JP6302984B1 - 回転電機及び駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で永久磁石を効率よく冷却可能な回転電機及び駆動装置を提供する。【解決手段】回転電機10は、ロータコア21と、ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、ロータコア21の端面に内側面23aが接触するように配置される端面板23と、を有するロータ20と、ステータコア31と、ステータコア31に配置されるコイル32と、を有し、ロータ20の外周側にロータ20と対向するように配置されるステータ30と、ロータ20及びステータ30を収容し、内部に液体を貯留する貯留部51を有するモータケース50と、を備える。ロータ20の下部は、貯留部51に浸漬しており、モータケース50には、上方から永久磁石22又は永久磁石22の周辺部に向かって延び、ロータ20によって掻き揚げられた液体を永久磁石22又は永久磁石22の周辺部に誘導する傾斜壁54が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、輸送機関等の搭載可能な回転電機及び駆動装置に関する。
近年、駆動源として回転電機が用いられるハイブリッド車両やEV車両において、回転電機の性能に大きな影響を及ぼす永久磁石の温度上昇が問題となっており、効率的に冷却することが課題となっている。
特許文献1に記載の駆動装置では、ギヤによってかき上げられた冷媒を受け入れるキャッチタンクからの冷媒を端面板の内側に形成された冷媒通路を介して永久磁石及びコイルに供給することが記載されている。また、端面板の内側に形成された冷媒通路に冷媒を供給するに当たり、端面板を支持するロータシャフトの鍔部に切欠部を形成し、この切欠部から端面板の供給口に冷媒を供給することが記載されている。
特許第5369634号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、ロータシャフトの形状及び端面板の形状が複雑となり、改善の余地があった。
本発明の目的は、簡易な構成で永久磁石を効率よく冷却可能な回転電機及び駆動装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と、該ロータコアに配置される複数の永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、
ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と、該ステータコアに配置されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)と、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部51)を有するケース(例えば、後述の実施形態のモータケース50)と、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機10)であって、
前記ケースには、上方から前記永久磁石又は前記永久磁石の周辺部に向かって延び、前記ロータによって掻き揚げられた液体を前記永久磁石又は前記周辺部に誘導する液体誘導部(例えば、後述の実施形態の傾斜壁54)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記液体誘導部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面(例えば、後述の実施形態の右端面)から突出するコイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)と軸方向でオーバーラップすることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記ロータコアには、前記永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路(例えば、後述の実施形態の内部流路21c)が形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、
前記回転電機は、前記ロータコアの一端側に配置される第1端面板(例えば、後述の実施形態の右端面板23R)と、前記ロータコアの他端側に配置される第2端面板(例えば、後述の実施形態の左端面板23L)と、を備え、
前記第1端面板は、前記液体誘導部と対向し、前記内部流路と連通する液体導入部(例えば、後述の実施形態の液体導入部24)を有し、
前記第2端面板は、前記内部流路と連通する液体導出部(例えば、後述の実施形態の液体導出部25)を有し、
前記液体導出部は、前記液体導入部よりも径方向外側に位置することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、
前記第1端面板と前記第2端面板は、それぞれ前記ロータコアと一体に回転するロータシャフトが貫通するシャフト孔(例えば、後述の実施形態のシャフト挿入孔23e)と、前記シャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の頂点と各辺の途中に設けられる複数の貫通孔(例えば、後述の実施形態の貫通孔23f)と、を有し
