JP2007024670A - セラミック積層体及びそれを具備するガスセンサ - Google Patents

セラミック積層体及びそれを具備するガスセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】中空部の角部からのクラックを容易に解消できるセラミック積層体及びそれを具備するガスセンサを提供する。
【解決手段】主面に溝7を設けた第1セラミック体2と、貫通孔からなる中空部6を設けた第2セラミック体3と、第3セラミック体4とを、この順に接着層5を介してそれぞれ積層してなり、溝7の少なくとも一部が中空部6に開口していることを特徴とし、第1セラミック体2が表面に複数の溝7を具備することおよび中空部6の側壁面9が階段状に形成されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部の中空部に開口している部位に溝を有するセラミック積層体及びそれを具備するガスセンサに関する。
自動車等の内燃機関においては、排出ガス中の酸素濃度を検出して、その検出値に基づいて内燃機関に供給する空気及び燃料供給量を制御することにより、内燃機関からの有害物質、例えばCO、HC、NOを低減させる方法が採用されている。
この検出素子として、主として酸素イオン伝導性を有するジルコニアを主成分とする固体電解質基板の外面及び内面にそれぞれ一対の電極層が形成された固体電解質型の酸素センサが用いられている。
この酸素センサの代表的なものとしては、一端が閉塞した中空平板状のセラミック構造体からなり、固体電解質基板の外面及び内面に、検知電極及び基準電極をそれぞれ設けると同時に、セラミック絶縁体の内部に白金からなる発熱体を埋設したセラミックヒータを一体型した酸素センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この中空平板状のセラミック構造体は、内部に中空部を形成したものであり、セラミックグリーンシートを積層、接着し、脱脂、焼成することで作製することができ、作製した中空部の断面形状は矩形となっている。
例えば、図9によれば、セラミック積層体51は、第1セラミック体52、第2セラミック体53、第3セラミック体54の積層体であって、具体的には第1セラミック体52の上に接着層55を介して第2セラミック体53を設け、さらに第2セラミック体53の上に接着層55を介して第3セラミック体54を設けている。また、セラミック成形体51の内部に中空部56が形成されている。
特開平9−26409号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセラミック構造体は、酸素センサの断面形状が略矩形であるとともに中空部も矩形であるために、中空部の角部にクラックCR(例えば、図9参照)が発生するという問題があった。
従って、本発明は、中空部の角部からのクラックを容易に解消できるセラミック積層体及びそれを具備するガスセンサを提供することを目的とするものである。
本発明のセラミック積層体は、主面に溝を設けた第1セラミック体と、貫通孔からなる中空部を設けた第2セラミック体と、第3セラミック体とを、この順に接着層を介してそれぞれ積層してなり、前記溝の少なくとも一部が前記中空部に開口していることを特徴とするものである。
前記中空部の長手方向に沿って前記溝を形成し、該溝が前記中空部に開口していることが好ましい。
前記溝が前記第1セラミック体の主面に複数設けられていることが好ましい。
前記中空部の側壁面が階段状に形成されていることが好ましい。
前記第1セラミック体が複数のセラミックシートの積層体からなり、該複数のセラミックシートのうち前記第2セラミック体と当接するセラミックシートに貫通した溝が形成されていることが好ましい。
本発明の積層セラミックスは、上記のセラミック積層体を焼成してなることを特徴とするものである。
本発明のガスセンサは、上記の積層セラミックスに、該積層セラミックスを構成する前記第3セラミック体の主面に、前記中空部に開口している位置に設けられた基準電極と、該基準電極と対向するように前記第3セラミック体の前記主面と反対側の対向主面に設けられた検知電極と、前記セラミック積層体を加熱するための加熱手段と、を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、製造工程、特に脱脂工程において中空部の角部にクラックが顕著に発生するため、中空部に当接する位置に溝を設けると、製造工程、特に乾燥や脱脂工程で生じる収縮に起因する応力が発生しても溝の両側に大きな歪みを形成することができ、その結果、応力を低減するとともに中空部の角部への応力集中を緩和し、中空部の角部にクラックが発生するのを抑制することができる。
