JP6397867B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と、該ロータコアに配置される複数の永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)と、該ロータコアの端面に内側面(例えば、後述の実施形態の内側面23a)が接触するように配置される少なくとも1つの端面板(例えば、後述の実施形態の端面板23)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、
ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と、該ステータコアに配置されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)と、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部51)を有するケース(例えば、後述の実施形態のケース50)と、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機10)であって、
前記端面板には、外側面(例えば、後述の実施形態の外側面23b)に径方向に延びる液体ガイド孔(例えば、後述の実施形態の液体ガイド孔23f)が設けられており、
前記液体ガイド孔は、外周面(例えば、後述の実施形態の外周面23d)から径方向内側に延び、
前記液体ガイド孔は、周方向に隣り合う前記永久磁石間を径方向に延びるように配置されることを特徴とする。
前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部(例えば、後述の実施形態の磁石収容孔21b)と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部(例えば、後述の実施形態の肉抜き孔21c)を有し、
前記液体ガイド孔は、前記肉抜き部と連通することを特徴とする。
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と、該ロータコアに配置される複数の永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)と、該ロータコアの端面に内側面(例えば、後述の実施形態の内側面23a)が接触するように配置される少なくとも1つの端面板(例えば、後述の実施形態の端面板23)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、
ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と、該ステータコアに配置されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)と、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部51)を有するケース(例えば、後述の実施形態のケース50)と、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機10)であって、
前記端面板には、外側面(例えば、後述の実施形態の外側面23b)に径方向に延びる液体ガイド溝(例えば、後述の実施形態の液体ガイド溝23c)が設けられており、
前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部(例えば、後述の実施形態の磁石収容孔21b)と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部(例えば、後述の実施形態の肉抜き孔21c)を有し、
前記液体ガイド溝は、前記肉抜き部と連通する貫通孔(例えば、後述の実施形態の貫通孔23g)を有することを特徴とする。
前記液体ガイド溝は、外周面(例えば、後述の実施形態の外周面23d)から径方向内側に延びることを特徴とする。
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)を有し、
前記液体ガイド溝又は前記液体ガイド孔と前記コイルエンド部とは、軸方向にオーバーラップすることを特徴とする。
前記液体ガイド溝又は前記液体ガイド孔は、周方向において等間隔に複数設けられていることを特徴とする。
さらに、低速回転時は貯留部の液面が高いため永久磁石を積極的に冷却でき、高速回転時は貯留部の液面が下がるとともに飛散する液体が増えるため、コイルを積極的に冷却できる。
また、液体ガイド孔は、外周面から径方向内側に延びるので、液体ガイド孔に溜まった液体をコイルに向かって遠心力で容易に飛散させることができる。
さらに、貫通孔は周方向に隣り合う永久磁石間を径方向に延びるように配置されるので、永久磁石の抜け止めという端面板の機能を阻害することがない。
さらに、低速回転時は貯留部の液面が高いため永久磁石を積極的に冷却でき、高速回転時は貯留部の液面が下がるとともに飛散する液体が増えるため、コイルを積極的に冷却できる。
また、端面板の液体ガイド溝に形成された貫通孔がロータコアの肉抜き部と連通することで、貫通孔から供給される液体がロータコアの内部に供給されるので、ロータコアの内部から永久磁石を冷却することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機10は、ロータ20と、ロータ20の外周側に僅かな隙間を介して対向配置されるステータ30と、ロータ20の内周部にロータ20と一体回転するように取り付けられるロータシャフト40と、ロータ20及びステータ30を収容し、ロータシャフト40を回転自在に支持するケース50と、を備える、いわゆるインナーロータ型の回転電機である。
ケース50は、略円筒形状を有し、内周部にステータ30が固定されている。ケース50の下部は、液体(例えば、潤滑油)を貯留する貯留部51となっている。
