JP2002252046A - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

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JP2002252046A
JP2002252046A JP2001050233A JP2001050233A JP2002252046A JP 2002252046 A JP2002252046 A JP 2002252046A JP 2001050233 A JP2001050233 A JP 2001050233A JP 2001050233 A JP2001050233 A JP 2001050233A JP 2002252046 A JP2002252046 A JP 2002252046A
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contact
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connector
slider
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Akira Kasuga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの誤挿入に対してコネクタ側コンタク
トを保護しつつ、コネクタ厚さを薄くしてコネクタ全体
の小型・薄型化を図る。 【解決手段】 コネクタ側コンタクト30.30.…の
下方をケース10の後部から前方に延びた複数のコンタ
クト保護部11,11,…を各々独立して櫛歯状に設け
る。各コンタクト保護部11の厚さはカード80のコン
タクト取付溝83の深さとほぼ同じとし、カード80を
ケース10内に挿入した際、コンタクト保護部11がコ
ンタクト取付溝83内に嵌入し、コンタクト保護部11
の下面とカード80の下面とがほぼ同一平面上に位置す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に挿入さ
れたカードを所定位置に保持して情報のやり取りを行う
カード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】多量の情報を記憶できるメモリーカード
との情報のやり取りには専用のカード用コネクタが用い
られ、カードの大きさ等に応じて種々の形態のものが用
いられている。最近では携帯機器にもメモリーカードが
使用されるようになってきており、小型(寸法およそ2
4mm×32mm)のSDメモリーカードなどが知られ
ている。このようなメモリーカードは、装着対象である
携帯機器がオーディオ装置であれば音楽再生情報等が予
め記憶(記録)された読み出し専用の媒体として用いら
れ、携帯機器が録音再生機であれば音声情報の書き込み
と読み出しとの両方が可能な媒体として用いられる。
【0003】このようなSDメモリーカード用のコネク
タは、挿入されたSDメモリーカードをケース内の所定
位置に保持し、ケース内をカードの挿排方向に延びたカ
ンチレバー形のコネクタ側コンタクトを、カードの下面
側に取り付けられた平板状のカード側コンタクトに下方
から接触させてカードと情報のやり取りを行う。ここ
で、カード側コンタクトは、カードの下面側に形成され
たコンタクト取付溝内に取り付けられており、SDメモ
リーカードをケース内に挿入した際には、コネクタ側コ
ンタクトはコンタクト取付溝の底面部により押し下げら
れ、コンタクト取付溝内において下方に撓んだ状態でカ
ード側コンタクトに当接接触する。このような構成で
は、両コンタクトの接触位置がカードの厚み内の位置と
なるので、カード用コネクタの厚さを薄くすることがで
き、小型機器用のカードコネクタにおいては非常に有利
となる。
【0004】また、このようなSDメモリーカード用の
コネクタにおいては、誤ってカードの前後方向を反対に
してケース内に挿入してしまった場合には、コネクタ側
コンタクトはカードの先端面と正面から当接することと
なってしまい(コネクタ側コンタクトが入り込むべきコ
ンタクト取付溝がないため)、コネクタ側コンタクトが
曲げられて破損に至る虞がある。このため、通常、SD
メモリーカード用のコネクタには、カードが正しく挿入
されたときにはコネクタ取付溝内に入り込み、カードの
挿入方向を誤ったときにはカードの先端部と当接してコ
ネクタ側コンタクトを保護する複数のコンタクト保護部
がコネクタ側コンタクトの下方をカードの挿排方向に延
びるように設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカード用コネクタでは、各コンタクト保護部
はケース下壁の上面から上方に突出する形状に形成され
ていたため、カードが挿入されて各コンタクト保護部が
対応するコンタクト取付溝内に嵌入した状態では、ケー
ス下壁の下面はカード下面よりもケース下壁の厚さ分だ
け下方に位置することとなり、その分コネクタの厚さが
厚くなってコネクタの小型・薄形化が妨げられるという
