JPH0887627A - カード処理装置およびカード処理方法 - Google Patents

カード処理装置およびカード処理方法

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JPH0887627A
JPH0887627A JP22454494A JP22454494A JPH0887627A JP H0887627 A JPH0887627 A JP H0887627A JP 22454494 A JP22454494 A JP 22454494A JP 22454494 A JP22454494 A JP 22454494A JP H0887627 A JPH0887627 A JP H0887627A
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card
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ticket
processing device
unit
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    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/02Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points taking into account a variable factor such as distance or time, e.g. for passenger transport, parking systems or car rental systems
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    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】折れ/反りのあるカードによる、装置内部での
ジャミングを防ぐ。 【構成】カード処理装置へカードを取り込み(ST1
6)、取り込まれたカードの厚み方向のサイズ変化量を
検知し(ST18)、カードの厚み方向サイズ変化量が
所定量(L=1.0 )以上のときは(ST20イエス)こ
のカードを装置から排出し(ST23、ST24)、カ
ードの厚み方向サイズ変化量が所定量(L=1.0 )未満
のときに限り(ST20ノー)、この折れ/反りの少な
いカードを装置内部で処理する(ST22)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カード状物体、例え
ば定期券を処理するカード処理装置およびカード処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードに蓄えられた情報を処
理する磁気カード処理装置、例えば定期券発行装置や自
動精算機は、定期券および乗車券等を装置内(機内)に
取り込んで、磁気情報処理やパンチ処理等を行う。これ
らの装置内には、搬送ガイドのつなぎ目や磁気ヘッド等
のような券の搬送に障害となる箇所が存在する。この障
害になる箇所に、折れ曲がりや反りが生じた定期券また
は乗車券が搬送されてくると、ジャム(券詰まり)が発
生し易くなる。ジャムが発生した場合には、オペレータ
による修復作業が必要となるが、この修復作業(ジャム
処理)の間は、定期券発行装置や自動精算機が使用不可
能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置で
は、折れ曲がりや反りが生じた定期券または乗車券が定
期券発行装置や自動精算機に投入されると、頻繁にジャ
ムが発生する。ジャムが発生すると、オペレータによる
修復作業が必要となり、定期券発行装置や自動精算機の
稼働率が低下する。
【0004】この発明の目的は、カードに折れ曲がりや
反りが生じているか否か判断し、カードに折れ曲がりや
反りが生じていなければカードを取り込み、カードに折
れ曲がりや反りが生じていればカードを排出するカード
処理装置およびカード処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のカード処理装置は、所定の情報が書き込
まれるカードを取り扱うカード処理装置本体と、カード
をカード処理装置本体の内部に取り込む取り込み手段
と、取り込まれたカードの厚み方向のサイズを検知する