前記第1端面板においては、前記仮想正方形の各辺の途中に設けられた前記貫通孔を前記液体導入部とし、
前記第2端面板においては、前記仮想正方形の頂点に設けられた前記貫通孔を前記液体導出部とすることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、請求項4又は5に記載の発明において、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面(例えば、後述の実施形態の右端面)から突出する第1コイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面(例えば、後述の実施形態の左端面)から突出する第2コイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)と、を有し、
前記第1端面板と前記第1コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップし、
前記第2端面板と前記第2コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップすることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と該ロータコアに配置される複数の永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)とを有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と該ステータコアに配置されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)とを有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、を備える回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機11)と、
該回転電機に隣接して配置される回転体(例えば、後述の実施形態のギヤ14)と、
前記回転電機及び前記回転体を収容し、内部に液体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部51)を有するケース(例えば、後述の実施形態のミッションケース61)と、を備え、
前記回転体の一部が前記貯留部に浸漬するか、又は前記回転体の回転軌跡が前記貯留部を通過する、駆動装置(例えば、後述の実施形態の駆動装置60)であって、
前記ケースには、上方から前記永久磁石又は前記永久磁石の周辺部に向かって延び、前記回転体によって掻き揚げられた液体を前記永久磁石又は前記周辺部に誘導する液体誘導部(例えば、後述の実施形態の傾斜壁54)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記ロータコアには、前記永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路(例えば、後述の実施形態の内部流路21c)が形成されていることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記回転電機は、前記ロータコアの一端側に配置される第1端面板(例えば、後述の実施形態の右端面板23R)と、前記ロータコアの他端側に配置される第2端面板(例えば、後述の実施形態の左端面板23L)と、を備え、
前記第1端面板は、前記液体誘導部と対向し、前記内部流路と連通する液体導入部(例えば、後述の実施形態の液体導入部24)を有し、
前記第2端面板は、前記内部流路と連通する液体導出部(例えば、後述の実施形態の液体導出部25)を有し、
前記液体導出部は、前記液体導入部よりも径方向外側に位置することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、
前記第1端面板及び前記第2端面板は、それぞれ前記ロータコアと一体に回転するロータシャフトが貫通するシャフト孔(例えば、後述の実施形態のシャフト挿入孔23e)と、前記シャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の頂点と各辺の途中に設けられる複数の貫通孔(例えば、後述の実施形態の貫通孔23f)と、を有し
前記第1端面板においては、前記仮想正方形の各辺の途中に設けられた前記貫通孔を前記液体導入部とし、
前記第2端面板においては、前記仮想正方形の頂点に設けられた前記貫通孔を前記液体導出部とすることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の発明において、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面(例えば、後述の実施形態の右端面)から突出する第1コイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面から突出する第2コイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)と、を有し、
