JP3559319B2 - Icカード情報処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ICカードの情報の読取り、書込み等の情報処理を行うICカード情報処理装置に係わり、詳しくは携帯型パソコン等のコンピュータ機器に接続して使用するICカード情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄型ICカード読み取り・書き込み装置は外置型でコネクタケーブルなどでコンピュータ機器に設けられたRS−232Cなどのインタフェースに接続して使用するようになっており、携帯型コンピュータ機器に規格化されたカード型機器用スロットに挿入接続が可能なものはなかった。
【0003】
また、従来のICカードの接点とコンタクトピンとを接離させるための機構は、特公平4−038029号公報に示されるように、コンタクトピンを保持したコンタクトホルダを上下させる機構が主流であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のICカード情報処理装置は、サイズが大きく、ホストコンピュータと接続して外置き型として使われてきたため、ケーブルの配線問題や使用場所での制約問題、持ち運びの不便さ等の問題があった。
【0005】
また、従来のコンタクトピンを保持したコンタクトホルダを上下させる機構を採用した場合、薄型化する事は極めて困難であるとともに、内部機構が複雑で部品点数が多くなり、組立,調整等が面倒かつ時間がかかり、しかも、製造コストが高くつくなどの問題があった。
【0006】
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、薄型化と内部機構の単純化が図れ、携帯型パソコン等のコンピュータ機器の規格化されたメモリカード用スロットに挿入接続が可能で、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が行え、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させる事ができ、しかも、組立,調整等が容易で安価なICカード情報処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るICカード情報処理装置は、コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装置本体と、前記カード挿入口とは反対側で前記装置本体に設けられ、前記メモリカード用スロットに挿入された際に前記コンピュータ装置と電気的に接続するコネクタ部と、前記装置本体内の前記ICカード挿入路に対向し、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設され、前記コネクタ部を介して前記コンピュータ装置との間でデータの送受信を行うコンタクトと、前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能に配置され、挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられ前記ICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状態で乗上げる突起を有し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカード変位機構と、を具備してなる構成としたものである。
【0010】
また、本発明に係るICカード情報処理装置は、コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装置本体と、前記カード挿入口とは反対側で前記装置本体に設けられ、前記メモリカード用スロットに挿入された際に前記コンピュータ装置と電気的に接続するコネクタ部と、前記装置本体内の前記ICカード挿入路に対向し、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設され、前記コネクタ部を介して前記コンピュータ装置との間でデータの送受信を行うコンタクトと、前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能に配置され、挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられ、前記ICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するとともに突起嵌入孔が形成されたすくい板、このすくい板の移動路において前記突起嵌入孔に対向して突設され、前記ICカードの非挿入時に前記すくい板の突起嵌入孔に嵌入し、前記ICカードが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が乗上げる第1の突起、及び、前記ICカードが所定位置まで挿入されたとき前記スライダが乗上げる第2の突起を有し、前記ICカードを平行状態で前記コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカード変位機構と、を具備してなる構成としたものである。
【0016】
【作用】
上記構成のICカード情報処理装置によれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可能に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状態で乗上げる突起を設けることにより、ICカード挿入路に挿入されたICカードをコンタクト側に変位させて、ICカードの接点とコンタクトとを接触させるようにしたから、従来のようにコンタクトを保持したコンタクトホルダを上下させる機構のものに比べて薄型化が可能となり、装置本体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状とすることができる。これにより、コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続して使用でき、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させることが可能となる。
【0017】
また、ICカード挿入路に対向してすくい板と突起を設けるだけなので、従来に比べて内部機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコストダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、故障に対する信頼性を向上させることが可能となる。
【0018】
さらに、突起の位置や形状を変化させる事により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事ができる。
また、本発明に係るICカード情報処理装置によれば、装置本体内のICカード挿入路にスライド可能に配置され挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入されたとき前記スライダとすくい板がICカードと平行状態で乗上げる複数の突起を設けることにより、ICカード挿入路に挿入されたICカードをコンタクト側に変位させて、ICカードの接点とコンタクトとを接触させるようにしたから、従来のようにコンタクトを保持したコンタクトホルダを上下させる機構のものに比べて薄型化が可能となり、装置本体の外形形状をコンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状とすることができる。これにより、コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続して使用でき、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が可能となり、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させることが可能となる。
【0019】