サイズ検知手段と、検知されたカードの厚み方向サイズ
が所定量以上のときにこのカードをカード処理装置本体
から排出する排出手段と、検知されたカードの厚み方向
サイズが所定量未満のときにこのカードをカード処理装
置本体の内部で処理する内部処理手段とを備えている。
【0006】
【作用】折れ曲がりや反りにより厚み方向サイズが所定
量以上になっているカードは、カード処理装置本体内部
のカード処理に回される前に、排出手段により本体から
吐き出される。
【0007】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例に係
る定期券発行装置の外観を示す図であり、図1は正面図
を示し、図2は上面図を示す。この定期券発行装置1に
は、定期券の購入に必要な購入情報の一部が入力される
条件設定操作部2と、複数の発駅と着駅とを設定するた
めの駅名釦および経由駅を設定するための経由釦が縦方
向および横方向に配列表示されたタッチパネル内臓のカ
ラー液晶表示部によって構成される経由発着駅設定部3
および4と、条件設定操作部2あるいは経由発着駅設定
部3および4により入力された発行情報やエラー内容も
しくは入力手順等を表示するためのカラー液晶表示部に
よって構成される表示部5と、発行日付等が表示される
発行日付表示部6と、定期券の購入に必要な購入情報が
書かれた申込用紙等が挿入される申込用紙挿入口7と、
定期券の発行口および挿入口が兼用の発行挿入口8とが
設けられている。
【0008】図3は、図1の定期券発行装置1全体を制
御する制御部を示す図である。この制御部は、定期券発
行装置1の全体を制御するためのCPU20を備えてい
る。このCPU20には、制御プログラムや文字パター
ン等が記憶されているとともに種々のデータが記憶され
るメモリ21と、図1の申込用紙挿入口7に対応して設
けられている氏名読取部22および氏名転写部23と、
発行挿入口8に対応して設けられている定期券発行部2
4と、売上データ等を図示しないジャーナルに印刷する
ジャーナルプリンタ25と、定期券発行に関する種々の
情報(売上デ―タあるいは運賃デ―タ等)が記憶されて
いる磁気ディスク(図示しない)を扱う磁気ディスク装
置26と、図示しない通信回線を介してホストコンピュ
ータ等の外部装置に接続される通信制御部27と、図1
の条件設定操作部2と、図1の経由発着駅設定部3およ
び4と、図1の表示部5とが接続されている。
【0009】氏名転写部23は、CCD等により構成さ
れ、申込用紙挿入口7から挿入される申込用紙上の(購
入者による自筆の)氏名を読取り、画素デ―タ(イメ―
ジパタ―ンデ―タ)に変換するものである。
【0010】定期券発行部24は、申込用紙の購入情報
に対応した印刷データや、図1の発行挿入口8から挿入
された使用済み定期券(旧券)に対応した印刷データお
よび磁気情報に基づき、新規な定期券(継続)を発行挿
入口8から発行するものである。
【0011】次に、図1の定期券発行装置1の定期券発
行動作を説明する。係員は、必要事項の記入された定期
券の購入申込用紙をもとに、図1の経由発着駅設定部3
および4により発駅、着駅、経由等を入力する。この
際、入力された発駅、着駅、経由等に対応する駅名釦部
は表示色が変更される。ついで、係員は発着駅と経由以
外の購入申込み内容に基づく所定のデ―タ(例えば、通
用箇月、性別、年齢、発行年月日等の購入情報)を図1
の条件設定操作部2を用いて入力する。
【0012】係員は申込用紙を図1の申込用紙挿入口7
に挿入し、氏名読取部22により申込用紙に記載された
氏名の読取処理を行う。すると、CPU20は入力デ―
タに応じた発行内容と料金等を図1の表示部5で表示す
る。
【0013】また、CPU20は入力デ―タに基づきメ
モリ21から文字パタ―ンを読出し、この文字パタ―ン
と氏名転写部23によって読取った購入客による自筆の
氏名に対応する画素デ―タとにより、対応する定期券の
表面の印刷デ―タを編集作成し、表示部5で表示する。
【0014】係員は、表示部5に表示された発行内容を
確認し、図示しないスタートキーを押下する。すると、
CPU20は定期券発行部24を制御し、発行内容を磁
気記録するとともに、購入者の氏名のイメージパターン
データに基づいた氏名転写と、購入内容を印刷して発行
挿入口8から発行する。
【0015】また、CPU20は定期券料金を表示部5
で表示し、取引結果を磁気ディスク装置26により磁気
ディスクに記憶するとともに、ジャーナルプリンタによ