また、本発明によれば、上記のセラミック積層体を用いているため、前記中空部の角部にクラックが発生せず、セラミック積層体を加熱してもクラックが発生せず、またたとえクラックが発生してもクラックの進展を抑制することができるため、信頼性の高いガスセンサを得ることができる。
本発明を、図を用いて説明する。なお、各図において、同じ構成要素については同じ番号を付与し、説明の重複を省略することがある。
図1は、本発明のセラミック積層体の構造を示すもので、(a)は斜視図、(b)はそのA−A’における断面図、(c)は(b)における溝付近の部分拡大図である。
図1によれば、セラミック積層体1は、第1セラミック体2、第2セラミック体3、第3セラミック体4の積層体であって、具体的には第1セラミック体2の上に接着層5を介して第2セラミック体3を設け、さらに第2セラミック体3の上に接着層5を介して第3セラミック体4を設けたものである。
セラミック成形体1は、内部に中空部が形成されている。例えば、図1(b)に示したように、第2セラミック体3には、第2セラミック体3を貫通するように中空部6となるべき溝を設けている。この中空部6となる溝は、セラミック積層体1の側面8まで延出されていても良く、また側面8の反対側の対向側面に延出されていても良く、さらに、側面8から対向側面まで貫通していても良い。
本発明によれば、第1セラミック体2に溝7を設け、溝7を中空部に当接せしめることが重要である。
中空部6に当接する位置に溝7を設けると、例えば第1セラミック体2の第2セラミック体3との界面に圧縮応力が発生した場合、図1(c)に示したように、溝7の両側の第1セラミック体2が溝7の幅が狭くなる方向(矢印の方向)に変形し、圧縮応力を緩和することができる。なお、応力が引張応力であっても図1(c)の矢印と反対の方向に変形すれば同様に応力を緩和することができる。
従って、このように、応力発生の要因となりやすい中空部に開口している部位に溝7を設けることにより、応力を低減するとともに中空部6の角部への応力集中を緩和し、第1セラミック体2または第3セラミック体4における中空部6の角部C1、C2付近にクラックが発生するのを抑制することができる。
なお、第1セラミック体2と同様に第3セラミック体4の中空部6と当接する部位に溝(不図示)を設けることにより、上記の作用効果を奏することも可能である。特に、第3セラミック体4の厚みが第1セラミック体2の厚みの1/2以上、特に2/3以上である場合には第3セラミック体4に溝を設けるのが好ましい。第3セラミック体4の厚みが第2セラミック体2に比べて小さい場合、特に1/2未満の場合には第3セラミック体4が変形によって応力を低減するため、必ずしも必要ではない場合があるが、第3セラミック体4に溝を形成しておくことがクラック発生をより効果的に抑制できるてんで好ましい。
第1セラミック体2、第2セラミック体3および第3セラミック体4としては、所望のセラミックスを用いることができる。例えばアルミナ、ジルコニア、チタニア、コージェライト、スピネル、フォルステライト等の酸化物セラミックス、窒化珪素、窒化アルミニウム、炭化珪素等の非酸化物セラミックスなど、公知のエンジニアリングセラミック材料を使用することができる。これらの中で、特に、安価な点でアルミナが、高靭性の点でジルコニアが、高温強度の点で窒化珪素が好適である。
図1におけるセラミック積層体1の形状は矩形形状であるが、その形状は矩形形状には限定されるものではなく、円盤状、楕円状または台形状などの形状でも採用することができる。また、図1では中空部6の断面形状も矩形形状であるが、その形状は矩形形状には限定されるものではない。
溝7の形状は、応力を緩和するために変形できるような溝であれば形状は限定されるものではない。具体的には、図1に示したように矩形形状、図2(a)に示したU字形状、図2(b)に示したV字形状、図2(c)に示した逆テーパー形状を例示できる。
溝7の深さは、第1セラミック体の厚みの2分の1以下、特に3分の1以下であることが好ましい。
溝7は、その少なくとも一部が中空部6と当接することが重要であり、これにより第1セラミック体2の角部C1、C2に発生する応力集中を緩和し、クラックの発生を抑制することができる。特に、溝7の形状が、図1(a)に示したような一方向に長い長尺状である場合に発生する応力を考慮すれば、その効果を高めるためには、中空部6の長手方向Lに沿って、溝7が中空部6に開口するように、または中空部6と溝7とが連続して形成されるように設けることが好ましい。
