JP2005278319A - モータ式動力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータの局所的な高温箇所を集中的に冷却することができる構成でありながら動力ロスの少ない構成のモータ式動力装置を提供する。
【解決手段】 ロータシャフト26は中空形状に形成されて内部に第1オイル貯蔵部28を有するとともに、このオイル貯蔵部28を貫通するように出力軸(右側アクスルシャフトAXR)が延びている。差動機構50を構成するファイナルドリブンギヤ53により掻き揚げられたハウジング10内のオイルはオイル導入路Tを介して第1オイル貯蔵部28内に導かれる。第1オイル貯蔵部28内に一時貯蔵されたオイルは、ロータシャフト26及びロータ29内を半径方向外方に延びて設けられたオイル誘導路26a,30aを介してロータ29の外部に噴射される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動モータ、減速機構及び差動機構を一つのユニットにまとめて構成し、車両の走行駆動用等として使用することが可能なモータ式動力装置に関する。
電動モータ、減速機構及び差動機構を一つのユニットにまとめて構成したモータ式動力装置は従来知られており、車両の走行駆動用等として用いられている。このようなモータ式動力装置ではバッテリにより電動モータを駆動し、ロータシャフトより出力される電動モータの駆動力を減速機及び差動機構経由で出力軸(車両用であればアクスルシャフト)に伝達させる構成を採る。
電動モータは始動トルクが大きく騒音も少ないという利点があるが、電動モータを構成するコイルや磁石等は発熱して高温となるため、電動モータの作動中にはこれら発熱部を冷却する必要がある。発熱部の冷却には主としてウォータージャケットを用いた間接冷却方式が採用される。ウォータージャケットは電動モータの外周部を覆って管路が設けられ、その管路内に冷媒を圧送循環させて熱を除去するものである。また、ハウジング内のオイル(潤滑油)をギヤで掻き揚げてこれを発熱箇所に直接浴びせかける直接冷却方式のものも知られている。
特開2000−295818号公報 特開平7−288950号公報 特開平11−41861号公報
ところで、電動モータにおける発熱箇所は全体的に均一なのではなく、コイル部であれば軸方向の両端部に突出した部分(以下、「突出部」と称する)が局所的に高温になる。しかしながら上記ウォータージャケットではステータの外周部を覆うように設けられているため、発熱部の局所的な集中冷却を行うことは困難であった。また、オイルを利用するものでは、ギヤの回転により掻き揚げられた飛沫油をコイルの局所箇所に浴びせかける構成であるためコイルの局所箇所を直接冷却できるが、ハウジング内に一定量の油面を確保する必要性からオイルの油面を比較的高くしておく必要が生じ、ギヤがオイルから受ける抵抗(粘性抵抗や摩擦抵抗)により動力ロスが大きくなるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、電動モータの局所的な高温箇所を集中的に冷却することができる構成でありながら動力ロスの少ない構成のモータ式動力装置を提供することを目的としている。
本発明に係るモータ式動力装置は、ハウジングの内部において回転自在に支持されたロータシャフト、ロータシャフトの外周側に取り付けられたロータ及びロータの外周側にハウジングに固定して設けられたステータを備えて構成される電動モータと、電動モータの駆動力を伝達するギヤ機構(例えば、実施形態における減速機構40及び差動機構50)と、ギヤ機構により駆動されて電動モータの駆動力を出力する出力軸(例えば、実施形態における右側のアクスルシャフトAXR)とを備えて構成されるモータ式動力装置において、ロータシャフトは中空形状に形成されて内部に第1オイル貯蔵部を有するとともに、出力軸はオイル貯蔵部を貫通してハウジングの外部に延びており、ギヤ機構により掻き揚げられたハウジング内のオイルを第1オイル貯蔵部内に導くオイル導入路と、ロータシャフト及びロータ内を半径方向外方に延びて設けられ、第1オイル貯蔵部内のオイルをロータの外部に導く第1のオイル誘導路(例えば、実施形態におけるオイル誘導路26a,30a)とを有する。
