JPH09244476A - 画像形成装置の倍率設定装置 - Google Patents

画像形成装置の倍率設定装置

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JPH09244476A
JPH09244476A JP8045916A JP4591696A JPH09244476A JP H09244476 A JPH09244476 A JP H09244476A JP 8045916 A JP8045916 A JP 8045916A JP 4591696 A JP4591696 A JP 4591696A JP H09244476 A JPH09244476 A JP H09244476A
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5016User-machine interface; Display panels; Control console
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    • G03G15/502User-machine interface; Display panels; Control console relating to the structure of the control menu, e.g. pop-up menus, help screens

Abstract

(57)【要約】 【課題】 倍率を決められた単位毎に変更させるための
ズームキーを用いた場合、固定倍率の設定が面倒となる
だけでなく、その固定倍率付近に倍率設定する場合にお
もて、その倍率設定が非常に面倒になっていた。 【解決手段】 倍率を決められた単位毎、例えば1%単
位で変更させ、所定の倍率に設定するためのズームアッ
プキー(103)及びズームダウンキー(104)を設
け、このいずれかの操作により設定倍率をズームアップ
又はズームダウンさせ、その状態を表示部であるLCD
102に表示させる。この倍率設定における変化の推移
中において、一つの固定倍率、又はその付近になれば、
その固定倍率で処理できる原稿サイズ及び用紙サイズの
最適な組み合わせによるサブメッセージを合わせて表示
させる。このサブメッセージの表示を参考にして目的の
倍率を上記ズームアップキー(103)又はズームダウ
ンキー(104)を操作して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置によ
る画像形成時に、任意の倍率を設定して画像を形成する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、特に電子写真方式を利用
してなる複写装置やレーザプリンタ等においては、記録
媒体である感光体を均一に帯電し、均一帯電後に原稿に
よる反射光、あるいは画像情報に応じて駆動されるレー
ザ光の照射により、感光体表面に画像に応じた静電潜像
が形成され、これを可視像とするために現像剤等を用い
て現像している。この現像された像は、適宜搬送されて
くるシート状の用紙に転写され、該用紙を定着装置へと
送り込むことで、用紙上に転写されたトナー像は永久像
として定着された後、外部に出力される。
【0003】ここで、上記感光体を特定の極性に帯電さ
せた後に、予め設定された任意の倍率で、感光体表面を
画像露光するようにしている。つまり、等倍であれば、
画像そのものの露光、つまり1:1の状態で露光を行う
が、縮小を行う場合には、1大きさの画像に対して露光
する光像が1より小さい像で結像されるようにしてい
る。
【0004】例えば、複写装置においては、原稿からの
反射光像を結像レンズ等を介して縮小、又は拡大させた
状態で感光体に結像させている。また、レーザプリンタ
等のデジタル画像形成装置においては、レーザビームの
大きさを倍率に応じて制御するものでなく、その画像の
画素数を制御、例えば縮小させる場合には画素数をその
倍率に応じて減らし、拡大の場合には画素数を増加させ
てようにしている。
【0005】ここで、従来では、原稿のサイズ及び使用
する用紙サイズが固定された定型サイズのものであっれ
ば、決められた倍率に応じて画像を形成できる。例え
ば、原稿サイズがA3,A4,B4,B5で、かつ使用
する用紙サイズがA4,A5,B4,B5の場合、原稿
サイズがA4で、画像を形成する用紙サイズがB4であ
れば、1.22倍(122%)の倍率で感光体表面に露
光され、用紙サイズがB5であれば、0.86倍(86
%)の倍率で感光体表面に露光される。
【0006】また、原稿サイズがB4で使用する用紙サ
イズがA4又はB5であれば、0.81倍(81%)又
は0.70倍(70%)、原稿がB5で使用する用紙が
A4又はB4であれば、1.15倍(115%)又は
1.41倍(141%)での画像露光が行われることに
なる。
【0007】以上のように、定型サイズの原稿及び用紙
が利用される場合には、予め決まった倍率での画像露光
を行うことで、原稿の画像の全てを用紙上に形成でき
る。このような予め決まった倍率を固定倍率と称してお
り、この固定倍率での画像を望むために、固定倍率専用
の設定キー(固定倍率キー)が備えられている。この固
定倍率キーは、上述した倍率に応じた数のキーを設ける
場合、あるいは1つの設定キーにて例えば70%→81
%→86%→(100%については飛ばす場合もある)
→115%→122%→141%→70%といった具合
に固定倍率を順番にサイクリックに設定させる場合、ま
たは拡大する方向(70%→81%・・・141%)へ
固定倍率を設定するキー及び縮小する方向(141%→
122%・・・70%)へ固定倍率を設定するキーとを
備えた場合等がある。
【0008】これに対し、倍率を1%単位で設定できる
ようにしたズームキー等が設けれている。つまり、上述
した固定した倍率でなく、ユーザサイドで任意の倍率に
設定する場合に使用される。例えば、原稿サイズがA4
の場合で、画像を形成する用紙サイズがB5の場合、通
常は86%の固定倍率によって画像を形成すれば、問題
ないが、これより多少倍率を小さく(例えば83%)し
て画像形成する場合等に利用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の倍率設定
装置によれば、固定倍率を設定するキーと、任意の倍率
を自由に設定できるズームキーの両方が設けられてい
る。そのため、それらのキーの操作により、所望する倍
率による画像を形成できる。
【0010】しかしながら、上述した倍率設定において
は、熟練したオペレータであれば簡単に操作できるもの
の、不慣れなオペレータにおいては固定倍率がどのよう
なものか全く理解できない場合が多い。つまり、原稿サ
イズがB4であることが理解できても、これをA4サイ
ズの用紙に画像形成を行う場合には、固定倍率キーを操
作して倍率を設定するのか、ズームキーを操作して倍率
を設定するのか全く理解できない。また、ズームキーを
利用して、固定倍率を設定させる場合においても、その
設定する固定倍率が分からず、間違った設定を行う場合
がある。そのため、対照表を参照して倍率設定操作を行
う必要があり、その操作が非常に面倒である。
【0011】また、上述したように固定倍率キーと、ズ
ームキーとを個別に設けるため、オペレータにとっては
設定キーが多くなることだけで、どのキーを操作すれば
簡単に所望する倍率を設定できるのかが非常に理解しに
くくなり、煩わしい操作が強要されることにもなる。し
かも、上述した対照表を目視しながら、倍率設定しなけ
ればならず、その対照表がなければ、感にたよって間違
った倍率設定を行いミスコピー等を行うことがある。
【0012】また、固定倍率キーや、ズームキー以外に
も、特公平4−3547号公報に記載されているよう
に、頻繁に利用する倍率を予め記憶させておき、その倍
率を設定するために、その設定キーを上記ズームキーや
固定倍率キーとは個別に設けている。このような設定キ
ーを設けることで、使用頻度の非常に高い倍率設定にお
いては、その操作が簡単になる。しかし、その倍率を予
めユーザが記憶しておくことが必要となり、不慣れなユ
ーザは、設定キーが増すことで戸惑いを覚え、倍率設定
が非常な負担にもなる。
【0013】そこで、固定倍率を設定するために、固定
倍率に対応するそれぞれの設定キーを上記特公平4−3
547号公報にも記載されているように設け、この各設
定キーに対応させて定型サイズを印刷するようにしてい
る。例えば、70%の固定倍率キーに対応させて、B4
→B5、A3→A4といったように、原稿サイズに対応
させた画像を形成する最適な用紙サイズの表示を行って
いる。
【0014】しかし、上述した各固定倍率に応じてたキ
ー、ズームキー、特別な倍率設定キー等を多数設けて、
上述した表示を行う場合、操作パネル上に多数のキーを
設けるスペースにも制約され、非常に小さな文字で印刷
または表示されるのが現状であり、その表示が非常に見
づらく、その表示を参考にすることは希である。また、
各固定倍率に対応する全ての原稿と用紙サイズの最適状
態の組み合わせが表示されていると、上述したように表
示が小さくなる等の問題とも併せて、適正状態を検索す
るのに手間がかかり非常に面倒な操作等が必要となる。
さらに、ズームキーや固定倍率キー、また使用頻度の高
い倍率記憶キー等が多数操作パネル上に配置されること
によるユーザ側での煩わしさほう方が先行し、操作が面
倒といった印象が非常に強くなりがちとなる。
【0015】また、ズームキーにて固定倍率や、その固
定倍率の近辺の倍率を設定する場合には、上述したよう
に倍率そのものを熟知していればよりが、不慣れなオペ
レータにおいては、その設定する倍率を容易に知ること
ができず、設定が非常に難しくなる。
【0016】本発明は上述の問題点を解決するために、
倍率設定のための操作を簡単にすることを第1の目的と
する。また、特定の倍率設定用のキーを用いて、固定倍
率の設定だけでなく、任意の倍率の設定操作を簡単にす
る倍率設定装置を提供することを目的とする。
【0017】特に本発明の目的は、倍率設定を行うため
にズームキーを用いて、そのズームキーにより、固定倍
率および任意の倍率を容易に設定できるように、ズーム
キーの操作性を向上することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的を達
成するための倍率設定装置は、設定された倍率に記録媒
体上に画像を形成する画像形成装置において、倍率を決
められた単位毎に推移させて設定するためのズームキー
と、該ズームキーの操作に応じて逐次倍率をカウントし
ていく倍率カウンタと、該倍率カウンタのカウント内容
を表示する表示部と、上記倍率カウンタの内容が予め決
められた固定倍率か否かを判別する判別手段と、該判別
手段にて上記倍率カウンタの設定倍率お内容が一つの固
定倍率に対応すると判別された時に、該固定倍率に対応
する用紙サイズ等の組み合わせからなるサブメッセージ
を上記表示部に倍率表示と合わせて表示させる表示制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】特に上記判別手段が、倍率カウンタの内容
が一つの固定倍率近辺の値になった時を判別するように
しておけば、ズームキーの操作により決められた単位
毎、例えば1%単位で倍率が推移していく過程におい
て、一つの固定倍率の近辺になれば、この固定倍率に対
応して特定される用紙サイズ等の組み合わせからなるサ
ブメッセージが表示される。この表示を参考にしてオペ
レータは所定の用紙サイズ等に画像形成できる固定倍率
を容易に確認でき、目的の倍率設定の操作が簡単にな
る。つまり、ズームキーの操作においても固定倍率の設
定が容易になり、また任意の倍率設定も、その固定倍率
の設定に合わせて容易に行える目的を達成できる。
【0020】また本発明の目的を達成するための倍率設
定装置は、設定された倍率に記録媒体上に画像を形成す
る画像形成装置において、倍率を決められた単位毎に推
移させて設定するためのズームキーと、該ズームキーの
操作に応じて逐次倍率をカウントしていく倍率カウンタ
と、該倍率カウンタのカウント内容を表示する表示部
と、上記ズームキーが操作された時に予め決められた各
固定倍率及び該各固定倍率に対応する用紙サイズ等の組
み合わせからなるサブメッセージを上記表示部に倍率表
示と合わせて一括して表示させる表示制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0021】この場合、表示制御手段が、ズームキーが
倍率をズームアップする方向又はズームダウンする方向
のキー操作かを判定し、判定したズームアップ又はズー
ムダウン方向に存在する予め決められた各種固定倍率を
選択し、それらを一括して表示させる。そのため、各種
固定倍率とそれに対応する特定される用紙サイズによる
サブメッセージが一括して表示されるため、オペレータ
が所望する用紙サイズに応じた固定倍率の認識をより確
実に行うようにし、設定する倍率の操作を容易にする目
的を達成できる。
【0022】そこで、上記表示制御手段が、上記ズーム
キーの操作により設定された倍率が固定倍率を通過した
のを確認すると、その通過した固定倍率の表示を消すこ
とで、目障りな表示が消えて目的の倍率の認識をより確
実にかつ容易にすることができ、あるいは上記ズームキ
ーの操作により設定倍率が次に設定されるであろう固定
倍率と残りの固定倍率とを区別するようにして表示させ
るようにすれば、固定倍率と推移している設定倍率との
対応関係の理解がより容易になり、その倍率設定操作を
確実に、かつ容易に行わせることができる。