また、ICカード挿入路に対向してすくい板と複数の突起を設けるだけなので、従来に比べて内部機構の単純化が可能となり、これにより、大幅なコストダウンが図れると共に、組立,調整等が容易となるばかりでなく、故障に対する信頼性を向上させることが可能となる。
【0020】
また、すくい板がICカードと平行状態となってICカードを面で支えるため、より安定した支持状態が得られ、ICカードの接点とコンタクトとの接触状態が安定し、良好な情報処理が安定して得られる。
【0023】
さらに、突起の位置や形状を変化させる事により、任意のコンタクトのタイミングを調整する事ができる。
また、ICカードの先端部で押されて移動するスライダに、ICカードが情報処理可能な位置まで挿入された時に、被係合部に係合する係合部を有した係合部材を連結すると共に、この係合部材の動きを検知する検知手段を設けたから、この検知手段の検知動作により、ICカードが情報処理可能な位置に保持されているか否かが確認できる。これにより、ICカード内の情報を破壊する事がないし、誤動作によるICカード内の情報の破壊もなくなる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図6を参照して説明する。
図1は本発明のICカ−ド情報処理装置1の外観を示し、図2は拡張メモリ等のメモリカード(図示しない)を差し込むメモリカード用スロット2Aを備えたノート型パソコン等のコンピュータ機器2を示す。
【0025】
コンピュータ機器2の前記メモリカード用スロット2Aの内部は、各種のメモリカード規格に準じた形状寸法になっている。そして、本発明のICカ−ド情報処理装置1をメモリカード用スロット2Aに挿入することにより、その先端部に設けられたコネクタ部3がコンピュータ機器2内のコネクタ(図示しない)に電気的に接続されるようになっている。
【0026】
ICカ−ド情報処理装置1は、大部分がメモリカードの規格に準じた形状寸法、具体的には厚さ方向では最大5mm、幅方向では大規模集積回路(LSI)を搭載したICカード4とほぼ同じ寸法である54mmとなっており、メモリカード用スロット2Aに内蔵される部分1Aとコンピュータ機器2外に出る部分1Bとが一体に構成されている。ただし、この外に出る部分1Bは、コンピュータ機器2のメモリカード用スロット2Aの形状によっては内蔵も可能な部分ではある。
【0027】
次にICカ−ド情報処理装置1の内部構造を図3〜図6を参照して説明する。図3はメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分1Aの蓋部材5(図1参照)、及びコンピュータ機器2外に出る部分1Bの蓋部材6(図1参照)等を取り除いた状態、かつICカード4が挿入されていない状態を示す平面図であり、図4は、このICカード4が挿入されていない時の主要部の構成を示す概略的側面図である。
【0028】
また、図5および図6は、それぞれICカード4が挿入されている状態の要部の平面図および概略的側面図である。
図において、8は装置本体であり、この装置本体8は、各機構部材を保持するメインフレーム10と、このメインフレーム10の下面側に設けられたベースフレーム20と、これらメインフレーム10およびベースフレーム20が固定されるとともに装置の外形を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0029】
メインフレーム枠12のメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカードの規格に合った形状寸法になっている。
メインフレーム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14があり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,12b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれるように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.3mmに設定されている。
【0030】
また、装置本体8内には、カ−ド挿入口14に連通するカード挿入路15が形成されており、このカード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設けられている。
【0031】
このスライダ16には、ICカード4の先端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先端側の位置決めを行うようになっている。
【0032】
したがって、ICカード挿入口14からカード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めされ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによって位置決めがなされることになる。
【0033】
また、スライダ16は、メインフレーム10に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移動可能となっている。
【0034】
また、スライダ16には、図4および図6に示すように、ICカード4の接点4aが配設された面とは反対の面に重合するカード変位部材としてのすくい板17が一体的に設けられていると共に、このすくい板17の移動路に対向してICカード4が所定位置まで挿入されたとき前記すくい板17が傾斜状態で乗上げる突起20aが突設されており、前記ICカード4をコンタクトとしてのコンタクトピン40側に変位させてICカード4の接点4fと前記コンタクトピン40とを接触させるICカード変位手段としてのICカード変位機構42を構成している。
【0035】
すくい板17には、前記突起20aが嵌入し得る大きさの矩形状の孔からなる突起嵌入孔18が形成されており、図4に示すようにICカード4が挿入されない状態においては、突起20aが突起嵌入孔18に嵌入した状態となって、すくい板17が、ベースフレーム20に沿った水平状態となり、また、図6に示すようにICカード4が挿入されてスライダ16が押された状態においては、突起嵌入孔18が突起20aの配設位置から外れてすくい板17が突起20a上に傾斜状態で乗上げ、すくい板17の後端でICカード4を押上げるようになっている。
【0036】
突起20aが突設されたベースフレーム20は、ICカード4の下面を保持、保護を目的としたもので、メインフレーム枠12に保持されている。
また、前記スライダ16には、メインフレーム10に形成された長孔を介してメインフレーム10の上面側に突出する係合突起16gを有しており、この係合突起16gは、メインフレーム10の上面に配設された係合部材としてのアーム22の一端(右端)に形成された係合孔22dと係合した状態となっている。
【0037】
アーム22の係合孔22dは、アーム22が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に形成されている。
【0038】
さらに、アーム22の前記係合孔22dが形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22eには、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,10bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の他端が連結された状態となっている。そして、引張りバネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム22を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するようになっている。
【0039】
また、アーム22は、ICカード4が挿入されていない状態においては、図3に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当たり、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動を押さえられた状態となる。