問題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、カードの誤挿入に対してコネクタ側コンタ
クトを保護しつつ、コネクタ厚さを薄くしてコネクタ全
体の小型・薄型化を図ることが可能な構成のカード用コ
ネクタを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカード用コネク
タは、ケースの前方より挿入されたカード(例えば、実
施形態におけるSDメモリーカード80)をケース内の
所定位置に保持し、ケースの後部に支持されて前方に延
びた複数のカンチレバー形のコネクタ側コンタクトを、
カードの下面側に形成された複数のコンタクト取付溝内
に取り付けられた平板状のカード側コンタクトに下方か
ら接触させてカードと情報のやり取りを行うカード用コ
ネクタであって、コネクタ側コンタクトの下方をケース
の後部から前方に延びた複数のコンタクト保護部を有
し、これらコンタクト保護部は対応するコンタクト取付
溝ごとに各々独立して櫛歯状に形成されるとともに、各
コンタクト保護部の厚さはカードのコンタクト取付溝の
深さとほぼ同じになっており、カードをケース内に挿入
した際、各コンタクト保護部が対応するコンタクト取付
溝内に嵌入し、各コンタクト保護部の下面とカードの下
面とはほぼ同一平面上に位置するようになっている。
【0008】本発明のカード用コネクタでは、コネクタ
側コンタクトの下方を延びる複数のコンタクト保護部が
従来のようにケース下壁の上面から上方に突出した形状
に形成されているのではなく、各々独立して櫛歯状に設
けられている。しかも、その厚さはカードのコンタクト
取付溝の深さとほぼ同じになっており、カードをケース
内に挿入した際、各コンタクト保護部が対応するコンタ
クト取付溝内に嵌入し、各コンタクト保護部の下面とカ
ードの下面とはほぼ同一平面上に位置するようになって
いる。このため従来のようにケース下壁の下面がケース
下壁の厚さ分、カード下面の下方に位置するようなこと
がなく、コネクタ厚さを薄くしてカード用コネクタ全体
の小型・薄型化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1と図2は本発明
に係るカード用コネクタ(以下、コネクタと称する)1
を、このコネクタ1と情報のやり取りを行うSDメモリ
ーカード(以下、カードと称する)80とともに示した
斜視図であり、図1は本コネクタを上方斜めから見た斜
視図、図2は本コネクタ1を下方斜めから見た斜視図で
ある。但し、図2においてはコネクタ1の内部構造を見
易くするため、本コネクタ1が取り付けられる基板Bは
図示していない。
【0010】これら図1及び図2に示すように、本コネ
クタ1は、樹脂等の絶縁性材料からなるのケース(イン
シュレータ)10に9本のカンチレバー形コンタクトで
あるコネクタ側コンタクト30,30,…と、3本のカ
ンチレバー形の検出用スイッチ31,32,33とが取
り付けられた構成となっており、カード80の挿入方向
(図1及び図2とも紙面の右下から左上へ向かう矢印A
で示す方向)から見たケース10の右側部分には、押圧
挿入したカード80を同方向に押圧操作して排出させる
プッシュ・プッシュ形のカード排出機構40が備え付け
られている。以下、説明の便宜上、カード80の挿排方
向をコネクタ1の前後方向とし、ケース10内に挿入さ
れるカード80が進む方向を後方とする。また、挿入す
るカード80の幅方向をコネクタ1の左右方向とし、カ
ード80の挿入方向から見て右側を右方とする。
【0011】カード80は図3に示すように、樹脂等の
絶縁性材料からなる長方形平板状の本体部81と、この
本体部81の裏面側(図3(B)では下側)に取り付け
られた9個の平板状コンタクトであるカード側コンタク
ト82,82,…とを有して構成されている。各カード
側コンタクト82は、本体部81の裏面側に形成された
8つのコンタクト取付溝83の底部にカード80の長手
方向に延びて設けられており、本体部81の内部に設け
られた各種情報を記憶するICチップ(図示せず)と本
体部81内に配線されたケーブル(図示せず)により繋
がっている。
【0012】カード80は、図1及び図2に示すよう
に、本体部81の一隅に斜め45度の角度で切断された
形状の斜め形状部81aがカード80の挿入方向に対し
て前方右側に位置する姿勢でコネクタ1のケース10内
に挿入される。カード80の挿入方向左側の側辺部には
書込許容状態と書込禁止状態とを切り換えるライトプロ
テクト切換スイッチ84が設けられており、このライト
プロテクト切換スイッチ84をカード80の挿入方向側
(前方)に位置させているときには情報の書込みが許容
され、これをカード80の排出方向側(後方)に位置さ
せているときには情報の書込みが禁止される(図1は書
込禁止の状態)。
【0013】図4は図1における矢視IV−IVから見たコ
ネクタ1の断面図を、これに挿入するカード80ととも
に示したものである(但し基板Bは図示せず)。この図
に示すように、ケース10の後部にはコンタクトマウン
ト部12が設けられており、このコンタクトマウント部
12を前後方向水平に延びて形成されたコンタクト圧入
