JP2012200068A - 回転電機 - Google Patents

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知彦 宮本
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    • H02K3/24Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors with channels or ducts for cooling medium between the conductors
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/19Arrangements for cooling or ventilating for machines with closed casing and closed-circuit cooling using a liquid cooling medium, e.g. oil
    • H02K9/197Arrangements for cooling or ventilating for machines with closed casing and closed-circuit cooling using a liquid cooling medium, e.g. oil in which the rotor or stator space is fluid-tight, e.g. to provide for different cooling media for rotor and stator

Abstract

【課題】回転電機において、コイルエンドを囲む冷却ジャケットからコイルのリード線を引き出す際に、冷媒が漏れることを抑制することである。
【解決手段】回転電機のステータは、ステータコア22と、ステータコアの軸方向に沿って設けられるスロット内に巻回され、ステータコアの軸方向の前端と後端に巻回の端部がコイルエンドとして突き出し、巻線の一端がリード線52,54,56として外部に引き出されるコイルと、ステータコア22の軸方向の前端と後端との間を液密として、内部にコイルエンドと冷却オイルを収容する空間を有する環状の冷却ジャケット30とを備える。冷却ジャケット30は、コイルエンドの上端25を基準位置としてその上方に予め定められた高さ位置hに設けられ、リード線52,54,56が外部に引き出される開口部40を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機に係り、特に、ステータのコイルエンドを囲む冷却ジャケットを備える回転電機に関する。
回転電機は、ロータとステータから構成され、ステータコアに巻回されるコイルに流れる電流とロータ磁極との相互作用で回転する。ステータコアに巻回されるコイルは通電によって発熱するので、冷却が行われる。
例えば、特許文献1には、モータジェネレータの冷却構造として、ステータコアのスロットにコイルを収容してステータコア内周面に開口するスロットの開口部を閉塞し、ステータコアの前端と後端にそれぞれの端部から突き出すコイルエンドを囲んで液密的な環状空間を形成する冷却ジャケットを備える構造が開示されている。ここでは、冷却ジャケットの下方に冷媒の入口、上方に冷媒の出口を設けることで、冷媒が上に行くほど温度上昇して密度が小さく軽くなり、浮力を伴って上方への流れが加速され流れが淀まないと述べられている。
特開2005−323416号公報
特許文献1には、ステータコアから突出するコイルエンドを囲む冷却ジャケットを液密構造として冷媒を流して冷却を行うことが述べられている。ところで、ステータコアに巻回されるコイルは、通電するために外部に引き出されるリード線を有する。特許文献1では、冷却ジャケットを液密構造とするので、このリード線を冷却ジャケットから引き出す際のシールが複雑となることが考えられる。
本発明の目的は、コイルエンドを囲む冷却ジャケットからコイルのリード線を引き出す際に、冷媒が漏れることを抑制する回転電機を提供することである。
本発明に係る回転電機は、軸方向を水平方向として配置されるロータと、ロータの外側に配置されるステータコアと、ステータコアの軸方向に沿って設けられるスロット内に巻回され、ステータコアの軸方向の前端と後端に巻回の端部がコイルエンドとして突き出し、巻線の一端がリード線として外部に引き出されるコイルと、ステータコアの軸方向の前端と後端との間を液密として、内部にコイルエンドと冷却オイルを収容する空間を有する環状の冷却ジャケットと、を備え、冷却ジャケットは、コイルエンドの上端を基準位置としてその上方に予め定められた高さ位置に設けられ、コイルのリード線が外部に引き出される開口部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機において、冷却オイルの液面高さがコイルエンドの上端に設定されることが好ましい。
また、本発明に係る回転電機において、冷却ジャケットに設けられる開口部の高さ位置hは、冷却ジャケットの環状形状の外径Dと、コイルエンドの外径dと、回転電機の許容傾き角度θとに基づいて設定されることが好ましい。
また、本発明に係る回転電機において、開口部にはめ込まれ、リード線を通す穴を有する蓋部を有することが好ましい。