りジャーナルに印字する。
【0016】そして、係員は購入客から表示部5に表示
されている定期券料金を受取り、発行された定期券を購
入客に渡す。次に、定期券(旧券)を用いた定期券(継
続券)の発行動作を説明する。まず、定期券(旧券)に
よる発行(継続)を指示するとともに、定期券(旧券)
を発行挿入口8に挿入する。すると、定期券(旧券)は
定期券発行部24内に受入れられ、定期券(旧券)の裏
面の磁気記録部に記録されている発行条件としての発着
駅、経由、氏名等が読取られ、CPU20に出力され
る。これにより、CPU20は表示部5でその内容と標
準の有効期間とによる発行内容と料金とをを表示する。
その後、発行日付、月数等の発行内容を確認後、発行の
指示を入力する。この際、条件設定操作部2を用いて変
更等を行っても良い。発行指示により、定期券発行部2
4により作成された定期券が発行挿入口8から発行され
る。
【0017】図4は、図1の定期券発行装置1をA−A
線で垂直に切断した垂直断面図であり(但し、表示部5
は省略する)、図3の定期券発行部24の内部構成を詳
細に示す図である。
【0018】定期券発行部24の上方(図4のB−B線
上方)には、図1の発行挿入口8を含む検出部90が設
けられており、さらに、発行する定期券に対する印刷を
行うと共に、磁気処理を行う発行処理部32が設けられ
ている。定期券発行部24の下方(B−B線下方)に
は、未印刷、未磁気記録の券紙Sが収納されている券紙
収納部33が設けられている。
【0019】券紙収納部33には、それぞれ所定枚数の
券紙Sが収納されている2つの券紙ホッパ34および3
5が上下に設けられている。券紙ホッパ34の券紙S
は、給紙ローラ36によって1通ずつ給紙され、取出し
ローラ対37および38によって取出し搬送路39を搬
送され、搬送路40に導かれるようになっている。券紙
ホッパ35の券紙Sは、給紙ローラ41によって1通ず
つ給紙され、取出しローラ対42および43によって取
出し搬送路44を搬送され、搬送路40に導かれるよう
になっている。
【0020】この搬送路40の他端は発行処理部32内
の主搬送路47と合流部48で合流し、券紙ホッパ34
あるいは35から搬送路40に導かれた券紙Sは上方へ
搬送され、発行処理部32内の主搬送路47に導かれる
ようになっている。
【0021】発行処理部32内の主搬送路47の一端
は、発行挿入口8に対応し、他端にはスイッチバック部
49が設けられている。この主搬送路47の合流部48
の後方には、有効期間、発着駅、経由、発行駅等の発行
内容を黒色で印刷する黒色印刷部50と、発行内容の一
部を赤色で印刷する赤色印刷部51とが設けられてお
り、黒色印刷部50、赤色印刷部51は、それぞれイン
クリボンと熱転写型のサーマルヘッド50a、51aに
よって構成されている。赤色印刷部51は、定期券上の
印刷内容を黒色で印刷した部分より強調したい場合に用
いるものであり、例えば、学割り定期の場合の「学」、
あるいはバス等での目視確認用に有効期限が赤色で印刷
されるようになっている。
【0022】スイッチバック部49と合流部48との間
に、副搬送路52が設けられている。副搬送路52上に
は、定期券等(旧券)に入鋏を行う入鋏部53、券紙S
の裏面の磁気記録部に磁気情報(有効期間、発着駅、経
由、発行駅等)を記録する書込ヘッド54、書込ヘッド
54で書込んだ券紙Sの裏面の磁気記録部の磁気情報を
読取ったり、定期券等(旧券)の裏面の磁気記録部の磁
気情報を読取る読取ヘッド55が設けられている。
【0023】黒色印刷部50の後方で主搬送路47と分
岐し、副搬送路52の一部を介してスイッチバック部4
9で再び主搬送路47に合流する黒単色バイパスとして
の分岐搬送路56が設けられている。また、合流部48
から発行挿入口8に発行される定期券が搬送されるとと
もに、発行挿入口8から挿入された定期券(旧券)が合
流部48に搬送される搬送路57が設けられている。
【0024】また、スイッチバック部49には、定期券
(旧券)を主搬送路47から分岐搬送する搬送路59が
設けられている。この搬送路59の一端の搬送先には図
示しない屑箱が設けられ、定期券(旧券)が回収される
ようになっている。合流部48の左側には、種々の券
(一括券、旧券、エラー券)を回収する回収箱60が設
けられている。
【0025】合流部48の近傍、(合流部48と黒色印
刷部50との間の)主搬送路47と副搬送路52の合流
部の近傍、主搬送路47から分岐搬送路56への分岐部
