JPH07272009A - 定期券発行装置 - Google Patents

定期券発行装置

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JPH07272009A
JPH07272009A JP6143094A JP6143094A JPH07272009A JP H07272009 A JPH07272009 A JP H07272009A JP 6143094 A JP6143094 A JP 6143094A JP 6143094 A JP6143094 A JP 6143094A JP H07272009 A JPH07272009 A JP H07272009A
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JP
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JP6143094A
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English (en)
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Toshiyuki Misonoo
俊行 御園生
Shigeru Ichiura
茂 市浦
Takatomo Suzuki
貴智 鈴木
Akira Sugawara
晃 菅原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、手差しによる券紙に対する定期券
の発行時に、券紙の表裏を逆向きに設定してしまった場
合でも、定期券の誤発行を防止でき、係員の不正をチェ
ックし易いことを目的とする。 【構成】この発明の定期券発行装置は、定期券を発行す
る条件を設定し、この設定された発行条件に応じた定期
券を発行するものにおいて、手差しで未記録の券紙Sを
挿入し、この券紙Sの一方の面にダミーデータを磁気記
録した後、その券紙Sの一方の面の記録内容を読取り、
その読取り結果により、券紙Sの挿入方向が正しいか否
かを判定し、正しい場合に、上記設定済みの発行条件に
応じた磁気情報を券紙Sの一方の面を記録し、その条件
に応じた印刷情報を券紙Sの他方の面に印刷した定期券
を発行するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば交通機関で
用いられる定期券を印刷発行する定期券発行装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、定期券(たとえば、鉄道、バス等
の交通機関で用いられる)を発行する定期券発行装置が
実用化されている。このような定期券発行装置では、定
期券を発行する場合に、発駅釦、着駅釦、経由等の発行
条件を設定したり、旧券の読取りを行うことにより、定
期券発行部で定期券を発行するようになっている。
【0003】従来の装置では、定期券発行部で券ホッパ
から取出した券紙の表面に定期券の内容である有効期
間、発着駅、経由等を印刷するとともに、その裏面の磁
気記録部にその発行内容を磁気記録し、その後、印刷と
磁気記録がなされた券紙が定期券として発行口から発行
されるようになっている。
【0004】このような装置において、定期券発行部で
券ホッパからの券紙の取出し異常が生じている場合、券
紙を手差しで挿入することにより、定期券が発行できる
ものがようになっている。
【0005】しかし、このような手差しによる券紙に対
する定期券の発行時に、券紙のセットミス、つまり券紙
の表裏を逆向きにセットしてしまった場合、正しく印刷
や磁気記録が行われない定期券が発行(誤発行)されて
しまう。この誤発行された定期券も発行枚数にカウント
されるが、発売できないため、発行枚数と売上げ額との
照合が付かなくなる。このため、係員の不正をチェック
する際に、チェックし難いものとなっている。
【0006】また、この誤発行された定期券の印刷面に
は何も印刷されていないため、誤って再使用される場合
があり、この場合、券紙の枚数と発行枚数の照合ができ
なくなることがある。このため、金銭的なトラブルを生
じる可能性があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、手差しによる券紙に対する定期券の発行時に、
券紙の表裏を逆向きに設定してしまった場合に、定期券
が誤発行されてしまい、係員の不正をチェックし難いと
いう欠点を除去するもので、手差しによる券紙に対する
定期券の発行時に、券紙の表裏を逆向きに設定してしま
った場合でも、定期券の誤発行を防止でき、係員の不正
をチェックし易い定期券発行装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の定期券発行装
置は、定期券を発行する条件を設定する設定手段、磁気
記録面を有する未記録の券を受入れる受入手段、この受
入手段により受入れた券を搬送する搬送手段、この搬送
手段で搬送される券の一方の面にダミーデータを磁気記
録する記録手段、上記搬送手段で搬送される券の一方の