溝13には、各コネクタ側コンタクト30の後部が圧入
取り付けされている。各コネクタ側コンタクト30は前
端側がケース10の厚さ方向に自由に弾性変形できる片
持ち梁(カンチレバー)状態になっており、前端部に上
方(挿入されたカード80と接触する方向)に突出する
ように屈曲形成された接触部30aは、ケース10内に
挿入されたカード80裏面のカード側コンタクト82に
下方から当接接触する位置に位置している。
【0014】図2に示すように、ケース10の裏面側に
は、コネクタ側コンタクト30の下方(図2では上方に
相当)をケース10の後部からコネクタ側コンタクト3
0に沿って前方(カード80の排出方向)に延びた複数
の平板矩形状のコンタクト保護部11,11,…が形成
されている。これらコンタクト保護部11,11,…は
各々独立して櫛歯状に形成されており、コネクタ側コン
タクト30が上下方向に弾性変形したときに、その前端
部30bがコンタクト保護部11と接触することなく上
下移動できるようにするための矩形状の貫通穴11aが
設けられている(図4も参照)。また、各コンタクト保
護部11の厚さは、カード80裏面に形成された各コン
タクト取付溝83の深さとほぼ同じになっており、カー
ド80がコネクタ1のケース10内に挿入された際、各
コンタクト保護部11は対応するコンタクト取付溝83
内に嵌入し、各コンタクト保護部11の下面と、挿入さ
れたカード80の下面(裏面)とはほぼ同じ平面上に位
置するようになっている。
【0015】ケース10の左右両側部には、図1、図2
及び図4に示すように、カード80をケース10内にス
ムーズに挿入させるためにカード80の両側部を案内す
るLアングル状のガイド部を有したカード挿入部14,
14が形成されており、これらカード挿入部14,14
それぞれの外方には、そのLアングル形状と組み合わさ
れて「コの字」を形成し、カード80がケース10内に
挿入され際、カード80の両側部を案内するガイド金具
60,60が取り付けられている。
【0016】各ガイド金具60は図5に示すように、カ
ード挿入部14,14の外方においてケース10の厚さ
方向に延びて設けられた圧入口15に圧入取り付けされ
る圧入部61と、この圧入部61からケース10の前方
に突出形成された基部62と、この基部62の下端部か
らケース10の外方に延びて形成されたリード部63
と、基部62の上端部からケース10の内方に水平に延
びて形成された内方延出部64と、この内方延出部64
からケース10の後方に延びて形成された後方延出部6
5と、後方延出部65の後端部に形成された抑え部66
とを有しており、基部62と内方延出部64とによりL
アングル状のガイド部が形成される。ここで、各ガイド
金具60の後方延出部65は、図4に示すように、その
後端の抑え部66が、カード80がケース10内に挿入
された場合にカード80の上面が位置する面よりも下方
に位置するように、ケース10の後方に向かうに従って
徐々に下降するように傾斜した形状となっている。
【0017】図4(A)はカード80をケース10内に
挿入する直前の状態を示しており、図4(B)は挿入さ
れたカード80がケース10内に保持された状態を示し
ている。カード80をケース10の前方よりケース10
内に挿入すると、カード80裏面のカード側コンタクト
82は対応するコネクタ側コンタクト30の接触部30
aを押し下げて進み、図4(B)のようにカード80の
先端(図4では左端に相当)がケース10のコンタクト
マウント部12の前端部であるストッパ12aに当接し
たところで、それ以上ケース10の奥方向には挿入でき
ないようになる。この状態では、カード80のコンタク
ト取付溝83とこれに対応するコンタクト保護部11と
は嵌合し、各コネクタ側コンタクト30の接触部30a
は対応するカード側コンタクト82と接触する。
【0018】カード排出機構40は、図1及び図2に示
すように、ケース10の右方上面側をケース10の前後
方向に延びて形成されたスライド溝16にスライド部5
4aを係合させてケース10の前後方向にスライド移動
自在なスライダ50と、ケース10の右方前部に形成さ
れたばね係止部17(図2参照)に前方端部が係止され
てケース10内を前後方向に延び、後方端部がスライダ
50のばね係止部57(図2には図示せず。図6参照)
に係止されてスライダ50を常時カード80の排出方向
(ケース10の前方)に付勢する引っ張りばね41と、
後端部がケース10に支持されてケース10内をケース
10の前方に延び、前端部に形成された屈曲部42aを
スライダ50の下面に形成されたカム溝51内に位置さ
せたカム棒42とから構成されている。
【0019】ここで、スライダ50は前述したように引
っ張りばね41により常時カード80の排出方向(ケー
ス10の前方)に付勢されており、カード80がケース
10内に挿入されていない状態では、図1に示すよう
に、スライド部54aの前端部をスライド溝16の前端
部に当接させた姿勢を保持しているが、カード80がケ
ース10内に挿入されると、カード80の先端部に押圧
されてケース10内を後方(カード80の挿入方向)に
スライド移動する。また、カム棒41とカム溝51とか
