JP3827584B2 - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、PCなど各種携帯情報端末、デジタルカメラ、デジタルAV機器などのメモリー対応機器に用いられる小型メモリーカードなどに使用される、カード用コネクタ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの電子機器の増設記録装置としてカード用コネクタ装置が一般的に使用されている。このカード用コネクタ装置の記憶媒体としてはPCカードやメモリーカードが広く使用さるようになってきている。
【0003】
このPCカードやメモリーカードをカード用コネクタ装置に挿着して必要な情報の書き込み、及び読み取りを行うものであるが、近年においては、小型のメモリーカードには、長いもの、短いもの、厚いもの、薄いものなど、形状の異なる色々な種類のメモリーカードが開発されており、これらに対応してカード用コネクタ装置も様々な種類のものが開発されている。
【0004】
この場合、カード用コネクタ装置としては1種類のメモリーカードにしか対応しておらず、一つのカード用コネクタ装置には特定の一つのメモリーカードしか挿着することができなかった。このため、色々な種類のメモリーカードを使用したい場合には、それぞれのメモリーカード専用のカード用コネクタ装置を準備する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、それぞれのメモリーカード専用のカード用コネクタ装置を準備する場合には、カード用コネクタ装置を搭載する電子機器が大型化してしまい、また、メモリーカードを挿着する際に、種類の異なるメモリーカードを間違って別のカード用コネクタに挿入してしまうという不具合が発生する問題があった。
【0006】
このため、長さの異なる二つのカードを挿着可能にするために、各カードの接触端子部と接触可能なコネクタ端子部をカードの挿入方向に沿って前後二列に配設する構造が提案されているが、かかる構造では、長い方のカードを挿入する場合、長いカードは手前側に配設されたコネクタ端子を乗り越えて奥側に配設されたコネクタ端子と接触する位置まで移動されることになるため、長いカードは手前側のコネクタ端子と擦れて底面が摩耗することや、挿入時の抵抗が大きくなってしまうという問題があった。
【0007】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、コネクタ端子をカードの挿入方向に沿って前後に配設して長さの異なるカードを挿着可能にすると共に、カードの挿入時に各カードを円滑に挿入することができるカード用コネクタ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、長さが短く肉薄な第1のカードと、この第1のカードより長さが長く肉厚な第2のカードの両方が挿着可能な収納部を有するハウジングと、前記収納部のカード挿入方向に沿って手前側と奥側にそれぞれ並設され、前記第1のカードの接触端子部と接続される複数の第1のコネクタ端子と、前記第2のカードの接触端子部と接続される複数の第2のコネクタ端子とを備え、前記収納部に、傾斜面部を有する案内部材を設け、前記第1のカードの挿入時には、前記第1のカードは前記傾斜面部とは当接されずに前記第1のコネクタ端子と前記第1のカードの接触端子部が接触すると共に、前記第2のカードの挿入時には、前記第2のカードが前記傾斜面部と当接して案内されることにより、前記第1のコネクタ端子と前記第2のカードの底面が接触しない位置まで押し上げるようにし、前記案内部材は、カードの挿入及び排出方向に移動可能に配設されたスライド部材からなり、前記スライド部材には、カード挿入方向に沿って前記傾斜面部の手前側に前記第1のカードの前面部と係合する第1の前面係止部を形成すると共に、前記傾斜面部の奥側には前記第2のカードの前面部と係合する第2の前面係止部を形成し、前記第1のカードの挿入時には、前記第1のカードは前記第1の前面係止部と係合して前記スライド部材をカードの挿着位置に移動させると共に、前記第2のカードの挿入時には、前記第2のカードは前記傾斜面部によって前記第1のコネクタ端子とは接触しない位置へ案内された後、前記第2の前面係止部と係合して前記スライド部材をカードの挿着位置に移動させるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、第の手段として、前記ハウジング前面に設けられたカード挿入部と、このカード挿入部の両側に設けられ前記第1及び第2のカードを案内するガイド部とを備え、前記ガイド部に、前記第1のカードの側面部と当接して前記第1のカードの挿入を案内する第1の案内面と、前記第2のカードの側面部と当接して前記第2のカードの挿入を案内する第2の案内面を形成し、前記第2の案内面を前記第1の案内面より内方で高さの異なる上方位置に形成すると共に、前記第2のコネクタ端子の接点位置を前記第1のコネクタ端子の接点位置より上方位置に形成したことを特徴とする。
【0011】