【0023】ここで、上記倍率カウンタが、上記ズーム
キーの操作により、固定倍率又は固定倍率付近になる
と、カウント周期を遅くするように制御することで、固
定倍率の設定及びその近辺での任意の倍率設定が容易に
行える。特に、倍率の推移が遅くなれば、目的の倍率に
対する設定倍率の推移を確実に行えるため、手間なく倍
率設定の間違いを極力少なくできる。
【0024】さらに、画像サイズを設定する画像サイズ
設定手段又は用紙サイズを選択する用紙サイズ選択手段
とを備え、上記表示制御手段が固定倍率に応じて設定さ
れた画像サイズに対する特定される用紙サイズとの組み
合わによるサブメッセージ又は、選択された用紙サイズ
に応じて特定される画像サイズとの組み合わせによるサ
ブメッセージを、絞り込んだ状態で表示させるこができ
る。これは、サブメッセージの内容が少なくなるため、
目的の倍率の認識が容易にかつ確実に行える効果が助長
されることにもなる。
【0025】最後に本発明によるズームキーを用いて固
定倍率の設定をより容易に行う目的を達成するための倍
率設定装置は、設定された倍率に記録媒体上に画像を形
成する画像形成装置において、倍率を決められた単位毎
に推移させて設定するためのズームキーと、該ズームキ
ーの操作に応じて逐次倍率をカウントしていく倍率カウ
ンタと、該倍率カウンタのカウント内容を表示する表示
部と、上記倍率カウンタの内容が予め決められた固定倍
率か否かを判別する判別手段と、該判別手段にて上記倍
率カウンタの設定倍率の内容が固定倍率に対応すると判
別された時に、該固定倍率に対応する用紙サイズ等の組
み合わせからなるサブメッセージを上記表示部に倍率表
示と合わせて表示させると共に、上記設定された倍率が
その固定倍率となった時点より所定の時間内に上記ズー
ムキーの操作が解除されると、直前に表示された固定倍
率の表示に戻す表示制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0026】そして、上記表示制御手段が、上記ズーム
キーが操作され倍率が決められた単位で連続して推移さ
れた時に、直前の固定倍率に戻し、上記ズームキーにて
倍率が決められた単位毎に間欠的に推移した時には、固
定倍率に戻すことなく設定倍率の状態を維持させるよう
にしている。これによれば、固定倍率を設定する場合、
ズームキーの操作により設定倍率が推移し、固定倍率を
通過しても、所定期間内にズームキーの操作を解除すれ
ば直前の固定倍率に戻されることになる。また、この固
定倍率の近辺での倍率設定であれば、ズームキーの間欠
的な操作により簡単に設定することができる。この場
合、所定期間内とは、上述した判別手段により固定倍率
近辺の判別範囲に定めればより効果的である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は画像形成装置の倍率設定装
置において、設定する倍率に応じて本発明によるに第1
の実施形態を説明する固定倍率付近における最適状態で
の原稿と用紙サイズをサブメッセージとして設定倍率と
同時に表示する形態を示す図である。また、図2は本発
明にかかるオペレータが倍率設定を行うための操作パネ
ルの一例を示す平面図、図3は画像形成装置の画像形成
動作の制御を含め、図2の走査パネル部分の制御部の回
路構成を示すブロック図、図4は図2の操作パネルを備
えたデジタル複写機の内部構成の概要を示す断面図、図
5は画像露光部がアナログ、つまり原稿画像を直接記録
媒体である感光体に結像させるための他の画像形成装置
における複写機の一例を示す要部断面図である。
【0028】まず図4に従って、本発明にかかる画像形
成装置、特にデジタル複写機について説明する。図にお
いて、複写機1本体には、スキャナ部2、レーザプリン
タ部3及び多段給紙ユニット4を備え、必要に応じて、
装置外に排出される記録紙の後処理、例えば記録紙の分
配整合等を行うソータ5が備えられている。
【0029】上記スキャナ部2には、透明ガラスからな
る原稿載置台21、両面対応自動原稿送り装置(RD
H)22、及びスキャナユニット23から構成されてい
る。スキャナユニット23は、原稿の画像をデジタル画
像として読取るためのものであって、読取るための原稿
を照明する露光アセンブリ24、原稿からの反射光を必
要領域へと反射する複数のミラー25及び結像系レンズ
26からなる光学系27、及び光学系27にて上記原稿
からの反射光が結像され光電変化するため読取素子であ
るCCD28とから構成されている。
【0030】RDH22は、複数の原稿を一度に複数枚
セットできる原稿載置部(原稿トレイ/図示せず)を備
え、該原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ原稿の画
像を読取位置へと搬送する。この時、必要に応じて搬送
される原稿の表裏面が、読取位置へと搬送され、これら
を順次読取るとができる。読取位置は、上記原稿載置台
22と同一水平面上に設けられ、その位置には画像を読
取るための透明ガラス板は配置されている。
【0031】上記露光アセンブリ24、光学系27及び
CCD28は、同一の支持部材29上に支持されてお
り、該支持部材29は、原稿載置台21下面を平行に決
められた速度で走行駆動される。これにより、原稿載置
台21上に載置された原稿の画像がCCD28に結像さ
れ、画像が順次読み取られる。また、支持部材29は、
RDH22の原稿読取位置へと移動し、その位置で静止
され、RDH22に搬送される原稿の画像を上記光学系
27を介してCCD28に結像するようにしており、搬
送される原稿の画像を順次読取るようになっている。従
って、原稿が原稿載置台21に載置されるか、RDH2
2側に載置されるかによって、上記支持部材27、原稿
載置台21に沿って走行制御されるか、RDH22側の
原稿読取位置に移動させて静止制御されるかが、選択さ
れる。つまり、原稿載置台22に載置された原稿の画像
を形成するモードと、RDH22を利用して原稿の画像
を形成するモードの選択により、上記光学系27が原稿
台22に沿って走査されるか、RDH22側の原稿読取
位置へと移行して静止されるかが制御される。
【0032】原稿の画像をCCD28で読みった後の読
取画像データは、図示していない周知の画像処理装置に
おいて、プリンタ部3で用紙上に画像を形成し出力され
る状態に画像処理され、これが一旦記憶される。
【0033】上記プリンタ部3は、上述した画像処理装
置にて処理された画像情報を入力し、その画像情報に応
じて駆動制御されるレーザ書込みユニット31、該レー
ザ書込みユニット31からのレーザ光が照射される記録
媒体として感光体32を有する画像形成プロセス部33
を主要素として備え、上記画像情報を適宜搬送されてく
る記録紙に記録するためのものである。特にレーザ書込
みユニット31は、画像情報に応じたレーザ光(レーザ
ビーム)を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度
偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光
が感光体2上で等角速度偏向されるように補正するf−
θレンズ等を備えている。
【0034】また、画像形成プロセス部33は、周知の
電子写真方式によるもので、感光体1を均一に特定極性
に帯電させる帯電器、レーザ光の照射により形成された
静電潜像を現像する現像器、現像された像を適宜搬送さ
れてくる記録紙に転写する転写器、転写後に感光体表面
に残留するトナーを除去するクリーニング器、及び感光
体に残留する不要な電荷を除去し次の画像形成に備える
除電器等が、感光体1の周囲に対向して配置されてい
る。
【0035】さらに、プリンタ部3は、上記画像形成プ
ロセス部33の転写器と対向する転写位置へと記録紙を
送り込むための記録紙の搬送系34を備えている。この
搬送系34は、プリンタ部3の右側に突出状態で配置さ
れた手差し給紙台35を含み、該給紙台35上に載置さ
れた用紙が給紙され、感光体32の回転と同期したタイ
ミングで用紙の搬送開始を制御するレジストローラ、転
写後の記録紙上の未定着像を定着する定着部37、定着
後の記録紙をプリンタ部3の外部に排出する経路38
と、再度画像形成プロセス部へと送り込むための経路3
9との何れかの搬送経路へと切換る経路切換部30を有
している。
【0036】一方、プリンタ部3へと用紙を送り込むた
めの手差し給紙台35とは別に、自動的に選択されたサ
イズの用紙を順次給紙するために設けられた多段給紙ユ
ニット4は、図において手前に引き出し可能に設けられ
ている第1給紙カセット41、第2給紙カセット42、
第3給紙カセット43、及び選択により右端に追加可能
な第4の給紙トレイ44を備えている。また、これらの
給紙部とは別に、プリンタ部3にて一方の面に画像を形
成してなる用紙の他の面にも画像を形成するために中間
トレイ46が配置されている。さらに、多段給紙ユニッ
ト4には、上記第1、第2、第3給紙カセット41、4
2、43及び第4給紙トレイ44から選択的に給紙され
る用紙を、プリンタ部3の搬送系34へと送り込むため
の合流搬送路46、中間トレイ45の収納された画像形
成済みの用紙を上記搬送系34へと送り込む搬送路4
7、およびプリンタ部3から送られてくる画像形成済み
の用紙を中間トレイ45へと収納させるために案内する
ための両面搬送路48が設けられている。
【0037】上記合流搬送路46、送り込み搬送路4
7、両面搬送路48は、プリンタ部3に設けられている
搬送系34との間で受け渡しが可能なように、両搬送路
中を連通する状態に設けられている。なお、両面搬送路
48においては、説明を省いたが、用紙の両面に画像を
形成させる場合には、そのまま中間トレイ45へと案内
して収納させる一方、同一面に再度画像を形成する場合
には、中間トレイ45を経由させずに、そのまま搬送路
47へと用紙を案内する。そのため、中間トレイ45へ
と案内された用紙は、その送り方向が中間トレイ45の
位置で反転され、搬送路47へと送り込まれることで画
像形成面が反転した状態でレジストローラ36へと搬送
される。また、両面搬送路48から搬送路47へと直接
送り込まれた場合には、その画像形成面が再度画像形成
プロセス部33と対向するようにして搬送される。
【0038】さらに、ソータ5は、プリンタ部3より排
出されてくる用紙を受け、多段のビン51へと用紙を分
配して排出するものであって、同一ビンでのページ数を
揃えるソートモード、又は同一原稿に対する複数部の用
紙を同一ビンに揃えて収納させるスタックモードに選択
的に切り替えられて利用される。
【0039】以上の複写機1はデジタル複写機であり、
原稿の画像を一旦画素分解して読取り、これを画像処理
した後、この画像データを上記レーザ照射ユニット31
を介して、画像形成プロセスの感光体32上に画像露光
するようにしている。この時、感光体1に照射される画
像は、設定倍率に応じて上述した画像処理装置を介して
倍率処理され、これが上記レーザ照射ユニット31を介
して照射させることで、設定された倍率に応じた静電潜
像が感光体32表面に形成されることになる。つまり、
読取原稿のサイズがA4で、複写使用とする用紙のサイ
ズがB4とすれば、当然図6に示すように1.22倍
(122%)の倍率でデジタル処理され、これによる画
像露光が行われることになる。
【0040】この複写機1は、デジタル複写機だけでな
く、原稿の画像をそのまま感光体32に露光する方式の
ものある。これは、光学系23が図5に示すように構成
されており、原稿台21上の原稿からの反射光を、3枚
のミラー27a,27b,27cで反射し、結像系のズ
ームレンズ27dを介してさらに固定ミラー27eにて
反射され、感光体32上に画像を照射するようにしたも
のである。そのため、ミラー27aは光源27fと同一
支持体に支持され原稿台21に平行に例えばVの速度で
駆動され、2枚のミラー27b,27cは上記支持体と
は別の同一支持体に支持され原稿台21と平行に、上記
速度のV/2の速度で駆動される。
【0041】そこで、上記ズームレンズ27dは、設定
倍率に応じた焦点にて原稿からの反射光を感光体32面
に結ぶ。そして、ミラー27a及び光源27fは、その
倍率に応じた速度で送行制御される。つまり、設定倍率
がmであれば、V/mの速度で駆動制御されることにな
り、2枚のミラー23b,23cはV/2mの速度で駆
動される。
【0042】また、RDH22は、原稿トレイ22a上
に載置された原稿を、給紙ベルト22b、反転ローラ2
2c及び従動ローラ22dからな搬送手段を介して、原
稿台22上に配置されている搬送ベルト22eにて搬送
され、原稿台21上に搬送する構成である。そして、原
稿の画像が読み取られると、つまり画像露光が終了する
と、反転ローラ22f及び従動ローラ22gからなる搬
送手段にて搬送され、各排出ローラ22h及び22iを
介して上述した原稿トレイ22aへと送り戻される。
【0043】RDH22は通常RDHモードとして動作
する場合には、原稿を最下部より1枚ずつ搬送し、図の
光学系27の位置まで搬送し、該原稿を停止させること
なく、搬送しながら画像を露光させるか、原稿台21の
基準位置に原稿の先端(原稿の搬送方向の後端)を位置
決めして停止させ、上記光学系27を原稿台21に沿っ
て走査させることで画像露光を行う。この場合、RDH
モードでは原稿の1度の露光を完了すれば、原稿トレイ
22aへと送り戻す。またADFモードとして動作する
場合には、設定された複写回数分の露光走査を完了した
時にその原稿を原稿トレイ22aへと送り戻す。
【0044】(第1の実施形態)次に、上述した複写機