らなるカム機構は、カード80がケース10内へ挿入さ
れた際には、カード80の先端部に押圧されてスライド
移動したスライダ50を、カード80がコネクタ1との
間で情報のやり取りを行う所定の位置(以下、これを
「所定位置」と称する)に位置する位置(ロック位置)
にロック保持し、カード80がこの所定位置にある状態
から更に挿入方向に押圧された際にはスライダ50の上
記ロック保持を解除する(詳細は後述)。
【0020】図2に示すように、カム棒42の後端部に
形成されたリング部42bは、ケース10の後部に形成
されたカム棒支持部18と、このカム棒支持部18にケ
ース10の下面側から取り付けられたカム棒抑え19と
により挟持されており、これによりカム棒42は、屈曲
部42aをカム溝51の底面に押し付けるように弾性的
に撓んだ姿勢を保持している。また、カム棒42のリン
グ部42bはカム棒支持部18とカム棒抑え19との間
で回動できるようになっているため、スライダ50が前
後方向にスライド移動し、屈曲部42aがカム溝51の
形状に従ってコネクタ1の左右方向に移動したときに
は、これに従ってカム棒42全体が左右方向に首振り動
作する。
【0021】図6にスライダ50を下方斜めから見た斜
視図を示す。図中、紙面の左上方から右下方へ向かう方
向がカード80の挿入方向に相当し、紙面の右下方から
左上方へ向かう方向がカード80の排出方向に相当す
る。この図から判るようにスライダ50は、下面(これ
は図6では上面に相当する)側にカム溝51が形成され
た中央部52の左右両側方に内方側部53及び外方側部
54が形成されており、この内方側部53には斜め45
度の角度で切断された形状の斜め形状部53aが形成さ
れている(図7も参照)。この斜め形状部53aは、ケ
ース10内に挿入されたカード80の斜め形状部81a
が当接する部分であり、ケース10内に挿入されたカー
ド80は、これら両斜め形状部81a,53aの当接を
介してスライダ50全体をケース10の後方に押圧す
る。このようにカード80の斜め形状部81aがスライ
ダ50の斜め形状部53aにスムーズに、且つ位置ずれ
なく当接するように、内方側部53の下方(図6では上
方に相当)には挿入されたカード80の下面側をガイド
するガイド部55が水平に延びて形成されている。
【0022】また、スライダ50の前方側端部(図6で
は左方端部)にはケース10の前方側(図6では左方)
に突出した突出部56が形成されており、この突出部5
6には引っ張りばね41の後方端部が係止される円筒状
のばね係止部57が設けられている。更に、このスライ
ダ50の外方側部54の上方(図6では紙面の下方に相
当)にはコネクタ1の前後方向に延びたスライド部54
aが形成されており、このスライド部54aがケース1
0の上面側に形成された上記スライド溝16に係合され
る。
【0023】図7はスライダ50に形成されたカム溝5
1の平面形状及びコネクタ厚さ方向の凹凸形状を示して
いる。図7においては紙面の右方がケース10の前方
(すなわちスライダ50の前方)に相当し、紙面の左方
がケース10の後方(すなわちスライダ50の後方)に
相当する。したがって紙面の右方から紙面の左方に向か
う方向がカード80の挿入方向、その反対方向がカード
80の排出方向に相当する。また、紙面の上方がコネク
タ1の内方に、また紙面の下方がコネクタ1の外方に相
当する。また、紙面の表側から裏側へ向く向きが、コネ
クタ1の下方から上方へ向く向きに相当する。
【0024】図7(A)に示すように、スライダ50の
カム溝51はスライダ50の後方から前方に延びる主ス
ライド溝O〜Aと、主スライド溝の前方端Aからスライ
ダ50の前方且つ外方に延びる第1分岐スライド溝A〜
Cと、第1分岐スライド溝の前方端Cからスライダ50
の前方に延びる第2分岐スライド溝C〜Fと、第2分岐
スライド溝の前方端Fからスライダ50の後方且つ内方
に延びる第3分岐スライド溝F〜Hと、第3分岐スライ
ド溝の後方端Hからスライダ50の前方且つ内方に延び
る第4分岐スライド溝H〜Jと、第4分岐スライド溝の
前方端Jからスライダ50の後方に延びる第5分岐スラ
イド溝J〜Lと、第5分岐スライド溝の後方端Lからス
ライダ50の後方且つ外方に延びる第6分岐スライド溝
L〜Aとから構成されている。
【0025】図7(B)のグラフは、図7(A)中のア
ルファベットで示すポイントA,B,…,NをA→B→
…→N→Aの順に結ぶ線で切断したスライダ50の断面
形状を示したものである。但し、図7(B)のグラフに
おける上方変位は、カム溝51の底面の下方変位を示し
ている。この図から判るように、カム溝51のポイント
E,G,I,Nには段差が設けられており、カム溝51
内に位置するカム棒42の屈曲部42aはD→E→F、
F→G→H、H→I→J、M→N→Aの方向へは移動で
きるが、その逆の方向ヘはいずれも移動できないように
なっている。このため、スライダ50がカード80の挿
排方向(図7では紙面の左右方向)に往復動したときに
は、カム棒42の屈曲部42aはカム溝51内を必ずO
→A→B→…→N→A→Oの順に移動する。
【0026】3本の検出用スイッチ、すなわちカード挿
