JPH0896089A - Icカード情報処理装置 - Google Patents

Icカード情報処理装置

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JPH0896089A
JPH0896089A JP6235574A JP23557494A JPH0896089A JP H0896089 A JPH0896089 A JP H0896089A JP 6235574 A JP6235574 A JP 6235574A JP 23557494 A JP23557494 A JP 23557494A JP H0896089 A JPH0896089 A JP H0896089A
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    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07737Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier consisting of two or more mechanically separable parts
    • G06K19/07741Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier consisting of two or more mechanically separable parts comprising a first part operating as a regular record carrier and a second attachable part that changes the functional appearance of said record carrier, e.g. a contact-based smart card with an adapter part which, when attached to the contact card makes the contact card function as a non-contact card
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄型化と内部機構の単純化が図れ、携帯型パソ
コン等のコンピュータ機器の規格化されたメモリカード
用スロットに直接挿入接続が可能で、しかも、組立,調
整等が容易で安価なICカード情報処理装置を提供す
る。 【構成】装置本体8内のICカード挿入路15にスライ
ド可能に配置され挿入されたICカード4の先端部で押
されて移動するスライダ16に、ICカード4の接点4
fが配設された面とは反対の面に重合するすくい板17
を一体的に設ける。また、このすくい板17の移動路に
対向してICカード4が所定位置まで挿入されたときす
くい板17が傾斜状態で乗上げる突起20aを設ける。
そして、突起20aに乗上げ傾斜状態となったすくい板
17により、ICカード挿入路15に挿入されたICカ
ード4をコンタクトピン40側に押圧して、ICカード
4の接点4fとコンタクトピン40とを接触させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードの情報の読
取り、書込み等の情報処理を行うICカード情報処理装
置に係わり、詳しくは携帯型パソコン等のコンピュータ
機器に接続して使用するICカード情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、薄型ICカード読み取り・書き込
み装置は外置型でコネクタケーブルなどでコンピュータ
機器に設けられたRS−232Cなどのインタフェース
に接続して使用するようになっており、携帯型コンピュ
ータ機器に規格化されたカード型機器用スロットに挿入
接続が可能なものはなかった。
【0003】また、従来のICカードの接点とコンタク
トピンとを接離させるための機構は、特公平4−038
029号公報に示されるように、コンタクトピンを保持
したコンタクトホルダを上下させる機構が主流であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ICカード情報処理装置は、サイズが大きく、ホストコ
ンピュータと接続して外置き型として使われてきたた
め、ケーブルの配線問題や使用場所での制約問題、持ち
運びの不便さ等の問題があった。
【0005】また、従来のコンタクトピンを保持したコ
ンタクトホルダを上下させる機構を採用した場合、薄型
化する事は極めて困難であるとともに、内部機構が複雑
で部品点数が多くなり、組立,調整等が面倒かつ時間が
かかり、しかも、製造コストが高くつくなどの問題があ
った。
【0006】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、薄型化と内部機構の単純化が図れ、携帯型パソコン
等のコンピュータ機器の規格化されたメモリカード用ス
ロットに挿入接続が可能で、コンピュータ機器と一体で
使用や運搬が行え、使用場所を選ばず使えて利便性を大
幅に向上させる事ができ、しかも、組立,調整等が容易
で安価なICカード情報処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく、第1の手段として、コンピュータ装置のメモ
リカード用スロットに挿入接続可能な外形形状を有する
と共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド
挿入口に連通するICカード挿入路を有した装置本体
と、この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、か
つ挿入された前記ICカードの接点と対向する位置に配
設されたコンタクトと、前記装置本体内に設けられたカ
ード変位部材を有し、前記ICカード挿入路に挿入され
た前記ICカードを前記コンタクト側に変位させて、前
記ICカードの接点と前記コンタクトとを接触させるI
Cカード変位手段とを具備してなる構成としたものであ
る。
【0008】また、第2の手段として、コンピュータ装
置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状
を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び
該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装
置本体と、この装置本体内の前記ICカード挿入路に対
向、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位
置に配設されたコンタクトと、前記装置本体内の前記コ
ンタクトの配設位置に対向して固定的に配設され、か
つ、ICカードの挿入方向が傾斜上端となる傾斜ガイド
を有し、前記ICカード挿入路に挿入された前記ICカ
ードを前記傾斜ガイドにより前記コンタクト側に変位さ
せてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させる
ICカード変位機構とを具備してなる構成としたもので
ある。
【0009】また、第3の手段として、コンピュータ装
置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状
を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び
該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装
置本体と、この装置本体内の前記ICカード挿入路に対
向、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位
置に配設されたコンタクトと、前記装置本体内の前記I
Cカード挿入路にスライド可能に配置され挿入されたI
Cカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的
に設けられ前記ICカードの接点が配設された面とは反
対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動
路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入さ
れたとき前記すくい板が傾斜状態で乗上げる突起を有
し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位させてI
Cカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカ
ード変位機構とを具備してなる構成としたものである。
【0010】また、第4の手段として、コンピュータ装
置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状
を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び
該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装
置本体と、この装置本体内の前記ICカード挿入路に対
向、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位
置に配設されたコンタクトと、前記装置本体内の前記I
Cカード挿入路にスライド可能に配置され挿入されたI
Cカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的
に設けられ前記ICカードの接点が配設された面とは反
対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動
路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入さ
れたとき前記スライダとすくい板がICカードと平行状
態で乗上げる複数の突起を有し、前記ICカードを前記
コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コン
タクトとを接触させるICカード変位機構とを具備して
なる構成としたものである。
【0011】また、第5の手段として、コンピュータ装
置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状
を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び
該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装
置本体と、この装置本体内の前記ICカード挿入路に対
向、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位
置に配設されたコンタクトと、前記装置本体内の前記I
Cカード挿入路にスライド可能に配置され挿入されたI
Cカードの先端部で押されて移動するスライダと、この
スライダに一体的に設けられ前記ICカードの接点が配
設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、こ
のすくい板の移動路に対向して突設されICカードが所
定位置まで挿入されたときすくい板が乗上げる突起を有
し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位させてI
Cカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカ
ード変位機構と、前記スライダを前記ICカードの挿入
方向とは逆の方向に常時付勢する付勢手段と、前記スラ
イダに連結され該スライダと一体的に移動可能で、かつ
前記ICカードが前記ICカード挿入路の情報処理可能
な位置まで挿入されたとき固定的に設けられた被係合部
に係合し得る係合部を有した係合部材を備え、前記IC
カードの接点が前記コンタクトと接触した位置において
前記スライダを前記付勢手段の付勢力に抗して保持する
スライダロック手段と、このスライダロック手段の前記
係合部材の移動路に対向して設けられ、前記係合部材の
動きを検知する検知手段とを具備してなる構成としたも
のである。
【0012】
【作用】上記第1の手段のICカード情報処理装置によ
れば、装置本体内に設けられたカード変位部材により、
ICカード挿入路に挿入されたICカードをコンタクト
側に変位させて、ICカードの接点とコンタクトとを接
触させるようにしたから、従来のようにコンタクトを保
持したコンタクトホルダを上下させる機構のものに比べ
て薄型化が可能となり、装置本体の外形形状をコンピュ
ータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外
形形状とすることができる。これにより、コンピュータ
装置のメモリカード用スロットに挿入接続して使用で