また、第の手段として、前記スライド部材をカード排出方向へ付勢する付勢部材と、前記スライド部材をカード挿着位置にロックするハート型カム溝、及びこのハート型カム溝に沿って摺動するロックピンとを備え、前記ロックの解除時には、前記スライド部材がカード排出方向へ移動するのに伴って、前記第1のカードは前記第1の前面係止部で押され、前記第2のカードは前記第2の前面係止部で押されて排出位置まで移動することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図24に示す。図1は第1のカード挿入時のカード用コネクタ装置の平面図、図2は同じく正面図、図3は同じく縦断面図、図4は第1のカードが第1のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置の平面図、図5は同じく縦断面図、図6は第1のカード挿着時のカード用コネクタ装置の平面図、図7は同じく縦断面図、図8は第2のカード挿入時のカード用コネクタ装置の平面図、図9は同じく正面図、図10は同じく縦断面図、図11は第2のカード挿入途上のカード用コネクタ装置の平面図、図12は同じく正面図、図13は同じく縦断面図、図14は第2のカードが第2のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置の平面図、図15は同じく正面図、図16は同じく縦断面図、図17は第2のカード挿着時のカード用コネクタ装置の平面図、図18は同じく縦断面図、図19は第1のカードの平面図、図20は同じく正面図、図21は同じく底面図、図22は第2のカードの平面図、図23は同じく正面図、図24は同じく底面図である。
【0013】
図において、ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材で前方及び上方が開口された方形状の箱形に形成されている。このハウジング1の中央には収納部1aが設けられており、また、前記ハウジング1には、前記収納部1aに連続してハウジング1の前面まで延びるカード挿入部1bが形成されている。
【0014】
前記収納部1aには、弾性を有する導電性の金属材からなる第1、及び第2のコネクタ端子2、3が複数個並設されている。前記第1のコネクタ端子2は、前記収納部1aのカード挿入方向の手前側に配設されており、平板状の基部と、この基部から互いに対向する方向へ略Z字状に屈曲されて形成された接続片2a及び接触片2bとから形成されている。前記第1のコネクタ端子2は、一端側に形成された前記接続片2aが、前記収納部1aの底面部に設けられた開口部1cから外方へ表出して配設されており、この接続片2aが電子機器などの外部の回路基板上の回路パターンと半田付けされて固着されることで信号の伝送が行われるものとなる。
【0015】
また、前記第1のコネクタ端子2の基部の他端側に形成された前記接触片2bが、前記収納部1aの底部に片持ち状に支持されて前記収納部1a内に突出して配設されたものとなっている。また、前記接触片2bの先端側には、後述する第1のカード12の接触端子部12aに接続される接点部2cが形成されている。
【0016】
前記第2のコネクタ端子3は、前記収納部1aの前記第1のコネクタ端子2の配設位置よりも奥側に配設されており、平板状の基部と、この基部から互いに対向する方向へ屈曲されて形成された接続片3a及び接触片3bとから形成されている。前記第2のコネクタ端子3は、一端側に形成された前記接続片3aが、前記ハウジング1の後方外側面から外方へ表出して配設されており、この接続片3aが電子機器などの外部の回路基板上の回路パターンと半田付けされて固着されることで信号の伝送が行われるものとなる。
【0017】
また、前記第2のコネクタ端子3の基部の他端側に延出されて形成された前記接触片3bが、前記収納部1a内に突出して配設されたものとなっている。また、前記接触片3bの先端側には、後述する第2のカード13の接触端子部13aに接続される接点部3cが形成されている。
【0018】
また、前記カード挿入部1bには、後述する第1及び第2のカード12、13の底面部を案内する平面からなる平坦部1dが設けられており、この平坦部1dを挟んで両側には、後述する第1及び第2のカード12、13の側面部を案内する一対のガイド部1e、1eが形成されている。また、前記カード挿入部1bは、最大幅が第1のカード12の幅と略等しくなるように形成されており、また、最大厚さは第2のカード13の厚さより大きくなるように形成されている。
【0019】
また、一対の前記ガイド部1e、1eには、段差状の平行面からなる複数の案内面が形成されており、前記ガイド部1eの下端側には、第1のカード12の側面部と当接して第1のカード12を挿着位置へ案内する凹状の第1の案内面1fが形成されている。また、前記ガイド部1eの上端側には、凹状の前記第1の案内面1fよりも内側に位置され、第2のカード13の側面部と当接して第2のカード13を挿着位置へ案内する凸状の第2の案内面1gが形成されたものとなっている。
【0020】
尚、前記第1の案内面1fと前記第2の案内面1gとは、前記第1の案内面1fが前記第2の案内面1gより外方に形成されていると共に、前記第2の案内面1gを前記第1の案内面1fよりも上方位置に形成し、お互いの位置が高さ方向に異なった位置に形成されたものとなっている。
【0021】