上記構成によれば、回転電機は、ステータコアの軸方向の前端と後端との間を液密として、内部にコイルエンドと冷却オイルを収容する空間を有する環状の冷却ジャケットを備える。そして、冷却ジャケットは、コイルエンドの上端を基準位置としてその上方に予め定められた高さ位置に設けられ、コイルのリード線が外部に引き出される開口部を有する。冷却ジャケットの中の冷却オイルは、コイルエンドを冷却するためであるので、コイルエンドの上方にリード線を引き出すために開口部を設けることで、冷却オイルが外部に漏れることはない。このように簡単な構造で、冷却オイルが漏れることなくコイルのリード線を外部に引き出すことができる。
また、回転電機において、冷却オイルの液面高さがコイルエンドの上端に設定されるので、コイルエンドの絶縁と冷却とを十分に行うことができる。
また、回転電機において、冷却ジャケットに設けられる開口部の高さ位置hは、冷却ジャケットの環状形状の外径Dと、コイルエンドの外径dと、回転電機の許容傾き角度θとに基づいて設定されるので、回転電機が傾いても、冷却オイルが外部に漏れることが抑制される。
また、回転電機において、開口部にはめ込まれ、リード線を通す穴を有する蓋部を有するので、冷却オイルが外部に漏れることをさらに抑制できる。
本発明に係る実施の形態の回転電機におけるステータ部分の斜視図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機における断面図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機において、ステータにおける軸方向の端面から見た様子を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機において、冷却ジャケットの開口部の高さ位置の設定を説明する図である。 ステータの冷却ジャケットに開口部を設ける他の例を説明する図である。 図5において、ステータにおける軸方向の端面から見た様子を示す側面図である。 図6を用いて、ステータの冷却ジャケットの開口部に蓋部を設ける様子を説明する図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、回転電機として、ステータコアにU相、V相、W相の3相コイルが巻回され、3本のリード線がコイルエンドから引き出される3相回転電機を述べるが、これは説明のための例示であって、これ以外の構成の回転電機であって、コイルエンドが冷却される一方で、コイルエンドから外部に引き出されるリード線がある回転電機であればよい。また、回転電機として車両搭載用のものを述べるが、これも説明のための例示であって、車両搭載用以外の用途の回転電機であってもよい。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1から図3は、車両搭載用の3相回転電機10の中でステータ20の構成を抜き出して示す図で、図1は斜視図、図2は断面図、図3はステータの軸方向の端面から見た側面図である。図2に示されるように、回転電機10は、ロータ12と、ロータ12の外側に配置されるステータ20を含んで構成され、ロータ12およびステータ20の中心軸14は、その軸方向を水平方向として配置される。そのことを示すために、図1から図3に、直交する3軸であるXYZ軸の方向を示した。ここで、Z軸方向は重力方向で、X軸方向は中心軸14に沿った水平方向で、Y軸方向はX軸に直交する水平方向である。すなわち、回転電機10は、出力軸が水平方向に配置される横置き型である。
ステータ20は、ステータコア22と、コイルエンド24,26と、冷却ジャケット30,32を含んで構成される。
ステータコア22は、ステータ20の本体部に相当する円筒状部材で、所定形状に打ち抜かれた電磁鋼板を複数枚積層して構成される。ステータコア22は、内周側から外周方向に径方向に延びるスロットと呼ばれる溝が周方向に沿って複数個設けられる。隣接するスロットの間の電磁鋼板部分はティースと呼ばれ、このティースにステータコイルが巻回される。3相回転電機10の場合、U相、V相、W相の3つの相に対応して、U相コイル、V相コイル、W相コイルが予め定められた巻線配置で、ステータコア22のティースの周り、すなわち、スロットの中に巻回される。
コイルエンド24,26は、ステータコア22のティースの周りに巻回されたコイルが、ステータコア22の軸方向の両端における端部21,23から突き出た部分のことである。コイルエンド24,26は、ステータコア22の端部21,23の外側に、円環状に巻線が集合した形状を有する。
リード線52,54,56は、3相回転電機10のU相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの一方端から外部に引き出される引出線である。リード線52,54,56はコイルエンド24,26のいずれか一方側から引き出される。図2に示されるように、ステータコア22の軸方向の両端の2つの端部21,23の内、−Z方向の端部を前端、+Z方向の端部を後端と呼ぶことにすると、ここでは、前端の端部21の側のコイルエンド24からリード線52,54,56が引き出されている。このように、ステータ20の軸方向の前端と後端を定義すると、図3は、前端の端部21から見た側面図である。なお、U相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの他方端は相互に接続されて、中性点とされる。
冷却ジャケット30は、ステータコア22の軸方向の前端の端部21との間を液密として、内部にコイルエンド24と冷却オイル60を収容する空間を有する環状部材である。この環状部材は、内部が中空のドーナツ形状を半分に切った円環状バス形状を有し、その半分に切ったところの開口部がステータコア22の軸方向の前端の端部21と向かい合い、円環状バスのくぼんだ底面壁と端部21とで囲まれた空間が、コイルエンド24と冷却オイル60の収容空間となる。