1において倍率設定の操作を簡単にする実施形態の詳細
について記述する。
【0045】倍率設定を行うために、図2に示すように
操作パネル上にその倍率設定キーの他に倍率以外の各種
複写条件を設定するための多数のキー及び、その条件等
を逐次表示させる表示装置等が設けられている。
【0046】図2において、操作パネル101は、本発
明にかかる設定した倍率等を表示すると共に他の必要な
情報を表示する表示手段としての液晶表示装置(以下L
CD:Liquid Crystal Displayと記す)102、本発明
にかかる倍率を設定するためのキーであって、倍率を1
%単位毎に変更させるズームキーであるズームアップキ
ー103及びズームダウンキー104、複写機の操作状
態等を必要に応じて案内(ガイド)する操作ガイドキー
105、複写設定枚数を表示する設定枚数表示部10
6、複写完了枚数を表示する複写完了表示部107、複
写枚数等を設定するためのテンキー108、設定した複
写枚数をクリアするクリアキー109、及び複写動作を
開始させるための複写スタートキー(プリントスイッ
チ)110を備えている。さらに操作パネル101上に
は、ソータ51での処理、例えばスタック又は分配排出
等を指示するソータ機能設定部111、両面または片面
複写モード、その他RDHモード等を設定する複写モー
ド設定部112、画像形成を行った記録紙の綴じ代を確
保したり、画像のセンタリングや、トリミング等を各種
画像処理機能を設定するための機能設定部113等が設
けられている。さらに、符号114は、用紙を選択する
ための用紙選択キーである。
【0047】上記操作パネル101上のズームアップキ
ー103は、倍率を1%単位で徐々に上昇、つまりズー
ムアップさせるために操作される。またズームダウンキ
ー104は倍率を1%単位で徐々に下降、つまりズーム
ダウンさせるために操作される。
【0048】この操作パネル101は、図3に示すよう
に複写装置の画像形成動作を制御するメインCPU12
4との間で通信インターフェースを介して接続されてい
る。特に操作パネル101上のテンキー108、拡大/
縮小キー103,104、操作ガイドキー105、その
他の各種操作キーがマトリクス状態で接続されてなるキ
ーマトリクス152、設定された機能等を表示させるた
めのLED表示部151、及び本発明におけるLCD1
02が操作パネル制御部128を介して制御される。
【0049】上記操作パネル制御部128は、プログラ
ムROM141、データROM142、CPU143、
アトリビュートRAM144、V−RAM145,14
6、キャラクタジェネレータROM(以下CG−ROM
と記す)147、本発明による倍率表示を行わせるグラ
フィックROM148、カラーパレット149及びLC
Dコントローラ150を備えている。
【0050】上記プログラムROM141は、CPU1
43およびLCDコントローラ150等と共に本発明の
表示制御手段を構成するものであり、CPU143の制
御プログラム、特に操作パネルの制御を行うためのプロ
グラムを予め記憶している。データROM142は、複
写機本体1及びRDH22等の各部でのジャム処理のた
めの一連の操作手順を示す文字によるメッセージのデー
タ並びにグラフィックROM148におけるデータの格
納アドレス及び表示色情報、さらに本発明にかかる倍率
設定におけるサブメッセージ等の情報を例えばコードで
予め記憶している。CPU143は、通信インターフェ
ースを介して画像形成装置のメインCPU124と接続
されており、このCPU124からの入力に従い、プロ
グラムROM141のプログラムに基づく制御動作を行
う。
【0051】また、アトリビュートRAM144は、こ
のRAM144に書き込まれた表示データについて、L
CDコントローラ150にLCD102での表示におい
て、表示画像の点滅及び白黒反転等を指示するものであ
る。そしてV−RAM145,146は、LCD102
に表示するための本発明にかかるグラフィック表示され
る倍率表示及びメッセージデータ等の表示データをコー
ドデータで一時的に記憶するためのメモリである。CG
−ROM147には、各文字のフォントが格納されてい
る。グラフィックROM148は、本発明による倍率
(大きな文字による表示)表示、複写機の原稿サイズ及
び選択された用紙サイズ等をグラフィックデータが予め
記憶されている。
【0052】そこで、上述の構成をより理解するため
に、その簡単な作用について説明しておく。まず、操作
パネル101上のズームキーであるズームアップキー又
はズームダウンキー103又は104が操作されること
で、キーマトリクス152を介して、その操作信号が操
作パネル制御部128のCPU143に入力され、その
操作状態を確認し、これを複写機本体のメインCPU1
24へと通信インターフェースを介して送る。メインC
PU124側では、この操作信号を受けることで、倍率
のカウントを順次行う。つまり、ズームアップキー10
3であれば、カウンタを“1”づつ加算していく。これ
は、1%単位での倍率設定である。また、カウンタの内
容は通常電源投入においては初期値、特に標準使用の1
00%(等倍)であり、例えば“100”がプリセット
されている。
【0053】そして、メインCPU124側ではカウン
トされた複写倍率(画像倍率)データを、通信インター
フェースを介して操作パネル制御部128へと送る。こ
の倍率データを受けてCPU143では、プログラムR
OM141の内容に従って、倍率データをCG−ROM
147及びグラフィックROMにてビットデータ等に変
換されこれをV−RAM14,15に記憶させ、LCD
コントローラ150を介してLCD102に表示させ
る。この時、本発明による倍率設定において、固定倍率
付近になる状態においては、その倍率表示とは別に、メ
ッセージ表示、例えばその固定倍率での画像形成を行え
る最適条件である原稿と用紙サイズを示す“A4→B
5”といった本発明にかかるサブメッセージを表示させ
るために、V−RAM145,146等に書き込み、こ
れをLCD102にて表示させる。
【0054】そこで、LCDコントローラ150は、上
述にようにV−RAM145,146等に記憶されたデ
ータを、例えばCG−ROM147を介して読出し、こ
の読出データに従ってLCD102を駆動して表示させ
る。この時、LCD102に倍率及びメッセージ以外に
グラフィックを表示させる場合には、グラフィックRO
M148を介して読み出される。
【0055】また、アトリビュートRAM144は、先
に説明したように必要に応じてLCD102に表示を部
分的に点滅、反転等を行わせるために使用され、カラー
パレット149はLCD102においてカラー表示を行
わせるための必要なカラーデータが記憶されるものであ
って、特にV−RAM144,145に記憶されたカラ
ー表示領域のデータのカラー表示を行わせるために利用
される。
【0056】なお、メインCPU124は、上述したよ
うに操作パネル制御部128との間で通信インターフェ
ースを介して操作パネル部の制御を行うだけでなく、複
写機1本体の画像形成動作の制御をも合わせて行ってい
る。例えば、複写機1等の各種検出センサからの検出信
号を入力することで、プリンタ部3の画像形成プロセス
部33を制御すると同時に用紙の自動選択、給紙及び搬
送を制御し、画像形成をシーケンシャルに制御してい
く。また、RDH22からの各種検出センサからの信号
をも入力することで、RDH22による原稿搬送制御を
も同時に制御する。
【0057】本発明の以下に説明する第1の実施形態に
おいては、倍率設定キーとしはズームキーのみであっ
て、このズームキー、特にズームアップキー又はズーム
ダウンキー103,104の操作に応じて任意の倍率を
簡単に設定できるようにしたものについて説明する。そ
のため、ズームキーとは別に、従来と同様に必要に応じ
て、固定倍率キー等を個別に設けてもよいことは勿論で
ある。本発明においては、ズームキーを用いて固定倍率
及びその他の任意の倍率を従来に比べて簡単に設定で、
そのキーの操作性を向上するようにしたものである。
【0058】そこで、詳細な説明の前に、簡単にその倍
率設定の本発明の特徴について説明する。例えば画像形
成倍率として固定倍率を設定させる場合、上記ズームア
ップキー又はズームダウンキー103又は104のいず
れかが操作される。この操作に応じて、スタート時(初
期時)の倍率が順次1%単位で増減されて表示される。
その時、所定の固定倍率、例えば86%または115%
に近くなると、その固定倍率表示に合わせて、固定倍率
である86%または115%における定型サイズによる
最適な原稿と用紙サイズの組み合わせによるものをサブ
メッセージとしてLCD102に表示させる。ここで、
原稿サイズは、シート状の原稿サイズだけでなく、デジ
タル画像の場合、例えばスキャナや画像入力手段(ワー
ドプロセッサやパーソナルコンピュータ等)を介して入
力される画像サイズ等をも含む。
【0059】オペレータは、上述の倍率設定のためのキ
ー操作において、表示される倍率と同時にサブメッセー
ジを目視し、固定倍率の状態を知ることができる。そこ
で、サブメッセージに表示される固定倍率毎の内容に基
づいて、ユーザは固定倍率の設定を容易に行える。ま
た、固定倍率近辺での任意の倍率設定を行う場合には、
そのサブメッセージの表示を参考にして、倍率設定が行
えるため、その操作が簡単になる。
【0060】図7及び図8はズームアップキー103又
はズームダウンキー104が操作された時の1%単位で
拡大(ズ−ムアップ)又は縮小(ズ−ムダウン)される
状態の基本制御フローである。この図を参照してズーム
アップ又はズームダウンされる制御状態について説明す
る。これは、1%単位で倍率を推移させていく例を示す
ものであって、この事例に本発明が限定されるものでは
ない。
【0061】まず、操作パネル101の拡大キー(ズ−
ムアップキー)103が操作されると、図7において1
%単位に倍率を上昇するズ−ムアップ制御が行われる。
そこで、ズ−ムアップキー103が操作されると、その
操作状態が確認(S1)され、カウンタの内容が“0”
か否かが確認(S2)される。このカウンタは、ズ−ム
アップキー103又はズームダウンキー104が操作
(ON)された状態が維持されている時に、連続的に倍
率を増減させるためのもので、初期にはその倍率の増減
の推移周期を遅くし、操作継続の時間が長くなれば、増
減する倍率の推移する周期を早くするように制御し目的
の倍率設定をするための時間短縮を図る目的によるもの
である。
【0062】ここでは、上記カウンタ(C)の内容は
“0”であり、次にタイマTを400msecにセット
し、タイマ動作を開始(S4)させる。その後、上記カ
ウンタ(C)の内容を“1”カウントアップ(S4)さ
せ、倍率カウンタ(M)の内容を同様に“1”カウンタ
アップ(S5)させる。この設定された倍率を操作パネ
ル制御部128へと送る(S6)。
【0063】一方、メインCPU124側では、再度S
1に戻る。この時、上記ズ−ムアップキー103が継続
して操作されていることをステップS0にて確認するこ
とで、S1→S2へと移行し、カウンタの内容が“0”
でないことを確認し、先にセットされたタイマTが40
0msecを計時したか否かが確認(S7)され、確認
されなけばS1→S2→S7の動作を繰返す。そして、
タイマTが400msecを計時すれば、カウンタ
(C)の内容が5未満か否かをチェック(S8)し、再
度タイマTに400msecがセット(S9)され計時
動作を開始すると共に、カウンタ(C)の内容が“1”
カウントアップ(S4)され、倍率カウンタ(M)が
“1”カウントアップ(S5)され、操作パネル制御部
128に転送され(S6)、その内容がLCD102を
介して表示される。
【0064】上述のようにして、ズ−ムアップキー10
3を継続操作させておれば、400msec毎に1%単
位にズ−ムアップされていき、5%増加されと、カウン
タCは“5”となっており、次にS8→S10→S11
へと移行し、次回からタイマTが200msecにセッ
ト(S11)され、200msec毎に1%単位でズ−
ムアップされていく。そして10%の倍率変化があれ
ば、以後はS12→S13と経由し、100msec毎
に1%単位でズ−ムアップされていくことになる。上記
S12には、倍率カウンタMの内容が“141”に達し
ていれば、それ以上の倍率設定ができないため、倍率カ
ウンタM等のカウントアップを行うことなくS1へとそ
のまま戻る。つまり、ズームアップキーが継続操作(O
N)され、倍率の上限に達した状態ではその倍率状態が
維持され、それ以上の倍率設定が行わないように禁止し
ている。
【0065】また、ズームダウンキー104が操作され
た場合には、図8に示すように上述とは逆に1%単位に
ズームダウンされて、その状態が逐次LCD102に表
示されていく。なお、ズ−ムアップキー103またはズ
ームダウンキー104の操作を解除(OFF)すれば、
その状態がステップS0(又はステップS00)にて検
知され、この状態でカウンタCの内容はクリアされ、
“0”となる(S15又はS015)。しかし、倍率カ
ウンタMは、設定された内容を維持する。しかし、複写
機の電源投入時や複写機が所定時間使用させずに放置さ
れていた時には、初期値として設定倍率は100%に設
定されるため、倍率カウンタMは“100”にプリセッ
トされる。そのため、この状態でズ−ムアップ又はズー
ムダウンキー103又は104を操作すれば、100%
の内容で上述した1%単位に増減されていくことにな
る。
【0066】そこで、操作パネル制御部128側では、
メインCPU124側からおくられてくる設定倍率デー
