JPH09226394A - 電気自動車用駆動装置 - Google Patents

電気自動車用駆動装置

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JPH09226394A
JPH09226394A JP8355424A JP35542496A JPH09226394A JP H09226394 A JPH09226394 A JP H09226394A JP 8355424 A JP8355424 A JP 8355424A JP 35542496 A JP35542496 A JP 35542496A JP H09226394 A JPH09226394 A JP H09226394A
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gear
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厳士 金藤
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
Yoshihiko Sasaki
芳彦 佐々木
Masayuki Takenaka
正幸 竹中
Satoshi Wakuta
聡 和久田
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルリザーバを設けない軽量コンパクトな
構成で、車両停車時の潤滑油量の確保、車両走行時のギ
ヤ部の攪拌ロスの低減、モータの油冷を行う。 【解決手段】 電気自動車用駆動装置は、モータ1と、
そのロータシャフト2の回転を車輪へ伝達するギヤ部9
と、それらを収納するケース10,90とからなる。ケ
ースは、モータ1を収納するモータ室mとギヤ部9を収
納するギヤ室gとを隔てる隔壁12を有し、隔壁にモー
タ室mの下方部とギヤ室gとを連通するオリフィス53
を有する。そして、ギヤ部9の回転に応じてギヤ室gの
油をモータ室mに供給する供給手段5が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車用駆動
装置に関し、特に、モータと、その動力を車輪へ伝達す
るギヤ部とを組み合わせた電気自動車用駆動装置の潤滑
手段に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用駆動装置の1形態として、
モータと、その動力を車輪へ伝達するギヤ部とを組み合
わせた形式のものがある。こうした形式の駆動装置で
は、モータを空冷するか油冷するかはともかくとして、
ギヤ部を潤滑しなければならない。ところで、通常、デ
ィファレンシャルギヤを含む駆動装置のギヤ部には、車
両停止時には、次回の発進に備えて、十分な潤滑油量が
確保されていなければならないため、ギヤケース内のオ
イルレベルは、ディファレンシャルギヤケース全体が油
中に埋没する程度まで高くする必要がある。これに対し
て、車両走行時は、ギヤ部の各箇所へ潤滑油が十分に行
き渡るため、ギヤケース内のオイルレベルを上記のよう
に高くする必要はなく、逆にギヤ部の攪拌ロスを低減す
るために、必要最小限のレベルまで下げる必要がある。
こうした事情から、米国特許第5,295,413号明
細書に開示の技術では、ギヤケースの上部にオイルリザ
ーバを設け、該リザーバへの油の給排により、上記のよ
うなギヤケースのオイルレベルの調整を行うようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
用駆動装置には、消費電力の削減による走行距離の向上
と、車両搭載性の問題から、軽量化とコンパクト化の強
い要求がある。この面から上記従来の技術をみると、該
技術では、ギヤケースにオイルリザーバを配設している
ので、ギヤ部を収容するのに必要なスペースに加えてオ
イルリザーバのためのスペースを必要とするため、ギヤ
ケースが大型化され、それに伴い駆動装置の重量も増加
する問題点がある。
【0004】そこで、本発明は、別途のオイルリザーバ