ここで、上記ハウジングの内部空間を仕切る隔壁(例えば、実施形態におけるモータハウジング隔壁11a及びギヤハウジング隔壁12a)の下部にオイル連通孔(例えば、実施形態における第1オイル連通孔12c及び第2オイル連通11c孔)が設けられていることが好ましい。更には、第2オイル貯蔵部内のオイルをロータの軸方向端部からロータの外部に導く第2のオイル誘導路(例えば、実施形態におけるオイル誘導路32a及びオイル噴出孔32b)が設けられていることが好ましい。
本発明に係るモータ式動力装置では、ロータシャフトが中空形状に形成されて、その内部に第1オイル貯蔵部を有しており、ギヤ機構を介して駆動される出力軸はこの第1オイル貯蔵部を貫通してハウジングの外部に延びている。そして、ギヤ機構により掻き揚げられたオイルはオイル導入路を通って第1オイル貯蔵部内に導かれるようになっており、第1オイル貯蔵部内に導かれたオイルはここに一時貯蔵されるとともに、ロータの回転に伴う遠心力を受けて、ロータシャフト及びロータ内を半径方向外方に延びて設けられた第1のオイル誘導路を通ってロータの外部に噴出される。このためロータはもとより、ロータの外周側に設置されたステータも直接オイルにより冷却されることとなる。また、第1オイル貯蔵部内のオイルをロータの外部に導く第1オイル誘導路の設け方により、ステータの局所的な高温箇所を集中的に冷却することが可能となる。また、オイルの噴出には、電動モータ作動中のギヤ機構がオイルを掻き揚げる作用と、この掻き揚げ作用により第1オイル貯蔵部内に一時貯蔵されたオイルが遠心力により半径方向外方に飛び出す作用とを利用しており、冷却オイル供給のためのポンプ装置が不要であるので、コストと重量の低減にも効果を発揮する。
また、ハウジング内のオイルが或る程度第1オイル貯蔵部内に溜まってしまえばギヤ部材により掻き揚げるオイルは少量でよいため、電動モータの作動中におけるハウジング内のオイルの油面(いわゆる動的油面)は電動モータの停止中におけるオイルの油面(いわゆる静的油面)に比較して極力低い位置に設定することができる。このため、電動モータの作動中においてギヤ機構がハウジング内のオイルから受ける抵抗を小さくすることができ、動力ロスを抑えることが可能である。また、上記動的油面を電動モータの回転部分にかからない程度、すなわちロータの最下部よりも更に低い位置に設定することができれば、動力ロスの低減効果をより大きくすることが可能である。
また、このようなモータ式動力装置において、上記ハウジングの内部空間を仕切る隔壁の下部にオイル連通孔が設けられているのであれば、隔壁を挟んで隣接する空間内のオイルはそのオイル連通孔を通って行き来できるようになるので、ハウジング内のオイル油面を全ての空間において共通にすることができ、油面高さの管理が容易になる。また、全ての空間がオイル連通孔により繋がることにより、メンテナンス時におけるオイル抜き作業も大変容易となる。
また、上記ロータシャフトとロータとの間に上記第1のオイル誘導路と連通する第2オイル貯蔵部が形成されているのであれば、第1オイル貯蔵部内のオイルをより回転半径の大きい位置の貯蔵部(第2オイル貯蔵部)に貯蔵することができるので、遠心力によるオイルの噴出効果を高めてより効率のよい冷却を行うことができる。更に、第2オイル貯蔵部内のオイルをロータの軸方向端部からロータの外部に導く第2のオイル誘導路が設けられているのであれば、オイルをロータの軸方向端部からも噴出させることができ、より広範囲な領域において発熱部材の直接冷却を行うことが可能となる。このため、従来困難であったコイルの両端部(突出部)の直接冷却も容易となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1及び図2は本発明に係るモータ式動力装置1の一実施形態を示すものであり、電気自動車の走行駆動用として適用された場合の例である。このモータ式動力装置1は、図示しない車両のシャシーフレーム上に固定される中空のハウジング10と、このハウジング内に設けられた電動モータ20、減速機構40及び差動機構50と、この差動機構50と連結してハウジング10の外部に延び、端部に駆動輪WL,WRが備えられた左右のアクスルシャフトAXL,AXRとを有して構成される。