き、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が可能とな
り、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させる
ことが可能となる。
【0013】また、従来に比べて内部機構の単純化が可
能となり、これにより、大幅なコストダウンが図れると
共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、故障に
対する信頼性を向上させることが可能となる。
【0014】さらに、カード変位部材の位置、形状を変
化させる事により、任意のコンタクトのタイミングを調
整する事ができる。また、第2の手段のICカード情報
処理装置によれば、装置本体内のコンタクトの配設位置
に対向して固定的に配設された傾斜ガイドにより、IC
カード挿入路に挿入されたICカードをコンタクト側に
変位させて、ICカードの接点とコンタクトとを接触さ
せるようにしたから、従来のようにコンタクトを保持し
たコンタクトホルダを上下させる機構のものに比べて薄
型化が可能となり、装置本体の外形形状をコンピュータ
装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形
状とすることができる。これにより、コンピュータ装置
のメモリカード用スロットに挿入接続して使用でき、コ
ンピュータ機器と一体で使用や運搬が可能となり、使用
場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させることが可
能となる。
【0015】また、ICカード挿入路に対向して傾斜ガ
イドを設けるだけなので、従来に比べて内部機構の単純
化が可能となり、これにより、大幅なコストダウンが図
れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、
故障に対する信頼性を向上させることが可能となる。
【0016】さらに、傾斜ガイドの角度を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、第3の手段のICカード情報処理装置に
よれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可能
に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
動するスライダに一体的に設けられICカードの接点が
配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、
このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが
所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状態で
乗上げる突起を設けることにより、ICカード挿入路に
挿入されたICカードをコンタクト側に変位させて、I
Cカードの接点とコンタクトとを接触させるようにした
から、従来のようにコンタクトを保持したコンタクトホ
ルダを上下させる機構のものに比べて薄型化が可能とな
り、装置本体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカ
ード用スロットに挿入接続可能な外形形状とすることが
できる。これにより、コンピュータ装置のメモリカード
用スロットに挿入接続して使用でき、コンピュータ機器
と一体で使用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使
えて利便性を大幅に向上させることが可能となる。
【0017】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と突起を設けるだけなので、従来に比べて内部機構の
単純化が可能となり、これにより、大幅なコストダウン
が図れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでな
く、故障に対する信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0018】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、第4の手段のICカード情報処理装置に
よれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可能
に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
動するスライダに一体的に設けられICカードの接点が
配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、
このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが
所定位置まで挿入されたとき前記スライダとすくい板が
ICカードと平行状態で乗上げる複数の突起を設けるこ
とにより、ICカード挿入路に挿入されたICカードを
コンタクト側に変位させて、ICカードの接点とコンタ
クトとを接触させるようにしたから、従来のようにコン
タクトを保持したコンタクトホルダを上下させる機構の
ものに比べて薄型化が可能となり、装置本体の外形形状
をコンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接
続可能な外形形状とすることができる。これにより、コ
ンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続し
て使用でき、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が可
能となり、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上
させることが可能となる。
【0019】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と複数の突起を設けるだけなので、従来に比べて内部
機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコスト
ダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばか
りでなく、故障に対する信頼性を向上させることが可能
となる。
【0020】また、すくい板がICカードと平行状態と
なってICカードを面で支えるため、より安定した支持
状態が得られ、ICカードの接点とコンタクトとの接触
状態が安定し、良好な情報処理が安定して得られる。
【0021】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、第5の手段のICカード情報処理装置に
よれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可能
に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
動するスライダに一体的に設けられICカードの接点が
配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、
このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが
所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が乗上げる突
起を設けることにより、ICカード挿入路に挿入された
ICカードをコンタクト側に変位させて、ICカードの
接点とコンタクトとを接触させるようにしたから、従来
のようにコンタクトを保持したコンタクトホルダを上下
させる機構のものに比べて薄型化が可能となり、装置本
体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカード用スロ
ットに挿入接続可能な外形形状とすることができる。こ
れにより、コンピュータ装置のメモリカード用スロット
に挿入接続して使用でき、コンピュータ機器と一体で使
用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて利便性
を大幅に向上させることが可能となる。
【0022】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と複数の突起を設けるだけなので、従来に比べて内部
機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコスト
ダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばか
りでなく、故障に対する信頼性を向上させることが可能
となる。
【0023】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、ICカードの先端部で押されて移動する
スライダに、ICカードが情報処理可能な位置まで挿入
された時に、被係合部に係合する係合部を有した係合部
材を連結すると共に、この係合部材の動きを検知する検
知手段を設けたから、この検知手段の検知動作により、
ICカードが情報処理可能な位置に保持されているか否
かが確認できる。これにより、ICカード内の情報を破
壊する事がないし、誤動作によるICカード内の情報の
破壊もなくなる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図6を
参照して説明する。図1は本発明のICカ−ド情報処理
装置1の外観を示し、図2は拡張メモリ等のメモリカー
ド(図示しない)を差し込むメモリカード用スロット2
Aを備えたノート型パソコン等のコンピュータ機器2を
示す。
【0025】コンピュータ機器2の前記メモリカード用
スロット2Aの内部は、各種のメモリカード規格に準じ
た形状寸法になっている。そして、本発明のICカ−ド
情報処理装置1をメモリカード用スロット2Aに挿入す
ることにより、その先端部に設けられたコネクタ部3が
コンピュータ機器2内のコネクタ(図示しない)に電気
的に接続されるようになっている。
【0026】ICカ−ド情報処理装置1は、大部分がメ
モリカードの規格に準じた形状寸法、具体的には厚さ方
向では最大5mm、幅方向では大規模集積回路(LSI)
を搭載したICカード4とほぼ同じ寸法である54mmと
なっており、メモリカード用スロット2Aに内蔵される
部分1Aとコンピュータ機器2外に出る部分1Bとが一
体に構成されている。ただし、この外に出る部分1B
は、コンピュータ機器2のメモリカード用スロット2A
の形状によっては内蔵も可能な部分ではある。
【0027】次にICカ−ド情報処理装置1の内部構造
を図3〜図6を参照して説明する。図3はメモリカード
用スロット2Aに内蔵される部分1Aの蓋部材5(図1
参照)、及びコンピュータ機器2外に出る部分1Bの蓋
部材6(図1参照)等を取り除いた状態、かつICカー
ド4が挿入されていない状態を示す平面図であり、図4
は、このICカード4が挿入されていない時の主要部の
構成を示す概略的側面図である。
【0028】また、図5および図6は、それぞれICカ
ード4が挿入されている状態の要部の平面図および概略
的側面図である。図において、8は装置本体であり、こ
の装置本体8は、各機構部材を保持するメインフレーム
10と、このメインフレーム10の下面側に設けられた
ベースフレーム20と、これらメインフレーム10およ
びベースフレーム20が固定されるとともに装置の外形
を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0029】メインフレーム枠12のメモリカード用ス
ロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカー
ドの規格に合った形状寸法になっている。メインフレー
ム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面
には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14が
あり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う
側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,1
2b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、
ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれる
ように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A
方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.