このように、前記第2の案内面1gを前記第1の案内面1fよりも上方位置に形成し、前記収納部1aに挿入される後述する第2のカード13の底面が、前記収納部1aに挿入される後述する第1のカード12の底面よりも上方に位置するように形成することにより、各カードを案内する前記第1及び第2の案内面1f、1gを、それぞれ高さ方向の異なる位置に形成するという簡単な構成で、第2のカード13が挿入された場合にのみ第2のカード13の底面を前記第1のコネクタ端子2の接点部2cの底面と接触しない位置まで押し上げることができるものとなっている。
【0022】
また、前記第2のコネクタ端子3は、前記第1のコネクタ端子2よりも上方となるように前記ハウジング1の収納部1aに配設されて形成されており、前記第2のコネクタ端子3の接点部3cの位置を前記第1のコネクタ端子2の接点部2cの位置よりも上方位置となるように形成してあるので、長さが長く肉厚な第2のカード13が前記収納部1aに挿入される場合には、第2のカード13が前記第2の案内面1gと後述する傾斜面部9gにより前記第1のコネクタ端子2と接触しない上方位置に案内されたとしても、第2のカード13と前記第2のコネクタ端子2との接触を確実なものとすることができるものとなっている。
【0023】
また、前記ハウジング1の一側部には、後述するスライド部材9をカードの排出方向へ付勢するコイルばねからなる復帰ばね4を収容するばね収容部が形成されている。また、このばね収容部の一端側には、スライド部材9をカードの挿着位置に保持する金属の線材からなるロックピン5が回動可能に軸支されている。
【0024】
また、前記ハウジング1の対向する他側部には、検出手段の一部である導電性の金属板からなる固定接点部材6と、この固定接点部材6を挟んで上下位置に同じく導電性の金属板からなる第1の可動接点部材7及び第2の可動接点部材8が配設されている。
【0025】
この場合、前記固定接点部材6と前記第1の可動接点部材7とは上下方向(この場合カード挿入方向に直交する方向)に対向した状態で前記ハウジング1に配設されており、後述する第1のカード12の挿入に伴い、前記固定接点部材6と前記第1の可動接点部材7とが接触することで第1のカード12の挿入が完了したことを検出するようになっている。
【0026】
また、前記固定接点部材6と前記第2の可動接点部材8とは横方向に対向した状態で前記ハウジング1に配設されており、後述する第1のカード12の識別子12dに前記第2の可動接点部材8が押圧/非押圧されることにより、前記固定接点部材6と前記可動接点部材8とが接触/非接触することで後述する第1のカード12の書き込み禁止か否かを検出するようになっている。
【0027】
このように、検出手段は、前記第1の可動接点部材7と、この第1の可動接点部材7と一端側が接離される前記固定接点部材6と、この固定接点部材6の他端側と接離される前記第2の可動接点部材8とから形成されているので、後述する第1のカード12の挿入の完了の検出と、第1のカード12への書き込みの禁止の検出とを一つの検出手段で行うことができるものとなっている。
【0028】
案内部材であるスライド部材9は、合成樹脂などの絶縁材から形成されており、このスライド部材9には、手前側に位置して後述する第1のカード12が収容される第1のカード収容部9aと、この第1のカード収容部9aより後方側に位置して後述する第2のカード13が収容される第2のカード収容部9bとが形成されている。
【0029】
また、前記第1のカード収容部9aの一側面部には、収容される第1のカード12の側面部に設けられた位置決め用の凹部12eに係合する、ばね性を有する金属板等からなる第1係合片10が固着されており、また、前記第2のカード収容部9bの一側面部には、同じく、収容される第2のカード13の側面部に設けられた位置決め用の凹部13cに係合する、ばね性を有する金属板等からなる第2係合片11が固着されたものとなっている。
【0030】
また、前記スライド部材9には、前記ハウジング1のばね収容部に収容された、前記復帰ばね4の一端部が係止されるばね係止部9cが設けられており、また前記スライド部材9の一端側には、前記ハウジング1の一端側に軸支された前記ロックピン5の他端が摺接されるハート型カム溝9dが形成されている。前記ロックピン5と前記ハート型カム溝9dとの協同によって前記スライド部材9は、前記復帰ばね4の付勢力に抗してカードの挿着位置に保持されるものとなっている。
【0031】
また、前記第1のカード収容部9aの両前端部には、挿入される後述する第1のカード12の前面部と係合する第1の前面係止部9eが形成されており、また、前記第2のカード収容部9bの両前端部には、挿入される後述する第2のカード13の前面部と係合する第2の前面係止部9fがそれぞれ形成されている。
【0032】
また、前記スライド部材9の中央で、前記第1のカード収容部9aと前記第2のカード収容部9bとの間には、前記第1のカード収容部9aから前記第2のカード収容部9bに向かって登り坂となる傾斜面部9gが形成されている。すなわち、前記スライド部材9の奥側に形成された前記第2のカード収容部9bは、手前側に形成された前記第1のカード収容部9aに対して、前記傾斜面部9gを介して一段上がった位置に形成されたものとなっている。