タを、LCD102に表示させることは上述した通りで
ある。しかも、本発明においては、メインCPU124
より転送されてくる倍率データに応じてサブメッセージ
を、倍率表示と同時にLCD102に表示させている。
【0067】これは、図9に示す制御フローに従って説
明すれば、操作パネル制御部128側では、メインCP
U124より倍率データが転送されてくると、ステップ
S20にて倍率データが転送されてきた状態を確認し、
S21→S22へと進み、その転送されてきた倍率デー
タが、固定倍率付近か否かが確認(S22)される。こ
の固定倍率データについては、例えばデータROM14
2に記憶されており、この記憶データと上記設定された
倍率データとの比較を行う。
【0068】上記データROM142は、64%〜14
1%までの範囲での倍率設定が可能な場合において、図
6に示す通り、その固定倍率しては、70%,81%,
86%,115%,122%及び141%が記憶されて
いる。また、比較においては、この実施形態においては
例えば上記固定倍率の±5%の範囲で確認する。例え
ば、81%においては76%から86%においては、ス
テップS22においてはYesとして判断される。この
ステップS22は、本発明における設定された倍率(倍
率カウンタMにてカウントされた倍率)が、固定倍率か
又はその近辺の倍率かを判別する判別手段である。
【0069】もし、設定倍率が特定の固定倍率付近でな
いことが確認されれば、ステップS23にて、設定され
た倍率のみLCD102の決められた領域にグラフィッ
ク表示される。しかし、設定倍率データが、特定の1つ
の固定倍率付近であることが確認されれば、ステップS
24にてその設定倍率の表示と同時にサブメッセージが
通常の文字形態、特にCG−ROM147に記憶された
内容で表示される。このサブメッセージとしては、原稿
サイズと用紙サイズとの最適条件での組み合わせであ
る。例えば、図6に示すように、固定倍率70%であれ
ばA4(原稿又は画像サイズ)→A5(用紙サイズ)、
A3→A4,B4→B5といった内容である。
【0070】そこで図1に従って、本発明による第1の
実施形態による倍率表示について説明する。説明を簡単
にするために、初期の倍率が、100%(等倍)状態
で、ズームアップキー103を操作し、設定倍率をズー
ムアップさせる場合のLCD102にて表示される倍率
の推移状態を示している。この図1に示されるように、
100%状態でズームアップキー103を操作し、その
操作が継続させると、101%,102%・・・と順次
倍率がズームアップされ、最初の固定倍率115%の倍
率付近、例えば110%の倍率にズームアップされる
と、その設定倍率がグラフィック表示(大きな文字での
表示)されると同時に、それと同時に固定倍率115%
の倍率時に複写できる最適条件である原稿と用紙サイズ
とがサブメッセージとして合わせて表示される。このサ
ブメッセージの表示は、倍率が110%〜120%の間
で行われ、121%以上の倍率になれば、サブメッセー
ジが消え、ズームアップキー103の継続操作による設
定された倍率のみが決められた位置に表示される。な
お、固定倍率付近としては、±5%を設定したが、これ
は任意に設定すればよい値である。
【0071】上述の説明では、ズームアップ動作におけ
る設定倍率と、そのズームアップされる倍率が固定倍率
の付近、例えば固定倍率の±5%付近においてサブメッ
セージを表示させるようにしている。これとは逆に、ズ
ームダウンキー104が操作された場合においても同様
に、ズームダウンされる設定倍率が、固定倍率の±5%
になれば、同様にしてその固定倍率におけるサブメッセ
ージが表示される。
【0072】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、ズームアップキー103又は104の操作により、
設定倍率が特定の固定倍率付近になれば、サブメッセー
ジが設定された倍率と同時に表示される。この表示をオ
ペレータが目視することで、その時の設定倍率により判
断せずとも、原稿と用紙サイズの最適条件の表示を目視
して判別できる。そのため、オペレータによる目的とす
る倍率設定が簡単になる。また、オペレータが倍率その
ものを熟知しておれば、サブメッセージでなく設定され
る倍率を目視して目的の倍率状態を簡単に操作できる。
オペレータにおいては熟練していなくても、熟練者であ
っても同様にして簡単に操作できることになる。
【0073】なお、図9において、ステップS23又は
S24にて設定倍率がある固定倍率付近でない時、また
は固定倍率付近であれば、その固定倍率と同時にサブメ
ッセージを表示させている。この表示において、例え
ば、図10(A)または(B)に示すように、複写機1
において原稿トレイ上にセットされた原稿サイズ(例え
ばB5)及び選択されている用紙サイズ(例えばA4)
を同時にグラフィック表示させるようにしてもよい。こ
のような、表示においては、データROM142に複写
機を示す表示のためのコード等を記憶させておき、その
コードに対応する表示に必要となるビットデータをグラ
フィックROM148を介して読み出し、LCDコント
ローラ150を介して表示される。そして、原稿サイズ
及び用紙サイズにおいては、メインCPU124よりC
PU143へと、そのデータが送られてくることで、そ
の時のサイズ表示を行わせることができる。
【0074】この図10のような表示が合わせて行われ
れば、その時のサブメッセージの表示と、現在の原稿サ
イズ及び用紙サイズとの基づく固定倍率を容易に把握す
ることができ、よってズームキーを用いて固定倍率の設
定がより簡単に、かつ確実に行える。また、この固定倍
率近辺での任意の倍率を設定する場合、その表示が参考
になり、正確な倍率設定が行える。
【0075】ここで、固定倍率としては、図6の例に従
い、A及びB系列における固定倍率形態を示したが、こ
れに限るものではなく、インチ系においても同様であ
る。例えば、64%(8.5×11→5.5×8.5,
11×17→8.5×11)、77%(8.5×14→
8.5×11,11×17→8.5×14)、121%
(8.5×14→11×17)、129%(5.5×
8.5→8.5×11,8.5×11→11×17)と
いった固定倍率になる。そのため、インチ系において
も、ズームアップ又はズームダウンキー103又は10
4の操作に応答して、上記固定倍率の±5%の範囲にな
れば、その時の原稿及び用紙サイズにおける最適条件で
のサブメッセージを合わせて表示されることになる。
【0076】以上の実施形態の説明において、固定倍率
の±5%の範囲内(近辺)で、サブメッセージを表示さ
せる場合、固定倍率115%と122%において、互い
に重なる領域が存在する。つまり、117%〜120%
の倍率範囲で、両者の固定倍率近辺となる。このような
場合において、固定倍率115%を優先させ、120%
まで推移する場合には、サブメッセージとしては115
%の形態で表示させ、121%の設定倍率となれば、1
22%の固定倍率におけるサブメッセージを表示させる
ようにすればよい。これにより、115%と122%の
固定倍率の境界を明確にでき、固定倍率の区別を容易に
行わせることができる。
【0077】あるいは、115%と122%の固定倍率
において、上記重なる部分においては、両方の固定倍率
におけるサブメッセージを合わせて表示させるようにし
てもよい。つまり、117%〜120の範囲において
は、115%と122%の固定倍率のサブメッセージを
重ねるようにして表示させてもよい。この場合には、1
15%の固定倍率とは区別して122%の固定倍率にお
いて“A5→B5”、“A4→B4”のサブメッセージ
が表示させる。これにより、オペレータはその表示に合
わせていずれの固定倍率かの区別を行う判断情報として
処理することができる。
【0078】そこで、固定倍率近辺において互いに重な
る倍率領域において、この重なりが生じないように、固
定倍率近辺の範囲を設定してもよい。これは、115%
と122%のおいて、重ならないようにするために近辺
の範囲として±3%に設定すればよい。また、この倍率
の重なる固定倍率としては、縮小の81%と86%の固
定倍率であり、この固定固定倍率においても上述したよ
うに、それぞれいおいてサブメッセージを表示させるよ
うにすればよいことである。
【0079】上述の動作は、ズームアップキー103が
継続して操作されている状態であり、途中でその操作が
解除(OFF)されると、その時の設定倍率を表示する
と同時に、サブメッセージが固定倍率付近において表示
されている。この場合、ズームアップキー103の操作
解除後の一定時間の後に、そのサブメッセージも消され
るように構成してもよく、そのまま継続させて表示され
ておいてもよい。
【0080】なお、上記サブメッセージについては、デ
ータROM142に図6に図示する対応関係で記憶され
ており、その内容が読み出されV−RAMやCG−RO
Mを介してLCD102に表示される。この時、倍率と
しての数字をグラフィックとして表示させる場合には、
その表示データがグラフィックROM148に記憶され
ており、このグラフィックROM148を介して読み出
され、LCDコントローラ150を介してLCD102
に表示される。
【0081】ここで、図7及び図8においては、ズーム
アップキー又はズームダウンキー103,104の操作
に関連して、操作開始当初について400msec毎、
最終的に100msec毎に1%単位で倍率をズームア
ップ又はズームダウンさせるようにしているが、これに
限定されるものではない。つまり最初から決めれられた
時間毎、例えば200msec毎にズームアップ又はズ
ームダウンされてもよく、オペレータが変化する倍率を
目視できる程度のスピードで倍率設定できるようにして
なればよい。
【0082】以上説明した倍率表示については、決めら
れた時間に応じて倍率変化が推移するものあって、所望
の倍率設定を早くするために、その推移する時間を早く
している。そのため、目的の倍率値を判断してキー操作
を解除するタイミングがずれることがあり、目的の倍率
の手前、あるいは目的の倍率よりオーバーした状態に設
定することにもなる。
【0083】このようなことを解消するためにも、上記
固定倍率付近におけるサブメッセージの表示において、
そのサブメッセージの表示に合わせて設定される倍率の
変化の推移を遅くする。例えば、ズームアップ又はズー
ムダウンキー103又は104の操作開始時点では、本
実施形態の説明においては、400msec毎にズーム
アップ又はズームダウンが行われており、10%の変化
後には100msec毎にズームアップ又はズームダウ
ンされ、目的の倍率設定よりいきすぎたり、手前で止め
てしまう場合がある。そのためにも、固定倍率付近、特
にサブメッセージが表示された時点より、継続してズー
ムアップ又はズームダウンキ103又は104が操作さ
れている場合には、初期の400msec毎にズームア
ップ又はズームダウンさせるようにすることができる。
これは、先に説明したようにタイマTにセットする時間
により簡単に実行でき、このタイマTを含め、倍率カウ
ンタMのカウントアップ又はカウントダウンを行う周
期、特に倍率を1%単位で変更する周期を制御するカウ
ント制御部を構成する。
【0084】本実施形態においては、ズームアップ又は
ズームダウンにおいては3段階の切換を行っている。つ
まり初期では400msec、次の段階で200mse
cに、最後に100msecに切換えている。これに限
らず、ズームアップ又はズームダウンにおいて、初期状
態より決まった時間、例えば100msec毎にズーム
アップ又はズームダウンされる場合においては、上述し
たように固定倍率によるサブメッセージが表示する期間
においては200msec毎に変化するようにしても、
目的の倍率を簡単に設定できる。要するに、サブメッセ
ージが表示される段階にいては、それまでのズームアッ
プ又はズームダウンの変化時間より多少長い時間経過毎
に変化させるようにすればよい。
【0085】ただし、初期の400msec毎の変化に
おいては、これ以上変化時間を設定すれば、煩わしくな
るため、その400msecを維持させて倍率を1%毎
変化させるようにすればよい。つまり、最長の時間より
も長く変化させないようにすればよい。
【0086】以上の実施態様によれば、固定倍率付近で
設定される倍率の変化(1%毎の変化)が、遅くなるた
め、固定倍率付近での倍率設定が容易に、且つ1度の操
作により確実に行うことが可能になる。そのため、倍率
設定に費やす時間を軽減できると同時に操作性を向上で
きる。
【0087】(第2の実施形態)次に、本発明による第
2の実施形態について説明する。この実施形態は、上述
した第1の実施形態において固定倍率付近に限ってサブ
メッセージの表示を行っている。そのため、サブメッセ
ージについては、固定倍率に近付かないと表示されない
ため、不慣れなオペレータは、表示が消えた状態ではど
のうな倍率設定を行えばよいか理解できない場合があ
る。そのため、この実施形態においては、目的の倍率を
設定するためにズームアップ又はズームダウンを行う時
に、初期の倍率に対しズームアップする状態での各種固
定倍率に対応するサブメッセージを一括して表示させ
る。
【0088】例えば、A及びB系における固定倍率で説
明すれば、ズームアップ又はズームダウンを行う前の初
期の倍率が85%である時に、ズームアップキー103
を操作することで、85%以上の固定倍率における各種
サブメッセージを表示する。つまり、85%以上の固定
倍率としては、86%,115%,122%及び141
%であり、各固定倍率での原稿サイズと用紙サイズの最