3mmに設定されている。
【0030】また、装置本体8内には、カ−ド挿入口1
4に連通するカード挿入路15が形成されており、この
カード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設け
られている。
【0031】このスライダ16には、ICカード4の先
端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16
a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平
坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先
端側の位置決めを行うようになっている。
【0032】したがって、ICカード挿入口14からカ
ード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカー
ド挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド
部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めさ
れ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状
の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによっ
て位置決めがなされることになる。
【0033】また、スライダ16は、メインフレーム1
0に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16
dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移
動可能となっている。
【0034】また、スライダ16には、図4および図6
に示すように、ICカード4の接点4aが配設された面
とは反対の面に重合するカード変位部材としてのすくい
板17が一体的に設けられていると共に、このすくい板
17の移動路に対向してICカード4が所定位置まで挿
入されたとき前記すくい板17が傾斜状態で乗上げる突
起20aが突設されており、前記ICカード4をコンタ
クトとしてのコンタクトピン40側に変位させてICカ
ード4の接点4fと前記コンタクトピン40とを接触さ
せるICカード変位手段としてのICカード変位機構4
2を構成している。
【0035】すくい板17には、前記突起20aが嵌入
し得る大きさの矩形状の孔からなる突起嵌入孔18が形
成されており、図4に示すようにICカード4が挿入さ
れない状態においては、突起20aが突起嵌入孔18に
嵌入した状態となって、すくい板17が、ベースフレー
ム20に沿った水平状態となり、また、図6に示すよう
にICカード4が挿入されてスライダ16が押された状
態においては、突起嵌入孔18が突起20aの配設位置
から外れてすくい板17が突起20a上に傾斜状態で乗
上げ、すくい板17の後端でICカード4を押上げるよ
うになっている。
【0036】突起20aが突設されたベースフレーム2
0は、ICカード4の下面を保持、保護を目的としたも
ので、メインフレーム枠12に保持されている。また、
前記スライダ16には、メインフレーム10に形成され
た長孔を介してメインフレーム10の上面側に突出する
係合突起16gを有しており、この係合突起16gは、
メインフレーム10の上面に配設された係合部材として
のアーム22の一端(右端)に形成された係合孔22d
と係合した状態となっている。
【0037】アーム22の係合孔22dは、アーム22
が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印
C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に
形成されている。
【0038】さらに、アーム22の前記係合孔22dが
形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有
した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22e
には、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,1
0bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の
他端が連結された状態となっている。そして、引張りバ
ネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと
連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは
逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム2
2を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するように
なっている。
【0039】また、アーム22は、ICカード4が挿入
されていない状態においては、図3に示すように、アー
ム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出
部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当た
り、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動
を押さえられた状態となる。
【0040】また、ICカード4が挿入された状態にお
いては、図5に示すように、アーム22の他端(左端)
の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26a
から外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動し、ア
ーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、
メインフレーム10に形成された被係合部としての切起
部10aに係合するようになっている。そして、アーム
22およびこれと連結されたスライダ16を、引張りバ
ネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダロック
手段としてのスライダロック機構27を構成している。
【0041】また、メインフレーム10の上面側には、
制御基板28が配設されている。この制御基板28は、
メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ
機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の
接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン
状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を
保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを
検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ3
2および第2の検知手段としての第2のスイッチ34
と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込
み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段であ
る大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0042】コンタクトホルダ30は、基板28の裏側
(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保
持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端
部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫
通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード
挿入路15に突出した状態となっている。
【0043】第1,第2のスイッチ32,34は、導電
性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しない
とき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図3
に示すようにアーム22の端面22cによって第1のス
イッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ3
4と密着している。また、ICカード4が挿入されアー
ム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、図
5に示すように第1のスイッチ32の接触子32aは元
の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構とな
っている。そして、アーム22の動きを検知する検知手
段35を構成している。
【0044】また、前記ICカード排出部材であるイジ
ェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック
動作を解除するロック解除部材となっている。すなわ
ち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当
部22bと接触するテーパガイド面26bとなってお
り、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と
同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計
回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付
勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部として
の切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの
被係合部としての切起部10aから離れるようになって
いる。これにより、スライダ16のロック動作が解除さ
れ、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力で
ICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、
ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するよ
うになっている。
【0045】次に、このように構成された第1の実施例
の作用について説明する。まず、これから読み書きを行
なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿
入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口
14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,
12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路
15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、
ICカード4は、ICカード変位機構42を構成するす
くい板17の上面を通過して、ICカード4の先端面4
aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端側
両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面16
a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢手
段としての引張りバネ24,24に抗してICカード4
と共にさらに移動する。
【0046】スライダ16がある位置まで移動すると、
すくい板17に形成された突起嵌入孔18の図において
左側の開口端面17aが、ベースフレーム20に突設さ
れた突起部20aに当たり、弾性を有する合成樹脂等で
構成されたすくい板17の突起嵌入孔18よりも左側部
分が突起部20a上に乗上げ、ベースフレーム20とI
Cカード4との間に、左端側が傾斜上端となる傾斜状
態、かつ、しなった状態で介在した状態となる。
【0047】そして、ICカード4は、すくい板17の
元の状態に戻ろうとするその復元力によりを弾性的に押
上げられた状態となる。また、すくい板17を変位させ
るための突起部20aは、丁度、コンタクトピン40の
配設位置の真下に位置しており、この突起部20aに傾
斜状態で乗り上げたすくい板17により弾性的に押上げ
られたICカード4の接点4fとコンタクトピン40と
が確実に接触した状態となる。
【0048】なお、突起部20aは、コンタクトピン4
0の配設位置の真下に位置しているため、突起部20a
の形状もしくは位置によって、ICカード4の接点4f
とコンタクトピン40との接触タイミングを自由に調整
することが可能である。
【0049】上記のように、ICカード4の接点4fと
コンタクトピン40とが接触した状態において、スライ
ダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16f
が、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに
当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、I
Cカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0050】一方、上記のようにスライダ16がICカ
ード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することによ
り、このスライダ16に連結されたアーム22は、スラ
イダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0051】この時、アーム22は、引張りバネ24,
24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付
勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26
の突当面26aに当接することでその動きが規制され、
突当面26aをこすりながら移動する。
【0052】そして、イジェクトボタン26の突当面2
6aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイ
ジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時
計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図
5に示すように、アーム22に形成された係合部として