ハウジング10は、ほぼ中央に位置するモータハウジング11、モータハウジング11の左側に取り付けられたギヤハウジング12、ギヤハウジング12の左側に取り付けられた左サイドハウジング13及びモータハウジング11の右側に取り付けられた右サイドハウジング14の4つのパーツが複数のボルトBTにより接合されて構成されている。モータハウジング11の中間部におけるやや左寄りの部分にはモータハウジング隔壁11aが形成されるとともに、ギヤハウジング12の中間部におけるやや右寄りの部分にはギヤハウジング隔壁12aが形成されており、モータハウジング隔壁11aとギヤハウジング隔壁12aとにより挟まれた領域に第1空間S1が、ギヤハウジング隔壁12aと左サイドハウジング13とにより挟まれた領域に第2空間S2が、またモータハウジング隔壁11aと右サイドハウジング14とにより挟まれた領域に第3空間S3が形成されている。
電動モータ20は、ハウジング10の内部において回転自在に支持されたロータシャフト26、ロータシャフト26の外周側に取り付けられたロータ29及びロータ29の外周側にハウジング10に固定して設けられたステータ21を備えて構成され、ハウジング10の第3空間S3内に収容設置されている。ステータ21は中空円筒状に形成されて内周側に窪んだ複数の溝(スロット22a。図4参照)を有したステータ基部22と、ステータ基部22の各スロット22aに挿入されたコイル23とから構成されている。ステータ基部22はその外周面をモータハウジング11の内周面に接触させてモータハウジング11の内部に固定されており、コイル23の両端の突出部24はステータ基部22の軸方向端部(左右側方)に張り出して位置している。ステータ21の突出部24からは通電用のリード線(三相線)25が延びており、このリード線25を引き出すためのコネクタ61が右サイドハウジング14に設けられている。リード線25はハウジング10の外部において、図2に示すように制御装置60に繋がっている。
ロータシャフト26はモータハウジング隔壁11aの開口部内周縁に取り付けられた第1ベアリングB1と右サイドハウジング14の開口部内周縁に取り付けられた第2ベアリングB2とにより回転自在に支持されている。ロータシャフト26は中空形状に形成されており、ロータ29と対向する部分の内部にはオイルの貯蔵が可能な第1オイル貯蔵部28が設けられている。
ロータ29はロータシャフト26の外周部に取り付けられたヨーク(繋鉄)30と、このヨーク30に保持された強磁性体(例えばフェライト)からなる複数の棒状の磁石31とから構成される。これら複数の棒状の磁石31はヨーク30の外周部に等間隔に保持されており(図4参照)、ヨーク30の左右両端部に設置されたリング状のヨークエンド32により軸方向への移動が規制されている。なお、ヨーク30の端部とヨークエンド32とは密着しているのではなく、オイルが滑らかに通過できるだけの隙間がオイル誘導路32aとして設けられている。
図1、図2及び図3に示すように、ロータシャフト26とヨーク30それぞれには第1オイル貯蔵部28内のオイルをロータ29の軸方向外端部へ誘導するオイル誘導路26a、30aがそれぞれ複数ずつ半径方向に延びて設けられている。また、ロータシャフト26とヨーク30と間には第1オイル貯蔵部28と繋がる第2オイル貯蔵部33が形成されている。ヨーク30は磁気回路形成上、所定の厚み(半径方向寸法)が必要であり、またロータシャフト26との嵌合部であるスプラインSP(図3参照)を形成する部分も必要となる。更に、このスプラインSPの圧入荷重や変形を考慮し、スプラインSPを全周ではなく、部分的に(一定間隔おきに)設けることで圧入荷重の低減と弾性部における変形の抑制を行っている。上記第2オイル貯蔵部33は、このようなヨーク30の形状特性を利用して形成されている。