を必要としない軽量コンパクトな構成で、車両停車時に
おける潤滑油量を確保しながら、車両走行時におけるギ
ヤ部の攪拌ロスの低減を可能にした電気自動車用駆動装
置を提供することを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、上記の目的を達成するた
めの油の循環を、そのための駆動ロスを生じさせること
なく可能とすることを第2の目的とする。
【0006】更に、本発明は、車両走行時におけるモー
タ室のオイルレベルを適正に保ち、ロータの回転による
攪拌ロスを防ぎながらモータを冷却することを第3の目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、ステータと、該ステータ内で回転す
るロータシャフトを有するロータとからなるモータと、
前記ロータシャフトの回転を車輪へ伝達するギヤ部と、
前記モータ及びギヤ部を収納するケースと、からなり、
該ケースは、前記モータを収納するモータ室と前記ギヤ
部を収納するギヤ室とを隔てる隔壁を有し、該隔壁に
は、前記モータ室の下方部とギヤ室とを連通するオリフ
ィスが形成され、前記ギヤ部の回転に応じて前記ギヤ室
の油を前記モータ室に供給する供給手段が設けられたこ
とを特徴とする。
【0008】また、上記第2の目的を達成するため、前
記供給手段は、前記ギヤ部の回転により掻き上げられる
ギヤ室の油を捕集して前記モータ室に導くオイルレシー
バを有する構成とされる。
【0009】更に、上記第3の目的を達成するため、前
記隔壁の前記オリフィスより上方、かつ、前記ロータの
周面最下方位置と同レベルの位置に、前記モータ室とギ
ヤ室とを連通する窓を形成した構成が採られる。
【0010】
【発明の作用及び効果】上記請求項1に記載の構成で
は、車両走行時、モータ又はギヤ部の回転に応じて、供
給手段によりギヤ室の油がモータ室に供給される。そし
て、モータ室に供給された油は、隔壁のオリフィスを通
ってギヤ室に帰還される。このとき、供給手段によりモ
ータ室に供給される油量の方が、オリフィスを通ってギ
ヤ室に帰還される油量よりも大きいためモータ室に油が
滞留し、ギヤ室のオイルレベルが低下する。これに対し
て、車両停止時は、モータ及びギヤ部の回転が停止する
ので、供給手段は、ギヤ室の油をモータ室に供給しなく
なるが、モータ室の油は隔壁のオリフィスを通ってギヤ
室に帰還され続ける。そのため、モータ室の油は減少
し、ギヤ室のオイルレベルが上昇する。したがって、車
両走行時には、ギヤ室のオイルレベルを低下させること
によりギヤ部の攪拌ロスを低減することができ、車両停
止時には、ギヤ室のオイルレベルを上昇させることによ
り、発進に備えてギヤ部の潤滑油量を確保することがで
きる。それゆえ、モータ室をオイルリザーバとして利用
することができ、ギヤ室にオイルリザーバを配設する必
要がなくなり、ギヤケースをコンパクトにすることがで
きる。更に、車両走行時にモータ室に油を溜めることが
できるので、ステータをドブ漬け状態でオイル冷却し
て、モータの冷却効果を高めることができる。
【0011】また、請求項2に記載の構成では、ギヤ部
の回転により掻き上げられるギヤ室の油を、オイルレシ
ーバに捕集してモータ室に供給しているので、供給手段
の構造を簡素化することで、電気自動車用駆動装置をコ
ンパクトにすることができる。
【0012】更に、請求項3に記載の構成では、隔壁の
オリフィスより上方で、かつ、ロータの周面最下方位置
と同レベルの位置に、モータ室とギヤ室とを連通する窓
を設けているので、モータ室に溜められた油はロータが
浸るレベルになる手前で窓からギヤ室に帰還される。し
たがって、前記窓の開設により、モータ室のオイルレベ
ルをロータが浸らないレベルに設定することができ、モ
ータの冷却を行いながら、ロータの攪拌ロスを防ぐこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。まず図1〜図4は、本発明の第1実施