前記第1端面板と前記第1コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップし、
前記第2端面板と前記第2コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ケースには、上方から永久磁石又は永久磁石の周辺部に向かって延びる液体誘導部が設けられているので、ロータによって掻き揚げられた液体が液体誘導部によって永久磁石又は永久磁石の周辺部に誘導される。これにより、オイルポンプ等の駆動力を用いたり、ロータシャフトに冷媒通路を形成しなくても永久磁石を冷却できる。
請求項2に記載の発明によれば、液体誘導部は、ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部と軸方向でオーバーラップするので、ロータによって掻き揚げられてコイルに供給され、コイルエンド部から落下する液体を永久磁石又は永久磁石の周辺部に誘導することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ロータコアには永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路が形成されているので、軸方向全域に亘って永久磁石を冷却できる。
請求項4に記載の発明によれば、第2端面板に形成される液体導出部は、液体誘導部と対向する第1端面板に形成される液体導入部よりも径方向外側に位置するので、液体誘導部からの液体は第1端面板からロータコアを介して第2端面板に径方向内側から径方向外側に向かって流れる。従って、遠心力に逆らわずにスムーズに液体を流すことができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1端面板においてはシャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の各辺の途中に設けられた貫通孔を液体導入部とし、第2端面板においては仮想正方形の頂点に設けられた貫通孔を液体導出部とすることで、第1端面板と第2端面板とを共通化しつつ、液体導出部を液体導入部よりも径方向外側に配置できる。
請求項6に記載の発明によれば、第1端面板と第1コイルエンド部とが軸方向にオーバーラップするので、第1端面板に形成された液体導入部に入らなかった液体が第1コイルエンド部に供給され、第2端面板と第2コイルエンド部とが軸方向にオーバーラップするので、第2端面板に形成された液体導出部から排出された液体が第2コイルエンド部に供給される。したがって、コイルの両側のコイルエンド部が冷却されることでコイルを均等に冷却できる。
請求項7に記載の発明によれば、ケースには、上方から永久磁石又は永久磁石の周辺部に向かって延びる液体誘導部が設けられているので、回転体によって掻き揚げられた液体が液体誘導部によって永久磁石又は永久磁石の周辺部に誘導される。これにより、オイルポンプ等の駆動力を用いたり、ロータシャフトに冷媒通路を形成しなくても永久磁石を冷却できる。
請求項8に記載の発明によれば、ロータコアには永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路が形成されているので、軸方向全域に亘って永久磁石を冷却できる。
請求項9に記載の発明によれば、第2端面板に形成される液体導出部は、液体誘導部と対向する第1端面板に形成される液体導入部よりも径方向外側に位置するので、液体誘導部からの液体は第1端面板からロータコアを介して第2端面板に径方向内側から径方向外側に向かって流れる。従って、遠心力に逆らわずにスムーズに液体を流すことができる。
請求項10に記載の発明によれば、第1端面板においてはシャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の各辺の途中に設けられた貫通孔を液体導入部とし、第2端面板においては仮想正方形の頂点に設けられた貫通孔を液体導出部とすることで、第1端面板と第2端面板とを共通化しつつ、液体導出部を液体導入部よりも径方向外側に配置できる。
請求項11に記載の発明によれば、第1端面板と第1コイルエンド部とが軸方向にオーバーラップするので、第1端面板に形成された液体導入部に入らなかった液体が第1コイルエンド部に供給され、第2端面板と第2コイルエンド部とが軸方向にオーバーラップするので、第2端面板に形成された液体導出部から排出された液体が第2コイルエンド部に供給される。したがって、コイルの両側のコイルエンド部が冷却されることでコイルを均等に冷却できる。
本発明の第1実施形態に係る回転電機の断面図である。 図1の回転電機のロータの側面図である。 (a)は第1変形例のロータの側面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 (a)は第2変形例のロータの側面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。 第3変形例のロータの側面図であり、(a)は左側面図であり、(b)は右側面図である。 第4変形例のロータの側面図であり、(a)は左側面図であり、(b)は右側面図である。 本発明の第2実施形態に係る駆動装置の断面図である。