の近傍、スイッチバック部49の搬送路59への分岐部
の近傍には、それぞれゲート61、62、63、64が
設けられている。
【0026】ゲート61により、副搬送路52から搬送
されてきた券紙Sは搬送路57で搬送され発行挿入口8
へ導かれ、副搬送路52から搬送されてきた一括券、旧
券、エラー券は回収箱60へ導かれるように分岐される
ものである。ゲート62により、合流部48から搬送さ
れてきた券紙Sは主搬送路47で搬送され黒色印刷部5
0へ導かれ、合流部48から搬送されてきた定期券(旧
券)は副搬送路52で搬送され読取ヘッド55へ導かれ
るように分岐されるものである。ゲート63は、主搬送
路47から搬送されてきた券紙Sを、そのまま主搬送路
47で搬送し赤色印刷部51へ導くか、分岐搬送路56
へ分岐するかを切換えるものである。ゲート64は、主
搬送路47から搬送されてきた券紙Sをスイッチバック
部49に導き、主搬送路47から搬送されてきた定期券
(旧券)をスイッチバック部49へ導くか、搬送路59
へ導くかを切換えるものである。
【0027】尚、各搬送路には図示しない搬送検知セン
サ(光学センサ)が複数設けられており、これらのセン
サによって搬送異常が検知されるようになっている。次
に、この定期券発行部24の発行動作を説明する。発行
挿入口8から挿入された定期券(旧券)は、搬送路5
7、副搬送路52を介して搬送され、その裏面の磁気記
録部の磁気情報が読取ヘッド55により読取られる。そ
の後、定期券(旧券)は、入鋏部53で入鋏され、ゲー
ト64により搬送路59を搬送され、図示しない屑箱に
回収される。あるいは、定期券(旧券)は、ゲート64
によりスイッチバック部49へ搬送され、搬送方向が逆
転し、副搬送路52を介して搬送され、ゲート61によ
り回収箱60へ導かれ、回収される。
【0028】さらに、券紙ホッパ34から給紙ローラ対
36によって給紙された券紙Sは、取出し搬送路39、
搬送路40、主搬送路47を介してスイッチバック部4
9に導かれる。この主搬送路47を搬送される際に、黒
色印刷部50で黒色の印刷がなされると共に、赤色印刷
部51で赤色の印刷がなされる(印刷される内容は、発
行挿入口8から挿入された定期券(旧券)の磁気情報に
基づいて行なわれる)。ただし、黒色の印刷だけの場
合、券紙Sは、黒色印刷部50での印刷がなされた後、
分岐搬送路56を介してスイッチバック部49に導かれ
る。
【0029】スイッチバック部49で搬送方向が逆転し
た印刷済みの券紙Sは、副搬送路52を介して搬送さ
れ、この搬送の際に、書込ヘッド54によりその券紙S
の裏面の磁気記録部に磁気情報を書込み、その記録内容
を確認用に読取ヘッド55により読取る。この読取ヘッ
ド55による読取り結果が正しかった場合、副搬送路5
2からの券紙Sはゲート61により搬送路57を介して
発行挿入口8に搬送され、定期券として発行挿入口8か
ら発行される。読取ヘッド55による読取り結果が誤っ
てエラーとなった場合、副搬送路52からの券紙Sはゲ
ート61により回収箱60へ導かれる。
【0030】図5は、図4の検出部90を詳細に説明す
る図であり、(a)は搬送路57を券が通過していない
場合を示し、(b)は搬送路57を折れ曲がりや反りが
生じた券が通過した場合を示す。
【0031】検出部90には、発行挿入口8に挿入され
る定期券(旧券)と発行挿入口8から排出される定期券
(新規継続券)とを検知する挿入排出検知センサ99
と、定期券を搬入(引き込み)および搬出(排出)する
ために挟圧保持したり定期券が容易に取れるように挟圧
保持解除する離間可能な搬送ローラ対93と、定期券を
搬入および搬出するための搬送ローラ対94と、搬送ロ
ーラ対93および搬送ローラ対94の間に設けられた定
期券の折れ曲がりや反りに対応して半時計方向に回転す
るカード状態伝達部(L字状レバー)95と、カード状
態伝達部95の情報を読み取るための状態検知部92
と、カード状態伝達部95の支点96とが設けられてい
る。
【0032】搬送ローラ対93は、搬送路57を挟んで
上下二つの回動可能な搬送ローラ93aおよび93bに
より構成されおり、搬送ローラ対94は、搬送路57を
挟んで上下二つの回動可能な搬送ローラ94aおよび9
4bにより構成されている。
【0033】そして、定期券(旧券)の取り込み時には
搬送ローラ93aおよび94aは時計方向に回転し、逆
に、搬送ローラ93bおよび94aは反時計方向に回転
する(以下、この動作を「引き込み回転」と称する)。
この動作により、定期券(旧券)は発行挿入口8から搬