形態を示す。この装置の概略構成から説明すると、図1
に軸方向断面を展開して示すように、この駆動装置は、
ステータ4と、ステータ4内で回転するロータシャフト
2を有するロータ3とからなるモータと、ロータシャフ
ト2の回転を図示しない車輪へ伝達するギヤ部9と、モ
ータ1及びギヤ部9を収納するケース(本形態では、後
記するようにモータケース10とギヤケース90とを結
合して構成される)とから構成されている。ケースは、
モータ1を収納するモータ室mとギヤ部9を収納するギ
ヤ室gとを隔てる隔壁12を有し、隔壁12には、モー
タ室mの下方部とギヤ室gとを連通するオリフィス53
が形成され、更に、ギヤ部9の回転に応じてギヤ室gの
油をモータ室mに供給する供給手段5が設けられてい
る。供給手段5は、ギヤ部9の回転により掻き上げられ
るギヤ室gの油を捕集してモータ室mに導くオイルレシ
ーバ51を有する。そして、隔壁12のオリフィス53
より上方、かつ、モータ1のロータ3の周面最下方位置
と同レベルの位置に、モータ室mとギヤ室gとを連通す
る窓52が形成されている。
【0014】以下、上記各部について逐次説明する。図
1に示すように、モータ1は、モータケース10に両端
をベアリング11を介して回転自在に支持されたロータ
シャフト2と、ロータシャフト2上に回り止め嵌合さ
れ、極数に対応する複数の永久磁石31が配設されたロ
ータ3と、モータケース10に外周をキー止め等で回り
止め嵌合され、ロータ3の外周を取り巻くコア40と、
コア40のスロットにコイル部を挿通され、コア40の
軸方向両端から張り出すコイルエンド41を有するステ
ータ4とを備える。なお、図において、符号6はロータ
シャフト2の一端に取付けられて、インバータによるモ
ータ制御のためにロータシャフト2の回転から磁極位置
を検出するレゾルバを示す。
【0015】ギヤ部9は、上記モータ1のロータシャフ
ト2の回転を減速し、トルク増幅して、同方向回転とし
て車輪に伝達すべく、カウンタギヤ機構とディファレン
シャル機構とから構成されている。カウンタギヤ機構
は、両端をベアリングを介してギヤケース90に支持さ
れたカウンタ軸93と、該軸の一端側に固定され、モー
タ1のロータシャフト2の一端に固定された出力歯車9
1に噛み合う大径の歯車92と、カウンタ軸93の他端
側に一体に形成された小径の歯車94とから構成されて
いる。また、ディファレンシャル機構は、周知のベベル
ギヤからなる差動ギヤと、それを収容するデフケース9
6と、該ケース96に固定されて、上記歯車94に噛み
合うリングギヤ95とから構成されており、デフケース
96の両端は、ベアリングを介してギヤケース90に支
持されている。そして、デフケース96内の差動ギヤは
ユニバーサルジョイントを介して、図示しない左右の車
軸に連結されている。
【0016】このような構成からなるモータ1及びギヤ
部9をそれぞれ収容するモータケース10及びギヤケー
ス90は、相互に結合され、一体化されている。こうし
て一体化されたモータ1とギヤ部9の各ギヤの位置関係
は、図2に示すようになり、モータケース10の位置が
ギヤケース90の位置より若干上方にずれた配置とされ
ている。なお、図において、各歯車の位置はそれらの外
形を示す輪郭線のみで略示されている。
【0017】図1及び図2に示すように、供給手段5
は、この実施形態では、ロータシャフト2の軸内油路2
2の一端に、モータケース10に接続されたギヤケース
90側から挿入された給油パイプ50と、そのギヤケー
ス90側の反対端に接続されたオイルレシーバ51とか
ら構成されている。給油パイプ50は、L字状に屈曲
し、屈曲部近傍をケースに支持され、反対端部をオイル
レシーバ51を介してケース90に取付け支持されてい
る。
【0018】図3に詳細を示すように、モータ1内の油
路は、ロータシャフト2に形成され、軸内油路22及び
それに連通された径方向油路23と、コア30に形成さ
れ、軸方向に貫通する軸方向油路32と、プレート21
に形成され、ロータシャフト2の径方向油路23とコア