また、溝7の数は、図1に示したように中空部6に対して1本の溝であっても良いし、複数の溝が設けられているのが良い。例えば図3には2本の溝7aが設けられたセラミック積層体1aを例示した。
本発明によれば、図3における側壁面9は一つの平面で構成されているが、図4(a)に示したように、中空部6の側壁面が階段状に形成されていることが好ましい。そのために、第2セラミック体3を複数の大きさの異なるセラミックシート3aを積層し、側壁面9bを階段状にすることができる。
このように側壁面9bを階段状の構造にすることで、図4(b)に示したように、圧縮応力が矢印の方向に発生すると、階段状になった側壁面9bのシートエッジ部10が波線のように変形し、応力を緩和することができる。そのため、中空部6の角部への応力集中をより低減しやすくなる。なお、シートエッジ部10は欠けを防止するために、丸みやC面を設けても良い。
なお、階段状の構造は、中空部の大きさが厚み方向で均一でなければ、図4以外にも向きが異なる構造(不図示)や中央部が突き出た構造(不図示)など他の構造を採用することも可能である。
また、セラミック積層体1の第1セラミック体2は、単一のセラミックシートで構成しても良いが、図5に示したように、複数のセラミックシート2a、2bで構成しても良い。即ち、セラミックシート2aの上に、溝7を形成したセラミックシート2bを積層して第1セラミック体2とし、その上に第2セラミック体3、第3セラミック体4をこの順に重ね、中空部6を形成する。その際に、溝7が中空部6と当接するように配置するのは言うまでもない。
次に、本発明のセラミック積層体の作製方法を説明する。
まず、第1セラミック体、第2セラミック体および第3セラミック体に相当する第1セラミックグリーンシート、第2セラミックグリーンシートおよび第3セラミックグリーンシートをそれぞれ作製する。
セラミックスとして上述したように所望のセラミックスを用いることができるが、以下に、アルミナを例として用いた場合について詳述する。
アルミナセラミック原料粉末としては、例えば、平均粒径0.2〜3μmのアルミナセラミック原料粉末に対して、適宜、成形用有機バインダや、溶剤を添加してドクターブレード法や、押出成形や、静水圧成形(ラバープレス)あるいはプレス形成などの周知の方法を用いて作製することができる。
次いで、接着用スラリーを作製する。セラミック原料粉末としては、例えば、平均粒径0.2〜3μmのアルミナ原料粉末に対して、適宜、有機バインダや、溶剤、分散剤等を添加して、例えば、周知のボールミル、振動ミル、遊星ミル等を用いて、混合撹拌してスラリーを得ることができる。また、スラリーの代わりに、脱溶剤を施し、濃縮して、ペーストを作製して、これを用いることもできる。
さらに、第1セラミックグリーンシートに溝を形成する。溝を形成する手法としては、カッター等により、スリット状に入れることができる。また、レーザー加工、切削加工を施して、形成しても良い。なお、第1セラミック体を複数のシートで形成する場合には、中空部に当接するセラミックグリーンシートに溝をプレス金型等で打ち抜いて形成し、その後、積層すれば良い。
また、溝は、中空部の長手方向に沿って溝を形成し、溝と中空部とが連続するように配置することが好ましい。特に、中空部が長尺状である場合に溝と中空部が平行に配置するのが好ましい。なお、中空部の断面形状が円柱状であれば、同心円状に溝を形成することができる。
次に、第2セラミックグリーンシートに中空部となるべき貫通孔を形成する。この貫通孔を形成するためには、例えば第2セラミックグリーンシートをプレス金型等で所望の形状に打ち抜き、形成することができる。なお、第2セラミック体を複数のセラミックシートの積層体として形成する場合は、複数のセラミックシートがそれぞれ異なる大きさの中空部を形成することになる貫通孔を形成し、これら複数のセラミックシートの貫通孔が重なるように、且つ貫通孔の積層体が所望の形状、例えば階段形状を形成するように複数のセラミックシートを積層する。
その後、第1セラミックグリーンシート、第2セラミックグリーンシートおよび第3セラミックグリーンシートにそれぞれ接着用スラリーを塗布して、これらをこの順に積層し、積層セラミック成形体を作製する。
その後、所望の条件により乾燥、脱脂、焼成を行い、中空部が形成されたセラミック積層体を得ることができる。
このようにして作製したセラミック積層体は、中空部の角部に応力が集中しにくいという特徴を持ち、これを焼成することにより、中空部の角部にクラックがない積層セラミックスを作製することができる。