面からダミーデータを読取る読取手段、この読取手段に
より正しくダミーデータが読み取られたか否かで、上記
受入手段により受入れた券の受入れ方向が正しいか否か
を判定する判定手段、この判定手段により券の受入れ方
向が正しいと判定された際に、再び上記搬送手段により
搬送することにより、上記設定手段により設定された発
行条件に応じた磁気情報を上記記録手段により上記券の
磁気記録面に記録する処理手段、およびこの処理手段に
より磁気情報が記録された券を定期券として発行する発
行手段から構成されている。
【0009】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段、磁気記録面を有する未
記録の券を受入れる受入手段、この受入手段により受入
れた券を搬送する搬送手段、この搬送手段で搬送される
券の一方の面にダミーデータを磁気記録する記録手段、
上記搬送手段で搬送される券の一方の面からダミーデー
タを読取る読取手段、この読取手段により正しくダミー
データが読み取られたか否かで、上記受入手段により受
入れた券の受入れ方向が正しいか否かを判定する判定手
段、この判定手段により券の受入れ方向が正しいと判定
された際に、再び上記搬送手段により搬送することによ
り、上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁
気情報を上記記録手段により上記券の磁気記録面に記録
する処理手段、この処理手段により磁気情報が記録され
た券を定期券として発行する発行手段、および上記判定
手段により券の受入れ方向が正しくないと判定した際、
その誤りの発生を案内する案内手段から構成されてい
る。
【0010】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段、磁気記録面とこの磁気
記録面と異なる印刷面を有する未記録の券を受入れる受
入手段、この受入手段により受入れた券を搬送する搬送
手段、この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミー
データを磁気記録する記録手段、上記搬送手段で搬送さ
れる券の一方の面からダミーデータを読取る読取手段、
この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
が正しいか否かを判定する判定手段、この判定手段によ
り券の受入れ方向が正しいと判定された際に、再び上記
搬送手段により搬送することにより、上記設定手段によ
り設定された発行条件に応じた磁気情報を、上記記録手
段により上記券の磁気記録面に記録する処理手段、この
処理手段により磁気情報が記録され、上記搬送手段によ
り搬送される券の印刷面に上記設定手段により設定され
た発行条件に応じた印刷情報を印刷する印刷手段、およ
びこの処理手段により磁気情報が記録された券を定期券
として発行する発行手段とから構成されている。
【0011】この発明の定期券発行装置は、定期券を発
行する条件を設定する設定手段、磁気記録面とこの磁気
記録面と異なる印刷面を有する未記録の券を受入れる受
入手段、この受入手段により受入れた券を搬送する搬送
手段、この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミー
データを磁気記録する記録手段、上記搬送手段で搬送さ
れる券の一方の面からダミーデータを読取る読取手段、
この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
が正しいか否かを判定する判定手段、この判定手段によ
り券の受入れ方向が正しいと判定された際に、再び上記
搬送手段により搬送することにより、上記設定手段によ
り設定された発行条件に応じた磁気情報を、上記記録手
段により上記券の磁気記録面に記録する処理手段、この
処理手段により磁気情報が記録され、上記搬送手段によ
り搬送される券の印刷面に上記設定手段により設定され
た発行条件に応じた印刷情報を印刷する印刷手段、この
処理手段により磁気情報が記録された券を定期券として
発行する発行手段、および上記判定手段により券の受入
れ方向が正しくないと判定した際、その誤りの発生を案
内する案内手段から構成されている。
【0012】
【作用】この発明は、上記のような構成において、定期
券を発行する条件を設定し、この設定された発行条件に
応じた定期券を発行するものにおいて、手差しで未記録
の券を挿入し、この手差しの未記録の券にダミーデータ
を磁気記録した後、その記録内容を読取り、その券の挿
入方向が正しいか否かを判定し、正しい場合に、上記設
定済みの発行条件に応じた情報を記録した定期券を発行
するようにしたものである。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2、図3はこの発明の定期券発行装
置1の外観を示すもので、図2は正面からの図であり、
図3は上面からの図である。この定期券発行装置1は、
購入情報の一部が入力される条件設定操作部2、複数の
発駅と着駅を設定するための駅名釦と経由を設定するた