30の軸方向油路32とを連通する連絡油路24と、コ
ア30の軸方向油路32に連通され、ステータ4のコイ
ルエンド41の径方向内方に開口する油孔25と、ロー
タシャフト2の軸内油路22に油を供給する供給手段5
(図1及び図2参照)とから構成されている。
【0019】図4に詳細を示すように、オイルレシーバ
51は、この形態では、上面が開放された箱状のものと
され、図2に示すリングギヤ95とカウンタ軸の大径の
歯車92の外周部との干渉を避けながら、それらの回転
により掻き上げられた油を確実に捕集できるように、対
角位置の角部を切り欠いた構成とされている。そして、
オイルレシーバ51は、両歯車95,92の外周部に交
互に跨がるようにリングギヤ95と大径の歯車92の外
周部に接近させて、しかも捕集した油を給油パイプ50
を経てロータシャフト2の軸内油路22に、格別の送り
込み手段を用いずに導入すべく、軸内油路22の軸心と
同レベルで捕集できるように、所定の高さに位置付けら
れて、ケース90に固定されている。
【0020】図2に戻って、モータケース10とギヤケ
ース90とは、ギヤケース10の端壁に形成された窓5
2で相互に連通されており、この窓52の下側の縁は、
モータケース10の下方に回収される油の、モータケー
ス10側のオイルレベルを、図に点線で示すロータ3の
外周最下方に保つ堰として作用し、モータケース10の
下方部をオイルリザーバとして機能させることを可能と
している。更に、両ケース10,90は、窓52の下方
に形成された小径のオリフィス53で連通されており、
このオリフィス53は、モータケース10下方への油の
回収が停止した状態で、回収された油を徐々にギヤケー
ス90側へ逃がし、両ケースのオイルレベルを均衡させ
る機能を果たす。
【0021】このように構成された駆動装置において、
潤滑と冷却を兼ねる油は、主としてギヤケース90内
に、図2に中段の点線で示すレベルLmまで入れられて
いる。したがって、この状態では、ギヤ部9に通常走行
時より大量の潤滑を必要とする発進に備えたオイルレベ
ルが確保される。この状態からモータ1の運転が開始さ
れると、それにより駆動されるリングギヤ95が、図2
において反時計回りに回転し、カウンタ軸の大径の歯車
92が時計回り方向に回転し、それにより掻き上げられ
た油がオイルリザーバ51に捕集される。捕集された油
は、給油パイプ50に導かれてギヤケース90側からロ
ータシャフト2の軸内油路22内に供給される。
【0022】図3には、モータ側の油の流れが矢印で示
されており、上記のようにしてロータシャフト2の軸内
油路22に供給された油は、ロータシャフト2の回転に
よる遠心力で軸内油路22の周面に沿って流れ、それぞ
れの径方向油路23に入り、プレート21の連絡油路2
4、コア30の軸方向油路32を経て、プレート21の
油孔25からロータ3の遠心力によりそれぞれのコイル
エンド41に吹きかけられる。したがって、油はコア3
0の軸方向油路32を一方通行で流れる際に、コア30
を確実に冷却し、油孔25から放出されて、ステータ4
の両端のコイルエンド41に供給されてそれらを確実に
冷却する。
【0023】このようにモータを冷却した後の油は、モ
ータケース10を伝わり、あるいは各部から滴下して、
モータケース10の下方に集まり、窓52の下面レベル
を越えた分がギヤケース90側に戻る。なお、コア40
を挟んで反ギヤケース接続側のモータケース10内に集
まった油は、この形態では、コア40をモータケース1
0に回り止め固定すべくモータケース10に形成された
複数のキー溝の中の不使用の溝を利用して窓52側へ導
かれるようにしている。このようにしてモータの運転中
は、上記の各油路等に油が流れているので、ギヤケース
90内のオイルレベルは図2の最下方の点線のレベルL
lまで低下し、モータケース10内のオイルレベルは、
ロータ3の回転により攪拌されずにステータ4を最大限
に冷却できる最上段の点線のレベルLhを保つ。そし
て、モータ1の運転を停止すると、オリフィス53を通