次に、本発明のガスセンサについてガスセンサを酸素センサとして用いる場合を例として以下に説明する。
図6はガスセンサの構造を示すもので、(a)は透過斜視図、(b)はX−X’における断面図である。
図6によれば、本発明のガスセンサは、上記の積層セラミックス21に、積層セラミックス21を構成する第3セラミック体4の主面4aに、前記中空部に開口している位置に設けられた検知電極22と、検知電極22と対向するように第3セラミック体4の主面4aと反対側の対向主面4bに設けられた基準電極23と、セラミック積層体1を加熱するための加熱手段24と、が設けられている。
第3セラミック体4の主面4aに設けられた検知電極22は、主面4aに形成された電極用リード線22Lを介して電極用接続端子22Pに電気的に接続されている。
また、基準電極23も検知電極22と同様に電極用接続端子23Pに電気的に接続しているが、基準電極23に接続する電極用リード線23Lは第3セラミック体4の対向主面4bに形成されており、この電極用リード線23Lはビア導体を介して主面4aに設けられた電極用接続端子23Pに接続している。電極用接続端子22P、23Pは、制御回路に(不図示)に接続しており、検知電極と基準電極間の起電力を測定して、ガスの濃度を知ることができる。
本発明のガスセンサを構成する加熱手段24は、例えば図7に示したように、発熱体25と、発熱体25に電力を供給するために外部電源と接続した発熱体用接続端子と、発熱体25と発熱体用接続端子25Pとを電気的に接続する発熱体用リード線25Lとで構成することができる。
第3セラミック体は、酸素濃度を検出をするために固体電解質であることが重要である。特に、ジルコニアセラミックスが、高強度という特徴を持ち好適に使用することができる。例えば、固体電解質は、ZrOを含有するセラミックスからなり、安定化剤として、Y及びYb、Sc、Sm、Nd、Dy等の希土類酸化物を酸化物換算で1〜30モル%、好ましくは3〜15モル%含有する部分安定化ZrOあるいは安定化ZrOを用いることができる。
また、ZrO中のZrを1〜20原子%をCeで置換したZrOを用いることにより、イオン導電性が大きくなり、応答性がさらに改善されるといった効果がある。さらに、焼結性を改善する目的で、上記ZrOに対して、AlやSiOを添加含有させることができるが、多量に含有させると、高温におけるクリープ特性が悪くなることから、Al及びSiOの添加量は総量で5質量%以下、特に2質量%以下であることが望ましい。
固体電解質基板の表面に被着形成される基準電極22、検知電極23は、いずれも白金単体、あるいは白金と、ロジウム、パラジウム、ルテニウム及び金の群から選ばれる1種との合金が用いて形成することが望ましい。また、酸素センサ動作時の電極中の金属の粒成長を防止する目的と、応答性に係わる白金粒子と固体電解質と気体との、いわゆる3相界面の接点を増大する目的で、上述のセラミック固体電解質成分を1〜50体積%、特に10〜30体積%の割合で上記電極中に混合してもよい。
基準電極および検知電極の形状は、特に制限されるものではなく、四角形でも楕円形でもその他の形状でもよい。また、基準電極および検知電極の厚さは、3〜20μm、特に5〜10μmが応答性が安定しやすいという点で好ましい。
第1および第2セラミックからなるセラミック積層体は、例えば、アルミナセラミックスからなる相対密度が90%以上、特に95%以上の緻密質なセラミックスによって構成されていることが望ましい。アルミナセラミックスを用いることで、電気絶縁性に優れ、相対密度を上記の範囲とすることによって、酸素センサ自体の機械的な強度を高めることができる。
図6(a)によれば、基準大気導入のために、積層セラミック体21に中空部6が長手方向に沿って設けられ、その中空部6は図中右側の側面まで到達し、その右側の側面に中空部6が設けられた開放端となっているが、図中左側の側面の近傍までしか達しておらず、封止されて壁面となった閉鎖端となっている。
中空部6は開放端において大気導入孔となっており、開放端から導入された空気が基準電極22に達し、酸素濃度の基準値となる。また、検知電極23にはガスセンサの周囲に存在する気体が接触し、基準電極22と検知電極23とに電圧を印加し、両電極に挟まれた固体電解質を電流が流れるが、その電流値は酸素濃度差に依存するため、大気の酸素を基準濃度としたときにガスセンサ周囲の気体の酸素濃度を知ることができる。
例えば、排気ガス中の酸素濃度を測定する場合、検知電極22と基準電極23との間に起電力が発生するため、検知電極22と基準電極23とから電極用リード線22L、23Lを介して電気的に接続された電極用接続端子22P、23P間の電位差を測定することで、排気ガス中の酸素濃度を測定することで酸素ガスセンサとしての機能を発現することができる。