以下、本発明の各実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。先ずは、本発明の第1実施形態として回転電機10について説明し、続いて第2実施形態として駆動装置60について説明する。
<第1実施形態>
[回転電機]
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機10は、ロータ20と、ロータ20の外周側に僅かな隙間を介して対向配置されるステータ30と、ロータ20の内周部にロータ20と一体回転するように取り付けられるロータシャフト40と、ロータ20及びステータ30を収容し、ロータシャフト40を回転自在に支持するモータケース50と、を備える、いわゆるインナーロータ型の回転電機である。
[ケース]
モータケース50は、環状の底壁部52a(左側壁)の外縁部から円筒部52bが軸方向に延設されたケース本体52と、ケース本体52の開口部52cを覆うケースカバー53(右側壁)と、を備え、円筒部52bにステータ30が固定されている。モータケース50の下部は、液体(例えば、潤滑油)を貯留する貯留部51となっている。
[ステータ]
ステータ30は、ステータコア31と、該ステータコア31に巻回されるコイル32と、を有する。ステータコア31は、プレス抜きされた複数枚の鋼板を軸方向に積層して構成される。ステータコア31の内周部には、複数のティースが形成され、隣接するティース間に区画形成される複数のスロットは、ステータコア31を軸方向に貫通し、且つ周方向に等間隔に配置されている。
コイル32は、各ティースに巻回され、コイルエンド部32aがステータコア31の軸方向両端面から突出している。コイル32は、回転電機10の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却することが好ましい。
[ロータ]
ロータ20は、ロータコア21と、該ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、ロータコア21の両端面に固定される一対の端面板23と、を有する。ロータコア21は、軸方向に積層された複数の鋼板によって構成される。ロータコア21の中心部には、シャフト挿入孔21aがロータコア21を軸方向に貫通して形成され、ロータコア21の外周部には、複数の磁石収容孔21bがロータコア21を軸方向に貫通して形成されている。図2も参照して、本実施形態では、4つの磁石収容孔21bが周方向に等間隔(90°間隔)に形成されている。ロータコア21には、さらに径方向においてシャフト挿入孔21aと磁石収容孔21bとの間に、ロータコア21を軸方向に貫通する4つの矩形状の内部流路21cが周方向に等間隔(90°間隔)に形成されている。
永久磁石22は、希土類磁石を用いて構成され、ロータコア21の磁石収容孔21bに取り付けられる。永久磁石22は、回転電機10の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却する必要がある。
ロータ20の下部は、モータケース50に設けられた貯留部51に浸漬した状態で、ロータシャフト40に回転自在に支持されている。したがって、ロータコア21の磁石収容孔21bに取り付けられた複数の永久磁石22のいずれかは、回転電機10の回転駆動時であっても貯留部51に浸漬している。
[傾斜壁]
ケースカバー53には、軸方向においてロータ20に近づくに従って径方向において外側から内側に傾斜する傾斜壁54がロータシャフト40の軸心Xより上方に設けられている。傾斜壁54は、右側のコイルエンド部32aと軸方向でオーバーラップするようにロータ20に向かって延設され、先端部55が永久磁石22の周辺部、即ち、内周側に位置する内部流路21cの開口部に近接するように配置されている。即ち、傾斜壁54は、上方から永久磁石22の周辺部に向かって延びるように設けられている。
[端面板]
ロータコア21の両端面に固定される端面板23(以下、左側の端面板を左端面板23L、右側の端面板を右端面板23Rと呼ぶことがある。)は、ロータコア21を構成する鋼板と同一形状の円環形状を有し、内側面23aがロータコア21の端面に接触して磁石収容孔21bに固定された永久磁石22の抜け止め機能を果たしている。
端面板23は、コイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップするように配置されている。即ち、左端面板23Lはロータコア21の左端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップし、右端面板23Rはロータコア21の右端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップしている。