入検出用スイッチ31、ライトプロテクト検出用スイッ
チ32及びコモンスイッチ33は、図8に示すように、
ケース10後方のコンタクトマウント部12の左方位置
に後部が圧入取り付けされて前方に延びており、前端側
がケース10の左右方向に自由に弾性変形できる片持ち
梁(カンチレバー)状態になっている。
【0027】カード挿入検出用スイッチ31はケース1
0の最も内側に位置してケース10の内方に突出した接
触部31a及びケース10の外方に突出した接点31b
を有しており、ライトプロテクト検出用スイッチ32は
カード挿入検出用スイッチ31のすぐ隣(外方)に位置
してケース10の内方に突出した接触部32a及びケー
ス10の外方に突出した接点32bを有している。ま
た、コモンスイッチ33はケース10の最も外側(ライ
トプロテクト検出用スイッチ32の外方)に位置し、カ
ード挿入検出用スイッチ31がケース10の左方に撓ん
だときに接点31bと接触する第1接点33aと、ライ
トプロテクト検出用スイッチ32がケース10の左方に
撓んだときに接点32bと接触する第2接点33bとを
有している。
【0028】カード挿入検出用スイッチ31は、カード
80がケース10内の上記「所定位置」、すなわちコネ
クタ1との間で情報のやり取りを行う位置まで挿入され
ているときには、接触部31aがカード80の左方側辺
部(カード80の先端部からやや後方の部分)に押圧さ
れて(押しのけられて)ケース10の左方に撓み、接点
31bがコモンスイッチ33の第1接点33aと接触し
た状態となる。一方、カード80がケース10内に挿入
されても上記「所定位置」まで達していないときには、
接触部31aはカード80と当接せず、ケース10の左
方に弾性変形しない自然状態を保持するので、両接点3
1b,33aは接触しない。
【0029】ライトプロテクト検出用スイッチ32は、
カード80がケース10内に挿入されると接触部32a
がカード80左方側辺部に押圧されて(押しのけられ
て)ケース10の左方に撓み、接点32bがコモンスイ
ッチ33の第2接点33bと接触した状態となる。ここ
で、挿入されたカード80にライトプロテクトがなされ
ていないとき、すなわちカード80のライトプロテクト
切換スイッチ84が前方位置に位置しているときには、
カード80が上記「所定位置」(コネクタ1との間で情
報のやり取りを行う位置)まで挿入された状態において
も接触部32aは引き続きライトプロテクト切換スイッ
チ84によりケース10の左側に押圧されるので、ライ
トプロテクト検出用スイッチ32はケース10の左方に
撓んで両接点32b,33bは接触状態を維持するが、
挿入されたカード80にライトプロテクトがなされてい
るとき、すなわちカード80のライトプロテクト切換ス
イッチ84が後方位置に位置しているときには、カード
80が上記「所定位置」まで挿入された状態では、接触
部32aはライトプロテクト切換スイッチ84の前方の
窪み85(図1参照)に落ち込むので、ライトプロテク
ト検出用スイッチ32はケース10の左方に撓んだ状態
からもとの自然状態に復帰し、両接点32b,33bは
非接触の状態となる。
【0030】このような構成の本コネクタ1はよく知ら
れたサーフェスマウントにより基板B上に取り付けられ
ている。すなわち、ケース10の下面側に形成された2
つの突起20,21(図2参照)が基板B上に設けられ
た孔(図示せず)に挿入されて位置決めが行われた後、
コネクタ側コンタクト30,30,…の各後部から下方
に屈曲して延びたリード部30c,30c,…と3本の
検出用スイッチ31,32,33の各後部から下方に屈
曲して延びたリード部31c,32c,33cが基板B
上に形成された信号用の配線パターン(図示せず)の所
定位置に半田付けされている。また、この際、両ガイド
金具60,60のリード部63,63はグランド用の配
線パターンの所定位置に半田付けされる。
【0031】次に、カード80の使用者(以下、カード
ユーザーと称する)が本コネクタ1にカード80を挿入
着装した後、カード80とコネクタ1との間の情報のや
り取りが終了してカード80を引き抜くまでの間におけ
る本コネクタ1の各部の動作を詳細に説明する。なお、
この説明には図9〜図13及び図14を併用するが、こ
れらの図にはカード80側のコンタクト溝82とカード
側コンタクト82及びコネクタ1側の基板Bが省略して
描かれている。
【0032】カードユーザーは先ず、指で摘んだカード
80をケース10の前方よりケース10内に挿入する。
この際カード80の左右両側部は、ケース10両端のカ
ード挿入部14,14とガイド金具60,60とにより
形成されるコの字状のガイド溝によりスムーズにケース
10内に案内される。また、カード80は先端部上縁に
おいてガイド金具60,60の後方延出部65,65を
上方に押し上げるように進み、カード80は逆にこれら
後方延出部65,65により下方へ押し下げられる。
【0033】カード80がカード挿入部14,14より
挿入されると、カード80先端部の斜め形状部81aが
スライダ50のガイド部55によりガイドされつつ、ス
ライダ50の斜め形状部53aに前方より当接する(図
9参照)。これによりスライダ50全体がカード80の
