セラミック体と
    第二セラミック体とを,接合層を介して積層,焼成して
    なるセラミック積層体において,上記接合層は,その端
    部に外方へ向かってその厚みが徐々に減少する応力緩和
    部を有することを特徴とするセラミック積層体。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記セラミック積層
    体は,空洞部を形成するための窓部を有する第一セラミ
    ック体と,該第一セラミック体の上面及び下面に上記接
    合層を介して,第二セラミック体をそれぞれ積層してな
    ると共に,上記上下の第二セラミック体の間には上記窓
    部によって形成された空洞部を有し,上記接合層におい
    て,上記応力緩和部を有する端部は,上記空洞部に面し
    て位置していることを特徴とするセラミック積層体。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において,上記接合層
    は複数層からなり,これらは互いに異なるセラミック材
    を用いてなることを特徴とするセラミック積層体。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一項において,
    上記応力緩和部の厚みは,外方へ向かって段差状に徐々
    に減少していることを特徴とするセラミック積層体。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか一項において,
    上記第一セラミック体はアルミナよりなり,上記第二セ
    ラミック体はジルコニアよりなり,かつ上記応力緩和部
    はアルミナまたはジルコニアの一方または双方よりなる
    ことを特徴とするセラミック積層体。
  10. 【請求項10】 請求項5〜8のいずれか一項におい
    て,上記第一セラミック体はジルコニアよりなり,上記
    第二セラミック体はアルミナよりなり,かつ上記応力緩
    和部はアルミナまたはジルコニアの一方または双方より
    なることを特徴とするセラミック積層体。
  11. 【請求項11】 請求項5〜10のセラミック積層体を
    製造するに当たり,上記第二セラミック体のグリーンシ
    ートの上に,接合層形成用の接合材を介して第一セラミ
    ック体のグリーンシートを積層し,次いで,これらをそ
    の積層方向に加圧して,上記接合材の端部が外方へ向か
    ってその厚みが徐々に減少する状態となし,次いで,こ
    れらを加熱焼成することを特徴とするセラミック積層体
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において,上記接合層は上
    記接合材のグリーンシートであることを特徴とするセラ
    ミック積層体の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一項におい
    て,上記セラミック積層体は積層型の酸素センサ素子で
    あることを特徴とするセラミック積層体。
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