【0033】
このように、前記スライド部材9には、カード挿入方向に沿って前記傾斜面部9gの手前側に第1のカード12の前面部と係合する前記第1の前面係止部9eが形成されていると共に、前記傾斜面部9gの奥側には第2のカード13の前面部と係合する前記第2の前面係止部9fが形成されたものとなっている。そして、第1のカード12の挿入時には、第1のカード12は前記第1の前面係止部9eと係合して前記スライド部材9をカードの挿着位置に移動させるようになっており、第2のカード13の挿入時には、第2のカード13は前記傾斜面部9gによって上方に押し上げられることにより底面が前記第1のコネクタ端子2とは接触しない位置へ案内された後、前記第2の前面係止部9fと係合して前記スライド部材9をカードの挿着位置に移動させるようになっている。
【0034】
このように、長さが長く肉厚な第2のカード13が前記ハウジング1の収納部1aに挿入される場合においては、第2のカード13は前記第1のコネクタ端子2と接触しない状態で前記スライド部材9と共に奥側へ移動させられることから、カード底面の摩耗を回避出来、かつ、挿入抵抗を小さくすることができるものとなっている。
【0035】
また、前記スライド部材9のロックを解除してカードを排出させる場合には、カードを再度押圧することにより、前記スライド部材9がカード排出方向へ移動するのに伴って、第1のカード12は前記第1の前面係止部9e、9eで押され、第2のカード13は前記第2の前面係止部9f、9fで押されて排出位置まで移動することから、簡単な構造でカード排出機構が構成でき、長さや大きさの異なる第1のカード12、及び第2のカード13を容易に挿着及び排出させることができるものとなっている。
【0036】
尚、図示はしないが、前記ハウジング1の上面側には、金属板からなるカバー部材が、前記ハウジング1の上面側の開口部を覆うように取り付けられている。また、このカバー部材は前記ハウジング1の収納部1aに配設された前記第1及び第2のコネクタ端子2、3の上面を覆うように形成されており、外部からの輻射ノイズ等の侵入を防止するシールド板の役目も果たすものとなっている。
【0037】
図17乃至19において、第1のカード12は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録媒体として広く使用されているものである。この第1のカード12の一表面には、その一端側に複数の接触端子部12aが形成されており、この接触端子部12aが前記ハウジング1の収納部1aに配設された前記第1のコネクタ端子2の接触片2bと接触することにより、外部に接続された電子機器との種々の情報処理が行われるものとなっている。
【0038】
また、前記第1のカード12には、前記接触端子部12aの形成側のその一隅部に、斜面状の切り欠き部12bが設けられている。前記第1のカード12が前記スライド部材9の第1のカード収容部9aに挿入された時、この切り欠き部12bと他端側の角部が前記スライド部材9の第1のカード収容部9aの前記第1の前面係止部9e、9eに係合することによって、前記スライド部材9が前記第1のカード12の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となるように形成されている。
【0039】
また、前記第1のカード12の一側面部には、カードの書き込み禁止を示す識別部である凹溝部12cが形成され、この凹溝部12cにはスライド可能な識別子12dが設けられている。この識別子12dをスライド移動させることにより、前記凹溝部12cの位置を変更することができ、この位置に応じてカードへの書き込みの可否を変更することが可能となっている。
【0040】
また、前記第1のカード12の他側面部には、位置決め用の凹部12eが形成されている。この凹部12eに前記第1のカード収容部9aの一側面部に設けられたばね性を有する前記第1係合片10が係合することで前記第1のカード12を前記スライド部材9の第1のカード収容部9aに保持させるものとなっている。
【0041】
尚、前記第1のカード12の下面側両端部には長尺状の切り溝部12fが形成されており、この切り溝部12fを除いた最大幅寸法はやや幅広に形成されており、これに対して最大厚さ寸法はやや肉薄に形成されたものとなっている。
【0042】
図20乃至22において、第2のカード13は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録媒体として広く使用されているものである。この第2のカード13の一表面には、その一端側に複数の接触端子部13aが形成されており、この接触端子部13aが前記ハウジング1の収納部1aに配設された前記第2のコネクタ端子3の接触片3bと接触することにより、外部に接続された電子機器との種々の情報処理が行われるものとなっている。
【0043】
また、前記第2のカード13の一端部には傾斜面からなる切り欠き部13bが形成されており、この切り欠き部13bと一定の間隔をおいて前記第2のカード13の一側面部には、位置決め用の凹部13cが形成されている。前記第2のカード13を前記スライド部材9の第2のカード収容部9bに挿入する際、この凹部13cに、前記第2のカード収容部9bの一側面部に設けられたばね性を有する前記第2係合片11が係合することにより、第2のカード13を前記スライド部材9の第2のカード収容部9bに保持させるものとなっている。