適条件での組み合わせによるサブメッセージが一括して
表示される。この表示を参考にしてオペレータは目的の
倍率設定を容易に行える。
【0089】そこで、上述した動作を実現するめの制御
を図11の制御フローに従って説明する。該図11のフ
ローを実行する前に、図7又は図8の制御フローにおい
て、ズームアップキー103又はズームダウンキー10
4のいずれかが操作されることになる。
【0090】その操作を確認すると、図7又は図8の制
御フローが実行され、ステップS6(又はズテップS0
6)にて初期の倍率に“1”増減された設定倍率が操作
パネル制御部128に転送されてる。この転送された倍
率データを操作パネル制御部128が受けると、図11
に示す制御フローが操作パネル制御部128側、特にC
PU143にて実行される。
【0091】そのため、倍率データを受信したことを確
認(S30)すれば、受信データが設定倍率であること
認識(S31)し、上記ズームアップキー103又はズ
ームダウンキー104が操作される前の初期の設定倍率
(m)が、記憶部M2に記憶され、転送されたきた新た
な設定倍率(m1)を記憶部M1に記憶(S32,S3
3)させる。上記初期の設定倍率(m)は通常記憶部M
1に記憶されており、その記憶部M1の内容が記憶部M
2に移され記憶される。上記転送されてきた新たな設定
倍率(m1)とは、図7又は図8におけるズームアップ
キー103又はズームダウンキー104の操作により設
定された倍率カウンタMのカイント内容である。
【0092】そして、記憶部M1とM2の内容が次のス
テップで比較(S34)され、記憶部M1の転送された
倍率(m1)の方が記憶部M2の倍率(m)より大きけ
れば、ズームアップキー103によるズームアップ状態
であることが認識される。一方、記憶部M1の倍率の方
が記憶部M2の倍率より小さい場合には、ズームダウン
キー104の操作によるズームダウン状態であることが
認識される。
【0093】そこで、各記憶部の記憶内容M2(m)>
M1(m1)であれば、ステップS35へと進み、図に
示すようにLCD102に設定倍率及びズームダウン側
に存在する各種固定倍率と共に、原稿及び用紙サイズの
最適条件での組み合わせによるサブメッセージが表示さ
れる。また、M2<M1であれば、ステップS36へと
進み、図に示すようにLCD102に、設定倍率及びズ
ームアップ側に存在する各種固定倍率と共に、原稿及び
用紙サイズの最適条件での組み合わせによるサブメッセ
ージが表示される。
【0094】以上の表示において、オペレータは、一括
表示される各種固定倍率におけるサブメッセージを参照
して、目的の倍率を容易に設定できる。なお、図10に
おいて、ズームアップキー103又はズームダウンキー
104が操作されることなく、メインCPU124より
倍率データが制御パネル制御部128へと転送さる場合
には、ステップS34にて設定倍率が同一であるとし
て、設定されている倍率、例えば初期値の倍率データ
“100%”が表示(S37)される。
【0095】上記サブメッセージの表示は、操作後の所
定期間のみ表示させ、以後は消去し、設定倍率のみ表示
させるようにすればよい。その所定期間としては、オペ
レータが表示されたサブメッセージを認識できる程度で
あって、例えば5秒程度に設定してもよい。また、第1
の実施形態との組み合わせてとして、固定倍率又は固定
倍率付近になれば消されたサブメッセージを再度一括し
て所定期間表示させるようにしてもよい。この場合、第
1の実施形態同様に、特定の固定倍率付近における原稿
と用紙サイズとの適正条件の組み合わせのみ表示させる
ようにしてもよいし、一括して表示させるようにしても
よい。従って、固定倍率付近になれば、再度サブメッセ
ージが表示させることでオペレータは、目的の設定倍率
を再認識できるため、間違いなく目的の倍率設定を容易
に行え、その操作がより簡単になる。
【0096】図11において、ズームアップキー103
又はズームダウンキー104の操作時において、ズーム
アップ又はズームダウン方向に存在する各種固定倍率と
サブメッセージを表示させる場合、所定時間後にサブメ
ッセージを消去させるように説明したが、サブメッセー
ジについては各種固定倍率を含めて常時表示させてお
き、一括表示された一つの固定倍率を通過した時に、そ
の固定倍率でのサブメッセージを消去し、残りの固定倍
率に対応するサブメッセージを表示させる。このように
することで、不要な条件が消去されることで目的とする
倍率の認識が容易になり、その倍率設定をより確実に間
違えることなく行える。
【0097】つまり、図12に示すようにLCD102
に表示される状態において、例えば初期値が100%
(等倍)からズームアップキー103を操作し、その操
作が継続(ONが継続)されている状態において、操作
当初は115%,122%及び141%の固定倍率にお
ける原稿と用紙サイズの最適条件での組み合わせからな
るサブメッセージが表示される。そして、115%の倍
率状態までその表示状態が維持され、115%の固定倍
率を通過し設定倍率が116%の倍率になれば、115
%の固定倍率に対応するサブメッセージが消去される。
【0098】さらにズームアップキー103の継続操作
により、122%の固定倍率を経過するまでは、ズーム
アップ方向での固定倍率と共に対応するサブメッセージ
が表示され、倍率が123%となれば残りの141%の
固定倍率に対応するサブメッセージのみが表示される。
以上のように、固定倍率を通過する毎に、必要でなくな
る固定倍率及びそのサブメッセージを消去されるため、
目視する時の煩わしさが軽減され、操作性を向上できる
と共に目的の倍率設定を間違いなく簡単にするこができ
る。
【0099】この説明においては、ズームアップ方向に
ついて説明したが、ズームダウン方向での固定倍率の一
括表示と対応するサブメッセージの表示を行い、表示さ
れている固定倍率を通過すれば、その都度、その固定倍
率及び対応するサブメッセージの消去が行われることに
なる。
【0100】図12では、固定倍率を通過する毎に、そ
の通過した固定倍率を消去していく事例での説明であ
る。これとは別に、一括して表示されている固定倍率と
共にサブメッセージを表示している状態において、通過
した固定倍率において消去するのではなく、次にくる固
定倍率と他の固定倍率とを異なる状態で表示させる。こ
れにより、目的とする設定倍率の設定をより分かり易く
すると共に、目的の設定倍率が通過していることが容易
に認識できる課題を解決できることにもなる。
【0101】図13は、上述した事例を示す表示例であ
る。該図13において、初期において図12と同様に1
00%(等倍)であれば、ズームアップキー103を操
作すれば、その設定が101%の倍率としてズームアッ
プされる。この状態でにおいて、一括して100%に対
するズームアップ方向の各種固定倍率及びこれに対応す
るサブメッセージが合わせて一括してLCD102上に
表示される。この時、最初にくる固定倍率115%に対
応するサブメッセージの表示102aを、他の固定倍率
122%と141%と対応するサブメッセージの表示1
02bと区別して表示させる。
【0102】そして、設定倍率が116%になれば、次
の固定倍率122%についてのみ、他の固定倍率に対し
て区別して表示させ、最後に123%になれば141%
の固定倍率を他の倍率とは区別して表示させる。
【0103】このように一括表示された各種固定倍率の
なかで、設定倍率の表示部に表示された倍率の次の固定
倍率が図では反転表示され、他の固定倍率の表示と容易
に区別できる。そのため、次の固定倍率を容易に認識で
き、目的とする倍率設定を行い易くなる。また、設定倍
率の表示状態と固定倍率との関係を容易に認識できるた
め、目的となる設定倍率が通過したか否かの判別が容易
になり、通過していければ、その操作を継続させて、目
的の倍率設定を間違えることなく確実に操作できる。そ
して、通過した状態を確認すれば、ズームアップキー1
03とは別にズームダウンキー104を操作し、目的の
倍率設定を容易に行える。この時、ズームダウン方向で
の固定倍率が一括して表示され、最初の固定倍率が他の
固定倍率と区別して表示されるため、その近辺での倍率
設定をも、きわめて容易に設定できることになる。
【0104】以上はズームアップキー103の操作での
説明であるが、ズームダウンキー104の操作において
も同様であるため、その説明は省略する。
【0105】また、表示の区別としては、反転表示を行
う他に、色を変えることや、大きな文字で表示させる
か、先頭部分に→等のマークを付す等により実施でき
る。この反転表示においては、先に説明したように、ア
トリビュートRAM144が利用され、また色を変える
場合には、カラーパレット149等が利用される。ま
た、色を変える場合には、当然LCD102にカラー画
像の表示装置である。
【0106】この実施形態による最後の態様として、サ
ブメッセージの固定倍率を含む一括表示としては、複写
機1が設定されるモードに応じて一括表示させる領域を
制限する。例えば、図4に示す複写機においては、CC
Dにて画像を読取り、この読み取ったデジタル画像を設
定倍率に応じて画像処理するため、読取速度としては設
定倍率に関係なく常に一定の関係で読取走査が行われ
る。
【0107】しかし、図5に示すような原稿の画像を直
接感光体32に結像させる場合には、設定された倍率に
応じて光学系の走査速度制御を行う必要がある。ここ
で、原稿台21に載置し、光学系23を走査して原稿の
画像を感光体32に露光する場合には、速度変動等の問
題を解消して、設定された速度で光学的な走査を行え
る。しかし、RDH22等において、原稿を搬送しなが
ら、その反射光を固定された光学系27を介して感光体
32に結像する場合には、その倍率の許容される範囲
が、原稿台21上に原稿を走査する場合に比べて小さ
い。例えば、光学系27を走査して行える倍率が、64
〜141%であるとすると、原稿を搬送しながら感光体
32に画像を結像させる場合には、70〜121%程度
に限られてしまう。これは画像を正確に感光体32に結
像させるためである。
【0108】そのため、RDH22による画像形成を行
うモードが選択されれば、上述した倍率の範囲での固定
倍率及びサブメッセージが合わせて表示される。この事
例について、図14に示す通りである。
【0109】この図14において、初期値が69%であ
る時に、ズームアップキー103が操作されると、70
%の設定倍率と共に、ズームアップ方向の固定倍率70
%,81%,86%,115%と共に、その時の原稿及
び用紙サイズの最適条件であるサブメッセージが合わせ
て表示される。そして、ズームアップキー103を継続
操作すると、倍率が徐々にズームアップされ倍率が71
%,72%・・・100%と推移し、100%状態では
サブメッセージ等が消去される。また、それ以後の11
5%の固定倍率を通過した状態でサブメッセージの表示
を消去し、121%の倍率までズームアップし、それ以
後のズームアップを禁止する。
【0110】通常、RDHモードでなく原稿を原稿台2
1に静止させた状態で複写を行うモードであれば、上述
の固定倍率以外に、122%,141%の固定倍率をも
合わせ、この固定倍率と対応したサブメッセージが表示
されるが、設定されたRDHモードにおいては、許容範
囲外の122%及び141%については、表示されな
い。このように、サブメッセージの表示は、予め設定さ
れた複写モードに応じて、個々のモードに許容される原
稿と用紙サイズの対応関係をサブメッセージとして表示
させるので、オペレータは許容範囲内で固定倍率、ある
いは目的の任意の倍率を設定を簡易に、かつ確実に設定
できる。
【0111】なお、RDHモードのように設定する倍率
範囲が決められている他のモードとしては、原稿を原稿
台21に静止させた状態でセットし、このセット原稿に
対し左右の画像を別々の用紙に複写する1セット2コピ
ーモードがある。これは、例えばブック原稿を見開き状
態で原稿台21上にセットし、左右の頁の画像に対し
て、個々の用紙にコピー、又は1枚の用紙の表裏面にコ
ピーする場合に利用される。そのため、その時に設定で
きる倍率としては64%〜100%(複写機の許容設定
倍率が64%〜141%とした場合)となり、拡大コピ
ーは行えなくなる。このようなモード設定においても、
上記範囲に存在する各種固定倍率がサブメッセージと共
に一括して表示されることになる。
【0112】この実施形態においても、サブメッセージ
の表示と同時に図10に示すように、複写機全体及び原
稿サイズと選択された用紙サイズ、さらに給紙可能な用
紙サイズ等を合わせて表示させうようにしてもよいこと
は勿論である。
【0113】(第3の実施形態)次に、上記第1及び第
2実施形態において、サブメッセージの表示をより簡略
化し、目的の倍率の設定を確実かつ容易に行える実施形
態を、第3の実施形態として以下に説明する。
【0114】つまり、サブメッセージにおいては、使用
可能な原稿サイズ及び使用可能な用紙サイズとの組み合
わせの最適条件を表示させている。そのため、その組み
合わせは、使用可能な原稿及び用紙が多ければ、その分
だけ多くなり、目視した時の確認が多義にわたり、間違
う場合が考えられる。そこで、原稿サイズが予め設定さ
れておれば、その原稿に対する倍率における使用用紙サ
イズを特定して表示させるようにする。このようにすれ
ば、サブメッセージの内容が特定され、より倍率設定の
操作が容易に、かつ確実に行える。
【0115】また、原稿のサイズを特定、つまり設定す
るだけでなく、用紙サイズを選択した場合でも、設定さ
れる倍率、特に固定倍率に応じた原稿サイズを特定でき
