JP5703698B2 - 回転機及び車両 - Google Patents

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Description

本発明は、発電機や電動機等の回転機、及び当該回転機を備える車両に関する。
発電機や電動機等の回転機は、固定子(ステータ)と回転子(ロータ)とを備えており、固定子に対して回転子が相対的に回転することにより、回転運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、或いは電気エネルギーを回転運動エネルギーに変換する機器である。車両に設けられる回転機の代表的なものとしては、エンジンにより駆動されて発電するオルタネータが挙げられる。
また、近年においては、低炭素社会を実現すべく、動力発生源としてエンジンと回転機とを併用するハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)や、動力発生源として回転機のみを用いる電気自動車(EV:Electric Vehicle)の研究開発が盛んに行われている。これらの車両に設けられる回転機は、動力を発生させる電動機として用いられるのみならず、減速時における回生エネルギーを発生させる発電機としても用いられる。
このような回転機においては、回転子及びコイルエンド(固定子のコイルエンド)の冷却には冷却油が用いられ、固定子の冷却には冷却水が用いられることが多い。冷却水は、車両に設けられているラジエータを用いて冷却される。これに対し、冷却油は、冷却水よりも熱伝導率が低いという性質を有するため、伝熱面積を大きく取って積極的に冷却する必要がある。
以下の特許文献1には、エンジンにモータユニットが併設されている動力出力装置において、オイルクーラを別途設けてモータユニットの冷却に用いられる冷却油を冷却する技術が開示されている。また、以下の特許文献2には、電気自動車の駆動モータにおいて、油溜まりに設けられた冷却フィンによってモータの冷却に用いられる冷却油を冷却する技術が開示されている。
特開2002−142408号公報 特開平5−122903号公報
ところで、上述したハイブリッド車や電気自動車に設けられる回転機は、車載スペースを低減するために小型化されており、また、走行性能を向上させるために高出力化及び高速化が図られている。このように、回転機の出力密度が高まった結果として、回転子からの発熱量及び固定子に設けられるコイルからの発熱量が共に増大している。これらの発熱に伴う温度上昇は、回転機の損失増大や磁石の減磁等を引き起こす原因になり、回転機の性能を低下させてしまうという問題がある。
ここで、上述した特許文献1に開示されたオイルクーラのように、冷却油に対する冷却能力の高いオイルクーラを別途設けるという対策を行えば、回転機の発熱量が増大した場合であっても回転機の温度上昇を防止できると考えられる。また、回転機の発熱量の増大に合わせて、上述した特許文献2に開示された冷却フィンの数を増やすという対策を行うことによっても回転機の温度上昇を防止できると考えられる。しかしながら、これらの対策を行うには、装置の複雑化を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置の複雑化を招くことなしに温度上昇を効果的に抑えることができる回転機、及び当該回転機を備える車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の回転機は、回転軸(40)の周りで回転可能に構成された回転子(30)と、該回転子の周囲に設けられた固定子(20)とを備える回転機(1)において、冷却油(OL)が溜められる油溜まり(OP)に配設され、該油溜まりの冷却油を冷却する冷却水(W)を循環させる冷却配管(60)と、前記回転子の回転数を変換するとともに前記油溜まりの冷却油を攪拌する歯車(55)を有する回転数変換機(50)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記冷却配管が、前記油溜まりの冷却油に浸された蛇行状の配管であることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記冷却配管が、前記冷却水の往路とされた往路配管(R1)と前記冷却水の復路とされた復路配管(R2)とを対にして