の切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被
係合部としての切起部10aに係合した状態となり、ア
ーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ1
6のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動きが
規制される。これにより、ICカード4がアクセス位置
に保持される。
【0053】また、上記のように、アーム22が時計回
り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面
22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触
子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離
れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿
入されたことが検出される。そして、この検出信号によ
りICカード4に対するアクセスを開始することにな
る。
【0054】上記のように、アーム22が回動した後、
すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部
としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿
入された事を確認するようにしたから、この時間のずれ
によって、ICカード4内の情報を破壊することなくア
クセスを開始することができる。
【0055】次に、ICカード4を取出す動作について
説明する。ICカード4への情報の読込み書込みが終了
すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯す
る。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1
を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イ
ジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すこと
により、ICカード4を排出することになる。
【0056】すなわち、イジェクトボタン26を右方向
(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26の
テーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部2
2bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢
印E方向)に回動し始める。
【0057】そして、アーム22の係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切
起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,
24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動する
と同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メ
インフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0058】また、上記のようにアーム22の反時計回
り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面
22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2
のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アー
ム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向
に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行な
われる前に検知される。
【0059】このように、ICカード4の排出が行なわ
れる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を
破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイ
ジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊す
ることなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0060】ICカード4は、スライダ16の左方向の
移動により、その一部がICカード挿入口14から突出
する位置まで押し戻され、排出が完了する。後は、IC
カード4を手で摘んで引出すことにより、図3および図
4に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。
【0061】次に、図7〜図10を参照して第2の実施
例について説明する。この第2の実施例のICカ−ド情
報処理装置1は、外形形状は前述の第1の実施例のもの
と同じであるためここでは説明を省略する。
【0062】図7はメモリカード用スロット2Aに内蔵
される部分1Aの蓋部材5(図1参照)、及びコンピュ
ータ機器2外に出る部分1Bの蓋部材6(図1参照)等
を取り除いた状態、かつICカード4が挿入されていな
い状態を示す平面図であり、図8は、このICカード4
が挿入されていない時の主要部の構成を示す概略的側面
図である。
【0063】また、図9および図10は、それぞれIC
カード4が挿入されている状態の要部の平面図および概
略的側面図である。図において、8は装置本体であり、
この装置本体8は、各機構部材を保持するメインフレー
ム10と、このメインフレーム10の下面側に設けられ
たベースフレーム20と、これらメインフレーム10お
よびベースフレーム20が固定されるとともに装置の外
形を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0064】メインフレーム枠12のメモリカード用ス
ロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカー
ドの規格に合った形状寸法になっている。メインフレー
ム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面
には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14が
あり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う
側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,1
2b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、
ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれる
ように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A
方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.
3mmに設定されている。
【0065】また、装置本体8内には、カ−ド挿入口1
4に連通するカード挿入路15が形成されており、この
カード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設け
られている。
【0066】このスライダ16には、ICカード4の先
端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16
a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平
坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先
端側の位置決めを行うようになっている。
【0067】したがって、ICカード挿入口14からカ
ード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカー
ド挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド
部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めさ
れ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状
の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによっ
て位置決めがなされることになる。
【0068】また、スライダ16は、メインフレーム1
0に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16
dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移
動可能となっている。
【0069】また、スライダ16には、図8および図1
0に示すように、ICカード4の接点4aが配設された
面とは反対の面に重合するカード変位部材としてのすく
い板17が一体的に設けられていると共に、このすくい
板17の移動路に対向してICカード4が所定位置まで
挿入されたとき前記すくい板17が乗上げる突起20a
とスライダ16が乗上げる2つの突起20b,20bが
突設されており、前記ICカード4をコンタクトとして
のコンタクトピン40側に変位させてICカード4の接
点4fと前記コンタクトピン40とを接触させるICカ
ード変位手段としてのICカード変位機構42を構成し
ている。
【0070】すくい板17には、前記突起20aが嵌入
し得る大きさの矩形状の孔からなる突起嵌入孔18が形
成されており、図8に示すようにICカード4が挿入さ
れない状態においては、突起20aが突起嵌入孔18に
嵌入した状態、また、スライダ16が突起20b,20
bの配設位置から外れた位置にあり、すくい板17が、
ベースフレーム20に沿った水平状態となり、また、図
10に示すようにICカード4が挿入されてスライダ1
6が押された状態においては、突起嵌入孔18が突起2
0a,20bの配設位置から外れてすくい板17が突起
20aに、また、スライダ16が突起20b,20b上
に水平状態で乗上げ、ICカード4を押上げるようにな
っている。
【0071】突起20a、20b,20bが突設された
ベースフレーム20は、ICカード4の下面を保持、保
護を目的としたもので、メインフレーム枠12に保持さ
れている。
【0072】また、前記スライダ16には、メインフレ
ーム10に形成された長孔を介してメインフレーム10
の上面側に突出する係合突起16gを有しており、この
係合突起16gは、メインフレーム10の上面に配設さ
れた係合部材としてのアーム22の一端(右端)に形成
された係合孔22dと係合した状態となっている。
【0073】アーム22の係合孔22dは、アーム22
が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印
C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に
形成されている。
【0074】さらに、アーム22の前記係合孔22dが
形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有
した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22e
には、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,1
0bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の
他端が連結された状態となっている。そして、引張りバ
ネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと
連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは
逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム2
2を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するように
なっている。
【0075】また、アーム22は、ICカード4が挿入
されていない状態においては、図7に示すように、アー
ム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出
部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当た
り、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動
を押さえられた状態となる。
【0076】また、ICカード4が挿入された状態にお
いては、図9に示すように、アーム22の他端(左端)
の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26a
から外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動し、ア
ーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、
メインフレーム10に形成された被係合部としての切起
部10aに係合するようになっている。そして、アーム
22およびこれと連結されたスライダ16を、引張りバ
ネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダロック
手段としてのスライダロック機構27を構成している。
【0077】また、メインフレーム10の上面側には、
制御基板28が配設されている。この制御基板28は、
メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ
機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の
接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン
状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を
保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを
検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ3
2および第2の検知手段としての第2のスイッチ34
と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込
み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段であ