【0044】
前記第2のカード13が前記スライド部材9の第2のカード収容部9bに挿入された時、前記第2のカード13の前縁部が前記スライド部材9の第2のカード収容部9bの一対の前記前面係止部9f、9fに当接することによって、前記スライド部材9が前記第2のカード13の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となるように形成されている。
【0045】
尚、前記第2のカード13は略長方体状に形成されており、前記第1のカード12に比較して、最大幅寸法はやや幅狭に形成されており、これに対して最大厚さ寸法はやや肉厚に形成されたものとなっている。また、挿入方向の長さが前記第1のカード12よりも長く長尺状に形成されたものとなっている。
【0046】
上記構成のように、形状の異なる、それぞれの前記第1のカード12、及び前記第2のカード13を前記ハウジング1のカード挿入部1bに挿入する場合、上記実施例の構成においては、図2及び図9、図15に示すように、前記カード挿入部1bは、最大幅が、幅広、肉薄である前記第1のカード12の幅と略等しくなるように形成されており、また、最大厚さは、幅狭、肉厚である前記第2のカード13の厚さより大きくなるように形成されていることから、それぞれの前記第1、及び第2のカード12、13の挿入が可能となっている。
【0047】
また、この場合、前記カード挿入部1bの両側部には一対の前記ガイド部1e、1eが形成されており、この前記ガイド部1eに前記第1のカード12の側面部と当接して第1のカード12を挿着位置に案内する凹状の第1の案内面1fと、前記第2のカード13の側面部と当接して第2のカード13を挿着位置へ案内する凸状の第2の案内面1gとを形成したことから、形状の異なる複数種類のカードを円滑に、かつ確実にカードの挿着位置に案内することができるものとなっている。
【0048】
また、前記第2のカード13は前記第1のカード12よりも挿入方向の長さが長く長尺状に形成されており、また、前記ハウジング1の収納部1aには、前記第1のカード12の接触端子部14aと接触する前記第1のコネクタ端子2と、前記第2のカード13の接触端子部12aと接触する前記第2のコネクタ端子3とを、カードの挿入方向に違えて、それぞれの前記接触端子部12a、13aの形成位置に対応させて配設するようにしたことから、形状の異なる複数種類のカードと、これらを挿着するコネクタ装置のコネクタ端子との接触を確実に行うことができるものとなっている。
【0049】
次に、図1乃至図7、及び図8乃至図18を用いて前記第1のカード12、及び第2のカード13をコネクタ装置に挿入する場合の動作を説明する。
まず、図1乃至図3に示す初期の状態、すなわち前記第1のカード12の未挿入時には、前記スライド部材9は前記復帰ばね4の付勢力によりカードの排出方向へ付勢されている。この時、前記固定接点部材6と第1及び第2の可動接点部材7、8は共に離間しておりオフ状態となっている。
【0050】
次に、前記第1のカード12が、前記スライド部材9の第1のカード収容部9aに挿入されると、前記第1のカード12は、前記第1係合片10により位置決め用の前記凹部12eが係合されて前記第1のカード収容部9aに保持されるものとなる。そして、前記第1のカード12の切り欠き部12bと他端側の角部とが、前記第1のカード収容部9aの前記第1の前面係止部9e、9eに当接する。この時、前記第1のカード12の接触端子部12aは前記第1のコネクタ端子2の接触片2bの接点部とは離間している。(図4、図5)
【0051】
次に、前記第1のカード12をカードの挿入方向へ押圧してやると、前記第1のカード12の切り欠き部12bと他端側の角部が、前記スライド部材9の第1のカード収容部9aの前記第1の前面係止部9e、9eに係合していることから、前記スライド部材9が前記第1のカード12の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となり、前記復帰ばね4の付勢力に抗して前記スライド部材9がカードの挿入方向へ移動して、前記ロックピン5の一端部が前記ハート型カム溝6dをトレースしてロック位置にロックされる。(図6)
【0052】
この時、前記第1のカード12は、前記ハウジング1のカード挿入部1bの第1の案内面1fにガイドされてカード挿着位置まで案内されることから、前記スライド部材9の傾斜面部9gにより上方へ押し上げられることがないので、前記第1のカード12の接触端子部12aは前記第1のコネクタ端子2の接触片2bの接点部2cと接触するものとなる。(図7)
【0053】
また、この時、前記第1の可動接点部材7が押圧されることにより、前記固定接点部材6と接触することで前記第1のカード12の挿入が完了したことを検出することができる。また、前記第1のカード12に設けられた前記識別子12dが前記第2の可動接点部材8を押圧/非押圧することにより、前記固定接点部材6と接触/非接触することで前記第1のカード12の書き込み禁止か否かを検出することができるものとなっている。(図6)