ステータ30は、ステータコア31と、該ステータコア31に巻回されるコイル32と、を有する。ステータコア31は、プレス抜きされた複数枚の鋼板を軸方向に積層して構成される。ステータコア31の内周部には、複数のティースが形成され、隣接するティース間に区画形成される複数のスロットは、ステータコア31を軸方向に貫通し、且つ周方向に等間隔に配置されている。
ロータ20は、ロータコア21と、該ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、ロータコア21の両端面に固定される一対の端面板23と、を有する。ロータコア21は、軸方向に積層された複数の鋼板によって構成される。ロータコア21の中心部には、シャフト挿入孔21aがロータコア21を軸方向に貫通して形成され、ロータコア21の外周部には、複数の磁石収容孔21bがロータコア21を軸方向に貫通して形成されている。図2も参照して、磁石収容孔21bは2つを一組として、合計8組の磁石収容孔21bが周方向に等間隔に形成されている。ロータコア21には、さらに径方向においてシャフト挿入孔21aと磁石収容孔21bとの間に、ロータコア21を軸方向に貫通する複数の肉抜き孔21cが周方向に等間隔に形成されている。
ロータコア21の両端面に固定される端面板23は、ロータコア21を構成する鋼板と同一形状の円環形状を有し、内側面23aがロータコア21の端面に接触して磁石収容孔21bに固定された永久磁石22の抜け止め機能を果たしている。
次にこのように構成された回転電機10の冷却作用について図5を参照しながら説明する。図5(a)はロータ20の低速回転時の模式図であり、図5(b)はロータ20の高速回転時の模式図である。図5中、符号Lは貯留部51の液面である。
第1変形例の回転電機10は、図6に示すように、第1実施形態の端面板23に液体ガイド溝23cの代わりに内側面23aと外側面23bとを貫通する液体ガイド孔23fが設けられている。
第2変形例の回転電機10は、図7及び図8に示すように、第1変形例の液体ガイド孔23fが、端面板23の外周面23dからロータコア21に形成された配置された肉抜き孔21cを横切ってシャフト挿入孔23eの近傍まで直線状に延びるように形成されている。
第3変形例の回転電機10は、図9及び図10に示すように、第1実施形態の端面板23に形成された液体ガイド溝23cがロータコア21に形成された配置された肉抜き孔21cを横切ってシャフト挿入孔23eの近傍まで直線状に延びるように形成されるとともに、肉抜き孔21cとオーバーラップする位置に貫通孔23gが形成されている。
例えば、本発明による回転電機は、電動モータの他に、発電機や、電動モータ及び発電機として機能するモータジェネレータであってもよい。
また、液体ガイド溝23c及び液体ガイド孔23fの数や形状、配置領域は適宜設定することができる。
20 ロータ
21 ロータコア
21b 磁石収容孔
21c 肉抜き孔
22 永久磁石
23 端面板
23a 内側面
23b 外側面
23c 液体ガイド溝
23d 外周面
23f 液体ガイド孔
23g 貫通孔
30 ステータ
31 ステータコア
32 コイル
32a コイルエンド部
50 ケース
51 貯留部
Claims (6)
- ロータコアと、該ロータコアに配置される複数の永久磁石と、該ロータコアの端面に内側面が接触するように配置される少なくとも1つの端面板と、を有するロータと、
ステータコアと、該ステータコアに配置されるコイルと、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部を有するケースと、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機であって、
前記端面板には、外側面に径方向に延びる液体ガイド孔が設けられており、
前記液体ガイド孔は、外周面から径方向内側に延び、
前記液体ガイド孔は、周方向に隣り合う前記永久磁石間を径方向に延びるように配置される、回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機であって、
前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部を有し、
前記液体ガイド孔は、前記肉抜き部と連通する、回転電機。 - ロータコアと、該ロータコアに配置される複数の永久磁石と、該ロータコアの端面に内側面が接触するように配置される少なくとも1つの端面板と、を有するロータと、
ステータコアと、該ステータコアに配置されるコイルと、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部を有するケースと、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機であって、
前記端面板には、外側面に径方向に延びる液体ガイド溝が設けられており、
前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部を有し、
前記液体ガイド溝は、前記肉抜き部と連通する貫通孔を有する、回転電機。 - 請求項3に記載の回転電機であって、
前記液体ガイド溝は、外周面から径方向内側に延びる、回転電機。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部を有し、
前記液体ガイド溝又は前記液体ガイド孔と前記コイルエンド部とは、軸方向にオーバーラップする、回転電機。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記液体ガイド溝又は前記液体ガイド孔は、周方向において等間隔に複数設けられている、回転電機。
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