る。しかも、用紙サイズを特定しなくても、給紙可能な
用紙が特定されておれば、それらのサイズに応じた原稿
サイズをも特定できる。
【0116】(原稿サイズが設定された場合)まず、複
写するための原稿サイズが特定されている場合について
説明する。この原稿サイズが特定されている場合とは、
原稿台等に載置された原稿のサイズが自動的に検出さ
れ、その原稿サイズがその都度認識される場合。また、
オペレータ自身が原稿サイズを把握しており、この原稿
サイズをオペレータが入力する場合。また、RDH等に
おいては、原稿が予め載置されるため、その載置された
原稿のサイズを自動検出するものが周知であり、これを
原稿サイズとして自動設定する場合等がある。
【0117】ここで、原稿台21上に載置される原稿サ
イズの自動検出装置としては、本願出願前には周知であ
り、ここでは周知技術を示す公報及び公然利用されてい
る装置においては列挙しない。また、原稿を自動搬送す
るRDH22やADF等においては、先に説明したよう
に、原稿トレイ22a等に載置された原稿のサイズが予
め自動検出される。
【0118】以上のようにして複写するための原稿のサ
イズが特定され設定されれば、図15に示すように検出
された原稿サイズに応じてサブメッセージが表示させ
る。例えば原稿サイズがA4に設定されておれば、初期
値100%より例えばズームアップキー103によるズ
ームアップが行われた場合には、最初の115%の固定
倍率についてのサブメッセージの表示が行われず、固定
倍率122%状態でサブメッセージを表示する。このサ
ブメッセージとしては、原稿サイズA4にて固定倍率1
22%で複写できる最適な用紙サイズの組み合わせ、つ
まり“A4→B4”となる。
【0119】また、ズームアップキー103の操作を継
続させることで、141%の固定倍率になれば、その時
にサブメッセージとして“A4→A3”の組み合わせに
よる表示が行われる。この原稿サイズがA4において、
ズームダウンキー104が操作された場合には、特に8
1%の固定倍率でのサブメッセージの表示が行われず、
86%の固定倍率に対応してサブメッセージとしては
“A4→B5”が、70%の固定倍率に対応してサブメ
ッセージとしては“A4→A5”が表示されることにな
る。
【0120】ここでは、ズームアップ又はズームダウン
キー103又は104の操作により、固定倍率に応じ
て、サブメッセージを表示させるようにしているが、こ
れは第1の実施形態によれば、±5%においてサブメッ
セージを固定倍率と共に表示させればよい。
【0121】また、第2の実施形態によれば、ズームア
ップ方向又はズームダウン方向の各種固定倍率を一括し
てサブメッセージと共に表示させてもよい。この場合、
例えば初期値100%において、ズームアップキー10
3の操作に応答して、固定倍率122%及び141%と
共に、この固定倍率に対応して“A4→B4”及び“A
4→A3”のサブメッセージが一括して表示されること
になる。一方、ズームダウンキー104の操作に応答し
て、初期値100%において、固定倍率86%及び70
%の表示と共に、各固定倍率に対応して“A4→B5”
及び“A4→A5”のサブメッセージが一括して表示さ
れる。
【0122】このようにして、設定された原稿サイズに
対応して固定倍率及びサブメッセージを表示させること
で、目的とする倍率を容易に認識して設定することが可
能になる。特に設定された原稿サイズにおける複写でき
る用紙サイズ等が特定されるため、目的とする倍率が理
解できなくても、サブメッセージも表示を参考にして容
易に認識できる。この場合、サブメッセージの表示が必
要最小限の情報となり、容易に認識することが可能とな
る。
【0123】図15には設定される原稿サイズとして、
A4だけでなく、B5の場合の表示例を合わせて示して
いる。つまり、設定された原稿サイズがB5であれば、
対象の固定倍率としては、図に示すようにズームアップ
方向においては115%と141%の固定倍率であり、
ズームダウン方向においては図6から固定倍率81%の
みとなる。このように、原稿サイズが設定されること
で、特定される用紙サイズが決まり、そのためにサブメ
ッセージの表示が絞り込まれた状態で表示されることか
ら、オペレータは望む目的の設定倍率を容易に把握でき
る。
【0124】ここで、設定された原稿サイズ(又は画像
サイズ)は、メインCPU124より、操作パネル制御
部128のCPU143へと送られてくることから、C
PU143側で、上述したようにサブメッセージによる
組み合わせを特定することができる。
【0125】なお、設定された原稿サイズについては、
図10に示すように表示させ、選択された用紙サイズ
(A4)と、サブメッセージにて表示されている原稿サ
イズとの組み合わせよる用紙サイズとを比較でき、用紙
サイズ選択をも合わせてその倍率設定操作がより容易に
行えることになる。
【0126】(用紙サイズが選択された場合)以上は原
稿サイズが設定され、ズームアップ又はズームダウンさ
れる状態での固定倍率及びその時のサブメッセージの表
示について説明である。これに対し、設定される用紙サ
イズに応じても、同様に固定倍率やサブメッセージを絞
り込んだ状態での表示を行える。
【0127】上記用紙サイズを設定するとは、オペレー
タが目的の用紙サイズを手動で入力することである。つ
まり、オペレータが目的の用紙サイズを選択する。この
選択された用紙サイズに応じて固定倍率及びこの用紙サ
イズとの最適条件での原稿サイズであるサブメッセージ
を表示する。
【0128】用紙サイズは、図2に示す操作パネル10
1の用紙選択キー114にて選択される。つまり、該用
紙選択キー114を操作することで、給紙ユニット4の
いずれかの一つの給紙カセットが選択され、この給紙カ
セット内の用紙が給紙される。この時、給紙カセットに
収容(セット)されている用紙サイズは、周知のサイズ
検出手段にて検出されており、選択された給紙カセット
と同時にその用紙サイズが、例えばLCD102上の特
定領域に表示される。
【0129】以上のようにして用紙サイズが選択される
ことによる事例を図15に示しており、その事例にした
がって詳細に説明する。まずオペレータが画像形成する
ための用紙サイズとしてA4を選択すると、初期の倍率
が100%においてズームアップキ103が操作され
る。
【0130】この操作に応じて、倍率が1%単位にズー
ムアップされ101%・・115%といったように上昇
する。この上昇において固定倍率115%においては、
固定倍率と同時にサブメッセージの“B5→A4”が表
示される。そしてズームアップキー103が継続して操
作されると、次の固定倍率122%においては目的とす
る用紙サイズB5とは別の倍率条件であり、その時には
サブメッセージは表示されず、141%になればその固
定倍率と同時にサブメッセージである“A5→A4”が
表示される。
【0131】このように、用紙サイズが選択され、例え
ばA4の場合には、固定倍率122%でのサブメッセー
ジが表示されなり。このズームアップとは逆に、ズーム
ダウン方向においては、図6から理解できるように86
%の固定倍率におけるサブメッセージの表示が行われ
ず、固定倍率81%における“B4→A4”が、70%
における“A3→A4”がサブメッセージとして表示さ
れる。
【0132】また、選択用紙サイズがB4の場合につい
て、図16に合わせて示しているように、ズームアップ
方向においては、122%及び141%での固定倍率に
対応するサブメッセージの“A4→B4”,“B5→B
4”が表示される。さらに、ズームダウン方向において
は、図6に示す固定倍率とサブメッセージの表示例にお
いて、86%の固定倍率に対応する“A3→B4のみが
表示されることになる。
【0133】この場合、第1の実施形態においては、原
稿サイズの設定の場合と同様に、固定倍率付近の±5%
において、その固定倍率と同時にサブメッセージが合わ
せて表示される。
【0134】また、第2の実施形態においては、ズーム
アップ方向又はズームダウン方向のキー103又は10
4の操作の確認後に、一括して選択された用紙サイズに
関係する固定倍率と原稿サイズとの最適条件での組み合
わせによるサブメッセージが表示される。例えば、用紙
サイズとしてA4が選択されると、初期の倍率100%
の場合には、固定倍率115%及び141%と共に、こ
の固定倍率に対応するサブメッセージである“B5→A
4”と“A5→A4”が固定倍率に応じて一括して表示
される。そして、ズームダウン方向においては81%と
70%の固定倍率と共に、この固定倍率に対応するサブ
メッセージとして“B4→A4”と“A3→A4”が一
括して表示される。
【0135】このように用紙サイズが選択された場合に
おいても、固定倍率及び原稿サイズの絞り込みが行わ
れ、目的とする倍率の認識をより容易にできるようにし
ている。従って、オペレータが目的とする固定倍率だけ
でなく、任意の倍率を容易に設定できる。
【0136】なお、用紙サイズ選択において、オペレー
タが選択したサイズの用紙が複写機1本体にセットされ
ていない場合には、上述の固定倍率及びサブメッセージ
の表示を行っても、無駄になる場合がある。つまり、複
写機1は選択した用紙サイズがセットされていなけれ
ば、その用紙を自動選択して給紙することができず、複
写不能状態にする。そのため、上述した表示は、選択さ
れたサイズの用紙が給紙部に存在するのを確認し、該用
紙が給紙選択される状態で行われる。
【0137】そのためにも、各給紙部には周知のよう
に、セットされる用紙サイズが逐次検出され、この検出
された用紙サイズがメインCPU124に送られてい
る。そしてメインCPU124は、セットされた用紙サ
イズを把握し、選択された用紙サイズと一致する給紙ユ
ニットの給紙カセットの動作を給紙指令に基づいて選択
駆動させる。よって、選択されたサイズの用紙がセット
されていない場合には、その状態をオペレータに報知
し、目的の用紙をセットさせるように催促する。これに
より、選択されたサイズの用紙がセットされるまで、複
写機1の動作を停止させるなどしている。
【0138】従って、オペレータが選択した用紙サイズ
がセットされておれば、上述した表示が行われ、その時
の倍率設定の操作を簡単にするようにしている。ここ
で、セットされている給紙部での用紙は、その用紙の有
無が検知されており、用紙が存在しない場合において
も、上述したように無くなったサイズの用紙を補充させ
るようなメッセージをオペレータに報知することにな
る。よって、選択されたサイズの用紙がなければ、その
状態を操作パネル制御部128に転送し、CPU143
においては、オペレータに用紙の補充又はセットを催促
する表示を行わせ、オペレータがその催促に従わずに倍
率設定した時には、選択用紙に無関係に第1の実施形態
又は第2の実施形態についてのサブメッセージ等の表示
を行う制御を行うようにしてもよい。
【0139】(給紙可能な用紙が特定されている場合)
一方、オペレータが用紙サイズを選択することなく、複
写機1本体にセットされ給紙可能な状態にある用紙サイ
ズに対応する原稿サイズと固定倍率との組み合わせを表
示させるようにしても、倍率設定を容易に行える。つま
り、複写機1、特にメインCPU124は、先に説明し
たように各給紙ユニットに対応してセットされている用
紙サイズを周知の用紙サイズ検出手段(図示せず)にて
サイズ検出させており、このサイズ信号を受け取り、給
紙ユニットの各給紙カセットの給紙可能なサイズの用紙
を把握している。
【0140】この場合、給紙ユニット4の各給紙カセッ
トに対応する給紙部に対して、メインCPU124は、
その給紙部での給紙可能な用紙サイズを把握するだけで
なく、給紙ローラ不良や給紙ジャム等により給紙できな
い給紙部の状態をも把握している。ここで給紙できない
場合とは、給紙部の給紙不良等によるトラブルだけでな
く、上述にて説明したように給紙カセットに用紙がセッ
トされていない状態での給紙不能状態を含めてのことで
ある。
【0141】そのためメインCPU124からの給紙可
能な用紙サイズを操作パネル制御部128へと転送し、
これにより原稿サイズ及び固定倍率との組み合わせ等を
表示させるようにする。この表示例を図17に示してい
る。
【0142】この図17において、給紙可能な用紙サイ
ズが例えばA4及びA3であるとする。初期の倍率が1
00%で、ズームアップキー103が操作されると、倍
率は1%単位に101%,102%・・といったように
ズームアップされていく。そして、固定倍率115%に
おいて、この固定倍率での用紙サイズに適した原稿サイ
ズの組み合わせてをサブメッージとして表示させる。こ
の表示例は、“B5→A4“と“B4→A3”である。
さらにズームアップキー103を操作すれば、徐々にズ
ームアップされ、次の固定倍率122%においては、給
紙可能な用紙サイズA3及びA4に適した定型の原稿サ
イズが存在しないため、固定倍率及びサブメッージを表
示を行わない。
【0143】そして、141%の固定倍率において、用
紙サイズA3,A4とこの固定倍率に適した原稿サイズ
A4,A5の組み合わせをサブメッージとして“A5→
A4”と“A4→A3”を表示する。
【0144】また、給紙可能な用紙サイズが、A4及び
B5の場合におていは、同様に115%の倍率になれ
ば、その時の固定倍率に合わせて、A4サイズの用紙に
対して原稿サイズがB5とする“B5→A4”の組み合
わせによるサブメッージが表示される。そして、次の固
定倍率122%に合わせて、B5サイズの用紙に対する
原稿サイズがA5の“A5→B5”の組み合わせによる
サブメッージが表示され、141%の固定倍率に合わせ
て、A4サイズの用紙に対して原稿サイズがA5である