【0040】
また、ICカード4が挿入された状態においては、図5に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aから外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動し、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合するようになっている。そして、アーム22およびこれと連結されたスライダ16を、引張りバネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダロック手段としてのスライダロック機構27を構成している。
【0041】
また、メインフレーム10の上面側には、制御基板28が配設されている。この制御基板28は、メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ32および第2の検知手段としての第2のスイッチ34と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段である大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0042】
コンタクトホルダ30は、基板28の裏側(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード挿入路15に突出した状態となっている。
【0043】
第1,第2のスイッチ32,34は、導電性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しないとき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図3に示すようにアーム22の端面22cによって第1のスイッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ34と密着している。また、ICカード4が挿入されアーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、図5に示すように第1のスイッチ32の接触子32aは元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構となっている。そして、アーム22の動きを検知する検知手段35を構成している。
【0044】
また、前記ICカード排出部材であるイジェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック動作を解除するロック解除部材となっている。すなわち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当部22bと接触するテーパガイド面26bとなっており、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの被係合部としての切起部10aから離れるようになっている。これにより、スライダ16のロック動作が解除され、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力でICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するようになっている。
【0045】
次に、このように構成された第1の実施例の作用について説明する。
まず、これから読み書きを行なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、ICカード4は、ICカード変位機構42を構成するすくい板17の上面を通過して、ICカード4の先端面4aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端側両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面16a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢手段としての引張りバネ24,24に抗してICカード4と共にさらに移動する。
【0046】
スライダ16がある位置まで移動すると、すくい板17に形成された突起嵌入孔18の図において左側の開口端面17aが、ベースフレーム20に突設された突起部20aに当たり、弾性を有する合成樹脂等で構成されたすくい板17の突起嵌入孔18よりも左側部分が突起部20a上に乗上げ、ベースフレーム20とICカード4との間に、左端側が傾斜上端となる傾斜状態、かつ、しなった状態で介在した状態となる。
【0047】
そして、ICカード4は、すくい板17の元の状態に戻ろうとするその復元力によりを弾性的に押上げられた状態となる。
また、すくい板17を変位させるための突起部20aは、丁度、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置しており、この突起部20aに傾斜状態で乗り上げたすくい板17により弾性的に押上げられたICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが確実に接触した状態となる。
【0048】
なお、突起部20aは、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置しているため、突起部20aの形状もしくは位置によって、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40との接触タイミングを自由に調整することが可能である。
【0049】
上記のように、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが接触した状態において、スライダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16fが、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、ICカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0050】
一方、上記のようにスライダ16がICカード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することにより、このスライダ16に連結されたアーム22は、スライダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0051】
この時、アーム22は、引張りバネ24,24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aに当接することでその動きが規制され、突当面26aをこすりながら移動する。
【0052】
そして、イジェクトボタン26の突当面26aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図5に示すように、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した状態となり、アーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ16のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動きが規制される。これにより、ICカード4がアクセス位置に保持される。
【0053】
また、上記のように、アーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿入されたことが検出される。そして、この検出信号によりICカード4に対するアクセスを開始することになる。
【0054】
上記のように、アーム22が回動した後、すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿入された事を確認するようにしたから、この時間のずれによって、ICカード4内の情報を破壊することなくアクセスを開始することができる。