端面板23には、図2に示すように、中心部にシャフト挿入孔23eが端面板23を軸方向に貫通して形成され、さらにシャフト挿入孔23eの外側に、ロータコア21に形成された内部流路21cと連通する内部流路21cと略同形状の貫通孔23fが形成されている。右端面板23Rの貫通孔23fは、傾斜壁54の先端部55と対向し、傾斜壁54を伝って流れる液体を内部流路21cに導入する液体導入部24であり、左端面板23Lの貫通孔23fは、内部流路21cを流れる液体を排出する液体導出部25である。
[作用]
次にこのように構成された回転電機10の冷却作用について説明する。
ロータ20の回転時には、ロータ20の下部がモータケース50に設けられた貯留部51に浸漬しているので、ロータ20の回転中、貯留部51に浸漬している永久磁石22はロータコア21の外周面及び端面板23を介して冷却される。また、ロータ20の下部の外周側に位置するステータ30の下部は、貯留部51に常時浸漬しているので、液中に浸漬しているコイル32も常時冷却されている。
一方、貯留部51の液面より上方に位置するコイル32は貯留部51から露出するため高温になりやすいが、ロータ20の回転により貯留部51に溜まった液体が掻き上げられてコイル32に供給されることで冷却される。また、コイル32のコイルエンド部32aに飛散した液体の一部は重力により落下するが、右側のコイルエンド部32aの下方には傾斜壁54が設けられている。これにより、右側のコイルエンド部32aから落下した液体は傾斜壁54によって右端面板23Rに形成された液体導入部24に向かって導かれ、液体導入部24からロータコア21の内部流路21cに導入される。
したがって、ロータ20の回転中に貯留部51から露出する永久磁石22もロータコア21の内部流路21cを流れる液体によって軸方向全体に亘って冷却される。内部流路21cを流れる液体は、左端面板23Lに形成された液体導出部25からロータコア21の外部に排出されるが、左端面板23Lの上方には左側のコイルエンド部32aが位置しているので、液体導出部25から排出される液体は、ロータ20の回転に伴う遠心力により飛散し、左側のコイルエンド部32aに供給される。
一方、傾斜壁54によって液体導入部24に向かって導かれるものの液体導入部24からロータコア21の内部流路21cに導入されなかった液体は、右端面板23Rにはじかれて遠心力により上方に位置する右側のコイルエンド部32aに飛散する。
以上説明したように、本実施形態によれば、モータケース50には、上方から永久磁石22の周辺部に向かって延びる傾斜壁54が設けられているので、ロータ20によって掻き揚げられた液体が傾斜壁54によって永久磁石22の周辺部に誘導される。これにより、オイルポンプ等の駆動力を用いたり、ロータシャフト40に冷媒通路を形成しなくても永久磁石22を冷却できる。
また、傾斜壁54は、ステータコア31の右端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向でオーバーラップするので、ロータ20によって掻き揚げられてコイル32に供給され、コイルエンド部32aから落下する液体を永久磁石22に誘導することができる。
また、ロータコア21には永久磁石22の内周側に軸方向に貫通する内部流路21cが形成されているので、軸方向全域に亘って永久磁石22を冷却できる。
また、右端面板23Rと右側のコイルエンド部32aとが軸方向にオーバーラップするので、右端面板23Rに形成された液体導入部24に入らなかった液体が右側のコイルエンド部32aに供給され、左端面板23Lと左側のコイルエンド部32aとが軸方向にオーバーラップするので、左端面板23Lに形成された液体導出部25から排出された液体が左側のコイルエンド部32aに供給される。したがって、コイル32の両側のコイルエンド部32aが冷却されることでコイル32を均等に冷却できる。
続いて、本実施形態の回転電機10の変形例について説明する。
<第1変形例>
第1変形例の回転電機10は、図3に示すように、上記実施形態の端面板23の外側面23bに、複数の突起部23cが周方向において等間隔に、且つ、径方向に延びるように設けられている。端面板23の外側面23bに複数の突起部23cを設けることで、ロータ20の回転により端面板23も回転し、突起部23cに持ち上げられた液体がロータ20の回転に伴う遠心力により飛散するため、コイル32への液体の飛散量を増やすことができる。
<第2変形例>
第2変形例の回転電機10は、図4に示すように、上記実施形態の端面板23の外側面23bに、複数の凹溝23gが周方向において等間隔に、且つ、外周面23dから径方向内側に延びるように設けられている。端面板23の外側面23bに複数の凹溝23gを設けることで、ロータ20の回転により端面板23も回転し、凹溝23gに溜まった液体がロータ20の回転に伴う遠心力により飛散するため、コイル32への液体の飛散量を増やすことができる。
なお、端面板23には、凹溝23gの代わりに内側面23aと外側面23bとを貫通する液体ガイド孔が設けられていてもよい。端面板23がロータコア21の端面に固定されることで、ロータコア21の外表面と端面板23の液体ガイド孔とにより凹溝が形成され、これによってもコイル32への液体の飛散量を増やすことができる。
<第3変形例>