“A5→A4”の組み合わせによるサブメッージが表示
される。
【0145】図示していないが初期値“100%”状態
からのズームダウン方向においては、上述と同様に、給
紙可能な用紙サイズがA4、A3の場合、図6から理解
できるように固定倍率は、図に示すように81%及び7
0%であり、この固定倍率に対応して、“B4→A
4”、“A3→A4”の組み合わせによるサブメッージ
としての内容が絞り込まれた状態で表示される。また、
給紙可能な用紙サイズがA4及びB5の場合において
は、図6から理解できるように上述の86%の固定倍率
で“A4→B5”のサブメッージが、81%の固定倍率
で“B4→A4”の組み合わせによるサブメッセージ
が、さらに70%の固定倍率で“B4→B5”および
“A3→A4”の組み合わせによるサブメッージが表示
される。
【0146】上述の各表示は第1の実施形態によれば、
±5%の範囲において固定倍率と共に原稿と用紙サイズ
からの組み合わせによるサブメッージが合わせて表示さ
れ、第2の実施形態よれば、ズームアップ方向又はズー
ムダウン方向において適合する各種固定倍率と同時に対
応するサブメッージが合わせて一括表示される。
【0147】以上のように第3の実施形態として説明し
た固定倍率と原稿及び用紙サイズの組み合わせによるサ
ブメッージにおいて、一括表示させる場合、ズームアッ
プ方向又はズームダウン方向において通過した固定倍率
の消去、また次の固定倍率と他の固定倍率との表示を区
別する実施態様を組み合わせることができる。これによ
れば、さらにサブメッージによる組み合わせを絞り込め
るため、倍率設定をより正確かつ容易にすることができ
る。
【0148】(倍率推移の周期の変更)続いて、第1の
実施形態において説明したように、倍率を設定する過程
で、ズームアップ又はズームダウンが行われる時に、非
常に早く倍率が推移した場合には、その倍率設定を間違
えることが考えれられ、そのため固定倍率付近において
は、倍率の推移状態を遅くするようにする実例について
説明した。
【0149】この場合、固定倍率付近において倍率の推
移を遅くすることで、間違いのない正確な倍率設定を可
能にしている。その反面、その固定倍率を通過する近辺
では倍率の変化の推移が遅くなることで設定倍率の操作
時間が長くなる。そこで、固定倍率付近において、ズー
ムアップキー又はズームダウンキー103,104の操
作においては、その固定倍率を通過している場合に限っ
ては、その倍率変化の推移を遅くすることなく、早く
し、次の固定倍率に近づくことで遅くするようにする。
このようにすることで、目的の倍率設定に費やす時間を
なるべく短縮できることができる。
【0150】図18は、例えば固定倍率122%におい
て、その付近での倍率の推移中に、例えばズームアップ
キー103の操作を一旦解除(OFF)し、再度ズーム
アップキー103を操作し、それを継続させて目的の倍
率設定を行う場合の事例である。この場合、倍率変化の
推移は100msecで行われている事例であり、12
2%の固定倍率付近では、200msecの倍率変化で
推移している。
【0151】そこで、例えば123%の倍率設定の状態
で、ズームアップキー103の操作が解除され、この時
点から再度ズームアップキー103の操作が開始されれ
ば、通常では固定倍率122付近の倍率設定であるた
め、200msecの周期で倍率変化が推移されるが、
固定倍率122%を過ぎた状態で、ズームアップキー1
03が操作された場合には、その固定倍率に対応した2
00msec周期での倍率推移を行うことなく、100
msecの周期で倍率の変化で推移するようにしてい
る。
【0152】そして、ズームアップキー103の操作を
継続し、次の固定倍率141%付近になれば、倍率の変
化の推移状態が200msec周期となる。例えば13
6%の設定倍率から推移する周期が100msecから
200msecに切り替わり遅くされる。これによりズ
ームアップ中での通り過ぎた固定倍率近辺での倍率の変
化の推移を遅くしない分、目的の倍率の設定に費やす時
間を短縮できる。
【0153】このように、固定倍率が近づく時に、倍率
の変化の推移を遅くすることで、倍率設定の操作が簡単
になることは先に説明した通りであり、これは第2の実
施形態において固定倍率を一括して表示させる場合にお
いても、固定倍率付近になれば、倍率の変化の推移を遅
くすることによる効果は多大なものとなる。なお、図1
8において、123%の状態で一旦ズームアップキー1
03の操作を解除し、再度ズームアップキー103を操
作する場合、この123%近辺での倍率設定において
は、このズームアップキー103を間欠的に操作させる
ようにすればよい。つまり125%の設定においては、
2度ズームアップキー103を間欠的に操作すれば、問
題なく、目的の倍率設定を行え、その時間も短くなる。
【0154】また、固定倍率等において使用頻度が非常
に高いものが存在すれば、その使用頻度の非常に高い固
定倍率近辺での倍率変化の推移については、さらに遅く
することができる。例えば、固定倍率の122%の使用
頻度が非常に高い場合には、通常固定倍率付近において
は200msecの周期で変化する時に、400mse
cで変化するように設定される。また、使用頻度が高い
倍率は、なにも固定倍率に限ったものではなく、任意の
倍率においても同様である。
【0155】図19は、操作パネル制御部128での制
御フローを示すもので、ズームアップキー103が操作
された場合、倍率カウンタのカウント内容に応じて、そ
の倍率の使用頻度が高いか否かをS42にて確認する。
その前に、ズームアップキー103又はズームダウンキ
ー104の操作状態がS40にて検知され、倍率カウン
タの内容ば“1”カウントアップ又はカウントダウンさ
れる。もし、倍率カウンタ(M)がカウントした倍率で
の使用頻度が高いことが、S42にて確認されれば、倍
率が変化する推移時間として400msecがタイマT
にセット(S43)される。また、高い使用頻度でない
場合には、上記倍率カウンタが固定倍率付近の内容が否
かを確認(S44)確認し、もし固定倍率付近の倍率カ
ウントであれば、倍率が変化する推移時間としては20
0msecがセット(S45)される。そして、固定倍
率付近でもないことがS44にて確認されれば、倍率が
変化する推移時間として100msecがセット(S4
6)される。
【0156】以上の制御フローにおいて、LCD102
における表示の推移状態を図20に示す。ここで、使用
頻度が非常に高い倍率を固定倍率の122%として図示
されており、初期の倍率が100%の状態からズームア
ップキー103が操作された時に、101%,102%
・・といったように倍率が推移し、その時には固定倍率
及び使用頻度の高いものでないことから、100mse
cの周期で倍率が推移していく。そして、最初の固定倍
率115%付近になれば、200msecの周期で倍率
が推移される。そして、ここでは115%を過ぎ、11
6%となれば以後は100msecの周期で倍率が推移
される。そして、122%に近づいた時に400mse
cの周期で倍率が推移され、123%となれば100m
secの周期で倍率が推移されていく。
【0157】このようにすれば、使用頻度の高い倍率付
近、特に前の状態のみでは、倍率の推移が他の固定倍率
の推移状態より遅くなるため、頻度の高い倍率の設定を
容易に、かつその近辺における倍率設定を容易に行え
る。
【0158】ここで、使用頻度が高いか否かは、各倍率
が設定された時に、この設定倍率にて複写した回数をそ
の都度カウントしておき、例えばそのカウント値が“1
00”を越えている状態で使用頻度が高いといったよう
に判断できる。
【0159】そのためには、図19(B)に示すよう
に、設定された倍率で、プリントスイッチが操作(S4
7→S48)された時に、その倍率に対応する回数カウ
ンタを“1”カウントアップ(S49)させる。つま
り、プリントスイッチが操作される毎に、各倍率に応じ
て対応して設けられている各回数カウンタの内容が徐々
にカウントアップされていく。そこで、予め決められた
回数を越えると、図19(A)のステップS42におい
て設定された倍率に対応する回数カウンタの内容をチェ
ックし、その内容が上記決められた回数を越えた時に使
用頻度が高いとして判別される。
【0160】使用頻度が高い倍率として固定倍率に限る
場合には、各固定倍率に対応させて回数カウンタを設け
ればよく、また任意の倍率について使用頻度が高い状態
を確認するためには、例えばこの実施形態によれば、6
4%〜141%の各倍率に応じた回数カウンタが用意さ
れることになる。
【0161】上記使用頻度を判断するために予め決めら
れる値、つまり回数カウンタの値は、任意の設定すれば
よいことである。また、ユーザサイドで予め使用頻度の
高い倍率を予め登録しておき、設定倍率がこの登録され
た倍率か否かをステップS42にて判別させて使用頻度
の高いものとすることもできる。この登録倍率について
は、固定倍率に限らず、任意の倍率を自由に設定すれば
よく、また個数についても任意に設定できるようにすれ
ばよい。また、各固定倍率については、上述した使用頻
度の高い倍率を除く、任意の倍率より使用頻度が高いも
のとして図19(A)において示したが、これに限るも
のではなく、このような次に頻度が高いものとしては、
適宜ユーザサイドで決めればよいことだある。
【0162】以上説明した倍率設定時の倍率変化の推移
状態においては、第1実施形態のみに限られるものでな
く、第2の実施形態においても同様にして実施できるも
のである。つまり、固定倍率や、使用頻度の高い倍率状
態になれば、倍率変化の推移状態を変化させるだけのこ
とである。
【0163】(第4の実施形態)次に、本発明によりズ
ームアップ又はズームダウンにおける倍率設定の他の実
施形態について説明する。この実施形態においては、固
定倍率を中心にして設定するようにしたものである。つ
まり、ズームアップキー103またはズームダウンキー
104の操作において、目的の固定倍率を通過した場合
に、逆のズームキーを操作する必要がある。その場合、
固定倍率が表示された状態から所定期間内にズームキー
の操作を解除した時に、その固定倍率の表示に自動的に
復帰させるようにしたものである。
【0164】つまり、ズームアップキー103又はズー
ムダウンキー104を操作し、連続してズームアップ又
はズームダウンされている途中で、目的の固定倍率を通
過した時に、その通過した固定倍率の表示に戻し、固定
倍率の設定を簡単にする。
【0165】ここで、連続するとは、1度のキー操作に
て2%以上の倍率の推移があった状態であって、キー操
作において1%毎の倍率変化については連続するとは見
なさずに、その1%単位での倍率設定を行えるようにし
ている。
【0166】まず、ズームアップキー103又は104
の操作が確認されれば、図7又は図8の制御フローが実
行され、初期の倍率、例えば100%の状態において
“1”ずつ倍率カウンタ(M)がカウントアップ又はカ
ウントダウンされる。そこで、説明を簡単にするために
ズームアップキー103が操作された状態で、図7の制
御フローに従って説明すれば、そのキー操作が検知(S
0)され、それが確認(S1)されれば、倍率カウンタ
(M)が“1”カウントアップ(S5)され、操作パネ
ル制御部128に倍率カウンタ(M)の内容が転送され
る。そして、ステップS1に戻る前に、ズームアップキ
ー103が継続して操作されているか否かがチェック
(S0)され、このチェックにおいてキー103の操作
が解除(OFF)されておれば、1%の倍率変化して処
理される。この処理については後に説明する。
【0167】これに対し、継続してズームアップキー1
03が操作されておれば、再度倍率カウンタ(M)が
“1”カウントアップされる。この時連続したキー操作
であるとして処理される。そして、操作パネル制御部1
28側では、図1に示す倍率表示をLCD102を介し
て実行させる。
【0168】そして、100%に近い最初の固定倍率1
15%付近、例えば±5%範囲になれば、その固定倍率
と同時に第1の実施形態において説明したようにサブメ
ッセージを表示させる。この状態において、115%の
固定倍率が表示された状態で、この倍率での設定を行う
時に、115%を通り過ぎ、120%の状態でズームア
ップキー103を解除する。この時、一定時間内、特に
+5%程度の経過までに必要となる時間内に、上記ズー
ムアップキー103の押圧操作を解除すれば、115%
の固定倍率の表示に戻す。この場合、倍率カウンタ
(M)についても固定倍率の115%状態の内容に変更
される。
【0169】これは、ズームアップキー103が倍率設
定のために連続して変更させる状態である時に、いきす
ぎた固定倍率の状態に復帰させる。しかし、上述したよ
うにズームアップキー103の操作により1%の変換、
例えばズームアップを行ってキー操作を解除すれば、そ
の1%の変化状態で維持させるようにする。
【0170】図21は、上述した倍率設定における推移
における表示例を示すものであって、この表示例を参照
して、この実施形態の詳細を説明する。この図21にお
いて、初期の倍率が100%であり、ズームアップキー
103が操作されると1%単位に倍率が101%,10
2%・・といったよう推移されていく。そして、ズーム
アップ方向の最初の固定倍率115%付近で、固定倍率
115%と同時にサブメッセージを合わせて表示させ
る。そして、倍率が120%に変化した時に、目的の倍
率115%を過ぎたことに気付き、ズームアップキー1
03の操作を解除(OFF)する。この時には、ズーム
アップキー103の操作により連続した倍率変更が行わ
せたものとして、120%の状態より直前の固定倍率1