【0054】
このように、前記第1のカード12の挿入時には、前記第1の案内面1fのガイドによって前記第1のカード12が上方に変位されないようにしたことにより、前記第1のカード12の接触端子部12aと前記第1のコネクタ端子2の接触片2bの接点部2cとを確実に接触させることができるものとなっている。
【0055】
次に、図8乃至図10に示す初期の状態、すなわち前記第2のカード13の未挿入時には、前記スライド部材9は前記復帰ばね4の付勢力によりカードの排出方向へ付勢されている。この時、前記固定接点部材6と第1及び第2の可動接点部材7、8は共に離間しておりオフ状態となっている。
【0056】
次に前記第2のカード13が、前記スライド部材9の第1のカード収容部9aに挿入されると、前記第2のカード13の前端部が前記傾斜面部9gにより案内されて上方に押し上げられ、前記第2のカード13は前記スライド部材9の奥方に形成された第2のカード収容部9bへ案内されるものとなる。(図11乃至図13)
【0057】
次に、前記第2のカード13が、前記スライド部材9の第2のカード収容部9bに挿入されると、前記第2のカード13は、前記第2係合片11により位置決め用の前記凹部13cが係合されて前記第2のカード収容部9bに保持されるものとなる。そして、前記第2のカード13の前縁部が、前記第2のカード収容部9bの前記第2の前面係止部9f、9fに当接する。この時、前記第2のカード13の接触端子部13aは前記接触片3bの接点部とは離間しており。また、前記第2のカード13の底面も前記接触片2bとは離間されている。(図14乃至図16)
【0058】
次に、前記第2のカード13をカードの挿入方向へ押圧してやると、前記第2のカード13の前縁部が前記スライド部材9の第2のカード収容部9bの一対の前記第2の前面係止部9f、9fと係合することによって、前記スライド部材9が前記第2のカード13の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となり、前記復帰ばね4の付勢力に抗して前記スライド部材9がカードの挿入方向へ移動して、前記ロックピン5の一端部が前記ハート型カム溝9dをトレースしてロック位置にロックされる。(図17)
【0059】
この前記第2のカード13の挿入に伴い、前記第2のカード13が前記スライド部材9の傾斜面部9gによって上方へ押し上げられることから、前記第2のカード13の底面が、前記第1のコネクタ端子2の接触片2bの前記接点部2cと接触することなくカードの挿着位置まで挿入されるものとなる。そして、前記第2のカード13の接触端子部13aは、前記第1のコネクタ端子2の接触片2bの接点部2cより高い位置に形成された前記第2のコネクタ端子3の接触片3bの接点部3cと接触するものとなる。(図18)
【0060】
この場合、前記第1のカード12は幅広かつ肉薄に形成され、前記第2のカード13は前記第1のカード12より幅狭かつ肉厚に形成されており、前記第2のカード13は、前記第1のカード12に比べてその幅が狭くなっていることから、挿入の過程において、前記第1のカード収容部9aに設けられた前記第1の前面係止部9e、9eとは当接されず、また、前記ハウジング1に設けられた前記第1及び第2の可動接点部材7、8とも当接されずに、前記スライド部材9と共にカードの挿着位置まで挿入されるものとなっている。
【0061】
上記構成によれば、前記第1のカード12、及び前記第2のカード13が収容される前記第1の収容部9a、及び前記第2の収容部9bを有するスライド部材9に、前記第2の収容部9bに向かって登り坂となる前記傾斜面部9gを設けて前記第2の収容部9bを前記第1の収容部9aに対して一段高くなるように形成し、前記第1のカード12の挿入時には、前記第1のカード12は前記傾斜面部9gとは当接されずに前記第1のコネクタ端子2と前記第1のカード12の接触端子部12aが接触すると共に、前記第2のカード13の挿入時には、前記第2のカード13が前記傾斜面部9gと当接して案内されることにより、前記第1のコネクタ端子2と前記第2のカード13の底面が接触しない位置まで押し上げるようにしたことから、長さが長く肉厚な前記第2のカード13が前記収納部1aに挿入される場合においては、前記収納部1aの手前側に並設された前記第1のコネクタ端子2と前記第2のカード13の底面が接触しない位置まで押し上げられるため、カード挿入時の抵抗が大きくなることを防止できると共に、前記第1のコネクタ端子2と擦れて底面が摩耗することを防止でき、カードの挿入時に各カードを円滑に挿入することができるものとなっている。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカード用コネクタ装置は、長さが短く肉薄な第1のカードと、この第1のカードより長さが長く肉厚な第2のカードの両方が挿着可能な収納部を有するハウジングと、収納部のカード挿入方向に沿って手前側と奥側にそれぞれ並設され、第1のカードの接触端子部と接続される複数の第1のコネクタ端子と、第2のカードの接触端子部と接続される複数の第2のコネクタ端子とを備え、収納部に、傾斜面部を有する案内部材を設け、第1のカードの挿入時には、第1のカードは傾斜面部とは当接されずに第1のコネクタ端子と第1のカードの接触端子部が接触すると共に、第2のカードの挿入時には、第2のカードが傾斜面部と当接して案内されることにより、第1のコネクタ端子と第2のカードの底面が接触しない位置まで押し上げるようにしたことから、長さが長く肉厚な第2のカードが収納部に挿入される場合においては、収納部の手前側に並設された第1のコネクタ端子と第2のカードの底面が接触しない位置まで押し上げられるため、カード挿入時の抵抗が大きくなることを防止できると共に、第1のコネクタ端子と擦れて底面が摩耗することを防止でき、カードの挿入時に各カードを円滑に挿入することができる。