即ち、酸素濃度の濃い側(基準ガス側)の固体電解質セラミックス表面で酸素分子が酸素イオンとなり、酸素濃度の薄い側(排気ガス側)に向かって移動する。また、酸素濃度の薄い側(排気ガス側)の固体電解質セラミックス表面では酸素イオンから酸素分子に変化する反応が起こる。この際、高濃度側ではイオンになるための電子が必要となり、低濃度側では逆に酸素ガスになるために電子が不要となり、排気ガス側から基準ガス側に向かって電子が流れようとする電位が発生する。この電位を捕らえることで両側の酸素濃度に差があるかどうかをセンシングすることができる。
センシング機能を有するためには、300℃以上であることが好ましい。そのために、前記発熱体13が具備された構造を有している。また、基準電極に基準大気を供給するために大気導入孔が構成されている。
本発明によれば、図7に示したように、積層セラミックス21の上に、検知電極23を覆うようにセラミック多孔質層26を形成することによって、検知電極23を保護することができ、排気ガス中の被毒物質によって腐食することを防止できる。
セラミック多孔質層26は、ジルコニア、アルミナ、γ−アルミナ、チタニア及びスピネルの群から選ばれる少なくとも1種を含むセラミックによって形成されていることが望ましい。これにより、電極被毒物質P、Pb、Si等が電極に達しにくくなるため電極性能が安定し、且つガス応答性も維持することができる。また、その厚さは10〜1500μm、特に100〜500μmで、気孔率が10〜50%であることが、ガス応答性に優れる点で好ましい。
次に、上述の酸素センサの製造方法について図8を用いて説明する。
まず、第3セラミック体に相当する固体電解質のセラミックグリーンシートを作製する。このセラミックグリーンシートは、例えば、ジルコニアの酸素イオン導電性を有するセラミック固体電解質粉末に対して、適宜、成形用有機バインダを添加してドクターブレード法や、押出成形や、静水圧成形(ラバープレス)あるいはプレス形成などの周知の方法により作製することができる。
得られたセラミックグリーンシートを所望の大きさに切断してセラミックグリーンシート101を作製し、その両面に、それぞれ検知電極及び基準電極となる電極パターン122、123や、検知電極及び基準電極に接続されるリード配線となるリード配線パターン123Lや電極パッド123P、ビア導体123Vなどを、例えば、白金を含有する導電性ペーストを用いて、スクリーン印刷、パット印刷、ロール転写で印刷形成し、センサ部を作製する。
次に、第1、第2セラミック体に相当する絶縁性を有するセラミック材料からなるセラミックグリーンシート102〜105を作製する。このセラミックグリーンシートは、例えば、アルミナ粉末に対して、適宜、成形用有機バインダを添加してドクターブレード法や、押出成形や、静水圧成形(ラバープレス)あるいはプレス形成などの周知の方法により作製される。
また、第2セラミック体となるセラミックグリーンシート102に大気導入孔溝106を形成する。大気導入孔106を形成する手法としては、プレス金型等で所望の形状に打ち抜き、形成することができる。また、前記第2セラミック体が複数のセラミックシートのシート積層体から形成させる場合は、該複数のセラミックシートが異なる大きさの中空部を、異なるプレス金型等で所望の形状に打ち抜き、形成することができる。
さらに、セラミックグリーンシート103には溝107を形成する。溝107を形成する手法としては、カッター等により、スリット状に入れることもできる。また、レーザー加工、切削加工を施して、形成することができる。また、プレス金型等で打ち抜き、その後、積層して、溝を形成することができる。
さらにまた、セラミックグリーンシート105には、所望の大きさに切断し、セラミックグリーンシート105の両面に、それぞれ発熱体125およびリード配線125Lとなるパターンや発熱体用接続端子となる接続端子パターンパッド125P、スルーホール125Vなどを、例えば、白金を含有する導電性ペーストを用いて、スクリーン印刷、パット印刷、ロール転写で印刷形成する。
次に、接着用スラリーを作製する。セラミック原料粉末としては、例えば、アルミナ接着用スラリーを作製する場合、平均粒径0.2〜3μmのアルミナ原料粉末に対して、適宜、有機バインダや、溶剤、分散剤等を添加して例えば、周知のボールミル、振動ミル、遊星ミル等を用いて、混合撹拌してスラリーを得ることができる。場合によっては、脱溶剤を施し、濃縮して、ペースト状にすることもできる。