減速機構40はギヤシャフト41と、このギヤシャフト41上にスプライン結合された大径ギヤ42及び小径ギヤ43とから構成されており、第1空間S1及び第2空間S2の両空間内に収容設置されている。ギヤシャフト41の中間部はギヤハウジング隔壁12aの開口部内周縁に取り付けられた第3ベアリングB3により支持されており、ギヤシャフト41の左端部は左サイドハウジング13に取り付けられた第4ベアリングB4により支持されている。また、ギヤシャフト41の右端部はモータハウジング隔壁11aの左面側に形成されたボス部11bにおいて支持されている。大径ギヤ42はギヤシャフト41における第3ベアリングB3により支持された部分よりも右側の領域(第1空間S1内)に取り付けられており、小径ギヤ43はギヤシャフト41における第3ベアリングB3により支持された部分よりも左側の領域(第2空間S2内)に取り付けられている。大径ギヤ42はロータシャフト26の左端部に設けられた減速機構駆動ギヤ27と常時噛合しており、小径ギヤ43は差動機構50のファイナルドリブンギヤ53と常時噛合している。
差動機構50は、ディファレンシャルケース51の内部に2つのディファレンシャルピニオン52a,52a及び2つのサイドギヤ52b,52bからなっており、第2空間S2内に収容設置されている。サイドギヤ52b,52bには前述の左右のアクスルシャフトAXL,AXRが連結されている。これら左右のアクスルシャフトAXL,AXRはその中心軸がロータシャフト26と同軸になるように配置されており、左側のアクスルシャフトAXLは左サイドハウジング13からハウジング10外に延び、右側のアクスルシャフトAXRはギヤハウジング隔壁12aを貫通するとともに、電動モータ20のロータシャフト26の内部(すなわち第1オイル貯蔵部28)を軸方向に貫通して右サイドハウジング14からハウジング10外に延びている。ディファレンシャルケース51はこれら左右のアクスルシャフトAXL,AXRの中心軸を回転軸として回転できるように右サイドハウジング13に固定された第5ベアリングB5、ギヤハウジング隔壁12aに固定された第6ベアリングB6及び右サイドハウジング14に固定された第7ベアリングB7により支持されている。また、ディファレンシャルケース51に固定されたファイナルドリブンギヤ53は上述のように減速機構40を構成する小径ギヤ43と常時噛合しているので、減速機構40のギヤシャフト41が回転するとディファレンシャルケース51全体が、左右のアクスルシャフトAXL,AXRとともに、これらアクスルシャフトAXL,AXRの中心軸まわりに回転して、左右の駆動輪WL,WRが駆動される。
モータハウジング11の内周面と電動モータ20の(ステータ21の)外周面との間にはウォータージャケット71が設けられている。このウォータージャケット71は電動モータ20の外周部を覆う管路を有しており、その管路内に冷媒を圧送循環させることにより、電動モータ20の作動により発生した熱を吸収してハウジング10の外部に放出させるようになっている。
このようなモータ式動力装置1において制御装置60よりステータ21のコイル23に電流を送ってこれを磁化することにより、ロータ29をロータシャフト26とともに軸回りに回転させることができる。ロータ29は(すなわちロータシャフト26は)正逆両方向の回転が可能であり、これに応じて駆動輪WL,WRを車両の前進方向及び後進方向に回転駆動することができる。
ところで、上記モータ式動力装置1において電動モータ20が回転作動しているとき(特に大きなトルクを発生させる加減速走行時)にはステータ21のコイル23やロータ29の磁石31の温度が上昇して発熱する。このため電動モータ20の外周部には上述のウォータージャケット71が設けられてステータ21やロータ29が高温になるのが防止されるようになっているのであるが、このウォータ−ジャケット71のみではステータ21及びロータ29の局所的な高温箇所の集中冷却は難しいので、本モータ式動力装置1ではハウジング10内のオイル(潤滑油)を冷却対象部位に直接供給してその冷却を行うようになっている。以下、その構成について説明する。
ハウジング10内にはオイルが或る程度の油面高さを保持した状態で入れられている。この油面高さは少なくとも(電動モータ20の作動中であっても)、ファイナルドリブンギヤ53の最下位置を下回らないように設定される。ここで、前述のようにハウジング10内にはロータシャフト26等を支持する必要からモータハウジング隔壁11a及びギヤハウジング隔壁12aが設けられてハウジング10の内部空間が仕切られているが、ギヤハウジング隔壁12aの下部には第1オイル連通孔12cが、またモータハウジング隔壁11aの下部には第2オイル連通孔11cが設けられているので、これら隔壁12a,11aを挟んで隣接する空間内のオイルは両オイル連通孔12c,11cを通って行き来できるようになっている。