【0055】
次に、ICカード4を取出す動作について説明する。
ICカード4への情報の読込み書込みが終了すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯する。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すことにより、ICカード4を排出することになる。
【0056】
すなわち、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26のテーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部22bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢印E方向)に回動し始める。
【0057】
そして、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動すると同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メインフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0058】
また、上記のようにアーム22の反時計回り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アーム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行なわれる前に検知される。
【0059】
このように、ICカード4の排出が行なわれる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊することなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0060】
ICカード4は、スライダ16の左方向の移動により、その一部がICカード挿入口14から突出する位置まで押し戻され、排出が完了する。
後は、ICカード4を手で摘んで引出すことにより、図3および図4に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。
【0061】
次に、図7〜図10を参照して第2の実施例について説明する。
この第2の実施例のICカ−ド情報処理装置1は、外形形状は前述の第1の実施例のものと同じであるためここでは説明を省略する。
【0062】
図7はメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分1Aの蓋部材5(図1参照)、及びコンピュータ機器2外に出る部分1Bの蓋部材6(図1参照)等を取り除いた状態、かつICカード4が挿入されていない状態を示す平面図であり、図8は、このICカード4が挿入されていない時の主要部の構成を示す概略的側面図である。
【0063】
また、図9および図10は、それぞれICカード4が挿入されている状態の要部の平面図および概略的側面図である。
図において、8は装置本体であり、この装置本体8は、各機構部材を保持するメインフレーム10と、このメインフレーム10の下面側に設けられたベースフレーム20と、これらメインフレーム10およびベースフレーム20が固定されるとともに装置の外形を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0064】
メインフレーム枠12のメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカードの規格に合った形状寸法になっている。
メインフレーム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14があり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,12b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれるように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.3mmに設定されている。
【0065】
また、装置本体8内には、カ−ド挿入口14に連通するカード挿入路15が形成されており、このカード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設けられている。
【0066】
このスライダ16には、ICカード4の先端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先端側の位置決めを行うようになっている。
【0067】
したがって、ICカード挿入口14からカード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めされ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによって位置決めがなされることになる。
【0068】
また、スライダ16は、メインフレーム10に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移動可能となっている。
【0069】
また、スライダ16には、図8および図10に示すように、ICカード4の接点4aが配設された面とは反対の面に重合するカード変位部材としてのすくい板17が一体的に設けられていると共に、このすくい板17の移動路に対向してICカード4が所定位置まで挿入されたとき前記すくい板17が乗上げる突起20aとスライダ16が乗上げる2つの突起20b,20bが突設されており、前記ICカード4をコンタクトとしてのコンタクトピン40側に変位させてICカード4の接点4fと前記コンタクトピン40とを接触させるICカード変位手段としてのICカード変位機構42を構成している。
【0070】
すくい板17には、前記突起20aが嵌入し得る大きさの矩形状の孔からなる突起嵌入孔18が形成されており、図8に示すようにICカード4が挿入されない状態においては、突起20aが突起嵌入孔18に嵌入した状態、また、スライダ16が突起20b,20bの配設位置から外れた位置にあり、すくい板17が、ベースフレーム20に沿った水平状態となり、また、図10に示すようにICカード4が挿入されてスライダ16が押された状態においては、突起嵌入孔18が突起20a,20bの配設位置から外れてすくい板17が突起20aに、また、スライダ16が突起20b,20b上に水平状態で乗上げ、ICカード4を押上げるようになっている。
【0071】
突起20a、20b,20bが突設されたベースフレーム20は、ICカード4の下面を保持、保護を目的としたもので、メインフレーム枠12に保持されている。
【0072】
また、前記スライダ16には、メインフレーム10に形成された長孔を介してメインフレーム10の上面側に突出する係合突起16gを有しており、この係合突起16gは、メインフレーム10の上面に配設された係合部材としてのアーム22の一端(右端)に形成された係合孔22dと係合した状態となっている。
【0073】
アーム22の係合孔22dは、アーム22が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に形成されている。
【0074】
さらに、アーム22の前記係合孔22dが形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22eには、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,10bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の他端が連結された状態となっている。そして、引張りバネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム22を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するようになっている。