めの経由釦とが縦方向、横方向に配列表示されたタッチ
パネル内蔵のカラー液晶表示部(LCD)によって構成
される経由発着駅設定部3、4、入力手順あるいは上記
条件設定操作部2、経由発着駅設定部3、4により入力
された発行情報やエラー内容等を表示するカラー液晶表
示部(LCD)によって構成される表示部5、発行日付
を表示する発行日付表示部6、購入客により購入情報が
書かれた申込用紙が挿入される申込用紙挿入口7、定期
券が発行される定期券発行口8、旧券、手差し券挿入口
9が設けられている。
【0014】次に、上記定期券発行装置1の制御回路を
図4を用いて説明する。すなわち、上記定期券発行装置
1の全体を制御する制御部としてのCPU20が設けら
れている。このCPU20には、制御プログラムや文字
パターン等が記憶されているとともに、種々のデータが
記憶されるメモリ21、上記申込用紙挿入口7に対応し
て設けられている氏名読取部22と氏名転写部23、定
期券発行口8と旧券、手差し券挿入口9に対応して設け
られている定期券発行部24、売上デ―タ等をジャ―ナ
ル(図示しない)に印刷するジャ―ナルプリンタ25、
定期券発行に関する種々の情報たとえば売上デ―タある
いは運賃デ―タ等が記憶されている磁気ディスク(図示
しない)を扱う磁気ディスク装置26、図示しない通信
回線を介してホストコンピュータ等の外部装置と接続さ
れる通信制御部27、上記条件設定操作部2、経由発着
駅設定部3、4、および表示部5が接続されている。
【0015】上記氏名転写部23は、CCD等により構
成され、申込用紙挿入口7から挿入される申込用紙上の
(購入者による自筆の)氏名を読取り、画素デ―タ(イ
メ―ジパタ―ンデ―タ)に変換するものである。
【0016】上記定期券発行部24は、定期券用紙の購
入情報に対応した印刷データや旧券、手差し券挿入口9
から挿入された旧券に対応した印刷データを印刷したり
磁気情報を記録し、この新規な定期券を定期券発行口8
から発行するものである。
【0017】次に、上記定期券発行部24の内部構成
を、図5に示す断面図を参照しつつ説明する。すなわ
ち、本体31の上面左側(フロント側)には、上記定期
券発行口8と旧券、手差し券挿入口9とが設けられてい
る。
【0018】本体31内の上方には、発行する定期券に
対する印刷を行うとともに、磁気記録を行う発行処理部
32が設けられ、本体31内の下方には、未印刷、未磁
気記録の券紙Sが収納されている券紙収納部33が設け
られている。
【0019】上記券紙収納部33には、それぞれ所定枚
数の券紙S、…が収納されている2つの券紙ホッパ3
4、35が上下に設けられている。上記券紙ホッパ34
の券紙Sは給紙ローラ36によって1通ずつ給紙され、
取出しローラ37、38によって取出し搬送路39を搬
送され、搬送路40に導かれるようになっている。
【0020】上記券紙ホッパ35の券紙Sは給紙ローラ
41によって1通ずつ給紙され、取出しローラ42、4
3によって取出し搬送路44を搬送され、搬送路40に
導かれるようになっている。
【0021】上記取出し搬送路39の取出しローラ37
の近傍と、取出し搬送路44の取出しローラ42の近傍
には、それぞれ券紙の取出しを光学的に検知する取出し
センサ45、46が設けられている。
【0022】取出し時に、取出しローラ37(42)を
所定時間動かした際に、取出しセンサ45(46)がオ
ンされなかった場合に、取出し異常を判定するようにな
っている。
【0023】この搬送路40の他端は上記発行処理部3
2内の主搬送路47と合流部48で合流し、上記券紙ホ
ッパ34あるいは35から上記搬送路40に導かれた券
紙Sは上方へ搬送され、発行処理部32内の主搬送路4
7に導かれるようになっている。
【0024】上記発行処理部32内の主搬送路47の一
端は、上記定期券発行口8に対応し、他端にはスイッチ
バック部49が設けられている。この主搬送路47の合
流部48の後方には、券紙Sの裏面の磁気記録部に磁気
情報(有効期間、発着駅、経由、発行駅等)を記録する
書込ヘッド54、書込ヘッド54で書込んだ券紙Sの裏
面の磁気記録部の磁気情報を読取ったり、旧券の裏面の
磁気記録部の磁気情報を読取る読取ヘッド55、旧券に
入鋏を行う旧券入鋏部53が設けられている。
【0025】上記スイッチバック部49と上記合流部4
8との間に、副搬送路52が設けられている。副搬送路
52上には、発行内容の一部を赤色で印刷する赤色印刷
部51と、有効期間、発着駅、経由、発行駅等の発行内
容を黒色で印刷する黒色印刷部50とが設けられてい
る。赤色印刷部51は、定期券上の印刷内容を黒色で印
刷した部分より強調したい場合に用いるものであり、た
とえば、学割り定期の場合の「学」、あるいはバス等で
の目視確認用に有効期限が赤色で印刷されるようになっ
ている。
【0026】また、上記合流部48から上記定期券発行
口8に発行される定期券が搬送される搬送路57が設け
られ、上記旧券、手差し券挿入口9と上記搬送路57と
の間に、旧券、あるいは手差し券が搬送される搬送路5
8が設けられている。
【0027】また、上記スイッチバック部49には、上