また、図1から分かるように、ギヤハウジング隔壁12aに設けられた第1オイル連通孔12cはファイナルドリブンギヤ53の最下位置よりもやや高い位置に設けられ、電動モータ20の作動中におけるオイルの油面(いわゆる動的油面)WLは第1オイル連通孔12cの下限高さを下回らない位置ようにオイルの総量が設定されている。そして、ファイナルドリブンギヤ53により掻き揚げられたハウジング10内のオイルは、ギヤハウジング隔壁12aに固定された第6ベアリングB6から右側アクスルシャフトAXRとの間に設けられた第8ベアリング(ニードルベアリング)B8、更にロータシャフト26と右側アクスルシャフトAXRとの間のオイル導入路Tを通って第1オイル貯蔵部28内に導入される。
第1オイル貯蔵部28内に導入されて一時的に貯蔵されたオイルは、電動モータ20の回転作動、すなわちロータシャフト26の回転作動による遠心力を受けて第1オイル貯蔵部28の内壁面からロータシャフト26内を半径方向外方に延びて設けられたオイル誘導路26aを通ってロータシャフト26の外部に誘導される。そして、ロータシャフト26とヨーク30との間に設けられた第2オイル貯蔵部33内に入り、続いてヨーク30内を半径方向外方に延びて設けられたオイル誘導路30aを通ってヨーク30の外部(すなわちロータ29の外部)に噴射される。ヨーク30の外周面はステータ21の内周面に極めて近接しているため、オイル誘導路30aから噴射されたオイルはコイル23の表面に確実に吹き付けられることとなる(図2中に示す破線矢印で示すオイルの流れ参照)。このため磁石31及びヨーク30の外周面はもとよりコイル23はオイルにより直接冷却される。また、回転半径の大きいところで噴射されるためその噴射速度は大きく、しかも半径方向に真っ直ぐ進むため、ロータ29の上部において噴射されたオイルも確実にその直上部に届くようになる。
また、第1オイル貯蔵部28からロータシャフト26の外部に出たオイルは第1オイル貯蔵部28よりも回転半径の大きい位置に設けられた第2オイル貯蔵部33内に一時貯蔵されるため、オイルに作用する遠心力を大きくしてその後の噴射時における噴射速度を高めることが可能になっている。
また、ヨーク30の左右両端部に設置されたヨークエンド32には半径方向外方に斜めに延びて第2オイル貯蔵部33と連通した複数のオイル噴出孔(図1及び図4参照)32bが設けられており、第2オイル貯蔵部3内に貯蔵されたオイルの一部はヨーク30の端部とヨークエンド32との間に設けられた前述のオイル誘導路32aとこのオイル噴出孔32bとをオイル誘導路としてヨークエンド32の外部に噴射される。このオイル噴出孔32bからヨークエンド32の外部に噴射されたオイルはその遠心力により半径方向外方に飛び散るが、そこにはコイル23の突出部24が位置しているため、コイル23の突出部24には直接オイルが吹き付けられて効果的に冷却される(図2中に示す破線矢印で示すオイルの流れ参照)。
また、第1オイル貯蔵部28内に貯蔵されたオイルは右サイドハウジング14に取り付けられた第2ベアリングB2を通って(第2ベアリングB2を潤滑して)電動モータ20の右側空間(図1及び図2において符号をS3Rとして示す)内に流出する(図2中に示す破線矢印で示すオイルの流れ参照)。ここで、この電動モータ20の右側空間S3Rと電動モータ30の左側空間(図1及び図2において符号をS3Lとして示す)との間には電動モータ20が設置されているため両空間S3R,S3Lの間をオイルが行き来することは困難であるが、図4及び図5に示すように、電動モータ20の右側領域の空間S3Rは電動モータ20が収容される空間とは別にこれと平行して延びるように設けられた連通路Rにより第1空間S1と連通しているため、空間S3R内に流出したオイルのみが他の空間S1,S2,S3L内のオイルから孤立してしまうようなことはない。このように、第1空間S1は第1オイル連通路12cを介して第2空間S2と連通し、かつ第2オイル連通路11c及び連通路Rを介して第3空間S3と連通しているため、結果として三つの空間(第1空間S1、第2空間S2及び第3空間S3)は互いに連通し、オイルが自由に流通できる状態となっている。