送路57に導かれる。定期券(継続券)の排出時には、
搬送ローラ93aおよび94aは反時計方向に回転し、
逆に、搬送ローラ93bおよび94aは時計方向に回転
する(以下、この動作を「排出回転」と称する)。この
動作により、定期券(継続券)は搬送路57から発行挿
入口8に導かれる。
【0034】つまり、検出部90では定期券(旧券)の
挿入と定期券(継続券)の発行とが兼用の発行挿入口8
で行われ、発行挿入口8に挿入された定期券(旧券)と
発行挿入口8から排出される定期券(継続券)との検知
が兼用の挿入排出検知センサ99で行われ、搬送ローラ
対93が定期券を搬送する状態と搬送しない状態に切り
換えるようにしたものである。
【0035】すなわち、定期券が発行挿入口8から挿入
され挿入排出検知センサ99を通過すると、搬送ローラ
対93が挿入された定期券を挟圧保持し、搬送路を搬送
させる。逆に、定期券が発行挿入口から排出される際に
挿入排出検知センサを通過すると、搬送ローラ対93を
離間させ、定期券の保持を解除して容易に取れるように
し、さらには、次に挿入される定期券(旧券)を受付け
るようにしたものである。
【0036】次に、カード状態伝達部95、状態検知部
92による折れ曲がり/反り検知方法の具体例を図5
(b)を用いて詳細に説明する。状態検知部92は、カ
ード状態伝達部95の半時計方向回転によりパルスを発
生させるパルス発生器を含んでいる。このパルス発生器
は、カード状態伝達部95の先端が搬送路57を搬送さ
れてくる定期券91の折れ曲がりや反りにより、垂直方
向に例えばL=0.1mm だけ半時計方向に回る角θ(カー
ド状態伝達部95aの状態に押し上げられたとき)で、
1パルス発生するものである。このパルス発生器により
発生したパルスは、パルスカウンタ100によりカウン
トされ、カウント結果はCPU70(このCPU70は
定期券発行部24全体を制御するものであり、後に詳し
く説明する)に与えられる。
【0037】CPU70には、予め一定の比較値(例え
ば10)が設定されている。パルスカウンタ100のカ
ウント結果が設定した比較値(10)未満であれば(つ
まりL<1.0mm )、CPU70は挿入された定期券は折
れ曲がりや反りが生じていないと判断する。逆に、パル
スカウンタ100のカウント結果が設定した比較値(1
0)以上であれば(つまりL≧1.0mm )、CPU70は
挿入された定期券は折れ曲がりや反りが生じていると判
断する(詳しくは図7のフローチャートで説明する)。
【0038】パルスカウンタ100のカウント値は、定
期券が搬送路57上に存在しない状態(L=0mm )か
ら、定期券が搬送路57上に存在しかつ定期券の折れ曲
がりや反りがある状態(L=1.0mm )までの相対的な変
化量を示している。このような相対値に基づいて折れ曲
がりや反りを検知する相対値検出方法であれば、仮にカ
ード状態伝達部95が折れ曲がりや反りを生じた定期券
を検知した後(例えばカード状態伝達部95がカード状
態伝達部95aのような状態になった後)、カード状態
伝達部95が完全に元の位置に戻らなくても(例えばカ
ード状態伝達部95がL=0.1mm 分程度半時計方向にオ
フセットしてしまっていても)、定期券の折れ曲がりや
反れは正しく検知できる。よって、相対知検出方法を用
いると、搬送路57とカード状態伝達部95との相対位
置関係を定期的にメンテナンスする必要がなくなる。
【0039】尚、この発明には、上記説明したように相
対値検出方法に限らず例えば、カード状態伝達部95と
搬送路57の間隔を予め調整しておき、カード状態伝達
部95が半時計方向に多少なりとも回転した場合は、定
期券は折れ曲がりや反りを生じていると判断する絶対値
検出方法にも適用できる。
【0040】図6は、図5のカード状態伝達部95の他
の実施例を示す図であり、(a)は、カード状態伝達部
95の先端部97に緩やかなR(アール)を付けて折り
曲げ加工した場合を示し、(b)は定期券を滑らかに搬
入、搬出するために、カード状態伝達部95の先端部に
ローラ98を設けた場合を示すものである。
【0041】図7は、定期券の挿入から定期券を定期券
発行装置1本体に取り込むまでを説明するフローチャー
トである。定期券(旧券)が図5(a)の発行挿入口8
に挿入されると(ステップST10)、挿入排出検知セ
ンサ99が定期券の挿入を検知し(ステップST1
2)、CPU70に定期券が挿入された挿入情報を伝え
る。CPU70はこの挿入情報により、搬送ローラ対9