【0063】
また、案内部材は、カードの挿入及び排出方向に移動可能に配設されたスライド部材からなり、スライド部材には、カード挿入方向に沿って傾斜面部の手前側に第1のカードの前面部と係合する第1の前面係止部を形成すると共に、傾斜面部の奥側には第2のカードの前面部と係合する第2の前面係止部を形成し、第1のカードの挿入時には、第1のカードは第1の前面係止部と係合してスライド部材をカードの挿着位置に移動させると共に、第2のカードの挿入時には、第2のカードは傾斜面部によって第1のコネクタ端子とは接触しない位置へ案内された後、第2の前面係止部と係合してスライド部材をカードの挿着位置に移動させるようにしたことから、長さが長く肉厚な第2のカードが収納部に挿入される場合においては、第2のカードは第1のコネクタ端子と接触しない状態でスライド部材と共に奥側へ移動させられるため、カード底面の摩耗を回避出来、かつ、挿入抵抗を小さくすることができる。
【0064】
また、ハウジング前面に設けられたカード挿入部と、このカード挿入部の両側に設けられ第1及び第2のカードを案内するガイド部とを備え、ガイド部に、第1のカードの側面部と当接して第1のカードの挿入を案内する第1の案内面と、第2のカードの側面部と当接して第2のカードの挿入を案内する第2の案内面を形成し、第2の案内面を第1の案内面より内方で高さの異なる上方位置に形成すると共に、第2のコネクタ端子の接点位置を第1のコネクタ端子の接点位置より上方位置に形成したことから、長さが長く肉厚な第2のカードが収納部に挿入される場合に、第2の案内面と傾斜面部により第1のコネクタ端子と接触しない上方位置に案内されたとしても、第2のカードと第2のコネクタ端子との接触を確実なものとすることができる。
【0065】
また、スライド部材をカード排出方向へ付勢する付勢部材と、スライド部材をカード挿着位置にロックするハート型カム溝、及びこのハート型カム溝に沿って摺動するロックピンとを備え、ロックの解除時には、スライド部材がカード排出方向へ移動するのに伴って、第1のカードは第1の前面係止部で押され、第2のカードは第2の前面係止部で押されて排出位置まで移動することから、簡単な構造でカード排出機構が構成でき、長さや大きさの異なる第1のカード、及び第2のカードを容易に挿着及び排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である第1のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図2】本発明の同じく第1のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す正面図である。
【図3】本発明の同じく第1のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第1のカードが第1のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図5】本発明の同じく第1のカードが第1のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第1のカード挿着時のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図7】本発明の同じく第1のカード挿着時のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第2のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図9】本発明の同じく第2のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す正面図である。
【図10】本発明の同じく第2のカード挿入時のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第2のカード挿入途上のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図12】本発明の同じく第2のカード挿入途上のカード用コネクタ装置を示す正面図である。