る大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0078】コンタクトホルダ30は、基板28の裏側
(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保
持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端
部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫
通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード
挿入路15に突出した状態となっている。
【0079】第1,第2のスイッチ32,34は、導電
性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しない
とき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図7
に示すようにアーム22の端面22cによって第1のス
イッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ3
4と密着している。また、ICカード4が挿入されアー
ム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、図
9に示すように第1のスイッチ32の接触子32aは元
の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構とな
っている。そして、アーム22の動きを検知する検知手
段35を構成している。
【0080】また、前記ICカード排出部材であるイジ
ェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック
動作を解除するロック解除部材となっている。すなわ
ち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当
部22bと接触するテーパガイド面26bとなってお
り、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と
同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計
回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付
勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部として
の切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの
被係合部としての切起部10aから離れるようになって
いる。これにより、スライダ16のロック動作が解除さ
れ、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力で
ICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、
ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するよ
うになっている。
【0081】次に、このように構成された第2の実施例
の作用について説明する。まず、これから読み書きを行
なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿
入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口
14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,
12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路
15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、
ICカード4は、ICカード変位機構42を構成するす
くい板17の上面を通過して、ICカード4の先端面4
aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端側
両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面16
a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢手
段としての引張りバネ24,24に抗してICカード4
と共にさらに移動する。
【0082】スライダ16がある位置まで移動すると、
すくい板17に形成された突起嵌入孔18の図において
左側の開口端面17aが、ベースフレーム20に突設さ
れた突起部20aに当たり、すくい板17の突起嵌入孔
18よりも左側部分が突起部20a上に乗上げ、これと
同時にスライダ16の右側にある突当面16fも2カ所
の突起部20b,20bに当たってスライダ16が突起
部20b,20b上に乗上げ、すくい板17が、コンタ
クトピン40方向に水平に持ち上げられた状態となる。
【0083】また、すくい板17を変位させるための突
起部20aは、丁度、コンタクトピン40の配設位置の
真下に位置し、突起部20b,20bはベースフレーム
20のコネクタ3側に近い位置にあり、これら突起部2
0a、20b,20bにより水平に持ち上げられたすく
い板17により押上げられたICカード4の接点4fと
コンタクトピン40とが確実に接触した状態となる。
【0084】なお、突起部20aは、コンタクトピン4
0の配設位置の真下に位置し、突起部20b,20bは
ベースフレーム20のコネクタ3側に近い位置にあるた
め、突起部20a,20bの形状もしくは位置によっ
て、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40との
接触タイミングを自由に調整することが可能である。
【0085】上記のように、ICカード4の接点4fと
コンタクトピン40とが接触した状態において、スライ
ダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16f
が、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに
当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、I
Cカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0086】一方、上記のようにスライダ16がICカ
ード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することによ
り、このスライダ16に連結されたアーム22は、スラ
イダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0087】この時、アーム22は、引張りバネ24,
24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付
勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26
の突当面26aに当接することでその動きが規制され、
突当面26aをこすりながら移動する。
【0088】そして、イジェクトボタン26の突当面2
6aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイ
ジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時
計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図
9に示すように、アーム22に形成された係合部として
の切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被
係合部としての切起部10aに係合した状態となり、ア
ーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ1
6のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動きが
規制される。これにより、ICカード4がアクセス位置
に保持される。
【0089】また、上記のように、アーム22が時計回
り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面
22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触
子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離
れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿
入されたことが検出される。そして、この検出信号によ
りICカード4に対するアクセスを開始することにな
る。
【0090】上記のように、アーム22が回動した後、
すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部
としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿
入された事を確認するようにしたから、この時間のずれ
によって、ICカード4内の情報を破壊することなくア
クセスを開始することができる。
【0091】次に、ICカード4を取出す動作について
説明する。ICカード4への情報の読込み書込みが終了
すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯す
る。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1
を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イ
ジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すこと
により、ICカード4を排出することになる。
【0092】すなわち、イジェクトボタン26を右方向
(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26の
テーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部2
2bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢
印E方向)に回動し始める。
【0093】そして、アーム22の係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切
起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,
24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動する
と同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メ
インフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0094】また、上記のようにアーム22の反時計回
り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面
22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2
のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アー
ム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向
に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行な
われる前に検知される。
【0095】このように、ICカード4の排出が行なわ
れる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を
破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイ
ジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊す
ることなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0096】ICカード4は、スライダ16の左方向の
移動により、その一部がICカード挿入口14から突出
する位置まで押し戻され、排出が完了する。後は、IC
カード4を手で摘んで引出すことにより、図7および図
8に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。
【0097】次に、図11〜図14を参照して第3の実
施例について説明する。この第3の実施例のICカ−ド
情報処理装置1は、外形形状は前述の第1の実施例のも
のと同じであるためここでは説明を省略する。
【0098】図11はメモリカード用スロット2Aに内
蔵される部分1Aの蓋部材5(図1参照)、及びコンピ
ュータ機器2外に出る部分1Bの蓋部材6(図1参照)
等を取り除いた状態、かつICカード4が挿入されてい
ない状態を示す平面図であり、図12は、このICカー
ド4が挿入されていない時の主要部の構成を示す概略的
側面図である。
【0099】また、図13および図14は、それぞれI
Cカード4が挿入されている状態の要部の平面図および
概略的側面図である。図において、8は装置本体であ
り、この装置本体8は、各機構部材を保持するメインフ
レーム10と、このメインフレーム10の下面側に設け
られたベースフレーム20と、これらメインフレーム1
0およびベースフレーム20が固定されるとともに装置
の外形を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0100】メインフレーム枠12のメモリカード用ス
ロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカー
ドの規格に合った形状寸法になっている。メインフレー
ム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面
には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14が
あり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う
側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,1
2b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、
ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれる
ように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A
方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.