15%に戻す。
【0171】従って、オペレータが倍率を連続して変更
していく途中で、目的の固定倍率の設定状態を過ぎて
も、これに気付いて所定時間内、ここでは固定倍率の5
%程度の倍率変化を行う時間内に操作を解除すれば、目
的の固定倍率に戻される。そのため、固定倍率の設定が
より簡単になる。
【0172】ここで、目的とする倍率が固定倍率でな
く、その近辺での倍率、例えば118%とする場合に
は、上述した115%の固定倍率に戻された後に、ズー
ムアップキー103の操作を1%毎に間欠操作すること
で、固定倍率でない任意の倍率を簡単に設定できる。こ
の間欠操作とは、ズームアップキー103を操作し、1
%ズームアップされた状態でそのキー103の操作を解
除(OFF)し、その操作を順次繰り返すことである。
そのため、ズームアップキー103を3度間欠操作すれ
ば(3度ON/OFFの操作を繰り返せば)、118%
の倍率を簡単に設定できる。
【0173】以上説明した実施形態によれば、固定倍率
の設定をより簡単に、かつ簡略させて設定でき、その操
作が非常に簡単になる。また、任意の倍率についても、
ズームアップキー103等を間欠的に操作することで簡
単に倍率設定できる。
【0174】なお、上述した各実施形態においては、図
4及び図5に示す複写機における倍率設定であるが、こ
のような複写機でなく、プリンタにおいても同様に実施
できることは勿論である。つまり、プリントに送られて
くるが画像データを任意の倍率にて用紙上にプリントさ
せる場合に、その任意の倍率を予め設定しておく必要が
ある。その倍率設定において上述した倍率設定をそのま
ま利用できる。例えば、画像データの大きさ、例えばサ
イズが図6に示すような定型サイズであれば、このサイ
ズに対応する用紙サイズに対するサブメッセージを表示
させ、この表示に従った倍率設定を行える。
【0175】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、倍率設
定においてはズームキーのみを利用するため、多数のキ
ーを選択操作する手間をなくし、簡単な操作により目的
の倍率設定を行うことができる。
【0176】この場合、固定倍率近辺において、例えば
原稿及び用紙サイズの最適条件であるサブメッセージを
固定倍率と同時に表示させるものであるから、そのサブ
メッセージの表示と合わせて目的の倍率を認識して設定
できるため、設定倍率の間違い等を軽減し、その操作を
簡単にしている。つまり、倍率表示のみでは目的の倍率
か否かの判断が行えない時に、サブメッシージを参考に
簡単に倍率を認識して設定できる。
【0177】また、固定倍率とサブメッセージについて
は、ズームアップ方向又はズームダウン方向に応じて一
括して表示させることで、目的の設定倍率の認識が容易
になり、倍率設定をより簡単にできる。
【0178】この時、一括表示については、固定倍率を
過ぎれば、その固定倍率の表示を消去又は次の設定され
るであろう固定倍率について他の固定倍率と区別して表
示させることで、より倍率設定を容易にかつ確実にする
ことができる。
【0179】また、固定倍率の設定については、通過し
た直前の固定倍率に所定時間内での操作において戻すこ
とで、固定倍率の設定を簡単にすると共に、任意の倍率
についても容易に、かつ正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】倍率設定における倍率変化の推移に合わせて、
本発明による各固定倍率付近での原稿及び用紙サイズの
組み合わせによる最適条件によるサブメッセージを合わ
せて表示させる状態の表示例を示す第1の実施形態にお
ける図である。
【図2】本発明の倍率設定にかかる操作パネルの一例を
示す平面図である。
【図3】画像形成のための制御を含め、本発明による倍
率設定における制御回路構成をにかかるブロック図であ
る。
【図4】本発明の倍率設定装置を備えるデジタル複写機
の内部構造の概略を示す断面図だある。
【図5】本発明の倍率設定装置を備えてなる他の複写機
の要部の構造を示す断面図である。
【図6】定型サイズにおけるAB系列の原稿サイズと用
紙サイズとの組み合わせによる本発明にかかるサブメッ
セージと固定倍率との関係を示す図である。
【図7】倍率設定を行うためのズームアップキーの操作
により倍率がズームアップ方向に変化する推移を制御す
るためのフローチャートである。
【図8】倍率設定を行うためのズームダウンキーの操作
により倍率がズームダウン方向に変化する推移を制御す
るためのフローチャートである。
【図9】設定された倍率をその倍率と同時に本発明にお
けるサブメッセージを表示させるための制御フローチャ
ートである。
【図10】倍率設定を行うために設定倍率と共に、複写
機における原稿サイズと給紙される用紙サイズの中から
選択中の用紙サイズとを合わせて表示させる表示例を示
すもので、(A)は固定倍率に関係のない状態での表示
形態を、(B)は固定倍率でのサブメッセージを含めた
表示形態を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における設定倍率と
同時にサブメッセージを表示させるための制御フローチ
ャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態による倍率変化の推
移とサブメッセージの表示形態の一例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態による倍率変化の推
移とサブメッセージの表示形態の他の例を示す図であ
る。
【図14】本発明の第2の実施形態による倍率変化の推
移とサブメッセージの表示形態のその他の例を示す図で
ある。
【図15】本発明の第3の実施形態を説明するためのも
ので、倍率変化の推移とサブメッセージの表示例におい
て、原稿サイズが設定された場合の表示例を示す図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施形態を説明するためのも
ので、倍率変化の推移とサブメッセージの表示例におい
て、特に用紙サイズを選択した場合の表示例を示す図で
ある。
【図17】本発明の第3の実施形態を説明するためのも
ので、倍率変化の推移とサブメッセージの表示例におい
て、特に給紙可能な用紙サイズに関連するサブメッセー
ジの表示例を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施形態を説明するためのも
ので、特に設定倍率とサブメッセージとの関係を表示さ
せる時に、設定倍率の変化の推移する周期を変える状態
を示した図である。
【図19】本発明の第3の実施形態を説明するためのも
ので、(A)は設定倍率とサブメッセージとの関係を表
示させる時に、設定倍率の変化の推移周期を固定倍率、
使用頻度の高い倍率状態で長くする制御を示すフローチ
ャートであり、(B)は使用頻度の高い状態を設定する
ための一例を示す制御フローチャートである。
【図20】図18における設定倍率の推移状態の表示例
を示す図である。
【図21】本発明の第4の実施形態を説明するためのも
ので、倍率変化の推移とサブメッセージの表示例におい
て、特に固定倍率を過ぎた時に、その過ぎた直前の固定
倍率状態に復帰させる表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 スキャナ部 21 原稿載置台(原稿台) 22 RDH(原稿搬送処理装置) 27 光学系 3 プリンタ部 32 感光体 33 プロセス部 4 給紙ユニット 101 操作パネル 102 LCD(表示部) 103 ズームアップキー(ズームキー) 104 ズームダウンキー(ズームキー) 114 用紙選択キー 124 メインCPU(プロセス及び倍率設定制御用) 128 操作パネル制御部 143 CPU(表示の制御手段) 145 表示用の記憶部(V−RAM) 146 表示用の記憶部(V−RAM) 147 キャラクタジェネレータ(CG−ROM) 150 LCD制御部(表示制御部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された倍率に記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置において、 倍率を決められた単位毎に推移させて設定するためのズ
    ームキーと、 該ズームキーの操作に応じて逐次倍率をカウントしてい
    く倍率カウンタと、 該倍率カウンタのカウント内容を表示する表示部と、 上記倍率カウンタの内容が予め決められた固定倍率か否
    かを判別する判別手段と、 該判別手段にて上記倍率カウンタの設定倍率お内容が一
    つの固定倍率に対応すると判別された時に、該固定倍率
    に対応する用紙サイズ等の組み合わせからなるサブメッ
    セージを上記表示部に倍率表示と合わせて表示させる表
    示制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置
    の倍率設定装置。
  2. 【請求項2】 上記判別手段は、倍率カウンタの内容が
    一つの固定倍率近辺の値になった時を判別することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置の倍率設定装置。
  3. 【請求項3】 設定された倍率に記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置において、 倍率を決められた単位毎に推移させて設定するためのズ
    ームキーと、 該ズームキーの操作に応じて逐次倍率をカウントしてい
    く倍率カウンタと、 該倍率カウンタのカウント内容を表示する表示部と、 上記ズームキーが操作された時に予め決められた各固定
    倍率及び該各固定倍率に対応する用紙サイズ等の組み合
    わせからなるサブメッセージを上記表示部に倍率表示と
    合わせて一括して表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置の倍率設定装
    置。
  4. 【請求項4】 表示制御手段は、ズームキーが倍率をズ
    ームアップする方向又はズームダウンする方向のキー操
    作かを判定する判定手段を含み、該判定手段にて判定さ
    れたズームアップ又はズームダウン方向に存在する予め
    決められた各種固定倍率を表示させることを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置の倍率設定装置。
  5. 【請求項5】 上記表示制御手段は、上記ズームキーの
    操作により設定された倍率が固定倍率を通過すれば、そ
    の通過した固定倍率の表示を消すか、あるいは上記ズー
    ムキーの操作により設定倍率が次に設定されるであろう
    固定倍率と残りの固定倍率とを区別するようにして表示
    させることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置の
    倍率設定装置。
  6. 【請求項6】 上記倍率カウンタは、上記ズームキーの
    操作により設定される倍率が、固定倍率又は固定倍率付
    近になると、ズームキーによる倍率のカウント周期を遅
    くする制御部を含むことを特徴とする請求項1又は3記
    載の画像形成装置の倍率設定装置。
  7. 【請求項7】 画像サイズを設定する画像サイズ設定手
    段又は用紙サイズを選択する用紙サイズ選択手段とを備
    え、上記表示制御手段は固定倍率に応じて設定された画
    像サイズに対する特定される用紙サイズとの組み合わに
    よるサブメッセージ、又は選択された用紙サイズに応じ
    て特定される画像サイズとの組み合わせによるサブメッ
    セージを、絞り込んだ状態で表示させるこをと特徴とす
    る請求項1又は3記載の画像形成装置の倍率設定装置。
  8. 【請求項8】 設定された倍率に記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置において、 倍率を決められた単位毎に推移させて設定するためのズ
    ームキーと、 該ズームキーの操作に応じて逐次倍率をカウントしてい
    く倍率カウンタと、 該倍率カウンタのカウント内容を表示する表示部と、 上記倍率カウンタの内容が予め決められた固定倍率か否
    かを判別する判別手段と、 該判別手段にて上記倍率カウンタの設定倍率の内容が固
    定倍率に対応すると判別された時に、該固定倍率に対応
    する用紙サイズ等の組み合わせからなるサブメッセージ
    を上記表示部に倍率表示と合わせて表示させると共に、
    上記設定された倍率がその固定倍率となった時点より所
    定の時間内に上記ズームキーの操作が解除されると、直
    前に表示された固定倍率の表示に戻す表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置の倍率設定装
    置。
  9. 【請求項9】 表示制御手段は、上記ズームキーが操作
    され倍率が決められた単位で連続して推移された時に、
    直前の固定倍率に戻し、上記ズームキーにて倍率が決め
    られた単位毎に間欠的に推移した時には、固定倍率に戻
    すことなく設定倍率の状態を維持させることを特徴とす
    る請求項8記載の画像形成装置の倍率設定装置。
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