記旧券を主搬送路47から分岐搬送する搬送路59が設
けられている。この搬送路59の一端の搬送先には図示
しない屑箱が設けられ、旧券が回収されるようになって
いる。
【0028】上記合流部48の左側には、種々の券(一
括券、旧券、エラー券)を回収する回収箱60が設けら
れている。上記合流部48の近傍、上記合流部48と書
込ヘッド54との間の主搬送路47と副搬送路52の合
流部の近傍、スイッチバック部49と旧券入鋏部53と
の間の主搬送路47から副搬送路52への分岐部の近
傍、スイッチバック部49の搬送路59への分岐部の近
傍には、それぞれゲート61、62、63、64が設け
られている。
【0029】ゲート61により、副搬送路52から搬送
されてきた券紙Sは搬送路57で搬送され定期券発行口
8へ導かれ、副搬送路52から搬送されてきた一括券、
旧券、エラー券は回収箱59へ導かれるように分岐され
るものである。
【0030】ゲート62により、合流部48から搬送さ
れてきた券紙Sは主搬送路47で搬送され書込ヘッド5
4へ確実に導かれるものである。ゲート63により、ス
イッチバック部49により搬送される券紙Sを、副搬送
路52へ分岐搬送し、赤色印刷部51へ導くものであ
る。
【0031】ゲート64により主搬送路47により搬送
される券紙Sをスイッチバック部49に導かれ、主搬送
路47により搬送される旧券をスイッチバック部49へ
導くか搬送路59へ導くかを切換えるものである。
【0032】また、各搬送路には図示しない搬送検知セ
ンサ(光学センサ)が設けられており、搬送異常が検知
されるようになっている。上記黒色印刷部50、赤色印
刷部51は、それぞれインクリボンと熱転写型のサーマ
ルヘッド50a、51aによって構成されている。
【0033】次に、上記定期券発行部24の制御回路を
図1を用いて説明する。すなわち、上記定期券発行部2
4の全体を制御する制御部としてのCPU70が設けら
れている。このCPU70には、制御プログラム等が記
憶されているとともに、種々のデータが記憶されるメモ
リ71、上記各搬送路の搬送ローラ等を駆動する搬送系
駆動機構72を制御する駆動回路73、上記読取ヘッド
55の読取り内容を再生する再生回路74、上記書込ヘ
ッド54を駆動する駆動回路75、上記取出しローラ3
7等の券紙ホッパ34に対する取出し機構76を駆動す
る駆動回路77、上記取出しローラ42等の券紙ホッパ
35に対する取出し機構78を駆動する駆動回路79、
上記旧券入鋏部53を駆動する駆動回路80、上記ゲー
ト61、62、63、64を駆動する駆動回路81、上
記黒色印刷部50を駆動する駆動回路82、上記赤色印
刷部51を駆動する駆動回路83、上記CPU20と接
続されるインターフェース84、および取出しセンサ4
5、46が接続されている。
【0034】上記CPU70は、券紙ホッパ34(3
5)から券紙Sを取出す際、取出しローラ37(42)
等を所定時間駆動し、取出しセンサ45(46)がオン
されなかった場合に、取出し異常を検知し、その検知結
果をCPU20へ出力するようになっている。CPU7
0は上記取出し異常が何回か検知された際に、その検知
結果をCPU20へ出力するようにしても良い。
【0035】また、上記CPU70は、図示しない搬送
検知センサからの検知信号に応じて、各搬送路でのジャ
ム等の搬送異常を検知したり、各印刷部からの異常検知
信号に応じて異常を検知し、それらの検知結果をCPU
20へ出力するようになっている。
【0036】上記のような構成において、発行動作を説
明する。まず、券紙ホッパ34から給紙ローラ36によ
って給紙された券紙Sは、取出し搬送路39、搬送路4
0、主搬送路47を介してスイッチバック部49に導か
れる。このスイッチバック部49で搬送方向が逆転され
た券紙Sはゲート63により副搬送路52を介して搬送
される。この副搬送路52を搬送される際に、定期券の
発行内容に対応して、赤色印刷部51で赤色の印刷がな
されるとともに、黒色印刷部50で黒色の印刷がなされ
た後、ゲート61により搬送路57に導かれ、一時保留
される。
【0037】ただし、黒色の印刷だけの場合、券紙S
は、黒色印刷部50でのみ印刷がなされた後、ゲート6
1により搬送路57に導かれ、一時保留される。この
後、印刷済みの券紙Sは、再び搬送方向が逆転し、主搬
送路47を介して搬送され、スイッチバック部49に導
かれる。この主搬送路47を搬送される際に、書込ヘッ
ド54によりその券紙Sの裏面の磁気記録部に定期券の
発行内容に対応する磁気情報を書込み、その記録内容を
確認用に読取ヘッド55により読取る。
【0038】この読取ヘッド55による読取り結果が正
しかった場合、スイッチバック部49で搬送方向が逆転
した券紙Sはゲート63により副搬送路52を介して搬
送され、さらに、ゲート61により搬送路57を介して
定期券発行口8に搬送され、その定期券発行口8から発
行される。
【0039】上記読取ヘッド55による読取り結果が誤
ってエラーとなった場合、副搬送路52からの券紙Sは
ゲート61により回収箱59へ導かれる。旧券、手差し
券挿入口9から挿入された旧券は、搬送路58、57、