【0075】
また、アーム22は、ICカード4が挿入されていない状態においては、図7に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当たり、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動を押さえられた状態となる。
【0076】
また、ICカード4が挿入された状態においては、図9に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aから外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動し、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合するようになっている。そして、アーム22およびこれと連結されたスライダ16を、引張りバネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダロック手段としてのスライダロック機構27を構成している。
【0077】
また、メインフレーム10の上面側には、制御基板28が配設されている。この制御基板28は、メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ32および第2の検知手段としての第2のスイッチ34と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段である大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0078】
コンタクトホルダ30は、基板28の裏側(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード挿入路15に突出した状態となっている。
【0079】
第1,第2のスイッチ32,34は、導電性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しないとき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図7に示すようにアーム22の端面22cによって第1のスイッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ34と密着している。また、ICカード4が挿入されアーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、図9に示すように第1のスイッチ32の接触子32aは元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構となっている。そして、アーム22の動きを検知する検知手段35を構成している。
【0080】
また、前記ICカード排出部材であるイジェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック動作を解除するロック解除部材となっている。すなわち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当部22bと接触するテーパガイド面26bとなっており、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの被係合部としての切起部10aから離れるようになっている。これにより、スライダ16のロック動作が解除され、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力でICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するようになっている。
【0081】
次に、このように構成された第2の実施例の作用について説明する。
まず、これから読み書きを行なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、ICカード4は、ICカード変位機構42を構成するすくい板17の上面を通過して、ICカード4の先端面4aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端側両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面16a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢手段としての引張りバネ24,24に抗してICカード4と共にさらに移動する。
【0082】
スライダ16がある位置まで移動すると、すくい板17に形成された突起嵌入孔18の図において左側の開口端面17aが、ベースフレーム20に突設された突起部20aに当たり、すくい板17の突起嵌入孔18よりも左側部分が突起部20a上に乗上げ、これと同時にスライダ16の右側にある突当面16fも2カ所の突起部20b,20bに当たってスライダ16が突起部20b,20b上に乗上げ、すくい板17が、コンタクトピン40方向に水平に持ち上げられた状態となる。
【0083】
また、すくい板17を変位させるための突起部20aは、丁度、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置し、突起部20b,20bはベースフレーム20のコネクタ3側に近い位置にあり、これら突起部20a、20b,20bにより水平に持ち上げられたすくい板17により押上げられたICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが確実に接触した状態となる。
【0084】
なお、突起部20aは、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置し、突起部20b,20bはベースフレーム20のコネクタ3側に近い位置にあるため、突起部20a,20bの形状もしくは位置によって、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40との接触タイミングを自由に調整することが可能である。
【0085】
上記のように、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが接触した状態において、スライダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16fが、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、ICカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0086】
一方、上記のようにスライダ16がICカード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することにより、このスライダ16に連結されたアーム22は、スライダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0087】
この時、アーム22は、引張りバネ24,24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aに当接することでその動きが規制され、突当面26aをこすりながら移動する。
【0088】
そして、イジェクトボタン26の突当面26aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図9に示すように、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した状態となり、アーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ16のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動きが規制される。これにより、ICカード4がアクセス位置に保持される。
【0089】