3mmに設定されている。
【0101】また、装置本体8内には、カ−ド挿入口1
4に連通するカード挿入路15が形成されており、この
カード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設け
られている。
【0102】このスライダ16には、ICカード4の先
端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16
a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平
坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先
端側の位置決めを行うようになっている。
【0103】したがって、ICカード挿入口14からカ
ード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカー
ド挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド
部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めさ
れ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状
の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによっ
て位置決めがなされることになる。
【0104】また、スライダ16は、メインフレーム1
0に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16
dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移
動可能となっている。
【0105】また、スライダ16の配設位置よりICカ
ード挿入口14方向から見て手前側には、図8および図
10に示すように、ICカード4の挿入方向が傾斜上端
となるカード変位部材としての傾斜ガイド20cが設け
られている。そして、挿入されたICカード4をコンタ
クトとしてのコンタクトピン40側に変位させてICカ
ード4の接点4fと前記コンタクトピン40とを接触さ
せるICカード変位手段としてのICカード変位機構4
2を構成している。
【0106】傾斜ガイド20cが突設されたベースフレ
ーム20は、ICカード4の下面を保持、保護を目的と
したもので、メインフレーム枠12に保持されている。
また、前記スライダ16には、メインフレーム10に形
成された長孔を介してメインフレーム10の上面側に突
出する係合突起16gを有しており、この係合突起16
gは、メインフレーム10の上面に配設された係合部材
としてのアーム22の一端(右端)に形成された係合孔
22dと係合した状態となっている。
【0107】アーム22の係合孔22dは、アーム22
が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印
C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に
形成されている。
【0108】さらに、アーム22の前記係合孔22dが
形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有
した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22e
には、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,1
0bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の
他端が連結された状態となっている。そして、引張りバ
ネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと
連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは
逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム2
2を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するように
なっている。
【0109】また、アーム22は、ICカード4が挿入
されていない状態においては、図7に示すように、アー
ム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出
部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当た
り、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動
を押さえられた状態となる。
【0110】また、ICカード4が挿入された状態にお
いては、図13に示すように、アーム22の他端(左
端)の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面2
6aから外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動
し、アーム22に形成された係合部としての切欠部22
aが、メインフレーム10に形成された被係合部として
の切起部10aに係合するようになっている。そして、
アーム22およびこれと連結されたスライダ16を、引
張りバネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダ
ロック手段としてのスライダロック機構27を構成して
いる。
【0111】また、メインフレーム10の上面側には、
制御基板28が配設されている。この制御基板28は、
メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ
機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の
接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン
状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を
保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを
検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ3
2および第2の検知手段としての第2のスイッチ34
と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込
み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段であ
る大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0112】コンタクトホルダ30は、基板28の裏側
(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保
持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端
部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫
通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード
挿入路15に突出した状態となっている。
【0113】第1,第2のスイッチ32,34は、導電
性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しない
とき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図1
1に示すようにアーム22の端面22cによって第1の
スイッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ
34と密着している。また、ICカード4が挿入されア
ーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、
図13に示すように第1のスイッチ32の接触子32a
は元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構
となっている。そして、アーム22の動きを検知する検
知手段35を構成している。
【0114】また、前記ICカード排出部材であるイジ
ェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック
動作を解除するロック解除部材となっている。すなわ
ち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当
部22bと接触するテーパガイド面26bとなってお
り、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と
同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計
回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付
勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部として
の切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの
被係合部としての切起部10aから離れるようになって
いる。これにより、スライダ16のロック動作が解除さ
れ、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力で
ICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、
ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するよ
うになっている。
【0115】次に、このように構成された第3の実施例
の作用について説明する。まず、これから読み書きを行
なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿
入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口
14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,
12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路
15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、
ICカード4は、ICカード変位機構42を構成する傾
斜ガイド20cの上面を徐々に上方に案内されながら移
送され、傾斜ガイド20cの傾斜上端とメーンフレーム
10の下面との隙間を通過して、ICカード4の先端面
4aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端
側両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面1
6a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢
手段としての引張りバネ24,24に抗してICカード
4と共にさらに移動する。
【0116】傾斜ガイド20cの傾斜上端は、丁度、コ
ンタクトピン40の配設位置の真下に位置し、これによ
り持ち上げられたICカード4の接点4fとコンタクト
ピン40とが確実に接触した状態となる。
【0117】なお、傾斜ガイド20cは、コンタクトピ
ン40の配設位置の真下に位置し、突起部20b,20
bはベースフレーム20のコネクタ3側に近い位置にあ
るため、傾斜ガイド20cの形状もしくは位置によっ
て、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40との
接触タイミングを自由に調整することが可能である。
【0118】上記のように、ICカード4の接点4fと
コンタクトピン40とが接触した状態において、スライ
ダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16f
が、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに
当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、I
Cカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0119】一方、上記のようにスライダ16がICカ
ード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することによ
り、このスライダ16に連結されたアーム22は、スラ
イダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0120】この時、アーム22は、引張りバネ24,
24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付
勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26
の突当面26aに当接することでその動きが規制され、
突当面26aをこすりながら移動する。
【0121】そして、イジェクトボタン26の突当面2
6aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイ
ジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時
計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図
13に示すように、アーム22に形成された係合部とし
ての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された
被係合部としての切起部10aに係合した状態となり、
アーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ
16のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動き
が規制される。これにより、ICカード4がアクセス位
置に保持される。
【0122】また、上記のように、アーム22が時計回
り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面
22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触
子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離
れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿
入されたことが検出される。そして、この検出信号によ
りICカード4に対するアクセスを開始することにな
る。
【0123】上記のように、アーム22が回動した後、
すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部
としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿
入された事を確認するようにしたから、この時間のずれ
によって、ICカード4内の情報を破壊することなくア
クセスを開始することができる。
【0124】次に、ICカード4を取出す動作について
説明する。ICカード4への情報の読込み書込みが終了
すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯す
る。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1
を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イ
ジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すこと
により、ICカード4を排出することになる。
【0125】すなわち、イジェクトボタン26を右方向
(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26の
テーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部2
2bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢
印E方向)に回動し始める。
【0126】そして、アーム22の係合部としての切欠
部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切
起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,
24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動する
と同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メ
インフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0127】また、上記のようにアーム22の反時計回
り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面
22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2
のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アー
ム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向
に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行な
われる前に検知される。
【0128】このように、ICカード4の排出が行なわ
れる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を
破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイ
ジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊す
ることなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0129】ICカード4は、スライダ16の左方向の
移動により、その一部がICカード挿入口14から突出
する位置まで押し戻され、排出が完了する。後は、IC
カード4を手で摘んで引出すことにより、図11および
図12に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。な
お、本発明は上記一実施例に限らず、本発明の要旨を変
えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したようにしたから、本発明に
おいては、下記の効果を奏する。請求項1記載のICカ
−ド情報処理装置にあっては、装置本体内に設けられた
カード変位部材により、ICカード挿入路に挿入された
ICカードをコンタクト側に変位させて、ICカードの
接点とコンタクトとを接触させるようにしたから、従来
のようにコンタクトを保持したコンタクトホルダを上下
させる機構のものに比べて薄型化が可能となり、装置本
体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカード用スロ
ットに挿入接続可能な外形形状とすることができる。こ
れにより、コンピュータ装置のメモリカード用スロット
に挿入接続して使用でき、コンピュータ機器と一体で使
用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて利便性
を大幅に向上させることができる。
【0131】また、従来に比べて内部機構の単純化が可
能となり、これにより、大幅なコストダウンが図れると
共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、故障に
対する信頼性を向上させることができる。
【0132】さらに、カード変位部材の位置、形状を変
化させる事により、任意のコンタクトのタイミングを調
整する事ができる。また、請求項2記載のICカード情
報処理装置によれば、装置本体内のコンタクトの配設位
置に対向して固定的に配設された傾斜ガイドにより、I
Cカード挿入路に挿入されたICカードをコンタクト側
に変位させて、ICカードの接点とコンタクトとを接触
させるようにしたから、従来のようにコンタクトを保持
したコンタクトホルダを上下させる機構のものに比べて
薄型化が可能となり、装置本体の外形形状をコンピュー
タ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形
形状とすることができる。これにより、コンピュータ装
置のメモリカード用スロットに挿入接続して使用でき、
コンピュータ機器と一体で使用や運搬が可能となり、使
用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させることが
できる。
【0133】また、ICカード挿入路に対向して傾斜ガ
イドを設けるだけなので、従来に比べて内部機構の単純
化が可能となり、これにより、大幅なコストダウンが図
れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、
故障に対する信頼性を向上させることができる。
【0134】さらに、傾斜ガイドの角度を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、請求項3記載のICカード情報処理装置
によれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可
能に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて
移動するスライダに一体的に設けられICカードの接点
が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
ドが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状
態で乗上げる突起を設けることにより、ICカード挿入
路に挿入されたICカードをコンタクト側に変位させ
て、ICカードの接点とコンタクトとを接触させるよう
にしたから、従来のようにコンタクトを保持したコンタ
クトホルダを上下させる機構のものに比べて薄型化が可
能となり、装置本体の外形形状をコンピュータ装置のメ
モリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状とする
ことができる。これにより、コンピュータ装置のメモリ
カード用スロットに挿入接続して使用でき、コンピュー
タ機器と一体で使用や運搬が可能となり、使用場所を選
ばず使えて利便性を大幅に向上させることができる。
【0135】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と突起を設けるだけなので、従来に比べて内部機構の
単純化が可能となり、これにより、大幅なコストダウン
が図れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでな
く、故障に対する信頼性を向上させることができる。
【0136】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、請求項4記載のICカード情報処理装置
によれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可
能に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて
移動するスライダに一体的に設けられICカードの接点
が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
ドが所定位置まで挿入されたとき前記スライダとすくい
板がICカードと平行状態で乗上げる複数の突起を設け
ることにより、ICカード挿入路に挿入されたICカー
ドをコンタクト側に変位させて、ICカードの接点とコ
ンタクトとを接触させるようにしたから、従来のように
コンタクトを保持したコンタクトホルダを上下させる機
構のものに比べて薄型化が可能となり、装置本体の外形
形状をコンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿
入接続可能な外形形状とすることができる。これによ
り、コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入
接続して使用でき、コンピュータ機器と一体で使用や運
搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅
に向上させることができる。
【0137】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と複数の突起を設けるだけなので、従来に比べて内部
機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコスト
ダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばか
りでなく、故障に対する信頼性を向上させることができ
る。
【0138】また、すくい板がICカードと平行状態と
なってICカードを面で支えるため、より安定した支持
状態が得られ、ICカードの接点とコンタクトとの接触
状態が安定し、良好な情報処理が安定して得られる。
【0139】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、請求項5記載のICカード情報処理装置
によれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可
能に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて
移動するスライダに一体的に設けられICカードの接点
が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