3および94を引き込み回転させ、発行挿入口8に挿入
された定期券を搬送路57に引き込む(ステップST1
6)。引き込まれた定期券の厚さ方向のサイズ変化に対
応して、カード状態伝達部95は半時計方向に回転し、
その回転角に応じて状態検知部92がNパルスを発生さ
せる(ステップST18)。状態検知部92によって発
生させられたNパルスは、パルスカウンタ100によっ
てカウントされる。Nパルスのカウント値(N)は、C
PU70に予め設定した比較値ref と比較される(ステ
ップST20)。
【0042】カウント値(N)が予め設定した比較値re
f 未満であば(ステップST20、No)、定期券は折
れ曲がりや反りが生じていないと判断され、引続き搬送
ローラ対93および94が引き込み回転を行い、定期券
を定期券発行装置1本体に引き込む(ステップST2
2)。定期券が定期券発行装置1に引き込まれると、パ
ルスカウンタ100はカウント値がゼロにリセットされ
(ステップST30)、次に送られてくるパルスのカウ
ントに備える。
【0043】カウント値(N)が予め設定した比較値re
f 以上であば(ステップST20、Yes)、定期券は
折れ曲がりや反りを生じていると判断され、CPU70
は搬送ローラ対93および94を排出回転させ(ステッ
プST23)、定期券を排出する(ステップST2
4)。さらに、この定期券が使用できないことを音声あ
るいは表示部5により「この定期券は取扱いできませ
ん」等と案内する(ステップST26)。そしてパルス
カウンタ100はカウント値ゼロにリセットされ(ステ
ップST30)、次に送られてくるパルスのカウントに
備える。
【0044】図8は、図3の定期券発行部24を制御す
る制御部を示す図である。定期券発行部24の全体を制
御するCPU70には、図7のフローチャート実行のプ
ログラム等の制御プログラムおよびプログラム実行に伴
う種々なデータが記憶されるメモリ71と、図5の搬送
ローラ対93および94や各搬送路の搬送ローラ等を駆
動する搬送系駆動機構72を制御する駆動回路73と、
図4読取ヘッド55の読取り内容を再生する再生回路7
4と、図4の書込ヘッド54を駆動する駆動回路75
と、図4の取出しローラ対37等の券紙ホッパ34に対
する取出し機構76を駆動する駆動回路77と、図5の
挿入排出検知センサ99と、図4の取出しローラ対42
等の券紙ホッパ35に対する取出し機構78を駆動する
駆動回路79と、図5の状態検知部92と、図4の入鋏
部53を駆動する駆動回路80と、図4のゲート61、
62、63、64を駆動する駆動回路81と、図4の黒
色印刷部50を駆動する駆動回路82と、図4の赤色印
刷部51を駆動する駆動回路83と、図3のCPU20
と接続されるインターフェース84とが接続されてい
る。
【0045】また、CPU70は、図4の57に添って
点在する多数の図示しない搬送検知センサからの検知信
号に応じて、各搬送路でのジャム等の搬送異常を検知し
たり、各印刷部からの異常検知信号に応じて異常を検知
し、それらの検知結果をCPU20へ出力するようにな
っている。
【0046】尚、この実施例では、交通機関の一例とし
て電車の定期券の場合について説明したが、これに限ら
ず、この発明は、例えばバスを利用する場合や定期券以
外の券(プリペイドカード、ポストペイカード等)にも
適用できる。
【0047】
【発明の効果】折れ曲がりや反りにより厚み方向サイズ
が所定量以上になっているカードは、カード処理装置本
体内部のカード処理に回される前に、排出手段により本
体から吐き出されるから、このような折れ/反りカード
が装置本体内部で詰まって(ジャミング)カード処理が
中断するといった事故が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る定期券発行装置の正
面外観を例示する図。
【図2】この発明の一実施例に係る定期券発行装置の上
面外観を例示する図。
【図3】図1の定期券発行装置1全体を制御する制御部
の一例を示すブロック図。
【図4】図1の定期券発行装置1をA−A線で垂直に切
断した装置内部の構成を例示する図。
【図5】図4の検出部90を詳細に説明する図であり、
(a)は搬送路57を券が通過していない場合を示し、
(b)は搬送路57を折れ曲がりや反りが生じた券が通
過した場合を示す。
【図6】図5のカード状態伝達部95の他の実施例を示
す図であり、(a)は強度を増すためにカード状態伝達
部95の側面を折り曲げ加工すると共に滑らかに折り曲