冷却ジャケット30とステータコア22の軸方向の前端の端部21との間から冷却オイル60が漏れないように、冷却ジャケット30の円環状開口部とステータコア22の前端の端部21との間は、液密となるように密着して配置される。なお、ステータコア22の内周側は、上記のようにスロットの開口部があるので、このスロットの内周側の開口部も、適当なシール材で液密とされる。例えば、樹脂でスロットの内周側の開口部が塞がれる。
冷却ジャケット32も同様に、ステータコア22の軸方向の後端の端部23との間を液密として、内部にコイルエンド26と冷却オイル60を収容する空間を有する環状部材である。
冷却オイル60は、電気絶縁性を有する油で、コイルエンド26を冷却する機能と、複数の巻線が重なっているコイルエンド24,26において巻線相互間の絶縁を確保する機能を有する。冷却ジャケット30に設けられる供給口28は、冷却オイル60が冷却ジャケット30側に供給されるオイル流入口で、排出口29は、冷却ジャケット30側に供給された冷却オイル60が冷却ジャケット30とステータコア22のスロットと冷却ジャケット32を循環して外部に排出されるオイル流出口である。
ここでは、冷媒である冷却オイル60として、車両に搭載されるトランスミッション装置を潤滑するATFと呼ばれる潤滑油を3相回転電機10にも循環させて用いることができる。その場合は、供給口28、排出口29は、図示されていないトランスミッション装置の潤滑油経路に接続される。
冷却ジャケット30の+Z方向の上端部に設けられる開口部40は、コイルエンド24から引き出されるリード線52,54,56を通すための穴である。リード線52,54,56は、冷却ジャケット30の内部に収容されるコイルエンド24からこの開口部40を通って外部に引き出される。
冷却オイル60はコイルエンド24の部分に供給されれば冷却機能と絶縁確保機能を満たせるので、冷却オイル60の液面位置61はコイルエンド24の上端25までとすることができる。そこで、コイルエンド24の上端25よりも上方に開口部40を設け、その開口部40からリード線52,54,56を引き出すことにすれば、冷却オイル60が開口部40から溢れることもなく、リード線52,54,56を簡単に外部に引き出すことができる。
ところで、開口部40の開口面積が広すぎると、開口部40から冷却オイル60が外部に漏れることがあり得るので、開口部40はできるだけ小さい穴寸法であることが好ましい。したがって、リード線52,54,56は、開口部40のところで根元部分50として1箇所に集められ、開口部40を通って十分外側に出たところで、外部と接続するために、適当な間隔で離されて分けられる。
また、車両搭載用の回転電機10は、走行中の振動等で傾斜することがある。出力軸が水平方向に配置される横置き型の場合、出力軸周りに傾斜することで、開口部40から冷却オイル60が溢れ出ることがあり得る。図3で、その傾き角度θを図示した。この傾き角度θによって、開口部40が中心軸14を回転中心として傾き角度θだけ傾くと、冷却オイル60の液面位置61を基準とした開口部40の高さ位置hが小さな値となる。したがって、hがゼロからマイナスとなると、開口部40から冷却オイル60が溢れ出ることが生じる。
そこで、回転電機10が傾斜しても冷却オイル60が開口部40から溢れ出ることがないように、開口部40の高さ位置が設定される。開口部40の高さ位置は、冷却ジャケット30の環状形状の外形と、コイルエンド24の外形と、回転電機10の許容傾き角度とに基づいて設定することができる。
図4は、冷却ジャケット30の円環形状の外径をD、半径をRとし、コイルエンド24の円環形状の外径をd、半径をrとし、これらの円環形状の中心位置はいずれも中心軸14と一致する構造を例として、開口部40の高さ位置の設定の仕方を説明する模式図である。ここでは、回転電機10が傾斜していないときの冷却オイル60の液面位置61がコイルエンド24の上端25の位置として、回転電機10が傾斜したときに、開口部40がどのように傾くかが示される。
ここでは、回転電機10が傾斜していないときの開口部40の高さ位置を、液面位置61であるコイルエンド24の上端25を基準位置として、そこから上方にh離れた位置であるとして示されている。ここで上方とは、+Z方向で、重力方向と逆方向である。そのときのY方向、つまり水平方向に沿った開口部40の端部の高さ位置が両端位置70,72で示されている。
図4に示されるように、回転電機10が傾き角度でθ傾くと、開口部40の両端位置70,72を結ぶ線が中心軸14の周りにθ回転する。図4の紙面で反時計方向にθ傾くと、開口部40の端部の高さ位置は、両端位置74,76となる。このように、開口部40の端部の高さ位置が当初の端部の高さ位置から変わり、両端位置74,76の一方側は下方に移動し、冷却オイル60の液面位置61まで下がることがある。また、図4の紙面で時計方向にθ傾くと、開口部40の端部の高さ位置は、両端位置78,80となる。ここでも開口部40の端部の高さ位置が当初の端部の高さ位置から変わり、両端位置78,80の他方側は下方に移動し、冷却オイル60の液面位置61まで下がることがある。
図4では、傾き角度θのときに、開口部40の端部の高さ位置がちょうど液面位置61となるときの様子が示されている。傾き角度θで、開口部40の端部が液面位置61と一致するとき、液面位置61を基準とした元々の開口部40の高さ位置hは、図4に示されるように、h=(R2−r21/2×tanθと計算される。したがって、回転電機10が水平位置にあるときに、液面位置61であるコイルエンド24の上端25から上方に、この高さ位置hとなるところに、開口部40を設ければ、回転電機10が傾き角度θで傾いても、開口部40から冷却オイル60が溢れることがない。