挿入方向(ケース10の後方)に押圧されてケース10
内をスライド移動し、これに従ってカム棒42の屈曲部
42aはカム溝51の主スライド溝O〜A内をこの方向
に移動した後、続いて第1分岐スライド溝A〜C内をこ
の方向に移動する。なお、前述のようにカム溝51のA
〜M間には段差が設けられているので、カード80をケ
ース10の奥方向に押し込んだ際に、カム棒42の屈曲
部42aがA→N→Mと進むことはない(必ずA→B→
Cと進む)。
【0034】カード80によるスライダ50の押圧に伴
って、カム棒42の屈曲部42aは更に第2分岐スライ
ド溝C〜Fをこの方向に移動するが、屈曲部42aがポ
イントF(或いはその前方のポイントF’)に至った時
点でカード80の先端部がケース10のストッパ12a
に当接する(これと同時にスライダ50の後端面50a
がカム棒支持部18の前端面18aに当接する)ので、
カード80をそれ以上ケース10の奥方向に挿入するこ
とはできなくなる(図10参照)。なお、このようなカ
ード80の挿入過程において、カード80の下面(裏
面)はケース10の下面とほぼ同じ平面上を移動し、ケ
ース10のコンタクト保護部11はカード80の各コン
タクト取付溝83内に嵌入する。
【0035】なお、カードユーザーが挿入するカード8
0の向きを誤り、カード80を前後反対にしてケース1
0内に挿入してしまったときには、図14に示すよう
に、スライダ50の斜め形状部53aにはカード80の
斜め形状部81aではない他の隅(ほぼ直角形状の隅)
が当接し、カード80はこの状態のままスライダ50を
ケース10の後方へ押圧するが、挿入したカード80に
はコンタクト保護部11と嵌合すべきコンタクト取付溝
83が存在しないので、カード80の先端面はコンタク
ト保護部11の前端面と当接し、カードユーザーはカー
ド80をそれ以上ケース10の後方へ押し込むことがで
きなくなる。これによりカードユーザーは挿入するカー
ド80の向きが誤っていたことに気付くこととなるが、
コンタクト保護部11はこのような誤りによりカード8
0の先端部がコネクタ側コンタクト30に正面から当接
してこれを破損させてしまう事態を防止する働きをして
いる。
【0036】カード80の先端部がストッパ12aに当
接して(或いはスライダ50がカム棒支持部18に当接
して)カード80をそれ以上奥に挿入することができな
くなったら、カードユーザーはカード80を手から放す
ことになる。これによりスライダ50は引っ張りばね4
1による付勢力を受けてケース10の前方(カード80
の排出方向)へスライド移動するが、このときカム棒4
2の屈曲部42aはカム溝51の第3分岐スライド溝F
〜H内をこの方向に移動した後、ポイントHに至った時
点で停留するため、スライダ50はその位置にロック保
持された状態となる(図11参照)。これは、屈曲部4
2aがポイントHに位置している状態では、スライダ5
0は引っ張りばね41によりケース10の前方(カード
80の排出方向)に付勢される一方で、カム棒42によ
りこれが阻止される状態となるからである。なお、前述
のようにカム溝51のF〜E間には段差が設けられてい
るので、カードユーザーがカード80から手を放した際
に、カム棒42の屈曲部42aがF→Eと進むことはな
い(必ずF→G→Hと進む)。
【0037】このようにスライダ50がロック保持され
た状態では、カード80はケース10内において、カー
ド側コンタクト82とコネクタ側コンタクト30とが接
触する所定の位置(この位置が上記「所定位置」に相当
する)に保持され、この状態ではカード80とコネクタ
1とは情報のやり取りを行うことが可能となる。なお、
上記のようにスライダ50がケース10の前方に若干量
移動するのに従って、ケース10内に挿入されたカード
80もケース10の前方に若干量スライド移動し、カー
ド側コンタクト82とコネクタ側コンタクト30のとの
間にはワイピング効果が生じるので、カード側コンタク
ト82或いはコネクタ側コンタクト30に付着したごみ
や埃等による接触不良が未然に防止される。
【0038】カード80がこのようにコネクタ1と情報
のやり取りを行う「所定位置」に位置した状態では、コ
ネクタ1の左方に設けられたカード挿入検出用スイッチ
31はカード80の左方側辺部に押圧されてケース10
の外方に撓み、コモンスイッチ33と接触する。これに
よりカード80が上記所定位置まで挿入されていること
が検知され、カード80とコネクタ1との間の情報のや
り取りが開始される。但し、カード80のライトプロテ
クト切換スイッチ84が後方に位置されてカード80に
ライトプロテクトが掛かっている場合には、これがライ
トプロテクト検出用スイッチ32とコモンスイッチ33
との非接触により検知され、カード80への情報の書き
込みは行われない。なお、上述のように、カード80は
両ガイド金具60,60により下方へ押し付けられてい
るので、情報のやり取り中に振動が起きてもカード80
が上記所定位置からずれるようなことはない。
【0039】カード80とコネクタ1との間の情報のや
り取りが終了したら、カードユーザーはカード80をコ
ネクタ1から排出させるため、カード80の後端部をケ