蛇行状にした配管であることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記冷却配管が、断面形状が円環状の配管、或いは、外周面が凹凸形状にされた断面形状が円環状の配管であることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記冷却配管が、前記油溜まりの内壁(IW)及び前記歯車から離間した状態で前記油溜まりに配設されていることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記回転子及び前記固定子を収容する第1室(S1)と、底部が前記油溜まりとされており、前記回転数変換機及び前記冷却配管を収容する第2室(S2)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記回転軸が、前記回転子の回転駆動力を前記回転数変換機に伝達する円環形状の第1回転軸(41)と、前記第1回転軸に対して同軸状に介挿されるとともに前記歯車が取り付けられており、前記回転数変換機で変換された回転数の回転駆動力を外部に伝達する第2回転軸(42)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の回転機は、前記冷却配管を循環する冷却水によって冷却された冷却油が、前記回転軸の冷却及び潤滑の少なくとも一方に用いられることを特徴としている。
本発明の車両は、上記の何れかに記載の回転機と、前記回転機に設けられる前記冷却配管を循環する冷却水を冷却するラジエータ(82)と、前記冷却配管を循環する冷却水によって冷却された冷却油を循環させる循環器(83)とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、冷却水を循環させる冷却配管を油溜まりに配設して油溜まりの冷却油を冷却するとともに、回転数変換機が備える歯車の回転によって油溜まりの冷却油を撹拌しており、いわば油溜まりの冷却油を冷却するオイルクーラを兼ね備えた構成であるため、装置全体の複雑化を招くことなしに温度上昇を効果的に抑えることができるという効果がある。
本発明の一実施形態による回転機としてのモータの構成を示す側断面図である。 図1中のA−A線に沿うロータ30及び回転軸40の断面矢視図である。 (a)は図1中のB−B線に沿うモータの断面矢視図であり、(b),(c)は(a)中のX部拡大図である。 モータに設けられる冷却配管を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による車両の要部構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による回転機及び車両について詳細に説明する。尚、以下の実施形態では、回転機が、外部から供給される電流(例えば、三相交流電流)により回転駆動されるモータ(電動機)である場合を例に挙げて説明する。
〔回転機〕
図1は、本発明の一実施形態による回転機としてのモータの構成を示す側断面図である。図1に示す通り、モータ1は、ハウジング10、ステータ20(固定子)、ロータ30(回転子)、回転軸40、減速機50(回転数変換機)、及び冷却配管60を備えており、外部から供給される電流によってステータ20とロータ30との間に電磁力が作用し、ロータ30が回転軸40の周りで回転することによって回転軸40が回転駆動される。
ここで、モータ1は、ステータ20及びロータ30からなるモータ部に減速機50が併設されており、ロータ30の回転駆動力(回転軸40の回転駆動力)を減速機50により回転数を減じて(変換して)外部に伝達する所謂ギヤードモータである。ロータ30(回転軸40)の回転数を減速機50により減ずることにより、モータ部が発生するトルクを増大させることができる。尚、以下では、回転軸40が延びている図1中の左右方向を「軸方向」という。
ハウジング10は、インナハウジング10a及びアウタハウジング10b,10cからなり、モータ1を構成する各部材(ステータ20、ロータ30、回転軸40の一部、減速機50、及び冷却配管60)を収容するとともにモータ1の外形を成す。インナハウジング10aは、胴体部11、左側壁部12、及び右側壁部13からなり、その内部に形成される空間であるモータ室(第1室)S1にステータ20、ロータ30、及び回転軸40の一部を収容する。