第3変形例の回転電機10は、図5(b)に示すように右端面板23Rに形成された液体導入部24が内部流路21cの下半分にのみ形成され、図5(a)に示すように左端面板23Lに形成された液体導出部25が内部流路21cの上半分にのみ形成され、液体導入部24及び液体導出部25が相違し、且つ、液体導出部25が液体導入部24よりも径方向外側に位置している。
このように、左端面板23Lに形成される液体導出部25は、傾斜壁54と対向する右端面板23Rに形成される液体導入部24よりも径方向外側に位置するので、傾斜壁54からの液体は右端面板23Rからロータコア21を介して左端面板23Lに径方向内側から径方向外側に向かって流れる。従って、遠心力に逆らわずにスムーズに液体を流すことができる。
<第4変形例>
第4変形例の回転電機10は、図6(a)及び図6(b)に示すように、端面板23にシャフト挿入孔23eの中心で対角線が交わる仮想正方形の頂点及び各辺の中点に8個の貫通孔23fが設けられている。
右端面板23Rにおいては、図6(b)に示すように、シャフト挿入孔23eの中心で対角線が交わる仮想正方形の各辺の中点に設けられた貫通孔23fが主として液体導入部24となり、左端面板23Lにおいては、図6(a)に示すように、仮想正方形の頂点に設けられた貫通孔23fが主として液体導出部25となるように右端面板23Rと左端面板23Lとを45°回転させて配置する。これにより、右端面板23Rと左端面板23Lとを共通化しつつ、液体導出部25を液体導入部24よりも径方向外側に位置させることができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態の駆動装置60について説明する。
[駆動装置]
図7に示すように、本実施形態に係る駆動装置60は、ミッションケース61に回転電機11とトランスミッション12が組み込まれたものであり、回転電機11は、ロータ20と、ロータ20の外周側に僅かな隙間を介して対向配置されるステータ30と、ロータ20の内周部にロータ20と一体回転するように取り付けられるロータシャフト40と、を備える。なお、ロータ20、ステータ30、ロータシャフト40、及び端面板23は第1実施形態と同様であるので、詳しい説明は省略する。
[ケース]
ミッションケース61には、回転電機収容部62とトランスミッション収容部63とが中間壁64によって区分けされており、ミッションケース61の下部は貯留部51となっている。
ロータシャフト40には、トランスミッション収容部63に、中間壁64と近接するようにギヤ14が一体回転可能に取付られている。ギヤ14の下部は、ミッションケース61に設けられた貯留部51に浸漬した状態で、ロータシャフト40に支持されている。
[傾斜壁]
中間壁64には、軸方向においてロータ20に近づくに従って径方向において外側から内側に傾斜する傾斜壁54がロータシャフト40の軸心Xより上方に設けられている。傾斜壁54は、右側のコイルエンド部32aと軸方向でオーバーラップするようにロータ20に向かって延設され、先端部55が永久磁石22の周辺部、即ち、内周側に位置する内部流路21cの開口部に近接するように配置されている。即ち、傾斜壁54は、上方から永久磁石22の周辺部に向かって延びるように設けられている。
また、中間壁64には、回転電機収容部62とトランスミッション収容部63とを貫通する連通孔66が傾斜壁54と連続するように設けられている。
[作用]
次にこのように構成された駆動装置60の冷却作用について説明する。
ロータ20の回転時には、ロータ20の下部がミッションケース61に設けられた貯留部51に浸漬しているので、ロータ20の回転中、貯留部51に浸漬している永久磁石22はロータコア21の外周面及び端面板23を介して冷却される。また、ロータ20の下部の外周側に位置するステータ30の下部は、貯留部51に常時浸漬しているので、液中に浸漬しているコイル32も常時冷却されている。
一方、貯留部51の液面より上方に位置するコイル32は貯留部51から露出するため高温になりやすいが、ロータ20の回転により貯留部51に溜まった液体が掻き上げられてコイル32に供給されることで冷却される。また、コイル32のコイルエンド部32aに飛散した液体の一部は重力により落下するが、右側のコイルエンド部32aの下方には傾斜壁54が設けられている。
さらに、ロータ20の回転に伴ってロータシャフト40に取り付けられたギヤ14も回転するため、ギヤ14の回転により貯留部51に溜まった液体が掻き上げられ、飛散した液体の一部が連通孔66を通って傾斜壁54を流れる。なお、中間壁64には、連通孔66の上部にギヤ14の回転により飛散した液体を積極的に連通孔66に誘導する液体ガイド68が形成されていることが好ましい。これにより、右側のコイルエンド部32aから落下した液体及びギヤ14の回転により飛散して連通孔66を通過した液体は傾斜壁54によって右端面板23Rに形成された液体導入部24に向かって導かれ、液体導入部24からロータコア21の内部流路21cに導入される。