ース10の後方(カード80の挿入方向)に押圧する。
これによりスライダ50は引っ張りばね41の付勢力に
抗してケース10内を後方へスライド移動し、これに従
ってカム棒42の屈曲部42aは第4分岐スライド溝H
〜Jをこの方向に移動する。そして、カム棒42の屈曲
部42aがポイントJ(或いはその前方のポイント
J’)に至った時点でカード80の先端部はケース10
のストッパ12a当接し(これと同時にスライダ50の
後端面50aはカム棒支持部18の前端面18aに当接
する)、カード80をそれ以上ケース10の奥方向に押
し込むことができなくなる(図12参照)。なお、前述
のようにカム溝51のH〜F間には段差が設けられてい
るので、カード80の後方への押圧によりカム棒42の
屈曲部42aはH→G→Fと進むことはない(必ずH→
I→Jと進む)。
【0040】スライダ50がカム棒支持部18に当接し
てカード80をそれ以上奥に押し込むことができなくな
ったら、カードユーザーはカード80の押圧を止めてカ
ード80から手を放すことになる。これによりスライダ
50は引っ張りばね41の付勢力を受けてケース10の
前方(カード80の排出方向)にスライド移動し、これ
に従ってカム棒42の屈曲部42aはカム溝51の第5
分岐スライド溝J〜Lをこの方向に移動し、続いて第6
分岐スライド溝L〜Aをこの方向に移動した後、更に主
スライド溝A〜Oをこの方向に移動する。これによりス
ライダ50はカード80がケース10に挿入される前の
状態、すなわちスライダ50に形成されたスライド部5
4aの前端部がケース10の上面側に形成されたスライ
ド溝16の前端部に当接した状態に復帰する。
【0041】このようにカム機構によるスライダ50の
ロック保持解除がなされると、引っ張りばね41により
付勢されたスライダ50がケース10の前方(カード8
0の排出方向)にスライド移動し、カード80はケース
10の前方に押し出される(図13参照)。これにより
カード80の後端部はケース10の前方に突出し、カー
ドユーザーはカード80をコネクタ1より引き抜くこと
ができるようになる。
【0042】ここで、カード80は上述のように、ケー
ス10の左右に設けられたガイド金具60の後方延出部
65及び抑え部66により下方へ押し付けられた状態と
なっているので、スライダ50が引っ張りばね41の付
勢力を受けてケース10の前方へ移動してもカード80
がケース10より勢い良く飛び出すことはなく、カード
80を紛失してしまう心配がない。また、これらガイド
金具60,60は前述のように基板B上のグランド端子
に半田付けされており、カード80の挿排に伴う摩擦に
より生じる静電気をグランドするので、静電気がカード
80やコネクタ1に帯電して起こる静電気放電に起因す
る不具合の発生が防止される。
【0043】このように本コネクタ1では、ケース10
内に挿入されたカード80を所定位置に保持して情報の
やり取りを行うのであるが、上述のように、コネクタ側
コンタクト30,30,…の下方を延びる複数のコンタ
クト保護部11,11,…は従来のようにケース下壁の
上面から上方に突出した形状に形成されているのではな
く、各々独立して櫛歯状に設けられており、しかも、そ
の厚さはカード80のコンタクト取付溝83の深さとほ
ぼ同じになっている。そして、カード80をケース10
内に挿入した際、各コンタクト保護部11が対応するコ
ンタクト取付溝83内に嵌入し、コンタクト保護部11
の下面とカード10の下面とはほぼ同一平面上に位置す
るようになっている。このため従来のようにケース下壁
の下面がケース下壁の厚さ分、カード下面の下方に位置
するようなことがなく、コネクタ厚さを薄くしてカード
用コネクタ全体の小型・薄型化を図ることができる。
【0044】これまで本発明の好ましい実施形態につい
て説明してきたが、本発明は上述のものに限定されな
い。例えば、上記実施形態においては、挿入されたカー
ドをプッシュ・プッシュ形のカード排出機構により排出
する構成となっていたが、本発明のカード用コネクタで
は必ずしもこのような機構を備えている必要はない。ま
た、本発明のカード用コネクタは、上記実施形態におい
て示したようなSDメモリーカードに限られず、コンタ
クト取付溝内に平板状のカード側コンタクトが取り付け
られてなるカードであれば、他のカードをも装着対象と
して構成することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカー
ド用コネクタでは、コネクタ側コンタクトの下方を延び
る複数のコンタクト保護部が従来のようにケース下壁の
上面から上方に突出した形状に形成されているのではな
く、各々独立して櫛歯状に設けられている。しかも、そ
の厚さはカードのコンタクト取付溝の深さとほぼ同じに
なっており、カードをケース内に挿入した際、各コンタ
クト保護部が対応するコンタクト取付溝内に嵌入し、各
コンタクト保護部の下面とカードの下面とはほぼ同一平
面上に位置するようになっている。このため従来のよう
にケース下壁の下面がケース下壁の厚さ分、カード下面
の下方に位置するようなことがなく、コネクタ厚さを薄