胴体部11は、鉄合金等によって形成されており、軸方向両端が開口している円筒形状の部材である。この胴体部11の内部には、冷却水Wを循環させる流路(所謂、水冷ジャケット)P1が周方向に亘って形成されているとともに、オイルOL(冷却油)を供給する流路P2が胴体部11の鉛直方向上部において流路P1を挟むように設けられている。ここで、冷却水Wは、ステータ20のステータコア21(詳細は後述する)及びオイルOLの冷却に用いられ、オイルOLは回転軸40及びステータ20のコイル22(詳細は後述する)の冷却及び減速機50の潤滑に用いられる。尚、オイルOLとしては、例えば自動変速機専用オイル(ATF:Automatic Transmission Fluid)を用いることができる。
左側壁部12及び右側壁部13は、鉄合金等によって形成された円盤形状の部材であって、その外径が胴体部11の内径と同程度に設定されており、胴体部11の左開口部及び右開口部を閉塞するようにそれぞれ取り付けられている。これら左側壁部12及び右側壁部13の中心部には、回転軸40(正確には、回転軸40の一部をなす外軸シャフト41(詳細は後述する))を支持する軸受14,15が介挿される円形形状の孔部がそれぞれ形成されている。また、左側壁部12及び右側壁部13の鉛直方向下部には、連通孔H1,H2がそれぞれ形成されている。
アウタハウジング10bは、鉄合金等によって形成された有底円筒形状の部材であって、底部が形成されていない開放端を左側壁部12に向けた状態でインナハウジング10aの左端に取り付けられている。アウタハウジング10bは、インナハウジング10aに取り付けられることによって形成される空間であるギヤ室(第2室)S2に回転軸40の一部、減速機50、及び冷却配管60を収容する。このアウタハウジング10bの鉛直方向下部には、ギヤ室S2内に溜められたオイルOLを外部に排出する排出口18が形成されている。
アウタハウジング10cは、アウタハウジング10bと同様に、鉄合金等によって形成された有底円筒形状の部材であり、底部が形成されていない開放端を右側壁部13に向けた状態でインナハウジング10aの右端に取り付けられている。これらアウタハウジング10b,10cの底部の中心部には、回転軸40(正確には、回転軸40の一部をなす内軸シャフト42(詳細は後述する))を支持する軸受16,17が介挿される円形形状の穴部がそれぞれ形成されている。
インナハウジング10aの内部に形成されるモータ室S1及びアウタハウジング20bによって形成されるギヤ室S2は、左側壁部12に形成された連通孔H1によって連通している。また、アウタハウジング10cがインナハウジング10aに取り付けられることによって形成される空間である予備室S3及びモータ室S1は、右側壁部13に形成された連通孔H2によって連通している。連通孔H1,H2によって互いに連通しているモータ室S1、ギヤ室S2、及び予備室S3の底部(鉛直方向下部)は、オイルOLが一時的に溜められるオイル溜まりOP(油溜まり)とされている。
ステータ20は、ステータコア21及びコイル22を備えており、前述したインナハウジング10aの一部をなす胴体部11の内周面側に固定されている。ステータコア21は、磁性体からなる板材としての電磁鋼板を複数積層して構成された円環状の部材であり、その内周面とロータ30との間に環状の間隙(エアギャップ)が形成されるように内径が設定されている。
コイル22は、ステータコア21に形成されたスロット(図示省略)に挿入されており、外部から供給される電流に応じた磁極を形成する。ここで、コイル22は、三相交流のうち、U相の電流が供給される第1コイル、V相の電流が供給される第2コイル、及びW相の電流が供給される第3コイルからなり、これら第1〜第3コイルが、ステータコア21の周方向に順次配列されている。
コイル22の図1に示されている部分(ステータコア21から軸方向両側に突出する部分)はコイル端部(コイルエンド)22aである。ステータ20に設けられた複数のコイル22のうち、鉛直方向上部に配設されるコイル22は、コイルエンド22aが胴体部11に形成された流路P2に連通する排出口19の下方に位置するようにされている。