る油の流れで、両オイルレベルが徐々に均衡し、やがて
図の中段に示す点線のレベルLmとなる。
【0024】以上、詳述したように、この電気自動車用
駆動装置では、車両走行中は、モータケース10の下方
部をオイルリザーバとして使用し、かつ、停止時には、
車両発進に備えてギヤ部9に油を戻すために、モータケ
ース10の最下部にオリフィス53を設けることによ
り、車両走行中は、ギヤ部9のオイルレベルを下げ、ギ
ヤの攪拌ロスを低減し、かつ、モータケース10のオイ
ルレベルを上げてステータ4とそのコイルエンド部41
を油に浸すことができ、モータ1の冷却効率を向上させ
ることができる。また車両停車中は、オリフィス53に
よって油がモータ1からギヤ部9に移行し、ギヤ部9の
オイルレベルを上げて発進時の潤滑を確保することがで
きる。更に、こうした構成によりケース容量をリザーバ
設置のために拡大することなく、油量を十分に確保し
て、熱容量を大きくすることができる。
【0025】次に、図5〜図9は、本発明の第2実施形
態を示す。この装置は、前記第1実施形態の装置を更に
コンパクト化すべく、ロータシャフト2と差動ギヤの軸
との軸間距離を可及的に詰めた配置とされており、これ
に伴い前形態において別体とされていたモータケースと
ギヤケースを、本形態では一体のものとして、軽量化を
も達成している。したがって、本形態は、前形態と概略
構成において同様のものであるが、このケース形態の変
更に伴う細部構成において、いくつかの相違点がある。
以下、第1実施形態と実質的に対応する部分について
は、同様の参照符号を付して説明に代え、相違点を主と
して説明する。
【0026】一体化されたケース本体10A内に収容さ
れたモータ1及びギヤ部9は、図6に実際の側面を示す
ように、モータ1のロータシャフト2がギヤ部9のデフ
ケース96内の差動ギヤ軸線の実質上上方に位置する配
置とされている。そして、図5に示すように、ケース1
0Aのモータ室m側は、フロントケース10Cで閉じら
れ、ギヤ室g側は、リヤケース10Bで閉じられてい
る。これにより、モータ1のロータシャフト2は、ケー
ス本体10Aとフロントケース10Cに両端をベアリン
グ11を介して回転自在に支持されている。また、カウ
ンタギヤ機構のカウンタ軸93と、デフケース96の両
端は、ベアリングを介してケース本体10Aとリヤケー
ス10Bに支持され、デフケース96内の差動ギヤにス
プライン係合で連結された一方のヨーク軸97(図5に
想像線で示す)は、その一端部をデフケース96の軸部
を介して、また他端部を直接ベアリング13,14によ
りケース本体10Aに支持されている。また、カウンタ
ギヤ機構における大径の歯車92と小径の歯車94の軸
方向にみた位置関係は、第1実施形態の配置に対して逆
転しており、これによりディファレンシャル機構の位置
もモータ1側に寄せられ、軸方向のコンパクト化も達成
している。
【0027】図6〜図8に示すように、供給手段5は、
この実施形態では、ケース本体10Aとリヤケース10
Bとに渡ってケース壁を利用して形成され、ケース本体
10Aの隔壁12の端面12a側とリヤケース10Bの
ケース本体10Aとの合わせ面との間に、実質上それら
の面間距離に相当する幅で、該ギヤ95の周面上方に形
成されたオイルレシーバ51と、ロータシャフト2の軸
内油路22の一端に、リヤケース10B側から挿入され
た給油パイプ50と、両者を連通させるケース内油路5
0a〜50cとから構成されている。ケース内油路50
aは、いわばリングギヤ95をギヤポンプのギヤとする
ポンプ吐出路を構成し、オイルレシーバ51と同幅で、
それに連通する上方に向かうに従って油路面積が狭まる
油路とされている。オイルレシーバ51は、その底壁を
リングギヤ95の周面近傍上部に位置する平面とし、一
方の側壁をケース内油路50aの一側面とし、他方の側
壁をロータ軸2の外周に嵌まる出力歯車91の軸支持ベ
アリング11の外周に沿う円弧状面とする小容積のくさ
び状オイルリザーバを構成している。なお、オイルレシ
ーバ51の底壁には、小径の油孔51aが形成されてお