したがって、ロータ20の回転中に貯留部51から露出する永久磁石22もロータコア21の内部流路21cを流れる液体によって軸方向全体に亘って冷却される。内部流路21cを流れる液体は、左端面板23Lに形成された液体導出部25からロータコア21の外部に排出されるが、左端面板23Lの上方には左側のコイルエンド部32aが位置しているので、液体導出部25から排出される液体は、ロータ20の回転に伴う遠心力により飛散し、左側のコイルエンド部32aに供給される。
一方、傾斜壁54によって液体導入部24に向かって導かれるものの液体導入部24からロータコア21の内部流路21cに導入されなかった液体は、右端面板23Rにはじかれて遠心力により上方に位置する右側のコイルエンド部32aに飛散する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ミッションケース61には、上方から永久磁石22の周辺部に向かって延びる傾斜壁54が設けられているので、ギヤ14によって掻き揚げられた液体が傾斜壁54によって永久磁石22に誘導されるので、オイルポンプ等の駆動力を用いたり、ロータシャフト40に冷媒通路を形成しなくても永久磁石22を冷却できる。
また、傾斜壁54は、ステータコア31の右端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向でオーバーラップするので、ギヤ14によって掻き揚げられた液体に加えて、ロータ20によって掻き揚げられてコイル32に供給されコイルエンド部32aから落下する液体も永久磁石22に誘導することができる。
また、ロータコア21には永久磁石22の内周側に軸方向に貫通する内部流路21cが形成されているので、軸方向全域に亘って永久磁石22を冷却できる。
右端面板23Rと右側のコイルエンド部32aとが軸方向にオーバーラップするので、右端面板23Rに形成された液体導入部24に入らなかった液体が右側のコイルエンド部32aに供給され、左端面板23Lと左側のコイルエンド部32aとが軸方向にオーバーラップするので、左端面板23Lに形成された液体導出部25から排出された液体が左側のコイルエンド部32aに供給される。したがって、コイル32の両側のコイルエンド部32aが冷却されることでコイル32を均等に冷却できる。
なお、上記した第1〜第4変形例は本実施形態の駆動装置60にも適用できる。
尚、本発明は、前述した実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本発明による回転電機は、電動モータの他に、発電機や、電動モータ及び発電機として機能するモータジェネレータであってもよい。
また、上記実施形態では、液体導入部としてケースカバー53又は中間壁64と一体に設けられた傾斜壁54を例示したが、上方から永久磁石22又は永久磁石22の周辺部に向かって延び、ロータ20によって掻き揚げられた液体又はギヤ14によって掻き揚げられた液体を永久磁石22又は永久磁石22の周辺部に誘導する部材が、モータケース50(ケースカバー53)又はミッションケース61(中間壁64)に取り付けられていてもよい。
さらに、回転体として、ギヤ14のようにギヤの下部が貯留部51に浸漬していてもよく、遊星歯車機構のプラネタリギヤのように公転軌跡が貯留部51を通過するものでもよい。また、ギヤに限らず、軸部材等の他の回転体であってもよい。
また、回転電機10及び駆動装置60は、ロータ20又はギヤ14によって掻き揚げられた液体が傾斜壁54によって永久磁石22又は永久磁石22の周辺部に誘導されるものであればよく、必ずしも内部流路21cを介してロータコア21の内部から永久磁石22を冷却する必要はなく、端面板23を介して永久磁石22を冷却してもよく、端面板23を介さずに永久磁石22を直接冷却してもよい。
10 回転電機
11 回転電機
14 ギヤ(回転体)
20 ロータ
21 ロータコア
21c 内部流路
22 永久磁石
23e シャフト挿入孔
23f 貫通孔
23L 左端面板(第2端面板)
23R 右端面板(第1端面板)
24 液体導入部
25 液体導出部
30 ステータ
31 ステータコア
32 コイル
32a コイルエンド部
50 モータケース(ケース)
51 貯留部
54 傾斜壁(液体誘導部)
60 駆動装置
61 ミッションケース(ケース)

Claims (11)

  1. ロータコアと、該ロータコアに配置される複数の永久磁石と、を有するロータと、
    ステータコアと、該ステータコアに配置されるコイルと、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、
    前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部を有するケースと、を備え、
    前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機であって、
    前記ケースには、上方から前記永久磁石又は前記永久磁石の周辺部に向かって延び、前記ロータによって掻き揚げられた液体を前記永久磁石又は前記周辺部に誘導する液体誘導部が設けられている、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記液体誘導部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部と軸方向でオーバーラップする、回転電機。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機であって、