ロータ30は、ロータコア31、永久磁石32、及びエンドプレート33を備えており、回転軸40の外軸シャフト41に取り付けられて回転軸40の周りで回転可能に構成されている。図2は、図1中のA−A線に沿うロータ30及び回転軸40の断面矢視図である。図1,図2に示す通り、ロータコア31は、上述したステータコア21と同様に、磁性体からなる板材としての電磁鋼板を複数積層して構成された円環状の部材である。このロータコア31は、上述したエアギャップが形成されるように外径が設定されている。
永久磁石32は、軸方向に延びる直方体形状の磁石であり、ロータコア31のステータ20側に、ロータコア31の外周に沿って一定の間隔をもって複数(図2に示す例では8個)埋設されている。具体的に、ロータコア31には軸方向に延びる貫通孔が外周に沿って一定の間隔をもって配列形成されており、永久磁石32はこれら貫通孔に収容固定されている。尚、永久磁石32は、ロータコア31の外周に沿って交番磁界が形成されるように通孔に収容固定される。エンドプレート33は、ロータコア31の軸方向(電磁鋼板の積層方向)両側端部に設けられたロータコア31を軸方向に挟持する円盤形状の部材である。
回転軸40は、外軸シャフト41(第1回転軸)と、外軸シャフト41に介挿された内軸シャフト42(第2回転軸)とからなる。外軸シャフト41は、内径が内軸シャフト42の外径よりも大に設定された円環棒状部材であり、左端部がギヤ室S2内に位置するとともに右端部が予備室S3内に位置した状態で、左側壁部12及び右側壁部13に設けられた軸受14,15に回転可能に支持される。この外軸シャフト41は、モータ室S1内に配設される部分の外周にロータ30が取り付けられ、ギヤ室S2内に位置する左端部の外周に減速機50の一部をなす外歯ギヤ51が取り付けられており、ロータ30の回転駆動力を減速機50に伝達する。
内軸シャフト42は、外形が外軸シャフト41の内径よりも小に設定された棒状部材であり、外軸シャフト41に介挿されて、左端部がアウタハウジング10bから左方向に突出し、右端部がアウタハウジング10cから右方向に突出した状態で、アウタハウジング10b,10cに設けられた軸受16,17に回転可能に支持される。この内軸シャフト42には、その中心軸に沿って左端部からモータ室S1内に配設される部分の中央部まで延びるオイル流路42aと、オイル流路42aに連通して放射状に延びる複数(図2に示す例では4つ)の連通流路42bとが形成されている。
この内軸シャフト42は、ギヤ室S2内に配設される部分の外周に減速機50の一部をなす外歯ギヤ55(歯車)が取り付けられており、アウタハウジング10bから左側に突出した左端部にオイル供給装置70が取り付けられている。ここで、オイル供給装置70は、内側シャフト42の左端部に形成された放射状に延びる複数の連通孔42cを介して内側シャフト42に形成されたオイル流路42aにオイルOLを供給する装置である。アウタハウジング20cから右側に突出している部分は、例えば車両の駆動軸等に連結されている。このため、内軸シャフト42は、減速機50で回転数が減じられた回転駆動力を、例えば車両の駆動軸等に伝達する。
減速機50は、外軸シャフト41の左端部に取り付けられた外歯ギヤ51、外歯ギヤ52、カウンタシャフト53、外歯ギヤ54、及び内軸シャフト42に取り付けられた外歯ギヤ55を備えており、ロータ30の回転数を減ずるとともにオイル溜まりOPのオイルWを攪拌する。外歯ギヤ52は、カウンタシャフト53の右端部に取り付けられて外歯ギヤ51と噛合している。カウンタシャフト53は、回転軸40(外軸シャフト41及び内軸シャフト42)に対して平行に配設されており、外歯ギヤ51の回転駆動力を外歯ギヤ54に伝達する。外歯ギヤ54は、カウンタシャフト53の左端部に取り付けられて外歯ギヤ55と噛合している。尚、外歯ギヤ51,52,54,55の大きさ及び歯の数は、モータ1の性能(トルク特性や回転特性等)に応じて適宜設定される。
図3(a)は、図1中のB−B線に沿うモータの断面矢視図である。図3(a)に示す通り、外歯ギヤ55は、噛合している外歯ギヤ54に比べて大径で多くの歯を有するギヤである。この外歯ギヤ55は、その下部がオイル溜まりOPとされたギヤ室S2の底部(鉛直方向下部)に溜まっているオイルOLに浸されている。これは、外歯ギヤ55の回転によってオイル溜まりOPのオイルOLをかき上げて外歯ギヤ51,52,54,55の潤滑に用いるとともに、オイル溜まりOPのオイルOLを攪拌して冷却配管60によるオイルOLの冷却効率を高めるためである。