り、この油孔51aは、デフケース96を支持する一方
のベアリング16の潤滑油路に、図示しない経路で連通
されている。ケース内油路50bは、オイルレシーバ5
1の上方のレベルからリヤケース10B内を軸方向に延
びる矩形断面の油路として形成されており、円形断面の
径方向油路50cでロータシャフト2の軸端まで延び、
そこに嵌め込まれて、抑え板50’で抜け止め固定され
た給油パイプ50で軸内油路22に連結されている。
【0028】なお、この形態では、ロータシャフト2の
軸線方向の浮動を防止すべく、出力歯車91の軸端部内
周にスナップリング止めされたスプリングシート15a
とロータシャフト2の軸端との間に圧縮状態で配設され
たコイルスプリング15の螺旋条の回転を利用した油の
送り込み手段が配設されている。また、ギヤ室gの下方
は、油溜まりを確保すべく、リングギヤ95の幅より軸
方向に相当量広げられているため、リングギヤ95によ
る掻き上げ効果を向上すべく、リングギヤ95の両側面
外周側に沿うように、一対のサイドプレート54,55
が添設されており、これらはケース本体10Aとリヤケ
ース10Bとは別体の環状のプレス板で構成され、図6
及び図8にそれぞれの平面形状を示すように、掻き上げ
効果に大きく関与しない上方部分に当たる周方向の一部
を切り欠かれており、それぞれボルト締めでケース本体
10Aとリヤケース10Bに取り付けられている。
【0029】モータ1内の油路については、前形態と本
質的に同様に構成されているが、細部構成では若干相違
しており、図5に示すように、この形態では、軸内油路
22に連通する径方向油路23は、コア30の一側のみ
に設けられ、そられがプレート21の連絡油路24を介
してコア30の各軸方向油路32に連通され、ステータ
4のコイルエンド41の径方向内方に開口する油孔25
に通じている。また、モータ室mの形状に関しては、前
形態と異なり、ケース本体10Aにモータ室mとギヤ室
gとを形成することによって生じる連結スペースを利用
して、モータ室m端部下方に、主としてフロントケース
10Cの下方部を張り出させて形成した、モータ室m側
の油溜まり56が確保されている。
【0030】この形態においても、図6に示すように、
モータ室mとギヤ室gとは、ケース本体10Aの端面1
2a側の隔壁12に形成された窓52で相互に連通され
ており、この窓52の下側の縁は、モータ室mの下方に
回収される油の、モータ室m側のオイルレベルを、図に
点線で示すロータ3の外周最下方に保つ堰として作用
し、モータ室mの下方部をオイルリザーバとして機能さ
せることを可能としている。ただし、この形態では、窓
52の下面には傾斜が付されている。この傾斜は、本装
置の車載状態における車両の登坂路走行を配慮したもの
で、ケース本体10Aが前上がり(図6に車両搭載状態
での本装置の前方向を符号Fで示す)に傾斜した場合で
も、モータ室mのオイルレベルを下げることなく、一定
に保つためのものである。更に、モータ室mとギヤ室g
とは、前形態と異なり、ケース本体10Aの周面12b
側の隔壁12に、端面12a側の隔壁12に形成された
窓52より下方のレベル位置(図9参照)に形成された
小径のオリフィス53で連通されている。このオリフィ
ス53の作用は、前形態のものと同様であり、モータ室
m下方への油の回収が停止した状態で、回収された油を
徐々にギヤ室g側へ逃がし、両室のオイルレベルを均衡
させるものである。
【0031】この形態では、前形態におけるステータ4
の両端を跨ぐキー溝を利用した戻し油路に機能上相当す
る第1の戻し油路の他に、それと並列する別系統の第2
の戻し油路が設けられている。第1の戻し油路は、図5
及び図9に示すように、ステータ周面の最下部に沿い、
ケース本体を外方に膨出させてステータ周面に沿い軸方
向に延びる戻し油路50dとして構成されている。第2
の戻し油路は、ギヤ室g内におけるユニバーサルジョイ
ントのヨーク軸97収容部を通る油路として構成されて
おり、ヨーク軸97の両端を支持するそれぞれのベアリ