また、上記のように、アーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿入されたことが検出される。そして、この検出信号によりICカード4に対するアクセスを開始することになる。
【0090】
上記のように、アーム22が回動した後、すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿入された事を確認するようにしたから、この時間のずれによって、ICカード4内の情報を破壊することなくアクセスを開始することができる。
【0091】
次に、ICカード4を取出す動作について説明する。
ICカード4への情報の読込み書込みが終了すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯する。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すことにより、ICカード4を排出することになる。
【0092】
すなわち、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26のテーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部22bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢印E方向)に回動し始める。
【0093】
そして、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動すると同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メインフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0094】
また、上記のようにアーム22の反時計回り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アーム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行なわれる前に検知される。
【0095】
このように、ICカード4の排出が行なわれる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊することなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0096】
ICカード4は、スライダ16の左方向の移動により、その一部がICカード挿入口14から突出する位置まで押し戻され、排出が完了する。
後は、ICカード4を手で摘んで引出すことにより、図7および図8に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。
【0097】
次に、図11〜図14を参照して第3の実施例について説明する。
この第3の実施例のICカ−ド情報処理装置1は、外形形状は前述の第1の実施例のものと同じであるためここでは説明を省略する。
【0098】
図11はメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分1Aの蓋部材5(図1参照)、及びコンピュータ機器2外に出る部分1Bの蓋部材6(図1参照)等を取り除いた状態、かつICカード4が挿入されていない状態を示す平面図であり、図12は、このICカード4が挿入されていない時の主要部の構成を示す概略的側面図である。
【0099】
また、図13および図14は、それぞれICカード4が挿入されている状態の要部の平面図および概略的側面図である。
図において、8は装置本体であり、この装置本体8は、各機構部材を保持するメインフレーム10と、このメインフレーム10の下面側に設けられたベースフレーム20と、これらメインフレーム10およびベースフレーム20が固定されるとともに装置の外形を構成するメインフレーム枠12とからなる。
【0100】
メインフレーム枠12のメモリカード用スロット2Aに内蔵される部分は、適用対象のメモリカードの規格に合った形状寸法になっている。
メインフレーム枠12のコンピュータ機器2外に出る部分1Bの端面には、ICカード4を挿入するICカード挿入口14があり、そのICカード4の長手方向(挿入方向)に沿う側端面4b,4cをガイドする為のガイド部12a,12b,12cを有している。このカ−ド挿入口14は、ICカード4の挿入および排出がスムーズに行なわれるように、入口が広く、ICカード4の挿入方向(矢印A方向)に向かって狭まるように、54.0mm〜54.3mmに設定されている。
【0101】
また、装置本体8内には、カ−ド挿入口14に連通するカード挿入路15が形成されており、このカード挿入路15の奥行方向には、スライダ16が設けられている。
【0102】
このスライダ16には、ICカード4の先端側両隅部4d,4eが当接する円弧状の突当面16a,16bと、ICカード4の先端面4aが当接する平坦突当面16cとが形成されており、ICカード4の先端側の位置決めを行うようになっている。
【0103】
したがって、ICカード挿入口14からカード挿入路15に挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14付近では、メインフレーム枠12のガイド部12a,12b,12cでカード幅方向が位置決めされ、コンピュータ内蔵部分では、スライダ16の円弧状の突当面16a,16bおよび平坦突当面16cによって位置決めがなされることになる。
【0104】
また、スライダ16は、メインフレーム10に形成された長孔と係合するガイド突起16d,16dが突設されており、ICカード4の挿脱方向にのみ移動可能となっている。
【0105】
また、スライダ16の配設位置よりICカード挿入口14方向から見て手前側には、図8および図10に示すように、ICカード4の挿入方向が傾斜上端となるカード変位部材としての傾斜ガイド20cが設けられている。そして、挿入されたICカード4をコンタクトとしてのコンタクトピン40側に変位させてICカード4の接点4fと前記コンタクトピン40とを接触させるICカード変位手段としてのICカード変位機構42を構成している。
【0106】
傾斜ガイド20cが突設されたベースフレーム20は、ICカード4の下面を保持、保護を目的としたもので、メインフレーム枠12に保持されている。
また、前記スライダ16には、メインフレーム10に形成された長孔を介してメインフレーム10の上面側に突出する係合突起16gを有しており、この係合突起16gは、メインフレーム10の上面に配設された係合部材としてのアーム22の一端(右端)に形成された係合孔22dと係合した状態となっている。
【0107】
アーム22の係合孔22dは、アーム22が係合突起16gを回動支点として時計回り方向(矢印C方向)に回動できるように一端側が幅広となる扇状に形成されている。
【0108】
さらに、アーム22の前記係合孔22dが形成された一端側(右端側)には、バネ掛部22eを有した腕部22fが突設されており、前記バネ掛部22eには、一端をメインフレーム10のバネ掛部10b,10bに連結した付勢手段である引張りバネ24,24の他端が連結された状態となっている。そして、引張りバネ24,24の付勢力により、アーム22およびこれと連結されたスライダ16をICカード4の挿入方向とは逆の方向(矢印B方向)に付勢するとともに、アーム22を時計回り方向(矢印C方向)に常時付勢するようになっている。
【0109】
また、アーム22は、ICカード4が挿入されていない状態においては、図7に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがICカード排出部材であるイジェクトボタン26の突当面26aと当たり、アーム22の時計回りの方向(矢印C方向)の回動を押さえられた状態となる。
【0110】