げた先端部97を設けた場合を示し、(b)は定期券の
表面を傷つけずに滑らかに搬入、搬出するために、カー
ド状態伝達部95の先端部にローラ98を設けた場合を
示す。
【図7】定期券の挿入から定期券を定期券発行装置1本
体に取り込むまでを説明するフローチャート。
【図8】図3の定期券発行部24を制御する制御部の一
例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…定期券発行装置 2…条件設定操作
部 3、4…経由発着駅設定部 5…表示部 6…発行日付表示部 7…申込用紙挿入
口 8…発行挿入口 20…CPU 21…メモリ 22…氏名読取部 23…氏名転写部 24…定期券発行
部 25…ジャーナルプリンタ 26…磁気ディス
ク装置 27…通信制御部 32…発行処理部 33…券紙収納部 34、35…券紙
ホッパ 36、41…給紙ローラ 37、38、42、43…取出しローラ対 39、44…取出し搬送路 40、57、59
…搬送路 47…主搬送路 48…合流部 49…スイッチバック部 50…黒色印刷部 51…赤色印刷部 50a、51a…
サーマルヘッド 52…副搬送路 53…入鋏部 54…書込ヘッド 55…読取ヘッド 56…分岐搬送路 60…回収箱 61、62、63、64…ゲート 70…CPU(取り込み手段、排出手段、サイズ検知手
段、内部処理手段、判定手段) 71…メモリ 72…搬送系駆動
機構 73、75、77、79、80、81、82、83…駆
動回路 74…再生回路 76、78…取出
し機構 84…インターフェース 90…検出部 91…定期券 92…状態検知部
(サイズ検知手段) 93…搬送ローラ対(取り込み手段、排出手段) 93a、93b…搬送ローラ 94…搬送ローラ対(取り込み手段、排出手段) 94a、94b…搬送ローラ 95、95a…カード状態伝達部(サイズ検知手段) 96…支点 97…先端部 98…ローラ 99…挿入排出検知センサ(取り込み手段) 100…パルスカウンタ(サイズ検知手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報が書き込まれるカードを取り
    扱うカード処理装置本体と;前記カードを前記カード処
    理装置本体の内部に取り込む取り込み手段と;前記取り
    込み手段により取り込まれた前記カードの厚み方向のサ
    イズを検知するサイズ検知手段と;前記サイズ検知手段
    により検知された前記カードの厚み方向のサイズが所定
    量以上のときに、前記カードを前記カード処理装置本体
    から排出する排出手段と;前記サイズ検知手段により検
    知された前記カードの厚み方向のサイズが所定量未満の
    ときに、前記カードを前記カード処理装置本体の内部で
    処理する内部処理手段とを備えたことを特徴とするカー
    ド処理装置。
  2. 【請求項2】 前記サイズ検知手段が、 取り込まれたカードの厚み方向の変化量を検知する厚み
    変化検知手段と、 前記厚み変化検知手段で検知された前記カードの厚み方
    向の変化量から前記カードの折れ曲がり状態を判定する
    判定手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のカ
    ード処理装置。
  3. 【請求項3】 前記取り込み手段が、 前記カード処理装置本体にカードが差し込まれたことを
    検知するセンサと、 前記センサが前記カードの差し込みを検知すると前記カ
    ードを前記カード処理装置本体内部に引き込むように回
    転し、前記カードの厚み方向サイズが前記所定量以上で
    あることを前記排出手段が検出するとこのカードを前記
    カード処理装置本体外部へ吐き出すように回転するロー
    ラとを含むことを特徴とする請求項1に記載のカード処
    理装置。
  4. 【請求項4】 所定の情報が書き込まれるカードを取り
    扱うカード処理装置へカードを取り込み;前記取り込ま
    れた前記カードの厚み方向のサイズ変化量を検知し;前
    記カードの厚み方向のサイズ変化量が所定量以上のとき
    に、前記カードを前記カード処理装置から排出し;前記
    カードの厚み方向サイズ変化量が所定量未満のときに、
    前記カードを前記カード処理装置の内部で処理すること
    を特徴とするカード処理方法。
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