外歯ギヤ55が図3(a)中の符号D1を付した矢印の方向に回転すると、図3(a)中の符号D2を付した矢印の方向の流れが生じてオイル溜まりOPのオイルOLが攪拌される。尚、冷却配管60によって冷却されたオイルOLは、上述した外歯ギヤ51,52,54,55の潤滑以外に、回転軸40の潤滑(正確には、回転軸40を支持する軸受14〜17の潤滑)、回転軸40の冷却(加えて、ロータ30の冷却)、ステータ20に設けられたコイル22(コイルエンド22a)の冷却に用いられる。
冷却配管60は、モータ室S2内のオイル溜まりOPに配設され、冷却水Wを循環させることによりオイル溜まりOPに溜まっているオイルOLを冷却する。具体的に、冷却配管60は、例えば熱伝導率の高い銅(Cu)やアルミニウム(Al)等によって形成された断面形状が円環状の配管(図3(a)参照)であって、オイル溜まりOPのオイルOLに浸された蛇行状の配管である。蛇行状の冷却配管60を用いるのは、オイルOLとの接触面積を増大させてオイルOLの冷却効率を高めるためである。
また、冷却配管60は、オイル溜まりOPの内壁IW及び外歯ギヤ55から離間した状態でオイル溜まりOPのオイルOLに浸されている。冷却配管60をオイル溜まりOPの内壁IWから離間させるのは、冷却配管60とオイルOLとの接触面積を極力増大させるとともに、冷却配管60の鉛直下方向においてもオイルOLの対流を生じさせることにより冷却効率を高めるためである。また、冷却配管60を外歯ギヤ55から離間させるのは、冷却配管60と外歯ギヤ55との機械的な接触を避けるためである。尚、外部の振動等による冷却配管60の振動を防止する必要がある場合には、冷却配管60をオイル溜まりOPの内壁IWに接触させても良い。
図4は、モータに設けられる冷却配管を示す斜視図である。図4(a)に示す冷却配管60は、直線部Lと曲線部Cとが交互に現れる形状であり、一端が冷却水Wの供給口T1とされ、他端が冷却水Wの排出口T2とされた配管である。この冷却配管60は、供給口T1に供給された冷却水Wを蛇行させながら図4中の符号D11を付した矢印の方向に導いて排出口T2から排出する。尚、冷却配管60の蛇行している部分(直線部L及び曲線部Cからなる部分)がオイル溜まりOPのオイルOLに浸され、供給口T1及び排出口T2はアウタハウジング20cの外部に設けられる。
図4(b)に示す冷却配管60は、U字形状に二つ折りにされた状態で蛇行状にされた配管である。具体的に、この冷却配管60は、供給口T1から折り返し部61までの配管R1が冷却水Wの往路(往路配管)とされ、折り返し部61から排出口T2までの配管R2が冷却水Wの復路(復路配管)とされた配管であり、これら配管R1,R2を対にして蛇行状にした配管である。
この図4(b)に示す冷却配管60は、供給口T1に供給された冷却水Wを折り返し部60まで蛇行させながら図4中の符号D11を付した矢印の方向に導き、折り返し部60から排出口T2まで蛇行させながら図4中の符号D12を付した矢印の方向に導く。尚、図4(b)に示す冷却配管60も、図4(a)に示すものと同様に、蛇行している部分がオイル溜まりOPのオイルOLに浸され、供給口T1及び排出口T2はアウタハウジング20cの外部に設けられる。
図4(a)に示す冷却配管60は、供給口T1と排出口T2とが離間しているため、例えば供給口T1,排出口T2とラジエータ等の冷却装置とを接続する配管を別々に設置する必要性が生ずる場合が考えられる。これに対し、図4(b)に示す冷却配管60は、供給口T1と排出口T2とが近接しているため、供給口T1,排出口T2と冷却装置とを接続する配管をまとめて簡素化することが可能である。
ここで、図4(a),(b)に示す冷却配管60は、図中の符号D11を付した矢印の方向(符号D12を付した矢印の方向)が軸方向に沿うように配設されていても良く、軸方向に交差するように配設されていてもよい。また、冷却配管60は、図3(b)に示す断面形状が円環状の配管以外に、図3(c)に示す通り外周面が凹凸形状にされた断面形状が円環状の配管であっても良い。図3(c)は、モータに設けられる冷却配管の変形例を示す断面矢視図である。外周面が凹凸形状である配管を用いることにより、オイルOLとの接触面積を増大させることができるため、冷却効率をより高めることができる。