このように本モータ式動力装置1では、ロータシャフト26が中空形状に形成されて、その内部に第1オイル貯蔵部28を有しており、電動モータ20の駆動力を伝達するギヤ機構(減速機構40及び差動機構50)を介して駆動される出力軸たる左右のアクスルシャフトAXL,AXRの一方(右側アクスルシャフトAXR)はこの第1オイル貯蔵部28を貫通してハウジング10の外部に延びている。そして、上記ギヤ機構(差動機構50)を構成するファイナルドリブンギヤ53により掻き揚げられたオイルはオイル導入路Tを通って第1オイル貯蔵部内28に導かれるようになっており、第1オイル貯蔵部28内に導かれたオイルはここに貯蔵されるとともに、ロータ29の回転に伴う遠心力を受けて、ロータシャフト26及びロータ29内を延びて設けられたオイル誘導路26a,30aを通ってロータ29の外部に噴出されるようになっている。このためロータ29はもとより、ロータ29の外周側に設置されたステータ21も直接オイルにより冷却される。
また、本モータ式動力装置1では、第1オイル貯蔵部28内のオイルをロータ29の外部に導くオイル誘導路(特にヨーク30に設けられたオイル誘導路30a)は比較的大きな自由度でその位置を定めることができるので、ステータ21の局所的に高温になる箇所を集中的に冷却することが可能である。また、オイルの噴出には、電動モータ20作動中の上記ギヤ機構が(ファイナルドリブンギヤ53が)オイルを掻き揚げる作用と、この掻き揚げ作用により第1オイル貯蔵部28内に一時貯蔵されたオイルが遠心力により半径方向外方に飛び出す作用とを利用しており、冷却オイル供給のためのポンプ装置が不要であるので、コストと重量の低減にも効果を発揮する。
減にも効果を発揮する。
また、上述のように、ハウジング10内のオイルの一部が第1オイル貯蔵部28及び第2オイル貯蔵部33に貯蔵されてハウジング10内のオイルの油面が低下している状態であってもその油面(すなわち動的油面)はファイナルドリブンギヤ53の最下位置を下回ることはなく、このためハウジング10内のオイルは常時ファイナルドリブンギヤ53により掻き揚げられることとなる。しかし、ハウジング10内のオイルが或る程度第1オイル貯蔵部28内に溜まってしまえばファイナルドリブンギヤ53により掻き揚げるオイルは少量でよいため、電動モータ20の作動中におけるハウジング10内のオイルの油面(動的油面)は電動モータ20の停止中におけるオイルの油面(いわゆる静的油面)に比較して極力低い位置に設定することができる。このため、電動モータ20の作動中においてファイナルドリブンギヤ53がハウジング10内のオイルから受ける抵抗(粘性抵抗や摩擦抵抗)を小さくすることができ、動力ロスを小さくすることが可能である。また、上記動的油面を電動モータ20の回転部分にかからない程度、すなわちロータ29の最下部よりも更に低い位置に設定することができれば、動力ロスの低減効果をより大きくすることが可能である。
また、本モータ式動力装置1では、ハウジング10の内部空間を仕切る隔壁12a,11aの下部にオイル連通孔(第1オイル連通孔12c及び第2オイル連通孔11c)が設けられており、これら隔壁12a,11aを挟んで隣接する空間S1,S2,S3内のオイルはこれらオイル連通孔12c,11cを通って行き来できるようになっているので、ハウジング10内のオイル油面を全ての空間S1,S2,S3において共通にすることができ、油面高さの管理が容易になる。また、全ての空間S1,S2,S3がオイル連通孔により繋がっているので、メンテナンス時におけるオイル抜き作業も大変容易となる。