くしてカード用コネクタ全体の小型・薄型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード用コネクタをこれに挿入さ
れるカードとともに示す、本コネクタを上方斜めから見
た斜視図である。
【図2】本発明に係るカード用コネクタをこれに挿入さ
れるカードとともに示す、本コネクタを下方斜めから見
た斜視図である(但し基板は図示せず)。
【図3】SDメモリーカードの構成を示す図であり、
(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
る。
【図4】本カード用コネクタを図1における矢視IV−IV
から見た断面図を、このコネクタに挿入されるカードと
ともに示したものであり、(A)はカードをケース内に
挿入する直前の状態を示しており、(B)は挿入された
カードがケース内に保持された状態を示している。
【図5】ケースの左右両端部に設けられるガイド金具の
構成を示す斜視図である。
【図6】スライダを下方斜めから見た斜視図である。
【図7】スライダに形成されたカム溝の平面形状及びコ
ネクタ厚さ方向の凹凸形状を示す図であり、(A)はス
ライダの下面図、(B)は(A)中のアルファベットで
示すポイントA,B,…,NをA→B→…→N→Aの順
に結ぶ線で切断したスライダの断面形状を示すグラフで
ある。
【図8】カード挿入検出用スイッチ、ライトプロテクト
検出用スイッチ及びコモンスイッチの取り付け状態を示
す図であり、(A)は本コネクタの部分断面平面図、
(B)は側面図、(C)は上記3つのスイッチの部分拡
大図である。
【図9】カードを本コネクタに挿入し、カードの斜め形
状部がスライダの斜め形状部に前方より当接した状態を
示す本コネクタ及びカードの下面図である。
【図10】カードの先端部が本コネクタのストッパに当
接するまで押し込んだ状態を示す本コネクタ及びカード
の下面図である。
【図11】スライダがロック保持された状態を示す本コ
ネクタ及びカードの下面図である。
【図12】カードを所定位置から更に挿入方向へ押し込
んだ状態を示す本コネクタ及びカードの下面図である。
【図13】スライダが引っ張りばねにより引き戻されて
カードが本コネクタの前方に押し出された状態を示す本
コネクタ及びカードの下面図である。
【図14】カードを前後反対にしてケース内に挿入し、
カードの先端面がコンタクト保護部の前端面に当接した
状態を示すコネクタ及びカードの下面図である。
【符号の説明】
1 カード用コネクタ 10 ケース 11 コンタクト保護部 30 コネクタ側コンタクト 40 カード排出機構 60 ガイド金具 80 SDメモリーカード(カード) 82 カード側コンタクト 83 コンタクト取付溝
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA15 MA16 NA03 NA19 NA23 TA13 TA21 5B058 CA03 CA13 CA14 KA12 KA24 5E021 FA05 FB02 FB18 FC40 HB05 HB07 HC13 KA09 5E023 AA04 AA16 AA21 BB19 CC26 DD16 EE06 GG09 HH30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの前方より挿入されたカードを前
    記ケース内の所定位置に保持し、前記ケースの後部に支
    持されて前方に延びた複数のカンチレバー形のコネクタ
    側コンタクトを、前記カードの下面側に形成された複数
    のコンタクト取付溝内に取り付けられた平板状のカード
    側コンタクトに下方から接触させて前記カードと情報の
    やり取りを行うカード用コネクタであって、 前記コネクタ側コンタクトの下方を前記ケースの後部か
    ら前方に延びた複数のコンタクト保護部を有し、 前記コンタクト保護部は対応する前記コンタクト取付溝
    ごとに各々独立して櫛歯状に形成されるとともに、前記
    各コンタクト保護部の厚さは前記カードの前記コンタク
    ト取付溝の深さとほぼ同じになっており、 前記カードを前記ケース内に挿入した際、前記各コンタ
    クト保護部が対応する前記コンタクト取付溝内に嵌入
    し、前記各コンタクト保護部の下面と前記カードの下面
    とはほぼ同一平面上に位置するようになっていることを
    特徴とするカード用コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031314A (ja) * 2001-06-29 2003-01-31 Molex Inc 端子保護装置付きカードコネクタ
US7954935B2 (en) 2003-08-08 2011-06-07 Seiko Epson Corporation Liquid container with mounting and removal guide for regulating movement of the liquid container

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