ング13,14のアウタレース外周を跨ぐ軸方向の切り
欠き50e,50fをオリフィス53の下流側に設けた
構成とされている。なお、上記油溜まり56の油路50
dへの入口部には、油温に応じたモータ制御を行うため
の油温センサ7が配設されている。
【0032】このように構成された駆動装置において、
潤滑と冷却を兼ねる油は、前形態の場合と同様に、主と
してギヤ室g内に、図6に中段の点線で示すレベルLm
まで入れられている。したがって、この状態で、ギヤ部
9に通常走行時より大量の潤滑を必要とする発進に備え
たオイルレベルが確保される。この状態からモータ1の
運転が開始されると、それにより駆動されるリングギヤ
95が、図6において反時計回りに回転し、それにより
掻き上げられた油が、ケース本体10Aの内周面に沿う
油路50aを押し上げられてオイルレシーバ51に送り
込まれる。したがって、この形態では、前形態のように
掻き上げられた飛沫状の油を受けるのと異なり、オイル
レシーバ51に遠心力で強制的に送り込む方式となるた
め、ケース本体10Aの内周面に付着した油をも巻き込
む流れで、供給効率の大幅な増加が得られるようにな
る。こうしてオイルレシーバ51に集められた油は、リ
ヤケース10B内の油路50b,50cを経て給油パイ
プ50に導かれ、ロータシャフト2の軸内油路22内に
供給される。その後のモータ側での油の流れと、それに
よる冷却作用は、前記第1実施形態で説明したのと同様
である。
【0033】このようにモータ1を冷却した後の油は、
前形態と同様に、ケース本体10Aを伝わり、あるいは
各部から滴下して、ケース本体10Aの下方に集まり、
主として上記第1の戻し油路を通る流れとなり、窓52
の下面レベルを越えた分がギヤ室g側に戻る。この形態
でも、コア40を挟んで反ギヤ室側のケース本体10A
内に集まった油は、油路50dを通り窓52側へ導か
れ、同様にギヤ室g側に戻る。このようにしてモータの
運転中は、上記の各油路等に油が流れているので、ギヤ
室g内のオイルレベルは図6の最下方の点線のレベルL
lまで低下し、ケース本体10A内のオイルレベルは、
ロータ3の回転により攪拌されずにステータ4を最大限
に冷却できる最上段の点線のレベルLhを保つ。なお、
本形態では、窓52と略同等のレベルに位置するカウン
タ軸93の軸端に、隔壁12の端面12aを貫通する開
口が設けられており、この開口を通ってギヤ室gに戻る
油でカウンタ軸93のベアリングが潤滑される。
【0034】この形態では、モータ1の運転を停止する
と、オイルレシーバ51内の油は、その底壁の油孔51
aからベアリング16を経てギヤ室gに戻され、モータ
室mの油溜まり56内の油は、オリフィス53を通り、
上記第2の戻し油路の流れとしてギヤ室gに戻る。この
場合、オリフィス53を通った油は、ギヤ室gの端部、
油路50e、ヨーク軸97の収容部、油路50fを通っ
てギヤ室gに戻り、両オイルレベルが徐々に均衡し、や
がて図の中段に示す点線のレベルLmとなる。
【0035】以上、詳述したように、この第2実施形態
の駆動装置では、前形態と同様の効果を得ることができ
るが、それに加えて、オイルレシーバ51の油の捕集効
果が向上する利点が得られる。また、窓52の下面を前
傾させているので、登坂路においても窓52の下面のレ
ベルは実質的に一定に保たれ、車両の前後傾斜がオイル
レベルに与える影響を排除することができる。更に、油
温センサ7をモータ室mの油溜まり56に配設して温度
検出を行っているので、モータ冷却後の実体的な油温か
ら各時点のモータ負荷を的確に把握したモータ制御を行
うことができる利点も得られる。
【0036】最後に、図10は、上記第2実施形態にお
ける供給手段5を全てケースと一体化した変形形態を示
す。この形態では、前形態において供給手段5の油路を
構成する油路パイプ50に相当する部分をリヤケース1
0Bと一体化し、リヤケース10Bの端部から延び、出
力歯車91の軸孔に嵌挿された管状油路50gとして構
成している。更に、スプリング15は、出力歯車91の