主搬送路47を介して搬送され、その裏面の磁気記録部
の磁気情報が読取ヘッド55により読取られる。その
後、旧券は旧券入鋏部53で入鋏され、ゲート64によ
り搬送路59を搬送され、屑箱(図示しない)に回収さ
れるか、あるいはゲート64によりスイッチバック部4
9で搬送され、搬送方向が逆転し、副搬送路52を介し
て搬送され、ゲート61により回収箱59へ導かれ、回
収される。
【0040】また、券紙Sが券紙ホッパ34から給紙ロ
ーラ36によって給紙される際に、給紙ローラ36、取
出しローラ37を所定時間回転させても取出しセンサ4
5がオンしなかった場合、CPU70からCPU20へ
取出し異常が出力され、CPU20は取出し異常と判断
し、図6に示すように、表示部5の発行内容が表示され
ている下部に「券紙の取出しエラー」「券紙を旧券、手
差し券挿入口に挿入して下さい」という案内が表示され
る。
【0041】そして、旧券、手差し券挿入口9に手差し
で券紙Sが挿入されると、搬送路58、57、主搬送路
47を介して搬送され、スイッチバック部49に導かれ
る。この主搬送路47を搬送される際に、書込ヘッド5
4によりその券紙Sの裏面の磁気記録部にダミーデータ
としての磁気情報を書込み、その記録内容を確認用に読
取ヘッド55により読取る。
【0042】この読取ヘッド55による読取り結果が正
しかった場合、つまり券紙Sの挿入方向が正しいと判断
し、スイッチバック部49で搬送方向が逆転した券紙S
はゲート63により副搬送路52を介して搬送される。
この副搬送路52を搬送される際に、定期券の発行内容
に対応して、赤色印刷部51で赤色の印刷がなされると
ともに、黒色印刷部50で黒色の印刷がなされた後、ゲ
ート61により搬送路57に導かれ、一時保留される。
【0043】ただし、黒色の印刷だけの場合、券紙S
は、黒色印刷部50でのみ印刷がなされた後、ゲート6
1により搬送路57に導かれ、一時保留される。この
後、印刷済みの券紙Sは、再び搬送方向が逆転し、主搬
送路47を介して搬送され、スイッチバック部49に導
かれる。この主搬送路47を搬送される際に、書込ヘッ
ド54によりその券紙Sの裏面の磁気記録部に定期券の
発行内容に対応する磁気情報を書込み、その記録内容を
確認用に読取ヘッド55により読取る。
【0044】この読取ヘッド55による読取り結果が正
しかった場合、スイッチバック部49で搬送方向が逆転
した券紙Sはゲート63により副搬送路52を介して搬
送され、さらに、ゲート61により搬送路57を介して
定期券発行口8に搬送され、その定期券発行口8から発
行される。
【0045】上記読取ヘッド55による読取り結果が誤
ってエラーとなった場合、副搬送路52からの券紙Sは
ゲート61により回収箱59へ導かれる。この際、券紙
Sのエンコードエラーを、CPU70からCPU20へ
出力し、CPU20がその内容を表示部5で案内する。
【0046】また、上記読取ヘッド55によるダミーデ
ータの読取り結果が誤っていた場合、つまり券紙Sの挿
入方向が誤っていると判断し、スイッチバック部49で
搬送方向が逆転した券紙Sはゲート63により副搬送路
52を介して搬送され、さらに、ゲート61により搬送
路57を介して定期券発行口8に搬送され、その定期券
発行口8から排出される。
【0047】この際、券紙Sの挿入方向が誤っている旨
を、CPU70からCPU20へ出力し、CPU20が
その内容を表示部5で案内する。上記の手差しで券紙S
が挿入された際の定期券の発行動作を、図7のフローチ
ャートに示す。
【0048】次に、このような構成において、定期券の
発行動作を説明する。すなわち、申込用紙による定期券
の購入申込みにより、係員は、経由発着駅設定部3、4
により発駅(A駅)、着駅(B駅)(利用区間)、経由
を入力する。この際、入力された発駅、着駅、経由に対
応する駅名釦部は表示色が変更される。
【0049】ついで、係員は発着駅と経由以外の購入申
込み内容に基づく所定のデ―タ(たとえば、通用箇月、
性別、年齢、発行年月日等の購入情報)を条件設定操作
部2を用いて入力する。
【0050】また、係員は申込用紙を申込用紙挿入口7
に挿入し、氏名読取部22により申込用紙に記載された
氏名の読取処理を行う。すると、CPU20は上記入力
デ―タに応じた発行内容と料金等を図6に示すように、
表示部5で表示する。
【0051】また、CPU20は上記入力デ―タに基づ
きメモリ21から文字パタ―ンを読出し、この文字パタ
―ンと氏名転写部23によって読取った購入客による自
筆の氏名に対応する画素デ―タとにより、対応する定期
券の表面の印刷デ―タを編集作成し、表示部5で表示す
る。
【0052】そして、上記表示部5に表示された発行内
容が満足するものであった場合、係員はスタートキー1
1を投入する。すると、CPU20は定期券発行部24
を制御し、上記発行内容を磁気記録するとともに、購入
者の氏名のイメージパターンデータに基づいた氏名転写
と、購入内容を印刷して定期券発行口8から発行する。
また、CPU20は定期券料金も表示部5で表示する。
【0053】また、CPU20は、上記取引結果を磁気
ディスク装置26により磁気ディスクに記憶するととも