また、ICカード4が挿入された状態においては、図13に示すように、アーム22の他端(左端)の突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aから外れて時計回りの方向(矢印C方向)に回動し、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合するようになっている。そして、アーム22およびこれと連結されたスライダ16を、引張りバネ24,24の付勢力に抗して保持するスライダロック手段としてのスライダロック機構27を構成している。
【0111】
また、メインフレーム10の上面側には、制御基板28が配設されている。この制御基板28は、メインフレーム枠12で保持されており、コンピュータ機器2と接続するためのコネクタ3と、ICカード4の接点4fと接続させるための導電性弾性体からなるピン状のコンタクト(以後、コンタクトピンという)40を保持したコンタクトホルダ30と、アーム22の動きを検知するための第1の検知手段としての第1スイッチ32および第2の検知手段としての第2のスイッチ34と、ICカード4がコンタクトし情報の読み込み書き込み中に点灯する発光体(LED)36と、制御手段である大規模集積回路(LSI)38とが配設されている。
【0112】
コンタクトホルダ30は、基板28の裏側(下面側)に実装され、このコンタクトホルダ30に保持された8本もしくは6本のコンタクトピン40の先端部は、メインフレーム10に穿設されたピン挿通孔を貫通し、メインフレーム10の下面側、すなわち、カード挿入路15に突出した状態となっている。
【0113】
第1,第2のスイッチ32,34は、導電性弾性体からなり、アーム22が時計回りに回動しないとき(ICカード4が挿入されていないとき)は、図11に示すようにアーム22の端面22cによって第1のスイッチ32の接触子32aが押されて第2のスイッチ34と密着している。また、ICカード4が挿入されアーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、図13に示すように第1のスイッチ32の接触子32aは元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れる機構となっている。そして、アーム22の動きを検知する検知手段35を構成している。
【0114】
また、前記ICカード排出部材であるイジェクトボタン26は、スライダロック機構27のロック動作を解除するロック解除部材となっている。すなわち、イジェクトボタン26の先端は、アーム22の突当部22bと接触するテーパガイド面26bとなっており、イジェクトボタン26をICカード4の挿入方向と同じ方向(矢印D方向)に押すと、アーム22が反時計回りの方向(矢印E方向)に引張りバネ24,24の付勢力に抗して押し退けられ、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成されたの被係合部としての切起部10aから離れるようになっている。これにより、スライダ16のロック動作が解除され、スライダ16は、引張りバネ24,24の付勢力でICカード4の挿入方向とは逆の矢印B方向に移動し、ICカード4をICカード挿入口14方向に排出するようになっている。
【0115】
次に、このように構成された第3の実施例の作用について説明する。
まず、これから読み書きを行なおうとするICカード4をICカード挿入口14に挿入する。挿入されたICカード4は、ICカード挿入口14の開口縁部に形成されたガイド部12a,12b,12cによって所定位置に案内されながらカード挿入路15を奥行き方向(矢印A方向)へ移動する。そして、ICカード4は、ICカード変位機構42を構成する傾斜ガイド20cの上面を徐々に上方に案内されながら移送され、傾斜ガイド20cの傾斜上端とメーンフレーム10の下面との隙間を通過して、ICカード4の先端面4aがスライダ16の平坦突当面16cに、また、先端側両隅部4d,4eがスライダ16の円弧状の突当面16a,16bにそれぞれ突当たり、スライダ16は付勢手段としての引張りバネ24,24に抗してICカード4と共にさらに移動する。
【0116】
傾斜ガイド20cの傾斜上端は、丁度、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置し、これにより持ち上げられたICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが確実に接触した状態となる。
【0117】
なお、傾斜ガイド20cは、コンタクトピン40の配設位置の真下に位置し、突起部20b,20bはベースフレーム20のコネクタ3側に近い位置にあるため、傾斜ガイド20cの形状もしくは位置によって、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40との接触タイミングを自由に調整することが可能である。
【0118】
上記のように、ICカード4の接点4fとコンタクトピン40とが接触した状態において、スライダ16は、移動方向側(右側)端面である突当面16fが、メインフレーム枠12の一部である突当面12dに当たり、それ以上の動きが規制される。これにより、ICカード4の挿入方向の動きも規制される。
【0119】
一方、上記のようにスライダ16がICカード4の挿入方向(矢印A方向)に移動することにより、このスライダ16に連結されたアーム22は、スライダ16と一体にICカード4の挿入方向に移動する。
【0120】
この時、アーム22は、引張りバネ24,24の付勢力によって時計回り方向(矢印C方向)に付勢されているが、突当部22bがイジェクトボタン26の突当面26aに当接することでその動きが規制され、突当面26aをこすりながら移動する。
【0121】
そして、イジェクトボタン26の突当面26aが切れたところで、アーム22の突当部22bがイジェクトボタン26のテーパガイド面26bに沿って時計回り方向(矢印C方向)に回動する。これにより、図13に示すように、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した状態となり、アーム22およびこのアーム22に連結されたスライダ16のICカード挿入口14方向(矢印B方向)の動きが規制される。これにより、ICカード4がアクセス位置に保持される。
【0122】
また、上記のように、アーム22が時計回り方向(矢印C方向)に回動すると、アーム22の端面22cによって押されていた第1のスイッチ32の接触子32aが元の形状に戻り、第2のスイッチ34から離れ、これにより、ICカード4が所定の位置に確実に挿入されたことが検出される。そして、この検出信号によりICカード4に対するアクセスを開始することになる。
【0123】
上記のように、アーム22が回動した後、すなわち、アーム22に形成された係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10に形成された被係合部としての切起部10aに係合した後、ICカード4が挿入された事を確認するようにしたから、この時間のずれによって、ICカード4内の情報を破壊することなくアクセスを開始することができる。
【0124】
次に、ICカード4を取出す動作について説明する。
ICカード4への情報の読込み書込みが終了すると、点灯していた発光体(LED)36が消灯する。消灯を確認後、もしくはICカ−ド情報処理装置1を動かすアプリケーションシステムより終了確認後、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すことにより、ICカード4を排出することになる。
【0125】
すなわち、イジェクトボタン26を右方向(矢印D方向)に押すと、このイジェクトボタン26のテーパガイド面26bと接触するアーム22の突当部22bが外方に押され、アーム22が反時計回り方向(矢印E方向)に回動し始める。
【0126】
そして、アーム22の係合部としての切欠部22aが、メインフレーム10の被係合部としての切起部10aから外れて、アーム22は引張りバネ24,24の付勢力によって左方向(矢印B方向)に移動すると同時にアーム22と連結しているスライダ16も、メインフレーム10に保持されながら左方向に移動する。
【0127】