次に、上記構成におけるモータ1の動作について説明する。外部からの三相交流がモータ1に供給されると、三相交流の各相の電流がステータ20に設けられたコイル22(第1〜第3コイル)に流れ、供給される電流に応じてロータ30の回転方向に沿って回転磁界が形成される。すると、外周に沿って交番磁界が形成されたロータコア31がこの回転磁界と相互作用し、吸引力及び反発力が生ずることによりロータ30が回転し、これにより外軸シャフト41が回転駆動される。
外軸シャフト41が回転駆動されると、外軸シャフト41の左端部に取り付けられた外歯ギヤ51も回転する。これにより、外歯ギヤ51に噛合している外歯ギヤ52が回転してカウンタシャフト53及び外歯ギヤ54が回転する。尚、外歯ギヤ52、カウンタシャフト53、及び外歯ギヤ54は、外軸シャフト41の回転方向とは反対方向に回転する。外歯ギヤ54が回転すると、外歯ギヤ54に噛合している外歯ギヤ55が回転し、これにより内軸シャフト42が回転駆動され、内軸シャフト42の回転駆動力が外部に伝達される。尚、内軸シャフト42は、外軸シャフト41の回転方向と同じ方向に回転する。
ここで、コイル22に対する電流供給が行われてロータ30及び回転軸40(外軸シャフト41及び内軸シャフト42)が回転すると、ステータ20に設けられたコイル22が発熱するとともに、ロータ30に設けられた永久磁石32が発熱する。永久磁石32で発せられる熱は、ロータコア31を介して回転軸40に伝わって回転軸40の温度を上昇させる。
また、モータ1の駆動時には、不図示のポンプ等によって冷却水Wが供給口T1から冷却配管60に導かれるとともに、インナハウジング10aの胴体部11に形成された供給口Q1から流路P1に導かれる。冷却水Wが冷却配管60に導かれると、オイル溜まりOPに溜められているオイルOLが冷却される。このとき、外歯ギヤ55の回転によってオイル溜まりOPのオイルOLが撹拌されて効率的に冷却される。
冷却水Wが供給口Q1から流路P1に導かれると、流路P1を循環する冷却水Wによって胴体部11が冷却され、これにより胴体部11の内周面側に固定されたステータ20のステータコア21が冷却される。尚、冷却配管60を介した冷却水Wは排出口T2から冷却配管60の外部に排出され、流路P1を介した冷却水Wは排出口Q2から外部に排出され、ラジエータ等の冷却装置で冷却された後に再び供給口T1,Q1から冷却配管60及び流路P1にそれぞれ導かれる。
冷却配管60を循環する冷却水Wによって冷却されたオイルOLは、アウタハウジング10bの鉛直方向下部に形成された排出口18から外部に排出され、インナハウジング10aの胴体部11に形成された流路P2及びオイル供給装置70に導かれる。ここで、図1に示す通り、排出口18は冷却配管60に近接した位置に形成されているため、冷却配管60によって冷却されたオイルOLを直ちに冷却したい箇所(流路P2及びオイル供給装置70)に導くことができる。
流路P2に導かれたオイルOLは、胴体部11の内壁に形成された排出口19から排出され、ステータ20に設けられた複数のコイル22のうち、鉛直方向上部に配設されるコイル22のコイルエンド22aに滴下される。つまり、オイルOLがコイルエンド22aに、いわば掛け流されることにより、コイルエンド22aが冷却される。コイルエンド22aに滴下されたオイルOLは、コイルエンド22aを伝って下方に移動した後に、外軸シャフト41を介して、或いは外軸シャフト41を介さずに直接モータ室S1内のオイル溜まりOPに滴下される。
オイル供給装置70に導かれたオイルOLは、連通孔42c介して内側シャフト42に形成されたオイル流路42aに供給される。このオイルOLは、オイル流路42aに沿って軸方向右側に導かれた後に、放射状に延びる連通流路42bを介して外軸シャフト41と内軸シャフト42との間の隙間に導かれる。そして、外軸シャフト41と内軸シャフト42との間の隙間を伝わり、外軸シャフト41の左端部及び右端部からギヤ室S2内及び予備室S3内のオイル溜まりOPにそれぞれ滴下される。
以上の通り、本実施形態では、冷却水Wを循環させる冷却配管60をオイル溜まりOPに配設してオイル溜まりOPのオイルOLを冷却するとともに、減速機50が備える外歯ギヤ55の回転によってオイル溜まりOPのオイルOLを撹拌している。このように、本実施形態のモータ1は、いわばオイルクーラを兼ね備えた構成であるため、モータ1を備える装置全体の複雑化を招くことなしにモータ1の温度上昇を効果的に抑えることができる。
〔車両〕