その後、セラミックグリーンシート101〜105に上記の接着用スラリーを塗布して、順次積層して図7のセラミック積層体を作製する。
所望により、例えば、アルミナ、ジルコニア、スピネルの群から選ばれる少なくとも1種のセラミックスを含むセラミック多孔質層126を形成することができ、焼成前なら、多孔質スラリーを用いたディップ法、印刷法、多孔質シートを用いたテープ積層法等を用いることができる。また、焼成後であれば、プラズマ溶射法等を用いることができる。
その後、セラミック原料、有機バインダ等に応じた公知の乾燥、脱脂、焼成を行い、中空部(大気導入孔)が形成された酸素センサを得ることができる。
なお、本発明のガスセンサとして、例えば、酸素センサの他に、NOxセンサ、COセンサ等のガスセンサに好適に使用することもできる。
中空形状を有するセラミック積層体を作製した。
純度が99.9%で平均粒子径が0.2μmのアルミナ粉末と、シリカ0.1質量%とを混合し、これにアクリル系のバインダとトルエンを添加してスラリーを作製し、ドクターブレード法により、厚みが0.25mmまたは0.08mmのセラミックグリーンシートを作製した。なお、厚みが0.08mmのセラミックグリーンシートは、第2セラミック体を複数のシートで成形する場合に用いた。
一方、純度が99.9%で平均粒子径が0.2μmのアルミナ粉末と、シリカ0.1質量%とを混合し、これにアクリル系のバインダとテルピネオール、アセトン、アルミナボールを混合して、回転ミルにて20hr混合した、その後、エバポレータにて、アセトンを真空脱気して接着用ペーストを作製した。
得られたセラミックグリーンシート(厚み0.25mm)に丸刃カッターにて、図2(b)に記載されたV字形状の溝を有するセラミックグリーンシートを作製した。溝の深さは100μmであった。
また、第2セラミック体を形成するために、上記セラミックグリーンシートをプレス金型にて幅1.2mm、長さ40mmの大きさに打ち抜き、さらにその一端を開放端に、他端を閉鎖端にするように幅1.2mmの中空部を有するセラミックグリーンシートを作製した。
そして、上記のセラミックグリーンシートを積層し、第1、第2、第3セラミック体に相当するセラミックグリーンシートを順次積層し、図1〜6に記載のセラミック積層体を作製した。
なお、図4に記載のセラミック積層体を作製する場合には、0.08mmのセラミックグリーンシートをプレス金型にて打ち抜き、3種類の大きさの貫通孔(幅1.0、1.2、1.4mm)を持つセラミックグリーンシートに加工し、これを積層して階段状の側壁面を有する中空部を形成した。
次に、得られたセラミック積層体を大気中、100℃にて12hr乾燥後、400℃まで2hr昇温し、400℃2hr保持した後昇温し、最終1500℃で2hr焼成して、中空形状を有する積層セラミックスを得た。
評価は、得られたセラミック積層体10個を切断し、中空部の角部を金属顕微鏡にて観察し、クラックの有無を評価した。
結果を表1に示した。
Figure 2007024670
本発明の試料No.1〜10は、中空部の角部にクラックが認められなかった。
一方、溝の形成されていない本発明の範囲外の試料No.11は、中空部の角部にクラックが観察された。
ガスセンサの一例として酸素センサを作製した。
実施例1と同様にして、厚みが0.25mmのセラミックグリーンシートと接着用ペーストとを作製した。
また、平均粒子径が1μmの白金粉末を60体積%と、平均粒子径が0.5μmのアルミナ粉末を40体積%含有する混合粉末に、アクリルバインダとTPOとを3本ロール混合して導電性ペーストを作製した。
得られたセラミックグリーンシートの所定の位置にプレス金型で貫通孔を形成し、この貫通孔にスクリーン印刷法を用いて導電性ペーストを充填し、ビア導体を形成するとともに、アルミナのセラミックグリーンシートの表面に電極パターン、発熱体パターンおよびリード配線パターンをスクリーン印刷で印刷して図8のセラミックグリーンシート101を作製した。なお、検知電極となる電極パターンの表面には、平均粒径5μmの前記気孔形成剤を50体積%含むアルミナペーストを塗布し、保護層を形成し、発熱体パターンの形状は焼成後に室温での抵抗値が約8Ωになるように調整した。
他のセラミックグリーンシートに丸刃カッターにて、図2(b)に記載されたV字形状の溝を形成し、図8のセラミックグリーンシート103を作製した。溝の深さは100μmであった。
また、第2セラミック体を形成するために、上記セラミックグリーンシートをプレス金型にて幅1.2mm、長さ40mmの大きさに打ち抜き、さらにその一端を開放端に、他端を閉鎖端にするように幅1.2mmの中空部を形成し、図8のセラミックグリーンシート102を作製した。