また、上記のようにアーム22の反時計回り方向(矢印E方向)の回動により、アーム22の端面22cが第1スイッチ32の接触子32aを押圧し第2のスイッチ34に押し付けた状態となる。そして、アーム22およびこれと連結しているスライダ16が左方向に移動する以前、すなわち、ICカード4の排出が行なわれる前に検知される。
【0128】
このように、ICカード4の排出が行なわれる前にそれを検知するので、ICカード4内の情報を破壊することなく排出ができる。たとえアクセス中にイジェクトボタン26を押しても、ICカード4を破壊することなく安全かつ確実に排出が可能となる。
【0129】
ICカード4は、スライダ16の左方向の移動により、その一部がICカード挿入口14から突出する位置まで押し戻され、排出が完了する。
後は、ICカード4を手で摘んで引出すことにより、図11および図12に示すICカード4の挿入前の状態に戻る。
なお、本発明は上記一実施例に限らず、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したようにしたことから、本発明においては、薄型化と内部機構の単純化が図れ、携帯型パソコン等のコンピュータ機器の規格化されたメモリカード用スロットに挿入接続が可能で、コンピュータ機器と一体で使用や運搬が行え、使用場所を選ばず使えて利便性を大幅に向上させる事ができ、しかも、組立,調整等が容易で安価なICカード情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカ−ド情報処理装置の第1の実施例の外観を示す斜視図。
【図2】第1の実施例のICカ−ド情報処理装置を差込むノート型パソコンのメモリカード用スロット部分を示す斜視図。
【図3】第1の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入されていない状態を示す平面図。
【図4】第1の実施例のICカードが挿入されていない状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図5】第1の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図6】第1の実施例のICカードが挿入された状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図7】本発明の第2の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入されていない状態を示す平面図。
【図8】第2の実施例のICカードが挿入されていない状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図9】第2の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図10】第2の実施例のICカードが挿入された状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図11】本発明の第3の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入されていない状態を示す平面図。
【図12】第3の実施例のICカードが挿入されていない状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【図13】第3の実施例の一部部材を取除いた状態、かつICカードが挿入された状態を示す平面図。
【図14】第3の実施例のICカードが挿入された状態の主要部の構成を示す概略的側面図。
【符号の説明】
1…ICカ−ド情報処理装置、2…コンピュータ機器、2A…メモリカード用スロット、3…コネクタ部、4…ICカード、4f…接点、8…装置本体、10…メインフレーム、10a…切起部(被係合部)、12…メインフレーム枠、14…ICカード挿入口、15…カード挿入路、16…スライダ、17…すくい板(カード変位部材)、18…突起嵌入孔、20…ベースフレーム、20a,20b…突起部、20c…傾斜ガイド(カード変位部材)、22…アーム(係合部材)、22a…切欠部(係合部)、24…引張りバネ(付勢手段)、27…スライダロック機構(スライダロック手段)、28…制御基板、30…コンタクトホルダ、32…第1スイッチ(第1の検知手段)、34…第2のスイッチ(第2の検知手段)、38…大規模集積回路(制御手段)、40…コンタクトピン(コンタクト)、42…ICカード変位機構(ICカード変位手段)。
Claims (3)
- コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装置本体と、
前記カード挿入口とは反対側で前記装置本体に設けられ、前記メモリカード用スロットに挿入された際に前記コンピュータ装置と電気的に接続するコネクタ部と、
前記装置本体内の前記ICカード挿入路に対向し、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設され、前記コネクタ部を介して前記コンピュータ装置との間でデータの送受信を行うコンタクトと、
前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能に配置され、挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられ前記ICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するすくい板、及び、このすくい板の移動路に対向して突設されICカードが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が傾斜状態で乗上げる突起を有し、前記ICカードを前記コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカード変位機構と、
を具備してなることを特徴とするICカード情報処理装置。 - コンピュータ装置のメモリカード用スロットに挿入接続可能な外形形状を有すると共にICカードを挿入するカ−ド挿入口及び該カ−ド挿入口に連通するICカード挿入路を有した装置本体と、
前記カード挿入口とは反対側で前記装置本体に設けられ、前記メモリカード用スロットに挿入された際に前記コンピュータ装置と電気的に接続するコネクタ部と、
前記装置本体内の前記ICカード挿入路に対向し、かつ挿入された前記ICカードの接点と対向する位置に配設され、前記コネクタ部を介して前記コンピュータ装置との間でデータの送受信を行うコンタクトと、
前記装置本体内の前記ICカード挿入路にスライド可能に配置され、挿入されたICカードの先端部で押されて移動するスライダに一体的に設けられ、前記ICカードの接点が配設された面とは反対の面に重合するとともに突起嵌入孔が形成されたすくい板、このすくい板の移動路において前記突起嵌入孔に対向して突設され、前記ICカードの非挿入時に前記すくい板の突起嵌入孔に嵌入し、前記ICカードが所定位置まで挿入されたとき前記すくい板が乗上げる第1の突起、及び、前記ICカードが所定位置まで挿入されたとき前記スライダが乗上げる第2の突起を有し、前記ICカードを平行状態で前記コンタクト側に変位させてICカードの接点と前記コンタクトとを接触させるICカード変位機構と、
を具備してなることを特徴とするICカード情報処理装置。 - 前記スライダを前記ICカードの挿入方向とは逆の方向に常時付勢する付勢手段と、
前記スライダに連結され該スライダと一体的に移動可能で、かつ前記ICカードが前記ICカード挿入路の情報処理可能な位置まで挿入されたとき固定的に設けられた被係合部に係合し得る係合部を有した係合部材を備え、前記ICカードの接点が前記コンタクトと接触した位置において前記スライダを前記付勢手段の付勢力に抗して保持するスライダロック手段と、
このスライダロック手段の前記係合部材の移動路に対向して設けられ、前記係合部材の動きを検知する検知手段と、
を具備してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のICカード情報処理装置。
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