図5は、本発明の一実施形態による車両の要部構成を示すブロック図である。図5に示す通り、本実施形態の車両80は、図1〜図4を用いて説明したモータ1、ポンプ81、ラジエータ82、及びオイルポンプ83(循環器)を備えており、モータ1で発生する動力によって走行が可能な電気自動車である。尚、図1においては、モータ1を駆動する電力を供給するバッテリ、及びモータ1の回転を制御するインバータ等の制御装置は省略している。
ポンプ81は、冷却水Wを循環させるために設けられ、インナハウジング10aの胴体部11に形成された排出口Q2から排出される冷却水Wをラジエータ82に向けて送出する。ラジエータ82は、ポンプ81から送出されてくる冷却水Wを冷却する冷却装置である。このラジエータ82は、空冷式のもの及び水冷式のものの何れであっても良い。ラジエータ82で冷却された冷却水Wは、モータ1に設けられた冷却配管60の供給口T1(図4参照)に供給される。尚、冷却配管60に供給された冷却水Wは、排出口T2(図4参照)から排出されてインナハウジング10aの胴体部11に形成された供給口Q1から流路P1に導かれる。
オイルポンプ83は、モータ1のオイル溜まりOPに溜められたオイルOLを循環させるために設けられ、アウタハウジング10bの鉛直方向下部に形成された排出口18から排出されるオイルOLを、インナハウジング10aの胴体部11に形成された流路P2及びオイル供給装置70に供給する。オイルポンプ83は、例えばアウタハウジング10bの鉛直方向下部であって、排出口18に近接した位置に一体的に取り付けられる。かかる位置にオイルポンプ83を取り付けることにより、モータ1とは別にオイルポンプ83を設ける必要がなくなるため、車両80の構成をより簡略化することができる。
上記構成において、ポンプ81が駆動されると、インナハウジング10aの胴体部11に形成された排出口Q2からポンプ81に冷却水Wが吸い込まれてラジエータ82に向けて送出され、ラジエータ82で冷却される。ラジエータ82で冷却された冷却水Wは、モータ1に設けられた冷却配管60の供給口T1に供給される。ラジエータ82で冷却された冷却水Wが冷却配管60内を循環することで、オイル溜まりOPのオイルOLが冷却される。
冷却配管60を循環した冷却水Wは、排出口T2から排出されてインナハウジング10aの胴体部11に形成された供給口Q1から流路P1に導かれる。流路P1に導かれた冷却水Wが流路P1を循環すると、胴体部11が冷却されて胴体部11の内周面側に固定されたステータ20のステータコア21が冷却される。このようにして、ポンプ81によって冷却水Wが循環されることにより、オイル溜まりOPのオイルOL及びステータ20のステータコア21が冷却される。
また、オイルポンプ83が駆動されると、オイル溜まりOPのオイルOLが排出口18からオイルポンプ83に吸い込まれてインナハウジング10aの胴体部11に形成された流路P2及びオイル供給装置70に向けて送出される。流路P2に向けて送出されたオイルOLは、コイル22のコイルエンド22aに滴下されてコイル22を冷却した後にモータ室S1内のオイル溜まりOPに滴下される。オイル供給装置70に向けて送出されたオイルOLは、内側シャフト42に形成されたオイル流路42a、連通流路42b、及び外軸シャフト41と内軸シャフト42との間の隙間に順次導かれて回転軸40及びロータコア31を冷却した後に、ギヤ室S2内及び予備室S3内のオイル溜まりOPにそれぞれ滴下される。
このようにして、冷却配管60を循環する冷却水Wによって冷却されたオイルOLが車両80の発熱を伴う部位(ステータ20、ロータ30、回転軸40等)の冷却用オイルとして用いられる。また、オイル溜まりOPのオイルOLは、減速機50の潤滑用オイルとしても用いられる。以上の通り、本実施形態では、いわばオイルクーラを兼ね備えた構成のモータ1を動力発生源として用いるため、車両80全体の構成を簡略化することができる。
以上、本発明の実施形態による回転機及び車両について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、電動機の一種であるモータを例に挙げて説明したが、発電機にも本発明を適用することができる。また、上記実施形態では、減速機50が収容されたギヤ室S2に冷却配管60が配設されている例について説明したが、冷却配管60をモータ室S1や予備室S3に配設しても良い。また、上記実施形態では、モータ室S1,ギヤ室S2,予備室S3の底部(鉛直方向下部)がオイル溜まりとされた例について説明したが、ギヤ室S2の底部のみがオイル溜まりとされた形態であっても良い。