軸孔の端部より内方の管状油路50gの端面付近まで位
置をずらして軸孔に嵌合させたスナップリングを直接ス
プリングシート15aとする構成とされている。こうし
た構成は、管状油路50gの外周と、出力歯車91の軸
孔との間の隙間を狭くして供給油路からの油洩れを減少
させるのに有効であり、上記形態における油路パイプ5
0と、その抑え板50’をなくすことができるため、部
品点数の減少と、それに伴う組み立て工数の削減の点で
有利である。
【0037】以上、本発明を実施形態に基づき詳説した
が、本発明はこれらの実施形態に限るものではなく、特
許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に具体的構成
を変更して実施することができる。特に、供給手段につ
いては、モータ又はギヤ部の回転により駆動されるオイ
ルポンプで構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気自動車用駆動
装置の軸方向展開断面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】上記駆動装置のモータ内油路配置を示すロータ
及びステータの軸方向断面図である。
【図4】上記駆動装置における供給手段のオイルレシー
バを詳細に示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電気自動車用駆動
装置の軸方向展開断面図である。
【図6】図5のB−B方向矢視図である。
【図7】図6のC−C方向矢視断面図である。
【図8】図5のD−D方向矢視図である。
【図9】図5のE−E方向矢視図である。
【図10】上記第2実施形態の供給手段を一部を変更し
た軸方向部分断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ロータシャフト 3 ロータ 4 ステータ 5 供給手段 9 ギヤ部 10 モータケース(ケース) 10A ケース本体(ケース) 10B リヤケース(ケース) 10C フロントケース(ケース) 12 隔壁 51 オイルレシーバ 52 窓 53 オリフィス 90 ギヤケース(ケース) m モータ室 g ギヤ室
フロントページの続き (72)発明者 竹中 正幸 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 和久田 聡 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、該ステータ内で回転するロ
    ータシャフトを有するロータとからなるモータと、 前記ロータシャフトの回転を車輪へ伝達するギヤ部と、 前記モータ及びギヤ部を収納するケースと、 からなり、 該ケースは、前記モータを収納するモータ室と前記ギヤ
    部を収納するギヤ室とを隔てる隔壁を有し、 該隔壁には、前記モータ室の下方部とギヤ室とを連通す
    るオリフィスが形成され、 前記ギヤ部の回転に応じて前記ギヤ室の油を前記モータ
    室に供給する供給手段が設けられた、ことを特徴とする
    電気自動車用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記供給手段は、前記ギヤ部の回転によ
    り掻き上げられるギヤ室の油を捕集して前記モータ室に
    導くオイルレシーバを有することを特徴とする請求項1
    記載の電気自動車用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁の前記オリフィスより上方、か
    つ、前記ロータの周面最下方位置と同レベルの位置に、
    前記モータ室とギヤ室とを連通する窓を形成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の電気自動車用駆動装
    置。
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