ドが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が乗上げ
る突起を設けることにより、ICカード挿入路に挿入さ
れたICカードをコンタクト側に変位させて、ICカー
ドの接点とコンタクトとを接触させるようにしたから、
従来のようにコンタクトを保持したコンタクトホルダを
上下させる機構のものに比べて薄型化が可能となり、装
置本体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカード用
スロットに挿入接続可能な外形形状とすることができ
る。これにより、コンピュータ装置のメモリカード用ス
ロットに挿入接続して使用でき、コンピュータ機器と一
体で使用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて
利便性を大幅に向上させることができる。
【0140】また、ICカード挿入路に対向してすくい
板と複数の突起を設けるだけなので、従来に比べて内部
機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコスト
ダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばか
りでなく、故障に対する信頼性を向上させることができ
る。
【0141】さらに、突起の位置や形状を変化させる事
により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事が
できる。また、ICカードの先端部で押されて移動する
スライダに、ICカードが情報処理可能な位置まで挿入
された時に、被係合部に係合する係合部を有した係合部
材を連結すると共に、この係合部材の動きを検知する検
知手段を設けたから、この検知手段の検知動作により、
ICカードが情報処理可能な位置に保持されているか否
かが確認できる。これにより、ICカード内の情報を破
壊する事がないし、誤動作によるICカード内の情報の
破壊もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカ−ド情報処理装置の第1の実施
例の外観を示す斜視図。
【図2】第1の実施例のICカ−ド情報処理装置を差込
むノート型パソコンのメモリカード用スロット部分を示
す斜視図。
【図3】第1の実施例の一部部材を取除いた状態、かつ
ICカードが挿入されていない状態を示す平面図。
【図4】第1の実施例のICカードが挿入されていない
状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図5】第1の実施例の一部部材を取除いた状態、かつ
ICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図6】第1の実施例のICカードが挿入された状態の
主要部の構成を示す概略的側面図。
【図7】本発明の第2の実施例の一部部材を取除いた状
態、かつICカードが挿入されていない状態を示す平面
図。
【図8】第2の実施例のICカードが挿入されていない
状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図9】第2の実施例の一部部材を取除いた状態、かつ
ICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図10】第2の実施例のICカードが挿入された状態
の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図11】本発明の第3の実施例の一部部材を取除いた
状態、かつICカードが挿入されていない状態を示す平
面図。
【図12】第3の実施例のICカードが挿入されていな
い状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図13】第3の実施例の一部部材を取除いた状態、か
つICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図14】第3の実施例のICカードが挿入された状態
の主要部の構成を示す概略的側面図。
【符号の説明】
1…ICカ−ド情報処理装置、2…コンピュータ機器、
2A…メモリカード用スロット、3…コネクタ部、4…
ICカード、4f…接点、8…装置本体、10…メイン
フレーム、10a…切起部(被係合部)、12…メイン
フレーム枠、14…ICカード挿入口、15…カード挿
入路、16…スライダ、17…すくい板(カード変位部
材)、18…突起嵌入孔、20…ベースフレーム、20
a,20b…突起部、20c…傾斜ガイド(カード変位
部材)、22…アーム(係合部材)、22a…切欠部
(係合部)、24…引張りバネ(付勢手段)、27…ス
ライダロック機構(スライダロック手段)、28…制御
基板、30…コンタクトホルダ、32…第1スイッチ
(第1の検知手段)、34…第2のスイッチ(第2の検
知手段)、38…大規模集積回路(制御手段)、40…
コンタクトピン(コンタクト)、42…ICカード変位
機構(ICカード変位手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ装置のメモリカード用スロッ
    トに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカード
    を挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通する
    ICカード挿入路を有した装置本体と、 この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、かつ挿
    入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設さ
    れたコンタクトと、 前記装置本体内に設けられたカード変位部材を有し、前
    記ICカード挿入路に挿入された前記ICカードを前記
    コンタクト側に変位させて、前記ICカードの接点と前
    記コンタクトとを接触させるICカード変位手段と、を
    具備してなることを特徴とするICカード情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】コンピュータ装置のメモリカード用スロッ
    トに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカード
    を挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通する
    ICカード挿入路を有した装置本体と、 この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、かつ挿
    入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設さ
    れたコンタクトと、 前記装置本体内の前記コンタクトの配設位置に対向して
    固定的に配設され、かつ、ICカードの挿入方向が傾斜
    上端となる傾斜ガイドを有し、前記ICカード挿入路に
    挿入された前記ICカードを前記傾斜ガイドにより前記
    コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コン
    タクトとを接触させるICカード変位機構と、を具備し
    てなることを特徴とするICカード情報処理装置。
  3. 【請求項3】コンピュータ装置のメモリカード用スロッ
    トに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカード
    を挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通する
    ICカード挿入路を有した装置本体と、 この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、かつ挿
    入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設さ
    れたコンタクトと、 前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能
    に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
    動するスライダに一体的に設けられ前記ICカードの接
    点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
    び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
    ドが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状
    態で乗上げる突起を有し、前記ICカードを前記コンタ
    クト側に変位させてICカードの接点と前記コンタクト
    とを接触させるICカード変位機構と、を具備してなる
    ことを特徴とするICカード情報処理装置。
  4. 【請求項4】コンピュータ装置のメモリカード用スロッ
    トに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカード
    を挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通する
    ICカード挿入路を有した装置本体と、 この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、かつ挿
    入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設さ
    れたコンタクトと、 前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能
    に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
    動するスライダに一体的に設けられ前記ICカードの接
    点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
    び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
    ドが所定位置まで挿入されたとき前記スライダとすくい
    板がICカードと平行状態で乗上げる複数の突起を有
    し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位させてI
    Cカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカ
    ード変位機構と、を具備してなることを特徴とするIC
    カード情報処理装置。
  5. 【請求項5】コンピュータ装置のメモリカード用スロッ
    トに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカード
    を挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通する
    ICカード挿入路を有した装置本体と、 この装置本体内の前記ICカード挿入路に対向、かつ挿
    入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設さ
    れたコンタクトと、 前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能
    に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移
    動するスライダと、 このスライダに一体的に設けられ前記ICカードの接点
    が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及
    び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカー
    ドが所定位置まで挿入されたときすくい板が乗上げる突
    起を有し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位さ
    せてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させる
    ICカード変位機構と、 前記スライダを前記ICカードの挿入方向とは逆の方向
    に常時付勢する付勢手段と、 前記スライダに連結され該スライダと一体的に移動可能
    で、かつ前記ICカードが前記ICカード挿入路の情報
    処理可能な位置まで挿入されたとき固定的に設けられた
    被係合部に係合し得る係合部を有した係合部材を備え、
    前記ICカードの接点が前記コンタクトと接触した位置
    において前記スライダを前記付勢手段の付勢力に抗して
    保持するスライダロック手段と、 このスライダロック手段の前記係合部材の移動路に対向
    して設けられ、前記係合部材の動きを検知する検知手段
    と、を具備してなることを特徴とするICカード情報処
    理装置。
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