に、ジャーナルに印字する。この結果、係員は購入客か
ら表示部5に表示されている定期券料金を受取り、発行
された定期券を購入客に渡す。
【0054】また、旧券を用いた継続券の発行を行う場
合、旧券による発行(継続)を指示するとともに、旧券
を旧券、手差し券挿入口9に挿入する。すると、旧券は
定期券発行部24内に受入れられ、旧券の裏面の磁気記
録部に記録されている発行条件としての発着駅、経由、
氏名等が読取られ、CPU20に出力される。これによ
り、CPU20は表示部5でその内容と標準の有効期間
とによる発行内容と料金とをを表示する。その後、発行
日付、月数等の発行内容を確認後、発行の指示を入力す
る。この際、条件設定操作部2を用いて変更等を行って
も良い。上記発行指示により、定期券発行部24により
作成された定期券が定期券発行口8から発行される。
【0055】上記したように、定期券を発行する条件を
設定し、この設定された発行条件に応じた定期券を発行
するものにおいて、手差しで未記録の券紙を挿入し、こ
の券紙の一方の面にダミーデータを磁気記録した後、そ
の券紙の一方の面の記録内容を読取り、その読取り結果
により、券紙の挿入方向が正しいか否かを判定し、正し
い場合に、上記設定済みの発行条件に応じた磁気情報を
券紙の一方の面を記録し、その条件に応じた印刷情報を
券紙の他方の面に印刷した定期券を発行するようにした
ものである。
【0056】これにより、手差しによる券紙に対する定
期券の発行時に、券紙の表裏を逆向きに設定してしまっ
た場合でも、定期券の誤発行を防止でき、係員の不正を
チェックし易いものである。
【0057】また、券紙の逆差しによる誤発券が防止さ
れることにより、廃券処理をする券が減少し、データ集
計が容易になる。また、金銭のトラブルの防止につなが
る。また、発行枚数と売上額の照合がとり易くなり、係
員の不正チェックがやり易くなる。
【0058】さらに、特別なハードウェア構成を必要と
せずに、ソフトウェア(ファームウェア)の変更で、上
記誤発券防止機構を組み込むことが可能であり、コスト
の低減が図れる。なお、前記実施例では、交通機関の一
例として電車の場合について説明したが、これに限ら
ず、バス等で用いる場合であっても良い。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
手差しによる券紙に対する定期券の発行時に、券紙の表
裏を逆向きに設定してしまった場合でも、定期券の誤発
行を防止でき、係員の不正をチェックし易い定期券発行
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における定期券発行装置の
定期券発行部の制御回路の要部を示すブロック図。
【図2】定期券発行装置の外観を示す正面図。
【図3】定期券発行装置の外観を示す上面図。
【図4】定期券発行装置の制御回路の要部を示すブロッ
ク図。
【図5】定期券発行部の内部構成を示す断面図。
【図6】表示部により表示される発行内容を示す図。
【図7】手差しで券紙が挿入された際の定期券の発行動
作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…定期券発行装置 2…条件設定操作部 5…表示部 8…定期券発行口 9…旧券、手差し券挿入口 20…CPU 24…定期券発行部 S…券紙 50…黒色印刷部 51…赤色印刷部 54…書込ヘッド 55…読取ヘッド 70…CPU 71…メモリ 72…搬送系駆動装置
フロントページの続き (72)発明者 菅原 晃 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 磁気記録面を有する未記録の券を受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れた券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミーデータ
    を磁気記録する記録手段と、 上記搬送手段で搬送される券の一方の面からダミーデー
    タを読取る読取手段と、 この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
    か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
    が正しいか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により券の受入れ方向が正しいと判定され
    た際に、再び上記搬送手段により搬送することにより、
    上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁気情
    報を上記記録手段により上記券の磁気記録面に記録する
    処理手段と、 この処理手段により磁気情報が記録された券を定期券と