【図13】本発明の同じく第2のカード挿入途上のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図14】本発明の第2のカードが第2のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図15】本発明の同じく第2のカードが第2のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置を示す正面図である。
【図16】本発明の同じく第2のカードが第2のカード収容部に収容された状態のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図17】本発明の第2のカード挿着時のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図18】本発明の同じく第2のカード挿着時のカード用コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図19】本発明の第1のカードを示す平面図である。
【図20】本発明の同じく第1のカードを示す正面図である。
【図21】本発明の同じく第1のカードを示す底面図である。
【図22】本発明の第2のカードを示す平面図である。
【図23】本発明の同じく第2のカードを示す正面図である。
【図24】本発明の同じく第2のカードを示す底面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a 収納部
1b カード挿入部
1c 開口部
1d 平坦部
1e ガイド部
1f 第1の案内面
1g 第2の案内面
2 第1のコネクタ端子
2a 接続片
2b 接触片
2c 接点部
3 第2のコネクタ端子
3a 接続片
3b 接触片
3c 接点部
4 復帰ばね
5 ロックピン
6 固定接点部材
7 第1の可動接点部材
8 第2の可動接点部材
9 スライド部材(案内部材)
9a 第1のカード収容部
9b 第2のカード収容部
9c ばね係止部
9d ハート型カム溝
9e 第1の前面係止部
9f 第2の前面係止部
9g 傾斜面部
10 第1係合片
11 第2係合片
12 第1のカード
12a 接触端子部
12b 切り欠き部
12c 凹溝部
12d 識別子
12e 凹部
12f 切り溝部
13 第2のカード
13a 接触端子部
13b 切り欠き部
13c 凹部

Claims (3)

  1. 長さが短く肉薄な第1のカードと、この第1のカードより長さが長く肉厚な第2のカードの両方が挿着可能な収納部を有するハウジングと、前記収納部のカード挿入方向に沿って手前側と奥側にそれぞれ並設され、前記第1のカードの接触端子部と接続される複数の第1のコネクタ端子と、前記第2のカードの接触端子部と接続される複数の第2のコネクタ端子とを備え、前記収納部に、傾斜面部を有する案内部材を設け、前記第1のカードの挿入時には、前記第1のカードは前記傾斜面部とは当接されずに前記第1のコネクタ端子と前記第1のカードの接触端子部が接触すると共に、前記第2のカードの挿入時には、前記第2のカードが前記傾斜面部と当接して案内されることにより、前記第1のコネクタ端子と前記第2のカードの底面が接触しない位置まで押し上げるようにし、前記案内部材は、カードの挿入及び排出方向に移動可能に配設されたスライド部材からなり、前記スライド部材には、カード挿入方向に沿って前記傾斜面部の手前側に前記第1のカードの前面部と係合する第1の前面係止部を形成すると共に、前記傾斜面部の奥側には前記第2のカードの前面部と係合する第2の前面係止部を形成し、前記第1のカードの挿入時には、前記第1のカードは前記第1の前面係止部と係合して前記スライド部材をカードの挿着位置に移動させると共に、前記第2のカードの挿入時には、前記第2のカードは前記傾斜面部によって前記第1のコネクタ端子とは接触しない位置へ案内された後、前記第2の前面係止部と係合して前記スライド部材をカードの挿着位置に移動させるようにしたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 前記ハウジング前面に設けられたカード挿入部と、このカード挿入部の両側に設けられ前記第1及び第2のカードを案内するガイド部とを備え、前記ガイド部に、前記第1のカードの側面部と当接して前記第1のカードの挿入を案内する第1の案内面と、前記第2のカードの側面部と当接して前記第2のカードの挿入を案内する第2の案内面を形成し、前記第2の案内面を前記第1の案内面より内方で高さの異なる上方位置に形成すると共に、前記第2のコネクタ端子の接点位置を前記第1のコネクタ端子の接点位置より上方位置に形成したことを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ装置。
  3. 前記スライド部材をカード排出方向へ付勢する付勢部材と、前記スライド部材をカード挿着位置にロックするハート型カム溝、及びこのハート型カム溝に沿って摺動するロックピンとを備え、前記ロックの解除時には、前記スライド部材がカード排出方向へ移動するのに伴って、前記第1のカードは前記第1の前面係止部で押され、前記第2のカードは前記第2の前面係止部で押されて排出位置まで移動することを特徴とする請求項1、又は2記載のカード用コネクタ装置。
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