また、上記実施形態では、ステータ20とロータ30とがモータ室S1内に収容されている構成を例に挙げて説明した。しかしながら、ステータコア21の内周面とロータコア31の外周面との間に形成されるエアギャップ内に樹脂等で形成された円筒形状のステータシールを設け、モータ室S1をステータ20が配設される空間とロータ30が配設される空間とに区切っても良い。また、上記実施形態では、ロータ30の回転数を減ずる減速機50を備えるモータを例に挙げて説明したが、ロータ30の回転数を増加させる変速機を備えるモータにも本発明を適用することが可能である。
上記実施形態では、モータを動力発生源として用いる車両を例に挙げて説明したが、モータを回生エネルギーを回収するための発電機として用いることも可能である。また、上記実施形態では、電気自動車を例に挙げて説明したが、本発明は駆動源をエンジンと電気モータとするハイブリッド車にも適用可能である。
1 モータ
20 ステータ
30 ロータ
40 回転軸
41 外軸シャフト
42 内軸シャフト
50 減速機
55 外歯ギヤ
60 冷却配管
82 ラジエータ
83 オイルポンプ
IW 内壁
OL オイル
OP オイル溜まり
R1,R2 配管
S1 モータ室
S2 ギヤ室
W 冷却水

Claims (9)

  1. 回転軸の周りで回転可能に構成された回転子と、該回転子の周囲に設けられた固定子とを備え、冷却油を用いて前記回転軸及び前記回転子の冷却を行うとともに冷却水を用いて前記固定子の冷却を行う回転機において、
    前記回転軸及び前記回転子の冷却に用いられた前記冷却油が溜められる油溜まりに配設され、前記固定子の冷却に用いられる前記冷却水を前記油溜まりに溜められた前記冷却油内で循環させる冷却配管と、
    前記回転子の回転数を変換するとともに前記油溜まりの冷却油を攪拌する歯車を有する回転数変換機と
    を備えることを特徴とする回転機。
  2. 前記冷却配管は、前記油溜まりの冷却油に浸された蛇行状の配管であることを特徴とする請求項1記載の回転機。
  3. 前記冷却配管は、前記冷却水の往路とされた往路配管と前記冷却水の復路とされた復路配管とを対にして蛇行状にした配管であることを特徴とする請求項2記載の回転機。
  4. 前記冷却配管は、断面形状が円環状の配管、或いは、外周面が凹凸形状にされた断面形状が円環状の配管であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の回転機。
  5. 前記冷却配管は、前記油溜まりの内壁及び前記歯車から離間した状態で前記油溜まりに配設されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の回転機。
  6. 前記回転子及び前記固定子を収容する第1室と、
    底部が前記油溜まりとされており、前記回転数変換機及び前記冷却配管を収容する第2室と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の回転機。
  7. 前記回転軸は、前記回転子の回転駆動力を前記回転数変換機に伝達する円環形状の第1回転軸と、
    前記第1回転軸に対して同軸状に介挿されるとともに前記歯車が取り付けられており、前記回転数変換機で変換された回転数の回転駆動力を外部に伝達する第2回転軸と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の回転機。
  8. 前記冷却配管を循環する冷却水によって冷却された冷却油は、前記回転軸の冷却及び潤滑用いられることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の回転機。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の回転機と、
    前記回転機に設けられる前記冷却配管に供給される冷却水を冷却するラジエータと、
    前記冷却配管を循環する冷却水によって冷却された冷却油を、少なくとも前記回転軸に向けて送出する循環器と
    を備えることを特徴とする車両。
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