    して発行する発行手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  2. 【請求項2】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 磁気記録面を有する未記録の券を受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れた券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミーデータ
    を磁気記録する記録手段と、 上記搬送手段で搬送される券の一方の面からダミーデー
    タを読取る読取手段と、 この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
    か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
    が正しいか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により券の受入れ方向が正しいと判定され
    た際に、再び上記搬送手段により搬送することにより、
    上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁気情
    報を上記記録手段により上記券の磁気記録面に記録する
    処理手段と、 この処理手段により磁気情報が記録された券を定期券と
    して発行する発行手段と、 上記判定手段により券の受入れ方向が正しくないと判定
    した際、その誤りの発生を案内する案内手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  3. 【請求項3】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 磁気記録面とこの磁気記録面と異なる印刷面を有する未
    記録の券を受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れた券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミーデータ
    を磁気記録する記録手段と、 上記搬送手段で搬送される券の一方の面からダミーデー
    タを読取る読取手段と、 この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
    か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
    が正しいか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により券の受入れ方向が正しいと判定され
    た際に、再び上記搬送手段により搬送することにより、
    上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁気情
    報を、上記記録手段により上記券の磁気記録面に記録す
    る処理手段と、 この処理手段により磁気情報が記録され、上記搬送手段
    により搬送される券の印刷面に上記設定手段により設定
    された発行条件に応じた印刷情報を印刷する印刷手段
    と、 この処理手段により磁気情報が記録された券を定期券と
    して発行する発行手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
  4. 【請求項4】 定期券を発行する条件を設定する設定手
    段と、 磁気記録面とこの磁気記録面と異なる印刷面を有する未
    記録の券を受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れた券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される券の一方の面にダミーデータ
    を磁気記録する記録手段と、 上記搬送手段で搬送される券の一方の面からダミーデー
    タを読取る読取手段と、 この読取手段により正しくダミーデータが読み取られた
    か否かで、上記受入手段により受入れた券の受入れ方向
    が正しいか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により券の受入れ方向が正しいと判定され
    た際に、再び上記搬送手段により搬送することにより、
    上記設定手段により設定された発行条件に応じた磁気情
    報を、上記記録手段により上記券の磁気記録面に記録す
    る処理手段と、 この処理手段により磁気情報が記録され、上記搬送手段
    により搬送される券の印刷面に上記設定手段により設定
    された発行条件に応じた印刷情報を印刷する印刷手段
    と、 この処理手段により磁気情報が記録された券を定期券と
    して発行する発行手段と、 上記判定手段により券の受入れ方向が正しくないと判定
    した際、その誤りの発生を案内する案内手段と、 を具備したことを特徴とする定期券発行装置。
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