さらに、セラミックグリーンシートの表面に、接着用ペーストを塗布してセラミックグリーンシート101、105を作製した。
そして、セラミックグリーンシート101〜105を積層し、第1、第2、第3セラミック体に相当するセラミックグリーンシートを順次積層し、図1〜6に記載のセラミック積層体を作製した。
次に、得られたセラミック積層体を大気中、100℃にて12hr乾燥後、400℃まで2hr昇温し、400℃2hr保持した後昇温し、最終1500℃で2hr焼成して、図7に記載の酸素センサを作製した。
この酸素センサを大気雰囲気で25〜1100℃の間で温度サイクルを10万回回行うとともに、酸素濃度を測定したが、温度サイクルをかけても一定の酸素濃度を示し正常に動作した。
一方、比較例として、溝7の形成されていない酸素センサを同様にして作製し、温度サイクル下で酸素濃度を測定したが、温度サイクルが 10万回で酸素濃度の測定値が変化した。そこで、図7のX−X’断面に相当する部分を切断したところ、角部にクラックが観察された。
本発明のセラミック積層体の構造を示すもので、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるA−A’の断面図、(c)は(b)における溝付近の部分拡大図である。 本発明のセラミック積層体に設けられた溝の構造を示す断面図である。 本発明のセラミック積層体の他の構造を示す断面図である。 本発明のセラミック積層体のさらに他の構造を示すもので、(a)は断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明のセラミック積層体のさらに他の構造を示す断面図である。 本発明のガスセンサの構造を示すもので、(a)は透過斜視図、(b)はX−X’における断面図である。 本発明のガスセンサの他の構造を示すもので、(a)は透過斜視図、(b)は(a)におけるX−X’の断面図である。 本発明のガスセンサの一例である酸素センサの積層分解図である。 従来のセラミック積層体の断面図である。
符号の説明
1、1a・・・セラミック積層体
2・・・第1セラミック体
2a、2b・・・セラミックシート
3、3b・・・第2セラミック体
4・・・第3セラミック体
4a・・・第3セラミック体の主面
4b・・・第3セラミック体の対向主面
5・・・接着層
6・・・中空部
7、7a・・・溝
8・・・側面
9、9b・・・側壁面
10・・・シートエッジ部
21・・・積層セラミックス
22・・・検知電極
23・・・基準電極
23L・・・電極用リード線
23P・・・電極用接続端子
24・・・加熱手段
25・・・発熱体
25L・・・発熱体用リード線
25P・・・発熱体用接続端子
26・・・セラミック多孔質層

Claims (7)

  1. 主面に溝を設けた第1セラミック体と、貫通孔からなる中空部を設けた第2セラミック体と、第3セラミック体とを、この順に接着層を介してそれぞれ積層してなり、前記溝の少なくとも一部が前記中空部に開口していることを特徴とするセラミック積層体。
  2. 前記中空部の長手方向に沿って前記溝を形成し、該溝が前記中空部に開口していることを特徴とする請求項1記載のセラミック積層体。
  3. 前記溝が前記第1セラミック体の主面に複数設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のセラミック積層体。
  4. 前記中空部の側壁面が階段状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセラミック積層体。
  5. 前記第1セラミック体が複数のセラミックシートの積層体からなり、該複数のセラミックシートのうち前記第2セラミック体と当接するセラミックシートに貫通した溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセラミック積層体。
  6. 請求項1〜5のセラミック積層体を焼成してなることを特徴とする積層セラミックス。
  7. 請求項6の積層セラミックスに、該積層セラミックスを構成する前記第3セラミック体の主面に、前記中空部に開口している位置に設けられた基準電極と、該基準電極と対向するように前記第3セラミック体の前記主面と反対側の対向主面に設けられた検知電極と、前記セラミック積層体を加熱するための加熱手段と、を設けたことを特徴とするガスセンサ。

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