また、ロータシャフト26とロータ29(具体的にはヨーク30)との間にオイル誘導路26a,30aの双方と連通する第2オイル貯蔵部33が形成されており、第1オイル貯蔵部28内のオイルをより回転半径の大きい位置の貯蔵部(第2オイル貯蔵部33)に貯蔵することができるので、遠心力によるオイルの噴出効果を高めてより効率のよい冷却を行うことができる。更に、第2オイル貯蔵部33内のオイルをロータ29の軸方向端部に導くオイル誘導路(オイル誘導路32a及びオイル噴出孔32b)が設けられており、オイルをロータ29の軸方向端部からも噴出させることができるようになっているので、より広範囲な領域において発熱部材の直接冷却を行うことが可能となっている。このため、従来困難であったコイル23の両端部(突出部)24の直接冷却が容易である。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限られない。例えば、上述の実施形態においては、電動モータの駆動力は差動機構により二つの出力軸(左右のアクスルシャフトAXL,AXR)に分割される構成であったため、そのうちの一方の出力軸(右側アクスルシャフトAXR)が電動モータのロータシャフトを(第1オイル貯蔵部28を)貫通する構成であったが、電動モータの駆動力が一つの出力軸に伝達される構成であれば、その出力軸がロータシャフトを貫通する構成であればよい。また、上述の実施形態においては、本発明の適用対象が車両であったが、これは一例であり、本発明に係るモータ式動力装置を他の動力機械等に用いることも勿論可能である。
本発明の一実施形態が適用された電気自動車走行駆動用のモータ式動力装置の断面図である。 上記モータ式動力装置のスケルトン図である。 図1における矢視III−IIIから見たモータ式動力装置の断面図である。 図1における矢視IV−IVから見たモータ式動力装置の断面図である。 図1における矢視V−Vから見たモータ式動力装置の断面図である。
符号の説明
1 モータ式動力装置
10 ハウジング
11a モータハウジング隔壁(隔壁)
11c 第2オイル連通孔(オイル連通孔)
12a ギヤハウジング隔壁(隔壁)
12c 第1オイル連通孔(オイル連通孔)
20 電動モータ
21 ステータ
23 コイル
24 コイルの突出部
26 ロータシャフト
26a オイル誘導路(第1のオイル誘導路)
28 第1オイル貯蔵部
29 ロータ
30a オイル誘導路(第1のオイル誘導路)
32a オイル誘導路(第2のオイル誘導路)
32b オイル噴出孔(第2のオイル誘導路)
33 第2オイル貯蔵部
40 減速機構(ギヤ機構)
50 差動機構(ギヤ機構)
53 ファイナルドリブンギヤ
T オイル導入路
AXR 右側アクスルシャフト(出力軸)

Claims (4)

  1. ハウジングの内部において回転自在に支持されたロータシャフト、前記ロータシャフトの外周側に取り付けられたロータ及び前記ロータの外周側に前記ハウジングに固定して設けられたステータを備えて構成される電動モータと、前記電動モータの駆動力を伝達するギヤ機構と、前記ギヤ機構により駆動されて前記電動モータの駆動力を出力する出力軸とを備えて構成されるモータ式動力装置において、
    前記ロータシャフトは中空形状に形成されて内部に第1オイル貯蔵部を有するとともに、前記出力軸は前記オイル貯蔵部を貫通して前記ハウジングの外部に延びており、
    前記ギヤ機構により掻き揚げられた前記ハウジング内のオイルを前記第1オイル貯蔵部内に導くオイル導入路と、
    前記ロータシャフト及び前記ロータ内を半径方向外方に延びて設けられ、前記第1オイル貯蔵部内のオイルを前記ロータの外部に導く第1のオイル誘導路とを有したことを特徴とするモータ式動力装置。
  2. 前記ハウジングの内部空間を仕切る隔壁の下部にオイル連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ式動力装置。
  3. 前記ロータシャフトと前記ロータとの間に前記第1のオイル誘導路と連通する第2オイル貯蔵部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ式動力装置。
  4. 前記第2オイル貯蔵部内のオイルを前記ロータの軸方向端部から前記ロータの外部に導く第2のオイル誘導路が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータ式動力装置。
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