    前記ロータコアには、前記永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路が形成されている、回転電機。
  4. 請求項3に記載の回転電機であって、
    前記回転電機は、前記ロータコアの一端側に配置される第1端面板と、前記ロータコアの他端側に配置される第2端面板と、を備え、
    前記第1端面板は、前記液体誘導部と対向し、前記内部流路と連通する液体導入部を有し、
    前記第2端面板は、前記内部流路と連通する液体導出部を有し、
    前記液体導出部は、前記液体導入部よりも径方向外側に位置する、回転電機。
  5. 請求項4に記載の回転電機であって、
    前記第1端面板と前記第2端面板は、それぞれ前記ロータコアと一体に回転するロータシャフトが貫通するシャフト孔と、前記シャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の頂点と各辺の途中に設けられる複数の貫通孔と、を有し
    前記第1端面板においては、前記仮想正方形の各辺の途中に設けられた前記貫通孔を前記液体導入部とし、
    前記第2端面板においては、前記仮想正方形の頂点に設けられた前記貫通孔を前記液体導出部とする、回転電機。
  6. 請求項4又は5に記載の回転電機であって、
    前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出する第1コイルエンド部と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面から突出する第2コイルエンド部と、を有し、
    前記第1端面板と前記第1コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップし、
    前記第2端面板と前記第2コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップする、回転電機。
  7. ロータコアと該ロータコアに配置される複数の永久磁石とを有するロータと、ステータコアと該ステータコアに配置されるコイルとを有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、を備える回転電機と、
    該回転電機に隣接して配置される回転体と、
    前記回転電機及び前記回転体を収容し、内部に液体を貯留する貯留部を有するケースと、を備え、
    前記回転体の一部が前記貯留部に浸漬するか、又は前記回転体の回転軌跡が前記貯留部を通過する、駆動装置であって、
    前記ケースには、上方から前記永久磁石又は前記永久磁石の周辺部に向かって延び、前記回転体によって掻き揚げられた液体を前記永久磁石又は前記周辺部に誘導する液体誘導部が設けられている、駆動装置。
  8. 請求項7に記載の駆動装置であって、
    前記ロータコアには、前記永久磁石の内周側に軸方向に貫通する内部流路が形成されている、駆動装置。
  9. 請求項8に記載の駆動装置であって、
    前記回転電機は、前記ロータコアの一端側に配置される第1端面板と、前記ロータコアの他端側に配置される第2端面板と、を備え、
    前記第1端面板は、前記液体誘導部と対向し、前記内部流路と連通する液体導入部を有し、
    前記第2端面板は、前記内部流路と連通する液体導出部を有し、
    前記液体導出部は、前記液体導入部よりも径方向外側に位置する、駆動装置。
  10. 請求項9に記載の駆動装置であって、
    前記第1端面板及び前記第2端面板は、それぞれ前記ロータコアと一体に回転するロータシャフトが貫通するシャフト孔と、前記シャフト孔の中心で対角線が交わる仮想正方形の頂点と各辺の途中に設けられる複数の貫通孔と、を有し
    前記第1端面板においては、前記仮想正方形の各辺の途中に設けられた前記貫通孔を前記液体導入部とし、
    前記第2端面板においては、前記仮想正方形の頂点に設けられた前記貫通孔を前記液体導出部とする、駆動装置。
  11. 請求項9又は10に記載の駆動装置であって、
    前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出する第1コイルエンド部と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面から突出する第2コイルエンド部と、を有し、
    前記第1端面板と前記第1コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップし、
    前記第2端面板と前記第2コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップする、駆動装置。
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