上記では、冷却ジャケット30とコイルエンド24が中心軸14を同心軸とする円環形状としたが、同心配置でなく、コイルエンド24に対し、冷却ジャケット30が上方に偏心配置されるものとしてもよい。また、冷却ジャケット30は円形以外の環状形状であってもよい。いずれの場合も、開口部40の高さ位置は、冷却ジャケット30の環状形状の外形と、コイルエンド24の外形と、回転電機10の許容傾き角度とに基づいて設定することができる。
このように、冷却ジャケット30において、予め設定された高さ位置に開口部40を設けることで、冷却オイル60を溢れ出すことなく、リード線52,54,56を外部に引き出すことができるが、そのためには、上記のように、リード線52,54,56の根元部分50を集めることが必要である。
コイルエンド24において、U相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの一方端は、回転電機10の極数にもよるが、中心軸14を中心位置として、周方向に沿った角度で30度から60度の範囲の中で、均等角度間隔で引き出される。例えば、45度の角度範囲でそのまま3つのリード線を引き出すとすると、それらを通す開口部の穴はかなり大きなものとなる。
図5、図6は、コイルエンド24におけるU相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの一方端を根元部分で集めることをしないで、そのまま外部に引き出すときのステータ100の様子を示す図である。図5は図1に対応する斜視図、図6は図3に対向する側面図である。
このステータ100では、冷却ジャケット102の開口部104は、かなり大きな切り欠きとなっている。この大きな切り欠きである開口部104から、コイルエンド24におけるU相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの一方端106,108,110は、根元部分で集めることをしないで、そのまま外部に引き出すことができる。したがって、ステータコア22のコイルエンド24からのリード線52,54,56の根元部分の処理が不要となる。
その反面、開口部104がかなり大きな切り欠きとなるので、開口部104から冷却オイル60が溢れ出ない液面位置112がかなり下方となる。冷却オイル60の排出口114もかなり下方の高さ位置で設けられることになる。したがって、コイルエンド24,26の冷却性能、絶縁確保性能に対する要求があまり高くない回転電機について、図5、図6の構造が有効となる。
図7のステータ120は、図5、図6の開口部104に、シール122を設けたものである。シール122は、3本のリード線52,54,56を通すための通し穴132,134,136を有して、開口部104を塞ぐ蓋部材である。シール122は、通し穴132,134,136のところで2つに分かれる2体構造とすることができる。このように、開口部104にシール122を設けることで、冷却オイル60の液面位置61を図1から図3で説明したものと同程度にすることができる。
図1から図3で説明した構造の開口部40についても、図7で説明したシール122と同様なものを用いることができ、それにより、冷却オイル60の溢れ出しをさらに抑制することができる。
本発明に係る回転電機は、コイルエンドを冷却する回転電機に利用できる。
10 回転電機、12 ロータ、14 中心軸、20,100,120 ステータ、21,23 端部、24,26 コイルエンド、25 上端、28 供給口、29,114 排出口、30,32,102 冷却ジャケット、40,104 開口部、50 根元部分、52,54,56 リード線、60 冷却オイル、61,112 液面位置、70,72,74,76,78,80 (開口部の)両端位置、106,108,110 (コイルの)一方端、122 シール、132,134,136 穴。

Claims (4)

  1. 軸方向を水平方向として配置されるロータと、
    ロータの外側に配置されるステータコアと、
    ステータコアの軸方向に沿って設けられるスロット内に巻回され、ステータコアの軸方向の前端と後端に巻回の端部がコイルエンドとして突き出し、巻線の一端がリード線として外部に引き出されるコイルと、
    ステータコアの軸方向の前端と後端との間を液密として、内部にコイルエンドと冷却オイルを収容する空間を有する環状の冷却ジャケットと、
    を備え、
    冷却ジャケットは、
    コイルエンドの上端を基準位置としてその上方に予め定められた高さ位置に設けられ、コイルのリード線が外部に引き出される開口部を有することを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    冷却オイルの液面高さがコイルエンドの上端に設定されることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    冷却ジャケットに設けられる開口部の高さ位置hは、冷却ジャケットの環状形状の外径Dと、コイルエンドの外径dと、回転電機の許容傾き角度θとに基づいて設定されることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1に記載の回転電機において、
    開口部にはめ込まれ、リード線を通す穴を有する蓋部を有することを特徴とする回転電機。
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